JPH078185A - プロポリス製品及びその製造方法 - Google Patents

プロポリス製品及びその製造方法

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JPH078185A
JPH078185A JP5149586A JP14958693A JPH078185A JP H078185 A JPH078185 A JP H078185A JP 5149586 A JP5149586 A JP 5149586A JP 14958693 A JP14958693 A JP 14958693A JP H078185 A JPH078185 A JP H078185A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プロポリス製品中のアレルギー物質をそのア
レルギー性が実質的に発現されない程度に消失させる。
また、アレルギー物質以外の成分、例えばフラボノイド
類等の生理活性を有する成分が除去されることなく、プ
ロポリス本来の薬理作用を十分に発揮させることがで
き、かつ毒性の点においても安全なものとする。 【構成】 プロポリス製品はプロポリスを含有し、加水
分解酵素又は酸化還元酵素の作用によりイソプレニルカ
フェ酸等のアレルギー物質をアレルギー性が実質的に発
現されない程度に消失させたものである。加水分解酵素
としてはエステラーゼ、特にカルボキシルエステラーゼ
が好適であり、酸化還元酵素としてはラッカーゼ、チロ
シナーゼ、フェノラーゼ、ビリルビンオキシダーゼ及び
ペルオキシダーゼからなる群より選ばれた1種以上の酵
素が好適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アレルギーの原因と
なるアレルギー物質(アレルゲン)を除去した副作用の
ない安全なプロポリス製品及びその製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】プロポ
リスとは、蜜蜂が種々植物から採取した樹脂状物質を素
材とし、花粉や蜜蜂自身の腺物質が混ざって構成された
ものをいい、別名「蜂やに」ともよばれているものをい
う。蜂の生活においてこのプロポリスは外敵、即ち有害
なウイルス、バクテリア等の微生物、他の昆虫が蜂の巣
へ侵入するのを防ぐために使用され、巣内の隙間に塗り
付けられるものである。このような殺菌作用は人の社会
においても活用され、古代エジプトにおいてはミイラ化
する素材として、また養蜂のメッカであるギリシアにお
いても紀元前から家庭常備薬として珍重されていた。
【0003】プロポリスは世界の各地で採取されている
が、その植物相が異なるため、その組成は若干の相違が
認められるが、主な成分としてはワックス、レジン様物
質、フラボノイド類、クマル酸や柱皮酸等のフェノール
性有機酸類、トリプシン、カテプシン、アミラーゼ等の
酵素類、各種ミネラル類、ビタミン類が挙げられる。プ
ロポリスは主に東欧諸国で研究、応用が盛んであり、種
々の科学的文献によりその薬理作用としては鎮静、静
菌、収斂、抗炎症、抗酸化、麻酔作用が報告されてい
る。特に、外用としてキズの治療、組織再生に応用され
ている。
【0004】プロポリスは褐色乃至黒色の固体であり、
そのままで用いることは通例ない。不純物ワックスやロ
ウを除去後、多くはこの中の有効成分であるフラボノイ
ド類や芳香族カルボン酸、アルデヒドを有機溶剤で抽出
しチンキとしてそのまま用いられるか、加工して適当な
剤型とされる。例えば、クリーム、ローション、錠剤、
カプセル、粉末などである。製品の多くは薬店、薬局や
健康食品店で販売されている。近年、各国で天然由来の
製品を珍重する傾向がみられ、プロポリスの需要も急速
に高まっている。しかしながら、外用や内服の際に人に
よっては皮膚に湿布した後発赤、湿疹がみられたり、口
内にかいようが発生するなど副作用が深刻な問題となっ
ている。
【0005】皮膚病、火傷、糖尿病、呼吸器病等種々の
疾患に対し有効な成分を含有し免疫増強活性もあること
から、プロポリスは現在幅広く使用されており、副作用
の問題解決が急がれている。
【0006】ハウゼンらはプロポリス中のアレルギー性
物質を化学的かつ臨床的に検討し、問題とされる成分は
イソプレニルカフェ酸とフェニルエチルカフェ酸である
ことを見出した。特に、前者は強力なアレルギー作用を
示すことを報告している(B.M.Hausenら、C
ontact Dermatitis,17巻,163
〜170頁,1987、同17巻,171〜177頁,
1987、同19巻、296〜303頁,1988、同
26巻,34〜44頁,1992)。そして、プロポリ
ス製品の使用にあっては注意深くする必要があると警告
している。
【0007】その他の研究者によってもアレルギー物質
の分離、性質やアレルギー試験が報告されている(V.
S.Bankovaら、Phytochemistr
y,28巻,871〜873頁、E.Wollenwe
ber,Z.Naturforsch.,42C巻,1
030〜1034頁,1987、J.Bouquet
ら、Allergol.et Immunopatho
l.,10巻,5(395〜398),1982、B.
Wanscher,British Journal
of Dermatology,94巻,451頁,1
988、K.D.Hayら,Oral Surg.Or
al Med.Oral Pathol.,70巻,5
84〜586頁,1990)。
【0008】アレルギー物質を除去した例としては、プ
ロポリスをエタノールに浸漬して蒸留する方法があるが
(オーストリア特許第8768284号)、この方法は
他の芳香性成分が一緒に除去されてしまうという問題が
ある。また、有機溶剤を用いた抽出法によりアレルギー
物質のみを除去しようとしても、フラボノイド類等の有
用な生理活性物質も同時に有機溶剤中に抽出されるた
め、アレルギー物質を分離除去することができないとい
う問題があった。
【0009】この発明は上記のような従来の問題に着目
してなされたものである。その目的とするところは、ア
レルギー物質はそのアレルギー性が実質的に発現されな
い程度に消失され、アレルギーを誘発するおそれがない
プロポリス製品を提供することにある。また、他の目的
は、アレルギー物質以外の成分、例えばフラボノイド類
等の生理活性を有する成分が除去されることなく、プロ
ポリス本来の薬理作用を十分に発揮させることができる
とともに、毒性の点においても安全なプロポリス製品を
提供することにある。さらに、他の目的は、アレルギー
性が実質的に発現されないプロポリス製品を容易かつ確
実に得ることができるプロポリス製品の製造方法を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用】この発明者ら
は、アレルギー物質のみを効率的に除去乃至修飾する方
法について鋭意検討を重ねた。プロポリスは医薬品では
ないので、その加工には食品として許容される方法が望
まれ、この限定された条件下で検討した。そして、その
構造が酵素により変化を受けやすいものであるのではな
いかとの発想のもとに研究を重ねた。そして、種々の酵
素の中で加水分酵素又は酸化還元酵素がその目的に合致
することを見出しこの発明を完成した。
【0011】即ち、請求項1に記載のプロポリス製品の
発明では、プロポリスを含有し、酵素の作用によりアレ
ルギー物質をアレルギー性が実質的に発現されない程度
に消失させたものである。また、請求項2に記載の発明
では、前記酵素が加水分解酵素又は酸化還元酵素であ
る。請求項3に記載の発明では、前記加水分解酵素がエ
ステラーゼである。請求項4に記載の発明では、前記酸
化還元酵素がラッカーゼ、チロシナーゼ、フェノラー
ゼ、ビリルビンオキシダーゼ及びペルオキシダーゼから
なる群より選ばれた1種以上の酵素である。
【0012】さらに、請求項5に記載のプロポリス製品
の製造方法の発明では、プロポリスに酵素を作用させ、
アレルギー物質をアレルギー性が実質的に発現されない
程度に消失させたことを特徴とするものである。
【0013】この発明に用いるプロポリスの産地は中
国、ブラジル、ヨーロッパ諸国、オセアニア諸国、アメ
リカがあるがいずれであってもよい。プロポリスはその
ままでは処理が困難な場合があるので、通常ワックス等
を除去した後の有機溶剤抽出物、例えばエタノールエキ
スを使用するとよい。この場合、フラボノイド類とカフ
ェ酸は分離せず、ともに有機溶剤中に存在する。これを
そのまま又はこれに水を添加して懸濁液や適当な樹脂、
例えばシリカゲルの親水性樹脂、オクタデシルシラン修
飾の疎水性樹脂により分画されたアレルギー物質を高濃
度に含有するものであってもよい。有機溶剤中において
もエステラーゼなどの酵素反応は進行するが、好ましく
は水を若干添加するか水系で反応せしめる。
【0014】酵素のうち、加水分解酵素はエステル結合
に作用し、その結合を切断して分解させるものであり、
カルボキシルエステラーゼ等のエステラーゼ、トリアシ
ルグリセロールリパーゼ、タンナーゼ等が使用される
が、分解能力等の点からカルボキシルエステラーゼが最
も好ましい。また、酸化還元酵素はアレルギー物質に作
用してそれをポリマー化するものである。この酸化還元
酵素としては、ラッカーゼ、チロシナーゼ、フェノラー
ゼ、ビリルビンオキシダーゼ、ペルオキシダーゼ、カテ
コールオキシダーゼ、アスコルビン酸オキシダーゼ、o
−アミノフェノールオキシダーゼ、各種オキシゲナーゼ
等が使用される。これらのうち、ラッカーゼ、チロシナ
ーゼ、フェノラーゼ、ビリルビンオキシダーゼ又はペル
オキシダーゼがアレルギー物質に対する反応の活性の点
から好ましい。これらは1種又は2種以上を適宜組合せ
て使用される。また、使用する酵素の純度は特に規定さ
れない。即ち、酵素を産生する微生物培養物や動物から
のホモジネートでもよい。
【0015】上記プロポリスに各種酵素を添加し反応さ
せるが、溶液のpHはそのまま、即ちpH3〜4であっ
てもよいが、酵素の至適pHへ変化させることにより速
やかに進行することは言うまでもない。通例、クエン酸
ナトリウム等を添加して、加水分解酵素ではpH6〜1
0、酸化還元酵素においてはpH5〜8とするのが好ま
しい。酵素量は溶液pHにより任意に選ぶことができる
が、反応を1日以内の短時間で終了させたい場合にはプ
ロポリス固形分1gに対して0.1〜0.5gを用いれ
ばよいが、使用する酵素の純度により異なる。一方、長
時間、例えば3日で反応させる場合には酵素の使用量は
その10分の1程度でよい。
【0016】プロポリス中には数多くの成分があり、酵
素に対して阻害的に働くものもあるので、アレルギー物
質標準品を用いて酵素反応を行なう場合の10倍以上使
用することが好ましい。但し、これも反応時間との兼ね
合いにより任意に選択できる。酵素反応は酵素の至適温
度、即ち20〜50℃で行う。プロポリスと酵素の反応
は振盪して行なうことがよく、これはアレルギー成分が
水に分散している場合、酵素と十分に接触させる必要が
あること及び酸化還元酵素のように反応に際し十分な酸
素を必要とすることによる。なお、酸化還元酵素を用い
る場合、酵素反応終了後にさらに60〜100℃程度ま
で数十時間加熱して、さらに生成物のポリマー化を促進
させてもよい。
【0017】水系での反応終了時には、加水分解酵素に
おいてはエステル結合の切断により脂肪族炭化水素(イ
ソプレニルカフェ酸の場合)又は芳香族化合物(フェニ
ルエチルカフェ酸の場合)の遊離により白色の沈澱が生
成される。酸化還元酵素においては、反応液の色が濃褐
色に変化するためその段階で反応を終了させればよい。
その後、溶媒を留去し、その残渣に有機溶媒を添加しプ
ロポリスの有効成分のみを溶解させ、濾過することによ
り所望とする無アレルギー性のプロポリスが得られる。
【0018】アレルギー物質消去確認のための標準品合
成については、浅川らの報告(Z.Nqturfors
ch.,43C巻,470〜472頁,1988)に準
じて合成でき、その分離分析についてはV.S.Ban
kovaらの報告(Phytochemistry,2
8巻,871〜873頁,1989)、E.Wolle
nweberの報告(Z.Naturforsch.,
42C巻、1030〜1034頁,1987)を準用で
きる。調整された標準品を用いて酵素反応前後の高速液
体クロマトグラフィーによる分析を行ったところ、アレ
ルギー物質のピークは全く消失した。また、同様にプロ
ポリスにおいても同様の結果を得た。
【0019】これら酵素処理を施されたプロポリスは次
の(1) 〜(3) の特長を有する。 (1) アレルギー物質の消失、(2) カフェ酸量の増加、
(3) フェノールポリマー物質の増加 このように、一定条件下で酵素反応を行うことにより、
アレルギー物質を容易な操作で、しかも確実に実質上ア
レルギー性を発現しない程度に消失させることができ
る。
【0020】次に、プロポリス製品の形態としては、そ
のままチンキとして、又は濃縮したエキス、凍結乾燥や
減圧乾燥その他乾燥手段による粉末、これに賦形剤を添
加した錠剤、カプセル剤、さらに化粧品の基剤を混合し
たクリームやローションとして調整される。
【0021】この発明のプロポリス製品は後述するよう
に、抗酸化能等の活性が従来のプロポリスと全く同様の
作用を示すこと、毒性試験においても安全な製品である
ことが確認されている。しかるに、この発明の無アレル
ギー性プロポリス製品はその副作用の心配が全く無くな
り、幅広く食品、化粧品等に応用が可能である。
【0022】
【実施例】以下に実施例及び試験例をあげてこの発明を
さらに具体的に詳述するが、この発明は勿論これらに限
定されるものではない。 (試験例1)カフェ酸(半井化学(株)製、特級)2.
1gをヘキサメチルリン酸トリアミド(東京化成(株)
製)150mlに懸濁させ、更に25%水酸化ナトリウ
ム2.5mlを添加し、1時間室温で撹拌反応させた。
その後、これに1−ブロモ−3−メチル−2−ブテン
(東京化成(株)製)3.5gを添加し、室温で24時
間反応させた。この液を氷水にとり、ジエチルエーテル
で2回抽出した。エーテル層は1N塩酸及び水で順次洗
浄し、硫酸マグネシウム脱水後溶媒を留去して茶色オイ
ル物質1.95gを得た。
【0023】この物質を薄層クロマトグラフィーによる
分画をし、紫外線ランプで位置を確認後、目的物をかき
とり酢酸エチルで溶出した(50℃、1時間)。溶媒を
留去し、茶色の乾固物1.02gを得た。このものに酢
酸エチル:クロロホルム(2:8)混液を加え溶解し、
シリカゲルクロマトグラフィーにより精製(移動相酢酸
エチル:クロロホルム(2:8))した。その結果、黄
色結晶0.33gを得、これをエ−テルとヘキサンの混
液で再結晶し、0.16gのイソプレニルカフェ酸を得
た。
【0024】これについて、紫外線吸収スペクトル分析
(UV)、赤外線吸収スペクトル分析(IR)及び質量
分析(Mass)を行った。その結果を次に示す。UV
max 333nm,303nm,248nm,220n
m,208nm。IR(KBr,cm-1)3475,3
310,1680,1635,1600,1530,1
440,1295,1275,1170,1095,9
70,925,840,805。Mass m/z
(%) 248(M+ ,2%),180(100%),
163(66%),135(22%),134(42
%),117(20%),89(43%),77(20
%),69(59%),53(45%),41(95
%)。 (試験例2)カフェ酸1.98gをヘキサメチルリン酸
トリアミド150mlに懸濁させ、更に、25%水酸化
ナトリウム2.28mlを添加し、室温で1時間反応さ
せた。その後、これに予めヘキサメチルリン酸トリアミ
ド10mlにβ−ブロモエチルベンゼン5.7mlを混
ぜた液を滴下し、55時間室温で撹拌した。試験例1と
同様に抽出し、乾固後茶色のオイル状物質5.25gを
得た。同様にシリカゲルクロマトグラフィー(展開溶剤
はエタノール:ヘキサン=2:8の混液)を行い、1.
39gの黄色乾固物を得た。薄層クロマトグラフィーに
より黄色結晶0.85gを得た。このものをエーテル/
ヘキサン混液で再結晶し、フェニルエチルカフェ酸0.
49gを得た。
【0025】これについて、分析を行った。UVmax
33nm,302nm,248nm,214nm。IR
(KBr,cm-1)3480,3320,1680,1
632,1602,1535,1440,1380,1
355,1295,1275,1175,1100,9
70。Mass m/z(%) 284(M+ ,12
%),180(100%),163(36%),135
(3%),134(27%),117(15%),10
4(53%),91(66%),89(26%),77
(14%)。 (実施例1)イソプレニルカフェ酸4.44mgを10
%エタノール12mlに溶解させ1.5mM溶液を調製
した。この溶液に、5種類の酵素、即ちビリルビンオキ
シターゼ(天野製薬(株)製、2.84u/mg)、ラ
ッカーゼ(シグマ社製、235u/mg)、ペルオキシ
ターゼ(シグマ社製、53u/mg)、チロシナーゼ
(シグマ社製、2100u/mg)、カルボキシルエス
テラーゼ(ベーリンガー・マンハイム社製、130u/
mg)5mgをそれぞれ作用させた。各々35℃に保
ち、一定間隔で振盪し24時間反応させた。
【0026】その後、反応液より100μlずつ採取
し、真空濃縮により溶媒を留去した。これにジメチルホ
ルムアミドを1ml加え、0.45μmのメンブレンフ
ィルターで濾過後、その100μlを高速液体クロマト
グラフィー(島津製作所製)で分析した。カラム:GP
Cゲル濾過モード、カラム温度:40°C、移動相:ジ
メチルホルムアミド、流速:0.5ml/分、検出器:
280nm,330nm。
【0027】図1〜3に高速液体クロマトグラフィーの
クロマトグラムを示す。これから、相対保持時間20.
5分のイソプレニルカフェ酸のピークが酵素処理により
消失したことが判る。従って、カルボキシルエステラー
ゼではアレルギー成分であるイソプレニルカフェ酸が分
解され、その他のチロシナーゼ等の酵素ではイソプレニ
ルカフェ酸がポリマー化しているのが証明された。 (実施例2)フェニルエチルカフェ酸5.10mgを1
0%エタノール12mlに溶解させ、1.5mM溶液を
調製した。この溶液に、5種類の酵素、即ちビリルビン
オキシターゼ(天野製薬(株)製)、ラッカーゼ(シグ
マ社製)、ペルオキターゼ(シグマ社製)、チロシナー
ゼ(シグマ社製)、カルボキシルエステラーゼ(ベーリ
ンガー・マンハイム社製)5mgをそれぞれ作用させ
た。各々35℃に保ち、一定間隔で振盪し24時間反応
させた。
【0028】その後、反応液より100μlずつ採取
し、真空濃縮により溶媒を留去した。これに0.05%
トリフルオロ酢酸を含む99%アセトニトリルを1ml
加えて溶解し、0.45μmのメンブレンフィルターで
濾過後、その100μlを高速液体クロマトグラフィー
(島津製作所製)で分析した。カラム:ODP逆相モー
ド(4.6×250mm)、カラム温度:室温、移動相
A:0.05%トリフルオロ酢酸を含む50%アセトニ
トリル、移動相B:0.05%トリフルオロ酢酸を含む
99%アセトニトリル,0〜30分でB濃度が100%
とするグラジエント、流速:0.6ml/分、検出器:
250nm。
【0029】図4〜6に高速液体クロマトグラフィーの
クロマトグラムを示す。これから判るように、相対保持
時間19.3分のフェニルエチルカフェ酸のピークが酵
素処理により消失したことが判る。従って、カルボキシ
ルエステラーゼの場合にはフェニルエチルカフェ酸が分
解し、他の酸化還元酵素についてはいずれも、生成物は
保持時間が長くなり、極性の低い、より疎水性のポリマ
ー物質に変換されていることが判る。 (実施例3)中国産プロポリス原塊1Kgを粉砕し、こ
れに95%エタノール2Kgを加え、温室で時々かきま
ぜながら1週間放置した。その後、この上清をろ紙(N
o.2)で濾過し、プロポリス抽出液を得た。その抽出
液中、プロポリス固形分として10%となるようにエタ
ノールで調整したエキス2Kgを得た。この10mlを
とり、水90mlを加え懸濁液とした。
【0030】このものにビリルビンオキシターゼ(天野
製薬(株)製)100mgを添加し、35°Cで8時間
作用させた。反応終了後、ロータリエバポレータで溶媒
を留去した。乾固物にエタノール10mlを加え40℃
に加温して溶解し、ろ紙で濾過した。その固形分を測定
したところ8.2%であった(酵素無処理 8.8
%)。得られたエキスの20μlをとり溶媒を留去後、
ジエチルエーテルに溶かし、さらに硫酸マグネシウムを
加えて脱水した。
【0031】これを濾過後、溶媒を留去してこのものに
トリメチルシリル化剤(トリメチルシリルアセトアミド
とトリメチルクロルシランを2:1に混合したもの)1
mlを加え、50℃で10分間反応させた。この液2μ
lをガスクロマトグラフィー分析に供した。イソプレニ
ルカフェ酸及びフェニルエチルカフェ酸標準品それぞ
れ、及び酵素処理のないプロポリスエキス20μlにジ
エチルエーテル3mlを加え、分析のためにシリル化し
た。
【0032】ガスクロマトグラフィーの条件 機器:島津製作所製 GC−14A、充填剤:シリコン
OV−1(100〜120メッシュ)、SUPPORT Unipor
t HP、カラム温度:100〜280℃、3℃/分で昇
温、カラム:ガラスカラム 3mm×2m、キャリアガ
ス:窒素、注入温度:200℃、検出器:水素炎イオン
化検出器(FID) このガスクロマトグラフィーによるクロマトグラムを図
7〜9に示した。このクロマトグラムをみてわかるとお
り、イソプレニルカフェ酸及びフェニルエチルカフェ酸
のピークが消失していることが確認された。 (実施例4)実施例3のプロポリス懸濁液50mlを用
い、ビリルビンオキシターゼ10mgを添加し、30℃
で48時間反応させた。以下、実施例3に準じて操作
し、エキスの固形分は7.9%であった。その結果、実
施例3と同様にイソプレニルカフェ酸及びフェニルエチ
ルカフェ酸のピークが消失していることがわかった。 (実施例5)実施例3のプロポリス懸濁液100mlを
用い、カルボキシルエステラーゼ10mgを添加し、4
0℃で3時間反応させた。以下、実施例3に準じて操作
したところ、エキス固形分は7.6%であった。また、
クロマトグラムを図10に示した。このクロマトグラム
をみてわかるとおり、イソプレニルカフェ酸及びフェニ
ルエチルカフェ酸のピークが消失していることが確認さ
れた。 (実施例6)実施例3のプロポリス懸濁液100mlを
用い、ラッカーゼ1mgを添加し、37℃で20時間反
応させた。以下実施例3に準じて操作し、エキスの固形
分は8.4%であった。その結果、イソプレニルカフェ
酸及びフェニルエチルカフェ酸のピークが消失している
ことが確認された。 (実施例7)プロポリス原塊500gに95%エタノー
ルを2,000ml添加し、50℃の温浴でその塊を溶
解した。その後、室温で冷却して上層のワックス層を除
去し、下層のエタノール液をろ紙で濾過した。その抽出
液中、プロポリス固形分として10%となるようにエタ
ノールで調整したエキス1.5Kgを得た。この50m
lをとり、水50mlを加え懸濁液とした。
【0033】この液にペルオキシダーゼ(シグマ社製、
RZ0.5)を50mg及び0.01%過酸化水素を添
加し、30℃で5時間反応させた。反応終了後、溶媒を
エバポレータで濃縮し、次いで凍結乾燥した。乾燥物に
エタノール100mlを添加し、不溶物を除去した後、
ガスクロマトグラフィーにより分析したところ、イソプ
レニルカフェ酸及びフェニルエチルカフェ酸のピークが
消失していることが確認された。 (実施例8)実施例3のプロポリス懸濁液100mlを
用い、チロシナーゼ1mg及びフェノラーゼ(シグマ社
製)1mgを添加し、30℃で24時間反応させた。以
下、実施例3に準じて操作したところ、エキスの固形分
は8.0%であった。その結果、イソプレニルカフェ酸
及びフェニルエチルカフェ酸のピークは消失しているこ
とが確認された。 (実施例9)実施例3で調製したプロポリスエキス50
mlにクエン酸ナトリウム液を同量添加し、液のpHを
6.0とした溶液を作製した。この溶液にチロシナーゼ
を10mg添加して37℃で48時間反応させた。その
結果、イソプレニルカフェ酸及びフェニルエチルカフェ
酸のピークが消失していることが確認された。 (実施例10)実施例9と同様にして、pH7.0の溶
液を作製し、この溶液にカルボキシルエステラーゼを5
mg添加して37℃で48時間反応させた。その結果、
イソプレニルカフェ酸及びフェニルエチルカフェ酸のピ
ークが消失していることが確認された。 (実施例11)実施例3のプロポリス懸濁液100ml
を用い、フェノラーゼ100mgを添加し、37℃で1
6時間反応させた。この反応液200μlをとり、溶媒
を留去後、ジエチルエーテル3mlを加え、以下実施例
3に準じて操作し、ガスクロマトグラフィーにより分析
した。その結果を図11に示す。この図に示すように、
イソプレニルカフェ酸及びフェニルエチルカフェ酸のピ
ークが消失していることが確認された。 (試験例3、過酸化脂質生成阻害(抗酸化)作用の確
認)リノレン酸メチル(東京化成工業(株)製、予めシ
リカゲルクロマトにより精製し、メタノールに溶解して
保存したもの)14.6mgを0.5%のポリエチレン
グリコールモノ−p−イソオクチルフェニルエーテル
(ナカライテスク(株)製の商品名トリトンX−10
0)を含む0.1Mリン酸緩衝液pH7.05mlに懸
濁させた。実施例3、7及び9のプロポリスエキスの固
形分20μgあるいは50μg相当量をそれぞれ採取
し、真空濃縮で溶媒を留去した。これに上記リノレン酸
溶液5mlを添加した後、各懸濁液に対して紫外線(日
立製ランプ、GL−15,18W,照射距離20cm)
を1時間照射した。各懸濁液は時々撹拌した。対照とし
てリノレン酸溶液5mlのみで試験したものや紫外線を
照射しないものも試験した。
【0034】各懸濁液より0.2ml採り、0.335
%チオバルビツール酸試液(チオバルビツール酸1.0
05gを蒸留水90mlに加温溶解し、冷却後酢酸で3
00mlに定容)を5ml加えて撹拌した後、95℃の
湯浴中で30分間加熱した。冷却後、n−ブタノール−
ピリジン混液(15:1)5mlを加えて良くふりま
ぜ、遠心分離したブタノール層について530nmの吸
光度を測定した。
【0035】この方法は紫外線照射により生成した過酸
化脂質の量を測定するものである。その値については、
プロポリスエキスを添加して紫外線照射した場合をa,
しない場合をb、プロポリスエキスを加えないで紫外線
を照射した場合をa′、しない場合をb′とし、次式を
もってそれぞれのプロポリスエキスの酸化阻害率を求め
た。
【0036】阻害率(%)=〔1−(a−b/a′−
b′)〕×100 その結果を表1に示す。表中の数字は阻害率(%)を示
す。
【0037】
【表1】
【0038】この結果より、従来のプロポリスエキスと
この発明のプロポリエキスは共に微量で過酸化脂質の生
成に対し強い阻害作用を有していることが判った。従っ
て、効力の違いも殆どないことが明かになった。 (試験例4)次に、上記のようにして得られたプロポリ
スと従来のプロポリスについて有刺激性を調べるため、
モルモットを用い、以下に示すようなマクシミゼーショ
ン法に基づき試験した。
【0039】体重300〜350gの雌モルモットの肩
甲骨上を4×6cmの広さに刈毛した。図12に示すモ
ルモットMの背中において、、及びで示す破線の
位置の複数箇所に下記の試料を皮下注射した。なお、使
用したプロポリスエキスは酵素処理のないもの及び実施
例5,9で得られたもの(各々エキス5,9)をそれぞ
れの固形分濃度になるようにエタノールにより調整し
た。
【0040】 0.1mlのフロイントの完全アジュバント 0.1mlのプロポリスエキス(固形分10%) 0.1mlのフロイントの完全アジュバントでw/o
浮化物にしたプロポリスエキス 皮下注射1週間目にプロポリスエキス(固形分20%)
を2×4cmの動物用パッチテスト用絆創膏に塗布し、
閉鎖貼布を48時間行った。閉鎖貼布後2週間目に、図
12に示すモルモットMのわき腹Sの毛を5×5cmの
広さに刈り、その部分に2×2cmの動物パッチテスト
用絆創膏に20%、10%及び1%のエキスを塗布し、
24時間閉鎖貼布した。除去後、24時間目に下記表2
の判定基準で有刺激性を判断した。
【0041】
【表2】
【0042】この方法にい従い、行った試験の結果を表
3に示した。試験は1群5匹で実施した。
【0043】
【表3】
【0044】上記結果で判るように、酵素処理のないプ
ロポリスエキスは皮膚に対し刺激性を与えるのに対し、
処理をしたものは両者ともその濃度に関係なく、皮膚に
対して刺激性がなく安全なものであることが証明され
た。
【0045】次いで、この試験例の無アレルギー性プロ
ポリスは食品としても広く応用が期待されるため、その
経口急性毒性試験を行なった。 (試験例5)マウスは4週令の雌雄Sic:ddY系を
静岡実験動物農業協同組合から購入した。13日間の検
疫飼育後、順調な発育を示したマウスを1群10匹と
し、6週令で実験に用いた。検疫飼育ならびに検体投与
後の観察期間を通じて温度23±2℃、湿度55±5
%、オールフレッシュ換気回数12回/時、午後6時か
ら12時間照明に条件設定されたセミバリアシステム飼
育室内において、PCケージで10匹ずつ収容し、固形
飼育(CE−2、日本クレア)とろ過水道水を自由に摂
取させて飼育した。
【0046】プロポリスは実施例3で得られたエキス2
部に乳糖1部及びバレイショデンプン1部を加えて、よ
く撹拌混合し粉末としたものを使用した。このものに、
0.5%カルボキシメチルセルロースナトリウム水溶液
を添加し、5.0g/20mlの懸濁液を調整した。
【0047】投与量は20ml/Kgとし、最大投与量
は金属性胃ゾンデ通過可能な量である5.0g/Kgと
した。対照群には0.5%カルボキシメチルセルロース
ナトリウム水溶液を用いた。
【0048】17時間絶食後、プロポリスを金属性胃ゾ
ンデを用いて1回強制的に経口投与し、以後14日間一
般症状と生死を観察した。また、投与後1,2,3,
7,10及び14日目に体重を測定した。その結果を表
4及び表5に示した。
【0049】
【表4】
【0050】
【表5】
【0051】上記の結果から、最大投与量においても何
ら中毒症状は観察されず、1匹の死亡例もなかった。従
って、この実施例の無アレルギー性プロポリス製品は安
全なものであることが証明された。 (実施例12)実施例1で得られた無アレルギー性プロ
ポリスを用いて、以下の処方によりカプセル剤を調製し
た。
【0052】無アレルギー性プロポリス 20g、乳糖
50g、バレイショデンプン 30g、タルク 3g (実施例13)実施例1で得られた無アレルギー性プロ
ポリスを用いて、以下の処方により化粧品用クリーム剤
を調製した。
【0053】無アレルギー性プロポリス 2g、ミツロ
ウ 11g、パラフィンワックス6g、イソプロピルミ
リステート 6g、スクワレン 8g、流動パラフィン
28g、アラントイン 0.5g、POEソルビタンモ
ノステアレート 1.5g、ソルビタンモノステアレー
ト 4g、防腐剤 適量、プロピレングリコール2g、
ホウ砂 1g、水 28g。
【0054】無アレルギー性プロポリスからプロピレン
グリコールまでを混合し、これに約75℃で加熱したホ
ウ砂、水の混合液を撹拌しながら加え、冷却して55℃
で香料を適宜加え、45℃まで撹拌を続ける。これを放
置してクリームとなした。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明のプロポ
リス製品は、酵素の作用によりプロポリス中のアレルギ
ー物質はアレルギー性が実質的に発現されない程度に消
失され、アレルギーを誘発するおそれがないという優れ
た効果を奏する。また、この発明のプロポリス製品はア
レルギー物質以外の成分、例えばフラボノイド類等の活
性成分は保持され、プロポリス本来の薬理作用を十分に
発揮させることができ、その上毒性の点においても安全
であるという優れた効果が得られる。
【0056】加えて、この発明のプロポリス製品の製造
方法によれば、アレルギー性が実質的に発現されないプ
ロポリス製品が容易に、しかも確実に得られるという優
れた効果を発揮する。従って、この発明は、食品分野、
化粧品分野及び許容されれば漢方的、医療的分野に適用
することができて幅広い応用が可能となり、産業上極め
て有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を具体化した実施例1における酵素処
理をしない場合の高速液体クロマトグラフィーによるク
ロマトグラムである。
【図2】同じく実施例1のチロシナーゼ処理をした場合
の高速液体クロマトグラフィーによるクロマトグラムで
ある。
【図3】同じく実施例1のカルボキシルエステラーゼ処
理をした場合の高速液体クロマトグラフィーによるクロ
マトグラムである。
【図4】実施例2における酵素処理をしない場合の高速
液体クロマトグラフィーによるクロマトグラムである。
【図5】実施例2のカルボキシルエステラーゼ処理をし
た場合の高速液体クロマトグラフィーによるクロマトグ
ラムである。
【図6】実施例2のビリルビンオキシターゼ処理をした
場合の高速液体クロマトグラフィーによるクロマトグラ
ムである。
【図7】実施例3でイソプレニルカフェ酸及びフェニル
エチルカフェ酸を用いた場合のガスクロマトグラフィー
によるクロマトグラムである。
【図8】実施例3で酵素処理をしない場合のガスクロマ
トグラフィーによるクロマトグラムである。
【図9】実施例3でビリルビンオキシターゼ処理をした
場合のガスクロマトグラフィーによるクロマトグラムで
ある。
【図10】実施例3でカルボキシルエステラーゼ処理を
した場合のガスクロマトグラフィーによるクロマトグラ
ムである。
【図11】実施例11でフェノラーゼ処理をした場合の
ガスクロマトグラフィーによるクロマトグラムである。
【図12】皮膚刺激性の試験に用いたモルモットを示す
平面図である。
【符号の説明】
M…刺激性を調べるためのモルモット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロポリスを含有し、酵素の作用により
    アレルギー物質をアレルギー性が実質的に発現されない
    程度に消失させたプロポリス製品。
  2. 【請求項2】 前記酵素が加水分解酵素又は酸化還元酵
    素である請求項1に記載のプロポリス製品。
  3. 【請求項3】 前記加水分解酵素がエステラーゼである
    請求項2に記載のプロポリス製品。
  4. 【請求項4】 前記酸化還元酵素がラッカーゼ、チロシ
    ナーゼ、フェノラーゼ、ビリルビンオキシダーゼ及びペ
    ルオキシダーゼからなる群より選ばれた1種以上の酵素
    である請求項2に記載のプロポリス製品。
  5. 【請求項5】 プロポリスに酵素を作用させ、アレルギ
    ー物質をアレルギー性が実質的に発現されない程度に消
    失させたことを特徴とするプロポリス製品の製造方法。
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