JP2006110096A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】大当たり遊技中の興趣をより向上する。
【解決手段】大入賞口14を9つの入口に区画し、各入口に「1」〜「9」の数字を対応付ける。大入賞口14の上方に、「1」〜「9」の数字がそれぞれ対応付けられた9つの表示領域を有するサブゲーム用表示部20を配置する。大当たり遊技中は、各ラウンドの開始後に最初に大入賞口14に入った遊技球が通過した入口に対応する数字を取得数字として、サブゲーム用表示部20のその取得数字に対応する表示領域を点灯させる。サブゲーム用表示部20による表示が所定のノルマを達成した場合には、大当たり遊技終了後に確率変動モードを実行する。
【効果】大当たり遊技中、遊技者は、サブゲーム用表示部20による表示を見て、複数の表示領域の表示の組み合わせに注目することとなり、ノルマが達成されるか否かを長時間にわたって楽しむことができる。
【選択図】 図2
【解決手段】大入賞口14を9つの入口に区画し、各入口に「1」〜「9」の数字を対応付ける。大入賞口14の上方に、「1」〜「9」の数字がそれぞれ対応付けられた9つの表示領域を有するサブゲーム用表示部20を配置する。大当たり遊技中は、各ラウンドの開始後に最初に大入賞口14に入った遊技球が通過した入口に対応する数字を取得数字として、サブゲーム用表示部20のその取得数字に対応する表示領域を点灯させる。サブゲーム用表示部20による表示が所定のノルマを達成した場合には、大当たり遊技終了後に確率変動モードを実行する。
【効果】大当たり遊技中、遊技者は、サブゲーム用表示部20による表示を見て、複数の表示領域の表示の組み合わせに注目することとなり、ノルマが達成されるか否かを長時間にわたって楽しむことができる。
【選択図】 図2
Description
この発明は、パチンコ機などの遊技機に関し、特に、遊技球を発射して遊技を行う遊技機に関する。
遊技機の一例としてのパチンコ機では、遊技盤に向けて遊技球を発射させ、その発射した遊技球が遊技盤に沿って落下する際に、所定の入球口に入るか否かによって遊技が行われる。遊技盤には、たとえば、入球口として始動口や大入賞口などが配置されている。
遊技盤に沿って落下する遊技球が始動口に入ると、遊技者に有利な(たとえば、多数の賞球を獲得可能な)大当たり遊技を実行するか否かを決定するための大当たり抽選が行われる。遊技機には、複数種類の図柄を変動表示可能であって、変動状態から停止した図柄の種類によって大当たり抽選の結果を表示するための図柄表示部が備えられている。図柄表示部の図柄は、始動口に遊技球が入ることに応じて変動を開始し、所定時間経過後に停止する。そして、停止した図柄が所定の確率変動図柄である場合には、大当たり遊技終了後に、大当たり抽選に当選する確率が高くなる確率変動モードが実行されるようになっている。
遊技盤に沿って落下する遊技球が始動口に入ると、遊技者に有利な(たとえば、多数の賞球を獲得可能な)大当たり遊技を実行するか否かを決定するための大当たり抽選が行われる。遊技機には、複数種類の図柄を変動表示可能であって、変動状態から停止した図柄の種類によって大当たり抽選の結果を表示するための図柄表示部が備えられている。図柄表示部の図柄は、始動口に遊技球が入ることに応じて変動を開始し、所定時間経過後に停止する。そして、停止した図柄が所定の確率変動図柄である場合には、大当たり遊技終了後に、大当たり抽選に当選する確率が高くなる確率変動モードが実行されるようになっている。
しかし、上記のような構成では、大当たり遊技が実行されるか否かが、パチンコ機に備えられた制御部により行われる内部抽選(大当たり抽選)により決定されるので、遊技者は、多数の賞球を獲得できるか否かについて運に頼るしかなく、興趣に欠ける。
そこで、特許文献1では、大当たり遊技中に所定の入球口(確変入賞口)に遊技球が入るか否かによって、大当たり遊技終了後に確率変動モードを実行するか否かを決定するような遊技機が提案されている。
特開2003−71050号公報
そこで、特許文献1では、大当たり遊技中に所定の入球口(確変入賞口)に遊技球が入るか否かによって、大当たり遊技終了後に確率変動モードを実行するか否かを決定するような遊技機が提案されている。
しかしながら、特許文献1に開示されているような構成では、確変入賞口に遊技球が入った時点で、大当たり遊技終了後に確率変動モードを実行することが決定されるため、大当たり遊技開始後すぐに確変入賞口に遊技球が入った場合などには、長時間にわたって遊技者を楽しませることができない場合がある。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、大当たり遊技中の興趣をより向上できる遊技機を提供することを目的とする。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、大当たり遊技中の興趣をより向上できる遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、遊技球を発射して遊技を行う遊技機であって、発射された遊技球が入球可能な入球口(14;114)と、所定の第1条件が成立した場合に、複数の遊技期間(ラウンド)を含む大当たり遊技を実行する大当たり遊技実行手段(30,S8)と、上記大当たり遊技中に、上記複数の遊技期間のうちの少なくとも2つの遊技期間における上記入球口への入球に関する経過を表示するための経過表示手段(20;120)と、上記経過表示手段による表示が所定の第2条件を満たした場合に、上記大当たり遊技終了後、上記第1条件が成立する確率が高くなる確率変動モードを実行する確率変動モード実行手段(30,S12)とを備えたことを特徴とする遊技機である。
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素などを表す。以下、この項において同じ。
この構成によれば、大当たり遊技中に、少なくとも2つの遊技期間における入球口への入球に関する経過を経過表示手段により表示して、その表示が第2条件を満たした場合に確率変動モードを実行することができる。したがって、大当たり遊技中、遊技者は、経過表示手段による表示を見て、第2条件が満たされるか否かを長時間にわたって楽しむことができるので、大当たり遊技中の興趣をより向上できる。
この構成によれば、大当たり遊技中に、少なくとも2つの遊技期間における入球口への入球に関する経過を経過表示手段により表示して、その表示が第2条件を満たした場合に確率変動モードを実行することができる。したがって、大当たり遊技中、遊技者は、経過表示手段による表示を見て、第2条件が満たされるか否かを長時間にわたって楽しむことができるので、大当たり遊技中の興趣をより向上できる。
請求項2記載の発明のように、上記入球口(14;114)は、複数の通過領域(入口)を有し、上記経過表示手段(20;120)は、上記大当たり遊技中に、上記少なくとも2つの遊技期間における上記複数の通過領域への遊技球の通過に関する経過を表示するものであってもよい。
この場合、請求項3記載の発明のように、上記経過表示手段(20;120)は、上記少なくとも2つの遊技期間における各遊技期間の開始後に、上記複数の通過領域のいずれを遊技球が最初に通過したかに関する経過を表示するものであってもよいし、請求項4記載の発明のように、上記経過表示手段(20;120)は、上記少なくとも2つの遊技期間における各遊技期間中に、上記複数の通過領域のいずれを遊技球が最も多く通過したかに関する経過を表示するものであってもよい。
この場合、請求項3記載の発明のように、上記経過表示手段(20;120)は、上記少なくとも2つの遊技期間における各遊技期間の開始後に、上記複数の通過領域のいずれを遊技球が最初に通過したかに関する経過を表示するものであってもよいし、請求項4記載の発明のように、上記経過表示手段(20;120)は、上記少なくとも2つの遊技期間における各遊技期間中に、上記複数の通過領域のいずれを遊技球が最も多く通過したかに関する経過を表示するものであってもよい。
請求項5記載の発明のように、上記経過表示手段(20)は、複数の表示領域を有し、これらの複数の表示領域に対して、上記少なくとも2つの遊技期間における上記入球口(14)への入球に応じた表示を行うものであって、上記第2条件は、上記複数の表示領域の表示の組み合わせに関するものであれば、大当たり遊技中、遊技者は、複数の表示領域の表示の組み合わせに注目することとなり、興趣が向上する。
また、請求項6記載の発明のように、上記経過表示手段(120)は、上記少なくとも2つの遊技期間における上記入球口(114)への入球に応じてレベル表示を行うものであって、上記第2条件は、上記経過表示手段によるレベル表示が所定のレベルに到達したという条件であれば、大当たり遊技中、遊技者は、経過表示手段によるレベル表示に注目することとなり、興趣が向上する。
請求項7記載の発明のように、上記第2条件を決定するための第2条件決定手段(30,S2)をさらに備えたような構成であってもよい。
この場合、請求項8記載の発明のように、複数種類の図柄を変動表示可能であって、変動状態から停止した図柄の種類によって上記第1条件が成立したか否かを表示するための図柄表示手段(9,9L〜9R)をさらに備え、上記第2条件決定手段(30,S2)は、上記図柄表示手段によって停止表示された図柄の種類に応じて異なる上記第2条件を決定するものであれば、遊技者は、図柄表示手段により表示される図柄の種類に注目することとなり、さらに興趣が向上する。
この場合、請求項8記載の発明のように、複数種類の図柄を変動表示可能であって、変動状態から停止した図柄の種類によって上記第1条件が成立したか否かを表示するための図柄表示手段(9,9L〜9R)をさらに備え、上記第2条件決定手段(30,S2)は、上記図柄表示手段によって停止表示された図柄の種類に応じて異なる上記第2条件を決定するものであれば、遊技者は、図柄表示手段により表示される図柄の種類に注目することとなり、さらに興趣が向上する。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係るパチンコ機の構成を示す正面図である。
図1を参照して、このパチンコ機は、遊技盤1と、発射装置(図示せず)から遊技盤1に向けて発射する遊技球の勢いを調節するためのハンドル2と、発射装置から遊技盤1に向けて発射すべき遊技球を貯留しておくための上皿3と、上皿3に貯留しきれない遊技球を受けるための下皿4とを備えている。
図1は、この発明の一実施形態に係るパチンコ機の構成を示す正面図である。
図1を参照して、このパチンコ機は、遊技盤1と、発射装置(図示せず)から遊技盤1に向けて発射する遊技球の勢いを調節するためのハンドル2と、発射装置から遊技盤1に向けて発射すべき遊技球を貯留しておくための上皿3と、上皿3に貯留しきれない遊技球を受けるための下皿4とを備えている。
遊技盤1の盤面には、遊技盤1の下方から発射された遊技球を当該遊技盤1の左側から上方に導くための略円弧状のガイドレール5が配置されている。遊技盤1の盤面には、多数本の障害釘(図示せず)が配置されており、ガイドレール5に沿って遊技盤1の左側上部から右斜め上方に向けて放たれた遊技球は、遊技盤1の盤面に沿って多数本の障害釘の間を通って落下していく。
パチンコ機の前面には、遊技者が操作可能な操作部6が配置されている。操作部6には、決定ボタン6Aと、決定ボタン6Aの左側に配置された左ボタン6Bと、決定ボタン6Aの右側に配置された右ボタン6Cとが含まれる。
図2は、遊技盤1の構成を示す正面図である。
図2を参照して、遊技盤1の左右方向中央の上部には、液晶表示器により構成されたメイン表示器7が配置されている。メイン表示器7の表示画面の下端部は、図柄を変動表示可能な図柄表示部8となっている。また、メイン表示器7の図柄表示部8以外の部分(図柄表示部8の上方部分)は、遊技中に演出を行うための演出表示部9となっている。
図2は、遊技盤1の構成を示す正面図である。
図2を参照して、遊技盤1の左右方向中央の上部には、液晶表示器により構成されたメイン表示器7が配置されている。メイン表示器7の表示画面の下端部は、図柄を変動表示可能な図柄表示部8となっている。また、メイン表示器7の図柄表示部8以外の部分(図柄表示部8の上方部分)は、遊技中に演出を行うための演出表示部9となっている。
メイン表示器7の図柄表示部8の左側部分には、それぞれ複数種類の図柄(たとえば、「○」および「×」)を変動表示可能な2つの表示位置81L,81Rを含む特別図柄表示部81が配置されている。2つの表示位置81L,81Rにそれぞれ1つの図柄を停止させることにより、特別図柄表示部81には、2つの図柄の組み合わせ(「○○」、「○×」、「×○」、「××」のいずれか)を表示することができる。図柄表示部8の右側部分には、複数種類の図柄(たとえば、「○」および「×」)を変動表示可能な普通図柄表示部82が配置されている。
遊技盤1のメイン表示器7よりも下方における左右方向中央部には、遊技盤1の盤面に沿って落下する遊技球が入球可能な始動口11が配置されている。始動口11には、1対の羽根からなる電動チューリップ役物12が関連して設けられている。通常、電動チューリップ役物12の1対の羽根は、図2に実線で示すように互いに近接して窄められていて、始動口11に遊技球が入りにくくなっている。
遊技盤1の左端部(メイン表示器7の左方)には、遊技盤1の盤面に沿って落下する遊技球が通過可能な通過ゲート13が配置されている。遊技球が通過ゲート13を通過すると、普通図柄表示部82の図柄が変動を開始して、それから所定時間が経過した後に停止する。そして、普通図柄表示部82に「○」が停止した場合には、図2に破線で示すように、電動チューリップ役物12の1対の羽根が所定時間(たとえば、通常モード中は0.3秒、後述する確率変動モード中は6秒)だけ両側に大きく拡開されることにより、始動口11に遊技球が入りやすくなる。
普通図柄表示部82の図柄変動中に遊技球が通過ゲート13を通過した場合には、その遊技球の通過に対する普通図柄表示部82の図柄変動動作が所定回数(たとえば、4回)まで保留されるようになっている。保留された普通図柄表示部82の図柄変動動作は、実行中の普通図柄表示部82の図柄変動動作が終了した後に順次実行される。メイン表示器7の右上方には、4つの普通図柄用保留ランプ10Rが左右に並べて配置されている。普通図柄表示部82の図柄変動動作が保留された状態では、その保留されている図柄変動動作の回数と同数の普通図柄用保留ランプ10Rが点灯する。すなわち、普通図柄表示部82の図柄変動動作が保留されたときには、普通図柄用保留ランプ10Rが左側から順次点灯し、保留されている図柄変動動作が実行されたときには、点灯している普通図柄用保留ランプ10Rが右側から消灯するようになっている。
始動口11に遊技球が入ると、予め定める個数(たとえば、1球の入球につき3球)の賞球が払い出されるとともに、遊技者に有利な(たとえば、多数個の賞球を獲得可能な)大当たり遊技を実行するか否かを決定するための大当たり抽選が実行される。この大当たり抽選の結果は、メイン表示器7の特別図柄表示部81に表示される。すなわち、始動口11に遊技球が入ると、特別図柄表示部81の2つの表示位置81L,81Rの図柄が変動を開始し、所定時間経過後に、それらの表示位置81L,81Rの図柄が同時に停止する。大当たり抽選の結果が大当たりであれば、2つの表示位置81L,81Rにそれぞれ「○」が停止することにより、特別図柄表示部81に大当たり図柄(「○○」)が表示される。一方、大当たり抽選の結果がはずれであれば、2つの表示位置81L,81Rの少なくとも一方に「×」が停止することにより、特別図柄表示部81にはずれ図柄(「○×」、「×○」、「××」のいずれか)が表示される。
特別図柄表示部81の図柄変動中に始動口11に遊技球が入った場合には、その入球に対する特別図柄表示部81の図柄変動動作が所定回数(たとえば、4回)まで保留されるようになっている。保留された特別図柄表示部81の図柄変動動作は、実行中の特別図柄表示部81の図柄変動動作が終了した後に順次実行される。メイン表示器7の左上方には、4つの特別図柄用保留ランプ10Lが左右に並べて配置されている。特別図柄表示部81の図柄変動動作が保留された状態では、その保留されている図柄変動動作の回数と同数の特別図柄用保留ランプ10Lが点灯する。すなわち、特別図柄表示部81の図柄変動動作が保留されたときには、特別図柄用保留ランプ10Lが左側から順次点灯し、保留されている図柄変動動作が実行されたときには、点灯している特別図柄用保留ランプ10Lが右側から消灯するようになっている。
上述のとおり、大当たり抽選の結果は、メイン表示器7の特別図柄表示部81の2つの表示位置81L,81Rの図柄の組み合わせによって表示されるが、特別図柄表示部81の図柄変動中は、演出表示部9による演出も行われるようになっている。演出表示部9には、複数種類の図柄(たとえば、「0」〜「9」の数字)を複数の表示位置(たとえば、3つの表示位置9L,9C,9R)に変動表示可能であって、特別図柄表示部81の図柄変動中は、これらの表示位置9L〜9Rの図柄も変動するようになっている。特別図柄表示部81の図柄が停止する際には、演出表示部9の図柄も停止し、大当たり抽選の結果が大当たりであれば、3つの表示位置9L〜9Rに同一図柄が停止されるようになっている。
遊技盤1の左右方向中央の下部には、左右に長い長方形状に形成され、複数個の遊技球が同時に入球可能な大入賞口14が配置されている。この大入賞口14には、大入賞口14に遊技球を案内する開状態および大入賞口14に遊技球が入るのを阻止する閉状態に開閉可能な開閉板15が関連して設けられている。すなわち、開閉板15は、遊技盤1の盤面に沿った状態で大入賞口14を閉塞して、大入賞口14に遊技球が入るのを阻止することができる一方、この状態から大入賞口14の下端縁に沿って配置された回動軸(図示せず)を中心に手前側に傾倒することにより、大入賞口14を開放して、大入賞口14上に落下してくる遊技球を大入賞口14内に導き入れることができる。
大当たり遊技では、所定時間(たとえば、30秒)または所定個数(たとえば、9球)の遊技球が大入賞口14に入るまで開閉板15を開状態にするといった動作を1ラウンドとして、開閉板15による大入賞口14の開放動作が所定のラウンド数(たとえば、15ラウンド)だけ行われる。大入賞口14への遊技球の入球に対しては、予め定める個数(たとえば、1球の入球につき15球)の賞球が払い出されるようになっている。大当たり遊技では、容易に遊技球が大入賞口14に入るので、遊技者は多数個の賞球を獲得することができる。
始動口11の左右両側には、遊技盤1の盤面に沿って落下する遊技球が入球可能な普通入賞口17が2つずつ配置されている。これらの普通入賞口17に遊技球が入った場合には、予め定める個数(たとえば、1球の入球につき10球)の賞球が払い出されるようになっている。始動口11、大入賞口14および普通入賞口17のいずれにも入らなかった遊技球(アウト球)は、遊技盤1の下部に形成されたアウト球回収口16(図1参照)から機内に回収される。
この実施形態では、遊技盤1上(たとえば、始動口11と大入賞口14の間)にサブゲーム用表示部20が配置されており、大当たり遊技中に、このサブゲーム用表示部20を用いてサブゲーム(ビンゴゲーム)が行われるようになっている。このサブゲームは、大当たり遊技終了後に、大当たり抽選の結果が大当たりになる確率(大当たり確率)が高くなる確率変動モードを実行するか否かを決定するためのものである。確率変動モードでは、たとえば、通常モード中は1/350であった大当たり確率が、1/50の大当たり確率に変更される。サブゲーム用表示部20は、たとえば、液晶表示器や7セグメント表示器により構成され、複数(たとえば、縦3列×横3列の計9つ)の表示領域を有している。複数の表示領域には、それぞれ「1」〜「9」のいずれかの数字が対応付けて表示されている。
大入賞口14は、左右方向に並ぶ複数(たとえば、9つ)の入口に区画されており、各入口の上方には、「1」〜「9」のいずれかの数字が対応付けて表示されている。この実施形態では、大入賞口14の左右方向に並ぶ9つの入口に対して、左から順に「1」〜「9」の数字が対応付けられている。大当たり遊技中は、各ラウンドの開始後に最初に大入賞口14に入った遊技球が通過した入口に対応する数字を取得数字として、サブゲーム用表示部20のその取得数字に対応する表示領域が点灯されるようになっている。
このようにして、大当たり遊技中、各ラウンドにおける大入賞口14への入球に応じてサブゲーム用表示部20の表示領域を順次点灯させていくことにより、大入賞口14への入球に関する経過(より具体的には、大入賞口14の各入口への入球に関する経過)を表示することができる。サブゲーム用表示部20による表示が所定の条件を満たした(所定のノルマを達成した)場合には、大当たり遊技終了後に確率変動モードが実行される。確率変動モード中は、メイン表示器7の上方(たとえば、特別図柄用保留ランプ10Lと普通図柄用保留ランプ10Rとの間)に配置された遊技状態報知ランプ10Cが点灯するようになっている。
図3は、大当たり遊技中に達成すべきノルマの具体例を示す図である。
図3に示すように、この実施形態では、大当たり遊技中に達成すべきノルマは、大当たり抽選の結果が大当たりとなって、演出表示部9の3つの表示位置9L〜9Rに停止された同一図柄の種類によって異なる。
演出表示部9に停止された図柄が「0」、「2」、「4」、「6」および「8」のいずれかである場合には、サブゲーム用表示部20のすべての表示領域を点灯させる(埋める)というノルマが決定される。
図3に示すように、この実施形態では、大当たり遊技中に達成すべきノルマは、大当たり抽選の結果が大当たりとなって、演出表示部9の3つの表示位置9L〜9Rに停止された同一図柄の種類によって異なる。
演出表示部9に停止された図柄が「0」、「2」、「4」、「6」および「8」のいずれかである場合には、サブゲーム用表示部20のすべての表示領域を点灯させる(埋める)というノルマが決定される。
演出表示部9に停止された図柄が「1」である場合には、サブゲーム用表示部20の真ん中の表示領域(縦2行目の横2列目)を含めた1列以上(縦1列、横1列および斜め2列のうちの少なくとも1列)の表示領域を点灯させる(揃える)というノルマが決定される。
演出表示部9に停止された図柄が「3」である場合には、どの列でもよいのでサブゲーム用表示部20のいずれか2列以上(縦3列、横3列および斜め2列のうちの少なくとも2列)の表示領域を点灯させる(揃える)というノルマが決定される。
演出表示部9に停止された図柄が「3」である場合には、どの列でもよいのでサブゲーム用表示部20のいずれか2列以上(縦3列、横3列および斜め2列のうちの少なくとも2列)の表示領域を点灯させる(揃える)というノルマが決定される。
演出表示部9に停止された図柄が「5」である場合には、サブゲーム用表示部20の真ん中の表示領域(縦2行目の横2列目)を含めた2列以上(縦1列、横1列および斜め2列のうちの少なくとも2列)の表示領域を点灯させる(揃える)というノルマが決定される。
演出表示部9に停止された図柄が「7」である場合には、どの列でもよいのでサブゲーム用表示部20のいずれか1列以上(縦3列、横3列および斜め2列のうちの少なくとも1列)の表示領域を点灯させる(揃える)というノルマが決定される。
演出表示部9に停止された図柄が「7」である場合には、どの列でもよいのでサブゲーム用表示部20のいずれか1列以上(縦3列、横3列および斜め2列のうちの少なくとも1列)の表示領域を点灯させる(揃える)というノルマが決定される。
演出表示部9に停止された図柄が「9」である場合には、サブゲーム用表示部20の真ん中の表示領域(縦2行目の横2列目)を含めた3列以上(縦1列、横1列および斜め2列のうちの少なくとも3列)の表示領域を点灯させる(揃える)というノルマが決定される。
図4は、ノルマが決定されたときの演出表示部9による表示内容の具体例を示す図である。
図4は、ノルマが決定されたときの演出表示部9による表示内容の具体例を示す図である。
この実施形態では、演出表示部9の3つの表示位置9L〜9Rに同一図柄が停止して、大当たり遊技中に達成すべきノルマが決定された場合、大当たり遊技が開始される前に、サブゲーム用表示部20の各表示領域に対応付けられる数字の組み合わせが異なる複数種類のビンゴカードのいずれかを選択することができるようになっている。すなわち、ノルマが決定されると、演出表示部9には、図4に示すように、決定されたノルマの内容が表示されるとともに、複数種類(たとえば、整列カードとランダムカードと勝負カードの3種類)のビンゴカードの内容および説明、ならびに、いずれかのビンゴカードを選択すべき旨の表示が行われる(カード選択画面表示)。遊技者は、操作部6の左ボタン6Bや右ボタン6Cを押操作していずれかのビンゴカードにカーソルを合わせた後、決定ボタン6Aを押操作することにより、ビンゴカードを選択することとなる。
図5は、このパチンコ機の電気的構成を示すブロック図である。
図5を参照して、このパチンコ機の動作は、マイクロコンピュータを含む制御部30により制御される。制御部30には、主制御部31と、第1副制御部32と、第2副制御部33と、第3副制御部34と、第4副制御部35とが含まれる。主制御部31、第1副制御部32、第2副制御部33、第3副制御部34および第4副制御部35は、それぞれ、CPUと、ROMと、RAMとを備えている。主制御部31は、中継基板36を介して第1副制御部32に電気的に接続されている。第1副制御部32と、第2副制御部33と、第3副制御部34と、第4副制御部35とは、互いに電気的に接続されている。
図5を参照して、このパチンコ機の動作は、マイクロコンピュータを含む制御部30により制御される。制御部30には、主制御部31と、第1副制御部32と、第2副制御部33と、第3副制御部34と、第4副制御部35とが含まれる。主制御部31、第1副制御部32、第2副制御部33、第3副制御部34および第4副制御部35は、それぞれ、CPUと、ROMと、RAMとを備えている。主制御部31は、中継基板36を介して第1副制御部32に電気的に接続されている。第1副制御部32と、第2副制御部33と、第3副制御部34と、第4副制御部35とは、互いに電気的に接続されている。
制御部30には、I/Oポート37が備えられている。このI/Oポート37には、始動口11への入球を検知する始動口センサ111と、操作部6に対する操作を検知する操作部センサ61と、通過ゲート13への遊技球の通過を検知する通過ゲートセンサ131と、大入賞口14の9つの入口への入球をそれぞれ検知する第1〜第9大入賞口センサ141〜149と、4つの普通入賞口17への入球をそれぞれ検知する第1〜第4普通入賞口センサ171〜174とが接続されている。I/Oポート37は主制御部31に接続されていて、I/Oポート37に接続された上記の各種センサからの信号が主制御部31に入力されるようになっている。
主制御部31には、ドライバ回路38を介して、電動チューリップ役物12を駆動するための電動チューリップ役物駆動部121と、開閉板15を駆動するための開閉板駆動部151とが接続されている。第1副制御部32には、ドライバ回路39を介して、特別図柄表示部81、普通図柄表示部82および演出表示部9を含むメイン表示器7が接続されている。第2副制御部33には、ドライバ回路40を介して、遊技状態報知ランプ10Cと、特別図柄用保留ランプ10Lと、普通図柄用保留ランプ10Rとが接続されている。第3副制御部34には、ドライバ回路41を介して、サブゲーム用表示部20が接続されている。第4副制御部35は、ドライバ回路42を介して、音声を出力するためのスピーカ21と、演出を行うために発光される各種演出ランプ22とが接続されている。
図6は、演出表示部9の各表示位置9L〜9Rに同一図柄が停止した場合の制御部30による制御の流れ(メインルーチン)を示すフローチャートである。
図6を参照して、演出表示部9の各表示位置9L〜9Rに同一図柄が停止した場合(ステップS1でYES)、制御部30は、図3を用いて説明したように、その停止した図柄の種類(「0」〜「9」)に応じて、大当たり遊技中に達成すべきノルマを決定する(ステップS2)。そして、制御部30は、図4を用いて説明したように、演出表示部9にカード選択画面表示を行う(ステップS3)。
図6を参照して、演出表示部9の各表示位置9L〜9Rに同一図柄が停止した場合(ステップS1でYES)、制御部30は、図3を用いて説明したように、その停止した図柄の種類(「0」〜「9」)に応じて、大当たり遊技中に達成すべきノルマを決定する(ステップS2)。そして、制御部30は、図4を用いて説明したように、演出表示部9にカード選択画面表示を行う(ステップS3)。
その後、制御部30は、ビンゴカードを選択するための制限時間が経過したか否か(ステップS4)、および、操作部6の決定ボタン6Aが押操作されたか否か(ステップS5)を監視する。そして、制限時間が経過した場合(ステップS4でYES)、または、決定ボタン6Aが押操作された場合(ステップS5でYES)には、制御部30は、そのとき演出表示部9で選択されているビンゴカードに対応する数字の組み合わせをサブゲーム用表示部20の各表示領域に対応付けて表示させ(ステップS6)、大当たり遊技を開始する旨を表示する画面(大当たり遊技開始画面)を演出表示部9に表示させた後(ステップS7)、大当たり遊技を開始する(ステップS8)。
大当たり遊技は、最終ラウンド(たとえば、15ラウンド)が終了するまで(ステップS9でYESとなるまで)行われる。大当たり遊技の最終ラウンドが終了すると(ステップS9でYES)、制御部30は、大当たり遊技を終了する旨を表示する画面(大当たり遊技終了画面)を演出表示部9に表示させる(ステップS10)。そして、制御部30は、大当たり遊技中にノルマが達成されていれば(ステップS11でYES)、確率変動モードを実行し(ステップS12)、大当たり遊技中にノルマが達成されていなければ(ステップS11でNO)、通常モードを実行する(ステップS13)。
図7は、大当たり遊技中の各ラウンドにおける制御部30による制御の流れ(サブルーチン)を示すフローチャートである。
図7を参照して、大当たり遊技の各ラウンドが開始されると、制御部30は、開閉板駆動部151を制御して大入賞口14を開放させた後(ステップT1)、ノルマが既に達成されているか否かを判定する(ステップT2)。そして、ノルマがまだ達成されていなければ(ステップT2でNO)、制御部30は、サブゲーム用表示部20の各表示領域を点灯すべき旨の信号を送信可能な状態とする(ステップT3)。その後、制御部30は、大入賞口14に遊技球が入って第1〜第9大入賞口センサ141〜149のいずれかがオンしたか否か(ステップT4)、大入賞口14が開放されてから大入賞口14に9球以上遊技球が入ったか否か(ステップT10)、および、大入賞口14が開放されてから30秒が経過したか否か(ステップT11)を監視する。
図7を参照して、大当たり遊技の各ラウンドが開始されると、制御部30は、開閉板駆動部151を制御して大入賞口14を開放させた後(ステップT1)、ノルマが既に達成されているか否かを判定する(ステップT2)。そして、ノルマがまだ達成されていなければ(ステップT2でNO)、制御部30は、サブゲーム用表示部20の各表示領域を点灯すべき旨の信号を送信可能な状態とする(ステップT3)。その後、制御部30は、大入賞口14に遊技球が入って第1〜第9大入賞口センサ141〜149のいずれかがオンしたか否か(ステップT4)、大入賞口14が開放されてから大入賞口14に9球以上遊技球が入ったか否か(ステップT10)、および、大入賞口14が開放されてから30秒が経過したか否か(ステップT11)を監視する。
大入賞口14に遊技球が入って第1〜第9大入賞口センサ141〜149のいずれかがオンした場合には(ステップT4でYES)、制御部30は、その遊技球が、大入賞口14が開放されてから最初に大入賞口14に入った1球目の遊技球であるか否かを判定する(ステップT5)。その遊技球が、大入賞口14が開放されてから最初に大入賞口に入った1球目の遊技球である場合には(ステップT5でYES)、制御部30は、その遊技球が入った大入賞口14の入口に対応付けられた数字に対応するサブゲーム用表示部20の表示領域を点灯させ(ステップT6)、サブゲーム用表示部20の各表示領域を点灯すべき旨の信号を送信不可能な状態とする(ステップT7)。そして、そのサブゲーム用表示部20の表示領域の点灯によりノルマが達成された場合には(ステップT8でYES)、制御部30は、大当たり遊技終了後に確率変動モードを実行することが確定した旨の表示(確変確定表示)を演出表示部9に行う(ステップT9)。
一方、大入賞口14に入った遊技球が、大入賞口14が開放されてから最初に大入賞口14に入った1球目の遊技球でない場合には(ステップT5でNO)、制御部30は、その遊技球が入った大入賞口14の入口に対応付けられた数字に対応するサブゲーム用表示部20の表示領域を点灯させることなく、再び、大入賞口14に遊技球が入って第1〜第9大入賞口センサ141〜149のいずれかがオンしたか否か(ステップT4)、大入賞口14が開放されてから大入賞口14に9球以上遊技球が入ったか否か(ステップT10)、および、大入賞口14が開放されてから30秒が経過したか否か(ステップT11)を監視する。また、サブゲーム用表示部20の表示領域の点灯によりノルマが達成されていない場合には(ステップT8でNO)、制御部30は、演出表示部9に確変確定表示を行うことなく、再び、大入賞口14に遊技球が入って第1〜第9大入賞口センサ141〜149のいずれかがオンしたか否か(ステップT4)、大入賞口14が開放されてから大入賞口14に9球以上遊技球が入ったか否か(ステップT10)、および、大入賞口14が開放されてから30秒が経過したか否か(ステップT11)を監視する。
このようにしてステップT4〜T11の制御を繰り返している過程で、大入賞口14が開放されてから大入賞口14に9球以上遊技球が入った場合(ステップT10でYES)、または、大入賞口14が開放されてから30秒が経過した場合(ステップT11でYES)には、制御部30は、サブゲーム用表示部20の各表示領域を点灯すべき旨の信号を送信不可能な状態となっているか否かを判定する(ステップT12)。そして、サブゲーム用表示部20の各表示領域を点灯すべき旨の信号を送信不可能な状態となっている場合には(ステップT12でYES)、制御部30は、大入賞口14を閉塞して(ステップT14)そのラウンドを終了し、再びステップT1からの制御を行うことにより次のラウンドを開始する。一方、サブゲーム用表示部20の各表示領域を点灯すべき旨の信号を送信不可能な状態となっていない場合には(ステップT12でNO)、制御部30は、サブゲーム用表示部20の各表示領域を点灯すべき旨の信号を送信不可能な状態とした後(ステップT13)、大入賞口14を閉塞して(ステップT14)そのラウンドを終了し、再びステップT1からの制御を行うことにより次のラウンドを開始する。
上記のようにして大当たり遊技の各ラウンドを実行する過程でノルマが達成された場合には、その後のラウンドにおいて、制御部30は、開閉板駆動部151を制御して大入賞口14を開放させた後(ステップT1、ステップT2でYES)、サブゲーム用表示部20を用いたサブゲームは行わずに、大入賞口14が開放されてから大入賞口14に9球以上遊技球が入ったか否か(ステップT15)、および、大入賞口14が開放されてから30秒が経過したか否か(ステップT16)を監視する。そして、大入賞口14が開放されてから大入賞口14に9球以上遊技球が入った場合(ステップT15でYES)、または、大入賞口14が開放されてから30秒が経過した場合(ステップT16でYES)には、制御部30は、大入賞口14を閉塞して(ステップT14)そのラウンドを終了し、再びステップT1からの制御を行うことにより次のラウンドを開始する。
上記のようにして大当たり遊技の各ラウンドを実行する過程でノルマが達成された場合には、その後のラウンドにおいて、制御部30は、開閉板駆動部151を制御して大入賞口14を開放させた後(ステップT1、ステップT2でYES)、サブゲーム用表示部20を用いたサブゲームは行わずに、大入賞口14が開放されてから大入賞口14に9球以上遊技球が入ったか否か(ステップT15)、および、大入賞口14が開放されてから30秒が経過したか否か(ステップT16)を監視する。そして、大入賞口14が開放されてから大入賞口14に9球以上遊技球が入った場合(ステップT15でYES)、または、大入賞口14が開放されてから30秒が経過した場合(ステップT16でYES)には、制御部30は、大入賞口14を閉塞して(ステップT14)そのラウンドを終了し、再びステップT1からの制御を行うことにより次のラウンドを開始する。
図8〜図14は、サブゲームの流れを具体的に説明するための図である。
大当たり抽選の結果が大当たりとなって、メイン表示器7の演出表示部9の3つの表示位置9L〜9Rに同一図柄(たとえば、「7」)が停止表示されると(図8(a)参照)、その図柄(数字)と対応するノルマとが演出表示部9に表示され(図8(b)参照)、その後に、カード選択画面が表示される(図8(c)参照)。カード選択画面でいずれかのビンゴカードが選択されると、その選択されたビンゴカードが演出表示部9に拡大表示された後(図8(d)参照)、大当たり遊技開始画面が演出表示部9に表示され(図8(e)参照)、大当たり遊技(の第1ラウンド)が開始される(図8(f)参照)。
大当たり抽選の結果が大当たりとなって、メイン表示器7の演出表示部9の3つの表示位置9L〜9Rに同一図柄(たとえば、「7」)が停止表示されると(図8(a)参照)、その図柄(数字)と対応するノルマとが演出表示部9に表示され(図8(b)参照)、その後に、カード選択画面が表示される(図8(c)参照)。カード選択画面でいずれかのビンゴカードが選択されると、その選択されたビンゴカードが演出表示部9に拡大表示された後(図8(d)参照)、大当たり遊技開始画面が演出表示部9に表示され(図8(e)参照)、大当たり遊技(の第1ラウンド)が開始される(図8(f)参照)。
第1ラウンドが開始された後、大入賞口14が開放されて、大入賞口14に1球目の遊技球が入った場合には、その遊技球が入った入口に対応付けられた数字(たとえば、「1」)に対応するサブゲーム用表示部20の表示領域が点灯されるとともに(図9(a),(b)参照)、大入賞口14に1球目の遊技球が入った旨の表示(V表示91)が演出表示部9に表示される(図9(c)参照)。第1ラウンドが終了すると、演出表示部9に図9(d)に示すような表示がされて、所定時間だけインターバルが実行された後、第2ラウンドが開始される(図9(e)参照)。このとき、図9(e)に示すように、演出表示部9に表示されていたV表示91は消去される。
第2ラウンドが開始された後、大入賞口14が開放されて、大入賞口14に1球目の遊技球が入った場合には、その遊技球が入った入口に対応付けられた数字(たとえば、「3」)に対応するサブゲーム用表示部20の表示領域が点灯されるとともに(図10(a),(b)参照)、演出表示部9にV表示91が表示される(図10(c)参照)。第2ラウンドが終了すると、演出表示部9に図10(d)に示すような表示がされて、所定時間だけインターバルが実行された後、第3ラウンドが開始される(図10(e)参照)。このとき、図10(e)に示すように、演出表示部9に表示されていたV表示91は消去される。
この例では、第3ラウンドが開始された後、大入賞口14が開放されて、既に点灯している表示領域に対応する数字(たとえば、「1」)に対応付けられた入口に1球目の遊技球が入球している(図11(a)参照)。このように、大入賞口14に1球目の遊技球が入った場合に、その遊技球が入った入口に対応付けられた数字が、既に点灯している表示領域に対応する数字である場合には、サブゲーム用表示部20の表示領域の点灯態様は変化しないようになっている(図11(b)参照)。その後、演出表示部9にV表示91が表示され(図11(c)参照)、第3ラウンドが終了すると、演出表示部9に図11(d)に示すような表示がされて、所定時間だけインターバルが実行された後、第4ラウンドが開始される(図11(e)参照)。このとき、図11(e)に示すように、演出表示部9に表示されていたV表示91は消去される。
第4ラウンドが開始された後、大入賞口14が開放されて、図12(a)に示すように、「2」という数字が対応付けられた入口から大入賞口14に1球目の遊技球が入った場合には、その数字に対応するサブゲーム用表示部20の表示領域が点灯されることにより、横1列の表示領域が揃い、ノルマが達成される(図12(b)参照)。ノルマが達成されると、演出表示部9には、V表示91に「確変」という文字が追加された確変確定表示92が表示される(図12(c)参照)。第4ラウンドが終了すると、演出表示部9に図12(d)に示すような表示がされて、所定時間だけインターバルが実行された後、第5ラウンドが開始される(図12(e)参照)。確変確定表示92は、演出表示部9に一旦表示されると、最終ラウンド(たとえば、第15ラウンド)が終了するまで消えないようになっている(図12(e)および図13(a)参照)。
ノルマが達成された後は、図7のステップT2でYESが選択されるため、ビンゴパネル点灯信号の送信禁止状態が継続する。すなわち、サブゲーム用表示部20の各表示領域を点灯すべき旨の信号が送信不可能な状態となるので、大入賞口14が開放されて、大入賞口14に1球目の遊技球が入った場合でも、その遊技球が入った入口に対応付けられた数字(たとえば、「8」)に対応するサブゲーム用表示部20の表示領域は点灯されない(図13(b),(c)参照)。最終ラウンドが終了すると、演出表示部9に図13(d)に示すような表示がされて、所定時間だけインターバルが実行された後、確率変動モードが実行される旨の表示を含む大当たり遊技終了画面が演出表示部9に表示され(図13(e)参照)、確率変動モードが実行される。
これに対して、最終ラウンドが開始されてもノルマが達成されておらず、図14(a)に示すように確変確定表示92が演出表示部9に表示されていない状態で、最終ラウンドにおいて大入賞口14に1球目の遊技球が入り、その遊技球が入った入口に対応付けられた数字(たとえば、「8」)に対応するサブゲーム用表示部20の表示領域が点灯されてもまだノルマが達成されない場合には(図14(b),(c)参照)、演出表示部9にV表示91が表示される(図14(d)参照)。この場合、演出表示部9に図14(e)に示すような表示がされて、所定時間だけインターバルが実行された後、確率変動モードが実行されない旨の表示を含む大当たり遊技終了画面が演出表示部9に表示され(図14(f)参照)、通常モードが実行される。
この実施形態では、大当たり遊技中に、各ラウンドにおける大入賞口14(の各入口)への入球に関する経過をサブゲーム用表示部20により表示して、ノルマを達成した場合に確率変動モードを実行することができる。したがって、大当たり遊技中、遊技者は、サブゲーム用表示部20による表示を見て、複数の表示領域の表示の組み合わせに注目することとなり、ノルマが達成されるか否かを長時間にわたって楽しむことができるので、大当たり遊技中の興趣をより向上できる。
また、この実施形態では、サブゲーム用表示部20の各表示領域に対応付けられる数字の組み合わせが異なる複数種類のビンゴカードのいずれかを選択することができる。選択されるビンゴカードの種類によってノルマが達成される確率が異なるので、遊技者は、いずれの種類のビンゴカードが選択されてサブゲーム用表示部20に表示されるかに注目することとなる。したがって、大当たり遊技中の興趣をさらに向上できる。
さらに、この実施形態では、演出表示部9に停止表示される図柄の種類(「0」〜「9」)に応じて異なるノルマが決定されるようになっているので、遊技者は、演出表示部9に表示される図柄の種類に注目することとなり、さらに興趣が向上する。
この実施形態では、大当たり遊技中の各ラウンドの開始後に、最初に大入賞口14に入った遊技球が通過した入口に対応付けられた数字に対応するサブゲーム用表示部20の表示領域が点灯されるような構成について説明したが、このような構成に限らず、各ラウンド中に大入賞口14に入った遊技球が最も多く通過した入口に対応付けられた数字に対応するサブゲーム用表示部20の表示領域が点灯されるような構成であってもよい(これは、後述する変形例についても同様である。)。すなわち、最も多く通過した入口が複数ある場合は、これに該当するサブゲーム用表示部20の表示領域すべてが点灯する。これにより、たとえば最終ラウンドにおいて、サブゲーム用表示部20の表示領域のいずれか1つだけを点灯させるだけでは確率変動モードへ移行できない(ノルマを達成できない)状態でも、サブゲーム用表示部20の表示領域を複数点灯させることを条件に確率変動モードへ移行できれば(ノルマを達成できれば)、一発逆転といった興趣を遊技者にせしめることも可能となる。
この実施形態では、大当たり遊技中の各ラウンドの開始後に、最初に大入賞口14に入った遊技球が通過した入口に対応付けられた数字に対応するサブゲーム用表示部20の表示領域が点灯されるような構成について説明したが、このような構成に限らず、各ラウンド中に大入賞口14に入った遊技球が最も多く通過した入口に対応付けられた数字に対応するサブゲーム用表示部20の表示領域が点灯されるような構成であってもよい(これは、後述する変形例についても同様である。)。すなわち、最も多く通過した入口が複数ある場合は、これに該当するサブゲーム用表示部20の表示領域すべてが点灯する。これにより、たとえば最終ラウンドにおいて、サブゲーム用表示部20の表示領域のいずれか1つだけを点灯させるだけでは確率変動モードへ移行できない(ノルマを達成できない)状態でも、サブゲーム用表示部20の表示領域を複数点灯させることを条件に確率変動モードへ移行できれば(ノルマを達成できれば)、一発逆転といった興趣を遊技者にせしめることも可能となる。
図15は、上記実施形態の変形例について説明するための図である。
この変形例では、大入賞口14の各入口に対応付けられた数字が可変となっている。すなわち、大入賞口14の各入口の上方には、それぞれ「1」〜「9」の数字を可変表示可能な複数(たとえば、9つ)の表示器23が配置されており(図15(b)参照)、大当たり遊技中は、各ラウンドの開始後に最初に大入賞口14に入った遊技球が通過した入口に対応する表示器23に表示されている数字を取得数字として、サブゲーム用表示部20のその取得数字に対応する表示領域が点灯されるようになっている。表示器23は、たとえば、7セグメント表示器や液晶表示器により構成することができる。このような構成の場合、サブゲーム用表示部20の各表示領域に対応付けられる数字の組み合わせは、上記実施形態のように複数種類のビンゴカードの中から選択できるような構成に限らず、図15(c)に示すような所定の組み合わせ(たとえば、上記実施形態における整列カード)に固定されていてもよい。
この変形例では、大入賞口14の各入口に対応付けられた数字が可変となっている。すなわち、大入賞口14の各入口の上方には、それぞれ「1」〜「9」の数字を可変表示可能な複数(たとえば、9つ)の表示器23が配置されており(図15(b)参照)、大当たり遊技中は、各ラウンドの開始後に最初に大入賞口14に入った遊技球が通過した入口に対応する表示器23に表示されている数字を取得数字として、サブゲーム用表示部20のその取得数字に対応する表示領域が点灯されるようになっている。表示器23は、たとえば、7セグメント表示器や液晶表示器により構成することができる。このような構成の場合、サブゲーム用表示部20の各表示領域に対応付けられる数字の組み合わせは、上記実施形態のように複数種類のビンゴカードの中から選択できるような構成に限らず、図15(c)に示すような所定の組み合わせ(たとえば、上記実施形態における整列カード)に固定されていてもよい。
この変形例では、所定のラウンド(たとえば、第1ラウンド)が開始された後、大入賞口14が開放されて、大入賞口14に1球目の遊技球が入った場合には、その遊技球が入った入口に対応付けられた数字(たとえば、「1」)に対応するサブゲーム用表示部20の表示領域が点灯されるとともに(図15(a),(b),(c)参照)、演出表示部9にV表示91が表示される(図15(d)参照)。そのラウンドが終了すると、演出表示部9に図15(e)に示すような表示がされて、所定時間だけインターバルが実行され、大入賞口14の各入口に対応付けられた表示器23に表示されている数字がランダムに変更された後(図15(f)参照)、次のラウンドが開始されるようになっている。
図16は、他の実施形態に係る遊技盤100の構成を示す正面図である。
図16を参照して、遊技盤100の左右方向中央の上部には、液晶表示器により構成されたメイン表示器107が配置されている。メイン表示器107の表示画面には、図柄表示部8と、演出表示部9と、サブゲーム用表示部120とが配置されている。この実施形態では、大当たり遊技中に、サブゲーム用表示部120を用いて、大当たり遊技終了後に確率変動モードを実行するか否かを決定するためのサブゲームが行われるようになっている。図柄表示部8の構成および作用は、上記実施形態で説明したパチンコ機の場合と同様である。また、遊技盤100上に配置された遊技状態報知ランプ10C、特別図柄用保留ランプ10L、普通図柄用保留ランプ10R、通過ゲート13、始動口11、電動チューリップ役物12および普通入賞口17の構成および作用も、上記実施形態で説明したパチンコ機の場合と同様である。上記実施形態と同様の構成および作用については、詳細な説明を省略する。
図16を参照して、遊技盤100の左右方向中央の上部には、液晶表示器により構成されたメイン表示器107が配置されている。メイン表示器107の表示画面には、図柄表示部8と、演出表示部9と、サブゲーム用表示部120とが配置されている。この実施形態では、大当たり遊技中に、サブゲーム用表示部120を用いて、大当たり遊技終了後に確率変動モードを実行するか否かを決定するためのサブゲームが行われるようになっている。図柄表示部8の構成および作用は、上記実施形態で説明したパチンコ機の場合と同様である。また、遊技盤100上に配置された遊技状態報知ランプ10C、特別図柄用保留ランプ10L、普通図柄用保留ランプ10R、通過ゲート13、始動口11、電動チューリップ役物12および普通入賞口17の構成および作用も、上記実施形態で説明したパチンコ機の場合と同様である。上記実施形態と同様の構成および作用については、詳細な説明を省略する。
遊技盤100の左右方向中央の下部には、開閉板115により開閉可能な大入賞口114が配置されている。大入賞口114は、左右方向に並ぶ複数(たとえば、3つ)の入口に区画されており、各入口の上方には、それぞれ「1」〜「9」の数字を可変表示可能な複数(たとえば、3つ)の表示器24が配置されるとともに、各表示器24の上方に、左から順に「晴」、「曇」および「雨」が対応付けられて表示されている。表示器24は、たとえば、7セグメント表示器や液晶表示器により構成することができる。
大当たり遊技中は、各ラウンドごとに、大入賞口114の各入口への遊技球の入球数がカウントされ、そのカウント数が、各入口に対応付けられた表示器24に表示されるようになっている。大当たり遊技中、各ラウンドにおける大入賞口114への入球に応じてサブゲーム用表示部120の表示を変化させていくことにより、大入賞口114への入球に関する経過(より具体的には、大入賞口114の各入口への入球に関する経過)を表示することができる。そして、サブゲーム用表示部120による表示が所定の条件を満たした場合には、大当たり遊技終了後に確率変動モードが実行される。
図17および図18は、サブゲーム用表示部120の表示の変化の態様を示す図である。
この実施形態に係るパチンコ機で行われるサブゲームは、サブゲーム用表示部120に表示される植物を育成するというものである。サブゲーム用表示部120には、植物(たとえば、ひまわり)が表示され、大当たり遊技中、各ラウンドにおける大入賞口114への入球に応じて、植物が育成レベル1〜7の間で成長するようになっている(図17(a)〜(g)参照)。そして、大当たり遊技中に植物が育成レベル7(花満開)まで成長した場合には、その大当たり遊技終了後に確率変動モードが実行されるようになっている。
この実施形態に係るパチンコ機で行われるサブゲームは、サブゲーム用表示部120に表示される植物を育成するというものである。サブゲーム用表示部120には、植物(たとえば、ひまわり)が表示され、大当たり遊技中、各ラウンドにおける大入賞口114への入球に応じて、植物が育成レベル1〜7の間で成長するようになっている(図17(a)〜(g)参照)。そして、大当たり遊技中に植物が育成レベル7(花満開)まで成長した場合には、その大当たり遊技終了後に確率変動モードが実行されるようになっている。
大当たり遊技中、サブゲーム用表示部120には、「晴」に対応する背景画面(図18(a)参照)、「曇」に対応する背景画面(図18(b)参照)、および「雨」に対応する背景画面(図18(c)参照)のいずれかが表示される。より具体的には、大当たり遊技中は、各ラウンドごとに、大入賞口114の各入口への遊技球の入球数がカウントされ、そのカウント数が最も多い入口に対応する天気(「晴」、「曇」および「雨」のいずれか)の背景画面が次のラウンド中にサブゲーム用表示部120に表示されるようになっている。
この実施形態では、遊技球の入球数が最も多かった入口が前回のラウンドとは異なる場合には、サブゲーム用表示部120の背景画面が変化するとともに、植物がレベル1だけ成長するようになっている。しかし、遊技球の入球数が最も多かった入口が3ラウンド続けて同じであった場合(すなわち、サブゲーム用表示部120の背景画面が2回続けて変化しなかった場合)には、植物は枯れてしまい、大当たり遊技終了後に確率変動モードは実行されないようになっている。
図19〜図27は、サブゲームの流れを具体的に説明するための図である。
大当たり抽選の結果が大当たりとなって、メイン表示器107の演出表示部9の各表示位置9L〜9Rに同一図柄(たとえば、「7」)が停止表示されると(図19(a)参照)、大当たり遊技開始画面が演出表示部9に表示され(図19(b)参照)、大当たり遊技(の第1ラウンド)が開始される(図19(c)参照)。第1ラウンドでは、サブゲーム用表示部120の背景画面は「晴」で、植物の育成レベルは「1」である。
大当たり抽選の結果が大当たりとなって、メイン表示器107の演出表示部9の各表示位置9L〜9Rに同一図柄(たとえば、「7」)が停止表示されると(図19(a)参照)、大当たり遊技開始画面が演出表示部9に表示され(図19(b)参照)、大当たり遊技(の第1ラウンド)が開始される(図19(c)参照)。第1ラウンドでは、サブゲーム用表示部120の背景画面は「晴」で、植物の育成レベルは「1」である。
第1ラウンドが開始された後、大入賞口114が開放されて、大入賞口114に1球目の遊技球が入った場合には、その遊技球が入った入口に対応付けられた表示器24(たとえば、「晴」に対応付けられた表示器24)のカウント数が+1される(図19(d)および図20(a)参照)。このようにして、第1ラウンド中に大入賞口114の各入口に遊技球が入り(図20(b)参照)、第1ラウンドが終了して大入賞口114が閉塞されると(図20(c)参照)、サブゲーム用表示部120の背景画面がそのとき最もカウント数の多い表示器24に対応する天気(たとえば、「曇」)となる旨が表示されて、所定時間だけインターバルが実行された後(図20(d)参照)、サブゲーム用表示部120にその天気に対応する背景画面が表示された状態で第2ラウンドが開始される(図20(e)参照)。
この実施形態では、大当たり遊技中、大入賞口114が開放されてから大入賞口114に10球以上遊技球が入った場合、または、大入賞口114が開放されてから30秒が経過した場合に、そのとき実行しているラウンドが終了するようになっている。
第2ラウンドが開始されると、大入賞口114が開放される(図21(a)参照)。このとき、サブゲーム用表示部120に表示されている植物は育成レベル1のまま成長していないが(図21(b)参照)、遊技球の入球数が最も多かった表示器24に対応する天気(「曇」)が前回のラウンド(「晴」)とは異なるので、第2ラウンド開始から所定時間(たとえば、5秒)が経過すると、植物が育成レベル2に成長する(図21(c)参照)。
第2ラウンドが開始されると、大入賞口114が開放される(図21(a)参照)。このとき、サブゲーム用表示部120に表示されている植物は育成レベル1のまま成長していないが(図21(b)参照)、遊技球の入球数が最も多かった表示器24に対応する天気(「曇」)が前回のラウンド(「晴」)とは異なるので、第2ラウンド開始から所定時間(たとえば、5秒)が経過すると、植物が育成レベル2に成長する(図21(c)参照)。
その後、第2ラウンド中に大入賞口114の各入口に遊技球が入り、第2ラウンドが終了して大入賞口114が閉塞されると(図22(a)参照)、サブゲーム用表示部120の背景画面がそのとき最もカウント数の多い表示器24に対応する天気(たとえば、「曇」)となる旨が表示されて、所定時間だけインターバルが実行された後(図22(b)参照)、サブゲーム用表示部120にその天気に対応する背景画面が表示された状態で第3ラウンドが開始される(図22(c)参照)。図22(a)に示すように、最もカウント数の多い表示器24に対応する天気が複数(たとえば、「曇」と「雨」)ある場合には、そのときサブゲーム用表示部120に背景画面として表示されている天気(たとえば、「曇」)が優先されるようになっている。
第3ラウンドが開始されると、大入賞口114が開放される(図23(a)参照)。このとき、サブゲーム用表示部120に表示されている植物は育成レベル2のまま成長しておらず(図23(b)参照)、遊技球の入球数が最も多かった表示器24に対応する天気(「曇」)が前回のラウンド(「曇」)と同じであるので、第3ラウンド開始から所定時間(たとえば、5秒)が経過しても植物は成長しない(図23(c)参照)。
その後、第3ラウンド中に大入賞口114の各入口に遊技球が入り、第3ラウンドが終了して大入賞口114が閉塞されると(図24(a)参照)、サブゲーム用表示部120の背景画面がそのとき最もカウント数の多い表示器24に対応する天気(たとえば、「曇」)となる旨が表示されて、所定時間だけインターバルが実行された後(図24(b)参照)、サブゲーム用表示部120にその天気に対応する背景画面が表示された状態で第4ラウンドが開始される(図24(c)参照)。
第4ラウンドが開始されると、大入賞口114が開放される(図25(a)参照)。このとき、サブゲーム用表示部120に表示されている植物は育成レベル2のまま成長しておらず(図25(b)参照)、遊技球の入球数が最も多かった表示器24に対応する天気(「曇」)が前回のラウンド(「曇」)と同じであり、かつ、サブゲーム用表示部120の背景画面が2回続けて変化しないこととなるので、第4ラウンド開始から所定時間(たとえば、5秒)が経過した時点で植物が枯れる(図25(c)参照)。この場合、最終ラウンド(たとえば、15ラウンド)が実行され大当たり遊技が終了した後には、通常モードが実行されることとなる。
これに対して、図26(a)に示すように、大当たり遊技中に植物が育成レベル6まで成長し、そのラウンド(たとえば、第10ラウンド)において最もカウント数の多い表示器24に対応する天気(たとえば、「晴」)が、そのラウンドの天気(たとえば、「雨」)と異なる場合には(図26(b)参照)、サブゲーム用表示部120の背景画面がその最もカウント数の多い表示器24に対応する天気(たとえば、「晴」)に変更される旨が表示されて、所定時間だけインターバルが実行された後(図26(c)参照)、サブゲーム用表示部120にその天気に対応する背景画面が表示された状態で次のラウンド(たとえば、第11ラウンド)が開始される(図26(d)参照)。
次のラウンドが開始されると、大入賞口114が開放される(図27(a)参照)。このとき、サブゲーム用表示部120に表示されている植物は育成レベル6のまま成長していないが(図27(b)参照)、遊技球の入球数が最も多かった表示器24に対応する天気(「晴」)が前回のラウンド(「雨」)とは異なるので、そのラウンド開始から所定時間(たとえば、5秒)が経過すると、植物が育成レベル7(花満開)に成長する(図27(c)参照)。この場合、最終ラウンド(たとえば、15ラウンド)が実行され大当たり遊技が終了した後には、確率変動モードが実行されることとなる。
この実施形態では、大当たり遊技中に、各ラウンドにおける大入賞口114(の各入口)への入球に関する経過をサブゲーム用表示部120により表示して、植物が育成レベル7まで成長した場合に確率変動モードを実行することができる。したがって、大当たり遊技中、遊技者は、サブゲーム用表示部120による表示を見て、植物が育成レベル7まで成長するか否かを長時間にわたって楽しむことができるので、大当たり遊技中の興趣をより向上できる。
この実施形態では、大当たり遊技の各ラウンド中に大入賞口114に入った遊技球が最も多く通過した入口に対応付けられた天気がサブゲーム用表示部120に背景画面として表示されるような構成について説明したが、このような構成に限らず、大当たり遊技中の各ラウンドの開始後に、最初に大入賞口114に入った遊技球が通過した入口に対応付けられた天気がサブゲーム用表示部120に背景画面として表示されるような構成であってもよい。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、上記実施形態では、大当たり遊技中、確率変動モードを実行することが決定されるまでのすべてのラウンドにおいて、サブゲームが行われるような構成について説明したが、このような構成に限らず、大当たり遊技中のいずれかのラウンドにおいてのみサブゲームが行われるようになっていてもよい。この場合、サブゲームが行われるラウンドは、抽選などによりランダムに決定されるようになっていてもよい。
たとえば、上記実施形態では、大当たり遊技中、確率変動モードを実行することが決定されるまでのすべてのラウンドにおいて、サブゲームが行われるような構成について説明したが、このような構成に限らず、大当たり遊技中のいずれかのラウンドにおいてのみサブゲームが行われるようになっていてもよい。この場合、サブゲームが行われるラウンドは、抽選などによりランダムに決定されるようになっていてもよい。
上記実施形態では、大入賞口14,114に入った遊技球の数に応じてサブゲームが行われるような構成について説明したが、このような構成にかぎらず、たとえば、大入賞口14,114に遊技球が入ったタイミングに応じてサブゲームが行われるような構成であってもよい。
また、上記実施形態では、大入賞口14,114への入球に関連してサブゲームが行われるような構成について説明したが、このような構成に限らず、大入賞口とは別個に設けられた入球口への入球に関連してサブゲームが行われるような構成であってもよい。
また、上記実施形態では、大入賞口14,114への入球に関連してサブゲームが行われるような構成について説明したが、このような構成に限らず、大入賞口とは別個に設けられた入球口への入球に関連してサブゲームが行われるような構成であってもよい。
上記実施形態では、遊技機の一例としてパチンコ機を例にとって説明したが、この発明は、パチンコ機に限らず、たとえばアレンジボール遊技機・じゃん球遊技機・スマートボール機などの他の遊技機にも適用可能である。
1 遊技盤
7 メイン表示器
9 演出表示部
9L〜9R 表示位置
14 大入賞口
20 サブゲーム用表示部
30 制御部
100 遊技盤
107 メイン表示器
114 大入賞口
120 サブゲーム用表示部
7 メイン表示器
9 演出表示部
9L〜9R 表示位置
14 大入賞口
20 サブゲーム用表示部
30 制御部
100 遊技盤
107 メイン表示器
114 大入賞口
120 サブゲーム用表示部
Claims (8)
- 遊技球を発射して遊技を行う遊技機であって、
発射された遊技球が入球可能な入球口と、
所定の第1条件が成立した場合に、複数の遊技期間を含む大当たり遊技を実行する大当たり遊技実行手段と、
上記大当たり遊技中に、上記複数の遊技期間のうちの少なくとも2つの遊技期間における上記入球口への入球に関する経過を表示するための経過表示手段と、
上記経過表示手段による表示が所定の第2条件を満たした場合に、上記大当たり遊技終了後、上記第1条件が成立する確率が高くなる確率変動モードを実行する確率変動モード実行手段とを備えたことを特徴とする遊技機。 - 上記入球口は、複数の通過領域を有し、
上記経過表示手段は、上記大当たり遊技中に、上記少なくとも2つの遊技期間における上記複数の通過領域への遊技球の通過に関する経過を表示するものであることを特徴とする請求項1記載の遊技機。 - 上記経過表示手段は、上記少なくとも2つの遊技期間における各遊技期間の開始後に、上記複数の通過領域のいずれを遊技球が最初に通過したかに関する経過を表示するものであることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
- 上記経過表示手段は、上記少なくとも2つの遊技期間における各遊技期間中に、上記複数の通過領域のいずれを遊技球が最も多く通過したかに関する経過を表示するものであることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
- 上記経過表示手段は、複数の表示領域を有し、これらの複数の表示領域に対して、上記少なくとも2つの遊技期間における上記入球口への入球に応じた表示を行うものであって、
上記第2条件は、上記複数の表示領域の表示の組み合わせに関するものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の遊技機。 - 上記経過表示手段は、上記少なくとも2つの遊技期間における上記入球口への入球に応じてレベル表示を行うものであって、
上記第2条件は、上記経過表示手段によるレベル表示が所定のレベルに到達したという条件であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の遊技機。 - 上記第2条件を決定するための第2条件決定手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の遊技機。
- 複数種類の図柄を変動表示可能であって、変動状態から停止した図柄の種類によって上記第1条件が成立したか否かを表示するための図柄表示手段をさらに備え、
上記第2条件決定手段は、上記図柄表示手段によって停止表示された図柄の種類に応じて異なる上記第2条件を決定するものであることを特徴とする請求項7記載の遊技機。
Priority Applications (1)
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ID=36379102
Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2004-10-14 JP JP2004300552A patent/JP2006110096A/ja active Pending
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