以下、図面を参照しながら、本発明に係る情報処理システム1の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明に係る情報処理システム1の構成の一例を示す図である。
図1に示すように、例えば、階毎に設置する1又は複数の複合機100(画像形成装置)、1又は複数の情報処理装置101がLAN(Local Area Network)110を介して接続される。また資産管理サーバ102がWAN(Wide Area Network)によってLAN110と接続される。なお、WANを用いずに資産管理サーバ102がLAN110に直接接続される形態であってもよい。どちらの構成にしても資産管理サーバ102は、複合機100、情報処理装置101と通信可能に接続される。
なお、本実施の形態では、資産管理サーバ102に資産情報950、ソフト定義情報960、ライセンス情報970を記憶するように構成したが、資産管理サーバ102の資産情報950、ソフト定義情報960、ライセンス情報970を複合機100のHDD3004に記憶させ、資産管理サーバ102を用いない構成でも実現可能である。
つまり、この場合、複合機100と資産管理サーバ102が同一筺体となっているということができる。
複合機100は、プリンタ、スキャナ、コピー、ファクシミリ等の機能を有する画像形成装置である。
情報処理装置101は、LAN110に通信可能に接続される装置である。PC(Personal Computer)やサーバ、プリンタ、複合機など、LAN110に接続される機器であれば、種類を問わない。本実施形態では、PCを例に挙げる。例えば、情報処理装置101は、複合機100の設定を行うPCで、ネットワークを介してHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)で複合機100と通信することができる(例えば、マイクロソフト社のInternet Explorer(登録商標))機能を搭載したPCである。また、ユーザから印刷ジョブを投入するためのPCでもあり、ユーザがアプリケーションから印刷指示することでプリンタドライバを介して印刷ジョブを生成し、プリンタドライバがLPR(Line PRinter Daemon)やその他の印刷プロトコルを用いて、印刷ジョブを複合機100に送信することができる。また、複合機100でスキャンしたデータを受け付けるためのPCでもある。
次に、図2、3を参照しながら、複合機100、情報処理装置101、資産管理サーバ102について説明する。
図2は、情報処理装置101、資産管理サーバ102のハードウエア構成を示す図、図3は、複合機100のハードウエア構成を示す図である。
図2に示すように、情報処理装置101、資産管理サーバ102では、システムバス2004を介してCPU(Central Processing Unit)2001、RAM(Random Access Memory)2002、ROM(Read Only Memory)2003、入力コントローラ2005、ビデオコントローラ2006、メモリコントローラ2007、通信I/Fコントローラ2008が接続される。
CPU2001は、システムバス2004に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。
ROM2003あるいは外部メモリ2011は、CPU2001の制御プログラムであるBIOS(Basic Input/Output System)やOS(Operating System)や、各サーバあるいは各PCが実行する各種プログラム等を保持している。
RAM2002は、CPU2001の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU2001は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM2003あるいは外部メモリ2011からRAM2002にロードし、ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現する。
入力コントローラ2005は、キーボード(KB)2009やマウス(図示しない)等のポインティングデバイス等からの入力を制御する。
ビデオコントローラ2006は、CRT(Cathode Ray Tube)2010等の表示器への表示を制御する。表示器はCRTに限らず、液晶ディスプレイ等の他の表示器でもよい。これらは、必要に応じて管理者が使用する。
メモリコントローラ2007は、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶するハードディスク(HD)や、フレキシブルディスク(FD)、あるいは、PCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)カードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ、SSD(Solid State Drive)等の外部メモリ2011へのアクセスを制御する。
通信I/Fコントローラ2008は、LAN110のようなネットワークを介して外部機器と接続・通信し、ネットワーク上での通信制御処理を実行する。通信I/Fコントローラ2008は、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)、UDP(User Datagram Protocol)を用いた通信等が可能である。
CPU2001は、例えばRAM2002内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、CRT2010上に表示することが可能である。また、CPU2001は、CRT2010上のマウスカーソル(図示しない)等によるユーザ指示を可能とする。
情報処理装置101、資産管理サーバ102のハードウエア上で動作する各種プログラムは、外部メモリ2011に記録されており、必要に応じてRAM2002にロードされ、CPU2001により実行される。プログラムの実行時に用いられる定義ファイル及び各種情報テーブル等は、外部メモリ2011に格納されている。
次に、複合機100のハードウエア構成について説明する。
図3に示すように、複合機100は、コントローラユニット3020と、操作部3030と、カードリーダ3040と、プリンタ3050と、スキャナ3060の各ハードウエア構成を有して構成されている。
また、コントローラユニット3020は、CPU3001と、RAM3002と、ROM3003と、ハードディスクドライブ(HDD)3004と、ネットワークインタフェース(Network I/F)3005と、モデム(MODEM)3006と、操作部インタフェース(操作部I/F)3007と、イメージバスインタフェース(IMAGE BUS I/F)3008と、外部インタフェース(外部I/F)3009と、システムバス3010と、ラスタイメージプロセッサ(RIP)3011と、プリンタインタフェース(プリンタI/F)3012と、スキャナインタフェース(スキャナI/F)3013と、画像処理部3014と、画像バス3015の各ハードウエア構成を有して構成されている。
コントローラユニット3020は、画像入力デバイスとして機能するスキャナ3060や、画像出力デバイスとして機能するプリンタ3050と接続する一方、ネットワーク110や、例えばPSTN(Public Switched Telephone Network)またはISDN(Integrated Services Digital Network)等の公衆回線網(WAN)と接続することで、画像データやデバイス情報の入出力を行う。
CPU3001は、システムバス3010及び画像バス3015に接続される各デバイスを統括的に制御するプロセッサである。
RAM3002は、CPU3001が動作するためのワークメモリであり、また、プログラムを記録するためのプログラムメモリや、画像データを一時記録するための画像メモリの機能も有する。例えば、カードリーダ3040で読み取ったカードIDなどが記憶される。
ROM3003は、システムのブートプログラムや各種の制御プログラムが格納されている。HDD3004は、システムを制御するための各種のプログラム及び画像データ等を格納する。なお、ROM3003またはHDD3004には、図13の複合機設定900が格納されている。なお、HDD3004は情報を永続的に記憶するための媒体であって、その形態をHDDに限定するものではない。例えば、SSD(Solid State Drive)などの媒体であってもよい。
Network I/F3005は、LAN110に接続し、データ入出力を行う。MODEM3006は、公衆回線網に接続し、FAXにおける送受信等のデータの入出力を行う。
操作部I/F3007は、ユーザインタフェース(UI)である操作部3030におけるインタフェースであり、操作部3030に表示する画像データを操作部3030に対して出力する。また、操作部I/F3007は、本システムのユーザが操作部3030から入力した情報(例えば、ユーザ情報等)をCPU3001に伝える役割をする。なお、操作部3030は、キーボードに相当するタッチパネルを有する表示部を備え、当該表示部に表示されたキーボードのボタンを、ユーザが押下(指等でタッチ)することにより、各種の指示を行うことができる。
IMAGE BUS I/F3008は、システムバス3010と、画像データを高速で転送する画像バス3015とを接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。
外部I/F3009は、USB、IEEE1394、プリンタポート、RS−232C等の外部入力を受け付けるインタフェースである。本実施形態においては、外部I/F3009には、ICカード認証で必要となるICカードの情報を読み取るためのカードリーダ3040が接続されている。そして、CPU3001は、この外部I/F3009を介してカードリーダ3040によるICカードからの情報の読み取りを制御し、当該ICカードから読み取られた情報を取得可能となっている。
以上の3001〜3009に示すデバイスがシステムバス3010上に配置され、相互に通信可能となっている。
RIP3011は、例えば、PDLコード等のベクトルデータをビットマップイメージに展開する。
プリンタI/F3012は、プリンタ3050とコントローラユニット3020とを接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
スキャナI/F3013は、スキャナ3060とコントローラユニット3020とを接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
画像処理部3014は、入力画像データに対して、補正処理、加工処理、編集処理を行ったり、プリント出力画像データに対して、プリンタの補正処理、解像度変換処理等を行ったりする。また、画像処理部3014は、これらの処理に加えて、画像データの回転処理や、多値画像データに対してはJPEG(Joint Photographic Experts Group)、2値画像データに対してはJBIG(Joint Bi−level Image experts Group)、MR(Modified READ)、MMR(Modified Modified READ)、MH(Modified Huffman)等の圧縮伸張処理を行う。
以上の3008、3011〜3014に示すデバイスが画像バス3015上に配置され、相互に通信可能となっている。画像バス3015は、例えば、PCI(Peripheral Component Interconnect)バスまたはIEEE1394で構成されている。
操作部3030は、具体的に、LCD(Liquid Crystal Display)表示部を有し、当該LCD表示部上にタッチパネルシートが貼られており、本システムの操作画面を表示するとともに、表示した操作画面のキー(ボタン)が押されると、その位置情報が操作部I/F3007を介してCPU3001に伝えられる。また、操作部3030は、各種の操作キーとして、例えば、スタートキー、ストップキー、IDキー、リセットキー等のキーボード機能を備える。
ここで、操作部3030のスタートキーは、例えば、原稿画像の読み取り動作を開始する際などに操作される。このスタートキーの中央部には、例えば、緑と赤の2色のLED(Light Emitting Diode)があり、その各色の発光によってスタートキーが使える状態にあるかどうかが示される。また、操作部3030のストップキーは、例えば、稼働中の動作を止める際などに操作される。また、操作部3030のIDキーは、例えば、ユーザ(使用者)のユーザIDを入力する際などに操作される。また、操作部3030のリセットキーは、例えば、操作部3030による設定を初期化する際などに操作される。
カードリーダ3040は、CPU3001からの制御により、認証カードに相当するICカード(例えば、ソニー(登録商標)社のフェリカ(FeliCa)(登録商標))内に記憶されているユーザ識別情報を読み取るものである。カードリーダ3040で読み取られたユーザ識別情報は、外部I/F3009を介してCPU3001へ通知される。
プリンタ3050は、例えば、ラスタイメージデータを用紙上に画像として変換するものである。その変換方式としては、感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式や、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等があるが、どの変換方式を用いても構わない。プリンタ3050のプリント動作の起動は、CPU3001からの指示によって開始される。なお、プリンタ3050には、異なる用紙のサイズまたは異なる用紙の向きを選択できるように複数の給紙段が構成されており、それぞれの給紙段に対応した用紙カセットが設けられている。
スキャナ3060は、原稿となる紙上の画像を照明し、CCD(Charge Coupled Device)ラインセンサを用いて原稿を走査することで、原稿の画像をラスタイメージデータとして電気信号に変換する。原稿用紙は原稿フィーダのトレイにセットされ、複合機100のユーザが操作部3030から読み取り起動指示を行うことにより、CPU3001がスキャナ3060に指示を与え、フィーダは、原稿用紙を1枚ずつフィードして原稿の画像の読み取り動作を行う。
以上のような構成によって、複合機100は、スキャナ3060から読み込んだ画像データをLAN110上に送信したり、LAN110から受信した印刷データをプリンタ3050で印刷出力したりすることができる。また、複合機100は、スキャナ3060から読み込んだ画像データをMODEM3006から公衆回線網上にFAX送信したり、公衆回線網からFAX受信した画像データをプリンタ3050で印刷出力したりすることができる。
次に、図4、11、12、13、14、15、16、17、18、19を参照しながら、情報処理システム1の機能と利用するデータについて説明する。
図4は、本発明に係る情報処理システム1の機能構成を示すブロック図、図11は、複合機100の操作部3030に表示する画面の一例を示すイメージ図、図12は、複合機100の操作部3030に表示する画面の一例を示すイメージ図、図13は、複合機設定900の一例を示す図、図14は、ユーザ情報920の一例を示す図、図15は、ソフト情報930の一例を示す図、図16は、機器情報940の一例を示す図、図17は、資産情報950の一例を示す図、図18は、ソフト定義情報960の一例を示す図、図19は、ライセンス情報970の一例を示す図である。
図4を用いて、本実施形態の各装置の機能について説明する。
まず、情報処理装置101の処理を実行するための機能について説明する。
情報処理装置101は、ソフトウエア部300、ソフト情報収集部301、N/W通信部302、レジストリ303等を有する。
ソフトウエア部300は、ユーザが利用するアプリケーションを提供する。例えば、文書作成ソフト、表計算ソフト、図形作成ソフトなどである。
ソフト情報収集部301は、レジストリ303を検索して、情報処理装置101にインストールされているソフトウエアの情報を収集する。また収集した情報をソフト情報930としてまとめて、複合機100に送信する。
図15に示すようにソフト情報930は、ユーザ名931、ソフトリスト932、ライセンスリスト933等から構成される。ユーザ名931は情報処理装置101を使用しているユーザの名前である。ソフトリスト932は、情報処理装置101にインストールされているソフトウエアのリストである。ライセンスリスト933は、情報処理装置101にインストールされているソフトウエアライセンスのリストである。
N/W通信部302は、LAN110等のネットワークを介して外部機器と接続・通信を行うもので、TCP/IPやUDPなどの通信プロトコルに従って通信を制御する。これによりクライアントPC101(情報処理装置101)は、同じくLAN110に接続された複合機100と通信が可能となる。
レジストリ303は、情報処理装置101にインストールされているソフトウエアの諸情報を格納している。また、ライセンスが必要なソフトウエアのライセンス情報も格納している。
次に、資産管理サーバ102の処理を実行するための機能について説明する。
資産管理サーバ102は、資産情報管理部400、資産情報制御部401、N/W通信部402、資産管理DB403等を有する。
資産情報管理部400は、資産管理DB403を管理するための機能を提供する。具体的には資産管理サーバ102の外部メモリ2011に対して、資産管理DB403の書き込み、読み込み、削除、更新などを行う。
資産情報制御部401は、複合機100から送信されてきた資産情報950を資産管理DB403に登録したり、複合機100からの要求に応じて資産管理DB403を検索して、該当する資産情報950を返却したりする。
N/W通信部402は、情報処理装置101が有するN/W通信部302と同等の機能を有するものである。
資産管理DB403は、資産管理サーバ102の外部メモリ2011に格納される情報である。資産管理DBには、資産情報950、ソフト定義情報960、ライセンス情報970等が格納される。
図17に示すように、資産情報950は、機器情報951、ソフト情報952、更新日953等から構成される。機器情報951は、図16に示される機器情報940であり、ソフト情報952は、図15に示されるソフト情報930であり、更新日953は資産情報950が作成された日時の情報である。
また、資産情報950は、複合機100によって作成され、複合機100の一時資産管理DB251もしくは資産管理サーバ102の資産管理DB403で管理される。
図16に示すように、機器情報940は、機器ID941、IPアドレス942、機器名943等から構成される。
機器ID941はMAC(Media Access Control)アドレスなどのようにネットワーク機器を一意に識別するための情報である。なお、MACアドレスにはベンダや製品毎に定められている値があり、この情報をもとに情報処理装置の種類を推測することができる。IPアドレスを機器ID941として扱ってもよいが、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)環境下では、IPアドレスは動的に変更されてしまうため、MACアドレスのように機器固定の値を機器ID941とする。
IPアドレス942は、通信機器に割り振られるネットワークアドレスであり、情報処理装置と通信するために必要な値である。
機器名943は、機器を識別する名前である。一般的なNetBIOS環境下では、機器名943はホスト名と言い換えることができる。NetBIOSプロトコルを使えばホスト名からIPアドレスを解決することができるので、ネットワーク通信では、ホスト名を指定すれば、その機器に接続することができる。
図18に示すように、ソフト定義情報960は、例えば、この画像表示ソフトではJPG形式しか開くことができない、この文書管理ソフトではPDF形式しか開くことができない、などのソフト毎のファイル形式対応状況を定義した情報である。ソフト定義情報960は、ソフトID961、ライセンスリスト962、ファイル形式963等から構成される。
ソフト定義情報960は、資産管理サーバ102によって管理される情報であるが、複合機100に任意のタイミングで配信して同期化しておいてもよい。
ソフトID961はソフトウエアを一意に識別するための情報である。ライセンスリスト962は、ソフトウエアが対応しているライセンスIDを定義した情報である。ファイル形式963はソフトウエアが対応しているファイル形式を定義した情報である。
図19に示すように、ライセンス情報970は、ソフトウエアのライセンスを管理するための情報である。ライセンス情報970は、ライセンスID971、失効情報972等から構成される。
ライセンスID971はライセンスを一意に識別するための情報である。失効情報972はライセンスが有効か無効かを表す情報である。単純に有効か無効かを定義した情報であったり、有効期限によって有効か無効かを判断できる形式であったりする。
ライセンス情報970は、資産管理サーバ102によって管理される情報であるが、複合機100に任意のタイミングで配信して同期化しておいてもよい。
なお、ソフトウエアライセンスの管理方法には大別すると2種類ある。1つは、ライセンスのインストール可否によってソフトウエア利用可否を決定するものである。1つは、ライセンス管理サーバにおいて、インストールされているライセンスが有効かどうかをチェックするものである。前者の方法においては、ライセンス情報970は必要ないが、後者の方法においてはライセンス情報970が必要となる。本実施形態では後者の方法を用いて説明するが、構成は前者の方法であっても構わない。
次に、複合機100の処理を実行するための機能について説明する。
複合機100は、スキャン制御部200、ファイル変換部201、ファイル送信部202、N/W通信部203、画面制御部204、認証制御部205、資産情報収集部206、資産情報制御部207、資産情報判定部208、資産管理サーバ通信部209、認証DB250、一時資産管理DB251等から構成される。
スキャン制御部200は、複合機100のスキャナ3060を制御して、原稿となる紙上の画像をデジタル化する。
ファイル変換部201は、スキャンした画像を任意のファイル形式に変換する。ファイル形式には、例えば、JPEG(Joint Photographic Expert Group)、TIFF(Taged Image File Format)、PDF(Portable Document Format)、XPS(XML Paper Specification)、OOXML(Office Open XML)などがある。
ファイル送信部202は、ファイル変換した画像ファイルを任意の情報処理装置101に送信する。具体的には、SMB(Server Message Block)、WebDAV(Web―based Distributed Authoring and Versioning)、FTP(File Transfer Protocol)などのプロトコルでファイル送信を行う。
N/W通信部203は、情報処理装置101が有するN/W通信部302と同等の機能を有するものである。
画面制御部204は、複合機100の操作部3030にユーザが複合機100を操作するための画面を表示するためのものである。例えば、図11に示すカード認証画面1000、キーボード認証画面1100、エラーダイアログ1200、図12に示すスキャン画面1300、認証情報入力ダイアログ1400などの画面を表示する。
カード認証画面1000は、ユーザがICカードを使って認証する画面である。ICカードを忘れたユーザでも認証できるようにするために、キーボード認証画面への遷移ボタン1001などを有する。
キーボード認証画面1100は、ユーザ名・パスワード・ログイン先をユーザが入力/選択し、ログインボタン1101を押下することによって複合機100に認証するための画面である。
エラーダイアログ1200は、複合機100での処理中に何らかのエラーが発生したことをユーザに通知するためのダイアログである。エラーの詳細を表わすエラーメッセージなどが表示され、OKボタン1201を押下することで、元の画面に戻ることができる。例えば、ICカード情報が見つからなかったときに「ユーザ情報が見つかりません。」というようなメッセージを表示する。
スキャン画面1300は、ユーザが原稿をスキャンするための画面である。解像度リスト1301、ファイル形式選択リスト1302、送信先フィールド1303、検索ボタン1304、スキャンボタン1310等から構成される。なお、他にも濃度、カラー、片面両面、原稿サイズ、サイズ混載などの読込設定を行う構成にしてもよい。
解像度リスト1301は、スキャン時の解像度を選択するためのリストである。ファイル形式選択リスト1302は、スキャンした画像をどのファイル形式に変換するか、を選択するためのリストである。情報処理システム1によって、送信先に応じてあらかじめリストをフィルタリングしたり、リストから不要な形式を削除したりすることができる。送信先フィールド1303は、スキャンして任意の形式に変換したファイルをどこに格納するか、を指示するためのフィールドである。情報処理システム1によって、ログインしたユーザに応じた送信先をあらかじめ決定しておくことができる。また、ユーザが自分で値を編集することもできる。さらに、検索ボタン1304を使用することでネットワーク内の機器を探索して、探索した機器を選択することで送信先フィールド1303にその機器を設定することもできる。
スキャンボタン1310は、スキャン開始を指示するためのボタンである。
認証情報入力ダイアログ1400は、スキャン画像を送信するときに、送信先の情報処理装置101に対して認証が必要な場合に表示されるダイアログである。ユーザ名フィールド1401、パスワードフィールド1402、キャンセルボタン1403、OKボタン1404等から構成される。なお、ドメイン情報やその他認証に必要な情報を設定させるフィールドを追加する構成にしてもよい。
認証制御部205は、ユーザログイン可否を判定するための機能を有する。例えば、ユーザがカード認証画面1000でカードリーダ3040にICカードをかざすと、認証DB250からカードIDが一致するユーザ情報920を検索する。例えば、ユーザがキーボード認証画面1100でユーザ名・パスワード・ドメインを入力してログインボタン1101を押下すると、認証DB250でユーザを検索しパスワード照合を行う。
資産情報収集部206は、複合機100と通信可能に接続された同一サブネット内の情報処理装置101から、資産情報を収集するための機能を提供する。
資産情報制御部207は、収集した資産情報950を一時資産管理DB251に書き込んだり、一時資産管理DB251から資産情報950を検索したり、一時資産管理DB251の情報を読み込んだり、一時資産管理DB251の情報を初期化したりする。
資産情報判定部208は、資産情報950の機器情報940やソフト情報930を判定して、スキャン画面1300に表示する内容を決定する。具体的には機器情報940が存在すれば、送信先フィールド1303に機器名943を設定したり、ソフト情報930とソフト定義情報960を使って対応ファイル形式を検索して、対応ファイル形式が見つからなければ、ファイル形式選択リストから削除したりする。
資産管理サーバ通信部209は、一時資産管理DB251の情報を資産管理サーバ102に送信したり、資産情報950を資産管理サーバから取得したりする。
認証DB250は、複合機100のHDD3004に格納される情報である。また認証DB250は複合機100がユーザからの認証要求を受け付けた時に、認証処理を行うために必要な情報である。認証DB250は、ユーザ情報920を有している。なお、認証DBは、LAN110に接続される不図示の認証サーバに有し、複合機100が認証サーバと通信することで認証する構成であってもよい。
図14に示すように、ユーザ情報920は、カードID921、ユーザ名922、パスワード923等から構成される。カードID921は、ユーザが保持しているICカードのID情報である。また、ユーザがICカードを使って複合機100にログインする際に使われる。
ユーザ名922は、複合機100を利用する際のユーザ名となる。複合機100の操作ログや操作画面などに表記したり、ユーザを識別したりするための情報である。
パスワード923は、ユーザを照合するための情報である。ICカードを忘れたユーザが、ユーザ名922とパスワード923を使って、複合機100にログインするときに使われる。
一時資産管理DB251は、情報処理装置101から収集した資産情報950を一時的に格納するための情報であり、複合機100のHDD3004に格納される情報である。複合機100による同一サブネット内の情報処理装置101の資産情報収集が終了すると、一時資産管理DB251の情報は資産管理サーバ102に送信された後に、一時資産管理DB251の情報は初期化される。
複合機設定900は、複合機100の動作を決定するための情報であり、複合機100のHDD3004に格納される情報である。また、通常は、管理者によってあらかじめ設定される情報である。複合機設定900は、IPアドレス901、サブネットマスク902、資産管理サーバ903、資産管理サーバ ポート904、資産収集時刻905、デフォルト共有サーバ906、デフォルト共有フォルダ907、対応ファイル形式リスト908、ライセンス確認設定909、非対応ファイル形式非表示設定910等から構成される。
IPアドレス901、サブネットマスク902は、ネットワーク環境において複合機100が他機器と通信をするために使用される情報である。また、IPアドレス901とサブネットマスク902を使って、ネットワークアドレスを計算する。
資産管理サーバ903、資産管理サーバ ポート904は、通信する資産管理サーバ102を決定するための情報である。
資産収集時刻905は、複合機100が同一ネットワーク内の情報処理装置101の資産情報を収集する時刻を定めた情報である。定刻に収集するような設定であってもよいし、定期間隔で収集するような設定であってもよい。
デフォルト共有サーバ906は、ユーザの資産情報950が見つからなかった場合に送信先フィールド1303に設定するための情報である。
デフォルト共有フォルダ907は、ファイル送信先ディレクトリを決定するための情報である。資産情報950の機器名や、デフォルト共有サーバ906と結合して送信先フィールド1303に設定する。
対応ファイル形式リスト908は、複合機100がスキャン画像を変換可能なファイル形式をリストにしたものである。例えば、JPG、TIFF、PDF、XPSなどがある。これらの形式は、複合機100の機種によって異なったり、複合機100のオプション有効/無効の状態によって異なったりする。
ライセンス確認設定909は、ファイル形式に対応するソフトウエアが見つかった場合にそのソフトウエアのライセンスチェックも行うかどうか、を定義した設定である。
非対応ファイル形式非表示設定910は、ファイル形式に対応するソフトウエアが見つからなかったり、ファイル形式に対応するソフトウエアのライセンスが無効であったりした場合に、ファイル形式選択リスト1302に表示しない、もしくは、表示するが末尾に移動する、ことを定義した情報である。
次に、図5を参照しながら、本発明に係る情報処理システム1の処理概要について説明する。
図5は、情報処理システム1の処理概要図である。
図5では、複合機100が情報処理装置101の資産情報950を収集するステップと、複合機100にログインしたユーザの情報に応じてスキャン画面1300の表示を切り換えるステップと、複合機100でスキャンしたファイルを指示された情報処理装置101に送信するステップに分かれている。
まず、複合機100は同一サブネットに接続されている情報処理装置101の資産情報950を収集する。この例では、同一サブネットにはPC101、SVR102、PC103などが接続されているので、複合機100はPC103から資産情報950を収集し(1−1)、SVR102から資産情報950を収集し(1−2)、PC101から資産情報950を収集する(1−3)。複合機100は資産情報950の収集が終わると、収集した資産情報950を資産管理サーバ102に送信する(1−4)。この例では、機器ID941、機器名943、ライセンスリスト933、ユーザ名931が資産情報950として収集される。機器ID941と機器名943は、機器を識別するための機器識別情報と言い換えることができ、ユーザ名931は機器を利用するユーザを識別するためのユーザ識別情報と言い換えることができる。この機器識別情報とユーザ識別情報はレジストリ303から取得できる。
次にユーザが複合機にログインする(2−1)。複合機100は、ログインしたユーザのユーザ名(User1)をもとに資産管理サーバ102から資産情報取得を行う(2−2)。このとき資産管理サーバ102は、User1の機器ID941、機器名943、ライセンスリスト933、ユーザ名931を複合機100に送信する。同時に、あらかじめ資産管理サーバ102に設定されているソフト定義情報960、ライセンス情報970も送信する。
複合機100は、資産情報をもとに、ログインしたユーザが利用可能な送信設定を決定し、スキャン画面1300の表示を切り換える(2−3)。具体的な処理は次のとおりである。まず、対応ファイル形式リスト908には、JPG、TIFF、PDF、XPSが設定されており、通常のままでは、このファイル形式がすべてファイル形式選択リスト1302に設定される。複合機100は、資産管理サーバ102から取得したライセンスリスト933を取得する。ここでは、User1は、PC101を使用しており、PC101には、L1A/L2Aというライセンスがインストールされている。ソフト定義情報960を参照すると、L1AはSW1というソフトウエアのライセンスであり、SW1は、JPG/PDFに対応している。また、L2AはSW2というソフトウエアのライセンスであり、SW2は、XPSに対応している。よって、PC101にはJPG/PDF/XPSのファイルを使うことができるソフトウエアがインストールされていることがわかる。
また、ライセンス情報970を参照するとL1Aのライセンスは有効であるが、L2Aのライセンスは失効していることがわかる。よって、L2Aに対応しているSW2を使うことはできない。つまり、User1は、PC101を使ってJPG/PDFファイルを使うことができる(ファイル形式の決定)。複合機100は、PC101で利用可能なJPG/PDFのファイル形式をスキャン画面1300のファイル形式選択リスト1302に設定、表示する。また、複合機100は、資産情報950により、User1がPC101を利用していることがわかる。よって、複合機100に設定されているデフォルト共有フォルダ設定(public)を参照して、PC101に結合し(¥¥PC101¥public)(送信先の決定)、スキャン画面1300の送信先フィールド1303に設定、表示する。
次にユーザが複合機に原稿をセットし、スキャン画面1300のスキャンボタン1310を押下して、スキャンを指示する(3−1)。複合機はスキャンを実行し、ファイル形式選択リスト1302で選択されたファイル形式に画像データを変換し、送信先フィールドで指定された宛先へ変換したファイルを送信する(3−2)。
なお、上述したが、本実施の形態では、資産管理サーバ102に資産情報950、ソフト定義情報960、ライセンス情報970を記憶するように構成したが、資産管理サーバ102の資産情報950、ソフト定義情報960、ライセンス情報970を複合機100のHDD3004に記憶させ、資産管理サーバ102を用いない構成でも実現可能である。
この場合、複合機100内で資産情報950、ソフト定義情報960、ライセンス情報970が管理され、これらの情報から処理に必要な情報を取得して、処理を実行する。
次に、図6、7、8、9、10を参照しながら、本発明に係る情報処理システム1の詳細な処理について説明する。
図6は、情報処理システム1のログイン処理の一例を示すフローチャート、図7は、情報処理システム1の資産情報設定処理の一例を示すフローチャート、図8は、情報処理システム1の送信先変更処理の一例を示すフローチャート、図9は、情報処理システム1のスキャン送信処理の一例を示すフローチャート、図10は、情報処理システム1の資産情報収集処理の一例を示すフローチャートである。
なお、図6〜図10のフローチャートは、複合機100の処理の場合には、CPU3001が各処理を実行し、資産管理サーバ102の処理の場合には、CPU2001が各処理を実行する。
まず、図6を参照しながら、情報処理システム1のログイン処理について説明する。
図6では、複合機100は、ユーザ認証を行ってユーザログイン処理を行う。具体的な処理は、ユーザ情報920および資産情報950を検索し、取得した資産情報950を用いてスキャン画面1300を切り換える。
図6に示すように、複合機100は、ICカードを検知しカードIDを読み取り(ステップS100)、読み取ったカードIDに一致するユーザ情報920を認証DB250から検索し(ステップS101)、ユーザ情報920が見つかったかどうか、を判定する(ステップS102)。
ステップS102の判断結果、ユーザ情報920が見つからなかった場合、複合機100は、認証エラーを通知する(ステップS103)。例えば、複合機100の操作部3030に、エラーダイアログ1200を表示して、「ユーザ情報が見つかりません」というようなメッセージを表示する。
ステップS102の判断結果、ユーザ情報920が見つかった場合、複合機100は、ユーザ情報920をログインユーザ情報として記憶する(ステップS104)。
複合機100は、ユーザ情報920のユーザ名922をキーにして、一時資産管理DB251から資産情報950を検索し(ステップS105)、資産情報950が見つかったかどうか、を判定する(ステップS106)。具体的には、資産情報950に含まれるソフト情報952にユーザ名931が格納されているので、ユーザ名931と、認証されたユーザ情報920のユーザ名922(複合機にログインしたユーザのユーザ名)が一致するかどうか、で見つかったかどうか、を判定している。言い換えると、収集した複数の資産情報(管理情報)からログインしたユーザ名(ユーザの識別情報)に対応する資産情報(管理情報)を取得する処理である(第1の管理情報取得)。
複合機100は、通常は一時資産管理DB251には資産情報950を保持していないが、図10に示すように複合機100は、資産情報収集中のときだけ、一時的な情報として一時資産管理DB251で資産情報950を保持している。この状態のときにユーザのログインを受け付けると、資産管理サーバ102に通信に行かずに、一時資産管理DB251を検索することで、通信処理にかかる時間を削減できる。よってユーザのログイン処理が速くなり、使いやすいシステムとなる。
ステップS106の判定結果、資産情報950が見つからなかった場合は、複合機100は、資産管理サーバ102に対して資産情報を要求する(ステップS107)。なお、この要求には、ステップS104で記憶したユーザ名を含める。なお、通信先の資産管理サーバ102は、複合機設定900の資産管理サーバ903、資産管理サーバ ポート904を使って決定する。
資産管理サーバ102は、複合機100から資産情報要求を受け付け(ステップS108)、受け付けたユーザ名に一致する資産情報950を資産管理DB403から検索し(ステップS109)、資産情報検索結果を複合機100に返答する(ステップS110)。またこのとき同時にソフト定義情報960およびライセンス情報970も送信する(管理情報送信)。
ステップS106の判定結果、資産情報950が見つかった場合、もしくは、資産管理サーバ102から資産情報検索結果を受け付ける(ステップS111)。言い換えると、収集した複数の資産情報(管理情報)からログインしたユーザ名(ユーザの識別情報)に対応する資産情報(管理情報)を取得する処理である(第1の管理情報取得)。
資産情報検索結果を受け付けた場合、複合機100は、図7に示す資産情報設定処理を行う(ステップS112)。言い換えると、取得した資産情報(管理情報)によって決定される、ファイルを送信するための送信先情報を含む送信設定情報を表示する処理である(送信設定表示)。
複合機100は、操作部3030に表示しているカード認証画面1000をスキャン画面1300に切り換える(ステップS113)。スキャン画面1300は、ユーザの指示に従って、表示されてもよいし、デフォルトの表示をスキャン画面1300に設定しておき、カード認証画面1000から自動的にスキャン画面1300に変更されるようにしてもよい。
なお、ステップS112は、資産管理情報からスキャン画面1300に設定する送信設定情報(解像度、ファイル形式、送信先)を決定し、この決定された送信設定情報をスキャン画面1300に表示する処理である。言い換えると、ステップS112は、資産管理情報によって決定される、複合機100にログインしたユーザが送信可能なファイルを送信するための送信設定を表示するための処理である。
次に、図7を参照しながら、情報処理システム1の資産情報設定処理について説明する。
図7では、複合機100は、資産情報950に基づいて、スキャン画面1300の各UI(User Interface)コンポーネントの表示を切り換える。なお、資産情報設定処理は、図6に示すログイン処理の中で呼ばれたり、図8に示す送信先変更処理で呼ばれたりするサブルーチンである。
図7に示すように、複合機100は、送信先フィールド1303が設定されているかどうか、を判定する(ステップS200)。図6に示すログイン処理から呼ばれた時は、この送信先フィールド1303は設定されていない。図8に示す送信先変更処理から呼ばれた時は、この送信先フィールド1303は設定されている。
ステップS200の判定結果、送信先フィールド1303が設定されていなかった場合、複合機100は、機器情報940を取得する(ステップS201)。ここで取得する機器情報940は、ステップS105ないしはステップS109で検索して取得した資産情報950に含まれる機器情報951である。
複合機100は、機器情報940が取得できたかどうか、を判定する(ステップS202)。機器情報940が取得できる場合は、ステップS105で一時資産管理DB251に資産情報950が見つかった場合、もしくはステップS109で資産管理DB403に資産情報950が見つかった場合である。一方、機器情報940が取得できない場合は、ステップS105でもステップS109でも資産情報950が見つからなかった場合である。
ステップS202の判定結果、機器情報940が取得できなかった場合、複合機100は、複合機設定900からデフォルト共有サーバ906を取得する(ステップS203)。例えば、異動した当初やレンタルPC入れ替え時などに、個人PCがまだ資産管理上登録されていないケースなどが考えられるが、この場合もデフォルト設定を反映させることで、ユーザの利便性を高めている。
ステップS202の判定結果、機器情報940が取得できた場合、複合機100は、機器情報940から機器名943を取得する(ステップS204)。
複合機100は、複合機設定900からデフォルト共有フォルダ907を取得し(ステップS205)、取得したデフォルト共有サーバ906の共有サーバ名もしくは機器名943と、フォルダ名を結合して、送信先フィールド1303に設定する(ステップS206)。
複合機100は、複合機設定900から対応ファイル形式リスト908を取得し(ステップS207)、ファイル形式選択リスト1302を初期化する(ステップS208)。初期化とは、具体的には、ファイル形式選択リスト1302に、対応ファイル形式リスト908の内容をすべてコピーすることを意味する。初期化については、資産情報設定処理が図6に示すログイン処理から呼ばれた時は、ファイル形式選択リストは初期化されている。一方、図8に示す送信先変更処理から呼ばれた時は、送信先フィールド1303に対応するファイル形式がすでに設定されている。送信先に応じて対応ファイル形式を切り換えるため、この処理でファイル形式選択リスト1302を初期化している。
複合機100は、ソフト情報930(ソフトウエア情報)が取得できたかどうか、を判定する(ステップS209)。ここで取得するソフト情報930は、ステップS105ないしはステップS109で検索して取得した資産情報950に含まれるソフト情報952である。ソフト情報930が取得できる場合は、ステップS105で一時資産管理DB251に資産情報950が見つかった場合、もしくはステップS109で資産管理DB403に資産情報950が見つかった場合である。一方、ソフト情報930が取得できない場合は、ステップS105でもステップS109でも資産情報950が見つからなかった場合である。
複合機100は、対応ファイル形式リスト908のチェックを行う(ステップS210)。具体的には、ステップS211〜ステップS218では、対応ファイル形式リスト908に含まれているファイル形式を順次処理しており、ここではリストに含まれるすべてのファイル形式を処理したかどうか、の判定を行っている。
ステップS210の判定結果、対応ファイル形式リスト908のすべてのファイル形式をチェックしていなければ、複合機100は、次のファイル形式の取得を行う(ステップS211)。具体的には、対応ファイル形式リスト908に複数のファイル形式が格納されているので、その中から一つのファイル形式を取得する。
複合機100は、ソフト情報930を使って対応ファイル形式を検索する(ステップS212)。具体的には、ソフト情報930に含まれるソフトリスト932からソフトIDを取り出し、ソフト定義情報960からソフトID961が一致する情報を取り出し、そのファイル形式963を取得する。ここで取得したファイル形式963が、ステップS212で取得したファイル形式と同じかどうか判定する。すべてのソフトリスト932に対してこの処理を繰り返す。
複合機100は、ファイル形式に対応するソフトが見つかったかどうか、を判定する(ステップS213)。この判定によって、機器のソフトウエアで処理可能なファイル形式と、機器のソフトウエアで処理不可能なファイル形式を決定する。
ステップS213の判定結果、ファイル形式に対応するソフトが見つかった場合、複合機100は、ライセンス確認設定909の設定確認を行う(ステップS214)。対応するソフトウエアのライセンスが無効であれば、そのファイル形式に変換して情報処理装置に送信したところで、ファイルを開くことができない。よって、ライセンスが無効であれば最初からファイル形式を選択させないことで、ユーザによる誤操作を防止することができる。一方で、ライセンスは無効であっても、後でライセンスを更新するため、とりあえずそのファイル形式でファイルを送りたい、という場合も存在する。そうしたケースも想定して、ライセンス確認をするか否かの設定を設けている。
ステップS214の判定結果、ライセンス確認設定909がONの場合は、複合機100は、ライセンスのチェックを行う(ステップS215)。具体的には、ソフト情報930のライセンスリスト933からライセンスIDを順次取得し、ライセンス情報970からライセンスID971が一致する情報を取得し、失効情報972が失効状態かどうか、を判定する。この判定によって、機器のソフトウエアで処理可能なファイル形式と、機器のソフトウエアで処理不可能なファイル形式を決定する。
ステップS215の判定結果、ライセンスが無効であった場合、もしくはステップS213の判定結果、対応するソフトが見つからなかった場合、複合機100は、非対応ファイル形式非表示設定910を確認する(ステップS216)。
ステップS216の判定結果、非対応ファイル形式非表示設定910がONであった場合、複合機100は、ステップS211で取得したファイル形式をファイル形式選択リスト1302から削除する(ステップS217)。これにより、対応ソフトがなかったり、対応ソフトのライセンスが切れたりしているファイル形式はリストに表示されなくなる。よって、ユーザが誤って選択してしまうリスクを回避することができ、ユーザに使いやすいシステムを実現している。
ステップS216の判定結果、非対応ファイル形式非表示設定910がOFFであった場合、複合機100は、ステップS211で取得したファイル形式をファイル形式選択リスト1302の末尾に移動する(ステップS218)。これにより、対応ソフトがなかったり、対応ソフトのライセンスが切れたりしているファイル形式はリストの末尾に表示される。また、末尾に表示されたファイル形式は対応ソフトがあるファイル形式とは異なる色で、送信先の情報処理装置101で対応可能なファイル形式か対応不可能なファイル形式か識別可能に表示する。
よって、ユーザが誤って選択してしまうリスクを削減することができ、かつ、自分のPCでは使えないが他のPCに送りたいから対応していないファイル形式でも使いたい、というニーズにも応えることができ、より柔軟でユーザに使いやすいシステムを実現している。
次に、図8を参照しながら、情報処理システム1の送信先変更処理について説明する。
図8では、操作部3030に表示しているスキャン画面1300の送信先フィールド1303がユーザによって変更されると、複合機100は、ファイル形式選択リスト1302を再設定する。
図8に示すように、複合機100は、スキャン画面1300の送信先フィールド1303が変更されたことを検知する(ステップS300)。
複合機100は、変更内容が機器名の変更なのか、ディレクトリ名の変更なのか、を判定する(ステップS301)。言い換えると、送信先情報が変更されたか否かを判定する変更判定する処理である(変更判定)。
ディレクトリ名だけの変更であれば、同一機器内での宛先変更になるため、対応ファイル形式がかわることはない。一方、機器によってインストールされているソフトウエアが異なるため、機器名が変更されると、対応ファイル形式を変更する必要がある。
複合機100は、変更された機器名をキーにして、一時資産管理DB251から資産情報950を検索し(ステップS302)、資産情報950が見つかったかどうか、を判定する(ステップS303)。具体的には、資産情報950に含まれる機器情報951に機器名943が格納されているので、変更された機器名と機器情報951に含まれる機器名943が一致するかどうか、で見つかったかどうか、を判定している。
ステップS303の判定結果、資産情報950が見つからなかった場合は、複合機100は、資産管理サーバ102に対して資産情報を要求する(ステップS304)。なお、この要求には、ステップS302で記憶した機器名を含める。なお、通信先の資産管理サーバ102は、複合機設定900の資産管理サーバ903、資産管理サーバ ポート904を使って決定する。
資産管理サーバ102は、複合機100から資産情報要求を受け付け(ステップS305)、受け付けた機器名に一致する資産情報950を資産管理DB403から検索し(ステップS306)、資産情報検索結果を複合機100に返答する(ステップS307)。またこのとき同時にソフト定義情報960およびライセンス情報970も送信する。
ステップS303の判定結果、資産情報950が見つかった場合、もしくは、資産管理サーバ102から資産情報検索結果を受け付けた(ステップS308)場合、複合機100は、図7に示す資産情報設定処理を行う(ステップS309)(第2の管理情報取得)。
次に、図9を参照しながら、情報処理システム1のスキャン送信処理について説明する。
図9では、複合機100はスキャンした画像データを、ユーザが指示した情報処理装置101に送信する。
図9に示すように、複合機100は、紙原稿をスキャナ3060(原稿台もしくはADF(Auto Document Feeder))で読み取り、電気信号に変換された画素レベルの画像データに変換する(ステップS400)(読取)。なお、読み取った画像データはビットマップデータとして一時保存する。
複合機100は、ファイル形式選択リスト1302で選択されているファイル形式を取得し(ステップS401)、一時保存しているビットマップデータを該当ファイル形式に変換する(ステップS402)。言い換えると、選択されているファイル形式に従って読み取られた原稿に対応する画像ファイルを生成する処理である。
複合機100は、送信先フィールド1303に入力された情報を取得し(ステップS403)、その情報をもとに情報処理装置101に接続要求を行う(ステップS404)。
情報処理装置101は、複合機100から接続要求を受け付け(ステップS405)、セキュリティチェックを行う(ステップS406)。情報処理装置101の、データ領域には通常2種類の設定がある。1つは、誰でもアクセスできる共有設定であり、もう1つは、特定のユーザしかアクセスできない共有設定である。ここでのセキュリティチェックでは、前者の設定の場合は無条件でOKとみなす。一方、後者の設定の場合は、送られてきたデータに認証情報が含まれていなければ(ステップS405から遷移)、無条件でNGとみなす。なお、送られてきたデータに認証情報が含まれていた場合(ステップS412から遷移)、認証情報をチェックして、データ領域へのアクセスが許可されているユーザであって、パスワード照合に成功すれば、セキュリティチェックOKとする。逆に、データ領域へのアクセスが許可されていないユーザであったり、パスワード照合に失敗したりした場合は、セキュリティチェックNGとする。
ステップS406の判定結果、セキュリティチェックNGであった場合、情報処理装置101は、認証情報要求を複合機100に送信する(ステップS407)。言い換えると、表示された送信先(送信先情報)に従って、生成した画像ファイルを送信する処理である(画像ファイル送信)。
複合機100は、情報処理装置101から認証情報要求を受け付け(ステップS408)、ステップS104で記憶しておいたユーザ名を取得して認証情報入力ダイアログ1400のユーザ名フィールド1401に設定し(ステップS409)、認証情報入力ダイアログ1400を画面に表示する(ステップS410)。あらかじめ記憶しておいたユーザ名を画面にプリセットすることで、ユーザが入力する手間を省くことができる。また、自分のPC以外に送るケースも考えて、固定値ではなく、プリセットされた情報をユーザが編集することもできる。よって、より柔軟で利便性の高いシステムを実現している。
認証情報入力ダイアログ1400にユーザ名やパスワードが入力され、OKボタン1404が押下されると、複合機100は、ユーザ名フィールド1401とパスワードフィールド1402の情報を取得し、情報処理装置101に認証情報として送信する(ステップS411)。
情報処理装置101は、複合機100から認証情報を受け付け(ステップS412)、前述のセキュリティチェックを行う(ステップS406)。
ステップS406の判定結果、セキュリティチェックOKであった場合、情報処理装置101は、複合機100に接続許可を送信する(ステップS407)。
複合機100は、情報処理装置101から接続許可を受信し(ステップS408)、ステップS402で変換したファイルを情報処理装置101に送信する(ステップS415)。
情報処理装置101は、複合機100からスキャン画像ファイルを受け付け、ステップS403で取得された送信先のディレクトリに格納する(ステップS416)。
次に、図10を参照しながら、情報処理システム1の資産情報収集処理について説明する。
図10では、複合機100は、定期的に同じネットワーク内の情報処理装置101から資産情報950を収集し、資産管理サーバ102に送信する。つまり、ネットワーク上の機器(情報処理装置101)から、当該機器の識別情報(例えば、機器IDやIPアドレスや機器名)と、当該機器を利用するユーザの識別情報(例えば、ユーザ名)とを少なくとも含む資産情報(例えば、機器情報や機器情報)を収集する処理である。
図10に示すように、複合機100は、複合機設定900の資産収集時刻905を取得し、現在の時刻と比較して資産収集時刻かどうか、を判定する(ステップS500)。
ステップS500の判定結果、資産収集時刻であると判断されると、複合機100は、複合機設定900のIPアドレス901とサブネットマスク902を取得し、IPアドレス901とサブネットマスク902の論理積を計算してネットワークアドレスとする(ステップS501)。
複合機100は、ネットワークアドレス内の全IPアドレスに対して順次パケットを送り、資産情報950を収集する。複合機100は、全IPアドレスを探索したかどうか、を判定する(ステップS502)。
ステップS502の判定結果、ネットワーク内の全IPアドレスを探索していなかった場合、複合機100は次のIPアドレスを取得し(ステップS503)、そのIPアドレスにアクセスを試みる(ステップS504)。全IPアドレスが使用されているケースはほとんどなく、空きIPアドレスがあることが大半なので、取得したIPアドレスにアクセスできなければ、次のIPアドレスにアクセスする。
ステップS504の判定結果、アクセスすることができたら、複合機100はその端末の機器情報940を取得する(ステップS505)。機器情報940は例えばSNMP(Simple Network Management Protocol)などを使って、MIB(Management Information Base)情報を取得し、MIB情報を解析して、機器情報940とする。なお。機器情報940は、主にハードウエアに関する情報である。なお、情報処理装置101で機器情報940を生成し、複合機100に機器情報940を送信する場合には、情報処理装置101を使用するユーザ名を含む機器情報940を複合機100が受信して、管理するようにすることも可能である。
複合機100は、情報処理装置101に対して、ソフト情報取得要求を送信する(ステップS506)。
情報処理装置101は、複合機100からソフト情報取得要求を受け付け(ステップS507)、レジストリ303からソフト情報930を収集し(ステップS508)、ソフト情報取得結果を複合機100に返答する(ステップS509)。
複合機100は、情報処理装置101からソフト情報取得結果を受け付け(ステップS510)、一時資産管理DB251を更新する(ステップS511)。具体的には、収集した機器情報940とソフト情報930から資産情報950を生成する。このとき現在時刻を更新日953として設定する。生成した資産情報950を一時資産管理DB251に追加する。
ステップS502の判定結果、ネットワークアドレス内のすべてのIPアドレスにアクセスしたと判断された場合、複合機100は、一時資産管理情報を一時資産管理DBから取り出し(ステップS512)、資産管理サーバ102に送信する(ステップS513)。ここでアクセスする資産管理サーバ102は、複合機設定900の資産管理サーバ903、資産管理サーバ ポート904に基づいて決定する。
資産管理サーバ102は、複合機100から一時資産管理情報を受け付け(ステップS514)、資産管理DB403を更新する(ステップS515)。一時資産管理情報も、資産管理DB403も、資産情報950の集合であるため、一時資産管理情報から順次資産情報950を取り出して、資産管理DB403を更新する。このとき、資産管理DB403に同じ機器ID941を持つ資産情報950が存在した場合は、資産情報950を上書きする。一方、資産管理DB403に同じ機器ID941を持つ資産情報950が存在しない場合は、資産管理DB403に追加する。
資産管理サーバ102は、資産管理DB403の更新が終了すると、複合機100に更新完了通知を送信する(ステップS516)。
複合機100は、資産管理サーバ102から更新完了通知を受け付け(ステップS517)、一時資産管理DB251を初期化する(ステップS518)。複合機100は送信終了した一時資産管理DB251を初期化することで、一般的な情報処理装置よりも少ない記憶領域を有効活用することができる。また、資産管理サーバ102と複合機100とで同じ資産情報を持っていると、情報が分散・重複してしまい管理コストがかかるため、複合機100は一時的な情報を持つのみで、送信終了すると初期化するようにしている。
以上説明した本実施形態によれば、ネットワーク上の機器から収集した機器の管理情報(資産情報)に従って、画像形成装置の機能(例えば、ファイル送信機能)の設定を簡便化し、複合機(画像形成装置)の利用を容易にすることができるといった効果を奏する。
特に、複合機にログインすることでファイル送信の送信先を自動で設定させることができる。また、ユーザの利用しているPCにインストールされたソフトウエアの状態に応じて選択できるファイル形式決定し、決定したファイル形式のうち、PCにインストールされたソフトウエアでは対応できないファイル形式を非表示にしたり、リストの末尾に移動したりするので、ユーザはファイル形式を選択しやすくなる。また、間違って自分のPCで使えないファイル形式を選択するリスクを回避、低減させることができるといった効果を奏する。
さらに、送信先が変更されると選択できるファイル形式リストを動的に自動更新するため、自分のPC以外に送信したい場合にも、同様の効果が得られる。
また、ユーザの利用しているPC情報を宛先にあらかじめ設定するので、ユーザが自分のPCを選択する必要がなくなる。さらにこのPC情報は自動で収集されるため、異動時やPC入れ替え時にも、ユーザや管理者のメンテナンスが必要ないので管理コストがかからず、より利便性が高くなる。
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、本発明におけるプログラムは、図6〜図10に示すフローチャートの処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムであり、本発明の記憶媒体は図6〜図10の処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムが記憶されている。なお、本発明におけるプログラムは図6〜図10の各装置の処理方法ごとのプログラムであってもよい。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、EEPROM、シリコンディスク、ソリッドステートドライブ等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ、データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。