JP2006124974A - 施錠装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 係合体のケースに対する係止力を、施錠時には開錠時より大きくする。
【解決手段】ケース2には、係止部材10を回動可能に設ける。係止部材10は、係止位置に回動したときには、係合体3の係止片部3bに係合して、係合体3がロック位置から上方へ移動するのを阻止する。ケース2には、錠前機構20を設ける。錠前機構20の係合部材23は、施錠位置に回動したときには、係止部材10に係合して係止部材10を係止位置に維持するとともに、係止片部3bに係合して係合体3がロック位置から上方へ移動するのを阻止する。
【選択図】図11

Description

この発明は、鞄や保管ボックス等に用いるのに好適な施錠装置に関する。
一般に、施錠装置は、下記特許文献1に記載されているように、鞄等の本体部に取り付けられるケースと、鞄等のカバー部に取り付けられる係合体とを備えている。ケースの一側部には、当該一側部を貫通する切欠き部が形成されている。一方、係合体には、切欠き部を通ってケース内に出没可能な係止片部が設けられている。そして、ケース内に挿入された係止片部をケースから脱出不能に係止するとともに、その係止状態を維持するために、ケースには係止部材及び施錠部材が設けられている。
係止部材は、ケース本体内に係止位置と解除位置との間を回動可能に収容されており、ケース内に設けられたばねによって解除位置から係止位置へ向かって付勢されている。係止片部が切欠き部からケース内に挿入されると、係止部材が係止片部によりばねの付勢力に抗して解除位置側へ回動させられる。係止片部が所定の位置まで挿入されると、係止部材が係止位置側へ回動可能になり、ばねの付勢力によって係止位置まで回動させられる。すると、係止部材が係止片部に係合し、係止片部がケースから脱出するのを阻止する。係止位置に位置している係止部材をばねの付勢力に抗して解除位置に回動させると、係止部材による係止片部に対する係止状態が解除され、係止片部が切欠き部を通ってケースから脱出可能になる。したがって、係合体をケースから取り外すことができる。
一方、施錠部材は、ケースに施錠位置と開錠位置との間を回動可能に設けられている。施錠部材を施錠位置に回動させると、施錠部材が係止部材を係止位置に位置固定する。これにより、係止片部が係止部材によりケースから脱出不能な状態に維持される。一方、施錠部材を開錠位置に回動させると、係止部材が係止位置から解除位置へ回動可能になる。係止部材を解除位置に回動させることにより、係止部材による係止片部に対する係止状態が解除される。
実開平2−143474号公報
施錠装置は、施錠部材が施錠位置に位置しているときには開錠位置に位置しているときよりも係合体がケースから離脱するのをより大きな力で阻止することができるものであることが望ましい。施錠部材が施錠位置に位置しているときには、開錠位置に位置しているときより鞄や収容ボックス等が開かれるのをより確実に防止したいからである。しかるに、上記従来の施錠装置においては、施錠部材が施錠位置と開錠位置とのいずれに位置している場合であっても、係止片部を係止するのは係止部材だけである。このため、係合体がケースから離脱するのを阻止する阻止力はいずれの場合でも一定であり、施錠部材が施錠位置に位置しているときには係合体がケースから離脱するのをより大きな力で阻止したいという要望には全く応えることができなかった。
この発明は、上記の問題を解決するために、一側部に切欠き部が形成されたケースと、上記切欠き部を通って上記ケーシング内に挿入される係止片部を有する係合体とを備え、上記ケースの内部には、係止部材と、施錠部材とが設けられ、上記係止部材が、上記ケース内に挿入された上記係止片部に係合して上記係止片部が上記切欠き部から脱出するのを阻止する係止位置と、上記係止片部から離間して上記係止片部が上記切欠き部を通って上記ケースから脱出するのを許容する解除位置との間を変位可能とされ、上記施錠部材が、上記係止部材を上記係止位置に位置固定する施錠位置と、上記係止部材の上記係止位置と上記解除位置との間の変位を許容する開錠位置との間を変位可能とされた施錠装置において、上記施錠部材には、当該施錠部材が上記施錠位置に位置しているときには上記係止片部に係合して上記係止片部が上記切欠き部を通って上記ケースから脱出するのを阻止し、上記施錠部材が上記開錠位置に位置しているときには上記係止片部が上記切欠き部を通って上記ケースに対して出没するのを許容する第2係止部材を設けたことを特徴としている。
この場合、上記係止部材と上記第2係止部材とは、上記係止片部の一側部と他側部とにそれぞれ係合させることが望ましい。
上記係止部材は、上記係止位置と上記解除位置との間を回動可能とされていてもよく、上記係止位置と上記解除位置との間を直線移動可能とされていてもよい。
上記施錠部材は、上記施錠位置と上記開錠位置との間を回動可能とされていてもよく、上記施錠位置と上記開錠位置との間を直線移動可能とされていてもよい。
上記特徴構成を有するこの発明によれば、施錠部材が開錠位置に位置しているときには、係止部材が係止片部を係止するだけであるのに対し、施錠部材が施錠位置に位置しているときには、係止部材に加えて第2係止部材が係止片部を係止する。したがって、係合体がケースから離脱するのをより大きな力で確実に阻止することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を、添付の図1〜図11を参照して説明する。
図1〜図6に示すように、この発明に係る施錠装置1は、ケース2と係合体3とを備えている。
ケース2は、図7〜図9及び図11に示すように、背面が開口した略直方体の箱状をなしており、その上面(以下、上下左右は、図面上での上下左右を意味するものであり、この発明はそれに限定されるものではない。)には、突出部(一側部)2aが形成されている。この突出部2aには、切欠き部2bが形成されている。この切欠き部2bは、突出部2aを上下に貫通している。したがって、ケース2の内部は、切欠き部2bを介して外部に開放されている。切欠き部2bは、ケース2の背面側にも開放されている。しかし、切欠き部2bは、必ずしもケース2の背面側に開放する必要はない。その場合には、切欠き部2bは貫通孔の形状を呈することになる。ケース2の前面の中央部には、当該中央部を貫通する装着孔2cが形成されている。ケース2の前面と下面との交差部には、当該交差部を貫通する操作窓孔2dが形成されている。ケース2の背面部には、裏蓋4がビス5によって固定されている。この裏蓋4により、切欠き部2bを除くケース2の背面開口部が塞がれている。なお、裏蓋4が取り付けられたケース2は、その背面及び裏蓋を鞄等の本体(図示せず)の前面に押し付けた状態で当該本体に取り付けられる。
係合体3は、図7、図8、図10及び図11に示すように、本体部3aを有している。本体部3aは、その下面がケース2の上面に突き当たったとき(以下、このときの係合体3のケース2に対する位置をロック位置という。)、本体部3aの内部の下部に突出部2aが嵌合し、本体部3aの下部内面が突出部2aの前面及び左右両側面に接触するようになっている。これにより、係合体3のケース2に対する後方及び左右方向への移動が規制されている。しかも、係合体3は、鞄等のカバー部(図示せず)の前面に取り付けられるので、施錠装置1の施錠時には鞄等のカバー部が本体の前面に突き当たる。これにより、係合体3のケース2に対する前方への移動も規制されている。
本体部3aの略中央部には、係止片部3bが設けられている。この係止片部3bの下端部は、本体部3aの下面から下方へ突出しており、係合体3をロック位置に位置させると、切欠き部2bを通ってケース2の内部に入り込む。そして、係止片部3bがケース2内に入り込むと、ケース2内に設けられた係止部材10又は係止部材10及び係合部材23係止片部3bに係合する。これにより、係合体3がロック位置においてケース2に離脱不能に係止されるようになっている。係止部材10又は係止部材10及び係合部材23の係止片部3bに対する係合を解除すると、本体部3aに上下方向へ所定範囲移動可能に設けられた可動部材6及びこの可動部材6を下方へ付勢する付勢手段としてのコイルばね7、並びケース2に設けられた後述するコイルばね12により、係合体3がロック位置から図11(A)に示すアンロック位置まで移動させられる。
係合体3のケース2への係止は、次のようにして行われる。すなわち、図11に示すように、係止片部3bの本体部3aから下方へ突出した下端部の前面には、前方へ向かって突出する係合突起3cが形成されている。一方、ケース2の内部には、板状をなす係止部材10が設けられている。この係止部材10は、左右方向へ水平に延びる一対の軸部10a,10aを有しており、この一対の軸部10a,10aを介してケース2に回動可能に支持されている。係止部材10の回動範囲は、図11(B)に示す係止位置と、図11(C)に示す解除位置との間に制限されている。係止部材10が係止位置に位置すると、係止部材10の上端部に形成されたフック部10bが係止片部3bの係合突起3cの上面に接触する。これにより、係止片部3bの上方への移動が阻止され、係合体3がロック位置においてケース2に位置固定される。係止部材10を解除位置に回動させると、フック部10bが係合突起3cから前方へ離間する。この結果、係止片部3bが上方へ移動可能になり、係合体3がケース2に対しロック位置から上方へ移動可能になる。
係止部材10の下端部には、操作部材11が固定されている。この操作部材11は、係止部材10と一体に形成してもよい。操作部材11は、ケース2の操作窓孔2dと対向するように配置されており、付勢手段たるコイルばね12に操作窓孔2dに向かって付勢されている。操作部材11は、ケース2の前壁部の内面に突き当たると、それ以上前方へ移動(実際には、軸10aを中心として回動)することができなくなっている。その結果、操作部材11に固定された係止部材10が、それ以上図11(B)の時計方向へ回動することができなくなっている。このときの係止部材10の位置が係止位置である。その一方、操作部材11をコイルばね12の付勢力に抗してケース2の後方側へ移動させた場合には、操作部材11の後方への移動に伴って係止部材10が反時計方向へ回動し、その上端部がケース2の前壁部の内面に突き当たると、係止部材10がそれ以上反時計方向へ回動することができなくなり、ひいては操作部材11がそれ以上後方へ移動することができなくなる。このときの係止部材10の位置が解除位置である。
ケース2の装着孔2cには、錠前機構20が嵌合固定されている。錠前機構20は、装着孔2cに軸線を前後方向に向けて嵌合固定された筒体21と、この筒体21に回動可能に嵌合された回動部材22とを有している。回動部材22は、その前面に開口するキー孔22aを有しており、このキー孔22aにキー(図示せず)を挿入することにより、回動部材22を筒体21に対して回動させることができる。回動部材22の回動範囲は、キー孔22aの長手方向が上下方向を向いた開錠位置(図11(A)、(C)に示す位置)と、開錠位置から図1の時計方向へ90°離れた(その結果、キー孔22の長手方向が左右方向を向いた)施錠位置(図11(B)に示す位置)との間に規制されている。
回動部材22の内側の端部には、板状をなす係合部材23の中央部が固定されている。この係合部材23は、係止部材10を係止位置に位置させた状態において回動部材22を施錠位置に回動させると、図11(B)に示すように、係合部材23の一端部が係止部材10に突き当たり、それによって係止部材10が係止位置から解除位置側へ回動するのを阻止する。この結果、係合体3がケース2に対してロック位置に位置固定される。回動部材22を施錠位置から開錠位置まで回動させると、係合部材23の一端部が係止部材10から上方へ離間する。この結果、係止部材10が係止位置から解除位置まで回動可能になる。これから明らかなように、この施錠装置1では、回動部材22と係合部材23とによって施錠部材24が構成されている。回動部材22を開錠位置に回動させて係止部材10を係止位置から解除位置側へ回動可能にした状態では、図11(C)に示すように、操作部材11をコイルばね12の付勢力に抗して後方へ押すことにより、係止部材10を係止位置から解除位置まで回動させることができる。係止部材10を解除位置に回動させると、係止部材10の係止片部3bに対する係止状態が解除されるので、係合体3がロック位置から上方へ移動可能になる。すると、コイルばね7の付勢力により、係合体3が上方へ移動させられる。
なお、係合体3は、コイルばね7により、アンロック位置の若干手前の位置まで上方へ移動させられる。しかも、係止部材10がコイルばね12によって解除位置から係止位置側へ回動させられると、係止位置の若干手前の位置においてフック部10bが係止片部3bの係合突起3cの下側に形成された傾斜面3dに接触し、係止面3dを介して係合体3を上方へ押す。したがって、係止部材10が係止位置までさらに回動すると、それに伴って係合体3が上方へ移動させられる。そして、係止部材10が係止位置に達すると、図11(A)に示すように、係合体3がアンロック位置まで上方へ移動させられる。つまり、係合体3は、付勢手段7,12により、ロック位置からアンロック位置まで連続して移動させられる。
係合体3が係止部材10によってロック位置に係止された状態において、回動部材22を施錠位置に回動させると、係合部材23の他端部が係合体3の係止片部3bの下端部に係合するようになっている。すなわち、係止片部3bの下端部の背面(係合突起3cが形成された面と逆側を向く面)には、係合溝3eが形成されている。この係合溝3eは、上下方向においては係合突起3cとほぼ同一位置に配置されている。これは、係合溝3eが形成されることによって係止片部3bの強度が低下するのを極力防止するためである。係合溝3eは、係止片部3bの左右方向の一側面から回動部材22の軸線の真上の位置より若干他側面側の位置まで延びている。しかも、係合溝3eは、回動部材22の軸線から所定距離だけ真下に離れた点を中心とする円弧に沿って形成されている。係合溝3eは、係止片部3bの他側面まで形成してもよいが、この実施の形態のように他側面の手前の位置で止めるのがよい。そのようにすれば、係合溝3eを形成したことによる係止片部3bの強度低下を極力防止することができるからである。
係合部材23の他端部には、前方へ向かって突出する係合突出部23aが形成されている。この係合突出部23aの厚さは、係合溝3eの溝幅より薄くなっている。係合突出部23aは、係止部材10が係止位置に位置して係止片部3bに係合した状態において、回動部材22を開錠位置から施錠位置の若干手前の位置まで回動させると、係合溝3eにその一端開放部から入り込む。係合突出部23aは、回動部材22を施錠位置まで回動させると、係合溝3eのうちの、回動部材22の真上に位置する上端部まで入り込む。係合突出部23aは、係合溝3eの一端開口部においては係合溝3eの幅方向の中央部に位置しているが、係合溝3eの上端部まで入り込むと、係合溝3eの下側の側面に接触する。したがって、回動部材22を施錠位置に回動させると、係止片部3bが係合部材23によって上方へ移動不能に係止される。これから明らかなように、この実施の形態の施錠装置1においては、係止部材10を係止位置に維持するための係合部材23が、係止片部3bに係合してその上方への移動を阻止する第2係止部材として兼用されている。したがって、回動部材22が施錠位置に位置し、それに伴って係合部材23が係合溝3eの下側の側面に接触したときの位置係合部材23の位置が阻止位置であり、回動部材22が開錠位置に位置し、それに伴って係合部材23が90°回動して係合溝3eから脱出したときの係合部材23の位置が許容位置である。
上記構成の施錠装置1において、係合体3をケース2に係止する場合には、回動部材22を開錠位置に位置させておき、係止部材10を解除位置に位置させておく。その状態で、係合体3の係止片部3bを切欠き部2bを通してケース2内に挿入すると、傾斜面3dがフック部10bに突き当たり、係止部材10をコイルばね12の付勢力に抗して係止位置から解除位置側へ回動させる。係合体3をロック位置まで移動させると、係合突起3cがフック部10bを乗り越える結果、係止部材10が解除位置側から係止位置側へ回動可能になる。係止部材10がコイルばね12によって係止位置まで回動させられると、フック部10bと係合突起3cとが係合する。これによって、係合体3がロック位置においてケース2に上方へ移動不能に係止される。しかも、係合体3の本体部3aの下端面がケース2の上面に突き当たるとともに、本体部3aの下端部内面が突出部2aの前面及び左右両側面に突き当たっているので、係合体3はケース2にほとんど移動不能に固定される。
次に、キー孔22aにキーを差し込んで回動部材22を開錠位置から施錠位置まで回動させる。すると、係合部材23が係止部材10に係合して係止部材10の係止位置から解除位置側への回動を阻止する。したがって、操作部材11を誤って押したとしても係合体3がケース2から離脱することがない。また、回動部材22を施錠位置に回動させると、係合部材23の係合突出部23aが係合溝3eに入り込む。これにより、係合部材23が係止片部3bを上方へ移動不能に係止する。したがって、係合体3は、係止部材10に加え、係合部材23によっても上方への移動が阻止される。よって、係合体3は、ケース2に確実に係止される。しかも、係止部材10と係合部材23とは、係止片部3bに対して前面側部分と背面側部分とにおいてそれぞれ係合しているので、同一面側で係合する場合に比して係止片部3bをバランスよく係止することができる。
ロック位置に係止された係合体3をケース2から取り外す場合には、キー孔22aにキーを差し込んで回動部材22を施錠位置から開錠位置まで回動させる。すると、係合部材23の係止部材10及び係止片部3bに対する各係合が解除される。その後、操作部材11をケース2の内部側に押し、係止部材10を係止位置から解除位置まで回動させる。これにより、係止部材10の係止片部3bに対する係止状態を解除する。すると、係合体3がコイルばね7によってロック位置から上方へ移動させられ、引き続きコイルばね12によってアンロック位置まで移動させられる。したがって、操作部材11から手を離し、係止部材10をコイルばね12によって係止位置まで回動させたとしても、係止部材10が係止片部3bに再び係合することはない。その後、係合体3を上方へ移動させることにより、ケース2から取り外すことができる。
この発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記実施の形態においては、係止位置と解除位置との間を回動する係止部材10が用いられているが、係止位置と解除位置との間を直線移動する係止部材を用いてもよい。
また、上記実施の形態においては、キーで回動部材22を回動させるタイプの錠前機構20が用いられているが、開錠位置と施錠位置との間を直線移動可能な施錠部材を有するプッシュタイプの錠前機構を用いてもよい。その場合には、ケース2の前面から突出した施錠部材の一端部をケース2の内側に向かって押して、施錠部材を開錠位置から施錠位置まで押し込んだときに、施錠部材が係止片部3bに係合するように構成すればよい。プッシュタイプの錠前機構は、直線移動する係止部材と組み合わせてもよい。
また、上記実施の形態においては、施錠部材24の一部を構成する係合部材23を第2係止部材として兼用しているが、係合部材23とは別部材である第2係止部材を回動部材22に設けてもよい。
さらに、上記の実施の形態においては、係合体3にケース2の内部に挿入される係止片部3bを設け、この係止片部3bに係止部材10及び第2係止部材たる係合部材23を係合させているが、係止部材10及び係合部材23の各一部をケース2から外部に突出させ、その突出した一部を係合体3に係脱可能に係合させてもよい。
この発明に係る施錠装置の一実施の形態を示す正面図である。 同実施の形態の側面図である。 同実施の形態の背面図である。 同実施の形態の平面図である。 同実施の形態を、係合体をケースから取り外した状態で示す斜視図である。 同実施の形態を、係合体をケースに係止した状態で示す斜視図である。 同実施の形態を、裏蓋を取り外すとともに、錠前機構の施錠部材を開錠位置に位置させた状態で示す斜視図である。 施錠部材を施錠位置に位置させた状態で示す図7と同様の斜視図である。 同実施の形態のケース及びケースに設けられた部材を示す分解斜視図である。 同実施の形態の係合体及び係合体に設けられた部材を示す分解斜視図である。 図11(A)は係合体をアンロック位置に位置させた状態で示す図1のA−A線に沿う拡大断面図であり、図11(B)は係合体をロック位置に位置させ、かつ係止部材及び係合部材を係合体の係止片部に係合させた状態で示す図11(A)と同様の断面図、図11(C)は係合体をロック位置に位置させ、かつ係止部材及び係合部材と係止片部との係合を解除した状態で示す図11(A)と同様の断面図である。
符号の説明
1 施錠装置
2 ケース
2b 切欠き部
3 係合体
3b 係止片部
10 係止部材
20 錠前機構
22 回動部材
23 係合部材
24 施錠部材

Claims (7)

  1. ケースと、このケースに対して接近離間移動可能である係合体とを備え、上記ケースには、係止部材と施錠部材とが設けられ、上記係止部材が、上記係合体に係合して上記係合体が上記ケースから離間する方向へ移動するのを阻止する係止位置と、上記係合体が上記ケースから離間する方向への移動を許容する解除位置との間を変位可能とされ、上記施錠部材が、上記係止部材を上記係止位置に位置固定する施錠位置と、上記係止部材の上記係止位置と上記解除位置との間の変位を許容する開錠位置との間を変位可能とされた施錠装置において、
    上記ケースには、上記施錠部材の変位に連動して変位し、上記施錠部材が上記施錠位置に位置しているときには阻止位置に位置し、上記施錠部材が上記開錠位置に位置しているときには許容位置に位置する第2係止部材が設けられ、この第2係止部材は、上記阻止位置に位置しているときには上記係合体に係合して上記係合体が上記ケースから離間する方向へ移動するのを阻止し、上記許容位置に位置しているときには上記係合体が上記ケースから離間する方向へ移動するのを許容することを特徴とする施錠装置。
  2. 上記第2係止部材が上記施錠部材に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の施錠装置。
  3. 上記係止部材、上記施錠部材及び上記第2係止部材が上記ケースの内部に設けられ、上記ケースの一側部には、上記ケースの内部を外部に開放し、上記係止位置に位置している上記係止部材の上記係合体に係合する一端部及び上記阻止位置に位置している上記第2係止部材の上記係合体に係合する一端部が上記ケースの内部から外部に通り抜ける切欠き部が形成され、上記係合体には上記係止部材及び上記第2係止部材の上記ケースから外部に突出した各一端部がそれぞれ係脱可能に係合する係合片部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の施錠装置。
  4. 上記係止部材、上記施錠部材及び上記第2係止部材が上記ケースの内部に設けられ、上記ケースにはその内部を外部に開放する切欠き部が設けられ、上記係合体には、上記切欠き部を通って上記ケースの内部に挿入可能な係止片部が設けられ、上記係止部材及び上記第2係止部材が上記ケース内に挿入された上記係止片部に係脱可能に係合することを特徴とする請求項1又は2に記載の施錠装置。
  5. 上記係止部材と上記第2係止部材とが上記係止片部の一側部と他側部とにそれぞれ係合することを特徴とする請求項3又は4に記載の施錠装置。
  6. 上記係止部材が上記係止位置と上記解除位置との間を回動可能とされていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の施錠装置。
  7. 上記施錠部材が上記施錠位置と上記開錠位置との間を回動可能とされていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の施錠装置。
JP2004312083A 2004-10-27 2004-10-27 施錠装置 Expired - Fee Related JP4580212B2 (ja)

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