JP6420288B2 - 引戸錠 - Google Patents
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Description
しかも、仮施錠状態から引戸の開閉を完全に阻止するためには、本施錠状態へ移行する必要があり、その操作が面倒である等の問題があった。
しかも、前記仮施錠状態はいちいち鎌金と受座の開口縁との係脱作動を要し、引戸の開閉の円滑性が損なわれる等の問題が解消されていなかった。
前記キーレス錠は、例えば暗証情報を入力する複数の押しボタンと、該押しボタンに同動するロックピンと、該ロックピンと係脱してロックおよびアンロック作動するロック板とを備え、前記押しボタンに暗証情報を入力かつ記憶させて施錠し、該暗証情報を基に押しボタンを操作してロックピンとロック板との係合を解除し、解錠可能にしている。
前記引戸錠は引き違い戸への利用を対象にし、掛け金に相当するラッチロックと、受座に相当するラッチキャッチを内外の引戸の支持枠に設け、それらを引戸の移動方向と直角方向に出没させているため、引戸を戸枠に当接する形態の引戸に利用することは難しい。
請求項3の発明は、デッドロックカムの近接位置にデッドロックストッパーを回動可能に設け、前記解錠摘みを操作し室内錠を解錠する際、デッドロックストッパーをデッドロックカムの回動方向と反対方向へ回動可能に付勢し、該デッドロックストッパーを介しデッドロックカムの回動を規制し、該デッドロックカムをデッドボルトの後端部から後退可能にし、デッドロックカムの解錠状態を保持し、デッドボルトの後退と引戸の開扉を実行可能にしている。
請求項5の発明は、デッドロックカムの側方に解除ストッパーを回動可能に設け、該解除ストッパーの上端部をデッドボルトの底部に係合可能に設け、前記解除ストッパーを上方へ移動可能に付勢するとともに、前記解錠摘みの回動操作時、前記解除ストッパーをデッドロックカム側へ傾倒回動し、デッドボルトを後退可能にするとともに、室内錠を解錠可能にして、引戸の建付け不良や錠前の経年的な使用による構成部材の損傷や劣化によって、室内錠の解錠が不可能な場合、室内側の解錠摘みの解錠操作によって、室内錠の解錠とデッドボルトの後退を強制的に実行し、前記事態に対応して室内錠の解錠ないし引戸の開扉を実行可能にしている。
請求項7の発明は、室内錠を引戸の室内側端部の側面に配置し、室内錠の安全で容易かつコンパクトな取付けを実現している。
請求項9の発明は、トリガーの上方に空錠切替プレートを上下動可能に設け、該空錠切替プレートを上方へ移動可能に付勢するとともに、該空錠切替プレートの直上に空錠切替カムを係合かつ回動可能に配置し、空錠切替カムの回動変位を空錠切替プレートに伝え、トリガーとクランクリンクの変位を形成するとともに、引戸の開扉時にトリガーを突出しデッドボルトを後退させて室内錠の解錠状態を形成し、引戸の閉扉時にトリガーを掛止受座の係合突起に当接させて、トリガーを後退しデッドボルトを突出させて施錠状態を形成可能にしている。
請求項11の発明は、空錠切替カムの回動中心に空錠切替ピンを係合かつ回動可能に設け、空錠切替ピンの回動変位によって、自動施錠機能と空錠機能を切替え可能にしている
請求項13の発明は、室外錠に、キーレス錠またはシリンダー錠を設け、室外側から引戸の施解錠と開閉を行なえるようにしている。
請求項15の発明は、空錠切替ピンに、室外錠のクリアボタンに連係するクリアピンを同動可能に連結し、空錠切替ピンの空錠切替作動時にロックピンの拘束を解除し、その原状を回復させて暗証情報入力を解除し、該暗証情報による施解錠作動を遮断可能にして、空錠切替時における作動を確実かつ安全に行なえるようにしている。
請求項17の発明は、暗証情報入力をキャンセル後、室外側の解錠摘みの回動操作を介し、前記デッドロックカムをデッドボルトの後退域から後退可能にし、室外側から引戸を解錠ないし開扉可能にし、室外側の解錠摘みの操作を基にデッドボルトを後退し、引戸を解錠ないし開扉可能にしている。
請求項18の発明は、引戸の室内外側面に把手を取付け、引戸の開閉を容易に行なえるようにしている。
請求項19の発明は、錠ケースと錠カバーの対向位置にトリガーとデッドボルトの出没通路を有する張出部を突設し、該張出部を掛止受座の端面に係合可能に配置し、トリガーとデッドボルトの円滑な出没動作を図るとともに、室内錠を安定して掛止受座に係合させるようにしている。
請求項21の発明は、掛止受座の端面に係合突起を突設し、該係合突起に前記トリガーを当接可能に配置し、トリガーをいち早く係合突起に当接させて後退させ、突出状態のトリガーとの接触に伴うデッドボルトや掛金の誤動作を防止し得るようにしている。
その際、室内錠を引戸の室内側の側面に配置して、トリガーを引戸の室内側に隠蔽させ、前記接触を未然に防止し得るようにしている。
請求項22の発明は、戸枠の側面にL字形断面のアタッチメントを取付け、該アタッチメントに掛止受座を取付け、引戸の建付け変更に容易に応じられるようにしている。
請求項23の発明は、戸枠の端面に取付穴を形成し、該取付穴に掛止受座を取付け、引戸の建付け変更に容易に応じられるようにしている。
請求項3の発明は、デッドロックカムの近接位置にデッドロックストッパーを回動可能に設け、前記解錠摘みを操作し室内錠を解錠する際、デッドロックストッパーをデッドロックカムの回動方向と反対方向へ回動可能に付勢し、該デッドロックストッパーを介しデッドロックカムの回動を規制し、該デッドロックカムをデッドボルトの後端部から後退可能にしたから、デッドロックカムの解錠状態を保持し、デッドボルトの後退と引戸の開扉を実行することができる。
請求項5の発明は、デッドロックカムの側方に解除ストッパーを回動可能に設け、該解除ストッパーの上端部をデッドボルトの底部に係合可能に設け、前記解除ストッパーを上方へ移動可能に付勢するとともに、前記解錠摘みの回動操作時、前記解除ストッパーをデッドロックカム側へ傾倒回動し、デッドボルトを後退可能にするとともに、室内錠を解錠可能にしたから、引戸の建付け不良や錠前の経年的な使用による構成部材の損傷や劣化によって、室内錠の解錠が不可能な場合、室内側の解錠摘みの解錠操作によって、室内錠の解錠とデッドボルトの後退を強制的に実行し、前記事態に対応して室内錠の解錠ないし引戸の開扉を実行することができる。
請求項7の発明は、室内錠を引戸の室内側端部の側面に配置したから、室内錠の安全で容易かつコンパクトな取付けを実現することができる。
請求項9の発明は、トリガーの上方に空錠切替プレートを上下動可能に設け、該空錠切替プレートを上方へ移動可能に付勢するとともに、該切替プレートの直上に空錠切替カムを係合かつ回動可能に配置したから、空錠切替カムの回動変位を空錠切替プレートに伝え、トリガーとクランクリンクの変位を形成するとともに、引戸の開扉時にトリガーを突出しデッドボルトを後退させて室内錠の解錠状態を形成し、引戸の閉扉時にトリガーを掛止受座の係合突起に当接させて、トリガーを後退しデッドボルトを突出させて施錠状態を形成することができる。
請求項11の発明は、空錠切替カムの回動中心に空錠切替ピンを係合かつ回動可能に設けたから、空錠切替ピンの回動変位によって、自動施錠機能と空錠切替機能を切替えることができる。
請求項13の発明は、室外錠に、キーレス錠またはシリンダー錠を設けたから、室外側から引戸の施解錠と開閉を行なうことができる。
請求項15の発明は、空錠切替ピンに、室外錠のクリアボタンに連係するクリアピンを同動可能に連結し、空錠切替ピンの空錠切替作動時にロックピンの拘束を解除し、その原状を回復させて暗証情報入力を解除し、該暗証情報による施解錠作動を遮断可能にしたから、空錠切替時における作動を確実かつ安全に行なうことができる。
請求項17の発明は、暗証情報入力をキャンセル後、室外側の解錠摘みの回動操作を介し、前記デッドロックカムをデッドボルトの後退域から後退可能にし、室外側から引戸を解錠ないし開扉可能にしたから、室外側の解錠摘みの操作を基にデッドボルトを後退し、引戸を解錠ないし開扉することができる。
請求項18の発明は、引戸の室内外側面に把手を取付けたから、引戸の開閉を容易に行なうことができる。
請求項19の発明は、錠ケースと錠カバーの対向位置にトリガーとデッドボルトの出没通路を有する張出部を突設し、該張出部を掛止受座の端面に係合可能に配置したから、トリガーとデッドボルトの円滑な出没動作を促せるともに、室内錠を安定して掛止受座に係合させることができる。
請求項21の発明は、掛止受座の端面に係合突起を突設し、該係合突起に前記トリガーを当接可能に配置したから、トリガーをいち早く係合突起に当接させて後退させ、突出状態のトリガーとの接触に伴うデッドボルトや掛金の誤動作を防止することができる。
その際、室内錠を引戸の室内側の側面に配置して、トリガーを引戸の室内側に隠蔽させ、前記接触を未然に防止することができる。
請求項22の発明は、戸枠の側面にL字形断面のアタッチメントを取付け、該アタッチメントに掛止受座を取付けたから、引戸の建付け変更に容易に応じられる効果がある。
請求項23の発明は、戸枠の端面に取付穴を形成し、該取付穴に掛止受座を取付けたから、引戸の建付け変更に容易に応じられる効果がある。
前記戸枠2の室内側の中高位置で引戸1とオフセット位置に、掛止受座6がビス(図示略)を介して取付けられ、この掛止受座6の端面に室内錠7が当接可能に取付けられている。前記掛止受座6に、鎌形の掛金8が係脱可能に掛け止められ、室内錠7を施解錠可能にしている。図中、9は引戸1を収納する戸袋である。
前記掛止受座6の端面の上部に係合突起11が突設され、その突出高hは掛止受座6の側端面より突出していて、この突出面に後述するトリガーを当接可能に配置し、トリガーを速やかに後退可能にしている。
前記掛止受座6の中間部に係合孔12が形成され、該係合孔12に前記掛金8が係脱可能に掛け止められ、室内錠7の施解錠を形成可能にしている。
前記引戸1の引出し側端部の室内13側に室内錠7が取付けられ、該室内錠7の室内13側に室内座14が取付けられ、また引戸1の室外15側に室外錠としてキーレス錠16が取付けられている。
前記室内座14は縦長の小判形に形成され、その上部に空錠切替ピン35が回動可能に取り付けられ、その軸端部に切替摘み17が設けられ、この切替摘み17の回動操作によって、室内錠7を室内側から施解錠可能に構成している。
前記解錠摘み18は、亜鉛合金ダイカストによって小形のレバーハンドル状に一体成形され、その軸筒部18aにストップワッシャ129のハブ穴130が挿入され、その端部側の環状溝131に止め輪132が嵌め込まれている。
図中、133はストップワッシャ129の周面に突設した係止片で、貫通穴127の内側に対向配置した1対のストッパー134の上端部に係合して、解錠摘み18の回動角度を規制可能にしている。
このうち、自動施錠機能は室内錠7を施解錠状態に形成可能にし、引戸1の閉扉時に後述するトリガーを錠ケース内に後退させ、掛金8を掛止受座6の係合孔12に係合して施錠可能にしている。
また、空錠切替機能は室内錠7を非施解錠状態に形成可能にし、後述するトリガーを後退し、かつ掛金8を後述するデッドボルトに収容して非施解錠可能にし、引戸1を自由に開閉可能にしている。
図中、21,22は引戸1の内外に取付けた略U字形状の把手で、引戸1の開閉に使用され、23は引戸1と室内座14との間に配置したパッキングシールである。
前記錠ケース24と錠カバー25は引戸1の端面から内側に離間して配置され、その離間寸法Jは、掛止受座6の縦幅に張出部28,29の張出幅mを加えた長さに略相当し、引戸1に対する取付け寸法を可及的にコンパクト化している。
前記錠ケース24内の上下端部と中間部に複数のネジ孔30が形成され、これらのネジ孔30に錠カバー25の外側からビス孔31を介してビス32がねじ込まれ、錠ケース24と錠カバー25とを略中空の小判形ケースに形成している。
前記切替ピン35の端部に空錠切替摘み17が設けられ、該切替摘み17を介して、室内側から室内錠7を前記自動施錠機能または空錠切替機能へ切り替え可能にしている。
前記ワンウェイクラッチ機構は、解錠摘み20による角芯棒160の回動変位を室内側の解錠摘み18の角芯棒38に伝え、解錠摘み18による角芯棒38の回動変位を、室外側の角芯棒160へ伝えないようにして、室内側の解錠摘み18による回動変位を室外側の解錠摘み20に表出させないようにしている。
前記空錠切替カム41は、自動施錠機能の解錠時と施錠時に空錠切替ピン35を中心に同方向へ90°回動して起立され、その起立時に円弧面41aの下端部を直下の空錠切替プレート43に係合可能に位置付け、また前記切替カム41の弦部41bを側方に位置付けて、空錠切替プレート43を押し下げ可能にしている。
前記空錠切替プレート43は合成樹脂によって略T字若しくはH形状の板体に成形され、その上部に横長の上側係合片44が形成され、その上面は凹状の湾曲面44aに形成されていて、該湾曲面44aに空錠切替カム41の円弧面41aの端部を係合可能に配置されている。
錠ケース24に突設した係止突起48が挿入され、該係止突起48とガイド溝47の上端との間にプレートスプリング49が介挿され、該スプリング49の弾性を介して、空錠切替プレート43を上方へ移動可能に付勢している。
前記段部46の一側面は、錠ケース24の内側に突設したガイド50に摺動可能に配置され、空錠切替え時に上側の肩部46aを、錠ケース24の内側に突設した掛止リブ51に係合可能に配置している。
前記係合段部46の他側面に段部46bが形成され、該段部46bを空錠切替え時に錠ケース24の内側に突設した凸部157に係合可能に配置している。
この場合、ガイド溝52を有底に構成することも可能である。
前記トリガー54は合成樹脂によって略角柱状に成形され、その側部に舌片55が突設され、該舌片55の背面に前記スライダ56が突設され、その表面側にピン57が突設されていて、該ピン57にプレートリンク58の通孔59が挿入されている。
前記トリガー54の室内錠7の解錠時における側壁26からの突出寸法kは、引戸1の端面からの錠ケース24および錠カバー25の離間寸法Jの略1/2以下に形成され、かつ張出部28,29の側端面からの突出寸法nを、前記係合突起11の突出高hと略同一に形成されている。
前記トリガー54は、引戸1の閉扉時に掛止受座6の係合突起11に係合可能にされ、この係合によってリンクスプリング73の弾性に抗して、錠ケース24の内側へ後退可能にされ、かつこの後退位置を空錠切替時に維持可能にされている。
前記L形リンク61は合成樹脂によって略L字形状に成形され、その前面に前記ピン62,63を突設し、その裏面にガイドピン(図示略)を突設していて、該ガイドピンを錠ケース24に形成したガイド溝53に摺動可能に挿入し、前記トリガー54の出没作動を形成可能にしている。
中間部に軸筒部68が形成され、該軸筒部68を錠ケース24に形成した通孔69に回動可能に挿入し、該軸筒部68を中心に揺動可能に支持されている。
図中、70は錠ケース24に突設したコ字形片で、内側に箱形のゴム製の消音ストッパー71が収容され、この離間位置に一対のバネ受72が突設され、このバネ受72にセットスプリング73が収容されている。
前記クランクリンク66の下端部に通孔74が形成され、該通孔74をデッドボルト75の一端部内に挿入し、該ハウジング75の一端部にピン孔76が形成されていて、これらにピン77が挿入され、クランクリンク66の下端部をデッドボルト75の一端部に回動可能に連結している。
前記デッドボルト75はステンレス鋼板を略コ字形に屈曲形成し、その内側に鋼板製の掛金8を回動可能に取付けている。
前記掛金8の一端にピン孔78が形成され、またデッドボルト75の屈曲片にピン孔79が形成され、これらのピン孔78,79に軸ピン80を挿入して、掛金8をデッドボルト75に回動可能に取付けている。
図中、8aは掛金8の枢支側に形成した略U字形の係合溝で、該係合溝8aを錠ケース24に突設したピン99に係合可能に配置している。
そして、前記デッドボルト75の突出時に、掛金8の係合溝8aを前記ピン99に係合し、該ピン99を支点に上方へ回動して突出終期に、掛金8の先端部を掛止受座6の係合孔12の開口縁部に係合可能にしている。
前記ピン88は前記角孔85に係脱可能に挿入され、その係脱作動を介して解除プレート82を起立または傾倒可能に構成している。
前記デッドロックカム86の貫通穴89に、亜鉛合金ダイカスト製のレバーカム90の軸部が回動可能に挿入され、その内側に角芯棒38を挿入可能な角孔91が形成されている。前記軸部の周面の一端に係合片92が突出形成され、該係合片92の一端にバネ受93が突設されている。
また、前記バネ受93にセットスプリング97の一端が着座し、この他端が錠ケース24の係止段部98に係合し、該セットスプリング97の弾性によって、レバーカム90を図8上時計方向へ回動可能に付勢している。
前記ピン100に捩りバネ104が巻き掛けられ、その一端が側壁26の内面に係合して配置され、この他端がデッドロックストッパー101に突設した係止ピン103に係合している。
そして、前記捩りバネ104の弾性によって、デッドロックストッパー101を図11(a)上反時計方向へ回動可能に付勢し、その付勢力をデッドロックカム86のリブ105に作用させている。
前記デッドロックストッパー101の先端部は、デッドボルト75の底面に係合可能に配置され、他端の角部が前記凸部106に乗り上げて係合し、デッドロックカム86に対する係合力を増強している。
しかも、デッドボルト75が外側へ突出作動し、デッドロックカム86がデッドロックカムスプリング96によって回動し、その係合板87がデッドボルト75の後退域に突出して、デッドボルト75の後端部と係合し、その後退を阻止して前記施錠状態を堅持するようにされている。
このようにすると、レバーカム90とデッドロックカム86が図11(b)上反時計方向へ回動し、係合板87の側端部がデッドボルト75の後端部から後退し、それらの係合を解除し、デッドボルト75の後退域を開放するようにしている。
そうすると、デッドロックカム86がデッドロックカムスプリング96によって押し回わされ、その係合板87がデッドボルト75の後退域に突出して、デッドボルト75の後端部と係合し、その後退を阻止して施錠状態を形成することになる。
このため、係合板87がデッドボルト75の後退域から後退し、デッドボルト75の後退を促して解錠状態と引戸1の開扉を形成可能にしている。
そして、これに同動してクランクリンク66の上端部が外側へ引き動かされ、該リンク66が軸筒部68を中心に回動して、その下端部を錠ケース24の内側へ引き動かし、該下端部に連結されたデッドボルト75を同動させて錠ケース24内に後退するようにしている。
そして、デッドボルト75が後退すると、係合溝8aがピン99との係合を解除し、掛金8が軸ピン80を中心に自重によって下側へ回動し、デッドボルト75内に収容されて解錠状態を形成する。この状況は図11(d)のようである。
このような状況は図12(a)のようで、この状況の下で前記施錠状態を解除し引戸1を開扉する場合、例えば引戸1の建付け状態が悪く、または室内錠7の経年的な使用によって、例えばセットスプリング73が折損した場合、クランクリンク66の復帰回動が断たれ、掛金8の施錠状態が維持されてしまう。
このようにすると、係合板87がデッドボルト75の後端部との係合を解除し、デッドボルト75の後退域を開放するようになる。
また、前記係合板87の回動変位によって、ピン88が角孔85内を下方へ移動し、解除ストッパー82がピン84を中心に自重によってレバーカム90側へ傾倒回動し、その傾倒力ないしモーメントをデッドボルト75へ作用するようにしている。
そして、デッドボルト75の後退動によって、クランクリンク66の下端部が後方へ押し動かされ、その上端部が前方へ移動してプレートリンク58を同方向へ押し動かし、トリガー54を錠ケース24から外側へ突出させる。この状況は図12(b)のようである
そして、セットスプリング97によってデッドロックカム86を若干押し回わし、解除プレート82を若干起立させて切欠溝6aとの係合を維持させる。このような状況は図6(c)のようである。
図中、107はデッドボルト75の内側の移動終端部に配置したゴム製の消音板で、デッドボルト75の錠ケース24に収容時の当接音の低減を図っている。
前記室内座14の上下端部と中間部にビス孔109〜116が形成され、これらにビス117〜119を挿入し、これをキーレス錠16のネジ孔(図示略)にねじ込み、室内座14と錠ケース24および錠カバー25と、キーレス錠16を引戸1を挟んで連結している。
また、図中、126は室内座14の上部に設けた通孔で、該通孔126に室内座14の外側から空錠切替ピン35が挿入され、その一端の空錠切替摘み17を室内座14の表面に装着可能にしている。
前記キーレス錠16の後述するクリアピン137の他端部は、キーレス錠16の内部に組み込まれ、その一端をキーレス錠16に組み付けたクリアボタン140の内側に配置し、クリアピン137の押圧変位に同動可能にされている。
前記クリアピン137は、前記ロックプレートのロック孔を貫通してリセット板のクリアピン挿入孔に挿入され、該挿入孔に設けたテーパ面に対し、自動施錠(Auto Lock)機能時は、前記テーパフランジ139と係合可能に配置されている。
そして、押しボタン19を介しロックピンに暗証情報を記憶させてキーレス錠16を施錠可能にし、解錠時は前記暗証情報を基に室外から押しボタン19を操作してキーレス錠16を解錠可能にしている。
この場合、室外15側のキーレス錠16は予め暗証情報入力して施錠され、その自動施錠機能時には室内13側の自動施錠機能を共有し、別途の操作を不要にしている。
そして、該押しボタン19を暗証情報を基に押圧操作して解錠し、室外15側の解錠摘み20の回動操作に連係する角芯棒160を介して解錠可能に構成した、非電気式ないし非電子式のメカロック式のキーを使用しない錠前、いわゆるボタン錠を用いている。
なお、前記キーレス錠16について、出願人は既に特許第5659194号で開示しており、その暗証情報の入力と解除法、およびそれらの構成は前記特許公報に記載の通りである。
前記ケースハウジング144に、複数のボタン孔149と上部にクリアボタン孔150が形成され、これらに押しボタン19とクリアボタン140が挿入されている。
図中、19aは押しボタン19のフランジ、154は略U字形状に屈曲したボタンワッシャー、156はボタンスプリング、158はバネ受である。
前記ロックピン213は、亜鉛合金ダイカストまたは真鍮を機械加工して異形に形成され、その両端部に大小異径の小径部213aと大径部215が形成され、この大径部215をカバープレート148のピン孔200に挿入かつ表出させている。
また、押しボタン19の押圧操作によって、ロックピン213の前記各部を軸方向に変位させ、ロック孔175,176に対しカムフランジ217,218を係脱させて、キーレス錠16を施解錠可能にしている。
そして、リセット板147の上動時に、ロックピン213のカムフランジ217,218から離間し、ロックピン213を上動可能にしている。
また、前記リセット板147の上部にクリアピン挿入孔197が形成され、該挿入孔197にテーパー面197aが形成され、該テーパー面197aにクリアピン137のテーパーフランジ139が係合している。
前記リセット押え板191に複数のロックピン孔192が形成され、その周辺に前記バネ掛けピン189を挿入可能なピン孔194が形成されている。
前記空錠切替カム41の直下にトリガー54を配置し、その背部の凸部をガイド溝52に挿入し、背部のピン57にプレートリンク58を挿入し、該リンク58の他方の通孔60にL形リンク61のピン62を挿入する。
また、前記デッドボルト75のピン孔79にピン80を挿入し、該デッドボルト75をピン99の直下の錠ケース24の平坦な底面に滑動可能に収容する。
そして、前記デッドロックストッパー101上にデッドロックカム86を配置し、該ロックカム86の貫通孔89にレバーカム90を挿入し、該カム90の軸部を錠ケース24の通孔36に回動可能に挿入する。
更に、デッドロックカム86の裏面側のリブ105に、デッドロックカムスプリング96の一端を係合し、この他端を錠ケース24の凹溝95に係合し、前記スプリング96の弾性によって、デッドロックカム86を図8上時計方向へ回動可能に付勢する。
一方、掛止受座6の製作は、亜鉛ダイカストによって縦長の角柱状に成形し、その上端部に係合突起11を突出成形し、中間部に係合孔12を成形し、その端部の両側に一対の側壁10,10を対向配置する。
その際、室内座14から挿入した空錠切替ピン35を室内錠7の空錠切替カム41の軸孔42に挿入し、錠カバ−25の通孔34を貫通させて外側へ突出する。
この後、引戸1の内外の室内座14とキーレス錠16の直下に把手21,22を上下方向に取付ける。この状況は図1,5のようである。
また、キーレス錠16の外側から解錠摘み20の角芯棒160を通孔に挿入し、その先端部を前記ワンウェイクラッチ機構に挿入する。
すなわち、室内外の解錠摘み18,20の各角孔に角芯棒38,160を挿入し、それらの先端部をケースハウジング144側に設けたワンウェイクラッチ機構に挿入し、解錠摘み20の回動変位を解錠摘み18に伝達可能にし、一方、解錠摘み18の回動変位を解錠摘み18に対し遮断可能にする。
このように室内錠7は、引戸1の端部側面にビスを用いて取付け、引戸1の内部に大きな取付穴を形成して収容する構成を採らないから、室内錠7の取付けを容易かつ速やかに行なえる。
また、戸枠2の端面にビスを用いて掛止受座6を取付け、戸枠2の内部に掛止受座の収容孔を形成する構成を採らないから、掛止受座6の取付けを容易かつ速やかに行なえる。
前記自動施錠機能における解錠は、施錠状態の引戸1の開扉を意図して行なわれ、その操作は自動施錠機能を維持して施錠を実行し、その施錠時には空錠切替カム41の起立状態と、空錠切替プレート43の受圧状態を維持して行なわれる。
そこで、前記施錠時に室内錠7を解錠する場合は、先ず引戸1の室内13または室外15側の解錠摘み18,20を解錠回動し、デッドロックカム86によるデッドボルト75の後端部との係合状態を解除し、かつデッドロックストッパー110を作動させて、前記デッドロックカム86によるデッドボルト75の後端部との係合解除状態を維持させ、デッドボルト75の後退域を確保して、引戸1の開扉を可能にする。この状況は図11(c)のようである。
前記係合解除状態は、解錠摘み18の解錠回動が維持されるときは保持されるが、解錠摘み18から手を離すと、デッドロックカム86がデッドロックカムスプリング96によって上方へ押し回され、係合板87がデッドボルト75の後端部に再度係合して、該ハウジング75の後退を阻止し、室内錠7の解錠ないし引戸1の開扉を行なえなくなる。
そして、前記トリガー54に同動して、クランクリンク66の上端部が外側へ引き動かされ、該リンク66が軸筒部68を中心に図8上反時計方向へ回動し、その下端部が錠ケース24の内側へ移動し、該下端部に連結されたデッドボルト75が同動して錠ケース24内に後退する。この状況は図8のようである。
こうしてデッドボルト75が後退すると、係合溝8aがピン99との係合を解除し、掛金8が軸ピン80を中心に下側へ回動してデッドボルト75内に収容され、室内錠7が解錠状態を堅持する。この状況は図11(d)および図8のようである。
このようにすると、解除ストッパー82の重量とモーメントによって、解除ストッパー82の先端部と係合するデッドボルト75が後退方向へ押し動かされ、該デッドボルト75が係合孔12から引き出されて錠ケース24内へ移動し、掛金8がデッドボルト75内に落とし込まれて解錠する。この状況は図12(b)のようである。
したがって、トリガー54を単に戸枠2に係合させる場合に比べ、トリガー54を早期かつ速やかに後退させることができるから、トリガー54の突出時に使用者が接触してデッドボルト75や掛金8を誤作動させる事態を未然に防止し得る。
しかも、前記トリガー54は引戸1の室内13側の背部に位置して、使用者との接触を回避しているから、引戸1の端面にトリガー54を突出させる構造のものに比べ、前記誤作動を確実に防止し得る。
その際、張出部28,29を掛止受座6の長さ方向の全域に亘って係合配置しているから、室内錠7を確実かつ安定して掛止受座6に係合させられる。
したがって、従来のように掛金の仮施錠後、ロックレバーやロックレバーを操作して本施錠状態を形成する面倒を解消し得る。
しかも、引戸1の閉扉に伴って、デッドロックカム86の係合板87がデッドボルト75の後端部と係合し、デッドボルト75の後退を阻止するから、前記施錠状態を維持し強化する。
前記空錠切替機能は、空錠切替摘み17の回動操作によって実行される。
前記空錠切替ピン35を室内13側から90°回動すると、これに連係するクリアピン137が同動し、キーレス錠16内のテーパフランジ222aと、クリアピン挿入孔197のテーパ面197aとの係合が解除される。
このため、リセット板147が上動し、装着した捩りバネ195をロックピン213から離間させてロックピン213を上動させ、ロックピン213の原状を回復させる。したがって、ロックピン213に入力された暗証情報がキャンセルされ、キーレス錠16の暗証情報による施解錠作動が遮断される。
この場合、切替ピン35の中心から弦部41bまでの垂直距離は、円弧面41aの半径よりも短いから、その距離の差分、弦部41bが上方へ変位し、空錠切替カム41に対する押圧力を軽減させて、空錠切替カム41を押し上げる。
したがって、プレートリンク58が斜状に変位し、トリガー54の舌片55に設けたピン57が錠ケース24の内側へ移動して、錠ケース24内に引き寄せる。
このため、切欠部81に対する解除ストッパー82が解錠時と同様な状態を維持し、掛金8が解錠されてデッドボルト75内に収納される。この状況は図10のようである。
したがって、従来の仮施錠のように引戸1をいちいち施解錠する面倒がなく、引戸1を自由に開閉して室内外13,15へ自由に出入りし得るようになり、引戸1を頻繁に開閉する使用に好適になる。
このうち、図19および図20は本発明の第2の実施形態を示し、この実施形態は掛止受座6を戸枠2の端面の中間位置に取付ける代わりに、戸枠2の室内13側の側面にL字形金具からなるアタッチメント237をビス240を介して取付けている。
このようにすることで、掛止受座6を戸枠2の室内13側の側端部に取付け、引戸1の建付けの変更に応じられるようになる。
この場合、取付孔241は戸枠2の一部域で良く、従来のように戸枠に引戸錠を埋設する大きな取付孔の形成を要しない。
前記キーレス錠16のケースハウジングの内部に、シリンダー244と同動可能な支軸246を回動可能に設け、該支軸246にギア247を取付け、該ギア247に噛合するギア248を取付けた支軸249を前記支軸246の上方に配置している。
そして、前記ギア248に噛合するギア250を、解錠摘み20に連係する角芯棒38の基部側に取付けている。
このようにすることで、解錠摘み20の代わりに解錠操作でき、またキーレス錠16の代わりにキーレス錠16を解錠可能にしている。
2 戸枠
6 掛止受座
7 室内錠
8 掛金
18,20 解錠摘み
11 係合突起
12 係合孔
15 室外
16 室外錠(キーレス錠)
21,22 把手
24 錠ケース
25 錠カバー
35 空錠切替ピン
41 空錠切替カム
43 空錠切替プレート
66 クランクリンク
75 デッドボルト
82 解除ストッパー
86 デッドロックカム
101 デッドロックストッパー
146 ロックプレート
147 リセット板
151 駆動カム
213 ロックピン
237 アタッチメント
241 取付穴
242 シリンダー錠
Claims (23)
- 戸枠と、該戸枠に当接可能に配置した引戸と、引戸の室内側に設けた室内錠と、を備え、前記戸枠に係合孔を形成した掛止受座を取付け、前記室内錠に、掛止受座に係脱可能な鎌形の掛金と、引戸の開閉時に出没可能なトリガーと、引戸の開閉時に前記掛止受座に進退可能に設けられ、かつ前記掛金を出没可能に収容したデッドボルトと、を備えた引戸錠において、前記室内錠に空錠切替ピンを回動可能に設け、前記空錠切替ピンに室内錠に設けた空錠切替カムを係合かつ回動可能に設け、該空錠切替カムの直下に空錠切替プレートを上下動かつ上方へ移動可能に付勢するとともに、前記空錠切替プレートの背部にL形リンクを揺動可能に設け、該L形リンクに複数のピンを突設し、これらのピンをトリガーの後部と空錠切替プレートとクランクリンクの上端部に係合可能に設け、トリガーの出没作動と空錠切替プレートの上下動とクランクリンクの揺動を形成可能に設け、かつクランクリンクの下端部をデッドボルトに回動可能に連結し、室内錠を施解錠状態に形成する自動施錠機能と、非施解錠状態に形成する空錠切替機能と、に選択的に切り替え可能に設け、自動施錠時は空錠切替カムを起立回動し、空錠切替プレートを押し下げて引戸の閉扉時にトリガーを室内錠の錠ケース内に後退し、掛金を掛止受座の係合孔に係入して施錠可能にし、空錠切替時は空錠切替カムを倒立回動し、空錠切替プレートを押し上げてデッドボルトとトリガーを錠ケース内に後退し、かつ掛金をデッドボルトに収容して非施解錠可能にし、引戸を自由に開閉可能にしたことを特徴とする引戸錠。
- 前記室内錠に解錠摘みを回動可能に設け、該解錠摘みにデッドロックカムを同動可能に設け、該デッドロックカムをデッドボルトの後退域に出没可能に設け、引戸の閉扉かつ施錠時に前記デッドロックカムをデッドボルトの後端部に係合可能に移動した請求項1記載の引戸錠。
- 前記デッドロックカムの近接位置にデッドロックストッパーを回動可能に設け、前記解錠摘みを操作し室内錠を解錠する際、デッドロックストッパーをデッドロックカムの回動方向と反対方向へ回動可能に付勢し、該デッドロックストッパーを介しデッドロックカムの回動を規制し、デッドロックカムをデッドボルトの後端部から後退可能にした請求項2記載の引戸錠。
- 前記デッドロックストッパーを、デッドロックカムの背後に配置した請求項3記載の引戸錠。
- 前記デッドロックカムの側方に解除ストッパーを回動可能に設け、該解除ストッパーの上端部をデッドボルトの底部に係合可能に設け、前記解除ストッパーを上方へ移動可能に付勢するとともに、前記解錠摘みの回動操作時、前記解除ストッパーをデッドロックカム側へ傾倒回動してデッドボルトを後退可能にし、室内錠を解錠可能にした請求項3記載の引戸錠。
- 前記室内錠を、錠ケースと錠カバーとを接合して扁平な容器状に形成した請求項1記載の引戸錠。
- 前記室内錠を引戸の室内側端部の側面に配置した請求項1記載の引戸錠。
- 前記室内錠の内部にトリガーとデッドボルトを出没可能に収容し、このトリガーとデッドボルトとをクランクリンクを介して揺動可能に連係し、前記トリガーとデッドボルトとを互いに異方向へ移動可能にした請求項1記載の引戸錠。
- 前記トリガーの上方に空錠切替プレートを上下動可能に設け、該空錠切替プレートを上方へ移動可能に付勢するとともに、前記空錠切替プレートの直上に空錠切替カムを係合かつ回動可能に配置した請求項8記載の引戸錠。
- 前記空錠切替カムを略半月状に形成した請求項1記載の引戸錠。
- 前記空錠切替カムの回動中心に空錠切替ピンを係合かつ回動可能に設けた請求項1記載の引戸錠。
- 前記空錠切替プレートを略T字若しくはH字形状に形成し、その上端部に空錠切替カムの円弧面の端部と係合可能な凹状の湾曲面を形成した請求項1記載の引戸錠。
- 前記引戸の室外側に、キーレス錠またはシリンダー錠の室外錠を配置した請求項2記載の引戸錠。
- 前記キーレス錠は、押圧操作によって暗証情報を入力および解除可能な複数のロックピンと、前記ロックピンと係脱可能な複数のロック孔を形成したロックプレートと、前記ロックピンの作動を制御するリセット板と、を備え、前記ロックピンの一部または全部に暗証情報入力して前記ロック孔に係合可能に設け、該暗証情報入力した前記ロックピンの暗証情報入力を解除して前記ロック孔との係合を解除し、該ロックプレートを室外錠の解錠摘みの回動変位に連動可能にした請求項13記載の引戸錠。
- 前記空錠切替ピンに、室外錠のクリアボタンに連係するクリアピンを同動可能に連結し、空錠切替ピンの空錠切替作動時にロックピンの拘束を解除し、その原状を回復させて暗証情報入力を解除し、該暗証情報による施解錠作動を遮断可能にした請求項14記載の引戸錠。
- 前記キーレス錠の解錠後、室外側の解錠摘みの回動変位に駆動カムを同動し、該駆動カムに係合するロックプレートとリセット板を作動し、ロックプレートと暗証情報入力後のロックピンとの係合を解除し、前記暗証情報入力をキャンセル可能にした請求項14記載の引戸錠。
- 前記暗証情報入力をキャンセル後、室外側の解錠摘みの回動操作を介して、前記デッドロックカムをデッドボルトの後端部から後退可能にし、室外側から引戸を解錠ないし開扉可能にした請求項16記載の引戸錠。
- 前記引戸の室内外側面に把手を取付けた請求項1記載の引戸錠。
- 前記錠ケースと錠カバーの対向位置に、トリガーとデッドボルトの出没通路を有する張出部を突設し、該張出部を掛止受座の端面に係合可能に配置した請求項6記載の引戸錠。
- 前記張出部を掛止受座の長さ方向の全域に亘って係合配置した請求項19記載の引戸錠
- 前記掛止受座の端面に係合突起を突設し、該係合突起に前記トリガーを当接可能に配置した請求項1記載の引戸錠。
- 前記戸枠の側面にL字形断面のアタッチメントを取付け、該アタッチメントに掛止受座を取付けた請求項1記載の引戸錠。
- 前記戸枠の端面に取付穴を形成し、該取付穴に掛止受座を取付けた請求項1記載の引戸錠。
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