JP5836356B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、基体に扉体が開閉自在に軸支された遊技機に関する。
一般的な遊技機においては、遊技盤が固定される中枠や、遊技盤の前面に対向するガラス板が固定される前扉といった扉体が、ヒンジを介して枠体(基体)に開閉自在に取り付けられている。こうした扉体には、鍵穴を有するシリンダユニットが設けられており、この鍵穴に鍵を挿入して施錠操作や解錠操作を行うことで、錠ユニットが動作して枠体に対する扉体の施錠、解錠を行うことができるように構成されている。
また、前扉の前面側には、遊技機のイメージを向上させるべく、さまざまな装飾部品が設けられているが、上記のシリンダユニットの周囲には、例えば特許文献1に示されるように、シリンダユニットを被覆する鍵飾り部材が設けられている。こうした鍵飾り部材は、他の装飾部品と別体で構成されており、シリンダユニットが故障して扉体を開放することができなくなった際に、当該鍵飾り部材のみを専用の工具で破壊することで、故障したシリンダユニットを取り外し、新たなシリンダユニットに交換することができるようになっている。
具体的には、通常、シリンダユニットは錠ユニットにネジ止め等で固定されている。したがって、シリンダユニットが故障した場合には、鍵飾り部材を破壊して、シリンダユニットを錠ユニットに固定しているネジを露出させる。そして、隙間からドライバーを進入させてネジを取り外し、シリンダユニットを錠ユニットから取り外したら、新たなシリンダユニットを錠ユニットにネジ止めする。これにより、新たなシリンダユニットの鍵穴に鍵を挿入して解錠操作することで、扉体を開放することができる。
このように、専用の工具によって鍵飾り部材を破壊可能に構成することで、シリンダユニットが故障した場合にも扉体を開放することが可能となり、また、鍵飾り部材を他の装飾部品と別体で構成することで、修理、交換すべき部品を必要最低限にとどめることができる。
特開2000−157699号公報
上記のシリンダユニットの交換作業時には、シリンダユニットを錠ユニットに固定しているネジを取り外さなければならない。ところが、こうした交換作業は頻繁に行われるものではないため、作業者はネジの位置を把握していないのが通常であり、鍵飾り部材を必要以上に広範囲に破壊してしまい、シリンダユニットの交換作業に長時間を要するという課題がある。
また、鍵飾り部材は、緊急時には破壊できる必要がある一方で、通常は不正や悪戯によって破壊されないように、ある程度の強度を確保していることや、扉体や他の装飾部品等を損傷しないように破壊作業を行わなければならないといった理由から、シリンダユニットの交換作業は極めて煩雑になってしまうという課題がある。
そこで、本発明の目的は、シリンダユニットの交換作業を簡素化することができる遊技機を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の遊技機は、基体と、前記基体に対して開閉自在に軸支された前扉と該前扉よりも基体側にある中扉とで構成される扉体と、前記扉体の自由端側に設けられ、前記基体に対する該扉体の開放を規制する施錠状態、もしくは、該基体に対する該扉体の開放を可能とする解錠状態に変位する錠ユニットと、一端面に鍵穴が形成され、前記錠ユニットに設けられた固定面に固定手段を介して固定されるとともに、前記扉体が施錠状態にあるときに該鍵穴に挿入された鍵によって解錠操作がなされると、該解錠操作に連動して前記錠ユニットを施錠状態から解錠状態へと変位させるシリンダユニットと、前記前扉の自由端側に形成された切り欠きに対向するよう設けられ、前記シリンダユニットの鍵穴を前記前扉の前面に露出させた状態で、該シリンダユニットを前記錠ユニットに固定する固定手段よりも前面側に固定される装飾ユニットと、を備え、前記シリンダユニットは、前記錠ユニットの前記固定面に対して前記中扉の前面側に対向する被固定部を有し、該中扉の前面側から該被固定部に挿通された前記固定手段によって該固定面に固定され、前記装飾ユニットは、前記中扉に固定されるベース体と、前記ベース体の前面側に固定され、前記シリンダユニットの鍵穴を露出させる貫通孔が形成された被覆面を有するカバー部材と、を有し、前記カバー部材を前記ベース体から取り除くと、前記シリンダユニットを前記錠ユニットに固定する固定手段の挿通方向の後端が露出し、該固定手段による固定を解除して該錠ユニットから該シリンダユニットを取り外し可能となることを特徴とする。
本発明によれば、シリンダユニットの交換作業を簡素化することができる。
本実施形態における遊技機本体の開放状態を示す斜視図である。 中扉が外枠に閉じられた状態を示す正面図である。 遊技機本体の正面図である。 中扉を部分的に示す斜視図である。 中扉を部分的に示す分解斜視図である。 錠ユニットの斜視図である。 装飾ユニットの組み付け図である。 装飾ユニットの組み付け状態を示す中扉の正面図である。 シリンダユニットの交換手順を説明する図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本実施形態における遊技機本体の開放状態を示す斜視図である。図1に示すように、遊技機本体1は、略矩形状に組まれた四辺によって囲繞空間が形成される外枠3と、この外枠3にヒンジを介して開閉自在に軸支され、不図示の遊技盤が保持される中扉5と、この中扉5と同様に、外枠3にヒンジを介して開閉自在に軸支され、ガラス製または樹脂製の透過板7が保持される前扉9と、を備えている。以下では、図中LR方向を遊技機本体1の幅方向とし、図中F方向を遊技機本体1の前面側または正面側とし、図中B方向を遊技機本体1の背面側として説明する。
本実施形態では、遊技機本体1における矢印L方向の端部にヒンジ機構が設けられていることから、矢印R方向の端部、すなわち、遊技機本体1の正面視で右端部が自由端となる。そして、中扉5および前扉9を外枠3に対して閉じると、外枠3、中扉5および前扉9が平行になり、遊技盤と透過板7とが所定の間隔を維持して平行に対面することとなる。
また、中扉5および前扉9は、外枠3に対して独立して開閉することが可能となっており、中扉5は、外枠3および前扉9よりも周長が小さく、外枠3に対して中扉5および前扉9が閉じられた状態では、中扉5が外枠3および前扉9内に収容され、当該中扉5を外部から視認することができなくなっている。
そして、図1に示すように、中扉5の自由端側には、遊技機本体1の正面に鍵穴11aを開口させたシリンダユニット11が設けられており、中扉5および前扉9が外枠3に対して閉じられた状態で、鍵穴11aに鍵を挿入して解錠操作することで、中扉5および前扉9が外枠3に対して解錠されることとなる。なお、中扉5には、シリンダユニット11の周囲を覆う装飾ユニットDが設けられており、前扉9には、装飾ユニットDに対向する部分に切り欠き9aが形成されている。
図2は、中扉5が外枠3に閉じられた状態を示す正面図であり、図3は、遊技機本体1の正面図である。図2に示すように、中扉5の自由端側に位置する開放側側面部5aには、外枠3に対する中扉5および前扉9の開放を規制する施錠状態、もしくは、外枠3に対する中扉5および前扉9の開放を可能とする解錠状態に変位する錠ユニット31が設けられている。詳しくは後述するが、錠ユニット31には上記のシリンダユニット11がネジ止めされており、鍵穴11aに挿入された鍵の解錠操作に連動して、錠ユニット31が施錠状態から解錠状態に変位する。
装飾ユニットDは、錠ユニット31よりも遊技機本体1の前面側に設けられており、シリンダユニット11と錠ユニット31とのネジ止め部を被覆している。そして、図3に示すように、外枠3に対して中扉5および前扉9が閉じられた状態では、前扉9の切り欠き9aから、中扉5に設けられた装飾ユニットDと、シリンダユニット11の鍵穴11aとが正面側に露出する。これにより、遊技機本体1の正面側から鍵穴11aに鍵を挿入して解錠操作を行うことで、中扉5または前扉9を外枠3に対して開くことができる。
また、鍵穴11aを正面に露出させながらも、装飾ユニットDによってシリンダユニット11の周囲、特には、シリンダユニット11と錠ユニット31とのネジ止め部が被覆されているので、シリンダユニット11や錠ユニット31に対する不正行為を防止することができる。このように、装飾ユニットDは、シリンダユニット11や錠ユニット31に対する不正行為を防止し、中扉5や前扉9が不正に開放されてしまうのを防ぐものである。
また、外枠3に対して中扉5および前扉9が閉じられた状態でシリンダユニット11が故障し、鍵穴11aに挿入した鍵を操作しても、中扉5や前扉9を開放することができなくなってしまう場合がある。さらには、悪戯によって鍵穴11aが閉塞され、鍵穴11aに鍵を挿入することができなくなってしまうおそれもある。シリンダユニット11の不具合によって遊技機本体1を開放することができなくなった場合には、既設のシリンダユニット11を取り外して新たなシリンダユニット11を取り付けることで、遊技機本体1を開放することができるようにしなければならない。
このように、遊技機本体1を開放できない状態でシリンダユニット11を交換する場合には、装飾ユニットDを破壊して、シリンダユニット11を錠ユニット31から取り外す。そして、新たなシリンダユニット11を錠ユニット31に取り付け、シリンダユニット11の交換が完了したら、新規の装飾ユニットDを中扉5に取り付けることで、遊技機本体1が元通りに修復されることとなる。したがって、装飾ユニットDを他の装飾部品と別体とすることで、交換しなければならない部品を最小限に抑えることができる。
また、図3に示すように、前扉9の前面には、さまざまな装飾部品が設けられており、遊技機本体1が閉じられた状態では、前扉9の前面に設けられた装飾部品9bが装飾ユニットDに近接して配置されている。そこで、本実施形態では、装飾ユニットDを次のように構成することで、破壊作業を簡素化し、装飾ユニットDを破壊する際に、他の部品を損傷させることがないようにしている。以下に、まず錠ユニット31の構成について説明した後に、装飾ユニットDの具体的な構成について詳述する。
図4は、中扉5を部分的に示す斜視図であり、図5は、中扉5を部分的に示す分解斜視図であり、図6は、錠ユニット31の斜視図である。図4および図5では、中扉5の自由端側に位置する開放側側面部5a(図2参照)を省略しているが、錠ユニット31は、開放側側面部5aに固定されている。
すなわち、錠ユニット31は、開放側側面部5aに固定される固定プレート32と、この固定プレート32に対して鉛直方向にスライド自在に支持される第1スライド部材33および第2スライド部材34とを備えている。第1スライド部材33および第2スライド部材34は、それぞれ独立して可動するように固定プレート32に支持されており、不図示のスプリングの弾性力によって、通常、図示の位置(施錠状態)に保持される。
また、固定プレート32には、図6に示すように、シリンダユニット11を固定するシリンダ固定面32aが突出して設けられている。シリンダユニット11は、一端面に鍵穴11aが開口する錠部11bと、この錠部11bの他端側に設けられたフランジ部11cと、を備えており、フランジ部11cには一対のネジ挿通孔11dが形成されている。一方、シリンダ固定面32aには、ネジ挿通孔11dに対向する一対のネジ孔からなるネジ止め部32bが設けられている。そして、シリンダ固定面32aの前面側から、ネジ挿通孔11dに挿通させた固定手段であるネジNをネジ止め部32bに螺合することで、シリンダ固定面32aにシリンダユニット11が固定される。
なお、シリンダ固定面32aには、シリンダユニット11の鍵穴11aに挿入された鍵の解錠操作に連動するとともに、鍵の動作を上記の第1スライド部材33または第2スライド部材34に伝達する伝達部32cが設けられている。詳細な説明は省略するが、遊技機本体1の解錠操作は、鍵穴11aに挿入した鍵を反時計回り方向に回転させる第1解除操作と、鍵穴11aに挿入した鍵を時計回り方向に回転させる第2解除操作との2通りある。
鍵穴11aに挿入した鍵を反時計回り方向に回転させる第1解除操作がなされると、鍵の回転動力が伝達部32cを介して第1スライド部材33に伝達され、第1スライド部材33がスプリングの弾性力に抗して鉛直上方にスライドし、第1スライド部材33が施錠状態から解錠状態へと変位する。第1スライド部材33には、固定プレート32よりも遊技機本体1の前面側に突出する鉤部33aが設けられており、この鉤部33aが前扉9の背面に設けられた係止部に係止されることで、前扉9の中扉5に対する開放が規制されている。そして、上記のように、第1スライド部材33が施錠状態から解錠状態へと変位すると、鉤部33aと係止部との係止関係が解除され、前扉9を外枠3および中扉5に対して開放することが可能となる。
一方、鍵穴11aに挿入した鍵を時計回り方向に回転させる第2解除操作がなされると、この鍵の回転動力が伝達部32cを介して第2スライド部材34に伝達され、第2スライド部材34がスプリングの弾性力に抗して鉛直下方にスライドし、第2スライド部材34が施錠状態から解錠状態へと変位する。第2スライド部材34には、固定プレート32よりも遊技機本体1の背面側に突出する鉤部34aが設けられており、この鉤部34aが外枠3の前面に設けられた係止部に係止されることで、中扉5の外枠3に対する開放が規制されている。そして、上記のように、第2スライド部材34が施錠状態から解錠状態へと変位すると、鉤部34aと係止部との係止関係が解除され、中扉5を外枠3に対して開放することが可能となる。
なお、第1解除操作がなされた場合には、第2スライド部材34は施錠状態に維持されていることから、中扉5は外枠3に対して閉じられた状態に維持され、前扉9の開放のみが許容されることとなる。また、第2解除操作がなされた場合には、第1スライド部材33は施錠状態に維持されていることから、前扉9は中扉5に対して閉じられた状態に維持され、前扉9と中扉5とが一体となって外枠3から開放可能となる。
上記の構成からなる錠ユニット31が中扉5に組み付けられた状態では、シリンダユニット11を錠ユニット31に固定するネジNが、装飾ユニットDによって被覆される(図4参照)。以下に、装飾ユニットDの構成について図7を用いて詳細に説明する。
図7は、装飾ユニットDの組み付け図である。装飾ユニットDは、シリンダユニット11の鍵穴11aを中扉5(遊技機本体1)の前面に露出させた状態で、当該中扉5に固定される。このとき、装飾ユニットDは、シリンダユニット11を錠ユニット31に固定するネジNよりも、遊技機本体1の前面側に位置している。具体的に、装飾ユニットDは、中扉5にネジnを介して固定されるベース体51と、このベース体51の前面に固定されるカバー部材61と、を備えて構成される。ベース体51は、ネジnによって中扉5に固定される固定面となる略矩形状の平面部51aと、この平面部51aから中扉5の前面側に起立する起立壁部51bと、この起立壁部51bに囲繞された空間内に設けられ、平面部51aよりも中扉5の前面側に位置するカバー当接面51cと、を備えている。
カバー当接面51cには、シリンダユニット11の錠部11bが挿通されるシリンダ挿通孔52が形成されている。また、カバー当接面51cは、段部51cよりも外周側(起立壁部51b側)に位置する前段部51cと、段部51cよりも中心側(シリンダ挿通孔52側)に位置する後段部51cと、を有しており、前段部51cが後段部51cよりも中扉5の前面側に位置する段差形状となっている。なお、カバー当接面51cには、シリンダ挿通孔52に連続するとともに、シリンダ挿通孔52から後段部51cまで延在する一対の切り欠き部53が設けられている。詳しくは後述するが、この切り欠き部53は、ベース体51が中扉5に固定された状態で、シリンダユニット11を錠ユニット31に固定するためのネジNのネジ頭(ネジ止め部32b)に対向する部分に形成されている。
また、ベース体51には、カバー当接面51cから中扉5の前面側に突出する接触面54が設けられており、この接触面54に、ネジnを挿通するネジ挿通孔54aが形成されている。
一方、カバー部材61は、シリンダユニット11の鍵穴11aを露出させる貫通孔62が形成された被覆面61aと、この被覆面61aから中扉5の背面側に立設される側面部61bと、を有している。カバー部材61は、側面部61bにおける中扉5の背面側の端部が、ベース体51の後段部51cに面接触する寸法関係を維持している。また、被覆面61aの背面には、ベース体51の接触面54に形成されたネジ挿通孔54aに対向するボスからなる固定部63が形成されている。この固定部63は、カバー部材61をベース体51に固定するものであり、ベース体51の背面側からネジ挿通孔54aにネジnを挿通させ、その先端を固定部63に螺合させることで、カバー部材61がベース体51に固定されることとなる。
図8は、装飾ユニットDの組み付け状態を示す中扉5の正面図である。図7および図8に示すように、カバー部材61には、当該カバー部材61がベース体51に固定された状態で、ベース体51の切り欠き部53内に位置する突片64が設けられている。この突片64は、カバー部材61の側面部61bから外方に突出するように、側面部61bの突出先端部に設けられている。上述したように、切り欠き部53は、シリンダユニット11を錠ユニット31に固定するためのネジNに対向する部分に形成されている。したがって、突片64は、ネジNの前面に対向して位置することとなり、ネジNは、突片64によって遊技機本体1の前面側から視認不可能となるように被覆されることとなる。なお、この突片64と側面部61bとの接合部分には切断溝が形成されており、突片64に対してある程度の外力が作用した際に、突片64が切断溝で折られて、カバー部材61から脱落する強度関係を維持している。
次に、図9を用いてシリンダユニット11の交換方法について説明する。
図9は、シリンダユニット11の交換手順を説明する図である。なお、図9(a)、(b)は、いずれも交換作業を開始する前の状態を示しているが、ここでは理解を容易にするため、図9(a)に前扉9を省略した状態を示している。図9(a)、(b)に示すように、遊技機本体1が閉じられた状態、すなわち、中扉5および前扉9が外枠3に対して閉じられた状態では、中扉5に設けられた装飾ユニットDが前扉9の切り欠き9aに進入している。このとき、装飾ユニットDのカバー部材61における被覆面61aが、前扉9の前面に設けられた装飾部品9bと大凡面一となっている。
また、中扉5と前扉9とが互いに閉じられて施錠された状態では、前扉9の装飾部品9bが、装飾ユニットDのベース体51のうち、平面部51aの前面、および、カバー当接面51cにおける前段部51cの前面全域を被覆するとともに、僅かな間隙を維持して被覆面61aの周囲を覆っている。したがって、この状態では、図9(b)に示すとおり、カバー部材61の側面部61bから突出した突片64の前面に前扉9(装飾部品9b)が対向することとなり、前扉9(装飾部品9b)によって突片64が視認不可能となっている。なお、以下では、前扉9の装飾部品9bのうち、突片64に対向する部分を対向部Xとして説明する。
例えば、中扉5および前扉9が外枠3に対して閉じられた状態でシリンダユニット11が故障し、錠ユニット31が施錠状態に保持されたままとなり、遊技機本体1を開放することができなくなったとする。この場合には、故障したシリンダユニット11を取り外して新規のシリンダユニット11を取り付けるべく、カバー部材61をベース体51から取り外す必要がある。しかしながら、カバー部材61は、被覆面61aの背面側がベース体51に固定されているため、カバー部材61をベース体51から取り外すためには、装飾ユニットDを破壊しなければならない。そこで、装飾ユニットDを破壊するにあたり、被覆面61aを工具等で切除することとなるが、ここではまず、図9(c)に示すように、電動ドリル等の工具を用いて、カバー部材61の被覆面61aに貫通孔aを3つ形成する。
このとき、カバー部材61の破壊部位を最小限に抑えるためには、貫通孔aを、被覆面61aのうち背面側に固定部63が設けられた部分(ベース体51のうちカバー部材61が固定される接触面54)の周辺に開けることが望ましい。そこで、本実施形態では、図9(a)、(b)に示すように、固定部63が設けられた部分に対応する被覆面61aの前面側に、カバー部材61をベース体51から取り外す際に切除する部位、より詳細には、最初に貫通孔aを開けるべき部位を示す印65が付されている。したがって、カバー部材61を破壊する際には、まず被覆面61aのうち印65が付された部分に、貫通孔aを3つ形成することとなる。
次に、図9(d)に示すように、ニッパー等の工具を用いて3つの貫通孔aを繋げるように被覆面61aを切除し、切除孔bを形成する。すると、カバー部材61をベース体51に固定するためのネジnが螺合された固定部63が被覆面61aから切断されるとともに、カバー部材61とベース体51との固定が解除され、カバー部材61がベース体51から取り外し可能となる。ただし、この状態では、図9(a)、(b)に示すように、カバー部材61の突片64に、前扉9の対向部Xが対向している。そこで、図9(e)に示すように、切除孔bにペンチ等の工具を挿入し、カバー部材61の被覆面61aに対して、中扉5の自由端側を前面側に回動させるように力を作用させる。
上述したように、突片64とカバー部材61との接合部分には切断溝が形成されており、ある程度の外力が作用すると、突片64が折れてカバー部材61から脱落するように構成されている。したがって、カバー部材61の被覆面61aに対して上記のとおりに外力が作用すると、カバー部材61をベース体51から取り除く際に突片64に対向部Xが接触し、突片64が折れて脱落する。そして、図9(f)に示すように、カバー部材61が中扉5から取り除かれると、シリンダユニット11、および、このシリンダユニット11を錠ユニット31に固定するネジNの一部が露出することとなる。
なお、ここでは、ネジNのネジ頭の一部が、遊技機本体1の正面から視認可能な程度に露出しているが、ネジNのネジ頭の全体が視認できるようにしてもよい。また、これとは逆に、ネジNが、遊技機本体1の正面からは視認できない程度に、前扉9の背面に位置してもよい。いずれにしても、遊技機本体1の前面側から、正面もしくは斜め方向に切り欠き9aを覗くことで、その位置を確認できる程度にネジNが露出すればよい。
そして、このようにしてネジNが露出したら、前扉9の切り欠き9aからドライバーを進入させてネジNの螺合を解除することで、シリンダユニット11を錠ユニット31から取り外すことができる。そして、新たなシリンダユニット11を切り欠き9aから進入させ、ネジNを介してシリンダユニット11を錠ユニット31に取り付ければ、シリンダユニット11の交換が完了する。シリンダユニット11の交換が完了したら、シリンダユニット11の鍵穴11aに鍵を挿入して解錠操作を行えば、遊技機本体1を開放することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、カバー部材61のうち印65が付された部分を切除するのみで、簡単にカバー部材61をベース体51から取り除くことができ、また、カバー部材61を取り除くだけで、シリンダユニット11を錠ユニット31に固定するネジNが露出する。したがって、工具等で破壊する部分が極めて狭くなり、また、ネジNを探すために必要以上にカバー部材61を破壊する必要もなくなることから、遊技機本体1が閉じられた状態でシリンダユニット11の交換が必要となった場合の交換作業を簡素化することができる。また、破壊すべき部分が狭くなる等、カバー部材61に対する破壊作業が簡素化されるので、前扉9の装飾部品9b等、他の部品を損傷させてしまうおそれを低減することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、突片64の前面に対向する対向部Xが前扉9に設けられる場合について説明したが、対向部Xは必ずしも前扉9に設けなくともよい。また、対向部Xは、カバー部材61をベース体51から取り除く際に突片64に接触して、突片64をカバー部材61から脱落させることができれば、突片64の前面全域が対向部Xに対向していてもよいし、突片64の一部が対向部Xに対向して配されてもよい。
なお、上記実施形態では、カバー部材61の固定部63が、ベース体51にネジnによって固定され、また、シリンダユニット11を錠ユニット31に固定する固定手段がネジNで構成される場合について説明したが、これらは例えば接着剤等でもよく、その具体的な構成は特に限定されるものではない。
また、上記実施形態では、カバー部材61に突片64を設けることとし、突片64が脱落することで、固定手段としてのネジNが露出することとした。しかしながら、カバー部材61をベース体51から取り除くと、シリンダユニット11を錠ユニット31に固定する固定手段が露出する関係性を有していればよく、装飾ユニットDの具体的な構成は上記実施形態に限定されるものではない。
また、上記実施形態では、基体としての外枠3に、扉体としての中扉5および前扉9が開閉自在に軸支される場合について説明したが、扉体は1つでもよく、また、扉体の構成や、扉体を軸支する基体の構成は適宜設計可能であることは言うまでもない。
3 …外枠(基体)
5 …中扉(扉体)
9 …前扉(扉体)
11 …シリンダユニット
11a …鍵穴
11c …フランジ部(被固定部)
31 …錠ユニット
32a …シリンダ固定面(固定面)
51 …ベース体
61 …カバー部材
61a …被覆面
62 …貫通孔
63 …固定部
64 …突片
65 …印
D …装飾ユニット
N …ネジ(固定手段)
X …対向部

Claims (1)

  1. 基体と、
    前記基体に対して開閉自在に軸支された前扉と該前扉よりも基体側にある中扉とで構成される扉体と、
    前記扉体の自由端側に設けられ、前記基体に対する該扉体の開放を規制する施錠状態、
    もしくは、該基体に対する該扉体の開放を可能とする解錠状態に変位する錠ユニットと、
    一端面に鍵穴が形成され、前記錠ユニットに設けられた固定面に固定手段を介して固定されるとともに、前記扉体が施錠状態にあるときに該鍵穴に挿入された鍵によって解錠操作がなされると、該解錠操作に連動して前記錠ユニットを施錠状態から解錠状態へと変位させるシリンダユニットと、
    前記前扉の自由端側に形成された切り欠きに対向するよう設けられ、前記シリンダユニットの鍵穴を前記前扉の前面に露出させた状態で、該シリンダユニットを前記錠ユニットに固定する固定手段よりも前面側に固定される装飾ユニットと、
    を備え、
    前記シリンダユニットは、前記錠ユニットの前記固定面に対して前記中扉の前面側に対向する被固定部を有し、該中扉の前面側から該被固定部に挿通された前記固定手段によって該固定面に固定され、
    前記装飾ユニットは、
    前記中扉に固定されるベース体と、
    前記ベース体の前面側に固定され、前記シリンダユニットの鍵穴を露出させる貫通孔が
    形成された被覆面を有するカバー部材と、
    を有し、
    前記カバー部材を前記ベース体から取り除くと、前記シリンダユニットを前記錠ユニットに固定する固定手段の挿通方向の後端が露出し、該固定手段による固定を解除して該錠ユニットから該シリンダユニットを取り外し可能となることを特徴とする遊技機。
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