JP2006126312A - スクリーン、スクリーンの製造方法及びプロジェクタ - Google Patents

スクリーン、スクリーンの製造方法及びプロジェクタ Download PDF

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    • G03B21/62Translucent screens
    • G03B21/625Lenticular translucent screens

Abstract

【課題】シンチレーションの低減と画像の高精細化とを両立でき、かつ良好な視野角特性のスクリーン、そのスクリーンを容易に製造可能なスクリーンの製造方法、及びプロジェクタを提供すること。
【解決手段】画像信号に応じた光を透過するスクリーン30であって、平面上に配列された複数の導光部205と、導光部205に対応して導光部205の入射側に設けられ、画像信号に応じた光Lpを集光するレンズ素子201と、を有し、導光部205は、画像信号に応じた光Lpの入射側から出射側に向かって漸次小さくなるようなテーパ形状をなす。
【選択図】 図4

Description

本発明は、スクリーン、スクリーンの製造方法及びプロジェクタ、特に、画像信号に応じた光を透過させることにより画像を表示するプロジェクタに好適なスクリーンの技術に関する。
画像信号に応じた光を透過させることにより画像を表示する、いわゆるリアプロジェクタには、光を透過させる透過型のスクリーンが用いられる。近年、プロジェクタは、光学系の改良によって高精細化、高輝度化が進められている。高精細化、高輝度化が進められると、画像信号に応じた光同士が干渉し合うことでシンチレーションを起こし易くなる。シンチレーションは、画像信号とは関係無く明るい部分と暗い部分とを画像中に生じさせることから、画質を低下させる原因となり得る。シンチレーションの発生を低減するための技術は、例えば、特許文献1及び2に提案されている。
特開2002−174860号公報 特開2002−139799号公報
シンチレーションは、スクリーンにおける光の拡散度を大きくすることで低減できると考えられる。そのため、特許文献1に開示されるように、スクリーンは、拡散材の含有量や拡散層の層厚を調節することでシンチレーションを低減できる。しかし、スクリーンでの光の拡散度を大きくすると、画素同士の重なり合いを生じることから投写像の解像度が低下してしまう。このため、画像の高精細化とシンチレーションの低減とは両立し得ず、高品質な画像を得ることが難しいと考えられる。特許文献2に開示されている技術によると、画像の高精細化とシンチレーションの低減との両立が可能であると考えられる。高精細な画像を得るためには、微小な導光体を形成することとなる。特許文献2に提案されている技術では、微小な導光体を用いるスクリーンを製造することは困難であると考えられる。また、シンチレーションの低減とともに視野角特性を向上するための構成については、特許文献2において触れられていない。本発明は、上述に鑑みてなされたものであり、シンチレーションの低減と画像の高精細化とを両立でき、かつ良好な視野角特性のスクリーン、そのスクリーンを容易に製造可能なスクリーンの製造方法、及びそのスクリーンを用いるプロジェクタを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明によれば、画像信号に応じた光を透過するスクリーンであって、平面上に配列された複数の導光部と、導光部の入射側に設けられ、画像信号に応じた光を集光するレンズ素子と、を有し、導光部は、画像信号に応じた光の入射側から出射側に向かって漸次小さくなるようなテーパ形状をなすことを特徴とするスクリーンを提供することができる。
画像信号に応じた光は、テーパ形状の導光部を透過する。導光部に入射した光は、導光部の界面で全反射した後、導光部の出射面から出射する。導光部同士を隔絶することで、導光部から出射する光同士の干渉を低減するとともに、導光部内部で光を十分拡散させることにより、シンチレーションの発生を低減できる。導光部同士を隔絶すると、導光部から出射する光同士の混ざり合いによる画素同士の重なり合いを防ぎ、解像度の低下も低減できる。このため、導光部を設けることで、画像の高精細化とシンチレーションの低減とを両立することができる。光の入射側から出射側へ漸次小さくなるようなテーパ形状の導光部を用いるため、導光部の界面で全反射する光を広い角度範囲へ進行させることができる。レンズ素子は、画像信号に応じた光を集光して導光部へ入射させる。レンズ素子を設けることで、画像信号に応じた光を所望の角度で拡散させることが可能となる。画像信号に応じた光を拡散することにより、さらにシンチレーションの発生も低減される。これにより、シンチレーションの低減と画像の高精細化とを両立でき、かつ良好な視野角特性のスクリーンを得られる。
また、本発明の好ましい態様によれば、レンズ素子は、導光部の出射面よりレンズ素子に近い位置に焦点を形成することが望ましい。導光部の出射面よりレンズ素子に近い位置にレンズ素子の焦点を設定することにより、画像信号に応じた光を導光部の界面で全反射させることが可能となる。画像信号に応じた光を導光部の界面で全反射させることにより、画像信号に応じた光を拡散させることができる。これにより、良好な視野角特性のスクリーンを得られる。
さらに、本発明によれば、画像信号に応じた光を透過するスクリーンであって、平面上に配列された複数の導光部を有し、導光部は、光を拡散する拡散材を含み、かつ画像信号に応じた光の入射側から出射側に向かって漸次小さくなるようなテーパ形状をなすことを特徴とするスクリーンを提供することができる。
画像信号に応じた光は、拡散材を含む導光部を透過することにより拡散する。導光部に入射した光は、導光部の界面で全反射した後、導光部の出射面から出射する。導光部同士を隔絶することで、導光部から出射する光同士の干渉を低減できる。画像信号に応じた光同士の干渉を低減することで、シンチレーションの発生を低減できる。また、導光部から出射する光同士の混ざり合いによる画素同士の重なり合いを防ぎ、解像度の低下も低減できる。このため、拡散材を含む導光部を設けることで、画像の高精細化とシンチレーションの低減とを両立できる。さらに、導光部に拡散材を含めることで、所望の視野角特性を得ることも可能である。これにより、シンチレーションの低減と画像の高精細化とを両立でき、かつ良好な視野角特性のスクリーンを得られる。
また、本発明の好ましい態様としては、導光部同士の間に設けられ、画像信号に応じた光以外の光を吸収する光吸収部を有することが望ましい。光吸収部を設けることにより、スクリーンにおける外光の反射を低減し、画像のコントラスト低下を低減することができる。また、従来、外光の反射を低減するために、遮光層と開口部とを交互に配置するいわゆるブラックストライプをスクリーンに設ける技術が用いられている。ブラックストライプを用いるスクリーンは、ストライプ状の開口に光が集まることによりシンチレーションを発生し易いと考えられる。これに対して本発明のスクリーンは、外光の反射の低減とシンチレーションの低減とを同時に実現することができる。また、導光部同士の間に光吸収部を設けることにより、導光部内を透過する光同士の干渉を確実に防止することができる。これにより、シンチレーションを低減でき、かつ画像のコントラスト低下を低減可能なスクリーンを得られる。
さらに、本発明によれば、第1の透明部材で構成された透明層に凹部を形成する凹部形成工程と、凹部に、第1の透明部材とは異なる屈折率の第2の透明部材を充填することでレンズ素子を形成するレンズ素子形成工程と、透明層の、レンズ素子が形成された側に、感光性樹脂層を形成する感光性樹脂層形成工程と、レンズ素子を介して透明層の側から感光性樹脂層へ光を入射させることで感光性樹脂層を露光する露光工程と、感光性樹脂層のうち露光工程において露光した部分以外の部分を除去することにより導光部を形成する導光部形成工程と、透明層を除去する透明層除去工程と、を含むことを特徴とするスクリーンの製造方法を提供することができる。レンズ素子の集光作用を利用して感光性樹脂層を露光することで、所望の形状の導光部を容易に形成することができる。また、露光工程で用いたレンズ素子をそのままスクリーンの構成として用いることができることから、レンズ素子と導光部との位置合わせを不要とすることもできる。特に、微小な導光部を用いる場合であっても、金型を使用する等の通常の方法を用いる場合と比較して、スクリーンの製造は非常に容易になる。これにより、シンチレーションの低減と画像の高精細化とを両立可能なスクリーンを容易に製造することができる。
さらに、本発明によれば、第1の透明部材で構成された透明層に凹部を形成する凹部形成工程と、凹部に、第1の透明部材とは異なる屈折率の透明部材を充填することでレンズ素子を形成するレンズ素子形成工程と、透明層の、レンズ素子が形成された側に、感光性樹脂層を形成する感光性樹脂層形成工程と、レンズ素子を介して透明層の側から感光性樹脂層へ光を入射させることで感光性樹脂層を露光する露光工程と、感光性樹脂層のうち露光工程において露光した部分以外の部分を除去することにより導光部を形成する導光部形成工程と、透明層とともにレンズ素子を除去するレンズ素子除去工程と、を含むことを特徴とするスクリーンの製造方法を提供することができる。レンズ素子の集光作用を利用して感光性樹脂層を露光することにより、所望の形状の導光部を容易に形成することができる。特に、微小な導光部を用いる場合であっても、金型を使用する等の通常の方法を用いる場合と比較して、スクリーンの製造は非常に容易になる。これにより、シンチレーションの低減と画像の高精細化とを両立可能なスクリーンを容易に製造することができる。
また、本発明の好ましい態様としては、第2の透明部材は、第1の透明部材より大きい屈折率を有することが望ましい。透明層より大きい屈折率のレンズ素子を用いることにより、レンズ素子より出射側の空間に焦点をなす光で感光性樹脂層を露光することができる。レンズ素子より出射側の空間に焦点をなすため、画像信号に応じた光の入射側から出射側に向かって漸次小さくなるようなテーパ形状の導光部を形成できる。また、露光工程で用いたレンズ素子をそのままスクリーンの構成として用いる場合、透明層のみを除去することにより、導光部の出射面よりレンズ素子に近い位置にレンズ素子の焦点を設定できる。これにより、良好な視野角特性のスクリーンを製造できる。
さらに、本発明によれば、光を供給する光源部と、光源部からの光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置と、空間光変調装置からの光を透過するスクリーンと、を有し、スクリーンは、平面上に配列された複数の導光部と、導光部の入射側に設けられ、画像信号に応じた光を集光するレンズ素子と、を有し、導光部は、画像信号に応じた光の入射側から出射側に向かって漸次小さくなるようなテーパ形状をなすことを特徴とするプロジェクタを提供することができる。上記のスクリーンを用いることにより、シンチレーションの低減と画像の高精細化とを両立でき、かつ良好な視野角特性を得られる。これにより、シンチレーションの低減と画像の高精細化とを両立でき、かつ良好な視野角特性のプロジェクタを得られる。
さらに、本発明によれば、光を供給する光源部と、光源部からの光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置と、空間光変調装置からの光を透過するスクリーンと、を有し、スクリーンは、平面上に配列された複数の導光部を有し、導光部は、光を拡散する拡散材を含み、かつ画像信号に応じた光の入射側から出射側に向かって漸次小さくなるようなテーパ形状をなすことを特徴とするプロジェクタを提供することができる。上記のスクリーンを用いることにより、シンチレーションの低減と画像の高精細化とを両立でき、かつ良好な視野角特性を得られる。これにより、シンチレーションの低減と画像の高精細化とを両立でき、かつ良好な視野角特性のプロジェクタを得られる。
以下に図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係るプロジェクタ10の概略構成を示す。本発明のプロジェクタ10は、スクリーン30の一方の面に光を投写し、スクリーン30の他方の面から出射する光を観察することで画像を観賞する、いわゆるリアプロジェクタである。光源部である超高圧水銀ランプ11は、第1色光である赤色光(以下、「R光」という。)、第2色光である緑色光(以下、「G光」という。)、及び第3色光である青色光(以下、「B光」という。)を含む光を供給する。
インテグレータ12は、超高圧水銀ランプ11からの光の照度分布を略均一にする。照度分布が均一化された光は、偏光変換素子13にて特定の振動方向を有する偏光光、例えばs偏光光に変換される。s偏光光に変換された光は、色分離光学系を構成するR光透過ダイクロイックミラー14Rに入射する。R光透過ダイクロイックミラー14Rは、R光を透過し、G光、B光を反射する。R光透過ダイクロイックミラー14Rを透過したR光は、反射ミラー15に入射する。反射ミラー15は、R光の光路を90度折り曲げる。光路を折り曲げられたR光は、R光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置17Rに入射する。空間光変調装置17Rは、R光を画像信号に応じて変調する透過型の液晶表示装置である。なお、ダイクロイックミラーを透過しても、光の偏光方向は変化しないため、空間光変調装置17Rに入射するR光は、s偏光光のままの状態である。
空間光変調装置17Rに入射したs偏光光は、p偏光光に変換された後、不図示の液晶パネルに入射する。液晶パネルは、2つの透明基板の間に、画像表示のための液晶層を封入している。液晶パネルに入射したp偏光光は、画像信号に応じた変調によりs偏光光に変換される。空間光変調装置17Rは、変調によりs偏光光に変換されたR光を射出する。このようにして、空間光変調装置17Rで変調されたR光は、色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム18に入射する。
R光透過ダイクロイックミラー14Rで反射されたG光及びB光は、光路を90度折り曲げられる。光路を折り曲げられたG光及びB光は、B光透過ダイクロイックミラー14Gに入射する。B光透過ダイクロイックミラー14Gは、G光を反射し、B光を透過する。B光透過ダイクロイックミラー14Gで反射されたG光は、G光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置17Gに入射する。空間光変調装置17GはG光を画像信号に応じて変調する透過型の液晶表示装置である。
空間光変調装置17Gに入射するG光は、s偏光光に変換されている。空間光変調装置17Gに入射したs偏光光は、そのまま液晶パネルに入射する。液晶パネルに入射したs偏光光は、画像信号に応じた変調によりp偏光光に変換される。空間光変調装置17Gは、変調によりp偏光光に変換されたG光を射出する。このようにして、空間光変調装置17Gで変調されたG光は、クロスダイクロイックプリズム18に入射する。
B光透過ダイクロイックミラー14Gを透過したB光は、2枚のリレーレンズ16と、2枚の反射ミラー15とを経由して、B光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置17Bに入射する。空間光変調装置17Bは、B光を画像信号に応じて変調する透過型の液晶表示装置である。なお、B光にリレーレンズ16を経由させるのは、B光の光路の長さがR光及びG光の光路の長さよりも長いためである。リレーレンズ16を用いることにより、B光透過ダイクロイックミラー14Gを透過したB光を、そのまま空間光変調装置1
7Bに導くことができる。
空間光変調装置17Bに入射するB光は、s偏光光に変換されている。空間光変調装置17Bに入射したs偏光光は、p偏光光に変換された後液晶パネルに入射する。液晶パネルに入射したp偏光光は、画像信号に応じた変調によりs偏光光に変換される。空間光変調装置17Bは、変調によりs偏光光に変換されたB光を射出する。このようにして、空間光変調装置17Bで変調されたB光は、色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム18に入射する。色分離光学系を構成するR光透過ダイクロイックミラー14RとB光透過ダイクロイックミラー14Gとは、超高圧水銀ランプ11から供給される光を、R光、G光、B光に分離する。
色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム18は、2つのダイクロイック膜18a、18bをX字型に直交して配置して構成されている。ダイクロイック膜18aは、B光を反射し、R光、G光を透過する。ダイクロイック膜18bは、R光を反射し、B光、G光を透過する。このように、クロスダイクロイックプリズム18は、空間光変調装置17R、17G、17Bでそれぞれ変調されたR光、G光及びB光を合成する。
なお、上述のように、空間光変調装置17R及び空間光変調装置17Bからクロスダイクロイックプリズム18に入射される光は、s偏光光となるように設定される。また、空間光変調装置17Gからクロスダイクロイックプリズム18に入射される光は、p偏光光となるように設定される。このようにクロスダイクロイックプリズム18に入射される光の偏光方向を異ならせることで、クロスダイクロイックプリズム18において各色光用空間光変調装置から射出される光を有効に合成できる。ダイクロイック膜18a、18bは、通常、s偏光光の反射特性に優れる。このため、ダイクロイック膜18a、18bで反射されるR光及びB光をs偏光光とし、ダイクロイック膜18a、18bを透過するG光をp偏光光としている。
投写レンズ20は、クロスダイクロイックプリズム18で合成された光を反射ミラー21の方向へ投写する。反射ミラー21は、投写レンズ20からの投写光をスクリーン30の方向へ反射する。スクリーン30は、入射側に、不図示のフレネルレンズを有する。フレネルレンズは、入射する光を略平行な光に変換して出射する。フレネルレンズを設けることで、画像信号に応じた光を観賞者の方向へ角度変換することができる。スクリーン30は、画像信号に応じた光を透過することにより観賞者側の面に投写像を表示する、透過型スクリーンである。
図2は、スクリーン30の要部断面構成を示す。スクリーン30は、基板203上に複数のレンズ素子201及び複数の導光部205を形成して構成されている。基板203、レンズ素子201、導光部205は、いずれも光学的に透明な硝子部材や樹脂部材により構成されている。レンズ素子201、基板203、導光部205は、例えば、いずれも同程度の屈折率を有する部材で構成されている。
導光部205は、基板203のうち観賞者側であるプラスZ側の面に設けられている。導光部205は、基板203上のX方向及びY方向に、マトリクス状に配列されている。導光部205は、図2に示す断面構成において台形形状で表されるような円錐台形をなしている。導光部205は、画像の解像度の低下を防ぐためには、スクリーン30において画素より小さいサイズで設けられることが望ましい。例えば、導光部205は、スクリーン30での1画素あたりに、X方向及びY方向に3つずつ、合計9つを設けることができる。また、導光部205は、スクリーン30における画素に対応するピッチで配列することが望ましい。
図3は、導光部205の斜視構成を示す。導光部205は、面Siを底面とする円錐形状の立体を、面Siに略平行な面Soで切断したような円錐台形をなしている。面Siは、画像信号に応じた光が導光部205に入射する入射面である。面Soは、画像信号に応じた光が出射する出射面である。入射面Si及び出射面Soは、いずれも略円形状である。導光部205は、出射面Soより入射面Siのほうが面積が大きくなるように設けられている。導光部205は、画像信号に応じた光の入射側から出射側に向かって漸次小さくなるようなテーパ形状をなしている。
図2に戻って、レンズ素子201は、基板203のうち反射ミラー21(図1参照)側であるマイナスZ側の面に設けられている。レンズ素子201は、基板203を介して導光部205の入射側に設けられている。レンズ素子201は、図2に示す断面構成において楕円形状の一部で表されるような非球面形状又は球面形状をなすマイクロレンズである。レンズ素子201と導光部205とは、それぞれ回転対称の中心である中心軸同士が略一致するように配置されている。
基板203と接しているレンズ素子201の面は、導光部205の入射面Siと略同一の略円形状である。このように、レンズ素子201は、導光部205に対応して設けられている。レンズ素子201は、導光部205と同様に、基板203上のX方向及びY方向にマトリクス状に配列されている。なお、レンズ素子201は、基板203と接する面が導光部205の入射面Siと略同一の形状である必要は無く、異なる形状であっても良い。
図4は、スクリーン30における、画像信号に応じた光Lpの振る舞いを説明するものである。光Lpは、不図示のフレネルレンズにおいて観賞者の方向であるZ軸方向へ角度変換された後、レンズ素子201に入射する。レンズ素子201は、Z軸方向に進行する光Lpを導光部205内の点Pに集光する。点Pは、レンズ素子201の後側焦点である。レンズ素子201の焦点距離は、基板203の厚みと導光部205のZ軸方向への高さとを合わせた距離より短い。そして、光Lpのうち導光部205の界面に対して臨界角以上の角度で入射した光は、導光部205の界面で全反射した後、出射面Soから出射する。
導光部205同士を隔絶することで、導光部205から出射する光同士の干渉を低減するとともに、導光部205内部で光を十分拡散させることにより、シンチレーションの発生を低減できる。導光部205同士を隔絶すると、導光部205から出射する光同士の混ざり合いによる画素同士の重なり合いを防ぎ、解像度の低下も低減できる。このため、導光部205を設けることで、画像の高精細化とシンチレーションの低減とを両立することができる。
光Lpは、レンズ素子201において、Z軸となす角度が大きくなるように角度変換される。また、導光部205が入射面Siから出射面Soへ向かって漸次小さくなるようなテーパ形状であるため、導光部205の界面で全反射する光は、Z軸となす角度が大きくなるように角度変換される。光Lpは、Z軸となす角度が大きくなるように角度変換されることによって、特定の角度範囲へ拡散する。また、導光部205の界面で全反射を繰り返すことで、光Lpを均一化して出射させることもできる。
このように、スクリーン30は、導光部205を用いることにより所望の角度範囲へ均一な光を供給することができる。また、光Lpを拡散することにより、さらにシンチレーションの発生も低減される。これにより、シンチレーションの低減と画像の高精細化とを両立でき、かつ良好な視野角特性を得られるという効果を奏する。導光部205は、界面の傾きによって、画像信号に応じた光を拡散可能な角度範囲を設定できる。また、導光部205は、観賞者の方向であるZ軸方向へ長い形状とするほど、画像信号に応じた光を均一にすることができる。なお、導光部205は、円錐形状の立体を切断した円錐台形に限らず、光の入射側から出射側に向かって漸次小さくなるような他のテーパ形状としても良い。導光部205は、さらに拡散特性を向上するような形状に変形しても良い。
図5は、本発明の実施例2に係るスクリーン530の要部断面構成を示す。スクリーン530は、上記実施例1に係るプロジェクタ10に適用することができる。上記実施例1のプロジェクタ10と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施例のスクリーン530は、光吸収部506を有することを特徴とする。光吸収部506は、導光部205同士の間に設けられている。光吸収部506は、画像信号に応じた光Lp以外の外光Loを吸収する。外光Loは、例えば、照明器具からの照明光や日射光である。光吸収部506は、例えば光吸収性の樹脂により構成されている。
光吸収部506を設けることにより、スクリーン530における外光Loの反射を低減し、画像のコントラスト低下を低減することができる。また、従来、外光の反射を低減するために、遮光部と開口部とを交互に配置するいわゆるブラックストライプをスクリーンに設ける技術が用いられている(例えば、特開平10−83029号公報参照)。ブラックストライプを用いるスクリーンは、ストライプ状の開口に光が集まることでシンチレーションを発生し易いと考えられる。
本実施例では、従来のブラックストライプにおいて遮光部と開口部との面積比に応じて外光の反射を低減するのと同様に、観賞者から見た導光部205と光吸収部506との面積比に応じて外光の反射を低減する。また、本実施例では光吸収部506と併せて導光部205を設けることから、外光Loの反射の低減とシンチレーションの低減とを同時に実現することができる。また、導光部205同士の間に光吸収部506を設けることにより、導光部205内を透過する光同士の干渉を確実に防止することができる。これにより、シンチレーションを低減でき、かつ外光Loの存在下において画像のコントラスト低下を低減できるという効果を奏する。
本実施例のスクリーン530の他の利点として、以下の点を挙げることができる。従来のブラックストライプは、画像信号に応じた光を開口部に集光するためのレンズアレイが設けられる。レンズ素子において収差が発生した場合、レンズ素子を透過した光が遮光部に入射してしまう場合がある。本実施例のスクリーン530は、レンズ素子201で収差を生じたとしても、画像信号に応じた光を確実に導光部205に入射させることができる。また、従来のブラックストライプのようにスクリーンの内部に遮光部を設けると、スクリーンの内部において外光が散乱することによって、コントラストの低下が起きる場合がある。これに対して、本実施例のようにスクリーン530の表面に光吸収部506を設けることで、スクリーン530における外光の散乱を防止し、コントラストの低下を低減できる。
図6は、本発明の実施例3に係るスクリーン630の要部断面構成を示す。本実施例のスクリーン630は、上記実施例1に係るプロジェクタ10に適用することができる。実施例1のプロジェクタ10と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施例のスクリーン630は、導光部605が拡散材を含むことを特徴とする。導光部605に含める拡散材としては、例えば、導光部605を構成する部材とは屈折率が異なる部材を用いることができる。拡散材は、導光部605中において微粒子となって分散している。
図7は、スクリーン630における、画像信号に応じた光Lpの振る舞いを説明するものである。スクリーン630は、上記実施例1と同様に、基板203のうち観賞者側の面に導光部605を設けている。導光部605の構成は、拡散材を含む点以外について上記実施例1の導光部205と同様である。これに対して、上記実施例1とは異なり、スクリーン630にはレンズ素子201が設けられていない。このため、不図示のフレネルレンズで略平行化された光Lpは、基板203を透過してそのまま導光部605に入射する。
光Lpは、導光部605内をZ軸方向へ進行した後、導光部605の界面で全反射する。光Lpは、導光部605の界面で全反射することで、Z軸となす角度が大きくなるように角度変換される。上記実施例1と同様に、光Lpは、Z軸となす角度が大きくなるように角度変換されることによって、特定の角度範囲へ拡散する。導光部605を設けることによって、上記実施例1と同様に、画像の高精細化とシンチレーションの低減とを両立することができる。
さらに、導光部605に入射した光Lpは、拡散材において拡散する。スクリーン630は、拡散材を含む導光部605を用いることで、所望の視野角特性を得ることも可能である。これにより、シンチレーションの低減と画像の高精細化とを両立でき、かつ良好な視野角特性を得られるという効果を奏する。なお、本実施例ではレンズ素子を省略することとしているが、上記実施例1と同様に、レンズ素子を用いることとしても良い。また、導光部605は、拡散材を含む構成のみならず、拡散材を含まず透明部材のみによって構成しても、画像の高精細化とシンチレーションの低減とを両立できる。
なお、上記各実施例のプロジェクタは、光源部として超高圧水銀ランプを用いているが、これに限られない。例えば、発光ダイオード素子(LED)等の固体発光素子を用いても良い。また、3つの透過型液晶表示装置を設けた、いわゆる3板式のプロジェクタに限らず、例えば、反射型液晶表示装置を用いたプロジェクタやティルトミラーデバイスを用いたプロジェクタであっても良い。
図8−1、図8−2は、本発明の実施例4に係るスクリーンの製造方法を説明するものである。本実施例によって、上記実施例1のスクリーン30を製造することができる。上記実施例1と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。図8−1に示すように、まず凹部形成工程である工程a、bにおいて、透明層801の平面上に凹部802を形成する。透明層801は、第1の透明部材で構成されている。凹部802は、透明層801の平面上にアレイ状に形成する。凹部802は、例えば、フォトリソグラフィ工程により形成できる。フォトリソグラフィ工程で使用するフォトマスクには、例えばグレイスケールマスクを用いることができる。
次に、レンズ素子形成工程である工程cにおいて、凹部802に、第1の透明部材とは異なる第2の透明部材を充填する。凹部802に第2の透明部材を充填することで、レンズ素子201が形成される。工程dでは、レンズ素子201の上に、基板203を積層する。次に、感光性樹脂形成工程である工程eにおいて、感光性樹脂層805を形成する。感光性樹脂層805は、透明層801の、レンズ素子201が形成された側に、基板203を介して設けられている。
感光性樹脂層805は、シート状の光硬化性樹脂を積層することで形成できる。シート状の光硬化性樹脂としては、透明樹脂からなるシート基材に、光吸収性の顔料あるいは染料を含有させたネガ型感光性樹脂を用いることができる。また、感光性樹脂層805は、基板203上に液状の光硬化性樹脂を塗布することで形成しても良い。液状の光硬化性樹脂を用いる場合、塗布された光硬化性樹脂をプリベイクすることで、感光性樹脂層805を形成する。
次に、図8−2に示すように、工程fにおいて、感光性樹脂層805の上に基板807を積層する。基板807は、レンズ素子201と感光性樹脂層805との間の基板203と同様に、透明部材により構成されている。そして、露光工程である工程gにおいて、感光性樹脂層805を露光する。光は、透明層801の側からレンズ素子201を介して感光性樹脂層805へ入射する。透明層801の側から入射した光は、レンズ素子201によって集光される。そのため、感光性樹脂層805では、レンズ素子201の中心軸を中心として、入射側から出射側に向かって漸次狭くなるような範囲が露光される。
透明層801へ入射した光は、感光性樹脂層805より出射側の位置に焦点をなすように集光する。このため、露光工程では、レンズ素子201による集光作用によって、感光性樹脂層805のうち円錐台形の部分を選択的に硬化する。なお、露光工程で用いる光は、感光性樹脂層805を硬化させることが可能であれば良く、例えば可視光や紫外光を用いることができる。
次に、導光部形成工程である工程hにおいて、感光性樹脂層805のうち露光工程において露光した部分以外の部分を除去することにより導光部205を形成する。感光性樹脂層805のうち露光した部分以外の部分の除去は、感光性樹脂層805を現像液に浸し、現像することにより行う。感光性樹脂層805を現像液に浸すと、感光性樹脂層805のうちの未露光部分のみが溶解する。導光部205は、感光性樹脂層805のうちの露光部分のみが残存することで形成される。最後に、透明層除去工程である工程iにおいて透明層801を除去することで、スクリーン30の製造が完了する。
図9は、露光工程における光の進行について説明するものである。レンズ素子201を構成する第2の透明部材は、透明層801を構成する第1の透明部材より大きい屈折率を有する。透明層801よりレンズ素子201の屈折率が大きければ、透明層801からの光を、感光性樹脂層805より出射側の位置に焦点をなすように集光させることができる。これにより、画像信号に応じた光の入射側から出射側に向かって漸次小さくなるようなテーパ形状の導光部205を形成できる。
通常、硝子等の透明部材は、1より大きい屈折率を有する。透明層除去工程において透明層801を除去すると、レンズ素子201へ入射する光は、図10に示すように、レンズ素子201の入射面で屈折する。レンズ素子201の入射面で光を屈折させることにより、図9に示す露光工程のときよりレンズ素子201の焦点距離を短くすることができる。このようにして、スクリーン30は、導光部205の出射面よりレンズ素子201に近い位置にレンズ素子201の焦点を設定できる。これにより、良好な視野角特性のスクリーン30を製造できる。
本実施例によると、レンズ素子201の集光作用を利用して感光性樹脂層805を露光することにより、所望の形状の導光部205を容易に形成することができる。特に、微小な導光部205であっても、金型を使用する等の通常の方法と比較して形成が非常に容易になる。これにより、シンチレーションの低減と画像の高精細化とを両立可能なスクリーン30を容易に製造できるという効果を奏する。また、レンズ素子201を透過した光により導光部205を形成することから、レンズ素子201と導光部205との細かい位置合わせを行うことなく、スクリーン30を製造できる。さらに、導光部205同士の間に光吸収部を形成することで、上記実施例2のスクリーン530(図5参照)を製造することができる。光吸収部506を備えたスクリーン530についても、光吸収部506と他の構成との位置合わせを不要とし、製造を容易にすることができる。
図11−1、図11−2は、本発明の実施例5に係るスクリーンの製造方法を説明するものである。本実施例によって、上記実施例3のスクリーン630を製造することができる。上記実施例3と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。図11−1に示す工程a〜dは、上記実施例4の工程a〜dと同様である。本実施例では、感光性樹脂層形成工程である工程eにおいて、拡散材を分散させた感光性樹脂層1105を形成する。
図11−2に示す工程f〜hも、上記実施例4の工程f〜hと同様である。本実施例では、レンズ素子除去工程である工程iにおいて、透明層801とともにレンズ素子201を除去することで、スクリーン630の製造が完了する。本実施例においても、上記実施例4と同様に、レンズ素子201を構成する第2の透明部材は、透明層801を構成する第1の透明部材より大きい屈折率を有する。これにより、画像信号に応じた光の入射側から出射側に向かって漸次小さくなるようなテーパ形状の導光部205を形成できる。従って、本実施例においても、シンチレーションの低減と画像の高精細化とを両立可能なスクリーン630を容易に製造することができる。
以上のように、本発明に係るスクリーンは、画像信号に応じた光を透過させることにより画像を表示するプロジェクタに用いる場合に有用である。
本発明の実施例1に係るプロジェクタの概略構成図。 スクリーンの要部断面構成図。 導光部の斜視構成図。 スクリーンでの光の振る舞いを説明する図。 本発明の実施例2に係るスクリーンの要部断面構成図。 本発明の実施例3に係るスクリーンの要部断面構成図。 スクリーンでの光の振る舞いを説明する図。 本発明の実施例4に係るスクリーンの製造方法の説明図。 本発明の実施例4に係るスクリーンの製造方法の説明図。 露光工程における光の進行について説明する図。 透明層の除去後における光の進行について説明する図。 本発明の実施例5に係るスクリーンの製造方法の説明図。 本発明の実施例5に係るスクリーンの製造方法の説明図。
符号の説明
10 プロジェクタ、11 超高圧水銀ランプ、12 インテグレータ、13 偏光変換素子、14R R光透過ダイクロイックミラー、14G B光透過ダイクロイックミラー、15 反射ミラー、16 リレーレンズ、17R、17G、17B 空間光変調装置、18 クロスダイクロイックプリズム、18a、18b ダイクロイック膜、20 投写レンズ、21 反射ミラー、30 スクリーン、201 レンズ素子、203 基板、205 導光部、P 焦点、Si 入射面、So 出射面、506 光吸収部、530 スクリーン、605 導光部、630 スクリーン、801 透明層、802 凹部、805 感光性樹脂層、807 基板、1105 感光性樹脂層

Claims (9)

  1. 画像信号に応じた光を透過するスクリーンであって、
    平面上に配列された複数の導光部と、
    前記導光部の入射側に設けられ、前記画像信号に応じた光を集光するレンズ素子と、を有し、
    前記導光部は、前記画像信号に応じた光の入射側から出射側に向かって漸次小さくなるようなテーパ形状をなすことを特徴とするスクリーン。
  2. 前記レンズ素子は、前記導光部の出射面より前記レンズ素子に近い位置に、前記画像信号に応じた光を集光することを特徴とする請求項1に記載のスクリーン。
  3. 画像信号に応じた光を透過するスクリーンであって、
    平面上に配列された複数の導光部を有し、
    前記導光部は、光を拡散する拡散材を含み、かつ前記画像信号に応じた光の入射側から出射側に向かって漸次小さくなるようなテーパ形状をなすことを特徴とするスクリーン。
  4. 前記導光部同士の間に設けられ、前記画像信号に応じた光以外の光を吸収する光吸収部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のスクリーン。
  5. 第1の透明部材で構成された透明層に凹部を形成する凹部形成工程と、
    前記凹部に、第1の透明部材とは異なる屈折率の第2の透明部材を充填することでレンズ素子を形成するレンズ素子形成工程と、
    前記透明層の、前記レンズ素子が形成された側に、感光性樹脂層を形成する感光性樹脂層形成工程と、
    前記レンズ素子を介して前記透明層の側から前記感光性樹脂層へ光を入射させることで前記感光性樹脂層を露光する露光工程と、
    前記感光性樹脂層のうち前記露光工程において露光した部分以外の部分を除去することにより導光部を形成する導光部形成工程と、
    前記透明層を除去する透明層除去工程と、を含むことを特徴とするスクリーンの製造方法。
  6. 第1の透明部材で構成された透明層に凹部を形成する凹部形成工程と、
    前記凹部に、第1の透明部材とは異なる屈折率の第2の透明部材を充填することでレンズ素子を形成するレンズ素子形成工程と、
    前記透明層の、前記レンズ素子が形成された側に、感光性樹脂層を形成する感光性樹脂層形成工程と、
    前記レンズ素子を介して前記透明層の側から前記感光性樹脂層へ光を入射させることで前記感光性樹脂層を露光する露光工程と、
    前記感光性樹脂層のうち前記露光工程において露光した部分以外の部分を除去することにより導光部を形成する導光部形成工程と、
    前記透明層とともに前記レンズ素子を除去するレンズ素子除去工程と、を含むことを特徴とするスクリーンの製造方法。
  7. 前記第2の透明部材は、前記第1の透明部材より大きい屈折率を有することを特徴とする請求項5又は6に記載のスクリーンの製造方法。
  8. 光を供給する光源部と、
    前記光源部からの光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置と、
    前記空間光変調装置からの光を透過するスクリーンと、を有し、
    前記スクリーンは、
    平面上に配列された複数の導光部と、
    前記導光部の入射側に設けられ、前記画像信号に応じた光を集光するレンズ素子と、を有し、
    前記導光部は、前記画像信号に応じた光の入射側から出射側に向かって漸次小さくなるようなテーパ形状をなすことを特徴とするプロジェクタ。
  9. 光を供給する光源部と、
    前記光源部からの光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置と、
    前記空間光変調装置からの光を透過するスクリーンと、を有し、
    前記スクリーンは、平面上に配列された複数の導光部を有し、
    前記導光部は、光を拡散する拡散材を含み、かつ前記画像信号に応じた光の入射側から出射側に向かって漸次小さくなるようなテーパ形状をなすことを特徴とするプロジェクタ。
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