JP6167640B2 - シリンダ錠 - Google Patents

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本発明は、シリンダ錠に関する。
特許文献1には、キーコードを変更することが可能なシリンダ錠が開示されている。
特許文献1 特開2007−77648号公報
シリンダ錠は、使用を繰り返すことで、内部の部品が摩耗する可能性がある。しかしながら、シリンダ錠の内部の部品の摩耗量を把握することは困難な場合が多い。
本発明の一態様に係るシリンダ錠は、外筒と、外筒内に外筒の軸線を中心に回転可能に配置され、鍵が挿入される鍵穴が形成された内筒と、外筒の外面および内筒の内面のいずれか一方から突出し、外筒の外面および内筒の内面のいずれか他方と接触する突出部と、突出部を外部から目視可能に露出する露出部とを備える。
上記シリンダ錠において、露出部は、内筒が外筒に対して開錠位置にある場合に、突出部を外部から目視可能に露出してもよい。
上記シリンダ錠において、突出部は、内筒が外筒に対して施錠位置から開錠位置まで回転する間に、外筒の外面および内筒の内面のいずれか他方と接触してもよい。
上記シリンダ錠において、突出部は、鍵穴の挿入口が形成される内筒の正面から突出し、露出部は、内筒の正面に対向する外筒の正面に形成されてもよい。
上記シリンダ錠において、露出部は、内筒が外筒に対して施錠位置にある場合に、鍵穴の挿入口の一部を露出してもよい。
上記シリンダ錠において、突出部は、内筒が外筒に対してキーコードをリセットするリセット位置にある場合に、鍵穴の挿入口の一部を露出してもよい。
上記シリンダ錠において、内筒は、鍵穴の挿入口が形成されている正面と、正面と反対の面である背面とを有し、突出部は、内筒の背面から突出し、内筒は、内筒の背面の突出部とは異なる位置から突出する他の突出部をさらに有し、露出部は、内筒の背面に対向する外筒の背面に形成され、内筒が外筒に対して回転する回転量を規制すべく、内筒が外筒に対して回転する場合に他の突出部が移動可能な範囲を画定してもよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本実施形態に係る遊技機の外観斜視図の一例を示す図である。 鍵をシリンダ錠に対して反時計回りに回した場合の遊技機の正面側の様子を示す図である。 鍵をシリンダ錠に対して時計回りに回した場合の遊技機の正面側の様子を示す図である。 鍵をシリンダ錠に対して時計回りに回した場合の遊技機の背面側の様子を示す図である。 施錠ユニットの背面側から見た分解斜視図の一例を示す図である。 施錠ユニットの正面側から見た分解斜視図の一例を示す図である。 施錠状態にある施錠ユニットの背面側から見た断面図の一例を示す図である。 施錠状態にある施錠ユニットの側面側から見た断面図の一例を示す図である。 シリンダ錠が第1の開錠状態にある場合の施錠ユニットの背面側から見た断面図の一例を示す図である。 シリンダ錠が第1の開錠状態にある場合の施錠ユニットの側面側から見た断面図の一例を示す図である。 シリンダ錠が第2の開錠状態にある場合の施錠ユニットの背面側から見た断面図の一例を示す図である。 シリンダ錠が第2の開錠状態にある場合の施錠ユニットの側面側から見た断面図の一例を示す図である。 シリンダ錠および鍵の正面側から見た外観斜視図の一例を示す図である。 シリンダ錠の背面側から見た外観斜視図の一例を示す図である。 内筒の外観斜視図の一例を示す図である。 シリンダ錠の正面側から見た外観図の一例を示す図である。 外筒および内筒の外筒の軸線に沿った断面図の一例を示す図である。 図17Aに示す符号300で示した囲み部分の拡大図を示す図である。 内筒が外筒に対して開錠位置にある場合における鍵が挿入された状態のシリンダ錠の外観斜視図の一例である図である。 本実施形態の変形例に係るシリンダ錠の背面側から見た外観斜視図の一例を示す図である。 本実施形態の変形例に係るシリンダ錠の背面側から見た平面図の一例を示す図である。 本実施形態の変形例に係る出力軸の外観斜視図の一例を示す図である。 本実施形態の変形例に係る外筒および内筒の外筒20の軸線に沿った断面図の一例を示す図である。 図22Aに示す符号302で示した囲み部分の拡大図を示す図である。 シリンダ錠を備える他の実施形態に係る遊技機の外観斜視図の一例を示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係る遊技機100の外観斜視図の一例を示す。遊技機100は、枠102、遊技機本体104、カバー106、およびシリンダ錠10を備える。
枠102は、矩形の枠体であり、遊技機100は、枠102を介して遊技場の島設備に固定される。枠102は、例えば、4枚の木製の板材を組み合わせることで、矩形状を形成してもよい。遊技機本体104は、枠102の幅方向の一辺にヒンジを介して固定されることで、枠102に開閉可能に支持される。なお、枠102は、遊技機本体104を収容する箱状の枠体でもよい。
遊技機本体104は、遊技盤および遊技機100の遊技処理を制御する制御回路を備える。カバー106は、遊技盤を視認可能に覆う。カバー106は、ガラス、透明性を有する樹脂などにより構成されてもよい。カバー106は、遊技機本体104の幅方向の一辺にヒンジを介して固定されることで、遊技機本体104に対して開閉可能に支持される。なお、遊技機本体104が開閉可能に支持される枠102の一辺と、カバー106が開閉可能に支持される遊技機本体104の一辺とは同一方向の一辺である。
シリンダ錠10は、遊技機本体104に設けられ、枠102に対する遊技機本体104の施錠を行う。シリンダ錠10は、遊技機本体104に対するカバー106の施錠をさらに行う。シリンダ錠10は、鍵穴を有し、鍵穴に鍵50が挿入される。例えば、鍵50がシリンダ錠10に対して時計回りに回転されることで、シリンダ錠10は、枠102に対する遊技機本体104の施錠状態を開錠状態にする。また、鍵50がシリンダ錠10に対して反時計回りに回転されることで、シリンダ錠10は、遊技機本体104に対するカバー106の施錠状態を開錠状態にする。シリンダ錠10は、キーコードを変更可能なシリンダ錠でもよい。
図2は、鍵50をシリンダ錠10に対して反時計回りに回した場合の遊技機100の正面側の様子を示す。鍵50をシリンダ錠10に対して反時計回りに回転させることにより、遊技機本体104が枠102に対して施錠された状態で、カバー106が、遊技機本体104に対して開錠状態となる。これにより、ユーザは、遊技機本体104の正面に設けられた遊技盤などに対する保守作業などを行うことができる。
図3は、鍵50をシリンダ錠10に対して時計回りに回した場合の遊技機100の正面側の様子を示す。鍵50をシリンダ錠10に対して時計回りに回転させることにより、カバー106が遊技機本体104に対して施錠された状態で、遊技機本体104が、枠102に対して開錠状態になる。これにより、ユーザは、遊技機本体104の裏面に設けられた制御ユニット、遊技球経路などに対する保守作業などを行うことができる。なお、枠102に設けられた本体鉤受けユニット230aおよび230bは、遊技機本体104を枠102に施錠するための部材である。
図4は、鍵50をシリンダ錠10に対して時計回りに回した場合の遊技機100の背面側の様子を示す。遊技機本体104の裏面の開放側の一辺には、施錠ユニット200が固定されている。施錠ユニット200が、シリンダ錠10と協働して、枠102に対する遊技機本体104の施錠状態と開錠状態との切り替え、および遊技機本体104に対するカバー106の施錠状態と開錠状態との切り替えを行う。
図5は、施錠ユニット200の背面側から見た分解斜視図の一例を示す。施錠ユニット200は、取付フレーム202、鉤連結板204、可動プレート207、可動プレート209、バネ208、およびバネ210を備える。
シリンダ錠10は、取付フレーム202に固定される。シリンダ錠10は、外筒20および内筒30を備える。内筒30の背面の出力軸には、カム板12が取り付けられる。
取付フレーム202は、遊技機本体104に固定される。取付フレーム202は、取付フレーム202の長手方向に沿って移動可能に鉤連結板204を支持する。鉤連結板204は、長手方向の一端側にカバー鉤205aおよび本体鉤206aを有する。鉤連結板204は、長手方向の他端側にカバー鉤205bおよび本体鉤206bをさらに有する。
可動プレート207は、段付きビスによって取付フレーム202の長手方向に移動可能に取り付けられる。バネ208は、一端が可動プレート207に取り付けられ、他端が取付フレーム202に取り付けられる。鉤連結板204が、取付フレーム202の長手方向の上方に移動した場合、可動プレート207は、鉤連結板204に設けられた復元力伝達凸部211に押されて取付フレーム202の長手方向の上方に移動する。この状態では、バネ208が伸びた状態にある。したがって、鉤連結板204に対する上方への力がなくなった段階で、バネ208の復元力により、可動プレート207は、取付フレーム202の長手方向の下方に移動し、元の位置に戻る。
可動プレート209は、段付きビスによって取付フレーム202の長手方向に移動可能に取り付けられる。バネ210は、一端が可動プレート209に取り付けられ、他端が取付フレーム202に取り付けられる。鉤連結板204が、取付フレーム202の長手方向の下方に移動した場合、可動プレート209は、鉤連結板204に設けられた復元力伝達凸部211に押されて取付フレーム202の長手方向の下方に移動する。この状態では、バネ210が伸びた状態にある。したがって、鉤連結板204に対する下方への力がなくなった段階で、バネ210の復元力により、可動プレート209は、取付フレーム202の長手方向の上方に移動し、元の位置に戻る。
図6は、施錠ユニット200の正面側から見た分解斜視図の一例を示す。鉤連結板204は、カム板12の凸部12aおよび凸部12bに対応する位置に、カム孔212aおよびカム孔212bを有する。シリンダ錠10が施錠状態にある場合、カム板12の凸部12aおよび凸部12bは、カム孔212aおよびカム孔212bに挿入された状態にある。
図7は、施錠状態にある施錠ユニット200の背面側から見た断面図の一例を示す。上記の通り、シリンダ錠10が施錠状態にある場合、カム板12の凸部12aおよび凸部12bは、鉤連結板204に設けられたカム孔212aおよびカム孔212bに挿入された状態にある。
図8は、施錠状態にある施錠ユニット200の側面側から見た断面図の一例を示す。シリンダ錠10が施錠状態にある場合、鉤連結板204に設けられたカバー鉤205aおよびカバー鉤205bは、カバー106に固定されているカバー鉤受けユニット220に係合している。よって、シリンダ錠10が施錠状態にある場合には、カバー106は、遊技機本体104に対して施錠状態にある。また、鉤連結板204に設けられた本体鉤206aおよび本体鉤206bは、枠102に固定されている本体鉤受けユニット230aおよび本体鉤受けユニット230bに係合している。よって、シリンダ錠10が施錠状態にある場合には、遊技機本体104は、枠102に対して施錠状態にある。
図9は、鍵50が反時計回りに回されて、シリンダ錠10が第1の開錠状態にある場合の施錠ユニット200の背面側から見た断面図の一例を示す。鍵50が反時計回りに回されると、カム板12が回転し、カム板12の一方の凸部12aがカム孔212aに係合した状態で、カム板12の他方の凸部12bとカム孔212bとの係合が解除される。カム板12の回転に伴いカム板12の凸部12aが下方に移動することにより、鉤連結板204が、取付フレーム202の長手方向に沿って下方に移動する。
図10は、鍵50が反時計回りに回されて、シリンダ錠10が第1の開錠状態にある場合の施錠ユニット200の側面側から見た断面図の一例を示す。
上記の通り、鍵50が反時計回りに回されると、カム板12の回転に伴い、鉤連結板204が、取付フレーム202の長手方向に沿って下方に移動する。鉤連結板204が下方に移動することによって、カバー鉤205aおよびカバー鉤205bとカバー鉤受けユニット220との間の係合が解除される。一方、本体鉤206aおよび本体鉤206bと本体鉤受けユニット230aおよび本体鉤受けユニット230bとの間の係合は維持される。よって、遊技機本体104が枠102に対して施錠された状態で、カバー106は、遊技機本体104に対して開錠された状態になる。
図11は、鍵50が時計回りに回されて、シリンダ錠10が第2の開錠状態にある場合の施錠ユニット200の背面側から見た断面図の一例を示す。鍵50が時計回りに回されると、カム板12が回転し、カム板12の他方の凸部12bがカム孔212bに係合した状態で、カム板12の一方の凸部12aとカム孔212aとの係合が解除される。カム板12の回転に伴いカム板12の凸部12bが上方に移動することにより、鉤連結板204が、取付フレーム202の長手方向に沿って上方に移動する。
図12は、鍵50が時計回りに回されて、シリンダ錠10が第2の開錠状態にある場合の施錠ユニット200の側面側から見た断面図の一例を示す。
上記の通り、鍵50が時計回りに回されると、カム板12の回転に伴い、鉤連結板204が、取付フレーム202の長手方向に沿って上方に移動する。鉤連結板204が上方に移動することによって、本体鉤206aおよび本体鉤206bと本体鉤受けユニット230aおよび本体鉤受けユニット230bとの間の係合が解除される。一方、カバー鉤205aおよびカバー鉤205bとカバー鉤受けユニット220との間の係合は維持される。よって、カバー106が遊技機本体104に対して施錠された状態で、遊技機本体104は、枠102に対して開錠された状態になる。
以上の通り、遊技機100が備えるシリンダ錠10により、枠102に対する遊技機本体104の施錠、および遊技機本体104に対するカバー106に対する施錠が行われる。
ところで、上記のような遊技機100などに設けられるシリンダ錠10は、使用に伴い内部の部品が摩耗することがある。しかし、内部の部品の摩耗量は、シリンダ錠10の外観からは確認することが困難である。
シリンダ錠10は、セキュリティを確保するために、鍵50のキーコードを変更可能なタイプも多く用いられる。このようなシリンダ錠10の場合、鍵50のキーコードを変更して、シリンダ錠10を再利用することもある。上記の通り、シリンダ錠10の外観から内部の部品の摩耗量を確認することが困難なので、シリンダ錠10を再利用可能かどうかを、シリンダ錠10の外観から判断することは困難である。
そこで、本実施形態に係るシリンダ錠10は、内部の部品の摩耗量をシリンダ錠10の外観を目視することで判断可能な機能を提供する。
図13は、本実施形態に係るシリンダ錠10および鍵50の正面側から見た外観斜視図の一例を示す。シリンダ錠10は、外筒20および内筒30を備える。鍵50は、把手部52および挿入部54を備える。
内筒30は、外筒20内に外筒20の軸線を中心に回転可能に配置され、鍵50の挿入部54が挿入される鍵穴32が形成されている。内筒30は、鍵穴32に挿入された鍵50が時計回りまたは反時計回りに回転することに対応して、外筒20の軸線を中心に時計回りまたは反時計回りに回転する。
図14は、本実施形態に係るシリンダ錠10の背面側から見た外観斜視図の一例を示す。外筒20は、外筒本体22、背面カバー24、および取り付けフランジ27を有する。外筒本体22および取り付けフランジ27は、一体的に構成されてもよい。取り付けフランジ27には、内筒30を外筒本体22の内部に挿入するための開口が形成されている。背面カバー24は、取り付けフランジ27に形成された開口を覆う。シリンダ錠10は、取り付けフランジ27を介して施錠ユニット200に取り付けられる。
内筒30は、鍵穴32の挿入口が形成される正面と、正面と反対の面である背面とを有する。内筒30は、背面側に出力軸34をさらに有する。出力軸34の先端には、カム板12が取り付けられる。背面カバー24には、開口24aが形成されている。
出力軸34は、出力軸34の中心軸の周囲の背面から突出する突出部35を有する。開口24aは、内筒30が外筒20に対して回転する回転量を規制すべく、内筒30が外筒20に対して回転する場合に突出部35が移動可能な範囲を画定している。
図15は、内筒30の外観斜視図の一例を示す。内筒30は、正面33に鍵穴32の挿入口32aが形成されている。内筒30は、正面33から突出する突出部36をさらに備える。突出部36は、外筒20の外面および内筒30の内面のいずれか一方から突出し、外筒の外面および内筒の内面のいずれか他方と接触する突出部の一例である。さらに言えば、突出部36は、内筒30が外筒20に対して施錠位置から開錠位置まで回転する間に、外筒20の外面および内筒30の内面のいずれか他方と接触する突出部の一例である。
内筒30および突出部36は、同一の材料により構成されてもよい。内筒30および突出部36は、鋳造により一体的に形成されてもよい。内筒30および突出部36は、異なる材料により構成されてもよい。突出部36は、内筒30の正面33に形成した孔にピン状の部材を挿入することで構成されてもよい。突出部36は、内筒30の正面33に接着剤により接着されることで構成されてもよい。
図16は、シリンダ錠10の正面側から見た外観図の一例を示す。内筒30の構造を説明するために、外筒20は、透明な部材として表現している。
上記の通り、突出部36は、外筒20の正面23の内面と接触する。突出部36は、内筒30の回転に伴い、外筒20の正面23の内面との接触により摩耗する。突出部36は、外筒20の正面23の内面との接触による摩耗量によって、シリンダ錠10の使用頻度を示す。
外筒20は、外筒20の正面23に切込み部25aおよび切込み部25bを有する。切込み部25aは、内筒30が外筒20に対して施錠位置にある場合に、鍵穴32の挿入口32aの一部を露出する。切込み部25bは、内筒30が外筒20に対してキーコードをリセットするリセット位置にある場合に、鍵穴32の挿入口32aの一部を露出する。
切込み部25aまたは切込み部25bは、内筒30が外筒20に対して施錠位置、または内筒30が外筒20に対してキーコードをリセットするリセット位置にある場合のみ、鍵50を鍵穴32に挿入可能にするための機構である。さらに言えば、切込み部25aまたは切込み部25bは、内筒30が外筒20に対して施錠位置から回転した位置、または内筒30が外筒20に対してキーコードをリセットするリセット位置から回転した位置で、鍵穴32に挿入された鍵50を鍵穴32から抜き出すことを阻止するための機構である。
突出部36は、例えば、内筒30が外筒20に対して施錠位置から時計回りまたは反時計回りに90度回転した開錠位置またはリセット位置にある場合に、切込み部25aまたは切込み部25bを介して外部から目視可能に露出される。切込み部25aまたは切込み部25bは、内筒30が外筒20に対して開錠位置にある場合に、突出部36を外部から目視可能に露出する。つまり、切込み部25aまたは切込み部25bは、内筒30の正面33に対向する外筒20の正面23に形成され、突出部36を外部から目視可能に露出する露出部35として機能する。
図17Aは、外筒20および内筒30の外筒20の軸線に沿った断面図の一例を示す。外筒20は、外筒本体22と背面カバー24とを有する。外筒本体22内には、内筒30の内筒本体31および出力軸34の一部が収容される。内筒本体31および出力軸34は、鍵50の回転に応じて一体的に外筒20の軸線を中心に回転する。
図17Bは、図17Aに示す符号300で示した囲み部分の拡大図を示す。突出部36は、内筒本体31の正面から突出している。突出部36は、外筒本体22の正面の内面22bと接触可能な位置まで突出している。これにより、内筒30が、外筒20に対して回転した場合に、突出部36は、外筒本体22の正面の内面22bとの接触により摩耗する。突出部36の摩耗量は、シリンダ錠10の使用回数の増加に伴い増加する。そこで、突出部36の摩耗量を確認することで、ユーザは、シリンダ錠10の使用回数を推定できる。ユーザは、突出部36が擦り減っていた場合には、シリンダ錠10の内部の部品が摩耗している可能性があるので、シリンダ錠10を交換すべきことを把握できる。つまり、突出部36は、シリンダ錠10の使用頻度を判断するための指標として機能する。
なお、突出部36は、内筒30の正面33から突起した突起部分の表面に樹脂等の他の素材を塗布して、多層構造で構成してもよい。これにより、摩耗により突出部36の上層部分が擦り減り内層が露出された時点で、ユーザは、シリンダ錠10を交換すべきことを把握できる。
図18は、内筒30が外筒20に対して開錠位置にある場合における鍵50が挿入された状態のシリンダ錠10の外観斜視図の一例である。
鍵50が時計回りまたは反時計回りに回転して、内筒30が外筒20に対して開錠位置にある場合、内筒30の正面に設けられた突出部36が、外筒20の正面23に設けられた切込み部25bを介して外部から目視可能に露出される。突出部36は、内筒30が外筒20に対して施錠位置にある場合には、外筒20の正面23により隠れている。つまり、突出部36は、内筒30が外筒20に対して施錠位置にある場合、切込み部25aまたは切込み部25bを介して外部から目視可能に露出していない。よって、遊技機100を使用する状態では、ユーザは、突出部36を外部から目視することはできない。もしくは、遊技機100を使用する状態では、ユーザは、突出部36を外部から目視しにくい。内筒30が外筒20に対して開錠位置にある場合、目視可能な位置に突出部36を設けることで、不特定多数のユーザに対して突出部36が公開されることを防止できる。よって、不特定多数のユーザによってシリンダ錠10の使用頻度が把握されることを防止できる。内筒30が外筒20に対して施錠位置にある場合、目視できないもしくは目視しにくい位置に突出部36を設けることで、シリンダ錠10のセキュリティを向上させることができる。
図19は、本実施形態の変形例に係るシリンダ錠10の背面側から見た外観斜視図の一例である。本実施形態の変形例に係るシリンダ錠10によれば、内筒30の背面側に突出部36が設けられている。
シリンダ錠10の使用頻度を判断するための指標として機能する突出部36は、内筒30を構成する出力軸34の背面から突出している。背面カバー24には、出力軸34が回転した場合に、出力軸34に設けられた突出部35が移動可能な範囲を画定する開口24aが形成されている。なお、突出部35は、内筒30を構成する出力軸34の背面の突出部36とは異なる位置から突出する他の突出部の一例である。突出部36は、内筒30が外筒20に対して開錠位置にある場合、開口24aから目視可能に露出される。つまり、開口24aは、突出部36を外部から目視可能に露出する露出部として機能する。
図20は、本実施形態の変形例に係るシリンダ錠10の背面側から見た平面図の一例を示す図である。なお、外筒20の内部に収容される内筒30の構造を説明するために、背面カバー24は、透明な部材として表現している。
開口24aは、出力軸34の軸周りに円弧状に形成されている。突出部36は、内筒30が外筒20に対して施錠位置にある場合、背面カバー24の開口24aの円弧の延長部分24bに隠れる。突出部36は、内筒30が外筒20に対して施錠位置から開錠位置に移動する間に、延長部分24bの内面で接触し、摩耗する。
図21は、本実施形態の変形例に係る出力軸34の外観斜視図の一例である。突出部36は、出力軸34の背面34aから突出している。突出部36は、出力軸34と同一材料により構成されてもよい。出力軸34および突出部36は、鋳造により一体的に形成してもよい。出力軸34および突出部36は、異なる材料により構成されてもよい。突出部36は、出力軸34の背面34aに形成した孔にピン状の部材を挿入することで構成されてもよい。突出部36は、出力軸34の背面34aに接着剤により接着されることで構成されてもよい。突出部36は、出力軸34の背面34aから突起した突起部分の表面に樹脂等の他の素材を塗布して、多層構造で構成してもよい。
図22Aは、本実施形態の変形例に係る外筒20および内筒30の外筒20の軸線に沿った断面図の一例を示す。図22Bは、図22Aに示す符号302で示した囲み部分の拡大図を示す。
突出部36は、出力軸34の背面から、背面カバー24の内面25に接触可能な位置まで突出している。これにより、内筒30が、外筒20に対して回転した場合に、突出部36は、背面カバー24の内面25との接触により摩耗する。突出部36の摩耗量は、シリンダ錠10の使用回数の増加に伴い増加する。そこで、突出部36の摩耗量を確認することで、ユーザは、シリンダ錠10の使用回数を推定できる。ユーザは、突出部36が擦り減っていた場合には、シリンダ錠10の内部の部品が摩耗している可能性があるので、シリンダ錠10を交換すべきことを把握できる。
ここで、シリンダ錠10の背面は、図4に示すように、遊技機本体104が枠102に対して開錠状態にある場合に目視可能に露出される。よって、露出部として機能する開口24aは、遊技機本体104が枠102に対して開錠状態にある場合に、突出部36を外部から目視可能に露出する。このように、遊技機100を使用する状態では、ユーザは、突出部36を外部から目視することはできない。遊技機本体104が枠102に対して開錠状態にある場合のみ目視可能な位置に、突出部36を設けることで、不特定多数のユーザに対して突出部36が公開されることを防止できる。よって、不特定多数のユーザによってシリンダ錠10の使用頻度が把握されることを防止できる。内筒30が外筒20に対して施錠状態、つまり遊技機本体104が枠102に対して施錠状態にある場合に、目視できないもしくは目視しにくい位置に突出部36を設けることで、シリンダ錠10のセキュリティを向上させることができる。
なお、上記では、遊技機100としてパチンコ台を例に説明した。しかしながら、シリンダ錠10は、例えば、図23に示すようなパチスロ台400などの他の遊技機に設けられてもよい。パチスロ台400は、外枠、外枠に収容される遊技機本体、および遊技機本体を覆うカバーを備える。シリンダ錠10は、外枠に対する遊技機本体の施錠、および遊技機本体に対するカバーの施錠を行う。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 シリンダ錠
20 外筒
22 外筒本体
24 背面カバー
24a 開口
27 取り付けフランジ
30 内筒
31 内筒本体
32 鍵穴
32a 挿入口
34 出力軸
35 突出部
36 突出部
50 鍵
52 把手部
54 挿入部
100 遊技機
102 枠
104 遊技機本体
106 カバー
200 施錠ユニット

Claims (7)

  1. 外筒と、
    前記外筒内に前記外筒の軸線を中心に回転可能に配置され、鍵が挿入される鍵穴が形成された内筒と、
    前記内筒の外面から突出し、前記外筒の内面と接触する突出部と、
    前記突出部を外部から目視可能に露出する露出部と
    を備えるシリンダ錠。
  2. 前記露出部は、前記内筒が前記外筒に対して開錠位置にある場合に、前記突出部を外部から目視可能に露出する、請求項1に記載のシリンダ錠。
  3. 前記突出部は、前記内筒が前記外筒に対して施錠位置から開錠位置まで回転する間に、前記外筒内面接触する、請求項1または請求項2に記載のシリンダ錠。
  4. 前記突出部は、前記鍵穴の挿入口が形成される前記内筒の正面から突出し、
    前記露出部は、前記内筒の正面に対向する前記外筒の正面に形成される、請求項1から請求項3のいずれか1つに記載のシリンダ錠。
  5. 前記露出部は、前記内筒が前記外筒に対して施錠位置にある場合に、前記鍵穴の前記挿入口の一部を露出する、請求項4に記載のシリンダ錠。
  6. 前記露出部は、前記内筒が前記外筒に対してキーコードをリセットするリセット位置にある場合に、前記鍵穴の前記挿入口の一部を露出する、請求項4または請求項5に記載のシリンダ錠。
  7. 前記内筒は、
    前記鍵穴の挿入口が形成されている正面と、
    前記正面と反対の面である背面と
    を有し、
    前記突出部は、前記内筒の背面から突出し、
    前記内筒は、前記内筒の背面の前記突出部とは異なる位置から突出する他の突出部をさらに有し、
    前記露出部は、前記内筒の背面に対向する前記外筒の背面に形成され、前記内筒が前記外筒に対して回転する回転量を規制すべく、前記内筒が前記外筒に対して回転する場合に前記他の突出部が移動可能な範囲を画定する、請求項1から請求項3のいずれか1つに記載のシリンダ錠。
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