JP6299974B2 - カラオケ装置 - Google Patents

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本発明は、楽曲の自動演奏に合わせて歌唱を楽しむことのできるカラオケ装置に関するものである。特に、筐体上、開閉機構を有するカラオケ装置に関する。
各種情報処理装置の筐体には、修理やメンテナンス等を目的とした開閉機構が設けられている。修理やメンテナンス等を行う場合、この開閉機構を使用して、パネル等を開状態に変更し、情報処理装置内部にアクセスすることが可能である。情報処理装置としてのカラオケ装置においてもこのような開閉機構が設けられており、内部に収容するハードディスクの交換等、各種修理やメンテナンス作業を行うことが可能である。
特許文献1には、このような筐体とパネルを開閉可能に連結するカラオケ装置のリンク機構において、左右のリンク機構でそれぞれ使用する第1のアームと第2のアームを共通部材で構成したことが開示されている。このようなリンク機構を採用することで、製造コストの削減、並びに、製造時にける左右の取付ミスを抑制することを可能としている。
特開2011−75959号公報
特許文献1に開示されるカラオケ装置では、開閉機構を構成するパネルを開状態とするたえには、上部ネジ、右部ネジ、左ネジの3つのネジを外す必要がある。これは、一般のユーザがパネルを開状態とすることができないようにするためである。このように従来のカラオケ装置では、サービスマン等が、内部にアクセスして各種修理やメンテナンス作業を行う場合、ネジを外してパネルを開状態とする必要があった。そのため、サービスマンは、数カ所のネジの開け閉めに時間がかかっていた。また、取り外したネジが紛失する場合もあり、煩雑な作業となっていた。
本発明は、パネルの開閉機構を有するカラオケ装置において、パネルを固定するためのネジを必要とせず、容易にパネルの開閉を可能とするカラオケ装置を提供することを目的としている。
そのため、本発明に係るカラオケ装置は以下の構成を採用するものである。
パネルと、筐体とを備えるカラオケ装置において、
前記筐体に対し、前記パネルを開状態と閉状態に変更可能に回動する回動部と、
前記パネルを閉状態としたとき、前記パネルと前記筐体を固定する固定部を有し、
前記固定部は、前記筐体側に設けられたロッドと、前記パネル側に設けられた係止部と、を有し、
前記ロッドは、第1軸と、前記第1軸よりも径の大きい第2軸を有し、軸方向に付勢され、
前記係止部は、前記第1軸が通過可能であって、前記第2軸が通過できない大きさの溝部と、前記溝部の周囲に設けられた係止壁によって形成され、前記第2軸の端部が嵌合可能な嵌合部と、を有し、
前記パネルが閉状態のとき、前記第1軸が前記溝部内に位置すると共に、前記第2軸の端部が前記係合部内に嵌合した状態とすることで、前記パネルと前記筐体を固定し、前記ロッドに対して付勢方向と反対方向の押圧力を加えて、前記ロッドを付勢方向と反対方向に移動させることで、前記第2軸の端部が、前記係止壁を乗り越え可能な位置に位置させ、前記回動部を回動させて前記パネルを開状態に変更可能とする。
さらに本発明に係るカラオケ装置において、
前記係止壁には、前記パネルを開状態から閉状態にするときに、前記第2軸端部が移動可能な傾斜面が形成されている。
さらに本発明に係るカラオケ装置において、
前記固定部は、パネルの左右2箇所設けられている。
さらに本発明に係るカラオケ装置において、
前記筐体は、バー部材を有し、
前記カバー部材には、前記ロッドの端部に押圧力を加えるための操作孔が設けられている。
さらに本発明に係るカラオケ装置において、
前記筐体は、バー部材を有し、
前記カバー部材には、押圧力が加えられた前記ロッドの端部が突出する突出孔が設けられている。
本発明に係るカラオケ装置によれば、ロッドに押圧力を加えるという簡単な操作で、パネルの固定を解除して、筐体に対してパネルを開状態とすることが可能となる。パネルの固定にはネジの脱着を必要としないため、ネジを紛失することもなく、煩雑な作業となることもない。
さらに本発明に係るカラオケ装置では、パネルを開状態から閉状態にするときに、第2軸端部が移動可能な傾斜面を係止壁に形成したことで、ロッドに対して操作を行うことなく、パネルを開状態から閉状態に変更すると共に、パネルを固定状態とすることが可能となる。
さらに本発明に係るカラオケ装置では、固定部をパネルの左右2箇所に設けたことで、ガタつきの少ない、より強固な固定状態を実現することが可能となる。また、筐体側では、2箇所の固定部について、ロッドを共有して使用することが可能であり、簡易な構成を実現することが可能である。
さらに本発明では、筐体側にカバー部材を設け、カバー部材に、ロッドの端部に押圧力を加えるための操作孔を設けたことで、不用意にパネルが開状態となることを抑制するとともに、サービスマン以外のユーザがパネルを開状態とすることを抑制することが可能となる。
さらに本発明では、筐体側にカバー部材を設け、カバー部材に、押圧力が加えられたロッドの端部が突出する突出孔を設けることとしている。不用意な操作を防止するためには、ロッドはカバー部材内に収容する必要があるが、固定解除のためのロッドの移動を見込んだ場合、ロッドの軸方向に体するカバー部材の大きさが大きくなることが考えられる。本発明では、ロッドに押圧力を加えた際、ロッドの他端を、カバー部材に設けた突出孔から突出させることで、筐体の小型化を図ることが可能となる。
本実施形態のカラオケ装置の正面斜視図(フロントパネル閉状態、開状態) 本実施形態のカラオケ装置の制御構成を示す図 本実施形態のカラオケ装置の正面図、及び、ロッド位置での断面図 本実施形態のカラオケ装置の右側面図、左側面図(フロントパネル開状態) 本実施形態のカラオケ装置のフロントパネル開閉動作を示す図 本実施形態の係止部の構成を示す図 本実施形態の右側の係止機構を示す斜視図 本実施形態の右側の係止機構の動作を示す図 本実施形態の左側の係止機構を示す斜視図 本実施形態の左側の係止機構の動作を示す図 他の実施形態のカラオケ装置の左側面図
図1は、本実施形態のカラオケ装置1の正面斜視図(フロントパネル閉時、開時)である。図1(A)は、フロントパネル30が閉状態であり、図1(B)は、フロントパネル30が開状態である。カラオケ装置1について、図1の右下に記載する矢印にて座標系を定義しておく。カラオケ装置1を正面から見た時に、左方向をX軸正の方向、上方向をY軸方向の正の方向、奥行き方向をZ軸方向の正の方向とする。他の図において使用する座標系は、この図1の座標系と同じである。
本実施形態のカラオケ装置1は、筐体10と、フロントパネル30の組み合わせで構成されている。筐体10の内部には、カラオケ装置1を制御する各種制御構成が内蔵される。フロントパネル30は、この筐体10の前面を覆うように設けられた部材であって、本実施形態では、ユーザに対して情報を表示するとともに、ユーザからのタッチ操作を受け付けるタッチパネル表示部55が中央部に配置されている。
カラオケ店舗に設置されたカラオケ装置1の通常の使用状態では、図1(A)に示されるようにフロントパネル30は閉状態で使用される。一方、カラオケ装置1に対して、各種修理やメンテナンスを行う場合、サービスマンの操作によって、フロントパネル30は、図1(B)の開状態とされ、筐体内部に設置された各種部品を修理、交換することが可能である。フロントパネル30は、筐体10に対して、左右の回動部31R、31Lで回動可能となっている。
図2は、カラオケ装置1の制御構成50を示したブロック図である。図2に示すように、カラオケ装置1の制御構成50は、カラオケ装置1全体を統括制御する制御部51と、記憶部52と、外部との通信に用いられる通信部53と、カラオケ装置1を操作するための操作部54と、タッチパネル表示部55とから構成されている。これらの構成要素は、バス56で相互に接続されている。
制御部51は、種々の処理・演算を行うものであり、CPUや内部メモリ等によって構成される。記憶部52は、決定方法の実行に必要なプログラムの他、その実行に必要な各種情報を記憶するものであり、RAM,ROM,HDD等によって構成される。通信部53は、外部装置との間で情報の入出力(送受信)するものであり、各種インタフェース等によって構成される。操作部54は、ユーザからの情報入力や操作を受け付けるものであり、スイッチ等によって構成される。タッチパネル表示部55は、種々の情報を表示するとともに、表示されたボタンやアイコン等に対するタッチ操作を受け付けることが可能である。
図3(A)は、本実施形態のカラオケ装置1の正面図(フロントパネル30は開状態)であり、図3(B)は、カラオケ装置1のロッド21位置でのXY平面における断面図を示したものである。図4(A)は、本実施形態のカラオケ装置1の右側面図(フロントパネル30は開状態)であり、図4(B)は、本実施形態のカラオケ装置1の右側面図(フロントパネル30は開状態)である。図5は、本実施形態のカラオケ装置1のフロントパネル30の開閉動作を示す図である。
図1で説明したように、フロントパネル30Rは、筐体10の左右に位置する回動部31R、31Lにより、筐体10に対して開閉可能に構成されている。図5は、筐体10の表面部材であるカバー部材11を取り外した状態であり、右側に位置する回動部31Rの動作を示すための図である。図5には、フロントパネル30を閉じた時の状態と、フロントパネル30を開いた時の状態が一緒に記載されている。フロントパネル30、回動部31Rのそれぞれの符号を示す直線について、実線で示したものが開いた時の状態、破線で示したものが閉じた時の状態を示している。このような開閉動作により、筐体10の内部にアクセス可能となる。
図3(A)に示す開状態の正面図には、破線にてハードディスク格納位置12が示されている。フロントパネル30を開状態とすることで、例えば、筐体10のハードディスク格納位置12に設置されたハードディスクにアクセス可能となる。ところで、カラオケボックス等、公衆の場に設置されるカラオケ装置1では、誰もがフロントパネル30を開いて内部にアクセスできるようにすることは好ましくない。したがって、フロントパネル30の開閉は、サービスマン等、開閉のための道具を準備した者によって行われることが好ましい。従来、フロントパネル30は、閉状態においてネジによって固定(ロック)されていた。サービスマンは、ネジをドライバーで取り外すことで、フロントパネル30を開状態にすることが可能であった。
しかしながら、このようなネジによる固定は、修理、メンテナンス時にネジの脱着を必要とするため、繁雑で時間のかかる作業となっていた。また、ネジを取り外した際、紛失るることも考えられる。本発明は、このような状態を鑑みたものであり、そのため、フロントパネル30の閉状態において、フロントパネル30が開かないようにロックするとともに、容易な操作で開状態とすることができる係止機構を備えるものである。そのため、本実施形態のカラオケ装置1は、筐体10側にロッド21が設けられている。図3(A)の正面図では、ロッド21は、金属製のロッドカバー23a、23bに遮蔽されて全体見えない状態となっている。そのため、図3(B)にロッド21の位置における断面図が示されている。
本実施形態のロッド21は、金属製の棒状部材であって、筐体10の上方に位置している。ロッド21の左右には、一部太さが細くなった細径部211R、211Lが形成されいている。この細径部211R、211Lを形成する部分を第1軸、第1軸より径の大きい、その他の部分を第2軸と称することとする。また、ロッド21は、筐体10中、X軸方向の所定範囲を移動可能に配置されている。更に、ロッド21の周囲には、スプリングによる付勢部材22が設けられており、ロッド21をX軸負の方向(図の右側)に付勢している。また、筐体10の表面部材であるカバー部材11には、ロッド21を操作するための操作孔11aが設けられている。この操作孔11aにドライバー等の細い棒状部材を挿入し、ロッド21の左端を押圧することで、ロッド21は右側に移動し、細径部211R、211Lの位置を左側に位置させることが可能となる。押圧を終えたときには、ロッド21は、付勢部材22の付勢力により、左側に移動し、押圧前の状態に戻る。なお、本実施形態では、ロッド21の右端部に、棒状部材を安定して位置させるための凹部が形成されている。
一方、フロントパネル30側には、閉状態においてロッド21の細径部211R、211Lと対向する位置に係止部41R、41Lが設けられている。この係止部41R、41Lは、閉状態において筐体10側のロッド21と嵌合し、フロントパネル30を固定する係止機構を構成する。
図6には、本実施形態の係止部41R(41L)の構成が示されている。フロントパネル30には、左右2箇所に係止部41R、41Lが設けられているが、両係止部41R、41Lは同じ形状である。そのため、ここでは1の係止部41Rについて説明する。図6(A)は、係止部41Rの正面図である。左下に示す座標系は、フロントパネル30を閉じた状態におけるカラオケ装置1内での係止部41Rの方向を示している。図6(B)は、係止部41Rを図6(A)のB−B間における断面図である。そして、図6(C)は、係止部41RをY軸正の方向から見た時の係止部41Rの上面図である。
本実施形態では、係止部41Rは、プラスチック等の合成樹脂で形成されている。係止部41Rと突き当たるロッド21が金属製であるため、係止部41Rを合成樹脂で形成することで、フロントパネル30を閉じる時に、生じる衝突音を抑制することが可能となる。なお、係止部41R、ロッド21に使用する素材は、このような形態に限られるものでは無く、例えば、両者を金属製とする、あるいは、両者を合成樹脂製とする等、各種素材を使用することが可能である。
係止部41Rは、フロントパネル30を閉じるときに、ロッド21の細径部211Rが通過するための溝部411cが形成されている。そして、溝部411cの終点位置には、周囲の係止壁411により嵌合部411aが形成されている。この嵌合部411aに、ロッド21の細径部211Rの端部が嵌合することで、フロントパネル30が固定される。図6(B)には、嵌合部411aに嵌合しているロッド21が破線にて示されている。ロッド21は、第1の径R1を有する第1軸と、第2の径R2(R2>R1)を有する第2軸を有して構成されている。細径部211Rは、第1軸の部分に相当している。操作孔11aからロッド21を押圧したときには、ロッド21は、X軸正の方向へと移動することで、係止部41Rの溝部411cにおいて、ロッド21の細径部211Rが通過可能な状態となり、ロックが解除される。
また、係止壁411の溝部411c入口側には、傾斜面411bが形成されている。フロントパネル30を閉じるときには、閉じる動作に伴い、ロッド21の第2軸の端部がこの傾斜面411bを滑ることで、ロッド21をX軸正の方向に移動させ、ロッド21に対する操作を必要とすることなく、フロントパネル30を閉じることが可能となっている。係止部41Rには、固定孔412と位置決め突起413が設けられている。位置決め突起413をフロントパネル30側に設けられた嵌合孔に位置させた状態で、固定孔412をネジ止めすることで、係止部41Rは、所定の位置に固定される。
図7は、本実施形態の右側の係止機構を示す斜視図であり、係止機構が分かりやすいX軸上の位置において、カラオケ装置1をYZ平面で切断したときの断面図である。なお、この図では、ロッド21も切断された状態となっているが、実際には、紙面手前方向に延在した状態である。図7の状態は、右側の係止機構が固定状態にあるとき、すなわち、フロントパネル30が閉じた状態にあるときを示している。このとき、ロッド21の第2軸(太い軸)の端部は、嵌合部411a内に嵌まった状態であって、フロントパネル30が不用意に開くことを防止している。この右側の係止機構について、開閉動作の詳細について説明する。
図8は、本実施形態の右側の係止機構について、その動作を示す図である。図8(A)は、図7と同じ状態であって、右側の係止機構は、ロッド21の第2軸の端部は、嵌合部411a内に嵌まった状態である。図8(B)は、ロッド21がX軸正の方向に移動したときの状態が示されている。フロントパネル30を開く時には、操作孔11aから細い棒状部材を挿入する等して、ロッド21を押圧することで、この状態とすることが可能である。図8(B)から分かるように、ロッド21の移動によって、第2軸の端部は、嵌合部411aから外れた状態となり、第2軸の端部は、係止壁411を乗り越えることが可能となる。
図8(B)の状態を維持しつつ、すなわち、ロッド21を押圧した状態にて固定状態を解除することで、フロントパネル30を開くことが可能となる。図8(C)には、ロッド21の第2軸端部が、係止壁411を乗り越え、フロントパネル30が開いた状態が示されている。
一方、フロントパネル30を閉じる時には、図8(C)、図8(B)、図8(A)の状態を経ることになる。このとき、係止部41Rには、傾斜面411bが形成されているため、フロントパネル30を閉じる動作に伴い、傾斜面411bがロッド21の第2軸端部を押圧することになる。したがって、ロッド21に対する押圧操作を行うことなく、フロントパネル30を閉じる動作のみで、フロントパネル30を閉じ、かつ、固定することが可能となる。なお、傾斜面411bを設けない構成とすることとしてもよい。その場合、フロントパネル30を閉じる場合、開く場合と同様に、ロッド21を押圧しつつフロントパネル30を操作する必要がある。
図9は、本実施形態の左側の係止機構を示す斜視図であり、係止機構が分かりやすいX軸上の位置において、カバー部材11をYZ平面で切断したときの断面図である。図9の状態は、左側の係止機構が開放状態にあるとき、すなわち、フロントパネル30が開いている状態にあるときを示している。このとき、ロッド21は、嵌合部411aから外れた状態にある。この左側の係止機構について、その開閉動作の詳細について説明する。
図10は、本実施形態の左側の係止機構について、その動作を示す図である。図10(A)の状態は、左側の係止機構が固定状態にあるとき、すなわち、フロントパネル30が閉じた状態にあるときである。図10(B)は、ロッド21がX軸正の方向に移動したときの状態であって第2軸の端部は、係止壁411を乗り越え可能な状態に位置している。図10(C)には、ロッド21の第2軸端部が、係止壁411を乗り越え、フロントパネル30が開いた状態が示されている。図9に示す状態は、この図10(C)の状態である。図8の場合と同様、フロントパネル30を開くときには、図10(A)、図10(B)、図10(C)の状態を経ることになる。一方、フロントパネル30を閉じるときには、図10(C)、図10(B)、図10(A)の状態を経ることになる。なお、左側の係止機構においても係止部41Lには、傾斜面411bが形成されおり、フロントパネル30を閉じるときには、ロッド21に対する押圧操作を必要としない。
図3(B)において説明したように、ロッド21は、カラオケ装置1のX軸方向に延在した棒状部材であるため、ロッド21に対する押圧操作により、右側の係止機構、及び、左側の係止機構に対する開閉動作は共通して行われる。したがって、左右2つの係止機構を備えることで、閉じた状態におけるフロントパネル30の固定を強固なものとするとともに、ロッド21の押圧操作のみで、係止機構の固定解除を行うことが可能となる。したがって、サービスマンは一方の手で、操作孔11aに棒状部材を挿入し、もう一方の手でフロントパネル30を開く操作を行うことで、容易にフロントパネル30を開くことが可能となる。
本実施形態では、筐体10の表面部材を構成するカバー部材11には、ロッド21を押圧するための操作孔11aを設けていた。図4(A)に示されるように、カバー部材11の右面には操作孔11aが設けられている。一方、図4(B)に示されるように、カバー部材11の左面には開口は設けられていない。係止機構を動作させる際には、ロッド21がX軸方向に移動することになるが、カバー部材11の左面にロッド21が移動した場合、カバー部材11から突出させるための突出孔11bを設けることとしてもよい。
図11には、他の実施形態のカラオケ装置1について、その左側面図が示されている。この他の実施形態のカラオケ装置1では、ロッド21を押圧操作した場合、ロッド21の他端(押圧操作側と反対側)は、この突出孔11bから突出するように構成されている。このように突出孔11bを設けることで、筐体10の小型化を図ることが可能となる。前述の実施形態では、押圧によるロッド21の移動を見込んで、カバー部材11の大きさを決定する必要がある。それに対し、本実施形態では、押圧によるロッド21が移動時に、この突出孔11bからロッド21の他端を突出させることで、ロッド21の移動を見込んでカバー部材11の大きさを決定する必要が無く、筐体10のX軸方向における小型化を図ることが可能となる。
1…カラオケ装置 41R、41L…係止部
10…筐体 411…係止壁
11…カバー部材 411a…嵌合部
11a…操作孔 411b…傾斜面
11b…突出孔 411c…溝部
12…ハードディスク格納位置 50…制御機構
21…ロッド 51…制御部
22…付勢部材 52…記憶部
23a、23b…ロッドカバー 53…通信部
211R、211L…細径部 54…操作部
30…フロントパネル(パネル) 55…タッチパネル表示部
31R、31L…回動部 56…バス

Claims (5)

  1. パネルと、筐体とを備えるカラオケ装置において、
    前記筐体に対し、前記パネルを開状態と閉状態に変更可能に回動する回動部と、
    前記パネルを閉状態としたとき、前記パネルと前記筐体を固定する固定部を有し、
    前記固定部は、前記筐体側に設けられたロッドと、前記パネル側に設けられた係止部と、を有し、
    前記ロッドは、第1軸と、前記第1軸よりも径の大きい第2軸を有し、軸方向に付勢され、
    前記係止部は、前記第1軸が通過可能であって、前記第2軸が通過できない大きさの溝部と、前記溝部の周囲に設けられた係止壁によって形成され、前記第2軸の端部が嵌合可能な嵌合部と、を有し、
    前記パネルが閉状態のとき、前記第1軸が前記溝部内に位置すると共に、前記第2軸の端部が前記係合部内に嵌合した状態とすることで、前記パネルと前記筐体を固定し、前記ロッドに対して付勢方向と反対方向の押圧力を加えて、前記ロッドを付勢方向と反対方向に移動させることで、前記第2軸の端部が、前記係止壁を乗り越え可能な位置に位置させ、前記回動部を回動させて前記パネルを開状態に変更可能とする
    カラオケ装置。
  2. 前記係止壁には、前記パネルを開状態から閉状態にするときに、前記第2軸端部が移動可能な傾斜面が形成されている
    請求項1に記載のカラオケ装置。
  3. 前記固定部は、パネルの左右2箇所設けられている
    請求項1または請求項2に記載のカラオケ装置。
  4. 前記筐体は、バー部材を有し、
    前記カバー部材には、前記ロッドの端部に押圧力を加えるための操作孔が設けられている
    請求項1から請求項3の何れか1項に記載のカラオケ装置。
  5. 前記筐体は、バー部材を有し、
    前記カバー部材には、押圧力が加えられた前記ロッドの端部が突出する突出孔が設けられている
    請求項1から請求項4の何れか1項に記載のカラオケ装置。
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