JP6412772B2 - 筐体 - Google Patents

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本発明は、例えば電子機器等の被収容物を収容する筐体に関する。
ポンプを制御する制御盤は、筐体と、筐体内に収容されるインバータと、インバータの動作を制御するマイコンと、等を有している。筐体は、開口が設けられる筐体本体と、開口を開閉可能な扉部材と、を有している。
インバータやマイコン等筐体内に収容される被収容物は、被収容物に対するメンテナンス等の作業を考慮して開口に対向するように配置されている。このように配置されることによって、開口を通して被収容物に対してアクセスしやすくなる。
扉部材は、その内面に基板や配線などが固定される場合がある。この為、扉部材を開いた状態であっても、これら内面に固定される基板や配線に対するメンテナンス等の作業を行いやすくするために、扉部材は、所謂上下開きとなるように、回動支持部によって回動可能に筐体本体に取り付けられている。
また、複数の扉部材を有する筐体が提案されている。複数の扉部材によって、筐体本体の開口が開閉される(例えば、特許文献1参照。)。
特開2011−15949号公報
上述したように、筐体本体の開口を複数の扉部材で開閉する構造では、以下の問題があった。すなわち、開いた状態において開口を挟んで当該開口の一方の縁部から他方の縁部までわたされる扉部材を有する構造が考えられる。この場合、この扉部材が開いた状態であっても、この扉部材によって開口の一部が塞がれるため、被収容物に対してアクセスしにくくなる。この為、被収容物に対する作業の効率が悪くなる。
本発明は、被収容物に対する作業の効率を向上できる筐体を提供することを目的とする。
本発明の筐体は、開口を有する筐体本体と、前記開口の一部を開閉可能に前記筐体本体に設けられ、前記開口の前記一部を開く状態において端部が前記開口上に配置される第1の扉部材と、前記筐体本体に設けられ、前記端部を回動可能にかつ前記第1の扉部材を前記筐体本体に対して着脱可能に支持する回動支持部と、前記開口において前記第1の扉部材によって開閉される範囲以外の範囲を開閉する第2の扉部材と、前記第1の扉部材を、前記端部が前記開口を塞がない位置に固定する固定手段と、を備える。
本発明によれば、被収容物に対する作業の効率を向上できる筐体を提供できる。
本発明の一実施形態に係る制御盤の扉部が閉じた状態を示す同制御盤の正面図。 同扉部が開いた状態を示す同制御盤の斜視図。 同制御盤の筐体本体の回動支持部近傍を示す拡大図。 同回動支持部が同筐体本体の下壁部に固定された状態を示す同制御盤の斜視図。
本発明の一実施形態に係る制御盤10を、図1,2,3,4を用いて説明する。図1は、制御盤10の扉部50が閉じた状態を示す制御盤10の正面図である。本実施形態では、制御盤10の上下方向Vは、重力が作用する方向を下方向とし、これと反対方向を上方向として定義される。
図2は、扉部50が開いた状態を示す制御盤10の正面図である。制御盤10は、一例として2つのポンプを有するポンプ装置に用いられる。図2に示すように、制御盤10は、2つのポンプのうちの一方の動作を制御する第1のインバータ5と、他方のポンプの動作を制御する第2のインバータ6と、インバータ5,6の動作を制御するマイコンや電子部品が実装された基板8と、これらを収容可能に形成される筐体20と、を有している。
筐体20は、床面2に設置される基部30と、基部30上に固定される筐体本体40と、筐体本体40の開口41を開閉可能に設けられる扉部50と、を有している。筐体本体40は、内部に収容空間を有する直方形状である。開口41は、筐体本体40の正面に形成されている。
開口41は、その縁が矩形となるように形成されている。筐体本体40は、上壁部42と、第1の側壁部43と、第2の側壁部44と、下壁部45と、後壁部42aと、を有している。開口41は、壁部42,43,44,45内に開口している。開口41の下縁41aは、基部30によって、床面2に対して高い位置に位置している。
上壁部42は、水平方向に延びている。第1の側壁部43は、上壁部42の一端に連結されており、上壁部42に対して下方に延びている。第2の側壁部44は、上壁部42の他端に連結されており、上壁部42に対して下方に延びている。
下壁部45は、第1の側壁部43の下端と第2の側壁部44の下端とに連結されており、水平方向に延びている。下壁部45の一端部には、ねじ90が螺合可能な第1のねじ穴(固定手段、回動支持部用固定部)45aが形成されている。下壁部45の他端部には、ねじ90が螺合可能な第2のねじ穴(固定手段、回動支持部用固定部)45bが形成されている。後壁部42aは、壁部42,43,44,45の後端に連結されている。
扉部50は、開口41の上側範囲を開閉可能に設けられる上扉部材(第1の扉部材)60と、上扉部材60をその下端部を回動中心として回動可能に筐体本体40に支持する回動支持部(固定手段、回動支持部)70と、開口41の下側範囲を開閉可能に設けられる第1の下扉部材(第2の扉部材)80及び第2の下扉部材(第2の扉部材)81と、を有している。
上扉部材60は、所謂上下開き扉部材である。上扉部材60は、開口41の上側範囲を塞ぐことが可能な大きさを有する底壁部61と、底壁部61の周縁から立ち上がる周壁部62と、を有している。底壁部61は、矩形状に形成されている。
周壁部62は、基板8やカバー部材4等、上扉部材60に固定される被固定部材を配置可能なスペースを確保可能に形成される。周壁部62は、第3の側壁部63と、第4の側壁部64と、第5の側壁部65と、第6の側壁部66と、を有している。第3の側壁部63は、上扉部材60が図1に示すように閉じたときに上端となる底壁部61の縁に設けられ、上扉部材60が閉じたときに上壁部42に接触可能に形成されている。第4の側壁部64は、上扉部材60が閉じたときに下端となる底壁部61の縁に設けられ、上扉部材60が閉じたときに筐体本体40の下壁部45に接触可能に形成されている。
第5の側壁部65は、上扉部材60が閉じたときの上下方向Vに沿う一方の縁に設けられ、上扉部材60が閉じたときに筐体本体40の第1の側壁部43に接触可能に形成されている。
第5の側壁部65の第4の側壁部64側の一端には、第5の側壁部65が延びる方向に第4の側壁部64に対して突出する第1の突出部67が設けられている。第1の突出部67は、上扉部材60が図2に示すように略90度開いた状態において第4の側壁部64の上縁64aよりも上方に位置する。第1の突出部67は、図1に示すように、水平方向外側に突出する第1の回動軸部67aが設けられている。
第6の側壁部66は、上扉部材60が閉じたときの底壁部61の上下方向Vに沿う他方の縁に設けられ、上扉部材60が開いたときに筐体本体40の第2の側壁部44に接触可能に形成されている。
第6の側壁部66の第4の側壁部64側の一端には、第6の側壁部66が延びる方向に第4の側壁部64に対して突出する第2の突出部68が設けられている。第2の突出部68は、上扉部材60が図2に示すように開いた状態において第4の側壁部64の上縁64aよりも上方に位置する。第2の突出部68は、図1に示すように、水平方向外側に突出する第2の回動軸部68aが設けられている。第2の回動軸部68aは、第1の回動軸部67aと同軸に配置されている。
回動支持部70は、開口41の上側範囲と下側範囲との境界部分に設けられている。図3は、筐体本体40において回動支持部70が設けられる部分を示す拡大図である。図3では、扉部材60,81,82は省略されている。
図3に示すように、回動支持部70は、開口41を水平方向にまたぐように筐体本体40に固定される基部71と、基部71の水平方向一端部に設けられる第3の突出部74と、基部71及び第3の突出部74に設けられる第1の支持壁部72と、基部71の水平方向他端部に設けられる第4の突出部75と、基部71及び第4の突出部75に設けられる第2の支持壁部73と、を有している。
第3の突出部74は、基部71の水平方向一端部に設けられており、基部71に対して上方に突出している。第4の突出部75は、基部71の水平方向他端部に設けられており、基部71に対して上方に突出している。
第3の突出部74は、ねじ90が挿通可能な第1の貫通孔74aが形成されている。第4の突出部75は、ねじ90が挿通可能な第2の貫通孔75aが形成されている。第1の側壁部43の中腹部は、ねじ90が螺合可能な第3のねじ穴43aが形成されている。第2の側壁部44の中腹部は、ねじ90が螺合可能な第4のねじ穴44aが形成されている。
基部71は、第1の貫通孔74a内を挿通したねじ90を第3のねじ穴43aに螺合し、かつ、第2の貫通孔75a内を挿通したねじ90を第4のねじ穴44aに螺合することによって、筐体本体40に固定される。
なお、基部71は、第1の貫通孔74aを挿通したねじ90を第1のねじ穴45aに螺合し、かつ、第2の貫通孔75aを挿通したねじ90を第2のねじ穴45bに螺合することによって、筐体本体40の下壁部45に固定可能である。
第1の支持壁部72は、基部71及び第3の突出部74の上下方向Vに沿う縁に設けられている。第1の支持壁部72は、上扉部材60の第1の突出部67に対して水平方向外側に配置されている。
第1の支持壁部72は、第3の突出部74の上端から基部71の下端まで延びており、基部71及び第3の突出部74に対して立ち上がる形状を有している。第1の支持壁部72において第3の突出部74より下側の部分には、第1の回動軸部67aを回動可能に収容する第3の貫通孔72aが形成されている。
第2の支持壁部73は、基部71及び第4の突出部75の上下方向Vに沿う縁に設けられている。第2の支持壁部73は、上扉部材60の第2の突出部68に対して水平方向外側に配置されている。
第2の支持壁部73は、第4の突出部75の上端から基部71の下端まで延びており、基部71及び第4の突出部75に対して立ち上がる形状を有している。第2の支持壁部73において第4の突出部75より下側の部分には、第2の回動軸部68aを回動可能に収容する第4の貫通孔73aが形成されている。第4の貫通孔73aは、第3の貫通孔72aと同軸に配置されている。
上扉部材60の第1の突出部67の第1の回動軸部67aが回動支持部70の第1の支持壁部72の第3の貫通孔72a内に回動可能に支持され、かつ、上扉部材60の第2の突出部68の第2の回動軸部68aが回動支持部70の第2の支持壁部73の第4の貫通孔73a内に回動可能に支持されることによって、上扉部材60は、筐体本体40に上下方向Vに回動可能に支持される。
また、回動支持部70は、上扉部材60が閉じた状態から図2に示すように略90度以上回動することを阻止するストッパ構造を有している。なお、本実施形態では、ストッパ構造の一例として、第4の側壁部64と基部71とを有している。上扉部材60が閉じた状態から図2に示すように略90度回動すると第4の側壁部64が基部71に当接することによって、その回動が停止される。
第1の下扉部材80は、所謂左右開き扉部材である。第1の下扉部材80は、開口41の下側範囲の第1の側壁部43側の範囲を開閉可能な大きさを有している。第1の下扉部材80は、第1の側壁部43に回動可能に支持されている。第1の下扉部材80は、上下方向Vに平行な回転軸回りに開閉する。
第2の下扉部材81は、所謂左右開き扉部材である。第2の下扉部材81は、開口41の下側範囲の下壁部45側の範囲を開閉可能な大きさを有している。第2の下扉部材81は、下壁部45に回動可能に支持されている。第2の下扉部材81は、上下方向Vに平行な回転軸回りに回動する。
第1のインバータ5は、筐体本体40内の上側において第1の側壁部43側に設置されている。第2のインバータ6は、筐体本体40内の上側において第2の側壁部44側に設置されている。
基板8は、上扉部材60の底壁部61の内面に固定されている。底壁部61の内面は、上扉部材60が図1に示すように閉じた状態において筐体本体40内に面する面である。底壁部61には、基板8を固定するためのボス部(被固定部材用固定部)8aが設けられている。基板8には複数のケーブル9が接続されている。
ケーブル9は、筐体20内に収容される装置同士を電気的に接続している。一例として、ケーブル9は、インバータ5,6や基板8に実装されるマイコンに接続されている。図4は、回動支持部70が筐体本体40の下壁部45に固定された状態を示す制御盤10の正面図である。図4に示すように、ケーブル9は、回動支持部70及び上扉部材60を下壁部45に固定可能な長さを有している。
言い換えると、ケーブル9は、上扉部材60を図2に示すように筐体本体40の上下方向中腹部に固定される位置と図4に示すように下壁部45に固定される位置との間で移動可能な長さを有している。上扉部材60には、基板8を覆うように配置されるカバー部材(被固定部材)4が設けられている。底壁部61には、カバー部材4が固定されるボス部(被固定部材用固定部)4aが設けられる。
次に、上扉部材60の開動作について説明する。図1に示すように閉じた状態の上扉部材60を手前側に引くことによって、上扉部材60は、回動軸部67a,68a回りに手前側に回動する。上扉部材60は、閉じた状態から略90度回動すると、図2に示すように、回動支持部70のストッパ構造によって回動が停止されて開いた状態が保持される。この為、開いた状態の上扉部材60は、開口41の上下方向中腹部を水平方向にまたぐように配置される。言い換えると、上扉部材60は、開いた状態において、その回動中心となる端部が、開口41上に配置される。
第1の回動軸部67aが第3の突出部74よりも下方に位置し、かつ、第2の回動軸部68aが第4の突出部75よりも下方に位置することによって、略90度回動した上扉部材60は、回動支持部70の基部71の上縁よりも下方に位置するようになる。
次に、下扉部材80,81の開動作について説明する。図1に示す閉じた状態の第1の下扉部材80は、右方向に回動することによって、開く。図1に示す閉じた状態の第2の下扉部材81は、左方向に回動することによって、開く。
次に、インバータ5,6をメンテナンスする際の手順について、一例を説明する。まず、図2に示すように、扉部材60,80,81を開く。次に、回動支持部70を開口41の中腹部に固定しているねじ90を取り外す。
次に、回動支持部70と上扉部材60との一体物を筐体本体40から取り外す。次に、取りはずされた回動支持部70及び上扉部材60の一体物を、図4に示すように、筐体本体40の下壁部45に固定する。具体的には、上扉部材60を開いた状態で、回動支持部70の第3の突出部74の第1の貫通孔74aを基部71が第3の突出部74に対して下方に位置する姿勢で筐体本体40の第1のねじ穴45aに重ね合わせる。次に、ねじ90を第1の貫通孔74aを通して第1のねじ穴45aに螺合する。
同様に、回動支持部70の第4の突出部75の第2の貫通孔75aを基部71が第4の突出部75に対して下方に位置する姿勢で筐体本体40の第2のねじ穴45bに重ね合わせる。次に、ねじ90を第2の貫通孔75aを通して第2のねじ穴45bに螺合する。
筐体本体40が基部30上に設置されることにより、上扉部材60が略90度開いても、上扉部材60が床面2に接触することはない。
基部71が突出部74,75よりも下方に位置することによって、基部71は、開口41の下縁41aよりも下方に位置する。さらに、第1の回動軸部67aが第3の突出部74よりも下方に位置し、かつ、第2の回動軸部68aが第4の突出部75よりも下方に位置することによって、略90度回動した上扉部材60は、回動支持部70の基部71の上縁よりも下方に位置する。
この為、上扉部材60及び回動支持部70は、開口41の下縁41aよりも下方に位置するようになるので、開口41を水平方向にまたがない。言い換えると、上扉部材60及び回動支持部70は、開口41を塞がない。上扉部材60及び回動支持部70が開口41を塞がないことによって、筐体本体40内にアクセスしやすくなる。
次に、開口41を通して、インバータ5,6をメンテナンスする。
このように構成された制御盤10では、インバータ5,6をメンテナンスする際に上扉部材60を取り外すことができるので、筐体本体40内にアクセスしやすくなる。この為、インバータ5,6に対するメンテナンス作業の効率を向上することができる。
また、上扉部材60を筐体本体40の下壁部45に固定できるため、メンテナンス作業のために取り外した上扉部材60を紛失することを防止できる。
また、上扉部材60を下壁部45に固定することによって、ケーブル9とインバータ5,6との接続部の破損、ケーブル9と基板(被固定部材)8との接続部の破損、及び、ケーブル9の断線を防止することができる。
この点について説明する。例えば、上扉部材60が固定されていない場合では、上扉部材60が筐体本体40に対して移動されると、ケーブル9に張力が作用し、この張力によって、ケーブル9とインバータ5,6との接続部の破損、ケーブル9と基板8との接続部の破損、及び、ケーブル9の断線が生じる場合がある。しかしながら、上扉部材60が筐体本体40に固定されることによって、上扉部材60が移動することを防止できるので、ケーブル9に張力が生じることを防止できる。この為、ケーブル9とインバータ5,6との接続部の破損、ケーブル9と基板8との接続部の破損、及び、ケーブル9の断線を防止できる。
また、回動支持部70と上扉部材60との一体物を筐体本体40の下壁部45に固定することによって、筐体本体40に対する上扉部材60の固定に回動支持部70を利用するとこができる。この為、上扉部材60を下壁部45に固定するための特別な構造を上扉部材60に設けることがないので、上扉部材60の構造を複雑にすることがない。
また、ねじ90を用いて回動支持部70を筐体本体40に固定するため、回動支持部70の着脱作業を簡単に行うことができる。
また、回動支持部70が、基部71及び突出部74,75を有することにより、上扉部材60の回動軸部67a,68aが基部71の上縁よりも下方に配置される。この為、回動支持部70を筐体本体40の下壁部45に固定してストッパ構造によりその回動が停止されるまで上扉部材60を開いた状態では、回動支持部70及び上扉部材60が開口41の下縁41aよりも下方に配置される。この為、開口41を最大に開くことができるので、インバータ5,6に対するメンテナンス等の作業を行いやすくなる。
なお、本発明は、既存の筐体を利用して構成され、容積が拡大された筐体に対して有効である。この点について説明する。扉部材として例えば上扉部材60のように上下開きの扉部材のみと、筐体本体としてこの上下開の扉部材のみで開閉可能な開口を有する筐体本体と、を有する筐体を用いてより大きな開口を有する筐体を構成する場合、開口において拡大された範囲を開閉するための扉部材が新たに設けられる。開口が下方に拡大された場合では、この上下開きの扉部材は、開口の上下方向中腹において水平方向にまたがるように配置されることになる。言い換えると、扉部材が一方の側壁部から他方の側壁部まで延びるように、開口上に配置されるようになる。
例えば、本実施形態の筐体20は、上扉部材60と、上扉部材60によって開閉可能な開口を有する筐体本体と、を有する筐体を利用して構成することができる。この場合、第1の側壁部43は、既存の筐体を構成していた部分と、新たに加えられる部分とを有するようになる。第1の側壁部43において既存の筐体を構成していた部分は、開口41において上扉部材60によって開閉する範囲を規定する。第1の側壁部43において新たに追加された部分は、開口41において下扉部材80,81によって開閉される範囲を規定する。
同様に、第2の側壁部44は、既存の筐体を構成していた部分と、新たに加えられる部分とを有するようになる。第2の側壁部44において既存の筐体を構成していた部分は、開口41において上扉部材60によって開閉する範囲を規定する。第2の側壁部44において新たに追加された部分は、開口41において下扉部材80,81によって開閉される範囲を規定する。
上扉部材60は、基板8やカバー部材4を固定するためのボス部4a,8aを有している。このため、筐体本体40の開口41を1つの扉部材で開閉すべくこの扉部材を形成する場合、この扉部材には、基板8とカバー部材4を固定するためのボス部4a,8aを設けるとともに、これら基板8とカバー部材4とを収容可能なスペースを確保するための周壁部を設ける必要がある。このため、この扉部材を作成する場合、コストが高くなる。
この為、既存の筐体を利用して筐体20を構成する場合、作成のコストが高い上扉部材60を利用ので、筐体20の低コスト化を図ることができる。
また、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態では、本発明は、開いた状態においてその端部が開口上に配置される扉部材の一例として上下開きの上扉部材60を有する筐体に用いられた。他の例としては、例えば、本発明は、開いた状態においてその回動中心となる端部が開口上に配置される左右開きの扉部材を有する筐体に用いられてもよい。この場合、この左右開きの扉部材が、筐体本体に対して着脱される。開いた状態にその端部が開口上に配置される左右開きの扉部材を有する筐体に本発明が用いられても、上記実施形態と同様の効果が得られる。
この発明は、上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、上述した実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良い。さらに、異なる実施形態の構成を組み合わせてもよい。
以下に、本願出願の当初の特許請求範囲に記載された発明を付記する。
[1]
開口を有する筐体本体と、
前記開口の一部を開閉可能に前記筐体本体に設けられ、前記開口の前記一部を開く状態において端部が前記開口上に配置される第1の扉部材と、
前記筐体本体に設けられ、前記端部を回動可能にかつ前記第1の扉部材を前記筐体本体に対して着脱可能に支持する回動支持部と、
前記開口において前記第1の扉部材によって開閉される範囲以外の範囲を開閉する第2の扉部材と、
を具備することを特徴とする筐体。
[2]
前記第1の扉部材を、前記端部が前記開口を塞がない位置に固定する固定手段を具備する
ことを特徴とする[1]に記載の筐体。
[3]
前記回動支持部は、前記筐体本体に対して着脱可能に設けられ、
前記固定手段は、
前記回動支持部と、
前記筐体本体に設けられて前記回動支持部を固定可能な回動支持部用固定部と、
を具備することを特徴とする[2]に記載の筐体。
[4]
前記回動支持部は、ねじによって前記筐体本体に固定される
ことを特徴とする[3]に記載の筐体。
[5]
前記第1の扉部材は、被固定部材を固定可能な被固定部材用固定部を有する
ことを特徴とする[1]に記載の筐体。
4a…ボス部(被固定部材用固定部)、8a…ボス部(被固定部材用固定部)、10…筐体、40…筐体本体、41…開口、45a…第1のねじ穴(固定手段、回動支持部用固定部)、45b…第2のねじ穴(固定手段、回動支持部用固定部)、60…上扉部材(第1の扉部材)、70…回動支持部(固定手段)、80…第1の下扉部材(第2の扉部材)、81…第2の下扉部材(第2の扉部材)。

Claims (4)

  1. 開口を有する筐体本体と、
    前記開口の一部を開閉可能に前記筐体本体に設けられ、前記開口の前記一部を開く状態において端部が前記開口上に配置される第1の扉部材と、
    前記筐体本体に設けられ、前記端部を回動可能にかつ前記第1の扉部材を前記筐体本体に対して着脱可能に支持する回動支持部と、
    前記開口において前記第1の扉部材によって開閉される範囲以外の範囲を開閉する第2の扉部材と
    前記第1の扉部材を、前記端部が前記開口を塞がない位置に固定する固定手段と、
    を具備することを特徴とする筐体。
  2. 前記回動支持部は、前記筐体本体に対して着脱可能に設けられ、
    前記固定手段は、
    前記回動支持部と、
    前記筐体本体に設けられて前記回動支持部を固定可能な回動支持部用固定部と、
    を具備すことを特徴とする請求項1に記載の筐体。
  3. 前記回動支持部は、ねじによって前記筐体本体に固定される
    ことを特徴とする請求項2に記載の筐体。
  4. 前記第1の扉部材は、被固定部材を固定可能な被固定部材用固定部を有する
    ことを特徴とする請求項に記載の筐体。
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