JP6927093B2 - 錠 - Google Patents

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Description

本発明は、錠に関する。
特許文献1には、キーコードを変更できる可変錠が開示されている。特許文献2には、円筒と嵌合する円柱嵌合部と取付用フランジとが一体的に構成されたシリンダ錠が開示されている。
特許文献1 特許第4920635号公報
特許文献2 特許第3533599号公報
錠が設けられる筐体には複数の種類が存在する。錠が設けられる筐体の種類によっては、物理的な制約により、筐体に錠を取りつけた状態で出力軸を所望の回転位置まで回転させることができない場合がある。
本発明の一態様に係る錠は、外筒を備えてよい。錠は、外筒内に回転可能に配置され、鍵穴と第1出力軸とを有する内筒を備えてよい。錠は、施錠部材に動力を伝達する第2出力軸を備えてよい。錠は、第1出力軸と第2出力軸とが連結され、第1出力軸から第2出力軸に動力が伝達される状態と、第1出力軸と第2出力軸との連結が解除され、第1出力軸から第2出力軸に動力が伝達されない状態とを切り替える切替機構を備えてよい。
第1出力軸と第2出力軸とが切替機構により連結された状態の場合、第1出力軸の回転に応じて第2出力軸が回転して施錠部材に動力が伝達されてよい。第1出力軸と第2出力軸との連結が切替機構により解除された状態の場合、第1出力軸の回転に応じて第2出力軸が回転せず施錠部材に動力が伝達されなくてよい。
切替機構は、第1出力軸と連結する連結部材を有してよい。切替機構は、連結部材と第2出力軸とに係合した第1位置と、連結部材と第2出力軸との何れか一方に係合していない第2位置との間で移動可能な係合部材を有してよい。係合部材が、第1位置にあるとき第1出力軸の回転による動力が第2出力軸に伝達されて第2出力軸が回転し、第2位置にあるとき第1出力軸の回転による動力が第2出力軸に伝達されなくてよい。
第2出力軸は、内筒側の第1面と第1面と反対側の第2面との間を軸方向に貫通する貫通孔を有してよい。係合部材は、貫通孔内に摺動可能で、かつ第2面の貫通孔の開口部分から一端が露出するピンと、ピンの他端に設けられ、外周に凸部を含むフランジ部とを有してよい。第2出力軸は、第1面側にフランジ部の少なくとも一部を収容する第1収容部を有してよい。第1収容部は、凸部が係合する第1係合溝を有してよい。連結部材は、内筒側の第3面と第3面と反対側の第4面とを有し、第4面側にフランジ部の少なくとも一部を収容する第2収容部を有してよい。第2収容部は、凸部が係合する第2係合溝を有してよい。
係合部材が第1位置にあるとき、凸部が第1係合溝及び第2係合溝に係合して、第1出力軸の回転による動力が連結部材及び係合部材を介して第2出力軸に伝達されてよい。係合部材が第2位置にあるとき、凸部が第1係合溝及び第2係合溝の何れか一方に係合せず、第1出力軸の回転による動力が第2出力軸に伝達されなくてよい。
ピンの一端は、係合部材が第1位置にあるとき、第2出力軸の第2面から突出していてよい。
切替機構は、係合部材を第1位置に付勢する弾性部材を有してよい。
第2面の貫通孔の開口部分から露出するピンの一端が押下されると、係合部材が第1位置から第2位置に移動し、ピンの一端が押下されなくなると、弾性部材の付勢力により、係合部材が第2位置から第1位置に移動してよい。
フランジ部は、ピンが設けられる面と反対側の面側に弾性部材を収容する第3収容部を有してよい。
錠は、キーコードを変更可能でよい。内筒は、第1の回転位置から第2の回転位置まで回転することで第2出力軸を介して解錠動作を実行してよい。内筒は、第2の回転位置から第1の回転位置まで回転することで第2出力軸を介して施錠動作を実行してよい。内筒は、第1の回転位置から第3の回転位置まで回転することでキーコードのリセット動作を実行してよい。
内筒は、第1の回転位置から第2の回転位置まで第1の回転方向に回転してよい。内筒は、第2の回転位置から第1の回転位置まで第2の回転方向に回転してよい。内筒は、第1の回転位置から第3の回転位置まで第2の回転方向に回転してよい。
第1の回転位置から第3の回転位置までの内筒の回転角は、第1の回転位置から第2の回転位置までの内筒の回転角より大きくてよい。
鍵穴は、内筒の本体の前面に設けられてよい。第1出力軸は、内筒の本体の背面に本体と一体的に回転可能に設けられてよい。
第2出力軸の回転軸は、第1出力軸の回転軸上にあってよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
遊技店の店内のレイアウトの一例を示す図である。 機器の扉部に設置される錠の外観斜視図の一例を示す図である。 内筒の回転位置について説明するための図である。 錠が解錠状態にあるときの鍵の回転位置の一例を示す図である。 錠がリセット状態にあるときの鍵200の回転位置の一例を示す図である。 台間機の外観斜視図の一例を示す図である。 台間機の扉部が開状態の場合の台間機の外観斜視図の一例を示す図である。 精算機の外観斜視図の一例を示す図である。 精算機の扉部が開状態の精算機の外観斜視図の一例を示す図である。 施錠位置にあるときのロッド棒の状態の一例を示す図である。 解錠位置にあるときのロッド棒及びロッド棒の状態の一例を示す図である。 前面側から見た錠の分解斜視図の一例を示す図である。 背面側から見た錠の分解斜視図の一例を示す図である。 背面側から見た錠の一部の部品が分解された斜視図の一例を示す図である。 錠の背面側から見た斜視図の一例を示す図である。 錠の前面側から見た平面図の一例を示す図である。 係合部材が第1の位置にあるときの図16のA−A線断面図の一例を示す図である。 係合部材が第2の位置にあるときの図16のA−A線断面図の一例を示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、遊技店の店内のレイアウトの一例を示す。遊技店は、ホールフロア80と、事務所フロア90とを含む。
ホールフロア80には、パチンコ台10、スロット台20、台間機12、台間機22、及び精算機30などが設置される。事務所フロア90には、ストッカ50などが設置される。パチンコ台10、及びスロット台20は、遊技者が遊技媒体を使用して遊技する遊技機の一例である。台間機12は、パチンコ台10の間に設置され、遊技者がパチンコ台10で遊技する場合に、プリペイドカードなどの記録媒体、又は現金などにより遊技者が指定した点数、金額などを受け付け、受け付けた点数、金額などに応じた数量の遊技媒体を貸し出す。台間機22は、スロット台20の間に設置され、遊技者がスロット台20で遊技する場合に、プリペイドカードなどの記録媒体、又は現金などにより遊技者が指定した点数、金額などを受け付け、受け付けた点数、金額などに応じた数量の遊技媒体を貸し出す。精算機30は、例えば、遊技媒体を借りるための点数を記録したプリペイドカードを販売する。また、精算機30は、度数として貸し出した遊技媒体の残数の情報に基づいて現金を精算して払い出す。ストッカ50は、台間機12、または台間機22の予備機を保管する。
上記の通り、遊技店には、複数の機器が設置される。それぞれの機器は、筐体と、筐体の開口部を開閉する扉部と、扉部の施錠及び解錠を行う鍵とを備える。異なる種類の機器のそれぞれに異なる錠が使用されると、鍵及び錠の管理の負担が大きくなる。そこで、異なる種類の機器のそれぞれに、同一種類の鍵及び錠を使用することで、鍵及び錠の管理の負担を低減することが望まれている。
図2は、機器の扉部に設置される錠100の外観斜視図の一例を示す。錠100は、外筒110と、外筒110に回転可能に配置される内筒101とを備える。錠100は、シリンダ錠である。内筒101は、前面に鍵穴102を有する。鍵穴102に挿入された鍵が回転して、内筒101を回転させることで扉部の施錠及び解錠が行われる。
錠100は、キーコードを変更可能な可変錠である。内筒101は、第1の回転位置から第2の回転位置まで外筒110に対して回転することで解錠動作を実行する。内筒101は、第2の回転位置から第1の回転位置まで外筒110に対して回転することで施錠動作を実行する。内筒101は、第1の回転位置から第3の回転位置まで外筒110に対して回転することでキーコードのリセット動作を実行する。
図3に示すように、内筒101が、外筒110に対して第1の回転位置(A)から、時計回りに90度、第2の回転位置(B)まで回転することで、解錠動作を実行する。内筒101が、外筒110に対して第2の回転位置(B)から、反時計回りに90度、第1の回転位置(A)まで回転することで、施錠動作を実行する。また、内筒101が、外筒110に対して第1の回転位置(A)から、反時計回りに150度、第3の回転位置(C)まで回転することで、リセット動作を実行する。図4は、錠100が解錠状態にあるときの鍵200の回転位置の一例を示す。図5は、錠100がリセット状態にあるときの鍵200の回転位置の一例を示す。なお、解錠動作、施錠動作、及びリセット動作における内筒101及び鍵200の回転方向、及び回転角は、一例に過ぎず、上記の回転方向、及び回転角には限定されない。
図6は、台間機22の外観斜視図の一例を示す。台間機22は、前面に2つの扉部24と、扉部24を施錠及び解錠する錠100とを備える。図7は、台間機22の扉部24が開状態の場合の台間機22の外観斜視図の一例を示す。台間機22は、扉部24の裏面に、扉部24を施錠及び解錠するための施錠部材300を備える。施錠部材300は、板状の部材でよい。台間機22の扉部24に塞がれる開口部分の周縁部に、施錠部材300が係止される係止部が設けられ、錠100の出力軸の回転に応じて施錠部材300が回転して、施錠部材300が係止部に係止されることで、扉部24の施錠及び解錠が行われている。
図8は、精算機30の外観斜視図の一例を示す。精算機30は、前面に扉部32と、扉部32を施錠及び解錠する錠100とを備える。図9は、精算機30の扉部32が開状態の精算機30の外観斜視図の一例を示す。精算機30は、扉部32の裏面に、扉部32を施錠及び解錠するための2本のロッド棒312a及び312bと、2本のロッド棒312a及び312bを施錠位置と解錠位置との間で変位させるカム部材310とを備える。錠100の出力軸の回転に応じてカム部材310が回転することで、2本のロッド棒312a及び312bを上下させて、扉部32の施錠、及び解錠が行われる。精算機30は、扉部32により覆われる開口部の上端縁部にロッド棒312aを係止するための係止部314a、及び下端縁部にロッド棒312bを係止するための係止部314bを備える。上方のロッド棒312aが、カム部材310の回転に伴う動力を受けて上昇することで、係止部314aに係止され、下方のロッド棒312bが、カム部材310の回転に伴う動力を受けて下降することで、係止部314bに係止される。カム部材310及びロッド棒312a及び312bは、施錠部材の一例である。図10は、ロッド棒312a及びロッド棒312bが、施錠位置にあるときの状態の一例を示す。図11は、ロッド棒312a及びロッド棒312bが、解錠位置にあるときの状態の一例を示す。なお、ストッカ50も、精算機30と同様にロッド棒を備え、ロッド棒によりストッカ50の扉の施錠及び解錠が行われる。
上記の通り、台間機22と、精算機30とは、扉部の大きさ、構造などが異なり、解錠、及び施錠するための機構が異なる。機構が異なると、錠100の出力軸からの動力を受けて動く施錠部材の可動範囲が異なる場合がある。例えば、解錠動作とリセット動作とで、錠100の出力軸の回転方向、または回転角の大きさが異なる場合、施錠部材の可動範囲によって、筐体に錠100が設置された状態では、リセット動作を行えない場合がある。図8に示すような精算機30の場合、錠100の出力軸を時計回りに90度回転させて、カム部材310を90度回転させて、ロッド棒312aを下降、及びロッド棒312bを上昇させて、解錠動作を実行することはできる。しかしながら、ロッド棒312a及びロッド棒312bまたはカム部材310の可動範囲の制約により、錠100の出力軸を反時計周りに150度回転させることはできず、錠100が筐体に設置された状態では、リセット動作を実行できない場合がある。このような施錠部材の可動範囲に物理的な制約がある場合、リセット動作を実行するために、錠100を一旦筐体から取り外す必要があり、鍵及び錠の管理の負担が増大する。
そこで、本実施形態では、施錠部材の可動範囲に物理的な制約がある場合でも、錠100の内筒101の回転範囲に影響が出ないようにする。これにより、例えば、施錠部材の可動範囲が異なる複数の種類の機器に共通の錠100が設けられている場合でも、錠100のリセット動作を実行する場合に、機器の種類によらず、錠100を一旦筐体から取り外す手間を省く。
図12は、前面側から見た錠100の分解斜視図の一例である。図13は、背面側から見た錠100の分解斜視図の一例である。図14は、背面側から見た錠100の一部の部品が分解された斜視図の一例である。図15は、錠100の背面側から見た斜視図の一例である。図16は、錠100の前面側から見た平面図の一例である。図17は、係合部材130が第1の位置にあるときの図16のA−A線断面図の一例である。図18は、係合部材130が第2の位置にあるときの図16のA−A線断面図の一例である。
錠100は、外筒110、内筒101、内筒押え板114、出力軸150、及び裏蓋160を備える。内筒101は、外筒110内に回転可能に配置される。錠100は、キーコードを変更可能な可変錠である。内筒101は、鍵穴102と、出力軸106とを有する。内筒101は、内筒101の本体の前面に設けられた鍵穴102を有する。内筒101は、内筒101の本体の背面に本体と一体的に回転可能に設けられた出力軸106を有する。
外筒110は、前面に鍵穴102を露出する開口部112を有する。出力軸106は、第1出力軸の一例である。出力軸106は、内筒101の背面に内筒101の本体と一体的に構成されてよい。出力軸106は、中央部分に嵌合溝107を有する。
内筒押え板114は、外筒110の背面側に固定され、外筒110に収容された内筒101を回転可能に外筒110の背面側から支持する。内筒押え板114は、出力軸106が回転可能に貫通する貫通孔115を有する。
出力軸150は、施錠及び解錠を行うための施錠部材に動力を伝達する。出力軸150は、第2出力軸の一例である。出力軸150の回転軸は、出力軸106の回転軸上にある。出力軸150の一端には、施錠部材が連結される。出力軸150の一端には、カム部材が連結されてよい。
裏蓋160は、出力軸150の一端が回転可能に貫通する貫通孔162を有する。裏蓋160は、出力軸150を外筒110に対して回転可能に、外筒110に固定される。
内筒101は、第1の回転位置から第2の回転位置まで回転することで出力軸150を介して解錠動作を実行する。内筒101は、第2の回転位置から第1の回転位置まで回転することで出力軸150を介して施錠動作を実行する。内筒101は、第1の回転位置から第3の回転位置まで回転することでキーコードのリセット動作を実行する。内筒101は、第1の回転位置から第2の回転位置まで第1の回転方向に回転して、出力軸150を介して解錠動作を実行する。内筒101は、第2の回転位置から第1の回転位置まで第2の回転方向に回転することで、施錠動作を実行する。内筒101は、第1の回転位置から第3の回転位置まで第2の回転方向に回転することで、リセット動作を実行する。
第1の回転位置から第3の回転位置までの内筒101の回転角は、第1の回転位置から第2の回転位置までの内筒101の回転角より大きくてよい。内筒101は、例えば、第1の回転位置から、時計回りに90度、第2の回転位置まで回転することで、解錠動作を実行する。内筒101は、第2の回転位置から、反時計回りに90度、第1の回転位置まで回転することで、施錠動作を実行する。内筒101は、第1の回転位置から、反時計回りに150度、第3の回転位置まで回転することで、リセット動作を実行する。
切替機構140は、出力軸106と出力軸150とが連結され、出力軸106から出力軸150に動力が伝達される状態と、出力軸106と出力軸150との連結が解除され、出力軸106から出力軸150に動力が伝達されない状態とを切り替える。出力軸106と出力軸150とが切替機構140により連結された状態の場合、出力軸106の回転に応じて出力軸150が回転して施錠部材に動力が伝達される。出力軸106と出力軸150との連結が切替機構140により解除された状態の場合、出力軸106の回転に応じて出力軸150が回転せず施錠部材に動力が伝達されない。
切替機構140は、連結部材120、係合部材130、及び弾性部材126を有する。連結部材120は、出力軸106と連結する。連結部材120は、内筒101側の面121に、出力軸106の嵌合溝107に嵌合する嵌合凸部122を有する。出力軸106の嵌合溝107と、連結部材120の嵌合凸部122とが嵌合することで、連結部材120は、内筒101の回転に応じて一体的に回転する。なお、連結部材120が、嵌合溝を有し、内筒101が嵌合凸部を有してもよい。
係合部材130は、連結部材120と出力軸150とに係合した第1位置と、連結部材120と出力軸150との何れか一方に係合していない第2位置との間で移動可能である。係合部材130は、出力軸150の回転軸の方向に沿って、第1位置と第2位置との間で変位可能である。
出力軸150は、内筒101側の面155と、面155と反対側の面156との間を軸方向に貫通する貫通孔151を有する。面155は、第1面の一例である。面156は、第2面の一例である。
係合部材130は、貫通孔151内に摺動可能で、かつ面156の貫通孔151の開口部分から一端が露出するピン131と、ピン131の他端に設けられ、外周に凸部133を含むフランジ部132とを有する。
出力軸150は、面155側にフランジ部132の少なくとも一部を収容する収容部152を有する。収容部152は、図14に示すように、フランジ部132の凸部133が係合する係合溝153を有する。収容部152は、第1収容部の一例である。係合溝153は、第1係合溝の一例である。
連結部材120は、内筒101側の面121と、面121と反対側の面123とを有する。連結部材120は、面123側にフランジ部132の少なくとも一部を収容する収容部124を有する。収容部124は、凸部133が係合する係合溝125を有する。面121は、第3面の一例である。面123は、第4面の一例である。収容部124は、第2収容部の一例である。係合溝125は、第2係合溝の一例である。
弾性部材126は、係合部材130を第1位置に付勢する。フランジ部132は、ピン131が設けられる面と反対側の面側に弾性部材126の少なくとも一部を収容する収容部134を有する。収容部134は、第3収容部の一例である。
ピン131の一端は、係合部材130が第1位置にあるとき、図15に示すように、出力軸150の面156から突出している。出力軸150の面156の貫通孔151の開口部分から露出するピン131の一端が押下されると、係合部材130が第1位置から第2位置に移動する。ピン131の一端が押下されなくなると、弾性部材126の付勢力により、係合部材130が第2位置から第1位置に移動する。
図17に示すように、係合部材130が第1位置にあるとき、凸部133が出力軸150の係合溝153及び連結部材120の係合溝125に係合して、出力軸106の回転による動力が連結部材120及び係合部材130を介して出力軸150に伝達される。係合部材130が第2位置にあるとき、凸部133が係合溝153に係合せず、出力軸106の回転による動力が出力軸150に伝達されない。係合部材130が、第1位置にあるとき出力軸106の回転による動力が出力軸150に伝達されて出力軸150が回転する。一方、係合部材130が第2位置にあるとき出力軸106の回転による動力が出力軸150に伝達されない。
本実施形態によれば、内筒101に一体的に設けられた出力軸106と、施錠部材に連結された出力軸150とを連結したり、連結を解除したりすることができる。例えば、台間機12、及び台間機22などのように、出力軸150に連結された施錠部材の可動範囲の物理的な制約がない機種の場合、錠100の前面側から鍵の操作のみで、錠100のリセット動作を実行できる。一方、例えば、精算機30、及びストッカ50などのように、出力軸150に連結された施錠部材の可動範囲の物理的な制約がある場合、扉を開状態にした上で、扉の裏側に位置する錠100の背面側から突出するピン131を押下しながら、錠100の前面側から鍵を操作することで、出力軸106と出力軸150との連結を解錠した状態で、内筒101をリセット位置まで回転させることができる。すなわち、施錠部材の可動範囲に物理的な制約がある機種の場合でも、錠100を筐体から取り外す必要がなくなる。よって、施錠部材の可動範囲が異なる複数の機種のそれぞれの筐体に共通の錠100を用いた場合でも、例えば、キーコードをリセットするリセット動作を実行する際にいずれの機種においても錠100を筐体から取り外す必要がない。したがって、鍵及び錠の管理の負担が低減できる。
なお、本実施形態では、係合部材130が、凸部133が係合溝153及び係合溝125に係合している状態から、内筒101側に移動することで、凸部133が出力軸150の係合溝153に係合しない状態になる。しかし、係合部材130は、係合部材130が第2位置にあるとき、凸部133が係合溝125に係合せず、出力軸106の回転による動力が出力軸150に伝達されないように構成されてもよい。例えば、係合部材130は、凸部133が係合溝153及び係合溝125に係合している状態から、内筒101と反対側に移動することで、凸部133が連結部材120の係合溝125に係合しない状態になってもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 パチンコ台
12 台間機
20 スロット台
22 台間機
24 扉部
30 精算機
32 扉部
50 ストッカ
80 ホールフロア
90 事務所フロア
100 錠
101 内筒
102 鍵穴
106 出力軸
107 嵌合溝
110 外筒
112 開口部
114 内筒押え板
115 貫通孔
120 連結部材
122 嵌合凸部
124 収容部
125 係合溝
126 弾性部材
130 係合部材
131 ピン
132 フランジ部
133 凸部
134 収容部
140 切替機構
150 出力軸
151 貫通孔
152 収容部
153 係合溝
160 裏蓋
162 貫通孔
200 鍵
300 施錠部材
310 カム部材
312 ロッド棒
312a,312b ロッド棒
314a,314b 係止部

Claims (11)

  1. 外筒と、
    前記外筒内に回転可能に配置され、鍵穴と第1出力軸とを有する内筒と、
    施錠部材に動力を伝達する第2出力軸と、
    前記第1出力軸と前記第2出力軸とが連結され、前記第1出力軸から前記第2出力軸に動力が伝達される状態と、前記第1出力軸と前記第2出力軸との連結が解除され、前記第1出力軸から前記第2出力軸に動力が伝達されない状態とを切り替える切替機構と
    を備え
    前記切替機構は、
    前記第1出力軸と連結する連結部材と、
    前記連結部材と前記第2出力軸とに係合した第1位置と、前記連結部材と前記第2出力軸との何れか一方に係合していない第2位置との間で移動可能な係合部材と
    を有し、
    前記係合部材が、前記第1位置にあるとき前記第1出力軸の回転による動力が前記第2出力軸に伝達されて前記第2出力軸が回転し、前記第2位置にあるとき前記第1出力軸の回転による動力が前記第2出力軸に伝達されず、
    前記第2出力軸は、前記内筒側の第1面と前記第1面と反対側の第2面との間を軸方向に貫通する貫通孔を有し、
    前記係合部材は、前記貫通孔内に摺動可能で、かつ前記第2面の前記貫通孔の開口部分から一端が露出するピンと、前記ピンの他端に設けられ、外周に凸部を含むフランジ部とを有し、
    前記第2出力軸は、前記第1面側に前記フランジ部の少なくとも一部を収容する第1収容部を有し、前記第1収容部は、前記凸部が係合する第1係合溝を有し、
    前記連結部材は、前記内筒側の第3面と前記第3面と反対側の第4面とを有し、前記第4面側に前記フランジ部の少なくとも一部を収容する第2収容部を有し、前記第2収容部は、前記凸部が係合する第2係合溝を有し、
    前記係合部材が前記第1位置にあるとき、前記凸部が前記第1係合溝及び前記第2係合溝に係合して、前記第1出力軸の回転による動力が前記連結部材及び前記係合部材を介して前記第2出力軸に伝達され、
    前記係合部材が前記第2位置にあるとき、前記凸部が前記第1係合溝及び前記第2係合溝の何れか一方に係合せず、前記第1出力軸の回転による動力が前記第2出力軸に伝達されない、錠。
  2. 前記第1出力軸と前記第2出力軸とが前記切替機構により連結された状態の場合、前記第1出力軸の回転に応じて前記第2出力軸が回転して前記施錠部材に動力が伝達され、
    前記第1出力軸と前記第2出力軸との連結が前記切替機構により解除された状態の場合、前記第1出力軸の回転に応じて前記第2出力軸が回転せず前記施錠部材に動力が伝達されない、請求項1に記載の錠。
  3. 前記ピンの前記一端は、前記係合部材が前記第1位置にあるとき、前記第2出力軸の前記第2面から突出している、請求項1または2に記載の錠。
  4. 前記切替機構は、前記係合部材を前記第1位置に付勢する弾性部材をさらに有する、請求項1から3の何れか1つに記載の錠。
  5. 前記第2面の前記貫通孔の開口部分から露出する前記ピンの一端が押下されると、前記係合部材が前記第1位置から前記第2位置に移動し、前記ピンの一端が押下されなくなると、前記弾性部材の付勢力により、前記係合部材が第2位置から前記第1位置に移動する、請求項に記載の錠。
  6. 前記フランジ部は、前記ピンが設けられる面と反対側の面側に前記弾性部材を収容する第3収容部を有する、請求項またはに記載の錠。
  7. 前記錠は、キーコードを変更可能であり、
    前記内筒は、第1の回転位置から第2の回転位置まで回転することで前記第2出力軸を介して解錠動作を実行し、前記第2の回転位置から前記第1の回転位置まで回転することで前記第2出力軸を介して施錠動作を実行し、前記第1の回転位置から第3の回転位置まで回転することでキーコードのリセット動作を実行する、請求項1からの何れか1つに記載の錠。
  8. 前記内筒は、前記第1の回転位置から前記第2の回転位置まで第1の回転方向に回転し、前記第2の回転位置から前記第1の回転位置まで、及び前記第1の回転位置から前記第3の回転位置まで第2の回転方向に回転する、請求項に記載の錠。
  9. 前記第1の回転位置から前記第3の回転位置までの前記内筒の回転角は、前記第1の回転位置から前記第2の回転位置までの前記内筒の回転角より大きい、請求項またはに記載の錠。
  10. 前記鍵穴は、前記内筒の本体の前面に設けられ、
    前記第1出力軸は、前記内筒の本体の背面に前記本体と一体的に回転可能に設けられる、請求項1からの何れか1つに記載の錠。
  11. 前記第2出力軸の回転軸は、前記第1出力軸の回転軸上にある、請求項1から10の何れか1つに記載の錠。
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