JP5352167B2 - 錠前装置 - Google Patents
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Description
上記第1の鍵組合せの凹部は、上記下部ケーシングを上面側から下面側に凹ませて形成されたものであり、上記第2の鍵組合せの凹部は、上記上部ケーシングの鍵片挿入穴の周縁部分を、下方から上方に凹ませて形成されたものであり、上記第3の鍵組合せの突起は、上記下部ケーシングを下面側から上面側に突出させて形成されたものとすることができる。
また、上記の下部ケーシングは、下面側に自転車車体への取付金具が設けられる馬蹄形をなすものとして実施することができる。
また、上記第1の鍵組合せの凹部は、上記鍵片の凸部を前後方向に移動することを許容する第1溝部と、上記鍵片の凸部を横方向に移動することを許容する第2溝部とを備えるものとして実施することができる。
第1鍵組合せは、係止部材収納部23の鍵片挿入穴26付近に形成された凹部(以下、凹陥部51という)と、この凹陥部51に対応して鍵片13の下方向に突出するように設けられた下面凸部33との組合せであり、凹陥部51と下面凸部33との位置が一致することにより、鍵片13が軸27に当接する位置まで移動することを許容する。
第2鍵組合せは、係止部材収納部23の鍵片挿入穴26の周縁(上縁)を構成する上部ケーシングー20を上方に向けて形成された凹部(以下、切り込み部28という)と、この切り込み部28に対応して鍵片13の上方向に突出するように設けられた上面凸部37との組合せであり、切り込み部28と上面凸部37との位置が一致することにより、鍵片13が軸27に当接する位置まで移動することを許容する。
図では、第1鍵組合せの下面凸部33及び凹陥部51を、図5(C)と図6(A)にを示し、第2鍵組合せの上面凸部37及び切り込み部28を、図5(D)と図6(B)に示したが、両者を一つの鍵片の表裏にそれぞれ設けるようにしてもよい。即ち、この下面凸部33と、上面凸部37は、一つの鍵片13の上面側と下面側との両方を、厚み方向に突出させて設けるようにしてもよく、いずれか一方の面にのみ設けるようにしてもよい。一方の面にのみ設けて、他方の面には設けない場合には、他方の面については、全て解錠を許容するものとなる。言い換えれば、第1鍵組合せと第2鍵組合せとの一方の組合せについては、全開の組合せを選択したこととなる。
これに対して第2の鍵組合せは、上記の上面凸部37の左右方向の位置と、係止部材収納部23の鍵片挿入穴26の周縁(上縁)を構成する上部ケーシングー20を上方に向けて形成された切り込み部28の左右方向の位置とを横方向に複数箇所に選択的に設けることによって、鍵の組合せが決まる。なお、鍵片13は、係止部材14と下部ケーシングー21との間に差し込まれるが、その際に、係止部材14の後部(鍵片挿入穴26に近い側)を上方に曲げて、鍵片13に設けた上面凸部37と係止部材14との干渉を防止するようにすることも望ましい。なお、この例では、第2の鍵組合せとして、上部ケーシングー20に切り込み部28を設けたが、上部ケーシングー20に関しては鍵組合せに関与させず、係止部材14に上面凸部37に対応する凹凸を設けて、第2の鍵組合せを構成するようにしてもよい。
以上、この錠前装置にあっては、第1の鍵組合せの組合せ数に、第3の鍵組合せの組合せ数を乗じた数が、鍵組合せの数となり、従来に比して飛躍的に鍵の組合せ数を増大させることができ、鍵の安全性を向上させることができたものである。
12 ケーシング
13 鍵片
14 係止部材
15 閂片
16 バネ
20 上部ケーシング
21 下部ケーシング
22 閂片収納部
23 係止部材収納部
26 鍵片鍵片挿入穴
28 切り込み部
33 下面凸部
34 操作部
35 凹み部
37 上面凸部
51 凹陥部
52 第1溝部
53 第2溝部
54 突起
Claims (4)
- 下部ケーシングとこの下部ケーシングの上面側に被せられる上部ケーシングとを有するケーシングと、このケーシングに摺動可能に配位された閂片と、この閂片を係止することにより施錠状態を保つ係止部材と、この係止部材を動かすことにより解錠させる鍵片とを備え、上記ケーシングには上記係止部材を収納すると共に上記鍵片を挿入する鍵片挿入穴を有する係止部材収納部を備え、
この鍵片挿入穴から上記係止部材収納部内に挿入した上記鍵片を操作することにより、上記鍵片が上記係止部材を動かし、上記閂片と上記係止部材との係止を解除させることにより解錠状態となる錠前装置において、
第1鍵組合せと第2鍵組合せと第3鍵組合せとを備え、
上記第1の鍵組合せと第2の鍵組合せは、上記係止部材収納部の上記の鍵片挿入穴付近に形成された凹部と、この凹部に対応して上記鍵片の上下方向に設けられた凸部との組合せであり、上記凹部と上記凸部との位置が一致することにより、上記第3の鍵組合せが可能な位置まで鍵片を挿入することを許容するものであり、
第3の鍵組合せは、上記係止部材収納部の内部に突出した突起と、この突起に対応して上記鍵片に設けられた凹み部との組合せであり、上記の挿入が許容された鍵片について、上記突起と上記凹み部との位置が一致することにより、上記鍵片の係止解除への動きを許容して、解錠されるものであり、
上記第1の鍵組合せの凸部は上記鍵片を上面側から下面側に突出させて形成されたものであり、上記第1の鍵組合せは、上記の第1の鍵組合せの凹部と凸部の形成の有無、又は、凹部と凸部の位置を横方向に変更することにより、鍵組合せを変更するものであり、
上記第2の鍵組合せの凸部は上記鍵片を下面側から上面側に突出させて形成されたものであり、上記第2の鍵組合せは、上記の第2の鍵組合せの凹部と凸部の形成の有無、又は、凹部と凸部の位置を横方向に変更することにより、鍵組合せを変更するものであり、
上記第3の鍵組合せの凹み部は、上記鍵片を横方向に凹ませることにより形成されたものであり、上記第3の鍵組合せは、上記の突起及び凹み部の位置を前後方向に変更することにより鍵組合せを変更するものであることを特徴とする錠前装置。 - 上記第1の鍵組合せの凹部は、上記下部ケーシングを上面側から下面側に凹ませて形成されたものであり、
上記第2の鍵組合せの凹部は、上記上部ケーシングの鍵片挿入穴の周縁部分を、下方から上方に凹ませて形成されたものであり、
上記第3の鍵組合せの突起は、上記下部ケーシングを下面側から上面側に突出させて形成されたものであることを特徴とする請求項1記載の錠前装置。 - 上記の下部ケーシングは、下面側に自転車車体への取付金具が設けられる馬蹄形をなすことを特徴とする請求項1又は2記載の錠前装置。
- 上記第1の鍵組合せの凹部は、上記鍵片の凸部を前後方向に移動することを許容する第1溝部と、上記鍵片の凸部を横方向に移動することを許容する第2溝部とを備えることを特徴とする請求項3記載の錠前装置。
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Family Applications (1)
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2008
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