JP2006124370A - 抗潰瘍剤 - Google Patents

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みな子 吉澤
Osahisa Nakano
長久 中野
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博 乾
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朝子 堀西
Shuichi Murata
修市 村田
Hirokazu Funakawa
弘万 舩川
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Abstract

【課 題】小麦ふすまの処理により、小麦ふすまから新たな生理活性を有する物質を造り出す。
【解決手段】小麦ふすまを、加圧・加熱処理し、次いで、酵素処理をすることにより得られる潰瘍生成抑制能を有する小麦ふすま処理物質。
【選択図】 なし

Description

本発明は、潰瘍生成抑制能を有する物質、より詳しくは、小麦ふすまを原料とする潰瘍生成抑制能を有する小麦ふすま処理物質の提供、その製造方法及び当該物質の用途に関するものである。
農産物である小麦、大麦、裸麦等麦の製粉行程において得られる所謂ふすまと呼ばれているものには、麦の種類によって成分は変動するけれども、麦粒の外層部分を構成している部分から得られているもので、外皮からアリューロン層に至るまでの外層部分を構成している種々の物質が含まれている。時には、胚芽、胚乳が一部混入していることもあるとされているが、主に飼料として利用されているのが現状と言うべく、他の用途、殊に、新規な機能を賦与した用途の検討は進んでいない。
ところで、小麦ふすまにはタンパク質、ビタミン類、ミネラル類、繊維分等の価値あるものが含まれていることから、乳牛、肉牛、豚、めんよう、馬等の家畜の飼料以外の用途の探索が進められて、パン、ウエハー、クッキー等の製造に使用され、商品が市販されているが、含まれている物質が持っている機能を現状のまま利用するものであって、新規な機能を賦与し、これを利用しようとするものではない。
又、小麦ふすまには食物繊維の含有量が多いことから、整腸的な意味合いの機能に注目した研究がなされ、便秘の改善、消化管に入ってきた有害物質の吸着と体外への排泄、大腸ガンの発生率の低下、血清コレステロール上昇抑制等が知られているが、やはり、含まれている物質が持っている機能を現状のまま利用するものであることにとどまっている(非特許文献1)。
このように、公知の技術は、いずれも小麦ふすまに含まれている物質自体の持っている性質を単に利用することに止まるものであって、小麦ふすまを物理的乃至は生化学的に処理をして、新規な機能を賦与し、活用することができるような機能を生み出すことに関しての研究は進んでいないのが現状である。
このような状況にあって、小麦ふすまから機能性物質を得る技術として、小麦ふすまを加熱処理して糖質分解酵素阻害活性物質を得ることを目的とする特許出願があるが、これはα−アミラーゼ、α−グルコシダーゼ等糖質分解酵素の阻害を行う物質を見いだし、これを使用して、糖質の消化を阻害し、カロリーの過剰摂取にならないようにすることを目的としているものである(特許文献1)。
特開2000−186044号公報 柴田茂久ら著,小麦粉製粉の知識,幸書房,1995年
本発明は、従来、飼料等に向けられ、積極的な利用を疎んじられてきたふすま、取り分け、小麦ふすまを生理的活性機能を有する材料に変え、その利用を図ることを課題とするものである。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねるうち、以下に述べるとおり、課題の解決に至る手段を見いだしたものである。即ち、小麦ふすまを物理的又は/及び生化学的な手段によって処理を行うことにある。斯かる手段による処理によって、小麦ふすまを生理的活性機能を有する材料に変え、その利用を図ることを可能にすることができることを見いだしたものである。
即ち本発明は、次のものに関するものである。
(1)潰瘍生成抑制能を有する小麦ふすま処理物質、
(2)小麦ふすまを酵素処理して得られる(1)記載の潰瘍生成抑制能を有する小麦ふすま処理物質、
(3)小麦ふすまを加圧・加熱処理し、次いで酵素処理することにより得られる(1)又は(2)記載の潰瘍生成抑制能を有する小麦ふすま処理物質、
(4)酵素がセルラーゼ又は/及びペクチナーゼである(2)又は(3)記載の潰瘍生成抑制能を有する小麦ふすま処理物質、
(5)小麦ふすまを加圧・加熱処理して得られる(1)記載の潰瘍生成能を有する小麦ふすま処理物質、
(6)小麦ふすまを酵素処理することを特徴とする潰瘍生成抑制能を有する小麦ふすま処理物質の製造方法、
(7)小麦ふすまを加圧・加熱処理し、次いで酵素処理することを特徴とする潰瘍生成抑制能を有する小麦ふすま処理物質の製造方法、
(8)酵素がセルラーゼ又は/及びペクチナーゼである(6)又は(7)記載の潰瘍生成抑制能を有する小麦ふすま処理物質の製造方法、
(9)小麦ふすまに水を加え、ついで加圧・加熱処理することを特徴とする潰瘍生成抑制能を有する小麦ふすま処理物質の製造方法、
(10)小麦ふすまに水を加え、ついで加圧・加熱処理し、加圧・加熱処理物を濾過し、濾液を濃縮した後、濃縮物を凍結乾燥することを特徴とする潰瘍生成抑制能を有する小麦ふすま処理物質の製造方法、
(11)小麦ふすまに水を加え、酸性条件下でオートクレーブを用いて加圧・加熱処理することを特徴とする潰瘍生成抑制能を有する小麦ふすま処理物質の製造方法、
(12)加圧・加熱処理した後、さらに加圧・加熱処理物を濾過し、濾液を濃縮し、濃縮物を凍結乾燥することを特徴とする(11)記載の潰瘍生成抑制能を有する小麦ふすま処理物質の製造方法、
(13)加圧・加熱処理した後、さらに加圧・加熱処理物を濾過し、得られた残渣に精製水を加えた後、酵素処理し、酵素処理物を濾過し、乾燥することを特徴とする(11)記載の潰瘍生成抑制能を有する小麦ふすま処理物質の製造方法、
(14)酵素がセルラーゼ又は/及びペクチナーゼである(13)記載の潰瘍生成抑制能を有する小麦ふすま処理物質の製造方法、
(15)小麦ふすま又は/及び小麦ふすま処理物質を含んでいる抗潰瘍剤、
(16)小麦ふすま処理物質が小麦ふすまを酵素処理して得られたものである(15)記載の抗潰瘍剤、
(17)小麦ふすま処理物質が小麦ふすまを加圧・加熱処理し、次いで酵素処理をすることにより得られたものである(15)又は(16)記載の抗潰瘍剤、
(18)酵素がセルラーゼ又は/及びペクチナーゼである(16)又は(17)記載の抗潰瘍剤、
(19) 小麦ふすま処理物質が小麦ふすまを加圧・加熱処理して得られるものである(15)記載の抗潰瘍剤、
(20) 小麦ふすまを酵素処理して得られる潰瘍生成抑制能を有する小麦ふすま処理物質を含んでいる食品、
(21) 小麦ふすまを加圧・加熱処理し、次いで酵素処理することにより得られる潰瘍生成抑制能を有する小麦ふすま処理物質を含んでいる食品、
(22) 酵素がセルラーゼ又は/及びペクチナーゼである(20)又は(21)記載の食品、
(23) 小麦ふすまを加圧・加熱処理して得られる潰瘍生成抑制能を有する小麦ふすま処理物質を含んでいる食品、
に係るものである。
本発明の小麦ふすま処理物質は潰瘍生成抑制に予想外の顕著な効果を奏する。
本発明の潰瘍生成抑制能を有する小麦ふすま処理物質は、小麦ふすまを物理的又は/及び生化学的手段によって処理を行うことにより得られる。
上記物理的又は/及び生化学的な手段のまず第一は、適当量の水と共に、液性を調整し、小麦ふすまを加圧・加熱処理することが挙げられる。ここに得られるところの処理物を固液分離して、固体である所謂フィルターケーキと液体である濾液に分ける。固液分離は、例えば、濾紙、濾布又はグラスフィルター等のフィルターを使用した常圧乃至は加圧又は吸引濾過、濾布を使った遠心分離等通常行われている方法によって行うことができる。
加圧・加熱処理に先立ち、小麦ふすまと水との馴染みを良くするために、水を用いて浸漬処理するのが好ましい。浸漬処理は、小麦ふすまを適量の水に浸漬して、例えば一夜放置しておくことにより好適に実施できる。使用する水の量は膨潤した小麦ふすまが十分に浸る程度が好ましい。
処理される液の液性はpH3.0〜8.5、好ましくは4.5〜7.5が良いが、加熱処理直前の液の液性は酸性条件、好ましくはpH3.0〜4.0とするのがよい。pHの調整には、無機酸(例えば塩酸、硫酸)、有機酸(例えば酢酸、乳酸)またはアルカリ(例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム)を用いてよい。
ここにおいて、水と馴染んだ小麦ふすまの物理的手段による加圧・加熱処理は、例えば、オートクレーブ、パイプリアクター、エクストルーダー、加圧殺菌釜等加圧下で加熱できる機能を備えた装置を使用して行うことができる。圧力は、空気又は窒素等の不活性ガスを使用して外部から加えることもできるけれども、加熱温度が100℃を超え、150℃、好ましくは、温度が100〜130℃となるよう密閉状態での加熱によることで、目的を達成することが好ましい。外部から加圧する場合における圧力は、好ましくは2〜20kg/cmである。処理時間は、通常5分乃至5時間、好ましくは、20分乃至2時間の範囲で適宜行われる。
斯かる加圧・加熱処理によって、まず第一に、小麦ふすまが十分に水を含んで膨潤し、組織の崩壊を起こすことが考えられるが、加水分解的な変化が併せて起こっていることも考えられるところ、処理後に行われる固液分離により得られた濾液からは、タンパク質、脂質に富んだ小麦ふすま処理物が得られる。
固液分離により得られた濾液は、例えば、減圧下に濃縮し、液体状態で、又は、凍結乾燥して、粉末状態として利用することができる。減圧濃縮及び凍結乾燥は、公知の方法に従って実施されて良い。ここに得られた粉末化物を本発明では「小麦ふすま可溶化物A」(pH調整無し)または「小麦ふすま可溶化物A’」(pH調整有り)と呼んでいる。このものは酵素ウレアーゼを阻害し、ピロリ菌生育抑制と胃潰瘍生成抑制の効果を奏する性質を備えているので、この備えている性質を発揮するべく、適した物品の形態にして使用することができる。例えば、牛乳、ヨーグルト、乳酸菌飲料等に、又、ビスケット、パン、うどん、パスタ等加工食品に使用することができる。
一方、加圧・加熱処理後、固液分離により得られるフィルターケーキは、次に述べるとおり、酵素による更なる処理を施すことにより、思いも掛けない有用な性能を有する物質を創り出す原料となり、処理後に得られる液体と共に、その中に注目すべき生理的活性を有する有用な物質である小麦ふすま処理物となることが見いだされた。
ここにおける酵素による更なる処理は、フィルターケーキを適当量の水と共に攪拌し、酵素を加えて、更に攪拌を続けながら、培養することにある。
使用される水は、イオン交換、限外濾過等による精製水を使用するのが好ましく、その量は、フィルターケーキの重量の0.5〜10倍量を使用するのが好ましい。ここにおいて、酵素の働きをよくするために、10乃至1000rpmの攪拌又は振とうを行い、液性はpH3.0〜8.0、好ましくは、5.0〜7.0とし、温度は20〜50℃、好ましくは、30〜40℃に加温し、培養時間は、3時間乃至48時間、好ましくは、5時間乃至24時間とする。
本発明において使用される酵素としては、セルラーゼ、ペクチナーゼ、ペプチダーゼ、プロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼ等が挙げられるところ、セルラーゼとしてはカビの生産するセルラーゼを含めて、ヘミセルラーゼ、グルカナーゼ、グルコシダーゼ等が、ペクチナーゼとしては、Pectinex UltraSP−L、Pectinex Ultra等の商品名で市販されているものが挙げられる。
これらは、一種単独での使用又は二種以上を組み合わせての使用が可能であるが、セルラーゼ、ペクチナーゼ両者の組み合わせが好適に使用される。その使用方法は、セルラーゼ処理した後、ペクチナーゼ処理を行う、又はペクチナーゼ処理を行った後、セルラーゼ処理を行うといった単独酵素での逐次の処理であっても良いし、両者を同時に併用する使用であってもよく、使用の方法が特定されるものではないが、少なくとも両者による処理を行うことが好適であるところ、処理の単純化と時間的能率から、両者を同時に併用して使用するのが好ましい。
酵素の使用量は、基質の濃度や培養温度等によって変化するが、基質(ここではフィルターケーキ)1,000gを含む培地1Lに対して、セルラーゼの場合、1,000〜100,000、好ましくは、10,000〜20,000単位、ペクチナーゼの場合、500〜100,000、好ましくは、10,000〜20,000単位を加え、反応する。他の酵素を使用する場合においてもこれを目安として添加量を決めればよい。
酵素処理を施された培地は、例えば、グラスフィルター、濾紙又は濾布等のフィルターを使用した常圧乃至加圧又は吸引濾過、濾布を使った遠心分離、遠沈管を使った円心分離等の通常行われている方法により、フィルターケーキと濾液とに分けられる。
ここに得られた濾液は、好ましくは、減圧下に濃縮されて、残さを凍結乾燥し、粉末化される。ここに得られた粉末化されたものを本発明では、「小麦ふすま可溶化物B」(pH調整無し)または「小麦ふすま可溶化物B’」(pH調整有り)と呼んでいる。
一方、酵素処理液の固液分離により得られたフィルターケーキは、乾燥されると、おが屑様の粉末を与える。本発明において、このものは小麦ふすま抽出物Cと呼んでいる。
かくて得られる、小麦ふすま可溶化物Aもしくは小麦ふすま可溶化物A’、小麦ふすま可溶化物Bもしくは小麦ふすま可溶化物B’、及び小麦ふすま抽出物Cは、異なる生物的活性性質を備えていることが見いだされた。即ち、小麦ふすま可溶化物Aは、酵素ウレアーゼ阻害活性と潰瘍生成抑制活性を、小麦ふすま可溶化物A’、小麦ふすま可溶化物Bもしくは小麦ふすま可溶化物B’及び小麦ふすま抽出物Cは潰瘍生成抑制活性を備えていることが見いだされた。斯かる知見は、本発明の発明者らによる初めての知見であり、小麦ふすまの処理により、斯かる性質をもった物質が産生されることは、未だ知られておらず、本発明者らの創製に係るものである。
かくて得られる本発明に係る小麦ふすま処理物質たる小麦ふすま可溶化物Aもしくは小麦ふすま可溶化物A’、小麦ふすま可溶化物Bもしくは小麦ふすま可溶化物B’、小麦ふすま抽出物Cは、それぞれが備えている生理活性に応じ、その使用が図られる。
ウレアーゼ阻害活性を有する小麦ふすま可溶化物Aもしくは小麦ふすま可溶化物A’は、当節話題になっているヘリコバクターピロリー(HP)が棲息環境を整えるために、ウレアーゼを働かせ、アンモニアを造り出しているとされているので、そのウレアーゼの働きを阻害することにより、HPの胃壁付着抑制と生育抑制による効果を奏することが予測されるところである。
以下、小麦ふすま可溶化物Aもしくは小麦ふすま可溶化物A’、小麦ふすま可溶化物Bもしくは小麦ふすま可溶化物B’、小麦ふすま抽出物Cが有する生理活性、即ち、潰瘍生成抑制能と当該活性を活用する医薬、食品について記述する。
本願発明に係る小麦ふすま可溶化物Aもしくは小麦ふすま可溶化物A’、小麦ふすま可溶化物Bもしくは小麦ふすま可溶化物B’及び小麦ふすま抽出物Cが有する潰瘍生成抑制能、殊に消化管、取り分け胃の潰瘍生成抑制能は、実施例により明らかにされている効果から判断されるとおり、ストレスに対して耐えうる状態を個体に対して賦与しているところに特徴があることが判る。即ち細胞に対する賦活作用である。斯かる作用を有する物質が本発明の処理によって生成し、小麦ふすま可溶化物B、小麦ふすま抽出物Cの中に含まれているものと考えているが、原因物質の特定及び作用機序の解明は今後の課題である。
尚、これらの成人に対する一日当たり投与量は、限定されるものではないが、一〜数回、一回当たりの量が10mg〜500mgを見当にして、投与可能な剤形に加工することができる。
本発明に係る潰瘍生成抑制能を有する小麦ふすま処理物質、即ち、小麦ふすま可溶化物Aもしくは小麦ふすま可溶化物A’、小麦ふすま可溶化物Bもしくは小麦ふすま可溶化物B’、小麦ふすま抽出物Cを使用した医薬製剤は、当該物質を、所望の剤形に適する適宜の添加剤と共に、通常行われている方法に倣って加工し、成形することにより造られる。使用される添加剤としては、賦形剤、滑沢剤、結合剤、着色剤、矯味剤、崩壊剤等である。
賦形剤としては、乳糖、結晶セルロース、白糖、ブドウ糖、トウモロコシでんぷん、馬鈴薯でんぷん、小麦でんぷん、デキストリン、ソルビトール、マンニトール等日本薬局方に記載され、通常使用されているところのものが挙げられる。
その他ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、タルク等の滑沢剤、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ゼラチン、アラビアゴム、カルメロース、でんぷん糊等の結合剤、着色剤、矯味剤、カルボキシメチルスターチナトリウム、カルボキシメチルセルロースカルシウム等の崩壊剤も剤形にあわせて、適宜、選択の上、使用することができる。
剤形に関しては、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、細粒剤、トローチ、液剤等形状を問わず、本発明に係る潰瘍生成抑制能を有する小麦ふすま処理物質を使用することができる。
本発明に係る潰瘍生成抑制能を有する小麦ふすま処理物質、即ち、小麦ふすま可溶化物Aもしくは小麦ふすま可溶化物A’、小麦ふすま可溶化物Bもしくは小麦ふすま可溶化物B’、小麦ふすま抽出物Cを使用した食品としては、通常食品として食されているものであればよく、格別に特定されるものではない。例えば、生めん、乾めん、冷凍めん、ゆでめん、包装めん、中華めん、アルファー化めん、油揚げめん、スパゲッテイ、マカロニ等のめん類や食パン、菓子パン等のパン類、和菓子、洋菓子等の菓子類、簡単、手軽、上手に調理ができるように必要な材料を予め混合したプレミックス類等小麦粉を材料として作られるところの食品が挙げられる。
本発明に係る潰瘍生成抑制能を有する小麦ふすま処理物質のこれら食品への添加は、これら食品の製造に際し使用する出発原料に添加混合しておいても良いし、製造過程の途中において、添加しても良い。
これらの食品に、本発明に係る潰瘍生成抑制能を有する小麦ふすま処理物質を使用する場合における当該物質の使用量は、格別の制限がある訳ではないが、少なくとも2質量%含まれるように配合することが好適である。
尚、本発明において、小麦ふすまなる文言を使用しているところ、斯かる文言は、精麦に際し生ずるいわば副生成物とも言うべきふすまを代表するものとして使用しているものであって、発明を限定することを意味するものではない。
以下に本発明を具体的事例を以て説明するために実施例を記述するが、これによって本発明が制限的に解釈されたり、特定して解釈されたりするものではない。
小麦ふすま200gに精製水1Lを加え、次いでオートクレーブに移し、120℃で1時間、加圧・加熱した。圧力ゲージは2.0kg/cmであった。室温に戻した後、オートクレーブの内容物を濾布及びグラスフィルターを用いて濾過し、固液分離をした。得られた濾液は35℃で減圧下に濃縮し、残さを凍結乾燥した。このものを小麦ふすま可溶化物Aとした。得量22g
得られた小麦ふすま可溶化物Aは、ウレアーゼ阻害活性の測定において、反応液中に、僅か1mg/ml添加するだけで、80%もの阻害をもたらした。
尚、ウレアーゼ活性の測定方法は、次のとおり、ウレアーゼのより生成するアンモニアをインドフェノール法で測定する方法に依った。即ち、
(1)試薬の調製
1)0.1Mリン酸緩衝液(pH7.0) 500ml
2)0.1%尿素水溶液 100ml
3)フェノール・ニトロプルシドナトリウム溶液
(フェノール1g、ニトロプルシドナトリウム5mg、水100ml)
4)ウレアーゼ溶液
ウレアーゼ(シグマ社製、Jack bean由来)0.5mgを0.1Mリン酸緩衝液1ml中に含む
5)次亜塩素酸ナトリウム・NaOH混液
(5%次亜塩素酸ナトリウム10ml、NaOH7.5g、水500ml)
(2)反応
小麦ふすま可溶化物A1mgを0.1Mリン酸緩衝液1mlに溶かした溶液50μlに、0.1%尿素水溶液10μl、フェノール・ニトロプルシドナトリウム溶液840μl、ウレアーゼ溶液100μlを加えて、37℃で20分反応し、次亜塩素酸ナトリウム・NaOH混液1.0mlを加えた。1時間後に620nmの吸光度を測定して、小麦ふすま可溶化物Aのウレアーゼ活性阻害を当該物質を含まないものと対比して、阻害度を求めたところ上記の値を示した。
実施例1において、固液分離により得られた固体であるケーキについて、当該物質450gに精製水1.55Lを加え、更に、セルラーゼ(ノボ社製 cellclast 1.5LFG)2ml及びペクチナーゼ(ノボ社製 pectinex UltraSP−L)0.5mlを加えて、40℃で、攪拌しながら一夜放置した。
次いで、遠心分離及びグラスフィルターを用いて濾過し、固液分離をした。得られた固体であるケーキについて50℃で乾燥した。このものを小麦ふすま抽出物Cとした。得量90g
実施例2において固液分離により得られた濾液について、35℃で減圧濃縮し、残さを凍結乾燥した。このものを小麦ふすま可溶化物Bとした。得量60g
実施例2及び3において得られた小麦ふすま抽出物C及び小麦ふすま可溶化物Bを含む飼料を表1記載のとおりの割合(質量%)で、実験区1には小麦ふすま可溶化物Bを、実験区2には小麦ふすま抽出物Cを含有せしめた飼料を調製し、SDjcl系雄性ラットを一群7匹使用して、それぞれの飼料で、3週間飼育した後、各ラットをストレスケージに入れて、首まで水浸し、その状態を10時間維持した。各ラットを解剖し、胃に発生している潰瘍を測定し、潰瘍指数を算出して、潰瘍生成抑制効果を比較した。結果は表2に記載のとおり、小麦ふすま抽出物Cおよび小麦ふすま可溶化物Bを含む飼料を摂取させた群において、僅か3質量%と言う少ない含有量でありながら、潰瘍生成が抑制されていることが判った。
Figure 2006124370
Figure 2006124370
実施例3で得た小麦ふすま可溶化物B100gと乳糖600g、結晶セルロース200gとを秤取し、これを流動層造粒機に入れ、結合剤ヒドロキシプロピルセルロース30gを5質量%水溶液にして噴霧し、造粒末を得た。次いで、崩壊剤カルボキシメチルセルロースカルシウム50gと滑沢剤ステアリン酸マグネシウム20gとを先に得た造粒末に添加し混合した。ここに得られた打錠用造粒末を1錠の重さが100mgとなるようにして加圧成形し錠剤を得た。
小麦粉(中力粉一等粉)1,000g、実施例2で得た小麦ふすま抽出物C3.7g及び食塩濃度8%の水480gをボールのなかで、混捏して生地を造り、麺棒にて薄い平板状に延ばし、包丁で線切りし、手打ちうどんを造った。
本発明により得られた小麦ふすま可溶化物A、小麦ふすま可溶化物B、小麦ふすま抽出物Cの組成(質量%)を表3に示す。なお、測定方法は、通常行われている公知の方法で得た数値である。誤差は±2%程度と考えられる
Figure 2006124370
小麦ふすま1kgに精製水4Lを加え、塩酸あるいは硫酸、必要に応じて酢酸、乳酸のような有機酸、あるいはアルカリとして水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムを加えてpHを4.2に調整し、40℃で、攪拌しながら一夜放置した。次いで、塩酸を加えてpHを3.5に調整した後、オートクレーブに移し、120℃で1時間、加圧・加熱した。圧力ゲージは2.0kg/cmであった。室温に戻した後、オートクレーブの内容物を濾布及びグラスフィルターを用いて濾過し、固液分離をした。得られた濾液は35℃で減圧下に濃縮し、残さを凍結乾燥した。このものを小麦ふすま可溶化物A’とした。得量110g
実施例7において、固液分離により得られた固体であるケーキについて、当該物質に精製水を加えて5.0kgにし、更に、セルラーゼ(ノボ社製 cellclast 1.5LFG)10ml及びペクチナーゼ(ノボ社製 pectinex UltraSP−L)2.5mlを加えて、40℃で、攪拌しながら一夜放置した。
次いで、遠心分離及びグラスフィルターを用いて濾過し、固液分離をした。得られた濾液について、35℃で減圧濃縮し、残さを凍結乾燥した。このものを小麦ふすま可溶化物B’とした。得量212g
なお、実施例7及び8において得られた小麦ふすま可溶化物A’及び小麦ふすま可溶化物B’の各組成(質量%)を表4に示す。なお、測定方法は、通常行われている公知の方法で得た数値である。誤差は±2%程度と考えられる。
Figure 2006124370
実施例7及び8において得られた小麦ふすま可溶化物A’及び小麦ふすま可溶化物B’を含む飼料を表5記載のとおりの割合(質量%)で、実験区3には小麦ふすま可溶化物A’を、実験区4には小麦ふすまB’を含有せしめた飼料を調製し、SDjcl系雄性ラットを一群7匹使用して、それぞれの飼料で、3週間飼育した後、各ラットをストレスケージに入れて、首まで水浸し、その状態を10時間維持した。各ラットを解剖し、胃に発生している潰瘍を測定し、潰瘍指数を算出して、潰瘍生成抑制効果を比較した。結果は表6に記載のとおり、小麦ふすま可溶化物A’および小麦ふすま可溶化物B’を含む飼料を摂取させた群において、僅か5質量%という少ない含有量でありながら、潰瘍生成が顕著に抑制されていることが判った。
Figure 2006124370
Figure 2006124370
本発明の小麦ふすま処理物質は抗潰瘍剤として有用である。

Claims (23)

  1. 潰瘍生成抑制能を有する小麦ふすま処理物質。
  2. 小麦ふすまを酵素処理して得られる請求項1記載の潰瘍生成抑制能を有する小麦ふすま処理物質。
  3. 小麦ふすまを加圧・加熱処理し、次いで酵素処理することにより得られる請求項1又は2記載の潰瘍生成抑制能を有する小麦ふすま処理物質。
  4. 酵素がセルラーゼ又は/及びペクチナーゼである請求項2又は3記載の潰瘍生成抑制能を有する小麦ふすま処理物質。
  5. 小麦ふすまを加圧・加熱処理して得られる請求項1記載の潰瘍生成能を有する小麦ふすま処理物質。
  6. 小麦ふすまを酵素処理することを特徴とする潰瘍生成抑制能を有する小麦ふすま処理物質の製造方法。
  7. 小麦ふすまを加圧・加熱処理し、次いで酵素処理することを特徴とする潰瘍生成抑制能を有する小麦ふすま処理物質の製造方法。
  8. 酵素がセルラーゼ又は/及びペクチナーゼである請求項6又は7記載の潰瘍生成抑制能を有する小麦ふすま処理物質の製造方法。
  9. 小麦ふすまに水を加え、ついで加圧・加熱処理することを特徴とする潰瘍生成抑制能を有する小麦ふすま処理物質の製造方法。
  10. 小麦ふすまに水を加え、ついで加圧・加熱処理し、加圧・加熱処理物を濾過し、濾液を濃縮した後、濃縮物を凍結乾燥することを特徴とする潰瘍生成抑制能を有する小麦ふすま処理物質の製造方法。
  11. 小麦ふすまに水を加え、酸性条件下でオートクレーブを用いて加圧・加熱処理することを特徴とする潰瘍生成抑制能を有する小麦ふすま処理物質の製造方法。
  12. 加圧・加熱処理した後、さらに加圧・加熱処理物を濾過し、濾液を濃縮し、濃縮物を凍結乾燥することを特徴とする請求項11記載の潰瘍生成抑制能を有する小麦ふすま処理物質の製造方法。
  13. 加圧・加熱処理した後、さらに加圧・加熱処理物を濾過し、得られた残渣に精製水を加えた後、酵素処理し、酵素処理物を濾過し、乾燥することを特徴とする請求項11記載の潰瘍生成抑制能を有する小麦ふすま処理物質の製造方法。
  14. 酵素がセルラーゼ又は/及びペクチナーゼである請求項13記載の潰瘍生成抑制能を有する小麦ふすま処理物質の製造方法。
  15. 小麦ふすま又は/及び小麦ふすま処理物質を含んでいる抗潰瘍剤。
  16. 小麦ふすま処理物質が小麦ふすまを酵素処理して得られたものである請求項15記載の抗潰瘍剤。
  17. 小麦ふすま処理物質が小麦ふすまを加圧・加熱処理し、次いで酵素処理をすることにより得られたものである請求項15又は16記載の抗潰瘍剤。
  18. 酵素がセルラーゼ又は/及びペクチナーゼである請求項16又は17記載の抗潰瘍剤。
  19. 小麦ふすま処理物質が小麦ふすまを加圧・加熱処理して得られるものである請求項15記載の抗潰瘍剤。
  20. 小麦ふすまを酵素処理して得られる潰瘍生成抑制能を有する小麦ふすま処理物質を含んでいる食品。
  21. 小麦ふすまを加圧・加熱処理し、次いで酵素処理することにより得られる潰瘍生成抑制能を有する小麦ふすま処理物質を含んでいる食品。
  22. 酵素がセルラーゼ又は/及びペクチナーゼである請求項20又は21記載の食品。
  23. 小麦ふすまを加圧・加熱処理して得られる潰瘍生成抑制能を有する小麦ふすま処理物質を含んでいる食品。
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