JP2006121619A - 画像読取装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 自装置で読み取った画像データをネットワークに接続された外部端末に送信可能な画像読取装置(MFP)1であって、原稿を読み取る際に、読み取った画像ファイルを一時的にHDD40に格納する指定をユーザから受け付けた場合には(ステップS103:Yes)、一時BOXを作成して(ステップS104)、当該一時BOXに画像ファイルを格納する(ステップS108)。その後、画像ファイルの送信を完了したら(ステップS116)、計時を開始して(ステップS117)所定時間が経過すると(ステップS118)、画像ファイルとともに一時BOXを削除する(ステップS119)。
【選択図】 図3
Description
このようなMFPでは、例えば電子メールソフトウェアを利用することによって、読み取った画像データをネットワークで接続された外部端末へ送信することができる。
ここで、例えば画像データを複数人に電子メールで同報送信する場合に、一人のユーザがMFPの前に立って複数のアドレスの設定をしていると、結果的にそのユーザがMFPを独占的に使用していることになり、MFPの使用効率が低下することとなる。
さらに言及すれは、ユーザにとっては不要な画像ファイルを削除する作業自体がそもそも面倒であり、その結果、ハードディスクの空き容量が確保されにくいといった問題がある。
なお、「画像データの格納領域を開放する」とは、画像データを格納手段から削除する概念とともに、画像データを上書き可能な状態にする概念をも含む。また、「画像データを外部の端末装置に送信する」とは、例えば電子メール(SMTP)やFTP等の通信プロトコルにしたがって画像データを外部の端末装置へ送信する概念とともに、アクセスを受けている外部の端末装置へ画像データを送信する概念をも含む。
ここで上記構成において、前記開放手段は、前記格納手段に、送信対象となる画像データが格納されてから所定時間が経過すると、当該画像データ送信完了の有無にかかわらず、前記格納領域を開放することが望ましい。原稿を読み取らせただけで、送信を完了させない場合には、画像データが格納手段に蓄積されて次第にデータ量が多くなり、いずれ空き容量が逼迫するおそれがあるので、原稿を読み取ってから所定時間経過後に画像データの格納領域を開放する構成とすることによって、格納手段の空き容量を確保することができる。
<全体構成>
図1は、本実施の形態に係るMFP(画像読取装置)を含む画像処理システム(以下、単に「システム」という。)の構成を示す図である。
<MFP1の構成>
つぎに、図2を参照しながらMFP1の構成について説明する。図2は、MFP1の構成を示すブロック図である。
原稿読取部20は、セットされた原稿の画像を読み取る公知の原稿読取装置である。
操作部30は、例えば液晶タッチパネルからなる表示パネル31、及びテンキー32を備えている。表示パネル31上の仮想ボタン及びテンキー32等が押下されると、その情報が制御部50のCPU51に伝達される。
制御部50は、主な構成要素として、CPU51、ROM52、RAM53、フラッシュメモリ54、タイマーIC55及びシリアルインターフェース56を備えている。
ROM52は、原稿読取部20における原稿読取動作に関するプログラムや、読み取った画像データをHDD40に格納する動作に関するプログラム等を記憶している。
RAM53は、揮発性のメモリであって、CPU51におけるプログラム実行時のワークエリアとなる。
フラッシュメモリ54は、不揮発性のメモリであって、本例では、ユーザIDとパスワードとを対応付けたテーブルを少なくとも記憶している。
シリアルインターフェース56は、CPU51とLAN2とを接続するためのインターフェースであり、不図示の外部端末3から送信されてくるデータをLAN2を介して受信して、CPU51に送る。またLAN2を介して、CPU51からのデータを外部端末へ送信する。
以下、図3から図12を参照しながら本実施の形態に係るシステムの動作について説明する。なお、ここではMFP1で読み取った原稿を電子メールで複数人に送信する場合について述べる。
はじめに、図3から図6を参照しながら、MFP1が原稿を読み取って、画像データをHDD40に格納するまでの動作について説明する。図3は、本実施の形態におけるMFP1の動作を示すフローチャートであり、図4から図6はMFP1の操作部30の表示パネル31における表示例を示す図である。
一致しない場合には(ステップS102:No)、ID・パスワードの再入力を要請する旨を表示パネル31に表示する。一致する場合には(ステップS102:Yes)、図5に示すような、読み取った画像ファイルを格納するBOXの種類を選択するための画面を表示パネル31に表示する。なお「BOX」とは、HDD40の記憶領域を区分けするものをいう。
このとき、外部端末3のモニターには、図8に示すようなBOXの種類を選択する画面が表示される。ユーザは、MFP1において、読み取った画像データをいずれの種類のBOXに格納させたかを選択する。ここでは、先ほど一時BOXを作成して、そこに画像データを格納させたので一時BOXを選択することとし、ユーザは「一時BOX」ボタン72を押下する(ステップS203)。このとき、外部端末3からMFP1へ、選択されたBOXの種類を通知するBOX種類情報が送信される(ステップS204)。
また、一時BOXおよびファイルを削除する代わりに、それらを上書き可能な状態にしてもよい。この場合でも、HDD40の空き容量が増加することと同等だからである。
つぎに、図13を参照しながら、本発明に係る第2の実施の形態について説明する。図13は、MFP1の動作を示すフローチャートであって、第1の実施の形態では、送信完了後に画像ファイルをHDD40から削除する構成としていたが、第2の実施の形態では、さらに、画像ファイルをHDD40から削除するタイミングを付加しているので、その点を中心にして説明する。
はじめに、第1の実施の形態において説明したように、ID・パスワードの認証後、一時BOXが選択され、HDD40の所定の領域に一時BOXを作成して、当該一時BOXに読み取った画像データが保存されたとする(ステップS101〜ステップS108)。
CPU51は、外部端末からBOX種類情報を受信するまで待機する(ステップS303:No)。このとき、ステップS302の計時開始から所定時間(例えば、30分)経過した場合には(ステップS304:Yes)、画像ファイルとともに一時BOXを削除する(ステップS314)。これは、ユーザが外部端末からMFP1にアクセスはしたものの、例えば、急用があって途中で席を離れたまま送信動作を完了しない場合等にも、不要な画像データが蓄積されることにより、HDD40の空き容量が減少することを防ぐためである。
つぎに、MFP1は、外部端末3から一時BOX選択情報を受信するまで待機する(ステップS306:No)。このとき、ステップS302の計時開始から所定時間(例えば、30分)経過した場合には(ステップS307:Yes)、画像ファイルとともに一時BOXを削除する(ステップS314)。これは、ステップS304:Yesのときと同様の趣旨である。所定時間が経過するまでに(ステップS307:No)、BOX選択情報を受信したら(ステップS306)、選択された一時BOXの中に格納されている画像ファイルのリスト情報を外部端末に送信して(ステップS307)、送信要求を受信するまで待機する(ステップS309:No)。このとき、ステップS302の計時開始から所定時間(例えば、30分)経過した場合には(ステップS310:Yes)、画像ファイルとともに一時BOXを削除する(ステップS314)。所定時間が経過するまでに(ステップS310:No)、外部端末から送信要求を受信すると(ステップS309:Yes)、受信データから送信プロトコル・送信ファイル・宛先情報を抽出する(ステップS311)。
上記構成では、外部端末からMFPにアクセスされてから所定時間が経過しても送信が完了されない場合には、一時BOXに格納されている画像ファイルは削除されるので、ハードディスクの空き容量が確保される。
つぎに、図14を参照しながら、第3の実施の形態について説明する。図14は、MFPの動作を示すフローチャートである。第3の実施の形態は、第2の実施の形態に、画像ファイルをHDD41から削除するタイミングをさらに付加しているので、その点を中心に説明する。
さらに、ユーザは一時BOXを選択して、原稿をMFPに読み取らせたものの、そのままMFPにアクセスすることさえ忘れてしまうことも考えられる。このような状況が繰り返されると、作成された一時BOXが次第に多くなり、いずれはHDDの容量が逼迫してくることになる。
はじめに、第1の実施の形態で説明したように、ユーザのID・パスワードの認証後、一時BOXが選択され、HDD40の所定の領域に一時BOXを作成して、当該一時BOXに読み取った画像ファイルを格納する(ステップS101〜ステップS108)。画像データが一時BOXに保存されると(ステップS108)、CPU51はタイマーIC55により計時を開始する(ステップS501)。
CPU51は、外部端末からBOX種類情報を受信するまで待機する(ステップS505:No)。このとき、ステップS504の計時開始から所定時間(例えば、30分)経過した場合には(ステップS506:Yes)、画像ファイルとともに一時BOXを削除する(ステップS517)。これは、ユーザが外部端末からMFP1にアクセスはしたものの、例えば、別の用事があって途中で席を離れたまま送信動作を完了しない場合等にも、不要な画像データが蓄積されることよって、HDD40の空き容量が減少することを防ぐためである。
つぎに、MFP1は、外部端末からBOX選択情報を受信するまで待機する(ステップS508:No)。このとき、ステップS504の計時開始から所定時間(例えば、30分)経過した場合には(ステップS509:Yes)、画像ファイルとともに一時BOXをHDD40から削除する(ステップS517)。これは、ステップS506:Yesのときと同様の趣旨である。所定時間が経過するまでに(ステップS509:No)外部端末からBOX選択情報を受信したら(ステップS508)、選択された一時BOXの中に格納されている画像ファイルのリスト情報を外部端末に送信して(ステップS510)、送信要求を受信するまで待機する(ステップS511:No)このとき、ステップS504の計時開始から所定時間(例えば、30分)経過した場合には(ステップS512:Yes)、画像ファイルとともに一時BOXをHDD40から削除する(ステップS517)。所定時間が経過するまでに(ステップS512:No)、外部端末から送信要求を受信すると(ステップS511:Yes)、受信データから送信プロトコル・送信ファイル・宛先情報を抽出する(ステップS513)。
また、ステップS504の計時開始の実行を無くして、ステップS506、ステップS509m及びステップS512の所定時間計測の計時開始をステップS501のタイミングとする構成としてもよい。このようにすることによって、HDD40に画像ファイルが格納されてから所定時間が経過すると、当該画像データ送信完了の有無にかかわらず、一時BOXに格納された画像ファイルが削除される構成となる。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明の内容が、上記実施の形態に示された具体例に限定されないことは勿論であり、例えば、以下のような変形例を考えることができる。
(1)上記の各実施の形態においては、ユーザが一時格納の選択をした場合には、かならず送信完了後に一時BOXに格納されている画像データの格納領域を開放する構成としているが、必ずしも送信完了後に画像データの格納領域を開放する構成とする必要はなく、少なくともある動作を契機として一時BOXに格納されている画像データの格納領域が開放される構成となっていれば足りる。この場合でも、画像データの格納領域を、所定のタイミングで開放する構成としているので、再利用する可能性の低い画像データがHDD40に蓄積されずにHDD40から開放されるので、ユーザの手を煩わすことなく、格納手段の空き容量を確保することができる。
そして、ユーザはMFPから離れて、外部端末においてMFPのアプリケーションを起動させると、図16に示すような画面が表示される。
(3)上記においては、ユーザごとに固有の一時BOXを作成して、当該一時BOXに読み取った画像ファイルを格納する構成について説明したが、複数のユーザが1つの一時BOXを共有する構成としてもよい。以下、共有の一時BOXに、複数のユーザの画像ファイルを格納する場合について簡潔に説明する。
図17に示す確認画面では、一時BOXとしては他のユーザと共有の「Share Box」が用いられ、ファイル名「1414a」、「1414b」、「1414c」の3つの画像ファイルが格納されることが提示されている。なお、ファイル名としては、ユーザがファイル名を記憶しやすいように、ユーザIDの全て、あるいはその一部を利用したものであることが好ましい。図17の例では、ユーザID「141421356」の上4桁「1414」を利用してファイル名が付与されている。
(4)上記においては、外部端末からの送信要求にしたがって、MFPから画像ファイルを電子メール等で送信する構成について説明したが、外部端末においてMFPから画像ファイルを受信して、外部端末から画像ファイルを各宛先に電子メールで送信する構成としてもよい。なおこの場合、外部端末においてMFPから画像ファイルをダウンロードしたとき、すなわち、MFPから外部端末に画像ファイルがダウンロードされたときに、MFPは画像ファイルを外部端末へ送信したとみなす。そしてこの送信から所定時間経過もしくは送信後直ちに画像ファイルをHDD40から削除する構成としてもよい。
2 LAN
3、4、5 外部端末
20 原稿読取部
30 操作部
31 表示パネル
40 HDD
41 一時BOX作成領域
51 CPU
55 タイマーIC
Claims (9)
- 原稿の画像データを外部の端末装置に送信する機能を有する画像読取装置であって、
原稿を読み取って画像データを生成する原稿読取手段と、
前記原稿の画像データを格納する格納手段と、
送信の指示を受け付けて、前記格納手段に格納された画像データを外部端末に送信する送信手段と、
一時格納の指示を受け付ける一時格納受付手段と、
前記一時格納の指示が受け付けられた場合に、前記格納手段における、前記送信対象となっている画像データの格納領域を、所定のタイミングで開放する開放手段と
を備えることを特徴とする画像読取装置。 - 前記開放手段は、前記画像データの送信が完了した直後、もしくは送信完了後、所定時間経過したときに当該画像データの格納領域を開放することを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
- 前記開放手段は、前記格納手段に、送信対象となる画像データが格納されてから所定時間が経過すると、当該画像データ送信完了の有無にかかわらず、前記格納領域を開放することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像読取装置。
- 外部の送信要求装置から前記読み取った画像データの送信要求のアクセスを受け付けるアクセス受付手段をさらに備え、
前記開放手段は、前記アクセス受付手段が前記送信要求装置からのアクセスを受け付けてから所定時間が経過すると、当該画像データの送信完了の有無にかかわらず、当該画像データの格納領域を開放することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像読取装置。 - 前記格納手段は、
その格納領域を区分けして形成されたBOXに画像データを格納するように構成され、
前記一時格納受付手段により一時格納の指定が受け付けられると、一時格納用のBOXを作成して、当該一時格納用BOX内に前記送信対象となる画像データを格納し、
前記開放手段は、前記一時格納用BOXごと格納領域を開放することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像読取装置。 - 前記格納手段は、
その格納領域を区分けして形成されたBOXに画像データを格納するように構成され、
前記一時格納受付手段により一時格納の指定が受け付けられると、一時格納用のBOXを作成して、当該一時格納用BOX内に前記送信対象となる画像データを格納し、
前記開放手段は、前記一時格納用BOXの格納領域の区分を残したまま、内部の画像データの格納領域のみを開放することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像読取装置。 - 前記一時格納用BOXに識別子を付与する識別子付与手段と、
当該付与した識別子を表示する表示手段と、
外部の送信要求装置から前記識別子の入力を受け付けると、当該識別子に対応する一時格納用BOXに関する情報を当該送信要求装置に送信する送信手段と
を備えることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の画像読取装置。 - ユーザを識別するユーザ識別情報を受け付ける識別情報受付手段と、
当該ユーザ識別情報の全部もしくは一部を利用した識別子を前記一時格納用BOXに付与する識別子付与手段と
を備えることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の画像読取装置。 - ユーザを識別するユーザ識別情報を受け付ける識別情報受付手段と、
当該ユーザ識別情報の全部もしくは一部を使用したファイル名を、前記送信対象となる画像データのファイルに付するファイル名付与手段と
を備えることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の画像読取装置。
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