JP5222299B2 - 脂肪吸収抑制組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、リパーゼ阻害作用がないかまたは極めて低い脂肪吸収抑制組成物に関する。より詳細には、小麦胚芽の成分を有効成分とし、リパーゼ阻害作用がないためリパーゼ阻害作用に基づく副作用がなく、安全で簡便に摂取ができる脂肪吸収抑制組成物に関する。
近年、運動不足および食生活の欧米化に伴い、肥満者の人口に占める割合は、増大してきており、肥満は現代社会における生活習慣病の危険因子の1つになっている。糖尿病、高脂血症、高血圧、インスリン抵抗性などの上流には内臓脂肪の蓄積があることが指摘され、肥満に加えて、高脂血、高血圧または高血糖の2項目以上の併発は、メタボリックシンドロームとよばれ、心血管疾患の高リスク群と認識されている。肥満の主たる要因は消費量を超える脂肪の過剰吸収であるが、個人差が大きく、他に遺伝的素因、社会的要因、家庭環境など様々な因子が影響しており、十分な予防・改善方法はないのが現状である。肥満に対する治療薬として、国内では、食欲抑制剤のマジンドールが唯一承認されているが、重篤な肥満にしか適用がなく、耐性や依存性、口渇、便秘、胃部不快感、悪心・嘔吐などの副作用が報告されている。また、外国ではリパーゼ阻害作用により腸管から脂肪吸収を抑制する作用を持つオルリスタットが肥満改善薬として市販されているが、放屁、脂肪便、排便数の増加、軟便、下痢および腹痛等の副作用が報告され、排便が気になって外出もできなくなるなど著しくクオリティオブライフ(QOL)を低下させるという問題がある。
肥満の予防・改善のためには、適度な運動を継続すると共に、食事制限により摂取カロリーを減らすことが有効な手段ではあるものの、過剰な運動や食事制限はかえって身体にとっては有害であり、また、リバウンドの問題もあって、日常生活においての実行は困難である場合が多い。したがって、食事由来の脂肪が体内に吸収されることを安全かつ健康的に抑制することは、肥満および関連する疾患の予防・治療のために極めて有用であると考えられる。
医薬品ではない特定保健用食品として、脂肪吸収を抑制するものも市販されており、膵リパーゼ阻害により脂肪吸収を抑制するグロビン蛋白分解物や、脂肪に比べて消化吸収されにくい性質を持つジアシルグリセロールなどが市販されている。さらに同様の目的で新たな素材の探索も精力的に行われており、例えば、特許文献1には、脱脂米胚芽から抽出されたリパーゼ阻害剤が開示されており、また特許文献2には、小麦胚芽由来の塩基性蛋白質を有効成分とするリパーゼ阻害剤が開示されている。特許文献3には、ウーロン茶の主たるカテキン成分であるエピガロカテキンガレートを酵素で重合させたウーロンテアニンガレートを有効成分とするリパーゼ阻害剤が開示されている。
しかしながら、上記のリパーゼ阻害剤は、効果が十分なものとはいえない上、オルリスタットと同様、リパーゼ阻害作用に基づく、放屁、脂肪便、排便数の増加、軟便、下痢および腹痛等の副作用があるため、継続的に摂取することはできない。
特開平7−25779号公報 特開平4−400839号公報 特開2006−1909号公報
本発明の課題は、良好な脂肪吸収抑制作用を示し、しかも副作用がなく安全で簡便に継続して摂取することができ、ひいては、過剰な脂肪吸収に関連する状態、例えば、肥満や高脂血症を予防および/または改善することができる組成物を提供することである。
本発明者らは、上記の問題点に鑑み、安全性の高い食経験のある植物抽出物の脂肪吸収抑制作用の検討を行い、リパーゼ阻害作用が極めて低いにもかかわらず、良好な脂肪吸収抑制作用を示す素材を見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、以下の発明を包含する。
(I)小麦胚芽を65℃以下の温度およびpH5.0以下の酸性条件下で水を用いて抽出し、得られた抽出液を下記(1)および/または(2)の条件:
(1)pH6.0以上の条件
(2)温度70℃以上の条件
に付すことにより不溶物として回収される成分を有効成分として含有する、脂肪吸収抑制組成物。
(II)過剰な脂肪吸収に関連する状態を予防および/または改善するための、(I)記載の組成物。
(III)過剰な脂肪吸収に関連する状態が肥満および/または高脂血症である、(II)記載の組成物。
(IV)リパーゼ阻害作用がないかまたは極めて低いことを特徴とする、(I)〜(III)のいずれかに記載の組成物。
本発明によれば、良好な脂肪吸収抑制作用を示し、しかもリパーゼ阻害剤のような放屁、脂肪便、排便数の増加、軟便、下痢および腹痛等の副作用がなく、安全な脂肪吸収抑制組成物が提供される。本発明の脂肪吸収抑制組成物は、食経験のある小麦胚芽を原料としているため、風味がよく簡便に継続して摂取することができる。さらに本発明の脂肪吸収抑制組成物は、過剰な脂肪吸収に関連する状態、例えば、肥満や高脂血症を予防および/または改善するためにも使用できる。
本明細書は、本願の優先権の基礎である特願2007−229060号の明細書および特許請求の範囲に記載された内容を包含する。
以下、本発明の好適な実施形態について具体的に説明する。
本発明において、脂肪吸収抑制とは、摂取された脂肪が、腸管から吸収されて生体内に取り込まれることを抑制するか、または遅延させる作用をさす。また、血液中の脂肪や脂肪酸の量を低下させ、脂肪摂取後の血液中脂肪増加を抑制することも、脂肪吸収抑制に包含される。脂肪吸収抑制を評価する方法としては、定量された脂肪を経口摂取するなどして腸管内に投与した後、血液中や便中の脂肪量を測定する方法、体脂肪量を経時的に測定する方法、摘出腸管標本の粘膜側から漿膜側への脂肪の移行を測定する方法などが挙げられる。
本発明において、リパーゼ阻害作用とは、生体において主として膵臓から分泌される膵リパーゼのトリグリセリド分解作用を阻害する作用をさす。食品中の脂肪分、すなわちトリグリセリドはそのままでは生体に吸収されず、リパーゼによってモノアシルグリセロールと脂肪酸に加水分解されて吸収される。そのため、リパーゼ阻害作用を有する成分は、脂肪の体内吸収を抑制するが、吸収されないトリグリセリドが腸管内に多量に残される結果、これを投与された場合様々な副作用が現れてQOLが低下する。被検物質のリパーゼ阻害作用を評価する方法としては、被検物質の存在下、リパーゼを基質のトリグリセリドとともにインキュベートし、分解されて遊離する脂肪酸量を測定する方法、リパーゼを基質のトリグリセリドとインキュベートし、残存するトリグリセリド量を測定する方法などが挙げられる。
本発明において、リパーゼ阻害作用がない、または極めて少ないとは、後述する試験例2と同様のリパーゼ阻害作用の測定方法において、リパーゼ阻害率が20%以下、好ましくは15%以下であるものをさす。
本発明の脂肪吸収抑制組成物は、小麦胚芽を原料とし、特定の方法を用いて精製を行って得られる成分(以下、小麦胚芽精製物と称する)を有効成分とする。ここで特定の方法とは、特開平10−218890号公報に記載された方法を例として好適に用いることができる。具体的には、A工程:小麦胚芽を65℃以下の温度およびpH5.0以下の酸性条件下に水を用いて抽出し、B工程:得られた抽出液を下記(1)および/または(2)の条件:
(1)pH6.0以上の条件
(2)温度70℃以上の条件
に付すことにより不溶物を回収する方法である。
以下、A工程およびB工程について詳述する。
(A工程)
本抽出工程において用いられる水は、pHおよび温度が規定の範囲であれば、本工程の妨げとならない範囲において、NaClやKClなどの塩、イオン、微量金属などを含んでいてもよい。好適な水として、イオン交換水、蒸留水、純水、超純水、水道水および井戸水などを例示できる。pHを5.0以下に調節するために用いられる酸性物質としては、塩酸、硫酸およびリン酸などの無機酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、蓚酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、マレイン酸、リンゴ酸、乳酸、酒石酸、クエン酸および安息香酸などの有機酸、ならびに酸性水が挙げられるが、安全性の点からは、食用酸、例えば、クエン酸または乳酸を用いることが好ましい。酸性水とは、水を希硫酸や食塩のような電解質の存在のもとで電気分解すると陽極側に現れる水のことであり、酸化水または陽極水とも言われる。
抽出温度は、65℃以下、好ましくは15〜65℃の範囲、さらに好ましくは30〜60℃、特に好ましくは45〜55℃の範囲である。A工程における抽出は、65℃以下の温度およびpH5.0以下、好ましくはpH3.0〜5.0の酸性条件下、通常5〜20時間、好ましくは10〜18時間かけて実施する。
小麦胚芽は、そのままA工程に付すこともできるが、この小麦胚芽の形状には特に制限がなく、粉末状物、破砕物および粒状物のいずれであってもよいが、処理の容易さから粉末状物が好ましい。小麦胚芽は市販品を用いてもよく、例えば、脱脂胚芽を例示することができる。
またA工程の前処理として、澱粉、蛋白質およびヘミセルロースなどを酵素分解する処理を行ってもよい。澱粉の酵素分解処理としてはアミラーゼ処理を、蛋白質の酵素分解処理としてはプロテアーゼ処理を、そしてヘミセルロースの酵素分解処理にはセルラーゼ処理を例示できるが、これらに限定されない。アミラーゼ処理、プロテアーゼ処理またはセルラーゼ処理等を行う場合は、これらの酵素処理において採用される通常の条件下、すなわちこれら酵素の至適温度および至適pHの条件下で処理を行うことが好ましいが、これに限定されるものではない。
A工程において、温度を70℃以上および/またはpH6.0以上にすると、本発明において有効成分とする目的成分は不溶物となり、沈殿するなどして、抽出効率が低下するので、抽出工程の間の温度およびpH管理は厳密に行う必要がある。ただし、前述の油脂成分の除去、酵素処理、または殺菌などを目的として、A工程の前後で温度を70℃以上にすることや、pHを6.0以上にすることは構わない。また、B工程に適用する前に、抽出液中の不溶物や不純物を除去しておくのが好ましい。
(B工程)
A工程で得られた抽出液を、(1)温度70℃以上および/または(2)pH6.0以上にすると、本発明における有効成分である目的成分が不溶物となるので、これを液体と分離することで、簡便に本発明の脂肪吸収抑制組成物の有効成分を精製することができる。B工程において、(1)温度70℃以上の条件、および(2)pH6.0以上の条件については、いずれか片方の条件のみに付してもよいし、両方の条件に付してもよい。また、両方の条件に付す場合は、その順番は特に制限されず、また同時に両方の条件を満たすようにしてもよい。温度は、通常70〜100℃、好ましくは80〜95℃である。pHは、通常6.0〜12.5、好ましくは6.5〜10.0、より好ましくは7.0〜9.0である。pH調整は、塩基性物質、例えば、水酸化ナトリウムおよび水酸化カリウムなどを用いて行うことができる。
不溶物となった本発明の組成物を分離して回収する方法としては、公知の方法を適用することができ、例えば、濾過、遠心分離、フィルタープレスなどが挙げられる。また、本発明の脂肪吸収抑制組成物においては、上記不溶物をそのまま乾燥して用いてもよいが、必要に応じて有機溶媒や酸性溶液に溶解して溶液状とした後、賦形剤、例えば、デキストリン、乳糖、デンプンなどとともに、公知の方法を用いて、例えば、凍結乾燥、スプレードライ、スプレークールおよびドラムドライなどを用いて乾燥して用いてもよい。
本発明者らは、上記小麦胚芽精製物が脂肪吸収抑制作用を有し、従って、過剰な脂肪吸収に関連する状態を予防および/または改善できることを見出した。すなわち、上記小麦胚芽精製物を有効成分とする本発明の脂肪吸収抑制組成物は、過剰な脂肪吸収に関連する状態を予防および/または改善するための組成物として使用することができる。過剰な脂肪吸収に関連する状態としては、例えば、肥満、高脂血症、糖尿病、高血圧およびメタボリックシンドロームなどが挙げられる。本発明の脂肪吸収抑制組成物は、特に、肥満および/または高脂血症の予防および/または改善に特に好適に使用される。
本発明の脂肪吸収抑制組成物は、脂肪吸収およびそれに続く脂肪蓄積によって引き起こされる上記肥満、高脂血症、糖尿病、高血圧およびメタボリックシンドロームなどの状態のうち、リパーゼ活性に起因しない状態、あるいはリパーゼ活性を阻害しても予防および/または改善できない状態、リパーゼ活性を阻害することが好ましくない状態を、予防および/または改善するために特に有効である。また、本発明の脂肪吸収抑制組成物は、リパーゼ阻害作用がないかまたは極めて低いことから、リパーゼ阻害作用に基づく副作用、例えば、放屁、脂肪便、排便数の増加、軟便、下痢および腹痛等を生じない点で有利である。
本発明において状態の予防には、その発生を抑えることおよび遅延させることが含まれ、再発に対する予防も含まれる。本発明において状態の改善には、治癒することおよび進行を抑えることが含まれる。
本発明の組成物の投与対象は、好ましくは、哺乳動物である。本明細書において哺乳動物は、温血脊椎動物をさし、例えば、ヒトおよびサルなどの霊長類、マウス、ラットおよびウサギなどの齧歯類、イヌおよびネコなどの愛玩動物、ならびにウシ、ウマおよびブタなどの家畜が挙げられる。本発明の組成物は、霊長類、特にヒトへの投与に好適である。
上記小麦胚芽精製物を有効成分とする本発明の脂肪吸収抑制組成物は、特に制限されないが、例えば、医薬組成物および食品組成物として調製することができる。
本発明の脂肪吸収抑制組成物をヒトに適用する場合、乾燥質量を基準として、上記小麦胚芽精製物に換算して、成人1日当たり0.001〜50gの範囲で適用される。該小麦胚芽精製物は、小麦胚芽を原料としている安全性の高いものであるため、その摂取量をさらに増やすこともできる。1日当たりの摂取量は、1回で摂取してもよいが、数回に分けて摂取してもよい。
本発明の脂肪吸収抑制組成物を医薬組成物として調製する場合、上記小麦胚芽精製物をそのまま単独で医薬組成物としてもよいが、通常、上記小麦胚芽精製物と好ましくは薬学的に許容される担体とを含む製剤として調製する。医薬組成物は、経口により、非経口により、例えば、皮膚に、皮下に、静脈内に、動脈内に、筋肉内に、腹腔内に、および鼻腔内に投与される。本発明の効果を阻害しない限り、添加剤や、他の公知の脂肪吸収抑制剤などを配合してもよい。
医薬組成物の剤型としては、例えば、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、シロップ剤、ドライシロップ剤、液剤および懸濁剤などの経口剤、ならびに吸入剤および坐剤などの経腸製剤などが挙げられる。これらのうちでは、経口剤が好ましい。
このような剤型の医薬組成物には、上述した小麦胚芽精製物に、慣用される賦形剤、崩壊剤、結合剤、滑沢剤、界面活性剤、アルコール、水、水溶性高分子、甘味料、矯味剤および酸味料などの添加剤を剤型に応じて配合できる。なお、液剤および懸濁剤などの液体製剤は、服用直前に水または他の適当な媒体に溶解または懸濁する形であってもよく、また錠剤および顆粒剤の場合には周知の方法でその表面をコーティングしてもよい。
本発明に係る医薬組成物において、有効成分である小麦胚芽精製物の含有量は、その剤型により異なるが、乾燥質量を基準として、通常は、0.001〜99質量%の範囲内、好ましくは0.01〜80質量%の範囲内であり、上述した成人1日当たりの摂取量を摂取できるよう、1日当たりの投与量が管理できる形にすることが望ましい。
本発明の脂肪吸収抑制組成物を食品組成物として調製する場合、その形態は特に制限されず、健康食品、機能性食品および特定保健用食品などの他、上記小麦胚芽精製物を配合できるすべての食品が含まれる。具体的には、特定保健用食品では、経管経腸栄養剤などの流動食、錠剤、錠菓、チュアブル錠、粉剤、カプセル剤、顆粒剤などの各種製剤形態とすることができ、これらは前述の医薬組成物と同様の方法で製造することができる。本発明に係る食品には飲料も包含され、飲料の具体例としては、栄養補助食品(ドリンク剤など)、茶飲料(緑茶、ウーロン茶および紅茶など)、清涼飲料、ゼリー飲料、スポーツ飲料、乳飲料、炭酸飲料、果汁飲料、乳酸菌飲料、発酵乳飲料、粉末飲料、ココア飲料、コーヒー飲料、精製水などが挙げられる。さらに、本発明に係る食品は、スプレッド類(バター、ジャム、ふりかけ、マーガリンなど)、マヨネーズ、ショートニング、カスタードクリーム、ドレッシング類、パン類、米飯類、麺類、パスタ、味噌汁、豆腐、牛乳、ヨーグルト、スープ、ソース、菓子(例えば、ビスケット、クッキー、チョコレート、キャンディ、ケーキ、アイスクリーム、チューインガム、タブレット)などとして調製してもよい。
本発明に係る食品は、有効成分である小麦胚芽精製物のほかに、食品や飼料の製造に用いられる他の食品素材、各種栄養素、各種ビタミン、ミネラル、アミノ酸、各種油脂、食物繊維、種々の添加剤(例えば、呈味成分、甘味料、有機酸などの酸味料、界面活性剤、pH調整剤、安定剤、酸化防止剤、色素、フレーバー)などを配合して、常法に従って製造することができる。また、通常食されている食品に小麦胚芽精製物を配合することにより、本発明の脂肪吸収抑制組成物としての食品組成物を製造してもよい。
本発明の脂肪吸収抑制組成物を食品組成物とする場合、有効成分である小麦胚芽精製物の含有量は、食品の形態により異なるが、乾燥質量を基準として、通常は、0.001〜80質量%の範囲内、好ましくは0.01〜50質量%の範囲内、より好ましくは20〜50質量%の範囲内である。1日当たりの摂取量は、1回で摂取してもよいが、数回に分けて摂取してもよい。上述した、成人1日当たりの摂取量が飲食できるよう、1日当たりの摂取量が管理できる形にするのが好ましい。
本発明において食品には、ヒト用の食品のみならず、家畜および競走馬などの飼料、ならびにペットフードなども包含される。飼料は、対象が動物であることを除いて、食品とほぼ等しいことから、本明細書における食品に関する記載は、飼料についても同様に当てはめることができる。
さらに本発明の脂肪吸収抑制組成物には、他の機能性成分として、上記したもの以外に、例えば、共役リノール酸、タウリン、グルタチオン、カルニチン、クレアチン、コエンザイムQ、グルクロン酸、グルクロノラクトン、トウガラシエキス、ショウガエキス、カカオエキス、ガラナエキス、ガルシニアエキス、テアニン、γ−アミノ酪酸、カプサイシン、カプシエイト、各種有機酸、フラボノイド類、ポリフェノール類、カテキン類、キサンチン誘導体、フラクトオリゴ糖などの難消化性オリゴ糖、ポリビニルピロリドン等を配合してもよい。これら機能性成分の配合量は、成分の種類と所望すべき摂取量に応じて適宜決められるが、本発明の脂肪吸収抑制組成物中、通常、0.01〜70質量%の範囲内であり、好ましくは0.1〜50質量%の範囲内である。
以下、実施例に基づいて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)脂肪吸収抑制組成物の製造
脱脂小麦胚芽(日清ファルマ(株)製)250kgに、水2000Lおよびクエン酸4kgを加え、pHを5.0に調整し、撹拌して脱脂小麦胚芽を分散させた後、澱粉分解酵素(液化酵素T:エイチビィアイ(株)製)を1250g添加し、加温した。85℃の温度で10分間保持した後、50℃まで冷却した。その後、澱粉分解酵素(液化酵素T)1250g、蛋白分解酵素(プロテアーゼM:天野エンザイム(株)製)630gを添加した。これをpH5.0および50℃で14時間反応させた(A工程)。混合物を90℃で10分間処理して酵素を失活させた後、60℃まで冷却した。この冷却工程によって、本発明の組成物は可溶化されるので、遠心分離機により不溶物を除去し、上澄液に活性炭を添加して撹拌後、ケイソウ土を濾過助剤として用いて濾過し、濾液を減圧濃縮した。得られた抽出物としての濃縮液(Brix 35)を85℃に調整し、不溶物を形成させた(B工程)。得られた不溶物を85℃に維持しながらフィルターを用いて濾集し、減圧下で乾燥した。
このようにして3.85kgの乾燥固体状の小麦胚芽精製物を本発明組成物として得た。この組成物は白色で、ほとんど無味であり無臭であった。
(実施例2)脂肪吸収抑制組成物の製造
脱脂小麦胚芽(日清ファルマ(株)製)1500kg、イオン交換水12000L、無水クエン酸131kg、澱粉分解酵素(液化酵素T:エイチビィアイ(株)製)15kgを釜に入れ、攪拌して温度を85℃にし、10分間分散させた。次に50℃に冷却し、澱粉分解酵素(液化酵素T:エイチビィアイ(株)製)15kg、蛋白分解酵素(プロテアーゼM:天野エンザイム(株)製)3.6kgを添加した。これをpH4.0に調節して50℃で14時間反応させた(A工程)。反応終了後90℃で10分間処理して酵素を失活した後、60℃に冷却した。ここに活性炭を添加し、60℃で1時間不溶物を吸着させた。混合液をフィルタープレスで濾過し、濾液を35℃まで冷却した。得られた抽出液としての濾液にNaOHを加えてpH9.0に調整し、不溶物を形成させた(B工程)。得られた不溶物を遠心分離機で回収し、真空乾燥して粉末を得た。この粉末を5倍質量の蒸留水に懸濁し、攪拌しながら塩酸を加えてpH3.0に調整し、粉末を溶解させた。微量の不溶物を遠心分離により除去し、凍結乾燥により71.9kgの乾燥固体状の小麦胚芽精製物を本発明組成物として得た。この組成物はわずかに黄色で、ほとんど無味無臭であった。得られた組成物の成分分析を行ったところ、糖質0.28質量%、蛋白質0.47質量%、脂質11.9質量%であった。
(実施例3)脂肪吸収抑制組成物の製造
実施例2の組成物50gをクロロホルム:メタノール=5:1(体積比)溶液に加え、2時間攪拌後、脱脂綿を用いて濾液を得た。この濾液を乾固し、6.0gの無色の油状物を本発明組成物として得た。
(実施例4)脂肪吸収抑制組成物の製造
脱脂小麦胚芽(日清ファルマ(株)製)1500kg、イオン交換水12000L、無水クエン酸131kg、澱粉分解酵素(液化酵素T:エイチビィアイ(株)製)15kgを釜に入れ、攪拌して温度を85℃にし、10分間分散させた。次に50℃に冷却し、澱粉分解酵素(液化酵素T:エイチビィアイ(株)製)15kg、蛋白分解酵素(プロテアーゼM:天野エンザイム(株)製)3.6kgを添加した。これをpH4.0に調節して50℃で14時間反応させた(A工程)。反応終了後90℃で10分間処理して酵素を失活した後、60℃に冷却した。ここに活性炭を添加し、60℃で1時間不溶物を吸着させた。混合液をフィルタープレスで濾過し、濾液を35℃まで冷却した。得られた抽出液としての濾液にNaOHを加えてpH8.0に調整し、不溶物を形成させた(B工程)。得られた不溶物を遠心分離機で回収し、クエン酸溶液(pH3.1)に溶解した。濾過して微量の不溶物を除去した後、デキストリンを加えて噴霧乾燥し、273kgの乾燥固体状の小麦胚芽精製物を本発明組成物として得た。
(実施例5)脂肪吸収抑制組成物の製造
脱脂小麦胚芽(日清製粉(株)製)12.5kgに水100Lを加え、乳酸でpHを4.0に調整し、30℃で撹拌しながら4時間抽出した(A工程)。遠心分離機で不溶物を除去した。得られた水溶液のpHをNaOHで7.5に調整し、不溶物を形成させた(B工程)。得られた不溶物を遠心分離機で回収し、ペースト状の小麦胚芽精製物を本発明組成物として得た。
(試験例1)脂肪吸収抑制活性の測定
ラット(SD、雄性)にイントラリピッド20%(テルモ製)の10mL/kg体重を経口投与し、経時的に採血して、脂肪が腸管から吸収されて血液中に移行する量を計測する試験を行った。実施例2、3および4の本発明組成物を1g/kg体重で強制経口投与し、同時にイントラリピッドを強制経口投与した。投与前および投与後2時間に尾静脈より採血し、トリグリセライド測定キット(和光純薬工業製)を用いて血液中の中性脂肪量を測定した。本発明組成物を投与せず、イントラリピッドのみ投与したものをコントロール群とし、1群10匹として試験を行った。結果は、イントラリピッド投与前の中性脂肪量、イントラリピッド投与後2時間の中性脂肪量、5時間までのAUCで評価した。その結果を表1に示す。
Figure 0005222299
表1から、本発明組成物が顕著に血液中への中性脂肪の吸収を抑制することが分かる。
(試験例2)リパーゼ阻害作用の測定
基質エマルション80μL(下記の緩衝液100mLにオリーブオイル3.0gを加えて超音波処理したもの)に、実施例2または3の本発明組成物の溶液10μL(最終濃度が0.01、0.1mg/mLになるようにそれぞれ緩衝液で希釈した)、あるいは実施例4の本発明組成物の溶液10μL(最終濃度1mg/mL)を加え、37℃で10分間静置した。ここにリパーゼ溶液10μL(リパーゼ(シグマ製)を1.0mg/mLになるよう緩衝液で希釈した)を添加し、37℃で30分間酵素反応させた。反応終了後、銅試薬0.5mL(100mL中、トリエタノールアミン0.45mol、酢酸0.05mol、硫酸銅・5水和物3.8質量%、NaCl 20質量%を含有する水溶液)を添加し、さらに抽出試薬1.5mL(クロロホルム:n−ヘプタン:メタノール=49:49:1)を添加して30秒間よくミキシングした。これを遠心分離(3000rpm、10分間)して上清0.5mLをとり、これに発色液を加えて480nmの吸光度を測定した。陽性対照として、小麦由来の塩基性蛋白質でリパーゼ阻害作用が知られている(特開平3−284627号参照)、ピューロチオニン(シグマ社製)の最終濃度0.1、1mg/mLを用いた。結果は、本発明組成物、リパーゼ溶液を緩衝液に置換したブランク、および本発明組成物溶液を緩衝液に置換したコントロールの吸光度を用いて、下記式1にしたがって算出した。その結果を表2に示す。
緩衝液組成
タウロケノデオキシコール酸 1mmol/L
タウロコール酸ナトリウム 9mmol/L
コレステロール 0.1mmol/L
L−α−ホスファチジルコリン 0.8mg/mL
酢酸カルシウム 1mmol/L
トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン 100mmol/L
[式1]
阻害率(%)=[1−[本発明組成物の吸光度−ブランクの吸光度]/[コントロールの吸光度−ブランクの吸光度]]
Figure 0005222299
表2の結果から、本発明組成物が、全くリパーゼ阻害活性を示さないことが分かる。従って、本発明における小麦胚芽精製物が、従来のリパーゼ阻害薬とは全く異なる成分であることが分かる。
(実施例6)錠剤の製造
実施例1の脂肪吸収抑制組成物84g、結晶セルロース(旭化成)10gおよびポリビニルピロリドン(BASF)5gを混合し、これにエタノール30mLを添加して、湿式法により常法にしたがって顆粒を製造した。この顆粒を乾燥した後、ステアリン酸マグネシウム1.2gを加えて打錠用顆粒末とし、打錠機を用いて打錠し、1錠が1gの錠剤100個を製造した。
(実施例7)顆粒剤の製造
実施例2の脂肪吸収抑制組成物100g、乳糖(DMV)100gおよび結晶セルロース(旭化成)40gを混合し、これにエタノール130mLを練合機に添加し、通常の方法により5分間練合した。練合終了後、10メッシュで篩過し、乾燥機中にて50℃で乾燥した。乾燥後、整粒し、顆粒剤240gを得た。
(実施例8)パンの製造
小麦粉(強力粉)166gとドライイースト2gを混ぜた。これとは別に、実施例1の脂肪吸収抑制組成物2g、砂糖25g、食塩3g、脱脂粉乳6gを温湯70gに溶かし、鶏卵1個を添加してよく混ぜた。これを上記の小麦粉とドライイーストの混合物に加え、よく手でこねた後、バター約40gを加えてよくこね、20個のロールパン生地を作った。次いで、これらのパン生地を発酵させた後、表面に溶き卵を塗り、オーブンにて180℃で約15分焼き、ロールパンを作成した。外観、味、食感ともに良好であった。
(実施例9)パスタ用ソースの製造
パスタ用のミートソース一人前(150g)を鍋に入れ、これに実施例2の脂肪吸収抑制組成物1gを加えて加温した。このソースをパウチへ充填した後、窒素置換を行いながらパウチを密封し、121℃で15分間殺菌を行って、パスタ用ミートソースを得た。
本明細書中で引用した全ての刊行物、特許および特許出願をそのまま参考として本明細書中にとり入れるものとする。

Claims (4)

  1. 小麦胚芽を65℃以下の温度およびpH5.0以下の酸性条件下で水を用いて抽出し、得られた抽出液を下記(1)および/または(2)の条件:
    (1)pH6.0以上の条件
    (2)温度70℃以上の条件
    に付すことにより不溶物として回収される成分を有効成分として含有する、脂肪吸収抑制組成物。
  2. 過剰な脂肪吸収に関連する状態を予防および/または改善するための、請求項1記載の組成物。
  3. 過剰な脂肪吸収に関連する状態が肥満および/または高脂血症である、請求項2記載の組成物。
  4. リパーゼ阻害作用がないかまたは極めて低いことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項記載の組成物。
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