JP4823565B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、じゃん球遊技機等の、所謂大当り抽選等の前段抽選の結果を複数の図柄列における図柄更新を伴う変動演出を経て導出する表示装置を備えた遊技機に関する。
従来、特許文献1記載のように、パチンコ遊技機における大当りの導出過程に目押しタイムと称する演出期間を設け、遊技者による左、中、右ボタンの各操作に応答して変動中の図柄を各停止させ、擬似的に自ら大当りを得た感覚を付与している。又、特許文献2記載のように、次回の大当り当選確率を高めた奇数図柄等で当る所謂確変大当りを、偶数図柄等で当る通常大当りとは別に設け、大当りの導出演出として、一旦偶数図柄でリーチや三つ揃いの仮停止を発生させた後、遊技者のボタン操作に応答して奇数図柄でのリーチや三つ揃いに昇格する演出を付加し、疑似的に自ら価値の高い大当りをつかみ取った感覚を付与している。尚、確変は確率変動の略記であるが、以下、確変という文言は、高確率状態への確率変動の意味で使用する。
特開2003−340058号公報 特開2004−242748号公報
しかし、特許文献1記載のものでは、単に変動中の図柄の停止時期を遊技者が決め得るに過ぎず、特許文献2記載のものでは、より価値の高い大当りへの昇格を演出する限定的な操作介入に止まる。何れにしても、数十秒にもわたる長い演出中において、遊技者操作の介入度合いが低いと共に内容的にも薄く、当り外れを導出するお決まりの演出に顕著な刺激を付与することはできず、斬新さや面白味を十分に喚起することはできない。
本発明では、あたかも、制限時間内でパズルや絵合せに挑戦してその完成をめざすような感覚を付与し、遊技者操作の介入度合い及びその内容を充実させ、遊技の興趣を効果的に高め得る遊技機を提供することを課題とする。
請求項1記載の発明は、図1,2に例示するように、遊技盤2に、始動口81,82と、この始動口81,82への入球により取得する乱数に基づく前段抽選の結果を複数の図柄列における図柄更新を伴う変動演出を経て導出する表示装置70とを備えた遊技機において、遊技者操作の受付け許可条件下、前記表示装置70における前記各図柄列に対応して図柄更新を起動させる複数の操作スイッチ3L,3C,3Rと、前記表示装置70における前記各図柄列の図柄と同一の図柄が他の図柄列に幾つあるかを示す前記各図柄列毎の同一数カウンタAL,AC,ARと、前記表示装置70における特定の変動演出中に、前記操作スイッチによる遊技者操作の受付けを許可して、該操作スイッチの操作に基づく図柄更新及びこの図柄更新の後の前記同一数カウンタAL,AC,ARの書換えを複数回許容させ、かつ、前記操作スイッチ3L,3C,3Rの操作に対応した図柄列における前記同一数カウンタAL,AC,ARが同一図柄が他の図柄列に一つある図柄ペアを示す場合、その図柄ペアを同期させて変動して新たな図柄ペアに更新させ、前記操作スイッチ3L,3C,3Rの操作に対応した図柄列における前記同一数カウンタAL,AC,ARが同一図柄が他の図柄列にない場合、単独で更新させる手動更新手段T(図4〜)と、前記表示装置70における変動演出の終了時、確定させる図柄の組合せと前記前段抽選の結果とを整合させる演出整合手段U(図7のU1〜8、図)とを設けた。図柄列は、左・中・右列の他、上・中・下列等、変動領域や変動態様を互いに区別し得る関係にあるあらゆる変動列を含む。前記特定の変動演出は、例えば所定確率に従う抽選処理等により選択される。
請求項2記載の発明は、前記前段抽選は、図柄種別と対応づけ且つ遊技者に付与する価値の大きさに高価値と低価値との相対的な差をつけた複数種類の当選種別の峻別を含み、前記演出整合手段Uは、前記当選種別に応じた図柄の組合せを確定させる仕様をもつ。当選種別には、通常大当り、確変大当りを含む。
請求項3記載の発明は、前記手動更新手段Tは、前記前段抽選による前記高価値の当選種別の当選時、前記低価値の当選種別の当選時に比べて、更新後に各図柄列の図柄が同一図柄で全て揃う全図柄揃い停止となる頻度が高い仕様にしている(図7のW1〜)。すなわち、図7において、高価値の確変当選の場合は(W1,W4)、変動させた図柄を全図柄からランダムに選ぶ図柄で停止させ(W7)、奇数か偶数かに拘らず一律的に、全図柄が揃う大当り停止を許容している。一方、低価値の通常大当り当選の場合は、非変動側の図柄が通常図柄(偶数)のときに限り(W2,W5)、全図柄が揃う大当り停止を許容するが、非変動側の図柄が奇数のときは、その非変動側の図柄以外で停止させ(W3,W6)、大当り停止を回避している。
請求項1記載の発明によれば、最終的に確定される図柄の組合せは前段抽選の結果に拘束されるも、その確定前の変動演出中において、遊技者は、操作スイッチの操作に基づく各図柄列の図柄変動を複数回起動でき、当りとなる図柄の組合せの完成をめざすパズルや絵合せゲーム的な遊技を楽しむことができる。このため、変動演出を長いと感じるよりもむしろ短いと感じるほどに遊技者操作の介入度合い及びその内容が充実し、遊技の興趣を効果的に高めることができる。また、同じ図柄で揃う図柄列を一方の図柄列に対応した操作スイッチを操作することにより同期させて更新でき、図柄の揃いを崩さずに他の図柄の揃いに置換できる。このため、同じ図柄で揃う図柄列に対応した操作スイッチの操作に躊躇することなく、完成すべき図柄の組合せに到達させることができる。
請求項2記載の発明によれば、当選種別に応じて揃えるべき図柄種別が異なるため、遊技者は当選種別を予測してどの図柄列の図柄を更新すべきか見極めつつ操作スイッチを操作することになり、図柄による単純な絵合せを越えて、どのような図柄を合せるのかにも関心が向き、遊技の興趣を一層高め得る。
請求項3記載の発明によれば、高価値の当選種別の当選の場合、各図柄列の図柄が同一図柄で全て揃う全図柄揃い停止となり易い一方、低価値の当選種別の当選の場合は、高価値の当選種別の当選時に比べて全図柄揃い停止となり難い傾向があり、当選種別を予測しつつ次にどの操作スイッチを操作すればよいのかの見当もついて、遊技者操作を一層興味深いものにできる。
図1は本発明を適用するパチンコ遊技機1を示し、遊技枠10に本体11を開扉可能に支持している。本体11の前面上部には、丸窓12にガラス13を嵌めたフロント扉14を有し、その内方に遊技盤2を備える。フロント扉14の下部には、貸球及び賞球を受ける上皿31、内方で溢れた球を受ける下皿32、遊技盤2に球を打出す発射ハンドル4、効果音等を出音する左右スピーカ51,52を備える。上皿31には、遊技中に遊技者操作を関与させる左・中・右計3つの押しボタン式の操作スイッチ3L,3C,3Rを備える。33,34は凸状のスイッチ間セパレータである。フロント扉14には、装飾や各種状態表示に用いるランプ類61〜65を備える。
遊技盤2には、次の1)〜5)の遊技部品を備える。
1)センターユニット7
このユニット7は、飾り枠71の中央部に、カラー液晶表示器から成る表示装置70を備える。この表示装置70は、次記始動口81,82への始動入賞を契機に前段抽選で決する大当りの当否抽選結果を左図柄列L、中図柄列C、右図柄列Rの計3列にわたるスクロール方式の図柄更新を伴う変動演出を経て導出する。各図柄列で更新する図柄種別は、例えば0、1、2、3、4、5、6、7、8、9の10種の数字から成り、確変大当りは奇数の三つ揃い、通常大当りは0を含む偶数の三つ揃いに各対応する。尚、表示装置70は、風営法関連法規でいう特別図柄表示装置自体でもよいし、画面上の一部や別途設ける特別図柄表示装置の確定表示と整合する演出専用表示装置でもよい。H1〜H4は、先の始動入賞に基づく変動演出が終わらないうちに新たに始動入賞が生じた場合、最大4個を上限に抽選結果を有効に記憶保存したことを明示する保留球表示器である。
2)上始動口81、下始動口82
各始動口81,82への入球による始動入賞一個につき、所定数例えば5個の賞球を払出すと共に、次のア)イ)の乱数をそれぞれ独立したソフト又はハード乱数庫から各一つ取得し、後述の主制御部MCのRAMに記憶する。
ア)例えば0〜299の範囲内で高速更新する大当り抽選用乱数
イ)例えば0〜9の範囲内で高速更新する確変抽選用乱数
尚、下始動口82は、常時は上始動口81により入球不可の状態にあり、普通電動役物820に係る電動チューリップの花弁82a,82bが開かれることにより入球可能となる。尚、役物とは入賞を容易にするための特別の装置をいい、普通電動役物は大入賞口以外の入賞口の入口を拡大等するものであり、大入賞口の入口を拡大等する特別電動役物と区別される概念である。
3)特別電動役物に係る大入賞口9
大当り導出後の大当り遊技時に手前に開放し、遊技球の入賞を著しく容易にする。1個の入賞につき所定数例えば13個の賞球を払出す。最大30秒の1ラウンドの開放につき最大10個の入賞を許容し、その間に大入賞口9内に設ける特定領域Vに球の通過があると、役物を連続して作動させる役物連続作動装置の作動が継続し、1ラウンドの終了により大入賞口9を一旦閉じた後、所定インターバルを経て再度大入賞口9を開く。一回の大当りでは、例えば15ラウンドを上限に継続し、約1800個の出玉が得られる。
4)普通図柄の変動契機となるゲート83
ゲート83への球通過により、大当り抽選とは別の普通図柄抽選を起動すると共に、表示装置70の左上表示領域に設ける普通図柄表示部Nでマル・バツの交互点灯による変動を起動し、所定時間経過後、マル印で点灯を停止させる普通図柄抽選の当選が導出されると、電動チューリップの花弁82a,82bを所定仕様例えば最大1秒か最大1個の入賞を限度に開く。尚、上述の始動口81,82への始動入賞と同様、ゲート83への重複的な球通過に基づく普通図柄抽選も4つを上限に有効に記憶保存する仕様にしている。
5)その他
略円形の遊技領域200を区画し且つ発射ハンドル4により打出す球を導くレール20、球戻り防止片21、球止め22、入賞1個につき所定数例えば10個の賞球を払出す一般入賞口23〜26、左右の盤面サイドランプ27a,27b、4つの風車28a〜28d、入賞を逃した球を排出するアウト口29を備える。図示は適宜省略したが遊技領域200には独特のゲージに従い、もっと多数の遊技釘Pが打たれている。尚、上始動口81は設けずに、普通電動役物に係る電動チューリップの花弁82a,82bを付帯させた下始動口82のみ設けてもよい。
図2は、以上の遊技を制御する制御装置CNを示す。CPU、ROM、RAMを各備える主制御部MC、第1及び第2副制御部SC1,2を備える。主制御部MCには、各始動口81,82の入球スイッチS、ゲート83の球通過スイッチG、大入賞口9の入球カウントスイッチC1、特定領域Vの球通過スイッチC2、一般入賞口23〜26の入球スイッチJ等を入力させている。第1副制御部SC1には、左図柄列Lに対応する左操作スイッチ3L、中図柄列Cに対応する中操作スイッチ3C、右図柄列Rに対応する右操作スイッチ3Rを入力させている。
主制御部MCから副制御部SC1,SC2側へは、大当り抽選及び確変抽選を含む前段抽選結果に基づいて生成した変動コマンドを一方通行的に送信指令しており、副制御部SC1,SC2では、主制御部MCから送信される変動コマンドに従った演出制御を受け持っている。主制御部MCでは、送信した変動コマンドで特定される演出時間の経過をタイマ管理し、変動演出の終了を擬制認知している。又、副制御部SC1,2相互間は、必要に応じて双方向のデータ送受信を可能にしている。
主制御部MCからは、大入賞口9の開閉用ソレノイドSL1、チューリップ花弁82a,82bの開閉用ソレノイドSL2、保留球表示器H1〜H4を制御している。第1副制御部SC1からは、表示装置70の表示画像を制御している。第2副制御部SC2からは、スピーカ51,52及びランプ類61〜65を制御している。
主制御部MCのCPU,ROM,RAMにより、大当り抽選及び確変抽選を含む前段抽選手段Xを構築している。第1副制御部SC1のROMには、主制御部MCから操作スイッチ3L,3C,3Rに基づく遊技者介入停止を許す変動コマンドを受信したことを条件に、表示装置70における変動演出中に、操作スイッチ3L,3C,3Rの操作を契機に図柄更新を複数回許容させる手動更新手段T、表示装置70における変動演出の終了時、確定させる図柄の組合せと前段抽選手段Xでの抽選結果とを整合させる演出整合手段Uをプログラムにより各構築し、同RAMには、各図柄列L,C,Rの組合せ状態を識別するための表示段階フラグF、各図柄列L,C,Rの図柄と同一の図柄が他の図柄列に幾つあるかを示す3つの同一数カウンタAL,AC,ARの各領域を確保している。
図3に示すように、主制御部MCでは、保留球を含めて始動入賞に基づく大当り抽選用乱数及び確変抽選用乱数の各取得値の記憶がある場合(S0)、取得した大当り抽選用乱数が当選数字の例えば7と一致しているか否かの大当り判定(S1)、取得した確変抽選用乱数が奇数の確変か否かの確変判定(S2)、CPUのRレジスタ等から乱数取得して決する、自動停止による外れ等導出用の停止図柄抽選(S3)及び演出時間や遊技者介入停止・自動停止の別やリーチ種別等の変動態様特定用の変動パターン抽選(S4)を経て、生成した変動コマンドを副制御部SC1側に送信している(S5)。遊技者介入停止の選択確率は、大当り当選時は高率例えば5分の4〜3分の1程度、外れ時は低率例えば4分の1〜10分の1程度としている。又、遊技者介入停止の演出時間は例えば30秒としている。
送信した変動コマンドに対応する演出時間の経過後、前段で大当りが判定されている場合は(S6)大入賞口9を開く大当り遊技に移行させた後(S7)、前段で非大当りの外れが判定されている場合はその移行なしで、一変動遊技を終え、次の始動入賞記憶を処理する。大当り及び確変に当選し、大当りの種別が確変大当りであった場合、大当り遊技終了後の大当り判定(S1)では、当選数字を例えば7,67,127,187,247の5種類に増やし、大当りの当選確率を通常の300分の1から60分の1に高めている。
図4に示すように、第1副制御部SC1では、主制御部MCからの変動コマンドを受信すると(S8)、それが遊技者介入停止を許さない自動停止変動である場合は(S9)、特定された演出時間内で所定のリーチ演出を適宜伴いながら、全図柄の変動表示後、左・右・中の順番に図柄を停止させる(S10,S11,12,13)。この自動停止により確定される図柄の組合せは、前段抽選での大当りの当否及び確変か否かの区別と勿論整合している。
S9の判定で遊技者介入停止を許す変動であると、全図柄を即更新せずにその場で揺れさせる所謂揺れ変動の後(S14)、操作スイッチ3L,3C,3Rを受付けるためのボタン入力判定を許可し(S15)、30秒間の制限時間内でボタンを押して大当りが狙える遊技者介入停止変動処理のサブルーチンに移行させる(ST)。この後、操作スイッチ3L,3C,3Rの受付けを禁ずるべくボタン入力判定を禁止し(S15)、一変動演出処理を終える。
図5に示すように、遊技者介入停止変動処理のサブルーチンでは、「ボタンを押して大当りを狙え!」の開始メッセージを表示装置70に表示し(T0)、「あと何秒」という1秒刻みの残時間のカウントダウン表示を起動し(T1)、表示段階フラグFにばらばら状態を示す「0」を仮設定し(T2)、各同一数カウンタAL,AC,ARに同一数0個を示す「0」を仮設定する(T3)。この後、操作スイッチ3L,3C,3Rによるボタン入力検知以下のループ処理に移る。
操作スイッチ3L,3C,3Rによるボタン入力検知があると(T4)、表示段階フラグFが0のばらばら、1又は2のリーチ、3又は4の大当りの別に応じて(T5,T6)、同一図柄0個処理(T7)、同一図柄1個処理(T8)、同一図柄2個処理(T9)の各サブルーチンに分岐し、制限時間の残りが有る限り繰返す(T10)。制限時間が無くなると、最終的に前段抽選の結果と整合させるための最終再変動確認処理のサブルーチンを経て(U9)、図4の処理に復帰させる。
図6に示すように、同一図柄0個処理T7のサブルーチンでは、操作スイッチ3L,3C,3Rが押されたボタン操作対応の図柄列において、更新予定の停止図柄を選択し、所定時間例えば1秒間にわたり高速変動等により変動させた後、選択した停止図柄に更新させる(T71)。更新予定の停止図柄の選択では、例えば、第1副制御部SC1のCPUのRレジスタ等から乱数取得して、選択範囲たる0〜9の図柄種別の中から一つをランダムに選ぶ。この場合、今回の変動演出において最初にボタン操作がされる前の前回変動演出における確定図柄がリーチ状態以上の揃い状態にあり、今回の変動演出での最初の更新によりいきなり三つ揃いが生じる可能性がある場合、選択範囲の図柄種別から前回確定された揃い状態にある図柄は除外している。
T71による更新の後、各図柄列間での同一の図柄つまり図柄ペアの存在が判定されると(T72)、その図柄ペアに対応する図柄列の同一数カウンタAL,AC,ARを、同一数1個を示す「1」に書換える(T73)。続いて、そのペアの同一図柄が奇数数字の確変図柄である場合は、表示段階フラグFを確変リーチ状態を示す「2」に書換え、そのペアの同一図柄が0を含む偶数数字の通常図柄である場合は、表示段階フラグFを通常リーチ状態を示す「1」に書換え、図5の処理に復帰させる。
図7に示すように、同一図柄1個処理T8のサブルーチンでは、操作スイッチ3L,3C,3Rが押されたボタン操作対応の図柄列における同一数カウンタが「1」つまり図柄ペアの更新であると判定された場合(T81)、その図柄ペアを同期させて例えば2秒間の中速変動等により変動し(T82)、大当り当選でない外れの場合には(U1)、変動しない側の単独図柄以外からランダムに選択した図柄のペアで停止させ(U2)、図5の処理に復帰させる。又、大当り当選であるも確変当選でない通常大当りの場合で(W1)且つ変動しない側の単独図柄が通常図柄でない場合(W2)、変動しない側の単独図柄以外からランダムに選択した図柄のペアで停止させ(W3)、図5の処理に復帰させる。
T81でボタン操作対応の図柄列における同一数カウンタが「1」でない単独側の図柄の更新であると判定された場合、そのボタン対応の単独図柄を1秒間の高速変動等により変動させ(T83)、大当り当選でない外れの場合には(U3)、変動しないペア側の図柄以外からランダムに選択した図柄で停止させ(U4)、図5の処理に復帰させる。又、大当り当選であるも確変当選でない通常大当りの場合で(W4)且つ変動しないペア側が通常図柄でなく表示段階フラグFが「1」でない場合(W5)、変動しないペア側の図柄以外からランダムに選択した図柄で停止させ(W6)、図5の処理に復帰させる。
大当り及び確変に当選の確変大当り当選の場合(U1,W1,U3,W4)、又は、通常大当り当選で変動しない側の図柄が通常図柄の場合(W2,W5)、変動しない側の図柄を含めた10種の図柄種別からランダムに選択した図柄ペア或は単独図柄で停止させる(U5,W7)。この後、全図柄が揃う大当り停止が判明すると(T84)、全ての同一数カウンタAL,AC,ARを同一数2個を示す「2」に書換え(T85)、奇数数字の確変大当り停止である場合は(U6)、表示段階フラグFを確変大当り状態を示す「4」に書換え(U7)、0を含む偶数数字の通常大当り停止である場合は(U6)、表示段階フラグFを通常大当り状態を示す「3」に書換え(U8)、図5の処理に復帰させる。W2,W5の判定は、通常大当り当選時の途中過程で確変図柄による大当り停止を回避する役目を担う。確変図柄から最終的に通常図柄の三つ揃いにランクダウンすると、大当りであるも遊技者に失望感を与えかねないからである。U5,W7の処理を経てT84で大当り停止が判定される割合は、確変大当り当選時がW2,W5の判定要件を課していない分、通常大当り当選時よりも多くなる。
図8に示すように、同一図柄2個処理T9のサブルーチンでは、確変大当り当選の場合で(T91)且つ表示段階フラグFが確変大当り「4」の場合(T92)、更新後の停止図柄を奇数対応の1,3,5,7,9の5種の確変図柄からランダムに選択して例えば5秒以内の所謂全回転リーチ等の全図柄変動を経て更新し(T93)、図5の処理に復帰させる。確変大当り当選であるも表示段階フラグFが確変大当り「4」でない場合、更新後の停止図柄を0〜9の10種の図柄からランダムに選択して同様な全回転リーチ等の全図柄変動を経て更新し(T94)、奇数数字の確変大当り停止に昇格すると(T95)、表示段階フラグFを確変大当り状態「4」に書換え(T96)、図5の処理に復帰させる。確変大当り当選でない通常大当り当選の場合、更新後の停止図柄を偶数対応の0,2,4,6,8の5種の通常図柄からランダムに選択して同様な全回転リーチ等の全図柄変動を経て更新し(T97)、図5の処理に復帰させる。
図9に示すように、最終再変動確認処理U9のサブルーチンでは、大当り当選であるも(U91)確変当選(U92)でない通常大当り当選の場合に、表示段階フラグFが通常大当り状態「3」である場合(U93)は、そのまま図5に復帰させる。一方、U93で表示段階フラグFが通常大当り状態「3」でない場合は、直前の組合せがばらばら状態、リーチ状態を含め、更新後の停止図柄を偶数対応の0,2,4,6,8の5種の通常図柄からランダムに選択して高速変動等による全図柄変動を経て通常大当り停止を導出し(U94)、この後、図5に復帰させる。
大当り当選で(U91)且つ確変当選(U92)の確変大当り当選の場合に、表示段階フラグFが確変大当り状態「4」である場合(U95)は、そのまま図5に復帰させる。一方、U95で表示段階フラグFが確変大当り状態「4」でない場合は、直前の組合せがばらばら状態、リーチ状態、通常大当り状態を含め、更新後の停止図柄を奇数対応の1,3,5,7,9の5種の確変図柄からランダムに選択して高速変動等による全図柄変動を経て確変大当り停止を導出し(U96)、この後、図5に復帰させる。
U91で大当り当選でない外れの場合、既に同一図柄0個処理や同一図柄1個処理で三つ揃い状態は回避されているため、そのまま図5に復帰させる。ただし、大当り遊技直後の最初の変動演出における初期画面が前回大当りの三つ揃い状態から始まる仕様をもつような場合であって、且つ操作スイッチ3L〜3Rが一度も押されなかった場合は、例外的に、自動的に全図柄更新を起動して外れ図柄の組合せに変更した後、図5に復帰させる。
図10に示すように、前段抽選で外れでもその結果が知らされる前の30秒の期間内において、複数回に及ぶ操作スイッチ3L,3C,3Rの選択操作により、一喜一憂しながら、図柄が二つ以上揃うリーチ以上の状態となること及び確変図柄で揃うことをめざし、図柄合わせゲームを楽しむこととなる。30秒後に結局は外れるが、単に受身的に外れが知らされるのではなく、遊技者は時間切れにより図柄の揃いを完成できなかったとの印象をもち、次は頑張ろうという向上心等が芽生える。
図11に示すように、前段抽選で大当り当選の場合、最終的に受身的に大当りが明示されてラッキーと感ずるのではなく、試行錯誤により自ら図柄を揃えて大当りを勝ち得た達成感が得られ、喜びもひとしおとなる。
図12に示すように、遊技者介入停止変動で一度も操作スイッチ3L,3C,3Rが押されなかった場合、前段抽選で外れの場合は揺れ変動のみで時間切れとなるが、大当り当選時は、最終的に全図柄変動により逆転して大当りが導出され、必ずしもボタン操作を好まない遊技者も遊技を楽しむことができる。
以下の実施例2は本願発明の対比例となる。
図13に示すように、図5と異なり、T6の判定で、表示段階フラグFが1又は2のリーチ状態のときは図14の同一図柄1個処理(T800)に分岐させている。又、表示段階フラグFが3又は4の大当り状態のときは操作スイッチ3L,3C,3Rのボタン入力を無効にして大当り状態のまま維持し(T900)、最終再変動確認処理(U9)を経て、図4の処理に復帰させている。
図14に示す同一図柄1個処理T800のサブルーチンでは、図7と異なり、操作スイッチ3L,3C,3Rが押されたボタン対応の図柄列における同一数カウンタが「1」つまり図柄ペアの一方側の更新が起動された場合(T81)、その図柄ペアの各同一数カウンタを「0」に書換えると共に(T86)、表示段階フラグFを「0」に書換え(T87)、図6の同一図柄0個処理のサブルーチンに移行させ(T88)、実際に押された操作スイッチ3L,3C,3Rに対応する図柄列のみを個別に更新し、図13の処理に復帰させている。従って、この対比例では、一旦できた図柄ペアが崩れることがある。
図15に示すように、この対比例によれば、確変大当りか通常大当りかで揃えるべき図柄が奇数対応の確変図柄か偶数対応の通常図柄か異なることと相俟ち、途中で例えば中図柄列と右図柄列が0−0と偶数対応の通常図柄でリーチとなっても、このリーチを崩す冒険も有益となり、ボタン操作に一層の面白味と奥深さが加わる。
以上の遊技者介入停止変動では、最初から揺れ変動状態でボタン操作を促すものとしたが、一旦全図柄を変動させた後に仮停止させ、この仮停止以後にボタン操作を促すものとしてもよい。
本発明遊技機の一例であるパチンコ遊技機の正面図。 制御装置のブロック図。 主制御部での遊技処理フローチャート。 副制御部での変動演出処理フローチャート。 副制御部での遊技者介入停止変動処理のサブルーチン。 副制御部での同一図柄0個処理のサブルーチン。 副制御部での同一図柄1個処理のサブルーチン。 副制御部での同一図柄2個処理のサブルーチン。 副制御部での最終再変動確認処理のサブルーチン。 外れの場合の演出例説明図。 大当りの場合の演出例説明図。 遊技者介入停止変動で一度もボタン操作がなかった場合の演出例説明図。 対比例に係る遊技者介入停止変動処理のサブルーチン。 対比例に係る同一図柄1個処理のサブルーチン。 対比例に係る大当りの場合の演出例説明図。
符号の説明
2;遊技盤、81,82;始動口
70;表示装置
CN;制御装置、MC;主制御部、SC1;第1副制御部
X;前段抽選手段、T;手動更新手段、U;演出整合手段
3L,3C,3R;操作スイッチ
AL,AC,AR;同一数カウンタ

Claims (3)

  1. 遊技盤に、始動口と、この始動口への入球により取得する乱数に基づく前段抽選の結果を複数の図柄列における図柄更新を伴う変動演出を経て導出する表示装置とを備えた遊技機において、
    遊技者操作の受付け許可条件下、前記表示装置における前記各図柄列に対応して図柄更新を起動させる複数の操作スイッチと、
    前記表示装置における前記各図柄列の図柄と同一の図柄が他の図柄列に幾つあるかを示す前記各図柄列毎の同一数カウンタと、
    前記表示装置における特定の変動演出中に、前記操作スイッチによる遊技者操作の受付けを許可して、該操作スイッチの操作に基づく図柄更新及びこの図柄更新の後の前記同一数カウンタの書換えを複数回許容させ、かつ、前記操作スイッチの操作に対応した図柄列における前記同一数カウンタが同一図柄が他の図柄列に一つある図柄ペアを示す場合、その図柄ペアを同期させて変動して新たな図柄ペアに更新させ、前記操作スイッチの操作に対応した図柄列における前記同一数カウンタが同一図柄が他の図柄列にない場合、単独で更新させる手動更新手段と、
    前記表示装置における変動演出の終了時、確定させる図柄の組合せと前記前段抽選の結果とを整合させる演出整合手段とを設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記前段抽選は、図柄種別と対応づけ且つ遊技者に付与する価値の大きさに高価値と低価値との相対的な差をつけた複数種類の当選種別の峻別を含み、前記演出整合手段は、前記当選種別に応じた図柄の組合せを確定させる仕様をもつ請求項1記載の遊技機。
  3. 前記手動更新手段は、前記前段抽選による前記高価値の当選種別の当選時、前記低価値の当選種別の当選時に比べて、更新後に各図柄列の図柄が同一図柄で全て揃う全図柄揃い停止となる頻度が高い仕様にしている請求項2記載の遊技機。
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