JP2005022994A - 血糖上昇抑制用組成物 - Google Patents

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利郎 松井
Kiyoshi Matsumoto
清 松本
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Abstract

【課題】プロポリスの新規で有用な生物活性、およびその活性成分を解明および有用な組成物を提供することを課題とする。
【解決手段】プロポリスまたはその水溶性画分、あるいはトリカフェオイルキナ酸を有効成分とする血糖上昇抑制用組成物、ならびにこれらの組成物を含むヒトまたは動物用食品および医薬を提供することにより、上記の課題を解決する。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プロポリスまたはその水溶性画分を有効成分とする血糖上昇抑制用組成物、トリカフェオイルキナ酸またはその医薬的に許容される塩を有効成分とする血糖上昇抑制用組成物、ならびにこれらの血糖上昇抑制用組成物を含むヒトまたは動物用の食品および医薬に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
三大生活習慣病のひとつである糖尿病は、網膜症、腎症、神経障害といった深刻な合併症を引き起こす不可逆的疾患である。現在、日本の糖尿病患者は約700万人と言われており、いわゆる糖尿病予備軍を合わせると約1400万人にものぼり、近年、増加の一途を辿っている。糖尿病は、先天的なウイルス感染などによるインスリン依存型(I型)と遺伝的背景に加えて種々の生活習慣が原因となって発症するインスリン非依存型(II型)とに分類され、糖尿病の約95%はこのII型である。II型糖尿病の効果的な予防法として、小腸上皮に局在し、糖質の終末消化を担うα−グルコシダーゼ(AGH)の阻害、すなわち二糖類からのグルコースなど単糖類の生成阻害による、食後血糖上昇の遅延や抑制が挙げられる。
【0003】
一方、ペットなどの動物においても同様に、食生活の変化などで長寿化が進む一方、室内飼育などによる運動不足によって糖尿病などの生活習慣病が増加し、問題になってきている。ペットの家族化に伴って動物も人と同様に、糖尿病予防対策のひとつとして血糖上昇抑制や遅延によるケアが進められつつある。
【0004】
糖尿病の治療薬のうち、AGH阻害作用により血糖値上昇抑制作用をもつ薬物として、アカルボース(バイエル薬品工業)が挙げられる。しかし、糖尿病は、一度発症すると、その疾病改善が困難なことから、糖尿病にならないための予防が大切である。この予防法の一つとして食後血糖値上昇の抑制や遅延作用をもつ機能性食品の活用が進んでいる。並行して近年、食品機能を解明する研究も飛躍的に進められている。食品として用いられているキク科植物であるヤーコンなどに含まれるジカフェオイルキナ酸が血糖値上昇を抑制することが、最近明らかにされている(特許文献1および2)。
【0005】
プロポリスは、ミツバチが採取した植物の新芽や浸出物、樹木の樹液、花粉、および蜜蝋などの混合物であって、樹脂状の固形塊である。したがって、原料プロポリスのことをプロポリス原塊とも言う。ミツバチは外敵の侵入を防ぐために、巣の隙間を埋めるなどの補修の目的でプロポリスを採取すると考えられる。プロポリスが人々の生活に用いられてきた歴史は大変古くて、ヨーロッパではアピセラピー(養蜂産品による治療法)として、ローヤルゼリー、蜂蜜、花粉荷など、他の養蜂産品とともに、現在も人々の健康のために利用されている。
【0006】
プロポリスはフラボノイド、テルペノイド、有機酸、アミノ酸、多糖類、ミネラルなどの多種多様な天然成分からなっている。これまでに、プロポリスは、抗菌活性、抗炎症活性、鎮痛活性、鎮痒活性、免疫賦活活性、抗腫瘍活性、抗酸化活性など、様々な生物活性を有することが報告されており、その成分や生物活性についてさらに研究が進められている。
【0007】
近年、日本でも、プロポリスの経口摂取によるこれらの効果が期待されるようになり、健康食品などの原料に多用されるようになってきた。
しかしながら、プロポリスの有用性や活性成分については、十分に解明されているとは言えない。
【0008】
上記のような状況の下、血糖上昇抑制作用を有する組成物としてプロポリスのような天然物を使用することができれば、産業上、また安全上、極めて有用であると考えられる。そこで、糖尿病予防に有用組成物を得るため、プロポリスを用いて鋭意検討を重ねた。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−255806号公報
【特許文献2】
特開2003−34636号公報
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、プロポリスの新規で有用な生物活性およびその活性成分の解明およびその有用組成物の提供を目的として鋭意研究した結果、プロポリスがAGH阻害活性を有すること、プロポリスにトリカフェオイルキナ酸が含まれていること、プロポリスの主なAGH阻害活性成分がトリカフェオイルキナ酸およびジカフェオイルキナ酸であること、そしてトリカフェオイルキナ酸のAGH阻害活性が特に強いことを見出し、この発明を完成した。
【0011】
したがって、本発明によれば、プロポリスまたはその水溶性画分を有効成分とする血糖上昇抑制用組成物、トリカフェオイルキナ酸を有効成分とする血糖上昇抑制用組成物、ならびにこれらの血糖上昇抑制用組成物を含むヒトまたは動物用の食品および医薬が提供される。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明におけるプロポリスは特に限定されず、例えばブラジル、中国、ヨーロッパ諸国、オセアニア、アメリカなど、いずれの産地・植物由来のものであってもよい。なお、プロポリスはそのまま用いてもよいが、種々の夾雑物が含まれる場合には、プロポリスを水溶性溶媒で抽出して得られる水溶性画分を有効成分として用いるのが好ましい。
【0013】
プロポリスの水溶性画分を得る方法は特に限定されない。原料としてのプロポリスは、通常、プロポリス原塊またはアルコール洗浄したプロポリス原塊が用いられる。これらのプロポリス原塊は、そのまま用いてもよいが、適当な大きさに切断もしくは粉砕したものを用いれば、抽出効率が向上して好ましい。
また、プロポリスを予めエタノールなどで抽出して得られるプロポリスエキスを用いて、水性溶媒で抽出してもよい。
【0014】
水性溶媒としては、水だけでもよいが、水にエタノールなどの低級アルコール、塩酸、硫酸、硝酸もしくはリン酸などの無機酸、ヘキサン、クエン酸、酢酸、リンゴ酸もしくは乳酸などの有機酸、または、レシチン、サポニン、グリセリン、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステルなどの食品乳化剤などを適宜添加した溶媒を用いてもよい。
【0015】
抽出時間は特に限定されず、原料として用いられるプロポリスの形態、抽出に用いられる溶媒の種類および量、抽出の際の温度や攪拌条件などにより適宜設定することができ、具体的には実施例に記載の抽出方法を参酌することができる。
【0016】
抽出操作の終了後、通常の方法、例えばろ過などにより抽出混合物から固形物を除去し、さらに必要に応じて遠心分離などにより水相を分取してプロポリスの水抽出画分を得ることができる。
【0017】
このようにして得られる水抽出画分は、そのまま本発明における血糖上昇抑制用組成物の有効成分として用いてもよいが、水抽出画分を通常の方法により濃縮して得られる濃縮液の形態、あるいは濃縮液を噴霧乾燥、凍結乾燥などして得られる粉末の形態で用いることもできる。
【0018】
また、水抽出画分をカラムクロマトグラフィに付し、水とエタノールなどとの混液で溶出することにより精製して得られる水性溶媒溶出画分を本発明の血糖上昇抑制用組成物の有効成分として用いてもよい。
【0019】
さらに、上記の水性溶媒溶出画分から単離されるトリカフェオイルキナ酸および/またはジカフェオイルキナ酸を本発明の血糖上昇抑制用組成物の有効成分として用いてもよい。
【0020】
したがって、本発明における水溶性画分は、上記のような水抽出画分および水性溶媒溶出画分ならびに後記のような水溶性画分のいずれをも含むものと理解されるべきである。
【0021】
本発明の発明者らは、プロポリスにトリカフェオイルキナ酸が含まれること、そしてトリカフェオイルキナ酸が顕著な血糖上昇抑制活性を有することを初めて見出した。
【0022】
本発明におけるトリカフェオイルキナ酸は、プロポリス由来のものに限定されないが、その製造法の一例として、プロポリスからの単離方法を、ジカフェオイルキナ酸の単離方法とともに、以下に説明する。なお、以下の単離方法では、AGH阻害活性の強さを指標とした。
【0023】
まず、プロポリスを粉砕して得られるプロポリス粉末をエタノールまたは含水エタノールで抽出し、抽出液からエタノールを減圧留去して、プロポリスエキスが高濃度に濃縮されたプロポリスエキス液を得る。
次いで、プロポリスエキス液に脱イオン水とn−ヘキサンを加えて撹拌した後、遠心分離して得られる水相を凍結乾燥して、プロポリスの水溶性画分を得る。
【0024】
この水溶性画分を脱イオン水に溶解して得られる水溶液をイオン交換カラムクロマトグラフィに供し、例えば水、50%含水メタノールおよび100%メタノールで段階的に溶出する。各溶出液から溶媒を減圧留去して乾燥固形物を得、これに脱イオン水を加えて洗浄後、凍結乾燥して各溶出画分を得る。
上記のようにして得られる、例えば50%含水メタノール溶出画分を10%アセトニトリル水溶液に溶解し、この溶液を高速液体クロマトグラフィ(HPLC)に供し、AGH阻害活性値の高い精製画分を分取する。
【0025】
HPLCを後記の実施例1に記載の条件で行うとき、溶出時間51.1分、52.3分および59.0分の各精製画分として、それぞれ3,5−ジ−O−カフェオイルキナ酸(以下、「化合物1」ともいう)、3,4−ジ−O−カフェオイルキナ酸(以下、「化合物2」ともいう)および3,4,5−トリ−O−カフェオイルキナ酸(以下、「化合物3」ともいう)が得られる。
【0026】
なお、上記の各化合物を単離する際のHPLCの条件は、後記の実施例1に記載の条件に限定されるものではないが、いずれにしても各化合物の単離はAGH阻害活性を指標として行うことができる。
【0027】
上記の化合物1〜3は、例えばナトリウムまたはカリウムのようなアルカリ金属、カルシウムまたはマグネシウムのようなアルカリ土類金属、あるいは銅、鉄または亜鉛のような遷移金属と、医薬的に許容される塩を形成することができる。
【0028】
上記のようにして得られる水溶性画分ならびに化合物1〜3について、グルコシダーゼ阻害活性を測定したところ、いずれも特にマルターゼに対する阻害活性が強く、特にトリカフェオイルキナ酸の阻害活性が最も高かった。
また、これらの化合物1〜3を含む水溶性画分をラットを用いた糖負荷試験にかけたところ、血糖の上昇抑制効果が認められた。
【0029】
したがって、本発明によれば、プロポリスまたはその水溶性画分、またはジカフェオイルキナ酸もしくはトリカフェオイルキナ酸あるいはそれらの塩を有効成分とする、血糖上昇抑制用組成物が提供される。
【0030】
本発明の血糖上昇抑制用組成物は、通常、経口投与に適した液体または固体の製剤形態で用いられる。
【0031】
液体製剤としては液剤、シロップ剤など、固体製剤としては散剤、顆粒剤、カプセル剤、錠剤、チュアブル剤、トローチ剤などの経口投与用形態が挙げられる。
【0032】
液体製剤を製造する際には、賦形剤として、水、グリセリン、プロピレングリコール、単シロップ、エタノール、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、ソルビトールなどを用いることができる。
また、固体製剤を製造する際には、賦形剤として、例えば、乳糖、ショ糖、ブドウ糖、コーンスターチ、ゼラチン、澱粉、デキストリン、リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、脂肪酸、脂質、合成又は天然のケイ酸アルミニウム、酸化マグネシウム、乾燥水酸化アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、重炭酸ナトリウム、乾燥酵母などを用いることができる。
【0033】
さらに、本発明の組成物には、所望によりクエン酸、リン酸、リンゴ酸またはそれらの塩類などの安定化剤;スクラロース、アセスルファムカリウムなどの高甘味度甘味料や、ショ糖、果糖、はちみつなどの甘味剤;アルコール類、グリセリンなどの防腐剤;希釈剤、緩衝剤、着香剤および着色剤のような通常の添加剤が加えられてもよい。
【0034】
このようにして製造される本発明の組成物は、それ自体をヒトまたは動物用の食品または医薬として使用できるが、これらの組成物を食品または医薬品の原料、中間製品もしくは最終製品に混合または噴霧等することにより、血糖上昇抑制を目的としたヒトまたは動物用の食品または医薬、あるいは動物用健康食品とすることもできる。
【0035】
ここで、食品としては、日常的な食品のほか、通常の食品より積極的な意味での保健、健康維持、増進等を目的とする食品、例えば健康食品、機能性食品、栄養補助食品、サプリメント、あるいは厚生労働省の定める特別用途食品(例えば、特定保健用食品、栄養機能食品、病者用食品、病者用組合せ食品、高齢者用食品など)等が挙げられる。
【0036】
通常の食品としては、例えば、飲料類(茶飲料、コーヒー、ジュース、栄養ドリンクのような清涼飲料、乳飲料、乳酸菌飲料、ヨーグルト飲料、炭酸飲料、日本酒、洋酒、果実酒、はちみつ酒のような酒);スプレッド類(カスタードクリームなど);ペースト類(フルーツペーストなど);洋菓子類(チョコレート、ドーナツ、パイ、シュークリーム、ガム、ゼリー、キャンデー、クッキー、ケーキ、プリン);和菓子類(大福、餅、饅頭、カステラ、あんみつ、羊羹);氷菓類(アイスクリーム、アイスキャンデー、シャーベット);養蜂産品(例えば、蜂蜜、ローヤルゼリー、蜂の子、花粉荷など);レトルト食品(例えば、カレー、牛丼、おかゆ、雑炊、ミートソースなど);即席食品(例えば、即席ラーメン、粉末スープの素、粉末ジュースなど);瓶詰;缶詰;ゼリー状食品(例えば、ゼリー、寒天、ゼリー状飲料など);穀類加工品(例えば、麺、パスタ、パン、ビーフンなど);惣菜類(例えば、和え物、揚げ物など);冷凍食品(例えば、コロッケ、春巻き、あんまんなど);調味料類(ドレッシング、ふりかけ、旨味調味料、スープの素) などが挙げられる。
【0037】
本発明の血糖上昇抑制用組成物を、ヒトの食品または医薬品として使用する場合、その用量は、体重60kgの成人に対して、プロポリスの実施例1に示される50%メタノール溶出画分(以降に示す)として、1日当たり10mg〜20g、好ましくは100mg〜10gの量で用いられる。3,4,5−トリ−O−カフェオイルキナ酸としては、1日当たり10mg〜20g、好ましくは300mg〜15gの量で用いられる。各々の用量について、1日に1〜4回に分けて用いることができる。しかしながら、これらの用量は、組成物を服用する人の健康状態、投与方法および他の薬剤との組合せなど、種々の因子により変動し得る。
【0038】
また、食品としての使用するときには、食品の味、匂い、外観などに悪影響を及ぼさない範囲の量で用いるのが好ましい。
本発明の血糖上昇抑制用組成物を動物用の食品または医薬品として使用する場合にも、上記と同様である。
【0039】
【実施例】
以下、実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0040】
実施例1
(1)プロポリスエキス液から水抽出画分の調製
プロポリスエキス55w/v%液(95%エタノールで抽出し、乾燥固形分濃度が55w/v%の液体)1gに脱イオン水3mlとn−ヘキサン3mlを加え、ボルテックスで10分間激しく攪拌した。これを4℃、4000rpmで10分間遠心分離し、水相3mlとヘキサン相3mlに分離し、各々凍結乾燥し、水抽出画分とヘキサン溶出画分を得た。この2つのサンプルについて、Pseudo in vivo法(Biol.Pharm.Bull., 23(9), 1084−1087 (2000)参照)により、マルターゼ、スクラーゼ各々の酵素に対する阻害活性を測定した。ヘキサン画分は、いずれの阻害活性も示さなかった。一方、水抽出画分はマルターゼに対する阻害活性IC50=0.35mg/ml、スクラーゼに対する阻害活性IC50=2.49mg/mlの結果だった。このことから、水抽出画分は、特にマルターゼに対する阻害活性が強いことが判明した。よって、このマルターゼ阻害活性を指標に水抽出画分(乾燥重量49.9mg、プロポリスエキス550mgに対する収率9.08%)の分画を進めた。
【0041】
(2)水抽出画分から50%メタノール溶出画分の調製
上記の水抽出画分49.9mgを脱イオン水5mlに溶解し、次の条件でイオン交換カラムクロマトグラフィに供した。
[イオン交換カラムクロマトグラフィの条件]
カラム種類: Amberlite XAD−2 樹脂(オルガノ社製)
カラム寸法: 内径2.5cm×32cm
カラム温度: 室温
流速: 5ml/分
次いで、メタノール濃度0%(脱イオン水のみ)、50%、100%でステップワイズグラジエント溶出法により、分画を行った。
0%(脱イオン水)250mlをカラムに加え、溶出液250mlを得た。次いで、50%メタノール溶液250mlをカラムにかけ、50%メタノール溶出液250mlを得た。最後に、100%メタノール溶液250mlをカラムにかけ、100%メタノール溶出液250mlを得た。各溶出液から溶媒を減圧留去し、それぞれ乾燥固形物を得た。各乾燥固形物に脱イオン水2mlを加え、洗浄した後、凍結乾燥して、脱イオン水溶出画分(乾燥重量15.9mg、水抽出画分49.9mgに対する収率31.8%)、50%メタノール溶出画分(乾燥重量10.4mg、水抽出画分49.9mgに対する収率20.9%)、100%メタノール溶出画分(乾燥重量2.25mg、水抽出画分49.9mgに対する収率4.519%)をそれぞれ得た。
これらの3画分を1mg/mlの濃度に調整し、AGH阻害率を調べたところ、0%メタノール溶出画分は41.9%、50%メタノール溶出画分は76.2%、100%メタノール溶出画分は56.3%であった。50%メタノール溶出画分の阻害活性が最も高かったので、この溶出画分を用いて、有効成分の単離を行った。
【0042】
(3)50%メタノール溶出画分からジ−およびトリ−カフェオイルキナ酸の単離
50%メタノール溶出画分10.4mgを10%アセトニトリル350μlに溶解し、次の条件で高速液体クロマトグラフィに付した。
[HPLCの条件]
システム:日本分光UV−970(日本分光社製)
カラム種:Cosmosil 5C18−AR(内径4.6mm×250mm)(ナカライテスク社製)
カラム圧:約40kgf/cm前後
カラム温度:35℃
検出器:日本分光PU−980;λ=400nm(日本分光社製)
流速:0.3ml/分
溶離液:10−70%CHCN/0.1%TFA(0.1%トリフルオロ酢酸を含むアセトニトリル10%から70%液のグラジエント)
グラジエントプログラム
【0043】
【表1】
Figure 2005022994
【0044】
溶出曲線のグラフを図1に示す。
阻害活性値の高いピーク1画分(溶出時間51.1分、乾燥重量0.69mg、明るい黄土色の粉末、50%メタノール溶出画分に対する収率6.6%)、ピーク2画分(溶出時間52.3分、乾燥重量1.21mg、黄土色の粉末、50%メタノール溶出画分に対する収率11.6%)、ピーク3画分(溶出時間59.0分、乾燥重量0.16mg、黄土色の粉末、50%メタノール溶出画分に対する収率1.5%)を得た。
HPLCにより得られたこれらの精製画分について、NMR等の化学構造分析を行った。
【0045】
[NMR法による各化合物の構造決定]
3,5−ジ−O−カフェオイルキナ酸
H−NMR測定(図2)
使用機器:JMN−A400(400MHz、日本電子社製)
溶媒:ジメチルスルホキシド
内部基準物質:テトラメチルシラン
測定法:ホモゲートデカップリング
スキャン回数:16
スピン速度:11Hz
パルス幅:3.69μ秒
パルス遅延時間:10.0秒
分解能:0.49Hz
【0046】
13C−NMR測定(図3)
使用機器:JMN−A400(400MHz、日本電子社製)
溶媒:ジメチルスルホキシド
測定法:BCM
スキャン回数:27934
スピン速度:11Hz
パルス幅:4.50μ秒
パルス遅延時間:1.8秒
分解能:0.83Hz
【0047】
3,4−ジ−O−カフェオイルキナ酸
H−NMR測定(図4)
使用機器:JMN−A400(400MHz、日本電子社製)
溶媒:ジメチルスルホキシド
内部基準物質:テトラメチルシラン
測定法:ホモゲートデカップリング
スキャン回数:256
スピン速度:13Hz
パルス幅:4.20μ秒
パルス遅延時間:10.0秒
分解能:0.49Hz
【0048】
13C−NMR測定(図5)
使用機器:JMN−A400(400MHz、日本電子社製)
溶媒:ジメチルスルホキシド
測定法:BCM
スキャン回数:26059
スピン速度:13Hz
パルス幅:4.50μ秒
パルス遅延時間:1.8秒
分解能:0.83Hz
【0049】
3,4,5,−トリ−O−カフェオイルキナ酸
H−NMR測定(図6)
使用機器:JMN−A400(400MHz、日本電子社製)
溶媒:メタノール
内部基準物質:テトラメチルシラン
測定法:ホモゲートデカップリング
スキャン回数:16
スピン速度:11Hz
パルス幅:3.69μ秒
パルス遅延時間:10.0秒
分解能:0.49Hz
【0050】
13C−NMR測定(図7)
使用機器:JMN−A400(400MHz、日本電子社製)
溶媒:ジメチルスルホキシド
測定法:BCM
スキャン回数:20000
スピン速度:10Hz
パルス幅:4.50μ秒
パルス遅延時間:1.8秒
分解能:0.83Hz
【0051】
上記のようにして、3,5−ジ−O−カフェオイルキナ酸、3,4−ジ−O−カフェオイルキナ酸および3,4,5−トリ−O−カフェオイルキナ酸を単離し、それらの構造を確認した。
【0052】
試験例1
α−アミラーゼ・マルターゼ・スクラーゼ阻害活性の測定
α−アミラーゼに対する阻害活性は、ヒト唾液由来のα−アミラーゼに対する阻害活性をアミラーゼテストワコー(和光純薬工業(株))を用いて評価した。試験化合物を含む検体溶液(100μl)に対して可溶性デンプン溶液(550μl)を加え、37℃で5分間プレインキュベートした後、α−アミラーゼ溶液(50μl/0.1M リン酸塩緩衝液0.1U)を加え、37℃で10分間反応させた。反応終了後、0.01Nヨウ素液(550μL)を加えて発色させた後、残存したデンプン量を定量した(A660)。
α−アミラーゼ阻害活性(IC50値)は、検体溶液の吸光度をA、検体溶液の代わりに水を加えたときの吸光度をA、被検溶液と基質溶液の混合溶液の吸光度をA、検体溶液と基質溶液の混合溶液の吸光度をASBとして、以下の式から算出した。
Figure 2005022994
一方、マルターゼ、スクラーゼに対する阻害活性は、前述の参照文献(Biol.Pharm.Bull., 23(9), 1084−1087 (2000)参照)にしたがって測定した。結果を表2に示す。なお、表中のN.I.は阻害活性が認められなかったことを示す。
【0053】
【表2】
Figure 2005022994
上記から明らかなように、3,4,5−トリ−O−カフェオイルキナ酸は、マルターゼに対し極めて高い阻害活性を有するばかりでなく、スクラーゼ、アミラーゼに対しても阻害活性を有し、複合的に糖分解酵素を有意に阻害し得るので、血糖上昇抑制剤として特に有用であることが分かった。
【0054】
試験例2
in vivo評価
7週齢の雄性SD系ラット(チャールス・リバー社)を、購入後1週間の予備飼育(飼育用MFペレット(オリエンタル酵母社製))の後、試験に用いた。
16時間絶食したラットに対して、実施例1で得られた50%メタノール溶出画分(20mg/ml)を脱イオン水1mlに溶解させた検体溶液を栄養カテーテルにより胃内経口投与した。次いで、5分後に糖質(マルトース2g/kg)を強制経口投与し、糖質負荷後0分、30分、60分および120分後に尾静脈から採血した。得られた血液を、直ちに血糖値測定(グルテスト PRO、三和化学研究所)に供した。対照群では、プロポリス溶液の代わりに水を投与した。
血糖上昇抑制効果は、血中グルコース量を経時的に測定し、血糖上昇面積(AUC)の比較により判定した。血糖上昇面積は次の式により算出した。
AUC(hmg/dl) = (a+2b+3c+4d)/4−2a
上記の式において、a、b、cおよびdは、それぞれ0分、30分、60分、および120分後の血糖値を意味する。
数値は、平均値±標準誤差で示し、2群間の有意差検定は、Studentのt検定により行った。
結果を表3および図8に示す。表中のnは、サンプル数を示す。表及び図中の**は、1%未満の危険率で対照群に対して有意差があることを示す。
【0055】
【表3】
Figure 2005022994
【0056】
糖質負荷に水のみ用いた対照群と比較すると、プロポリスの50%メタノール溶出画分に有意な血糖上昇抑制効果が認められ、この効果は糖質負荷60分後まで有意に持続した。なお、AUCについては、対照群では130.7±8.3hmg/dl、50%メタノール溶出画分では80.7±4.2hmg/dlであった。このAUCの比較により、血糖上昇抑制率は38.3%であった。
【0057】
試験例3
50%メタノール溶出画分の用量依存性について、試験例2と同様の方法で検討した。結果を表4および図9に示す。数値は、平均値±標準誤差で示し、数値の横に添えられた小文字のアルファベットが異なる数値間で危険率5%未満で有意差があることを示す。
【0058】
【表4】
Figure 2005022994
【0059】
溶出画分のAUCは各用量で用量依存的に減少し、血糖上昇は用量依存的に抑制されることが確認された。各投与群におけるAUCの平均値の有意差検定をDuncanの多重比較により行ったところ、溶出画分の20mg/kg投与により、アカルボースの3mg/kg投与と同程度の抑制効果が認められた。
また、AUCの比較によって、対照の血糖上昇に対する50%抑制用量、すなわちED50値を算出したところ、プロポリスの溶出画分のED50値は、アカルボースと比較してわずか10倍であった(ED50:プロポリスの50%メタノール溶出画分32.7mg/kg、アカルボース3.07mg/kg)。
【0060】
以上のことから、実施例1で得たプロポリスの溶出画分は、臨床的に用いられている薬剤に匹敵する血糖上昇抑制効果を有していることが判明した。
【0061】
実施例2:食品組成物(プロポリス入り清涼飲料)
実施例1のプロポリス水溶性画分(50%メタノール溶出画分)を用いて、下記の処方で各成分を混合、ろ過した後、瓶に充填し、90℃で30分間殺菌して、レモン風味のプロポリス入り清涼飲料を調製した。
Figure 2005022994
【0062】
実施例3:食品組成物(茶飲料)
常法により緑茶を調製し、実施例1で得られた3,4,5−トリ−O−カフェオイルキナ酸5gとビタミンC 10mgに全量が500mlになるように緑茶を加えて混合した。常法により加熱殺菌して瓶に充填した。
Figure 2005022994
【0063】
実施例4:食品組成物(カプセルタイプのサプリメント)
実施例1で得られたプロポリスの水溶性画分(50%メタノール溶出画分)を用いた下記の処方でサプリメントを調製した。
下記の処方の粉末を均一に混合し、60メッシュの篩に通した後、2号ゼラチンハードカプセルに充填し、カプセルタイプのサプリメントとした。
Figure 2005022994
【0064】
実施例5:動物用食品組成物(錠剤)
実施例1で得られたプロポリスの水溶性画分(50%メタノール溶出画分)を用いた下記の処方で動物用のサプリメントを調製した。
下記の処方の粉末を均一に混合し、常法により打錠機を用いて250mgの錠剤のサプリメントとした。
Figure 2005022994
【0065】
実施例6:医薬品組成物(錠剤)
実施例1により得た3,4,5−トリ−O−カフェオイルキナ酸を用いて、下記の処方で錠剤の医薬品を調製した。
3,4,5−トリ−O−カフェオイルキナ酸と微結晶セルロースを混合し、常法により粒状化した。得られた粒状物を荒目の篩に通したのち、残りのトウモロコシデンプンとステアリン酸マグネシウムを加えて混合した。次いで、常法により打錠機を用いて260mgの錠剤とした。
Figure 2005022994
【0066】
【発明の効果】
本発明の血糖上昇抑制用組成物は、食経験が非常に長い天然のプロポリスまたはその水溶性画分、あるいはトリカフェオイルキナ酸を有効成分としているので、安全かつ効果的に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1におけるHPLCの溶出曲線を示す。
【図2】3,5−ジ−O−カフェオイルキナ酸のH−NMRチャートを示す。
【図3】3,5−ジ−O−カフェオイルキナ酸の13C−NMRチャートを示す。
【図4】3,4−ジ−O−カフェオイルキナ酸のH−NMRチャートを示す。
【図5】3,4−ジ−O−カフェオイルキナ酸の13C−NMRチャートを示す。
【図6】3,4,5−トリ−O−カフェオイルキナ酸のH−NMRチャートを示す。
【図7】3,4,5−トリ−O−カフェオイルキナ酸の13C−NMRチャートを示す。
【図8】マルトース負荷試験の結果を示す。
【図9】プロポリスの50%メタノール溶出画分の用量依存性試験の結果を示す。

Claims (10)

  1. プロポリスまたはその水溶性画分を有効成分として含むことを特徴とする血糖上昇抑制用組成物。
  2. 有効成分が、ジカフェオイルキナ酸もしくはトリカフェオイルキナ酸または医薬的に許容されるその塩である請求項1に記載の血糖上昇抑制用組成物。
  3. ジカフェオイルキナ酸が3,4−または3,5−ジ−O−カフェオイルキナ酸である請求項2に記載の血糖上昇抑制用組成物。
  4. トリカフェオイルキナ酸が3,4,5−トリ−O−カフェオイルキナ酸である請求項2に記載の血糖上昇抑制用組成物。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の血糖上昇抑制用組成物を含むヒトまたは動物用の食品。
  6. 請求項1〜4のいずれかに記載の血糖上昇抑制用組成物を含むヒトまたは動物用の医薬。
  7. トリカフェオイルキナ酸または医薬的に許容されるその塩を有効成分として含むことを特徴とする血糖上昇抑制用組成物。
  8. トリカフェオイルキナ酸が3,4,5−トリ−O−カフェオイルキナ酸である請求項7に記載の血糖上昇抑制用組成物。
  9. 請求項7または8に記載の血糖上昇抑制用組成物を含むヒトまたは動物用の食品。
  10. 請求項7または8に記載の血糖上昇抑制用組成物を含むヒトまたは動物用の医薬。
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