JP2006115687A - ステータユニット及びモータ - Google Patents
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Abstract
【課題】製造工程を短くでき、低コストで製造でき、更に、優れた放熱特性を有するモータ及びモータ用ステータユニットを提供する。
【解決手段】複数のステータ極歯14を有し、そのステータ極歯14の間に、ステータ巻線を収容する複数のステータスロットが形成されるステータ体10を備え、ステータ極歯14の、少なくともステータ巻線が収容されるステータスロットの位置に対応する部分に被覆された絶縁被膜22を有するモータ用ステータユニットであって、絶縁被膜22が、ステータ体10に射出成形されたハウジング体20と一体に形成され、且つ、ステータ体10のステータ巻線を収容しない部分が、少なくとも部分的に露出状態に残される。
【選択図】図2
【解決手段】複数のステータ極歯14を有し、そのステータ極歯14の間に、ステータ巻線を収容する複数のステータスロットが形成されるステータ体10を備え、ステータ極歯14の、少なくともステータ巻線が収容されるステータスロットの位置に対応する部分に被覆された絶縁被膜22を有するモータ用ステータユニットであって、絶縁被膜22が、ステータ体10に射出成形されたハウジング体20と一体に形成され、且つ、ステータ体10のステータ巻線を収容しない部分が、少なくとも部分的に露出状態に残される。
【選択図】図2
Description
本発明は、モータ及びモータに具備されるステータユニットに関し、特に、ブラシレス直流モータ且つ永久磁石型モータの構成でインナーロータ型モータ又はアウターロータ型モータにおいて好適に利用することができる。
インナーロータ型モータの場合には、ロータ保磁子、及びそのロータ保磁子に取り付けられるか又は埋め込まれる1個又は複数個の永久磁石は、モータ軸部の方に取り付けられる。そのモータでは、更に、例えば複数の金属薄板により構成されるステータユニットが含まれる。そのステータユニットは、上記した複数の金属薄板が積層されることで、半径方向内側に突出するステータ極歯を有するように形成される。そのステータ極歯は、ステータの各極片を構成しており、各極片の間にはステータ巻線を収容するためのステータスロットが形成される。ロータユニットは、上記したステータユニットの中に同軸になるように挿入される。又、アウターロータ型モータの場合、ロータユニットは、ステータユニットを同軸に取り囲む。
通常、ロータとステータは、1個のハウジングに収容されるが、そのハウジングの側端部には、モータを固定するために少なくとも1個のフランジ部が設けられる。
殆どのモータの場合、ステータは、積層された複数の金属薄板により構成され複数のステータスロットを備える。その場合、例えば絶縁された銅線により構成されるステータ巻線は、ステータのステータスロットに収容される。尚、そのステータスロットは、ステータ巻線を巻き回す前に電気的に絶縁する必要がある。その手段としては、例えばステータスロットにパウダーコーティング又は射出成形によって絶縁被膜を被覆させる方法が知られている。他の手段としては、例えばステータ極歯にコイルを担持できるプラスチック製の担体を取り付ける方法、或いはステータスロットの上にプラスチック製のプレートを被せる方法が知られている。
ステータ体のステータ極歯において、ステータ巻線が収容される領域に絶縁被膜が被覆されたブラシレス直流モータが知られている(例えば、特許文献1参照)。上記公報に開示されたモータの場合には、ステータ体の絶縁被膜は、プラスチックを射出成形することにより形成されてステータ体を被覆するプラスチックである。その形成の際に、上記したステータ巻線のいずれかの端部が接続される接続端子用の支持部となる絶縁被膜が共に形成される。尚、この直流モータは、別のハウジングに収容される。
また、ステータがプラスチック製のボディに埋め込まれ、そのステータを含むプラスチック製のボディによりロータを収容するためのスペースが形成されるポンプ駆動用のモータが知られている(例えば、特許文献2参照)。その際、そのスペースを形成するボディの一方の端部は閉塞されており、ロータは、そのボディの閉塞された端部と対向している端部においてポンプインペラと結合される。このような配置により、通常は過剰空間を有して形成されるポンプ駆動用モータに用いられる容器が不要になり、更に上記したプラスチック製のボディーは、モータのハウジングの一部を構成することになる。
しかしながら、上記した特許文献2に記載されたモータでは、ステータの熱を最大限に外部に放熱できないという問題を有している。
本発明は、上記した課題を解決するために優れた放熱特性を有し、更に製造工程を短くでき、低コストで製造できるモータ及びモータ用ステータユニットを提供することを目的とする。
上記した課題は、請求項1に述べられている特徴を有するステータユニット及び請求項10に記載されたモータによって解決される。
即ち、本発明のステータユニットでは、ステータ巻線を収容するための複数のステータ極歯及び各ステータ極歯の間に形成される複数のステータスロットを囲むようにステータ体が設けられ、ステータ極歯における少なくともステータスロットの領域内のステータ巻線が収容される領域には、絶縁被膜が形成されるモータ用のステータユニットであって、
絶縁被膜は、ステータ体に射出成形することにより形成されるハウジング体と一体に形成され、その際、ステータ体におけるステータ巻線を収容しない部分の少なくとも一部が露出状態のままで残されることを特徴とする。
即ち、本発明のステータユニットでは、ステータ巻線を収容するための複数のステータ極歯及び各ステータ極歯の間に形成される複数のステータスロットを囲むようにステータ体が設けられ、ステータ極歯における少なくともステータスロットの領域内のステータ巻線が収容される領域には、絶縁被膜が形成されるモータ用のステータユニットであって、
絶縁被膜は、ステータ体に射出成形することにより形成されるハウジング体と一体に形成され、その際、ステータ体におけるステータ巻線を収容しない部分の少なくとも一部が露出状態のままで残されることを特徴とする。
また、本発明のモータでは、上記した本発明のステータユニットを具備し、ハウジング体は、2つのハウジング側端部がステータ体の対向する両側端部に配置され、ステータ保磁子の外周表面と略面一に並ぶように設けられることを特徴とする。
本発明では優れた放熱特性を有し、更に製造工程を短くでき、低コストで製造できるモータ及びモータ用ステータユニットを提供できる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、従来の技術によるステータ体の概略構成を示す斜視図である。尚、図1のステータ体は、本発明の第1実施形態に係るステータユニットにも利用できるものである。
ステータ体10は、ステータ保磁子12及びそのステータ保磁子12から半径方向内側に突出する複数のステータ極歯14を備えている。各ステータ極歯14の間には、それらのステータ極歯14に巻回されるステータ巻線(図示せず)を収容するためのステータスロット16が形成される。
図1は、従来の技術によるステータ体の概略構成を示す斜視図である。尚、図1のステータ体は、本発明の第1実施形態に係るステータユニットにも利用できるものである。
ステータ体10は、ステータ保磁子12及びそのステータ保磁子12から半径方向内側に突出する複数のステータ極歯14を備えている。各ステータ極歯14の間には、それらのステータ極歯14に巻回されるステータ巻線(図示せず)を収容するためのステータスロット16が形成される。
図2は、本発明の第1実施形態に係るステータユニットの概略構成を第1のハウジング側端部から見た斜視図であり、図3は、本発明の第1実施形態に係るステータユニットの概略構成を第1のハウジング側端部の反対側の第2のハウジング側端部から見た斜視図である。
図2及び図3に示した第1のハウジング側端部24は、モータのハウジング体20における駆動側の側端部であり、第2のハウジング側端部26は、モータのハウジング体20における電力供給側の側端部である。これについては、図5を用いて更に詳しく後述する。
図2及び図3に示した第1のハウジング側端部24は、モータのハウジング体20における駆動側の側端部であり、第2のハウジング側端部26は、モータのハウジング体20における電力供給側の側端部である。これについては、図5を用いて更に詳しく後述する。
本実施形態のステータユニットは、ステータ保磁子12とステータ極歯14を備えるステータ体10を含んでいる。ステータ体10に対しては、好ましくはプラスチックで、ステータスロット16の位置に対応する部分の絶縁被膜22を含んで、第1のハウジング側端部24と第2のハウジング側端部26を分離させて直接成形することにより、ハウジング体20が製造される。その絶縁被膜22は、射出成形によりステータスロット16の底面及びステータ極歯14の側面を全面的に覆う一方で、ステータ極歯14のロータに対向する正面については露出させるように形成されることが望ましい。そうすることで、ステータと永久磁石の間隔(エアーギャップ)が必要以上に広がることを防止することができる。
ハウジング体20は、そのハウジング体20における第1のハウジング側端部24と第2のハウジング側端部26の各々が、ステータ保磁子12の外周表面と略面一に並んで設けられ、且つ各部がステータ保磁子12と直接に結合されて形成されることが好ましい。それにより、ステータユニットは、外部に対して完全に閉塞されることになるので、新たにハウジングを追加する必要がなくなる。
ハウジング体20においてモータの駆動側端部となる第1のハウジング側端部24には、切欠部28及び取付孔30が形成される。切欠部28や取付孔30は、A−フランジ、すなわち駆動側のハウジング蓋部(フランジ)を位置決めし、固定する役割を担っている。このことについては、図5を用いて更に詳しく後述する。
そのハウジング体20において、第1のハウジング側端部24と対向してモータの電力供給手段が配置される第2のハウジング側端部26には、モータの反対側端部に取り付けられるB−フランジ(ハウジング蓋部)と協働する切欠部32及び固定用突出部34が設けられる。このことについても、図5を用いて更に詳しく後述する。
以上から、本実施形態では、ステータ体10に対して絶縁被膜22と共に一工程で直接成形することによりハウジング体20が製造されるステータユニットを提供することができる。
尚、ハウジング体20は、ステータ体10におけるステータ保磁子12の外周表面と共にモータを囲む外壁を構成する。更に、ハウジング体20のハウジング側端部24、26には、そのハウジング体20に2個のハウジング蓋部(フランジ)と結合させるための手段が直接に成形される。又、ハウジング体20と絶縁被膜22は、プラスチックの射出成形による部材として製造されることが好ましい。
図4aは、本発明の第1実施形態に係るステータユニットを、第1のハウジング側端部から見た側面図である。図4bは、本発明の第1実施形態に係るステータユニットの図4aのA−A断面を示した断面図である。図4cは、本発明の第1実施形態に係るステータユニットを、第1のハウジング側端部の反対側の第2のハウジング側端部から見た側面図である。尚、図4a〜cにおいて、図1から図3と同一の部材についてはそれらの部材と同一の符号を付している。
本実施形態では、複数のステータ極歯14を有し、且つ、それらのステータ極歯14の間に、ステータ巻線を収容する複数のステータスロット16が形成されるステータ体10を備えるモータ用ステータユニットが提供される。ステータ極歯14における少なくともステータ巻線が収容される領域は、絶縁被膜22により被覆される。それは、ステータ体10をステータ巻線に対して絶縁するためである。
本実施形態によれば、絶縁被膜22は、ステータ体10に射出成形されるハウジング体20と一体に形成される。その場合、ステータ体10におけるステータ巻線が収容されない領域は、少なくとも部分的には被覆されないで露出された状態で残される。そのステータ体10は、インナーロータ型構造のモータに用いられることが好ましい。その好ましい構造においては、ステータ体10は、半径方向内側に突出する複数のステータ極歯14を備えるステータ保磁子12を備えている。
絶縁被膜22及びハウジング体20は、ステータ保磁子12の外周表面が露出されるようにステータ体10に対して射出成形される。そうすることで、モータのハウジング体20をステータ体10に対して直接成形することができると共に、ステータ体10の熱を効率よく外部に放散させることができる。又、ステータ体10のステータスロット16の絶縁とハウジング体20の形成を1つの製造工程で行うことで、製造コストを低く抑えることができる。
ハウジング体20には、好ましくは、ハウジング体20と少なくとも1個のハウジング蓋部(フランジ)44、58を結合させるための結合手段が直接に成形される。ハウジング体20の側には、例えば固定用突出部34、切欠部28、32、及び/又は、取付孔30を設け、そのハウジング体20を一方の端部若しくは両側の端部に位置するハウジング蓋部(フランジ)44、58と結合するように構成しても良い。
従って本実施形態のステータユニットは、ステータ巻線を収容するための複数のステータ極歯14及び各ステータ極歯14の間に形成される複数のステータスロット16を囲むようにステータ体10が設けられ、ステータ極歯14における少なくともステータスロット16の領域内のステータ巻線が収容される領域には、絶縁被膜22が形成されるモータ用のステータユニットであって、絶縁被膜22は、ステータ体10に射出成形することにより形成されるハウジング体20と一体に形成され、その際、ステータ体10におけるステータ巻線を収容しない部分の少なくとも一部が露出状態のままで残される。
本実施形態のステータユニットにおけるステータ体10は、ステータ保磁子12及び該ステータ保磁子12から半径方向内側に突出するステータ極歯14が設けられたインナーロータ型の構造であり、積層された金属薄板により構成され、略ステータ極歯14の領域のみが射出成形され、ステータ極歯14の反対側に表面に露出した部分が設けられる。
本実施形態のステータユニットにおけるハウジング体20は、ハウジング側端部24、26が設けられる。そのハウジング側端部24、26は、ハウジング体20と、少なくとも1個のハウジング蓋部(フランジ)44、58を結合するための結合手段30、34が設けられる。結合手段は、固定用突出部34、切欠部28、32、及び/又は、取付孔30を用いて結合させるものである。絶縁被膜22及びハウジング体20は、ステータ体10にステータ保磁子12の環状の外周表面が露出するように射出成形される。
このように本実施形態では、優れた放熱特性を有し、更に製造工程を短くでき、低コストで製造できるモータ用ステータユニットを提供することができる。
図5は、本発明の第1実施形態に係るステータユニットを備えるモータの概略構成を示す展開図である。尚、図5において、図1から図3と同一の部材についてはそれらの部材と同一の符号を付している。
本実施形態のステータユニットには、モータ軸部42に取り付けられたロータ40が同軸に挿入される。ハウジング体20の第1のハウジング側端部24が位置するモータにおける駆動側端部では、複数のフランジ部分46に複数の取付孔48が設けられた、いわゆるA−フランジであるハウジング蓋部(フランジ)44が配置される。ここで、取付孔48は、ハウジング体20のハウジング側端部24の取付孔30と結合されるものである。
又、A−フランジ44をハウジング体20の第1のハウジング側端部24と結合させるには、例えばネジ50やリベット又は同様の結合手段を取付孔48、30に通すようにすれば良い。図5に示された本実施形態では、A−フランジ44の外周には、ハウジング体20の第1のハウジング側端部24の切欠部28と同列(同位置)に配置される切欠部52が設けられる。尚、切欠部52、28は、モータを冷却するために羽根車70によって送られてくる空気を通気させるためのスリット(開口部)として機能する。
ハウジング体20の第2のハウジング側端部26が位置するモータにおける電力供給側端部には、図示しない相巻線(ステータ巻線)の接続に用いられる3個の接続リング54が配置される。それらの接続リング54の各々には、接続端子部56が設けられている。その接続端子部56は、モータの組み立て後には、ハウジング体20から突出してモータの電源接続部として機能する。尚、接続リング54は、切欠部32によってハウジング体20の第2のハウジング側端部26に保持される。
又、ハウジング体20の第2のハウジング側端部26は、ハウジング蓋部(又はB−フランジ)58により閉塞されるが、そのB−フランジ58には、ハウジング体20に対するストッパーとして機能する突出部60が設けられる。B−フランジ58は、ハウジング体20の第2のハウジング側端部26に取り付けられると、その後は固定用突出部34によって保持される。更に、B−フランジ58は、冷却空気を吸気する貫通孔部62を備えている。接続端子部56は、B−フランジ58の外周に沿って外側に導出される。
本実施形態のモータでは、電力供給側がプリント基板64により閉塞される。そのプリント基板64には、モータの回転位置を検出する複数のホールセンサ66、又は、その他のマグネットセンサ66が配置される。そのホールセンサ66は、制御マグネット部68と協働してモータの制御に必要な転流信号を発生する。制御マグネット部68は、保磁子リング69に取り付けられてモータ軸部42に動かないように結合される。その制御マグネット部68は、強磁性の保磁子リング69におけるホールセンサ66と対向する面に配置されるので、ホールセンサ66と制御マグネット部68は相互に対向することになる。
このように本実施形態では、ステータユニットを備えるモータも提供することができる。その場合のハウジング体20は、2つのハウジング側端部24、26から構成され、ステータ体10の対向する両端部に各々1つのハウジング側端部24、26が射出成形される。
ハウジング体20の2つのハウジング側端部24、26は、好ましくはステータ体10のステータ保磁子12と略面一に並んで設けられる。それによって、特にコンパクト、且つ、省スペースであり、ステータ体10の熱を外部に放散できるモータ構造を得ることができる。又、本実施形態のモータ構造の場合には、別にハウジングを用意する必要がなくなる。
本実施形態のステータユニットを用いることにより、コンパクトであると同時に低コストで製造できるモータを提供することができる。特に、本実施形態のモータの場合には、別にハウジングを用意する必要がなく、ステータのステータスロット16の絶縁被膜22及びハウジング体20の各ハウジング側端部24、26は、共に一つの工程で製造することができる。なおかつ、ハウジング体20は、ステータの熱を最大限に外部に放出できるように形成される。更に、そのハウジング体20は、好ましくは接続リング及びハウジング側端部24、26側のハウジング蓋部(フランジ)を含むモータの組み立てを容易にすることができるように形成される。
従って本実施形態のモータは、上記した本実施形態のステータユニットを備え、ハウジング体20は、2つのハウジング側端部24、26が、ステータ体10の対向する両側端部に配置され、ステータ保磁子12の外周表面と略面一に並ぶように設けられる。
このように本実施形態では、優れた放熱特性を有し、更に製造工程を短くでき、低コストで製造できるモータも提供することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態(不図示)は、本発明の第1実施形態に対する別な選択肢である。第2実施形態は、第1実施形態におけるハウジング側端部24、26に結合されるハウジング蓋部(フランジ)44、58の一方を、ハウジング体20と一体に成形させたものである。他の構成については第1実施形態と同様である。
本発明の第2実施形態(不図示)は、本発明の第1実施形態に対する別な選択肢である。第2実施形態は、第1実施形態におけるハウジング側端部24、26に結合されるハウジング蓋部(フランジ)44、58の一方を、ハウジング体20と一体に成形させたものである。他の構成については第1実施形態と同様である。
つまり、ハウジング体20のハウジング側端部24、26に、一つのハウジング体蓋部(フランジ)44、58を代替的に直接成形して良い。そうすることで、本実施形態によるステータユニットを備えるモータの組み立てが更に容易になる。
このように本実施形態でも、優れた放熱特性を有し、更に、製造工程を短くでき、低コストで製造できるモータ用ステータユニットを提供することができる。
本発明は、上記した各実施形態に限られるものではなく、本願明細書、図面及び請求項に開示した特徴は、単独であっても任意の組み合わせであっても本発明の効果を得ることができるものである。
本発明のステータユニットは、多種多様のモータ特に直流モータ、及び、直流ジェネレータに利用可能である。又、直流モータでは、ブラシレス直流モータ且つ永久磁石型モータの構成でインナーロータ型モータ又はアウターロータ型モータにおいては好適に利用することができる。
10 ステータ体、
12 ステータ保磁子、
14 ステータ極歯、
16 ステータスロット、
20 ハウジング体、
22 絶縁被膜、
24 第1のハウジング側端部、
26 第2のハウジング側端部、
28 切欠部、
30 取付孔、
32 切欠部、
34 固定用突出部、
40 ロータ、
42 モータ軸部、
44 ハウジング蓋部(フランジ)、A−フランジ、
46 フランジ部分、
48 取付孔、
50 ネジ、
52 切欠部、
54 接続リング、
56 接続端子部、
58 ハウジング蓋部(フランジ)、B−フランジ、
60 突出部、
62 貫通孔部、
64 プリント基板、
66 ホールセンサ、
68 制御マグネット部、
69 保磁子リング、
70 羽根車。
12 ステータ保磁子、
14 ステータ極歯、
16 ステータスロット、
20 ハウジング体、
22 絶縁被膜、
24 第1のハウジング側端部、
26 第2のハウジング側端部、
28 切欠部、
30 取付孔、
32 切欠部、
34 固定用突出部、
40 ロータ、
42 モータ軸部、
44 ハウジング蓋部(フランジ)、A−フランジ、
46 フランジ部分、
48 取付孔、
50 ネジ、
52 切欠部、
54 接続リング、
56 接続端子部、
58 ハウジング蓋部(フランジ)、B−フランジ、
60 突出部、
62 貫通孔部、
64 プリント基板、
66 ホールセンサ、
68 制御マグネット部、
69 保磁子リング、
70 羽根車。
Claims (10)
- ステータ巻線を収容するための複数のステータ極歯及び前記各ステータ極歯の間に形成される複数のステータスロットを囲むようにステータ体が設けられ、
前記ステータ極歯における少なくとも前記ステータスロットの領域内の前記ステータ巻線が収容される領域には、絶縁被膜が形成されるモータ用のステータユニットであって、
前記絶縁被膜は、前記ステータ体に射出成形することにより形成されるハウジング体と一体に形成され、
その際、前記ステータ体における前記ステータ巻線を収容しない部分の少なくとも一部が露出状態のままで残される
ことを特徴とするステータユニット。 - 前記ステータ体は、積層された金属薄板により構成される
ことを特徴とする請求項1に記載のステータユニット。 - 前記ステータ体は、略前記ステータ極歯の領域のみが射出成形される
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のステータユニット。 - 前記ステータ体は、前記ステータ極歯の反対側に表面に露出した部分が設けられる
ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のステータユニット。 - 前記ハウジング体は、ハウジング側端部が設けられる
ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のステータユニット。 - 前記ハウジング側端部は、ハウジング体と、少なくとも1個のハウジング蓋部(フランジ)を結合するための結合手段が設けられる
ことを特徴とする請求項5に記載のステータユニット。 - 前記結合手段は、固定用突出部、切欠部、及び/又は、取付孔を用いて結合させるものである
ことを特徴とする請求項6に記載のステータユニット。 - 前記ハウジング蓋部(フランジ)が、前記ハウジング体の一方のハウジング側端部では一体成形される
ことを特徴とする請求項6又は7に記載のステータユニット。 - 前記ステータ体は、
ステータ保磁子及び該ステータ保磁子から半径方向内側に突出するステータ極歯が設けられたインナーロータ型の構造であり、
前記絶縁被膜及び前記ハウジング体は、
前記ステータ体に、前記ステータ保磁子の環状の外周表面が露出するように射出成形される
前記請求項1〜8の何れか1項に記載のステータユニット。 - 請求項9に記載のステータユニットを備え、
前記ハウジング体は、
2つのハウジング側端部が前記ステータ体の対向する両側端部に配置され、前記ステータ保磁子の外周表面と略面一に並ぶように設けられる
ことを特徴とするモータ。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE102004050373A DE102004050373A1 (de) | 2004-10-15 | 2004-10-15 | Statoranordnung für eine elektrische Maschine und Elektromotor |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006115687A true JP2006115687A (ja) | 2006-04-27 |
Family
ID=34993227
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005297154A Withdrawn JP2006115687A (ja) | 2004-10-15 | 2005-10-12 | ステータユニット及びモータ |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20060082242A1 (ja) |
EP (1) | EP1648072A3 (ja) |
JP (1) | JP2006115687A (ja) |
DE (1) | DE102004050373A1 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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