JP2006118181A - 扉の取付構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、扉の開閉方向を変更することのできる簡易な扉の取付構造を提供することを目的とする。
【解決手段】 フレーム(1)は上下一対のピン穴(4a、4b及び5a、5b)を左右両側にそれぞれ有している。一方の扉は上下一対(4a、4b又は5a、5b)のピン穴にそれぞれ支持される上下一対のピン(6)を備えている。これら上下一対のピン(6)のうち少なくとも一方のピンはピン穴(4a等)に対し出没可能となるように弾性体(スプリング8)によって付勢されている。このような構成とすることにより、フレームから容易に扉を取り外し、扉の左右を入れ替えて扉の開閉方向を変更することができる。
【選択図】 図3
【解決手段】 フレーム(1)は上下一対のピン穴(4a、4b及び5a、5b)を左右両側にそれぞれ有している。一方の扉は上下一対(4a、4b又は5a、5b)のピン穴にそれぞれ支持される上下一対のピン(6)を備えている。これら上下一対のピン(6)のうち少なくとも一方のピンはピン穴(4a等)に対し出没可能となるように弾性体(スプリング8)によって付勢されている。このような構成とすることにより、フレームから容易に扉を取り外し、扉の左右を入れ替えて扉の開閉方向を変更することができる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、枠状や箱状のフレームに扉を取り付ける構造に関するものであって、特に、扉を右側から開閉させたい場合、左側から開閉させたい場合の双方の場合に対応可能な扉の取付構造に関する。
従来、フレームの右側、又は、左側のどちらか一方に扉の支軸を備え、当該支軸を中心として回転するように開閉する扉が多数存在する。このような右側、又は、左側のどちらか一方にのみ扉の支軸を備えた形態であると、当然、扉は左右のどちらか一方にしか開かず、以下のような不都合が生じていた。
例えば、楽器店やCDショップ等には客が購入前のCDを視聴することができるCD視聴機が備え付けられていることがあるが、このCD視聴機は、フレーム(箱体)の内部に複数毎のCDを収容したCDチェンジャーを備え、開閉扉の表面側に備え付けた操作盤によって内部のCDの選択、変更、選曲、音量調整等を行えるようになっている。
しかし、CD視聴機が設置される場所の商品陳列レイアウト、スペース等の条件は、店舗によって異なり、設置場所によってはフレーム内部に収容したCDチェンジャーのCDの入れ替えが困難であったり、扉の開閉自体が困難であったりした。このような不都合は、他の用途に用いられるフレームに取り付けられた扉等でも生じうる。
以上のような不都合を解消するためには、例えば、左右双方に支軸を備え、左右のどちらからでも開閉させることができる扉を装着することが考えられる。このような左右自在片開き扉として、特許文献1のような提案がなされている。
しかし、特許文献1で提案されたような左右自在片開き扉は、扉を有する箱体の設置場所に関する問題に対応できるものではあるが、左右どちらか一方からの開閉のみを行う構造と比較すると複雑な構造とならざるを得ない。このため、製造工程が複雑となる等の問題も生じうる。
また、前記のCD視聴機等は一旦設置してしまえば、それ程頻繁に配置換えをするような性質のものではないため、常時左右双方から開閉できる状態としておかなければならないようなものではない。
そこで本発明は、上記のような事情に鑑み、扉の開閉方向を変更できる簡易な扉の取付構造を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するための本発明の扉の取付構造は、フレームへの扉の取付構造であって、前記フレームは上下一対のピン穴を左右両側にそれぞれ有し、前記扉は前記上下一対のピン穴にそれぞれ支持される上下一対のピンを備え、当該上下一対のピンのうち少なくとも一方のピンは前記ピン穴に対し出没可能となるように弾性体によって付勢されていることを特徴とする(請求項1)。このような構造とすることにより、簡易な構成で支軸の位置を左右で入れ替えることができ、容易に扉の開閉方向を変更することができる。
以上のような構成の扉の取付構造では、前記フレームに装着し、又は、前記フレーム内に収納した機器の操作盤を前記扉の表面側に備え、当該操作盤を脱着自在とした構成とすることができる(請求項2)。前記のような構成により支軸の位置を左右で入れ替えて開閉方向を変更しようとする場合、その方法としては、扉を裏表反転させてピンが来る位置を左右で入れ替えるか、表面、裏面をそのままにして扉を180°回転させてピンが来る位置を左右で入れ替えることが考えられる。しかし、例えば、前記のCD視聴機のように内部に何らかの機器を収納し、このような機器の操作盤を扉の表面側に備えた構成となっている場合は、扉を裏表で入れ替えることはできないので、扉を180°回転させて支軸の位置を入れ替えなければならない。このとき、なんらの措置も施さず扉を回転させてしまうと、操作盤の天地も入れ替わってしまい都合が悪い。そこで、本発明では、操作盤を脱着自在とし、扉を回転させるときには操作盤を一旦取り外し、操作盤の天地を保ったまま、扉のみ回転させ、回転させた後の扉に操作盤を装着し直すことができるようにしている。
本発明によれば、フレームの左右両側にそれぞれ上下一対のピン穴を設け、扉に備えたピンを操作して扉を左右入れ替えて装着できるようにしたので、扉が取り付けられているフレームの設置場所等の状況に応じて容易に扉の開閉方向を変更することが可能となった。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面と共に詳細に説明する。
図1(a)は、本発明の扉の取付構造によりフレーム1に扉2を取り付け、扉2を右開きさせた状態の斜視図である。なお、以下の説明において、図1(a)に示したように向かって左側を支軸として開く状態を「右開き」と表現することとする。このフレーム1及び扉2はCD視聴機を構成するもので、フレーム1内には図示しないCDチェンジャーが収納される。このため、扉2の正面図である図1(b)に示したように扉2の表面側にはCDチェンジャーを操作する各種ボタンを備えた脱着自在の操作盤3が装着されている。実際にCDショップ等で使用されるときには扉2を閉じ、操作盤3を操作してCDチェンジャー内に収められたCDの視聴を行うこととなる。
フレーム1は、図に示すように箱状をなしており、前面側の左右両側にそれぞれ上下一対のピン穴が穿設されている。すなわち、向かって左側に対を成す左上ピン穴4a、左下ピン穴4bが穿設され、向かって右側に対を成す右上ピン穴5a、右下ピン穴5bが穿設されている。
一方、扉2は、扉2を背面側から見た斜視図である図2と、同じく扉2を背面側から見たときの右側部分(すなわち、図1におけるフレーム1の左側に位置することとなる部分)を拡大して示した説明図に示したように、上下にそれぞれ配置したピン6を有している。このピン6は、扉2の背面に上下にそれぞれ設けた筒状体7内にそれぞれ収容され、この筒状体7の間に配置した本発明の弾性体に相当するスプリング8によってそれぞれ上側と下側とに付勢されている。このピン6は、フレーム1に設けた左上ピン穴4a等に支持されて扉2を回動自在に支持するものである。すなわち、ピン6に設けた操作片6aを操作し、ピン6を矢示9で示した方向や、矢示10で示した方向に移動させ、左上ピン穴4a等に対して出没させることにより、扉2をフレーム1に脱着できるようになっている。
また、扉2のピン6が取り付けられた側に対向する側は、外側に向かって付勢する弾力が生じる形状の当接部2aが成形されており、扉2を閉じたときに当接部2aがフレーム1の内側に位置し、フレーム1の右側又は左側の側縁に対し内側から外側に向かって圧接して扉2を閉じた状態に維持するようになっている。
また、扉2のピン6が取り付けられた側に対向する側は、外側に向かって付勢する弾力が生じる形状の当接部2aが成形されており、扉2を閉じたときに当接部2aがフレーム1の内側に位置し、フレーム1の右側又は左側の側縁に対し内側から外側に向かって圧接して扉2を閉じた状態に維持するようになっている。
以上のように構成される扉2は、図1(a)に示した右開きの状態からスプリング8を縮めるように操作片6aを操作し、左上ピン穴4a、左下ピン穴4bからピン6を外してフレーム1から取り外し、図4中、矢示11で示すように180°回転させ、ピン6を右上ピン穴5a、右下ピン穴5bに支持させることによって左開きの状態とすることができる。このとき、操作盤3は、図4において矢示12で示したように扉2から一旦取り外し、扉2だけを矢示11のように回転させ、操作盤3については天地を入れ替えることなく、そのままの状態で回転させた後の扉2に再び取り付ける。このようにすれば図5(b)に示すように操作盤3の向きはそのままにピン6の位置を左右で入れ替えることができ、図5(a)で示すように左開きの状態とすることができる。
以上、説明したように、本発明によれば、簡易な構造で扉2の開閉方向を変更することができ、CD視聴機を設置する場所の条件に応じて容易に右開き、左開きの状態とすることができる。また、どちら側から開閉するようにしても、操作盤3自体の設置の位置、向きについては変更されることがないので、その操作性等に影響を及ぼすことはない。
上記実施例は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、これらの実施例を種々変形することは本発明の範囲内であり、更に本発明の範囲内において、他の様々な実施例が可能であることは上記記載から自明である。例えば、前記実施例ではCD視聴機の例について記載したが、開閉できる扉、蓋を有する構造のものについては、本発明の取付構造を採用することができる。また、前記実施例では、上下一対のピン6の双方をスプリング8で付勢した構成としているが、どちらか一方のピン6をスプリング8付勢し、扉2を脱着できるようにしてもよい。
1 フレーム
2 扉
3 操作盤
4a 左上ピン穴
4b 左下ピン穴
5a 右上ピン穴
5b 右下ピン穴
7 筒状体
8 スプリング
2 扉
3 操作盤
4a 左上ピン穴
4b 左下ピン穴
5a 右上ピン穴
5b 右下ピン穴
7 筒状体
8 スプリング
Claims (2)
- フレームへの扉の取付構造であって、
前記フレームは上下一対のピン穴を左右両側にそれぞれ有し、
前記扉は前記上下一対のピン穴にそれぞれ支持される上下一対のピンを備え、当該上下一対のピンのうち少なくとも一方のピンは前記ピン穴に対し出没可能となるように弾性体によって付勢されていることを特徴とする扉の取付構造。 - 請求項1記載の扉の取付構造において、
前記フレームに装着し、又は、前記フレーム内に収納した機器の操作盤を前記扉の表面側に備え、当該操作盤を脱着自在としたことを特徴とする請求項1記載の扉の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004306112A JP2006118181A (ja) | 2004-10-20 | 2004-10-20 | 扉の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004306112A JP2006118181A (ja) | 2004-10-20 | 2004-10-20 | 扉の取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006118181A true JP2006118181A (ja) | 2006-05-11 |
Family
ID=36536311
Family Applications (1)
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JP2004306112A Pending JP2006118181A (ja) | 2004-10-20 | 2004-10-20 | 扉の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006118181A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1939382A1 (en) * | 2006-12-20 | 2008-07-02 | NCR Corporation | Reversible safe door |
RU2672166C1 (ru) * | 2018-03-20 | 2018-11-12 | Сергей Григорьевич Кузовников | Сейф с составной дверцей |
JP7423095B2 (ja) | 2019-03-06 | 2024-01-29 | パーパス株式会社 | ウォータサーバ |
-
2004
- 2004-10-20 JP JP2004306112A patent/JP2006118181A/ja active Pending
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