JP2006124687A - 印刷インキ用樹脂組成物、その製造方法、印刷インキ用樹脂ワニス組成物およびその製造方法ならびに印刷インキ組成物およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の印刷装置を用いて重ね刷りした際の印刷物の光沢を低下させることなく
、耐ブロッキング性を飛躍的に向上しうる印刷インキ組成物を提供すること。
【解決手段】印刷インキ用樹脂(a)および炭素数14以上のα−オレフィン(b)を
含有する印刷インキ用樹脂組成物;当該印刷インキ用樹脂組成物を含有することを特徴と
する印刷インキ用樹脂ワニス組成物;当該印刷インキ用樹脂ワニス組成物を含有する印刷
インキ組成物を用いる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、印刷インキ用樹脂組成物、その製造方法、印刷インキ用樹脂ワニス組成物およびその製造方法ならびに印刷インキ組成物、およびその製造方法に関する。
近年印刷技術の進歩に伴い、美しい印刷物が提供されるようになってきている。これらの印刷物は種々の印刷方法で印刷されるものであるが、その経済性や品質面から、オフセット印刷法が広く用いられている。通常のオフセット印刷法は、黄、紅、藍、墨インキの4色によるカラー印刷であり、これらのインキが重なり合うことにより微妙な色彩を表現している。
しかし、単に石油系溶剤を植物油に置換した場合には、植物油は紙に浸透しにくいうえ、石油系溶剤に比べ揮発性が低いため、空気中への揮発量が少なくなることによりベタツキが生じ、当該インキを用いて紙に印刷するとブロッキングが発生するといった問題が生じている。そのため、インキ用樹脂を改良することによりこれらの問題を解決しようとする検討が行なわれたが、ブロッキングを改良するためには、インキ用樹脂の溶剤への溶解性を低下させねばならず、そうすると、インキの光沢が低下するという問題が生じていた。
このような問題を解決する手段として、印刷インキ用樹脂ワニス組成物に溶解度パラメーターが19(MPa)1/2より小さくかつ溶剤成分に相溶するオレフィン系ポリマー、ジエン系ポリマーまたは流動パラフィンを使用する方法が提案されている。(例えば、特許文献1〜5参照)しかし、特許文献1〜5の方法ではブロッキングを改善できるものの、インキを数回重ねて印刷した場合、光沢が著しく低下するといった問題が生じていた。
特開2002−3770号公報 特開2002−155227号公報 特開2002−226754号公報 特開2003−147253号公報 特開2003−176437号公報
本発明は、重ね刷りした際の印刷物の光沢を低下させることなく、耐ブロッキング性やセット性を飛躍的に向上しうる印刷インキ組成物を与えることができる印刷インキ用樹脂組成物や印刷インキ用樹脂ワニス組成物、ならびに当該印刷インキ組成物を提供することを主たる目的とする。
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、各種の印刷インキ用樹脂に特定のα−オレフィンを含有させてなる印刷インキ用樹脂等によれば、上記課題を解決しうることを見出した。
すなわち、本発明は、印刷インキ用樹脂(a)および炭素数14以上のα−オレフィン(b)を含有する印刷インキ用樹脂組成物;印刷インキ用樹脂(a)および炭素数14以上のα−オレフィン(b)を含有する印刷インキ用樹脂ワニス組成物;当該印刷インキ用樹脂ワニス組成物を含有する印刷インキ組成物;印刷インキ用樹脂(a)の製造中に炭素数14以上のα−オレフィン(b)を添加することを特徴とする前記印刷インキ用樹脂組成物の製造方法;印刷インキ用樹脂(a)および炭素数14以上のα−オレフィン(b)を混合することを特徴とする前記印刷インキ用樹脂組成物の製造方法;印刷インキ用樹脂(a)の製造中に炭素数14以上のα−オレフィン(b)を添加し、印刷インキ用樹脂組成物を調製した後に、植物油(c)および/またはインキ用石油系溶剤(d)を添加することを特徴とする前記印刷インキ用樹脂ワニス組成物の製造方法;印刷インキ用樹脂(a)および炭素数14以上のα−オレフィン(b)を混合して前記印刷インキ用樹脂組成物を調製した後に、植物油(c)および/またはインキ用石油系溶剤(d)を添加することを特徴とする前記印刷インキ用樹脂ワニス組成物の製造方法;印刷インキ用樹脂(a)、炭素数14以上のα−オレフィン(b)ならびに植物油(c)および/またはインキ用石油系溶剤(d)を混合することを特徴とする前記印刷インキ用樹脂ワニス組成物の製造方法;印刷インキ用樹脂(a)ならびに植物油(c)および/またはインキ用石油系溶剤(d)を混合した後に、炭素数14以上のα−オレフィン(b)を添加することを特徴とする前記印刷インキ用樹脂ワニス組成物の製造方法;印刷インキ用樹脂(a)の製造中に炭素数14以上のα−オレフィン(b)を添加し、前記印刷インキ用樹脂組成物を調製した後に、植物油(c)および/またはインキ用石油系溶剤(d)を添加し、前記印刷インキ用樹脂ワニス組成物を調製した後に、必要に応じて酸化重合触媒(e)を添加することを特徴とする印刷インキ組成物の製造方法;印刷インキ用樹脂(a)および炭素数14以上のα−オレフィン(b)を混合して前記印刷インキ用樹脂組成物を調製した後に、植物油(c)および/またはインキ用石油系溶剤(d)を添加し、前記印刷インキ用樹脂ワニス組成物を調製した後に、必要に応じて酸化重合触媒(e)を添加することを特徴とする印刷インキ組成物の製造方法;印刷インキ用樹脂(a)、炭素数14以上のα−オレフィン(b)ならびに植物油(c)および/またはインキ用石油系溶剤(d)を混合し、前記印刷インキ用樹脂ワニス組成物(B)を調製した後に、必要に応じて酸化重合触媒(e)を添加することを特徴とする印刷インキ組成物の製造方法;印刷インキ用樹脂(a)ならびに植物油(c)および/またはインキ用石油系溶剤(d)を混合した後に、炭素数14以上のα−オレフィン(b)を添加し、前記印刷インキ用樹脂ワニス組成物を調製した後に、必要に応じて酸化重合触媒(e)を添加することを特徴とする印刷インキ組成物の製造方法に関する。
本発明の印刷インキ用樹脂組成物または印刷インキ用樹脂ワニス組成物を用いて得られた印刷インキ組成物を用いることにより、重ね刷りした際の印刷物の光沢を低下させることなく、耐ブロッキング性を飛躍的に向上させることができる。また、本発明に係る印刷インキ組成物は、特にオフセット枚葉インキ(枚葉インキ)、オフセット輪転インキ(オフ輪インキ)、水なしオフセットインキ等のオフセット印刷インキとして賞用されるほか、新聞インキ、凸版印刷インキ、グラビア印刷インキにも好適に使用される。なお、インキ用溶剤として沸点が200℃以上で芳香族炭化水素の含有率が1重量%以下である石油系溶剤を用いた本発明に係る印刷インキは、環境側面や作業衛生面において好適であり、またインキ溶剤を使用せず、植物油類単独で設計した印刷インキは更に好ましい。
本発明の印刷インキ用樹脂組成物(以下、(A)成分という)は、印刷インキ用樹脂(a)(以下、(a)成分という)および炭素数14以上のα−オレフィン(b)(以下、(b)成分という)を含有するものである。
前記(a)成分としては、各種公知のものを特に限定なく使用できる。具体的には、例えば、ロジン類、レゾール型フェノール樹脂、ポリオール類を主成分としたロジン変性フェノール樹脂が挙げられる。該ロジン類としては、例えば、ガムロジン、トール油ロジン、ウッドロジン、重合ロジン、不均化ロジン、不飽和酸変性ロジン等を例示できる。また、該レゾール型フェノール樹脂としては、例えば、レゾール型ブチルフェノール樹脂、レゾール型オクチルフェノール樹脂、レゾール型ノニルフェノール樹脂、レゾール型ドデシルフェノール樹脂等を例示できる。また、該ポリオール類としては、例えば、ジペンタエリスリトール、ペンタエリスリトール、ジグリセリン、グリセリン、ジトリメチロールプロパン、トリメチロールプロパン、ジトリメチロールエタン、トリメチロールエタン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコール等を例示できる。
他にも、脂肪酸類、多塩基酸類、前記ポリオール類を主成分とするアルキド樹脂が挙げられる。該脂肪酸類としては、例えば、直鎖脂肪酸であるカプリン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキン酸、ベヘン酸、リグノセリン酸、セロチン酸、モンタン酸、メリシン酸、カプロレイン酸、リンデル酸、フィゼテリン酸、パルミトレイン酸、オレイン酸、ゴンドイン酸、セトレイン酸、セラコレイン酸、キシメン酸、ルメクエン酸、リノール酸、エレオステアリン酸、リノレン酸、アラキドン酸、イワシ酸、ニシン酸、ステアロール酸等;分岐脂肪酸であるイソ酸、ツベルクロステアリン酸等;環状脂肪酸であるマルバリン酸、ショールムーグリン酸等を例示できる。また、該多塩基酸類としては、例えば、オクテニルコハク酸、オクテニル無水コハク酸、デセニルコハク酸、デセニル無水コハク酸、ドデセニルコハク酸、ドデセニル無水コハク酸、テトラデセニルコハク酸、テトラデセニル無水コハク酸、ヘキサデセニルコハク酸、ヘキサデセニル無水コハク酸、オクタデセニルコハク酸、オクタデセニル無水コハク酸、エイコセニルコハク酸、エイコセニル無水コハク酸、メチルウンデセニルコハク酸、メチルウンデセニル無水コハク酸、アリルシクロペンテニルコハク酸、アリルシクロペンテニル無水コハク酸、オクチルコハク酸、オクチル無水コハク酸、デシルコハク酸、デシル無水コハク酸、ドデシルコハク酸、ドデシル無水コハク酸、テトラデシルコハク酸、テトラデシル無水コハク酸、ヘキサデシルコハク酸、ヘキサデシル無水コハク酸、オクタデシルコハク酸、オクタデシル無水コハク酸、メチルウンデシルコハク酸、メチルウンデシル無水コハク酸、アリルシクロペンチルコハク酸、アリルシクロペンチル無水コハク酸、セバシン酸、ドデカン二酸、テトラデカン二酸、ヘキサデカン二酸、オクタデカン二酸、エイコサン二酸、ドコサン二酸、テトラコサン二酸、ヘキサコサン二酸、オクタコサン二酸、トリアコンタン二酸、ダイマー酸、トリマー酸、無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、無水トリメリット酸等を例示できる。なお、該アルキド樹脂はオイルフリーアルキド樹脂であってもよい。
他にも、特開2001−139670号公報、特開2001−233949号公報、特開2001−233947号公報、特開2001−310934号公報、特開2002−97232号公報、特開2003−96172号公報、特開2003−105071号公報、特開2004−18619号公報等(以下、各公報と総称する)に記載されているポリエステル樹脂や変性石油樹脂が挙げられる。
該各公報におけるポリエステル樹脂としては、前記ロジン類、各種の酸、不飽和カルボン酸類、アルコール、脂肪族ジアルコール類、ポリオール類、アミン、エポキシ化合物、反応性石油樹脂等を反応させたものであり、必要に応じて更にオルガノポリシロキサン、ポリマーを反応させたものである。かかる酸としては、前記脂肪酸類、前記脂肪族多塩基酸類、芳香族多塩基酸類(例えば無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、無水トリメリット酸等)、不飽和カルボン酸類(例えば(メタ)アクリル酸、(無水)マレイン酸、フマル酸等)等を例示できる。また、かかるアルコールとしては、脂肪族モノアルコール類(例えば、デシルアルコール、ラウリルアルコール等)、脂肪族ジアルコール類(例えばデカンジオール、ドデカンジオール、テトラデカンジオール等)、ポリオール類(ジペンタエリスリトール、ペンタエリスリトール等)等を例示できる。また、かかるアミンとしては、脂肪族モノアミン類(デシルアミン、ドデシルアミン等)を例示できる。また、かかるエポキシ化合物としては、脂肪族モノエポキシ類(エポキシデカン、エポキシドデカン等)等を例示できる。また、かかる反応性石油樹脂としては、極性基含有石油樹脂(DCPD系石油樹脂、C5系石油樹脂、C9系石油樹脂等の重合性石油樹脂にカルボキシル基、水酸基などを導入したもの)や、該重合性石油樹脂等を例示できる。また、かかるポリマーとしては、脂肪酸類、脂肪族多塩基酸類、脂肪族モノアルコール類、脂肪族モノアミン類、該脂肪族モノエポキシ類、カルボン酸類から選ばれる少なくとも1種に重合性不飽和化合物を反応させてなるポリマー、更に当該ポリマー中に存在するカルボキシル基に対し反応性を有する疎水性化合物(例えば炭素数2〜50の脂肪族不飽和炭化水素モノマー、炭素数5〜50の脂環族不飽和炭化水素モノマー、炭素数8〜50芳香族炭化水素モノマー、前記ロジン類、高級不飽和脂肪酸、不飽和油等)等を反応させてなるポリマーを例示できる。
該各公報でいう変性石油樹脂としては、前記不飽和カルボン酸類、脂肪族モノアルコール類、脂肪族モノアミン類、反応性石油樹脂等を反応させたものが挙げられる。
(a)成分としては、他にもC5留分からなるC5系石油樹脂、C9留分からなるC9系石油樹脂、ジシクロペンタジエン(DCPD)からなるDCPD系石油樹脂など従来公知の印刷インキ用樹脂を用いることができる。
前掲した(a)成分は1種を単独で使用したり、2種以上を適宜に併用することができる。なお、インキの乳化特性や粘弾性特性を実用範囲にするため、これら印刷インキ用樹脂の物性としては、カルボキシル基を有するものでは、酸価(JIS K 5601)が5〜50mgKOH/g程度、重量平均分子量が10,000〜400,000程度、樹脂設計としてアルコール性水酸基の当量数OHとカルボキシル基の当量数COOHの割合を通常OH/COOH=0.5〜1.5程度となるよう調整したものが好ましい。(a)成分としては、特にインキ性能のバランスが良好な点から前記ロジン変性フェノール樹脂や、前記各公報に記載されているポリエステル樹脂・変性石油樹脂を用いることが好ましい。
前記(b)成分としては、炭素数が14以上のα−オレフィンであれば特に限定されず公知のものを使用することができ、直鎖状、分岐鎖状、環状のいずれのものであってもよい。また印刷面の耐ブロッキング性を向上しつつ、光沢値を低下させない点で特に好ましいことから、炭素数14〜32程度、好ましくは炭素数14〜30のものが好適である。(b)成分の具体例としては、例えば、1−テトラデセン、1−ヘキサデセン、1−オクタデセン、1−エイコセン、1−ドコセン、1−テトラコセン、1−ヘキサコセン、1−オクタコセン、1−トリアコンテン、1−ドトリアコンテン、1−テトラコンテン等の直鎖状α−オレフィンや、これらに対応する分岐鎖状、環状のα−オレフィンがあげられ、1種を単独で使用したり、2種以上を適宜に併用することもできる。なお、市販品として炭素数14のα−オレフィン(商品名 ダイアレン14、三菱化学(株)製)、炭素数16〜18のα−オレフィン(商品名 ダイアレン168、三菱化学(株)製)、炭素数20〜28のα−オレフィン(商品名 ダイアレン208、三菱化学(株)製)、炭素数22〜24のα−オレフィン(リニアレン24、出光興産(株)製)等を市販品として容易に入手できる。なお、(A)成分における(b)成分の含有量は、特に限定されないが、通常6〜24重量%程度である。
本発明の印刷インキ用樹脂ワニス組成物(以下、(B)成分ということがある)は、必須成分として前記(a)成分および(b)成分を含有するものであり、更に必要に応じて後述する植物油(c)(以下、(c)成分という)やインキ用石油系溶剤(d)(以下、(d)成分という)、ゲル化剤を含有してもよい。
前記(c)成分としては、各種公知のものを限定なく使用できる。具体的には、例えば、アマニ油、桐油、サフラワー油、脱水ヒマシ油、大豆油等の植物油の他、アマニ油脂肪酸メチル、大豆油脂肪酸メチル、アマニ油脂肪酸エチル、大豆油脂肪酸エチル、アマニ油脂肪酸プロピル、大豆油脂肪酸プロピル、アマニ油脂肪酸ブチル、大豆油脂肪酸ブチルなどといった前記植物油のモノエステルなどが挙げられる。これらは単独で用いても2種以上を適宜に併用しても良い。これらの中では、印刷物の乾燥性の点から分子中に不飽和結合を有する植物油が好ましく、環境に対する負荷が小さい点から大豆油が特に好ましい。
前記(d)成分としては、従来公知のインキ用石油系溶剤、例えば脂肪族系、脂環族系、芳香族系の石油系溶剤を特に限定なく使用することができる。具体例としては、新日本石油(株)製の0号ソルベント、4号ソルベント、5号ソルベント、6号ソルベント、7号ソルベント、AF4号ソルベント、AF5号ソルベント、AF6号ソルベント、AF7号ソルベントなどがあげられる。これらは単独で用いても2種以上を適宜に併用しても良い。特に環境対策面から沸点が200℃以上で芳香族炭化水素の含有率が1重量%以下であるAFソルベントを使用することが好ましい。なお、(d)成分を用いることにより、セット性や耐ブロッキング性を向上させることができるが、環境負荷を低減した印刷インキが必要な場合には、(d)成分を用いずに(c)成分のみを用いればよい。
(B)成分における(a)成分〜(d)成分のそれぞれの含有量は特に限定されないが、本願発明の前記目的を好適に達成するためには、通常(a)成分を14〜57重量%程度、(b)成分を3〜11重量%程度、(c)成分を1〜83重量%程度、(d)成分を通常0〜82重量%程度とすればよい。
なお、(B)成分を調製する際には、各種公知のゲル化剤を用いることができる。具体的には、例えば、オクチル酸アルミニウム、ステアリン酸アルミニウム、アルミニウムトリイソプロポキシド、アルミニウムトリブトキシド、アルミニウムジプロポキシドモノアセチルアセテート、アルミニウムジブトキシドモノアセチルアセテート、アルミニウムトリアセチルアセテートなど各種公知のものを特に限定無く使用できる。ゲル化剤の使用量は特に制限されないが、例えば(B)成分中、通常0〜5重量%程度とすればよい。
本発明の印刷インキ組成物は、前記(B)成分を含有するものであり、乾燥性を向上させるために、必要に応じて、酸化重合触媒(e)(以下、(e)成分という)を含有するものであってもよい。
前記(e)成分としては公知のものを限定なく使用することができる。具体的には、例えば、オクチル酸、ステアリン酸、ナフテン酸、大豆油脂肪酸などのカルボン酸類とコバルト、マンガン、鉄、亜鉛、カルシウムなどの金属類との金属塩などがあげられる。これらは単独で用いても2種以上を適宜に併用しても良い。これらのなかでは、カルボン酸類のコバルト塩やマンガン塩が、印刷面の乾燥性が良好となる点から好ましい。
本発明の印刷インキ組成物としては、(a)成分としてロジン変性フェノール樹脂や前記各公報等に記載されているポリエステル樹脂や変性石油樹脂を使用し、(b)成分として炭素数20〜28のα−オレフィンを用い、(c)成分に大豆油および/または大豆油モノエステルを用い、(d)成分を使用せず、(e)成分としてカルボン酸類のコバルト塩やマンガン塩を使用した場合にはインキ性能に優れ、環境衛生面にも配慮したものとなり好ましい。特に、ロジン変性フェノール樹脂や前記各公報等に記載されているポリエステル樹脂や変性石油樹脂((a)成分)の製造時に炭素数20〜28のα−オレフィン((b)成分)を添加した樹脂を使用し、(c)成分に大豆油および/または大豆油モノエステルを用い、(d)成分を使用せず、(e)成分としてカルボン酸類のコバルト塩やマンガン塩を使用したものが好ましい。
印刷インキ組成物中の前記(a)成分〜(e)成分の含有量は特に限定されず、用途に応じてそれぞれ適宜に決定すればよいが、通常は(a)成分が10〜40重量%程度、(b)成分が2〜8重量%程度、(c)成分を用いる場合にはこれを10〜70重量%程度、(d)成分を用いる場合にはこれを1〜60重量%程度、(e)成分を用いる場合にはこれを0.5〜5重量%程度とすればよい。なお、印刷インキ組成物中の(b)成分の含有量を2重量%以上にすることで印刷面の耐ブロッキング性の向上が著しくなり、また8重量%以下とすることにより印刷面の光沢を良好に維持することができる。
なお、本発明の印刷インキ組成物には必要に応じて各種公知の添加剤を加えてもよい。該添加剤としては、例えば、前記ゲル化剤、印刷インキ組成物製造時に使用する顔料(黄色、紅色、藍色または黒色など)、前記植物油類および/または石油系溶剤のほか、インキ流動性やインキ表面皮膜を改善するための界面活性剤、ワックスなどがあげられる
前記(A)成分は、例えば、(1)(a)成分および(b)成分を各種公知の手段で混合する方法;(2)(a)成分の製造中に(b)成分を添加する方法で製造することができる。当該(2)の方法による場合には、製造中の反応温度・時間等の条件は特に制限されないが、例えば(a)成分の前記原料、仕込み量、反応条件において(b)成分を添加すればよく、添加の時期は(a)成分の製造初期段階でも最終段階でもよい。特に印刷面の光沢低下が生じにくいことから(a)成分の製造初期段階に(b)成分を添加することが好ましい。
前記(B)成分は、例えば、(1)(a)成分の製造中に(b)成分を添加し、(A)成分を調製した後に、(c)成分および/または(d)成分を添加する方法;(2)(a)成分および(b)成分を混合して(A)成分を調製した後に、(c)成分および/または(d)成分を添加する方法;(3)(a)成分、(b)成分ならびに(c)成分および/または(d)成分を混合する方法;(4)(a)成分ならびに(c)成分および/または(d)成分を混合した後に、(b)成分を添加する方法で製造することができる。通常は各成分を添加、混合する場合は、これらを100〜240℃程度に加熱し、溶解または化学反応させて得られる。なお、(c)成分、(d)成分、およびゲル化剤は、当該印刷インキ用樹脂組成物を製造する際にその反応を阻害しないものであれば、(a)成分の製造時に用い、(a)成分中に残存させておくことにより、(B)成分の製造工程を簡略化することができる。
前記印刷インキ組成物は、例えば、(1)(a)成分の製造中に(b)成分を添加し、(A)成分を調製した後に、(c)成分および/または(d)成分を添加し、(B)成分を調製した後に、必要に応じて(e)成分を添加する方法;(2)(a)成分および(b)成分を混合して(A)成分を調製した後に、(c)成分および/または(d)成分を添加し、(B)成分を調製した後に、必要に応じて(e)成分を添加する方法;(3)(a)成分、(b)成分ならびに(c)成分および/または(d)成分を混合し、(B)成分を調製した後に、必要に応じて(e)成分を添加する方法;(4)(a)成分ならびに(c)成分および/または(d)成分を混合した後に、(b)成分を添加し、(B)成分を調製した後に、必要に応じて(e)成分を添加する方法で製造することができる。製造の際には添加剤等を用いてもよく、ロールミル、ボールミル、アトライター、サンドミルといった公知のインキ製造装置を用いて適切なインキ恒数となるよう、練肉・調製すればよい。なお、(b)成分を用いずに一旦印刷インキ組成物を製造し、その後該印刷インキ組成物に(b)成分を別途添加したとしても、その理由は不明であるが、重ね刷り時に印刷面の光沢が著しく低下する傾向にある。
以下、製造例、実施例をあげて本発明を更に具体的に説明するが、本発明を限定するものではない。なお、以下「部」とは重量部を示す。
製造例1:(70%レゾール型ノニルフェノール樹脂の製造)
攪拌機、分水器付き還流冷却管および温度計を備えた反応容器に、ノニルフェノール1,000部、パラホルムアルデヒド270部および水1,000部を仕込み、攪拌下に50℃まで昇温した。そして50℃において水酸化ナトリウム100部を仕込み、冷却しながら90℃まで徐々に昇温した後、2.5時間保温し、硫酸を滴下してpHを6付近に調整した。その後、キシレン150部を加え、ホルムアルデヒドなどを含んだ水層部を除去し、内容物を冷却してレゾール型ノニルフェノールの70%キシレン溶液を得た。
製造例2:(不飽和酸変性ロジンの製造)
製造例1と同様の反応容器に、ガムロジン1,000部を仕込み、これを窒素雰囲気下に攪拌しながら180℃まで昇温して溶融した。ついで、フマル酸267部を仕込み、攪拌下に230℃まで昇温して1時間保温した後、冷却して不飽和酸変性ロジンの固形樹脂を得た。樹脂酸価は342.0(JIS K 5601に準ずる。以下、酸価は同様の方法で測定した値である)であった。
製造例3:(極性基含有石油樹脂の製造)
製造例1と同様の反応容器に、DCPD系石油樹脂(商品名 クイントン1325、日本ゼオン(株)製)1,000部、キシレン100部を仕込み、これを窒素雰囲気下に攪拌しながら150℃まで昇温して溶融した。ついで、無水マレイン酸70部を仕込み、ジ−t−ブチルパーオキサイド(商品名 パーブチルD、日本油脂(株)製)6部を30分間かけて連続的に添加し、150〜160℃で2.5時間保温し反応させた。保温後、キシレンを除去するため反応系を200℃まで昇温し、0.02MPaで10分間減圧した後、冷却して、理論酸価が75.0、重量平均分子量が5,000の固形樹脂を得た。なお、当該理論酸価は使用原料のカルボキシル基当量数から算出したものである。なお、当該重量平均分子量の測定には、東ソー(株)製ゲルパーミションクロマトグラフィー(商品名 HLC−8020)および東ソー(株)製カラム(商品名 TSK−GEL)を用いた(以下、重量平均分子量は同様の方法で測定した値である)。
製造例4:(印刷インキ用樹脂a−1の合成)
製造例1と同様の反応容器に製造例3で得た極性基含有石油樹脂420部を仕込み、これを窒素雰囲気下で攪拌しながら200℃まで昇温し、溶融した。ついで、オクタデシルアミン58部を添加し、200℃で2時間保温した後、重合ロジン(商品名 シルバタック140、シルバケム社製、酸価140)348部および製造例2で得た不飽和酸変性ロジン124部を仕込み、溶融した。その後、ペンタエリスリトール25部およびグリセリン25部を添加してエステル化反応を開始し、攪拌下に260℃まで昇温した。その後、樹脂の酸価が30以下となったらパラトルエンスルホン酸1部を仕込み、酸価が20以下となるまでエステル化反応を続行した。反応終了後、反応系を33重量%アマニ油粘度が8.0Pa・sとなるように調整し、0.02MPaにおいて10分間減圧後、内容物を冷却して印刷インキ用樹脂a−1を得た。該a−1の脂肪族炭化水素系溶剤(商品名 0号ソルベントH、新日本石油(株)製)溶液のトレランスは1.2g/g、酸価は14.3、軟化点は172℃、重量平均分子量は140,000であった。ここに、33%アマニ油粘度とは、樹脂とアマニ油を1対2重量比で加熱混合したものを日本レオロジー機器(株)製コーン&プレート型粘度計を用いて25℃で測定した粘度をいう(以下、33%アマニ油粘度は同様の方法で測定した値である)。また、トレランス(溶解性の指標)とは、樹脂と0号ソルベントHを1対1の重量比で加熱混合したものに25℃でさらに0号ソルベントHを加えて白濁するまでに要した総溶剤重量に対する樹脂重量から算出した値である(以下、トレランスは同様の方法で測定した値である)。また、軟化点とは、JIS K5601に準拠する(以下、軟化点は同様の方法で測定した値である)。
製造例5:(印刷インキ用樹脂a−2の合成)
製造例1と同様の反応容器に、ガムロジン552部を仕込み、これを窒素雰囲気下に攪拌しながら230℃まで昇温して溶融した。ついで、ペンタエリスリトール52部および酸化亜鉛2部を添加し、攪拌下に260℃まで昇温し、酸価が20以下となるまで反応した。さらに230℃まで冷却した後、製造例1で得たレゾール型ノニルフェノールの70%キシレン溶液394部(固形分276部)を230〜260℃の温度範囲内で4時間かけて系内へ滴下した。滴下終了後、33重量%アマニ油粘度が8.0Pa・sとなるよう調整し、0.02MPaで10分間減圧後、内容物を冷却して印刷インキ用樹脂a−2を得た。なお、該a−2の脂肪族炭化水素系溶剤(商品名 0号ソルベントH、新日本石油(株)製)溶液のトレランスは1.4g/g、酸価は16.8、軟化点は168℃、重量平均分子量は92,000であった。
実施例1:(印刷インキ用樹脂組成物A−1、印刷インキ用樹脂ワニス組成物B−1、および印刷インキ組成物の調製)
製造例1と同様の反応容器に製造例3で得た極性基含有石油樹脂420部を仕込み、これを窒素雰囲気下で攪拌しながら200℃まで昇温し、溶融した。ついで、オクタデシルアミン58部を添加し、200℃で2時間保温した後、重合ロジン(商品名 シルバタック140、シルバケム社製、酸価140)348部、製造例2で得た不飽和酸変性ロジン124部、および炭素数16〜18のα−オレフィン(商品名 ダイアレン168、三菱化学(株)製)101部を仕込み、溶融した。その後、ペンタエリスリトール25部およびグリセリン25部を添加してエステル化反応を開始し、攪拌下に260℃まで昇温した。その後、樹脂の酸価が30以下となったらパラトルエンスルホン酸1部を仕込み、酸価が20以下となるまでエステル化反応を続行した。反応終了後、反応系を33重量%アマニ油粘度が3.0Pa・sとなるように調整し、0.02MPaにおいて10分間減圧後、内容物を冷却して印刷インキ用樹脂組成物A−1を得た。該A−1の脂肪族炭化水素系溶剤(商品名 0号ソルベントH、新日本石油(株)製)溶液のトレランスは2.0g/g、酸価は10.2、軟化点は130℃、重量平均分子量は145,000であった。ついで前記A−1を48部、大豆油30部、および脂環族炭化水素系溶剤(商品名 AF6号ソルベント、新日本石油(株)製)22部を180℃にて1時間混合溶解した。ついで得られた組成物を60℃まで冷却した後、2つの反応容器に50部ずつ分け、各々の反応容器にアルミキレート系ゲル化剤(商品名 ALCH、川研ファインケミカル(株)製)0.5部、1.5部を加え、190℃まで昇温、1時間保温し、印刷インキ用樹脂ワニス組成物B−1、B−1’を得た。ついで該B−1、B−1’をいずれも用い、表1に示す配合割合で三本ロールミルを使用して練肉し、タック値が9.0±0.5、フロー値38.0±1.0となるよう適宜調整し、印刷インキ組成物を得た。なお、該印刷インキ組成物中のα−オレフィンの含有量は3.5重量%である。
実施例2:(印刷インキ用樹脂組成物A−2、印刷インキ用樹脂ワニス組成物B−2、および印刷インキ組成物の調製)
製造例1と同様の反応容器に、ガムロジン552部を仕込み、これを窒素雰囲気下に攪拌しながら230℃まで昇温して溶融した。ついで、ペンタエリスリトール52部および酸化亜鉛2部を添加し、攪拌下に260℃まで昇温し、酸価が20以下となるまで反応した。さらに230℃まで冷却した後、炭素数14のα−オレフィン(商品名 ダイアレン14、三菱化学(株)製)101部を添加し、製造例1で得たレゾール型ノニルフェノールの70%キシレン溶液394部(固形分276部)を230〜260℃の温度範囲内で4時間かけて系内へ滴下した。滴下終了後、33重量%アマニ油粘度が3.0Pa・sとなるよう調整し、0.02MPaで10分間減圧後、内容物を冷却して印刷インキ用樹脂組成物A−2を得た。なお、該A−2の脂肪族炭化水素系溶剤(商品名 0号ソルベントH、新日本石油(株)製)溶液のトレランスは2.3g/g、酸価は12.6、軟化点は125℃、重量平均分子量は10,000であった。ついで前記A−2を45部、および成分(c)である大豆油55部を180℃にて1時間混合溶解した。ついで得られた組成物を60℃まで冷却した後、2つの反応容器に50部ずつ分け、各々の反応容器にアルミキレート系ゲル化剤(商品名 ALCH、川研ファインケミカル(株)製)0.5部、1.5部を加え、190℃まで昇温し、1時間保温して、印刷インキ用樹脂ワニス組成物B−2、B−2’を得た。ついで該B−2、B−2’をいずれも用い、表1に示す配合割合で三本ロールミルを使用して練肉し、タック値が9.0±0.5、フロー値38.0±1.0となるよう適宜調整して印刷インキ組成物を得た。なお、該印刷インキ組成物中のα−オレフィンの含有量は2.7重量%である。
実施例3:(印刷インキ用樹脂組成物A−3、印刷インキ用樹脂ワニス組成物B−3、および印刷インキ組成物の調製)
製造例1と同様の反応容器に、重合ロジン(商品名 シルバタック140、シルバケム社製、酸価:140)676部、ステアリン酸68部、テレフタル酸135部、および成分(b)である炭素数20〜28のα−オレフィン(商品名 ダイアレン208、三菱化学(株)製)101部を仕込み、窒素雰囲気下に攪拌しながら180℃まで昇温して溶融させた。ついで、ペンタエリスリトール121部を添加し、攪拌下に260℃まで昇温、エステル化し、酸価が50以下となったらパラトルエンスルホン酸1部を仕込み、酸価が20以下となるまで反応させた。33重量%アマニ油粘度を8.0Pa・sに調整し、0.02MPaで10分間減圧し、冷却して印刷インキ用樹脂組成物A−3を得た。該A−3の芳香族炭化水素系溶剤(商品名 5号ソルベント、新日本石油(株)製)溶液のトレランスは20g/g、酸価は9.5、軟化点は140℃、重量平均分子量は124,000であった。ついで前記A−3を45部、および大豆油55部を180℃にて1時間混合溶解した。ついで得られた組成物を60℃まで冷却した後、2つの反応容器に50部ずつ分け、各々の反応容器にアルミキレート系ゲル化剤(商品名 ALCH、川研ファインケミカル(株)製)0.5部、1.5部を加え、190℃まで昇温、1時間保温し、印刷インキ用樹脂ワニス組成物B−3、B−3’を得た。ついで該B−3、B−3’をいずれも用い、表1に示す配合割合で三本ロールミルを使用して練肉、タック値が9.0±0.5、フロー値38.0±1.0となるよう適宜調整し、印刷インキ組成物を得た。なお、該印刷インキ組成物中のα−オレフィンの含有量は3.0重量%である。
実施例4:(印刷インキ用樹脂組成物A−4、印刷インキ用樹脂ワニス組成物B−4、および印刷インキ組成物の調製)
製造例1と同様の反応容器に、DCPD系石油樹脂(商品名 クイントン1325、日本ゼオン(株)製)781部、キシレン86部、および炭素数20〜28のα−オレフィン(商品名 ダイアレン208、三菱化学(株)製)101部仕込み、窒素雰囲気下に攪拌しながら160〜170℃まで昇温して溶融させ、無水マレイン酸78部とジ−t−ブチルパーオキサイド(商品名 パーブチルD、日本油脂(株)製)8部を30分間連続的に添加し、160〜170℃で1時間保温した。ついで、イソステアリルアルコール141部を添加した後に昇温し、230℃で保温しながら33重量%アマニ油粘度が8.0Pa・sとなったら0.02MPaで5分間減圧、冷却して印刷インキ用樹脂組成物A−4を得た。該A−4の脂肪族炭化水素系溶剤(商品名 0号ソルベント、新日本石油(株)製)溶液のトレランスは1.5g/g、酸価は18.2、軟化点は131℃、重量平均分子量は50,000であった。ついで該A−4を45部、成分(c)である大豆油50部、および成分(c)である大豆油脂肪酸n−ブチルエステル(商品名 TOENOL#4120、当栄ケミカル(株)製)5部を180℃にて1時間混合溶解した。ついで得られた組成物を60℃まで冷却した後、2つの反応容器に50部ずつ分け、各々の反応容器にアルミキレート系ゲル化剤(商品名 ALCH、川研ファインケミカル(株)製)0.5部、1.5部を加え、190℃まで昇温、1時間保温し、印刷インキ用樹脂ワニス組成物B−4、B−4’を得た。ついで該B−4、B−4’をいずれも用い、表1に示す配合割合で三本ロールミルを使用して練肉、タック値が9.0±0.5、フロー値38.0±1.0となるよう適宜調整し、本発明に係る印刷インキ組成物を得た。なお、当該印刷インキ中のα−オレフィンの含有量は2.5重量%である。
実施例5:(印刷インキ用樹脂ワニス組成物B−5と印刷インキ組成物の調製)
製造例4で得られたa−1を43部、大豆油30部、脂環族炭化水素系溶剤(商品名 AF6号ソルベント、新日本石油(株)製)24.5部および炭素数20〜28のα−オレフィン(商品名 ダイアレン208、三菱化学(株)製)2.5部を180℃にて1時間混合溶解した。ついで得られた組成物を60℃まで冷却した後、2つの反応容器に50部ずつ分け、各々の反応容器にアルミキレート系ゲル化剤(商品名 ALCH、川研ファインケミカル(株)製)0.5部、1.5部を加え、190℃まで昇温し、1時間保温して印刷インキ用樹脂ワニス組成物B−5、B−5’を得た。ついで該B−5、B−5’をいずれも用い、表1に示した配合割合で三本ロールミルを使用して練肉、タック値が9.0±0.5、フロー値38.0±1.0となるよう適宜調整し、印刷インキ組成物を得た。なお、該印刷インキ組成物中のα−オレフィンの含有量は2.0重量%である。
実施例6:(印刷インキ用樹脂ワニス組成物B−6と印刷インキ組成物の調製)
製造例5で得られたa−2を40部、大豆油49.7部、および炭素数20〜28のα−オレフィン(商品名 ダイアレン208、三菱化学(株)製)10.3部を180℃にて1時間混合溶解した。ついで得られた組成物を60℃まで冷却した後、2つの反応容器に50部ずつ分け、各々の反応容器にアルミキレート系ゲル化剤(商品名 ALCH、川研ファインケミカル(株)製)0.5部、1.5部を加え、190℃まで昇温し、1時間保温して印刷インキ用樹脂ワニス組成物B−6、B−6’を得た。ついで該B−6、B−6’をいずれも用い、表1に示した配合割合で三本ロールミルを使用して練肉し、タック値が9.0±0.5、フロー値38.0±1.0となるよう適宜調整して印刷インキ組成物を得た。なお、該印刷インキ組成物中のα−オレフィンの含有量は7.0重量%である。
実施例7:(印刷インキ用樹脂ワニス組成物B−7と印刷インキ組成物の調製)
実施例6において大豆油を58.6部、炭素数20〜28のα−オレフィン(商品名 ダイアレン208、三菱化学(株)製)1.4部を使用する以外は同様にして印刷インキ用樹脂ワニス組成物B−7を調製した。ついで該B−7を用い、表1に示した配合割合で三本ロールミルを使用して練肉し、タック値が9.0±0.5、フロー値38.0±1.0となるよう適宜調整して印刷インキ組成物を得た。印刷インキ組成物を調製した。なお、該印刷インキ組成物中のα−オレフィンの含有量は1.0重量%である。
実施例8:(印刷インキ用樹脂ワニス組成物B−8と印刷インキ組成物の調製)
実施例6において大豆油を47.7部、炭素数20〜28のα−オレフィン(商品名 ダイアレン208、三菱化学(株)製)12.3部を使用する以外は同様にして印刷インキ用樹脂ワニス組成物B−8を調製した。ついで該B−8を用い、表1に示した配合割合で三本ロールミルを使用して練肉し、タック値が9.0±0.5、フロー値38.0±1.0となるよう適宜調整してインキ組成物を調製した。なお、該印刷インキ組成物中のα−オレフィンの含有量は9.0重量%である。
実施例9:(印刷インキ用樹脂ワニス組成物B−9と印刷インキ組成物の調製)
実施例6においてa−2を40部、アルキド樹脂(商品名 アラキード5001、荒川化学工業(株)製)を5部、大豆油44.7部を使用する以外は同様にして印刷インキ用樹脂ワニス組成物B−9を調製した。ついで該B−9を用い、表1に示した配合割合で三本ロールミルを使用して練肉し、タック値が9.0±0.5、フロー値38.0±1.0となるよう適宜調整してインキ組成物を調製した。なお、該印刷インキ組成物中のα−オレフィンの含有量は6.1重量%である。
実施例10:(印刷インキ用樹脂ワニス組成物B−10と印刷インキ組成物の調製)
実施例6においてa−2を40部、C9系石油樹脂(商品名 ハイレジン120S、東邦化学工業(株)製)を5部、大豆油44.7部を使用する以外は同様にして印刷インキ用樹脂ワニス組成物B−6を調製した。ついで該B−6用い、表1に示した配合割合で三本ロールミルを使用して練肉し、タック値が9.0±0.5、フロー値38.0±1.0となるよう適宜調整してインキ組成物を調製した。なお、該印刷インキ組成物中のα−オレフィンの含有量は4.5重量%である。
比較例1:(印刷インキ用樹脂ワニス組成物と印刷インキ組成物の調製)
実施例6において大豆油を60部使用し、炭素数20〜28のα−オレフィンを使用しない以外は同様にして、印刷インキ組成物を調製した。よって、該印刷インキ組成物中のα−オレフィンの含有量は0重量%である。
比較例2:(印刷インキ用樹脂ワニス組成物と印刷インキ組成物の調製)
実施例6において炭素数20〜28のα−オレフィン(商品名 ダイアレン208、三菱化学(株)製)を炭素数12のα−オレフィン(商品名 ダイアレン12、三菱化学(株)製)に変更する以外は同様にして、印刷インキ組成物を調製した。なお、該印刷インキ組成物中のα−オレフィンの含有量は7.0重量%である。
比較例3:(印刷インキ用樹脂ワニス組成物と印刷インキ組成物の調製)
製造例5で得られたa−2を40部、および大豆油60部を180℃にて1時間混合溶解した。ついで得られた組成物を60℃まで冷却した後、2つの反応容器に50部ずつ分け、各々の反応容器にアルミキレート系ゲル化剤(商品名 ALCH、川研ファインケミカル(株)製)0.5部、1.5部を加え、190℃まで昇温、1時間保温し、2種の印刷インキ用樹脂ワニス組成物を得た。ついで両組成物を用い、表1に示した配合割合中の大豆油7部を炭素数20〜28のα−オレフィン(商品名 ダイアレン208、三菱化学(株)製)7部に置き換える以外は同様の配合割合で三本ロールミルを使用して練肉、タック値が9.0±0.5、フロー値38.0±1.0となるよう適宜調整し、本発明に係る印刷インキ組成物を得た。なお、当該印刷インキ組成物中のα−オレフィンの含有量は7.0重量%である。
Figure 2006124687
(印刷インキ組成物(以下、インキと略す)の性能試験)
一回刷り光沢:実施例1〜10および比較例1〜3で調製したインキ0.3mlをRIテスター(石川島産業機械(株)製)にてアート紙に展色した後、25℃、50%R.H.にて24時間調湿し、60゜−60゜の反射率を光沢計により測定した。光沢は数値が大きいほど良好であることを示す。結果を表2に示す。
二回刷り光沢:実施例1〜10および比較例1〜3で調製したインキ0.3mlをRIテスター(石川島産業機械(株)製)にてアート紙に展色、展色面上に更にインキ0.3mlを展色した後、25℃、50%R.H.にて24時間調湿し、60゜−60゜の反射率を光沢計により測定した。光沢は数値が大きいほど良好であることを示す。結果を表2に示す。
耐ブロッキング性:二回刷り光沢測定後の展色物の展色面を重ね合わせてブロッキングテスターで荷重をかけ、25℃、50%R.H.にて24時間放置した後のブロッキング度合いを目視で判定し、評価結果を表2に示した。
5:ブロッキングが全くしていない、4:展色面が若干剥がれる、3:2と4の中間、2:展色面が広範囲で点在して剥がれる、1:展色面が広範囲にわたって剥がれる。結果を表2に示す。
Figure 2006124687
表中、樹脂溶解成分のAFとは、脂環族炭化水素系溶剤(商品名 AF6号ソルベント、新日本石油(株)製)を表し、「αオレフィン添加時期/αオレフィン炭素数/印刷インキ組成物中のαオレフィン含有量%」の列の「樹脂」とは、印刷インキ用樹脂組成物の製造時にα−オレフィンを添加したことを、「ワニス」とは、印刷インキ用ワニス組成物調製時にα−オレフィンを添加したことを、「インキ」とは、印刷インキ組成物製造時にα−オレフィンを添加したことを表す。
本発明に係る印刷インキ組成物(実施例1〜10)の二回刷り光沢と一回刷り光沢はほぼ同程度であるが、成分(b)を使用しない印刷インキ組成物(比較例1)と比較して耐ブロッキング性が飛躍的に向上していることがわかる。また、(b)成分を(a)成分の製造時に添加した場合の印刷インキ組成物(実施例1〜4)は、(b)成分を印刷インキ用樹脂ワニス組成物の製造時に用いた場合(実施例5〜10)と比較して、二回刷り光沢の低下が無いか殆どなく、より優れていることが分かる。また、実施例7と実施例8の結果は、本発明では印刷インキ組成物中の(b)成分の含有量が2〜7重量%の範囲内にあることでインキ性能が一層良好になることを示している。また、(b)成分の炭素数が12以下のα−オレフィンを用いた印刷インキ組成物(比較例2)は、耐ブロッキング性が殆ど発現せず、また(b)成分を用いずに一旦製造したインキに(b)成分を別途添加した印刷インキ組成物(比較例3)は、耐ブロッキング性は向上するものの、二回刷り光沢が著しく悪化していることがわかる。

Claims (16)

  1. 印刷インキ用樹脂(a)および炭素数14以上のα−オレフィン(b)を含有する印刷インキ用樹脂組成物。
  2. 印刷インキ用樹脂(a)および炭素数14以上のα−オレフィン(b)を含有する印刷インキ用樹脂ワニス組成物。
  3. さらに植物油(c)を含有することを特徴とする請求項2に記載の印刷インキ用樹脂ワニス組成物。
  4. さらにインキ用石油系溶剤(d)を含有することを特徴とする請求項2または3に記載の印刷インキ用樹脂ワニス組成物。
  5. 請求項2〜4のいずれかに記載の印刷インキ用樹脂ワニス組成物を含有する印刷インキ組成物。
  6. さらに酸化重合触媒(e)を含有する請求項5に記載の印刷インキ組成物。
  7. 印刷インキ用樹脂(a)の製造中に炭素数14以上のα−オレフィン(b)を添加することを特徴とする請求項1に記載の印刷インキ用樹脂組成物の製造方法。
  8. 印刷インキ用樹脂(a)および炭素数14以上のα−オレフィン(b)を混合することを特徴とする請求項1に記載の印刷インキ用樹脂組成物の製造方法。
  9. 印刷インキ用樹脂(a)の製造中に炭素数14以上のα−オレフィン(b)を添加し、印刷インキ用樹脂組成物を調製した後に、植物油(c)および/またはインキ用石油系溶剤(d)を添加することを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の印刷インキ用樹脂ワニス組成物の製造方法。
  10. 印刷インキ用樹脂(a)および炭素数14以上のα−オレフィン(b)を混合して請求項1に記載の印刷インキ用樹脂組成物を調製した後に、植物油(c)および/またはインキ用石油系溶剤(d)を添加することを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の印刷インキ用樹脂ワニス組成物の製造方法。
  11. 印刷インキ用樹脂(a)、炭素数14以上のα−オレフィン(b)ならびに植物油(c)および/またはインキ用石油系溶剤(d)を混合することを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の印刷インキ用樹脂ワニス組成物の製造方法。
  12. 印刷インキ用樹脂(a)ならびに植物油(c)および/またはインキ用石油系溶剤(d)を混合した後に、炭素数14以上のα−オレフィン(b)を添加することを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の印刷インキ用樹脂ワニス組成物の製造方法。
  13. 印刷インキ用樹脂(a)の製造中に炭素数14以上のα−オレフィン(b)を添加し、請求項1に記載の印刷インキ用樹脂組成物を調製した後に、植物油(c)および/またはインキ用石油系溶剤(d)を添加し、請求項2〜4のいずれかに記載の印刷インキ用樹脂ワニス組成物を調製した後に、必要に応じて酸化重合触媒(e)を添加することを特徴とする印刷インキ組成物の製造方法。
  14. 印刷インキ用樹脂(a)および炭素数14以上のα−オレフィン(b)を混合して請求項1に記載の印刷インキ用樹脂組成物を調製した後に、植物油(c)および/またはインキ用石油系溶剤(d)を添加し、請求項2〜4のいずれかに記載の印刷インキ用樹脂ワニス組成物を調製した後に、必要に応じて酸化重合触媒(e)を添加することを特徴とする印刷インキ組成物の製造方法。
  15. 印刷インキ用樹脂(a)、炭素数14以上のα−オレフィン(b)ならびに植物油(c)および/またはインキ用石油系溶剤(d)を混合し、請求項2〜4のいずれかに記載の印刷インキ用樹脂ワニス組成物を調製した後に、必要に応じて酸化重合触媒(e)を添加することを特徴とする印刷インキ組成物の製造方法。
  16. 印刷インキ用樹脂(a)ならびに植物油(c)および/またはインキ用石油系溶剤(d)を混合した後に、炭素数14以上のα−オレフィン(b)を添加し、請求項2〜4のいずれかに記載の印刷インキ用樹脂ワニス組成物を調製した後に、必要に応じて酸化重合触媒(e)を添加することを特徴とする印刷インキ組成物の製造方法。





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