JP2016153045A - 遊技機 - Google Patents

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浩 武内
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Abstract

【課題】遊技性および遊技興趣を高めることができる遊技機を提供する。
【解決手段】事前判定手段による判定結果に基づいて、複数回の図柄の変動表示にわたって、操作手段の操作有効期間であることを示す操作有効期間報知演出を行わせることが可能であり、操作有効期間に操作手段が操作されると、事前判定手段により特別遊技を行うと判定された可能性を示唆する示唆演出を行わせ、複数回の図柄の変動表示にわたって操作有効期間を設定する場合に、図柄の変動停止時から次の図柄の変動開始時までの期間については途切れるように設定する。
【選択図】図44

Description

本発明は遊技機に関し、特に遊技演出に関するものである。
近年主流のパチンコ遊技機では、遊技球が始動口に入賞すると始動条件の成立により判定情報が取得され、その判定情報に基づいて「大当り」か否か判定される。この大当り判定の結果に基づいて、特別図柄が変動表示された後、当該大当り判定の結果を示す判定図柄が停止表示される。「大当り」と判定されると、大当り図柄が停止表示されてから、大入賞口が複数R(ラウンド)に亙って開放する大当り遊技が行われ、そこで、複数の遊技球が大入賞口に入賞して、相当数の遊技球を獲得することができる。
取得された判定情報は保留記憶部に一旦記憶(保留)され、この保留記憶部に記憶されている判定情報の数(保留数)が一般に4未満の場合に、遊技球が始動口に入賞したときに始動条件が成立し、新たに判定情報が取得され保留記憶部に記憶される。保留記憶部に記憶された判定情報は、特別図柄の変動開始毎に順次取得された順番で大当り判定に供して消去(保留消化)される。つまり、保留記憶部には、始動条件の成立により取得され且つ大当り判定に供していない判定情報が4個まで記憶可能である。
大当り判定の結果に基づいて、特別図柄が変動表示されているときには、その特別図柄の変動態様(変動時間)に応じて、複数種類の図柄変動演出の中から選択された図柄変動演出が画像表示装置での表示を主体に行われる。各図柄変動演出は、大当り期待度を示唆する態様で行われ、その演出終盤で「大当り」又は「ハズレ」であることが報知され、この図柄変動演出により、遊技性、並びに遊技興趣が高められる。
ところで、特定の図柄変動演出が行われているときに、所定の操作有効期間が設定され、この設定された操作有効期間に、遊技者に演出ボタンの操作を促す操作促進演出が行われるとともに、ここで、遊技者が演出ボタンを操作しないと、図柄変動演出の主演出が行われるだけであるが、遊技者が演出ボタンを操作すると、図柄変動演出の主演出とは異なる副演出(別途大当り期待度を示唆するカットイン演出等)が行われる機種(例えば、特許文献1)が公知である。
一方、近年のパチンコ遊技機には、保留記憶部に記憶されている判定情報、即ち後に消化される保留判定情報に基づいて「大当り」か否かを事前に判定し、その事前判定の結果に基づいて、保留判定情報のうち先読み演出の対象とされた先読み対象判定情報に対して、その先読み対象判定情報の保留消化前から、大当り期待度を示唆する先読み演出が行われ得る機種(例えば、特許文献2,3)が存在する。
特開2013−70914号公報 特開2011−206306号公報 特開2011−98084号公報
遊技者が演出ボタンを操作することによる演出は、当該図柄変動演出に対応する、1回の特別図柄の変動表示の開始から終了までの間でしか行われないので、斬新さに欠けるものになる。
本発明の目的は、前記課題を改善できる遊技機を提供することである。
本発明(遊技機(1))は、始動条件の成立により取得された判定情報に基づいて、遊技者に有利な特別遊技を行うか否かを判定する判定手段(34a)と、前記判定手段(34a)の判定結果に基づいて、図柄を変動表示させた後に当該判定結果を示す判定図柄を停止表示させる図柄表示制御手段(35)と、前記判定情報を所定数記憶可能な記憶手段(32)と、前記記憶手段(32)に記憶されている判定情報が前記判定手段(34a)により判定される前に前記特別遊技を行うか否かを事前に判定する事前判定手段(34c)と、遊技演出を行わせる演出制御手段(60)と、遊技者が操作可能な操作手段(6a)とを備え、前記演出制御手段(60)は、前記操作手段(6a)の操作有効期間(PB)を設定可能な期間設定手段(63a)と、遊技者に前記操作有効期間(PB)であることを示す操作有効期間報知演出を行わせる操作有効期間報知演出制御手段(63b)と、前記期間設定手段(63a)により設定された操作有効期間(PB)に前記操作手段(6a)が操作されると、前記事前判定手段(34c)により前記特別遊技を行うと判定された可能性を示唆する示唆演出を行わせる示唆演出制御手段(63c)とを有し、前記操作有効期間報知演出制御手段(63b)は、前記事前判定手段(34c)による判定結果に基づいて、前記図柄表示制御手段(35)による複数回の図柄の変動表示にわたって、前記操作有効期間報知演出を行わせることが可能であり、前記期間設定手段(63a)は、前記図柄表示制御手段(35)による複数回の図柄の変動表示にわたって前記操作有効期間(PB)を設定する場合に、図柄の変動停止時から次の図柄の変動開始時までの期間については途切れるように設定することを特徴とする。
本発明によれば、遊技性及び遊技興趣を高めることができる。
本発明の実施例に係るパチンコ遊技機の斜視図である。 パチンコ遊技機の遊技盤の正面図である。 パチンコ遊技機の制御系のブロック図である。 パチンコ遊技機の機能ブロック図である。 大当り判定テーブルに関する図表である。 図柄判定テーブルに関する図表である。 大当り図柄の種類別の特別遊技実行時の大入賞口の開閉パターンと特別遊技終了後の遊技状態を示す図表である。 第2始動口作動モードに関する図表である。 当り図柄の種類別の選択率と第2始動口開閉パターンを示す図表である。 複数種類の遊技状態とそれらの設定内容を示す図表である。 第1特図変動時間決定用のテーブルを示す図表である。 第2特図変動時間決定用のテーブルを示す図表である。 (1)が複数種類の図柄変動演出、(2)が複数種類の特別遊技演出、(3)が複数種類のエンディング演出を夫々示す図表である。 図柄変動演出を示す図である。 通常ハズレ図柄変動演出を示す図である。 リーチハズレ図柄変動演出を示す図である。 リーチハズレ図柄変動演出を示す図である。 リーチハズレ図柄変動演出を示す図である。 当り図柄変動演出を示す図である。 特定の図柄変動演出における操作有効期間、及びボタン操作に関する演出を示す図である。 先読み演出実行率を示す図表である。 複数種類の先読み演出を示す図表である。 特図判定情報の保留に関する図である。 先読み演出における操作有効期間、及びボタン操作に関する演出を示す図である。 単押し演出を示す図である。 長押し演出を示す図である。 連押し演出を示す図である。 特定の図柄変動演出における操作有効期間、先読み演出における操作有効期間を示す図である。 保留図柄に関する図である。 遊技制御基板のコンピュータが行うタイマ割込処理のフローチャートである。 始動口SW処理のフローチャートである。 特別図柄処理のフローチャートである。 大当り判定処理のフローチャートである。 演出制御基板のコンピュータが行うタイマ割込処理のフローチャートである。 演出ボタン処理のフローチャートである。 コマンド受信処理のフローチャートである。 保留数加算時先読み関連処理のフローチャートである。 先読み演出実行判定のフローチャートである。 図柄変動演出選択処理のフローチャートである。 図柄変動演出終了中処理のフローチャートである。 図柄変動演出終了時先読み関連処理のフローチャートである。 画像制御基板のコンピュータが行う遊技演出処理のフローチャートである。 変更例に係る保留図柄の変化に関する図である。 変更例に係る先読み演出における操作有効期間、及びボタン操作に関する演出を示す図である。 変更例に係る長押し演出を示す図である。
以下、発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
図1、図2に示すように、パチンコ遊技機1には、遊技ホールの島構造に取付けられる外枠(図示略)に開閉枠2(内枠2)が開閉自在に装着され、開閉枠2に開閉扉3が開閉自在に装着されている。開閉扉3に窓3aが形成され、その窓3aに透明板3bが装着されている。
開閉枠2の左端部に開閉扉3の左端部が鉛直軸心回りに回動自在に支持され、開閉扉3の右端部には、開閉扉3を開閉枠2に施錠するキーシリンダ3cが装着されている。開閉枠2に遊技盤4が装着され、遊技盤4とその前側の透明板3bとの間に遊技球が流下可能な遊技領域4aが形成され、この遊技領域4aが開閉扉3により開閉される。
開閉扉3には、窓3aの下側に遊技球を貯留する貯留皿5が設けられ、その貯留皿5に遊技者が操作可能な演出ボタンSW6a(操作手段6a)(「SW」はスイッチを意味する)を有する演出操作装置6が装着され、貯留皿5の右下側に発射ハンドル7が装着されている。発射ハンドル7が回動操作されると、貯留皿5から発射位置に導入された遊技球が発射され、貯留皿5に複数の遊技球が貯留されている場合、複数の遊技球が約0.6秒間隔で連続発射される。発射された遊技球はガイドレール8で案内され遊技領域4aの上部に導入される。
図2、図3に示すように、遊技領域4aには、多数の障害釘(図示略)の他、第1始動口10、開閉式の第2始動口11aを有する始動口装置11、1対のゲート12、開閉式の大入賞口13aを有する大入賞口装置13、複数の一般入賞口14が、夫々遊技球が入球(入賞・通過)可能に図示の配置で設けられている。第1始動口10、1対のゲート12、複数の一般入賞口14には、夫々、そこに入賞した遊技球を検出する第1始動口SW10a、1対のゲートSW12a、複数の一般入賞口SW14aが付設されている。
始動口装置11は、第2始動口11a、第2始動口11aを開閉する開閉部材11b、第2始動口11aに入賞した遊技球を検出する第2始動口SW11c、開閉部材11bを開閉駆動する第2始動口SOL11d(「SOL」はソレノイドアクチュエータを意味する)を有し、第2始動口11aは、通常は遊技球が入賞し難い(入賞不可能な)閉状態となり、この閉状態と遊技球が入賞し易い開状態とに作動し得る。
大入賞口装置13は、大入賞口13a、大入賞口13aを開閉する開閉部材13b、大入賞口13aに入賞した遊技球を検出する大入賞口SW13c、開閉部材13bを開閉駆動する大入賞口SOL13dを有し、大入賞口13aは、通常は遊技球が入賞し難い(入賞不可能な)閉状態となり、この閉状態と遊技球が入賞し易い開状態とに作動し得る。
遊技球が入賞口10,11a,13a,14に入賞すると、遊技球1個の入賞につき入賞口10,11a,13a,14毎に設定された数(数個〜10数個)の遊技球が賞球として貯留皿5に払出される。遊技球が始動口10,11aに入賞すると大当り抽選が行われ、その大当り抽選で当選すると、大入賞口13aが開放する大当り遊技が発生する。遊技球がゲート12を通過すると当り抽選が行われ、その当り抽選で当選すると、第2始動口11aが開放する補助遊技が発生する。
遊技盤4にはセンタ役物15が取付けられ、このセンタ役物15に遊技演出用の液晶表示器からなるメイン画像表示装置16、液晶表示器からなるサブ画像表示装置17、可動役物装置18が装備されている。センタ役物15は、その枠体15aが遊技盤4に形成されたセンタ開口部(図示略)に嵌合装着され、その枠体15aの下部には遊技球が転動するステージ15bが形成されている。
メイン画像表示装置16は、その画面をパチンコ遊技機1の前側からセンタ役物15の枠体15aの内側を通して視認可能に配置され、サブ画像表示装置17は、その画面をパチンコ遊技機1の前側から視認可能にメイン画像表示装置16の上側に配置されている。これら画像表示装置16,17には主に遊技演出が表示される。可動役物装置18は、画像表示装置16,17の少なくとも一方に表示される所定の遊技演出の一環として作動して、可動役物18aを動作させる。
遊技盤4の右下部に遊技表示盤19が設けられ、この遊技表示盤19は、第1特図表示器19a、第2特図表示器19b、普図表示器19c、第1特図保留ランプ19d、第2特図保留ランプ19e、普図保留ランプ19fを備えている。
第1特図表示器19aには第1特別図柄が変動可能に表示され、第1特図保留ランプ19dには第1特図保留数が表示され、その第1特図保留数は4未満の場合に第1始動口10に遊技球が入賞する毎に1加算される。第2特図表示器19bには第2特別図柄が変動可能に表示され、第2特図保留ランプ19eには第2特図保留数が表示され、その第2特図保留数は4未満の場合に第2始動口11aに遊技球が入賞する毎に1加算される。
第1,第2特別図柄が変動停止状態で、第1特図保留数が1以上の場合、第2特図保留数が0の場合には、第1特図保留数が1減算されて第1特別図柄が変動開始され、その後の停止図柄で大当り抽選の結果が表示される。第1,第2特別図柄が変動停止状態で、第2特図保留数が1以上の場合、第1特図保留数に関わらず、第2特図保留数が1減算されて第2特別図柄が変動開始され、その後の停止図柄で大当り抽選の結果が表示される。
普図表示器19cには普通図柄が変動可能に表示され、普図保留ランプ19fには普図保留数が表示され、その普図保留数は4未満の場合にゲート12に遊技球が入賞する毎に1加算される。普通図柄が変動停止状態で、普図保留数が1以上の場合、普図保留数が1減算されて普通図柄が変動開始され、その後の停止図柄で当り抽選の結果が表示される。
次に、パチンコ遊技機1の制御系について説明する。
図3に示すように、制御装置20は、遊技制御基板21、払出制御基板22、演出制御基板23、画像制御基板24、ランプ制御基板25を備え、これら制御基板21〜25に夫々CPUとROMとRAMを含むコンピュータを備えて構成され、演出制御基板23は更にRTC(「RTC」はリアルタイムクロックを意味する)を備えている。
遊技制御基板21のコンピュータは、第1,第2始動口SW10a,11c、1対のゲートSW12a、大入賞口SW13c、複数の一般入賞口SW14aからの信号、払出制御基板22からの制御情報を受けて、第2始動口SOL11d、大入賞口SOL13d、図柄表示器19a〜19c、図柄保留ランプ19d〜19fを制御し、払出制御基板22、演出制御基板23に制御情報を出力する。
払出制御基板22のコンピュータは、遊技制御基板21からの制御情報、払出球検出SW26b、球有り検出SW26c、満タン検出SW26dからの信号を受けて、払出モータ26aを制御し、遊技制御基板21に制御情報を出力する。演出制御基板23のコンピュータは、遊技制御基板21、画像制御基板24、ランプ制御基板25からの制御情報、演出操作装置6(演出ボタンSW6a)からの信号を受けて、画像制御基板24、ランプ制御基板25に制御情報を出力する。
画像制御基板24のコンピュータは、演出制御基板23からの制御情報を受けて、遊技演出用のメイン画像表示装置16、サブ画像表示装置17、スピーカ27を制御し、演出制御基板23に制御情報を出力する。ランプ制御基板25のコンピュータは、演出制御基板23からの制御情報、可動役物装置18(原点SW)からの信号を受けて、遊技演出用の枠ランプ28a、盤ランプ28b、可動役物装置18(電動モータ)を制御し、演出制御基板23に制御情報を出力する。
図4に示すように、遊技制御基板21の主にコンピュータにより、図示の各手段30〜37,40〜47,50が構成されている。
特図カウンタ手段30は、16ビット構成の所謂ハード乱数である大当り判定値を、設定範囲(0 〜65535)内で微小時間(0.1μs)毎に順次更新し、また、8ビット構成の所謂ソフト乱数である特図判定値を、設定範囲(0〜199)内で微小時間(4ms)毎に順次更新する。更に、ソフト乱数であるリーチ判定値と変動パターン判定値を、夫々設定範囲内で微小時間毎に順次更新する。
特図取得手段31は、遊技球が第1始動口10に入賞したときに第1特図保留数が4未満の場合に特図始動条件が成立して、特図カウンタ手段30により更新された大当り判定値、特図判定値、リーチ判定値、及び変動パターン判定値を、1組の第1特図判定情報として取得する。また、遊技球が第2始動口11aに入賞したときに第2特図保留数が4未満の場合に特図始動条件が成立して、特図カウンタ手段30により更新された大当り判定値、特図判定値、リーチ判定値、及び変動パターン判定値を、1組の第2特図判定情報として取得する。この特図取得手段31により取得され且つ大当り判定手段34aによる判定に供していない第1,第2特図判定情報が夫々4個(所定数)まで特図保留記憶手段32に一旦記憶(保留)される。
特図保留消化手段33は、特図保留記憶手段32に記憶されている特図判定情報を、特図表示器19a,19bでの特別図柄の変動開始毎に順次1ずつ大当り判定手段34aによる判定に供して特図保留記憶手段32から消去(保留消化)する。その際、特図保留記憶手段32に複数の特図判定情報が記憶されている場合、それら複数の特図判定情報を特図保留記憶手段32に記憶された順番(即ち、特図取得手段31により取得された順番)で消化し、但し、第1,第2特図判定情報の両方が記憶されている場合には、第2特図判定情報を第1特図判定情報よりも優先して消化する。
特図判定手段34においては、特図取得手段31により取得された(特図保留記憶手段32に記憶された)特図判定情報に基づいて、詳しくは、特別図柄が変動表示される際、当該特別図柄の変動表示に係る特図判定情報、つまり特図保留消化手段33により消化された特図判定情報に基づいて、大当り判定手段34aが、遊技者に有利な特別遊技を行うか否かを判定し、特別遊技を行うと判定すると、図柄判定手段34bが、当該特別遊技中の大入賞口13aの開閉パターン、つまり有利度合いの異なる複数種類の特別遊技の何れを行うかを判定すると共に、当該特別遊技終了後の遊技状態を判定する。
具体的に、先ず、大当り判定手段34aが、特図判定情報の大当り判定値に基づいて、特別遊技である大当り遊技を行うか否かを、また、大当り遊技と部類が異なる特別遊技である小当り遊技を行うか否かを判定する。この場合、図5に示すように、大当り判定テーブルとして低確テーブルと高確テーブルの何れかを用いて判定する。
低確テーブルを用いる場合、大当り判定値が約1/320の割合で大当り特定値(3,247・・・)の何れかと一致すると、大当り遊技を行うと判定し、高確テーブルを用いる場合、大当り判定値が約10/320の割合で大当り特定値(3,7・・・)の何れかと一致すると、大当り遊技を行うと判定し、低確テーブルと高確テーブルの何れを用いる場合でも、大当り判定値が約3/320の割合で小当り特定値(4,44・・・)の何れかと一致すると、小当り遊技を行うと判定する。
大当り遊技を行うと判定すると、次に、図柄判定手段34bが、当該特図判定情報の特図判定値に基づいて、複数種類の大当り図柄(図6に示す8種類の大当り図柄A〜H)の何れか1つを選択する。ここで、その特図判定値が第1特図判定情報である場合は、図6に示す第1図柄選択テーブルにより規定される選択率で図柄選択を行い、第2特図判定情報である場合は、図6に示す第2図柄選択テーブルにより規定される選択率で図柄選択を行う。そして、選択された大当り図柄によって、当該特別遊技中の大入賞口13aの開閉パターン、及び当該特別遊技終了後の遊技状態が決定される。
特図表示制御手段35は、大当り判定手段34a、図柄判定手段34bによる判定結果に基づいて、特図保留消化手段33により第1特図判定情報が消化されたことを契機に、第1特図表示器19aに第1特別図柄を変動表示させた後に当該判定結果を示す判定図柄を停止表示させ、特図保留消化手段33により第2特図判定情報が消化されたことを契機に、第2特図表示器19bに第2特別図柄を変動表示させた後に当該判定結果を示す判定図柄を停止表示させる。
大当り判定手段34aにより大当り遊技を行うと判定されると、図柄判定手段34bにより選択された大当り図柄A〜Hの何れか1つを停止表示させ、小当り遊技を行うと判定されると、小当り図柄を停止表示させ、特別遊技(大当り遊技、小当り遊技)を行わないと判定されると、ハズレ図柄を停止表示させる。
変動態様決定手段35aは、大当り判定手段34a、図柄判定手段34bによる判定結果に基づいて選択された図柄(大当り図柄A〜H、小当り図柄、ハズレ図柄の何れか)、当該特図判定情報のリーチ判定値と変動パターン判定値、及び第1,第2特図保留数等に基づいて、特図変動時間(変動態様)を決定する。そして、特図表示制御手段35は、変動態様決定手段35aにより決定された特図変動時間で特別図柄を変動表示させから判定図柄を停止表示させる。
ところで、特図表示制御手段35により特別図柄が変動表示されているときに特図始動条件が成立することにより、特図取得手段31により取得された特図判定情報が特図保留記憶手段32に記憶される。但し、特図表示制御手段35により特別図柄が変動表示されていないときに特図始動条件が成立することにより、特図取得手段31により取得された特図判定情報も、直ちに大当り判定手段34a、図柄判定手段34bによる判定に供する場合でも特図保留記憶手段32に一時記憶される。
ここで、特図判定手段34の事前判定手段34cは、特図保留記憶手段32に記憶されている判定情報(即ち、後に特図保留消化手段33により消化される特図判定情報)に基づいて、具体的には、特図取得手段31により特図判定情報が取得され特図保留記憶手段32に記憶された際に、大当り判定手段34a、図柄判定手段34b、変動態様決定手段35aによる前記判定、決定と同等の判定、決定(即ち、特別遊技を行うか否かの判定、大当り図柄A〜H、小当り図柄、ハズレ図柄の判定、特図変動時間の決定)を事前に行うことが可能である。
特別遊技実行手段36は、大当り判定手段34aにより特別遊技(大当り遊技、小当り遊技)を行うと判定された場合、特図表示制御手段35により、当該判定結果を示す判定図柄、つまり図柄判定手段34bにより選択された判定図柄(大当り図柄、小当り図柄)が停止表示された後、その判定図柄に応じた開閉パターンで大入賞口13aを開閉させる遊技者に有利な特別遊技(大当り遊技、小当り遊技)を行う。
図7に示すように、大当り遊技中の大入賞口13aの開閉パターンは、大当り図柄の種類に応じて図示のように設定され、小当り遊技中の大入賞口13aの開閉パターンは、大当り図柄D,E,G,Hに対応する開閉パターンと同様に設定される。
具体的に、16R(ラウンド)長期開放では、大入賞口13aが16Rに亙って開閉され、各ラウンドは、大入賞口13aを開放して開始後、大入賞口13aに遊技球が例えば10個入賞する、或いは例えば30秒経過するR終了条件が成立すると、大入賞口13aを閉塞して終了する。8R長期開放では、大入賞口13aが8Rに亙って開閉され、各ラウンドは開始後、16R長期開放と同様のR終了条件が成立すると終了する。8R短期開放では、大入賞口13aが8Rに亙って開閉され、各ラウンドは開始後、大入賞口13aに遊技球が例えば10個入賞する、或いは例えば0.1秒経過するR終了条件が成立すると終了する。
確率設定手段37は、特図判定手段34(大当り判定手段34a)により大当り遊技を行うと判定される大当り確率を、図5に示す低確テーブルを用いて低確率(約1/320)又は図5に示す高確テーブルを用いて高確率(約10/320)に設定する。
一方、普図カウンタ手段40は、8ビット構成のソフト乱数である当り判定値を、設定範囲(0〜199)内で微小時間(4ms)毎に順次更新し、また、8ビット構成の所謂ソフト乱数である普図判定値を、設定範囲(0〜9)内で微小時間(4ms)毎に順次更新する。
普図取得手段41は、遊技球がゲート12を通過したときに普図保留数が4未満の場合に普図始動条件が成立して、普図カウンタ手段40により更新された当り判定値、及び普図判定値を、1組の普図判定情報として取得する。この普図取得手段41により取得され且つ普図判定手段44による判定に供していない普図判定情報が4個まで普図保留記憶手段42に一旦記憶(保留)される。
普図保留消化手段43は、普図保留記憶手段42に記憶されている普図判定情報を普図表示器19cでの普通図柄の変動開始毎に順次1ずつ普図判定手段44による判定に供して普図保留記憶手段42から消去(保留消化)する。その際、普図保留記憶手段42に複数の普図判定情報が記憶されている場合、それら複数の普図判定情報を普図保留記憶手段42に記憶された順番(即ち、普図取得手段41により取得された順番)で消化する。
普図判定手段44は、普図取得手段41により取得された(普図保留記憶手段42に記憶された)普図判定情報に基づいて、詳しくは、普通図柄が変動表示される際、当該普通図柄の変動表示に係る普図判定情報、つまり普図保留消化手段43により消化された普図判定情報に基づいて、補助遊技を行うか否かを判定する。
具体的に、先ず、普図判定情報の当り判定値に基づいて、補助遊技を行うか否かを判定する。補助遊技を行うと判定した場合には、次に、当該普図判定情報の普図判定値に基づいて、複数種類の当り図柄(図9に示す2種類の当り図柄a,b)の何れか1つを選択する。ここで、図9のテーブルにより規定される選択率で図柄選択を行う。
普図表示制御手段45は、普図判定手段44による判定結果に基づいて、普図保留消化手段43により普図判定情報が消化されたことを契機に、普図表示器19cに普通図柄を変動表示させた後に当該判定結果を示す判定図柄を停止表示させる。普図判定手段44により補助遊技を行うと判定された場合には、選択された当り図柄a,bの何れかを停止表示させ、補助遊技を行わないと判定された場合には、ハズレ図柄を停止表示させる。
ところで、普図表示制御手段45により普通図柄が変動表示されているときに普図始動条件が成立することにより、普図保留記憶手段42に普図取得手段41により取得された普図判定情報が記憶される。但し、普図表示制御手段45により普通図柄が変動表示されていないときに普図始動条件が成立することにより、普図取得手段41により取得された普図判定情報も、直ちに普図判定手段44による判定に供する場合でも普図保留記憶手段42に一時記憶される。
補助遊技実行手段46は、普図判定手段44により補助遊技を行うと判定された場合、普図表示制御手段45により、その判定結果を示す判定図柄(当り図柄)が停止表示された後、第2始動口11aを開閉させる補助遊技を行う。図8、図9に示すように、補助遊技中の第2始動口11aの開閉パターンは、当り図柄の種類、及び第2始動口作動モードに応じて図示のように設定される。
作動モード設定手段47は、図8に示すように、第2始動口作動モードとして、第2始動口11aを開状態に作動させ難い低作動モード又は開状態に作動させ易い高作動モードを設定する。
具体的に、低作動モードでは、普図判定手段44により補助遊技を行うと判定される当り確率が1/10、普図表示器19cでの普通図柄の普図変動時間が12秒、補助遊技中の第2始動口11aの始動口開閉パターンが0.1秒×1回又は0.1秒×1回+5.6秒×1回に設定され、高作動モードでは、当り確率が10/10、普図変動時間が0.5秒、始動口開閉パターンが1.0秒×6回又は2.0秒×3回に設定される。
遊技状態制御手段50は、複数種類の遊技状態(図10に示す4種類の通常遊技状態、時短遊技状態、潜確遊技状態、確変遊技状態)の何れか1つを択一的に設定し、その遊技状態で遊技を制御する。尚、電源投入時には前回の電源遮断時に設定されていた遊技状態を継続的に設定し、電源投入時に所謂RAMクリアが実行された場合には通常遊技状態を設定する。
図10に示すように、通常遊技状態、時短遊技状態が設定された場合、確率設定手段37により低確率が設定され、潜確遊技状態、確変遊技状態が設定された場合、確率設定手段37により高確率が設定される。また、通常遊技状態、潜確遊技状態が設定された場合、作動モード設定手段47により低作動モードが設定され、時短遊技状態、確変遊技状態が設定された場合、作動モード設定手段47により高作動モードが設定される。
遊技状態制御手段50は、特別遊技実行手段36により大当り遊技が行われた場合、その大当り遊技終了後の遊技状態を図7に示すように設定変更する。大当り図柄A〜Cの何れかが停止表示されて、所謂「確変大当り」になった場合、当該大当り遊技終了後に確変遊技状態が設定され、大当り図柄A,Bの停止からは、その後、特図表示器19a,19bでの特別図柄の特図変動回数が10000回に達すると、通常遊技状態へ移行され、大当り図柄Cの停止からは、その後、特図変動回数が50回に達すると、潜確遊技状態へ移行され、更に、特図変動回数が10000回に達すると、通常遊技状態へ移行される。
大当り図柄Dが停止表示されて、所謂「突確大当り」になった場合、当該大当り遊技終了後に確変遊技状態が設定され、その後、特図変動回数が10000回に達すると、通常遊技状態へ移行される。大当り図柄Eが停止表示されて、所謂「潜確大当り」になった場合、当該大当り遊技終了後に潜確遊技状態(又は確変遊技状態)が設定され、その後、特図変動回数が10000回に達すると、通常遊技状態へ移行される。
大当り図柄Fが停止表示されて、所謂「通常大当り」になった場合、当該大当り遊技終了後に時短遊技状態が設定され、その後、特図変動回数が50回に達すると、通常遊技状態へ移行される。大当り図柄G,Hの何れかが停止表示されて、所謂「突通大当り」になった場合、大当り図柄Gの停止からは、当該大当り遊技終了後に時短遊技状態が設定され、その後、特図変動回数が50回に達すると、通常遊技状態へ移行され、大当り図柄Hの停止からは、当該大当り遊技終了後に通常遊技状態が設定される。小当り図柄が停止表示されて、所謂「小当り」になった場合、当該小当り遊技終了後に当該小当り遊技開始前の遊技状態が設定される(即ち、遊技状態は設定変更されない)。
ところで、特図表示制御手段35の変動態様決定手段35aは、第1特図変動時間を図11に示すテーブルに基づいて決定する。図11(1)に示すように、通常遊技状態又は潜確遊技状態では、大当り遊技を行わないと判定され且つ所謂リーチ状態にしない非当選時(1)に、第1特図保留数に応じて9秒,7秒,5秒,3秒の何れかが決定され、大当り遊技を行わないと判定され且つリーチ状態にする非当選時(2) 又は大当り遊技を行うと判定された当選時(リーチ状態にする)に、第1特図保留数に関わらず13秒,15秒・・・,50秒の何れかが決定される。図11(2)に示すように、時短遊技状態又は確変遊技状態では、非当選時(1)に、第1特図保留数に関わらず12秒が決定され、非当選時(2)又は当選時に、第1特図保留数に関わらず13秒,15秒・・・,50秒の何れかが決定される。
また、特図表示制御手段35の変動態様決定手段35aは、第2特図変動時間を図12に示すテーブルに基づいて決定する。図12(1)に示すように、通常遊技状態又は潜確遊技状態では、非当選時(1)に、第2特図保留数に関わらず3秒が決定され、非当選時(2) 又は当選時に、第2特図保留数に関わらず13秒,15秒・・・,50秒の何れかが決定される。図12(2)に示すように、時短遊技状態又は確変遊技状態では、非当選時(1)に、第2特図保留数に応じて12秒,2.5秒の何れかが決定され、非当選時(2)又は当選時に、第2特図保留数に関わらず13秒,15秒・・・,50秒の何れかが決定される。
図4に示すように、演出制御基板23、画像制御基板24、ランプ制御基板25のコンピュータ等により、遊技演出を演出手段70(メイン画像表示装置16、サブ画像表示装置17、可動役物装置18、スピーカ27、ランプ28a,28b)に行わせる演出制御手段60が構成され、この演出制御手段60は、図柄変動演出制御手段61(第1演出制御手段61)、特別遊技演出制御手段62、先読み演出制御手段63、役物制御手段64、保留表示制御手段65を備えている。
図柄変動演出制御手段61は、大当り判定手段34a(図柄判定手段34b)による判定結果に基づいて、特図表示制御手段35により特図表示器19a,19bに特別図柄が変動表示されているときに、その特別図柄の特図変動時間(変動態様決定手段35aにより決定された特図変動時間)に応じて、図13(1)に示す複数種類の図柄変動演出(図柄変動演出1,2,3・・・n)の中から選択された図柄変動演出(第1遊技演出)を行わせる。
各図柄変動演出は、大当り判定手段34aによる判定結果を示唆(つまり、大当り判定手段34aにより特別遊技を行うと判定された大当り期待度を示唆)するように行われ、その演出終盤で、特別遊技を行わないハズレ判定結果であること、又は特別遊技を行う当り判定結果であることが報知される。
図柄変動演出制御手段61は、図柄変動演出をメイン画像表示装置16に表示させ、その図柄変動演出において、複数の演出図柄を変動表示させてから大当り判定手段34a(図柄判定手段34b)による判定結果を示す組み合わせ表示態様で停止表示させる。
図14に示すように、図柄変動演出では、基本的に、メイン画像表示装置16の3つの図柄表示部16aに、(1)3組の演出図柄列が変動表示された後、先ず、(2)左側の演出図柄「X」が停止表示され、次に、(3)右側の演出図柄「Y」が停止表示され、最後に、(4)中央の演出図柄「Z」が停止表示され、これら3つの停止図柄列「XZY」が、大当り判定手段34aによる判定結果を示す組み合わせ表示態様になる。
ここで、図13(1)に示すように、複数種類の図柄変動演出は、通常ハズレ図柄変動演出、リーチハズレ図柄変動演出、当り図柄変動演出の何れかに分類される。大当り判定手段34aにより特別遊技を行わないと判定されると、通常ハズレ図柄変動演出又はリーチハズレ図柄変動演出が行われ、大当り判定手段34aにより特別遊技を行うと判定されると、当り図柄変動演出が行われる。
図15に示すように、通常ハズレ図柄変動演出では、メイン画像表示装置16の3つの図柄表示部16aに、例えば、(1)3組の演出図柄列が変動した後、(2)左側の演出図柄「7」が変動停止し、(3)右側の演出図柄「3」が変動停止し、これら演出図柄「7」「3」が揃わない非リーチ状態になった後、発展演出が行われることなく、(4)中央の演出図柄「6」が変動停止し、ここで、停止表示された「763」が、ハズレ判定結果を示す組み合わせ表示態様になる。
図16に示すように、リーチハズレ図柄変動演出では、メイン画像表示装置16の3つの図柄表示部16aに、例えば、(1)3組の演出図柄列が変動した後、(2)左側の演出図柄「7」が変動停止し、(3)右側の演出図柄「7」が変動停止し、これら演出図柄「7」「7」が揃うリーチ状態になった後、発展演出へ移行しないノーマルリーチ演出が行われ、(4)中央の演出図柄「6」が変動停止し、ここで、停止表示された「767」が、ハズレ判定結果を示す組み合わせ表示態様になる。
或いは、図17に示すように、リーチハズレ図柄変動演出では、メイン画像表示装置16の3つの図柄表示部16aに、例えば、(1)3組の演出図柄列が変動した後、(2)左側の演出図柄「7」が変動停止し、(3)右側の演出図柄「7」が変動停止し、リーチ状態になった後、(4)演出図柄「7」「7」が画面隅側へ移動して縮小表示され、(5)発展演出であるSPリーチ演出(基本的に、ノーマルリーチ演出よりも大当り期待度が高い演出)が行われる。SPリーチ演出では、そのSPリーチ演出に特有の大当り期待度が異なる複数種類の演出動画の何れかが表示され、そのSPリーチ演出の終了を以て、(6)中央の演出図柄「6」が変動停止し、ここで、停止表示された「767」が、ハズレ判定結果を示す組み合わせ表示態様になる。
或いは、図18に示すように、リーチハズレ図柄変動演出では、メイン画像表示装置16の3つの図柄表示部16aに、例えば、(1)3組の演出図柄列が変動した後、(2)左側の演出図柄「7」が変動停止し、(3)右側の演出図柄「7」が変動停止し、リーチ状態になった後、(7)演出図柄「7」「7」が画面隅側へ移動して縮小表示され、(8)発展演出であるSP・SPリーチ演出(基本的に、SPリーチ演出よりも大当り期待度が高い演出)が行われる。
或いは、(3)右側の演出図柄「7」が変動停止し、リーチ状態になった後、(4)演出図柄「7」「7」が画面隅側へ移動して縮小表示され、先ず、(5)SPリーチ演出が行われる。そして、SPリーチ演出の終了を以て、(6)中央の演出図柄「6」が変動停止した後、再始動し、(7)演出図柄「7」「7」が画面隅側へ移動して縮小表示され、(8)SP・SPリーチ演出が行われる。SP・SPリーチ演出では、そのSP・SPリーチ演出に特有の大当り期待度が異なる複数種類の演出動画の何れかが表示され、そのSP・SPリーチ演出の終了を以て、(9)中央の演出図柄「6」が変動停止し、ここで、停止表示された「767」が、ハズレ判定結果を示す組み合わせ表示態様になる。
図19に示すように、当り図柄変動演出では、メイン画像表示装置16の3つの図柄表示部16aに、例えば、(1)3組の演出図柄列が変動した後、(2)左側の演出図柄「7」が変動停止し、(3)右側の演出図柄「7」が変動停止し、リーチ状態になった後、発展演出に移行しないノーマルリーチ演出、或いは、発展演出として、前記と同じ(4)SPリーチ演出又は( 5)SP・SPリーチ演出が行われた後、(6)中央の演出図柄「7」が変動停止し、ここで、停止表示された「777」が、当り判定結果を示す組み合わせ表示態様になる。
また、図13(1)に示すように、複数種類の図柄変動演出の幾つかは、前記の通常ハズレ図柄変動演出、リーチハズレ図柄変動演出、当り図柄変動演出の分類とは別に、特定の図柄変動演出として分類される。
図20(1)に示すように、図柄変動演出制御手段61は、特定の図柄変動演出において、前記のハズレ図柄変動演出、リーチハズレ図柄変動演出、当り図柄変動演出の何れかを主演出として行わせ、その際、この図柄変動演出制御手段61において、期間設定手段61aが、演出ボタンSW6aの操作有効期間PAを設定するとともに、操作促進演出制御手段61bが、期間設定手段61aにより設定された操作有効期間PAに、遊技者に演出ボタンSW6aの操作を促す操作促進演出を行わせる。
例えば、図20(2)に示すように、操作促進演出としては、メイン画像表示装置16(又はサブ画像表示装置17)に、操作有効期間PAの開始時から、演出ボタンSWと、その演出ボタンSWの操作促進となる矢印と、操作有効期間PAに対して経過した時間が示されるタイムゲージが表示される。操作促進演出制御手段61bは、この操作促進演出を、開始後、演出ボタンSW6aが操作されないと、操作有効期間PAの終了時まで継続させてそこで終了させるが、その間に、演出ボタンSW6aが操作されると、その演出ボタンSW6aの操作時に終了させる。
また、図柄変動演出制御手段61において、操作実行演出制御手段61cは、期間設定手段61aにより設定された操作有効期間PAに、演出ボタンSW6aが操作されると、その演出ボタンSW6aの操作時から、この特定の図柄変動演出の終了時までの間の一定期間、特定の図柄変動演出の主演出と異なる副演出を行わせる。期間設定手段61aにより設定された操作有効期間PAに、演出ボタンSW6aが操作されないと、特定の図柄変動演出の主演出が行われるだけとなる。
副演出は、主演出の少なくとも一部と切換わるように行われ、例えば、図示省略するが、その副演出としては、メイン画像表示装置16(又はサブ画像表示装置17)に、別途大当期待度を示唆するカットイン演出が表示される。尚、期間設定手段61aは、設定した操作有効期間PAに、演出ボタンSW6aが操作されると、その操作有効期間PAの設定を解除させる(即ち、操作有効期間PAを終了させる)。
特別遊技演出制御手段62は、特別遊技実行手段36により特別遊技が行われているときに、特図表示制御手段35により当該特別遊技の開始にあたって停止表示された大当り図柄(小当り図柄)の種類に応じて、図13(2)に示す複数種類の特別遊技演出(特別遊技演出1,2,3・・・n)の中から選択された特別遊技演出を行わせ、特別遊技演出(特別遊技)の終盤に、図13(3)に示す複数種類のエンディング演出(エンディング演出1,2,3・・・n)の中から選択されたエンディング演出を行わせる。
尚、サブ画像表示装置17には、適宜、図柄変動演出制御手段61により行われている図柄変動演出に対応する遊技演出や、特別遊技演出制御手段62により行われている特別遊技演出(エンディング演出)に対応する遊技演出が表示される。
先読み演出制御手段63は、事前判定手段34cによる判定結果に基づいて、特図保留記憶手段32に記憶されている特図判定情報に対して、先読み演出を行わせることが可能である。この場合、特図保留記憶手段32に特図判定情報が記憶されたとき、特図保留記憶手段32に記憶されたその最新の特図判定情報を先読み演出の対象(先読み対象判定情報)とするか否かを判定する先読み演出実行判定を行い、先読み対象判定情報とすると判定することで、その先読み対象判定情報に対して先読み演出を行わせる。
但し、特図保留記憶手段32に特図判定情報が記憶されたときに、特図保留記憶手段32に記憶されている特図判定情報の中に既に先読み演出の対象とされた先読み対象判定情報が存在する、又は、特図保留記憶手段32に記憶されたその最新の特図判定情報に対応する第1又は第2特図保留数が1個であるときには、先読み演出実行判定を行わない、即ち最新の特図判定情報は先読み演出の対象(先読み対象判定情報)とされない。
ここで、先読み演出実行判定は、通常遊技状態又は潜確遊技状態のときには、第1特図判定情報に対して行われ、時短遊技状態又は確変遊技状態のときには、第2特図判定情報に対して行われるものとする。尚、第1,第2特図判定情報の何れか一方のみに対して行われるようにしてもよい。
図21に示すように、具体的に、先読み演出実行判定を行う場合、最新の特図判定情報の事前判定結果に基づいて、非当選時(1)には第1テーブルに示す割合により、非当選時(2)には第2テーブルに示す割合により、当選時には第3テーブルに示す割合により、先読み対象とする判定を行う。但し、非当選時(2)では、最新の特図判定情報に係る特図変動態様に応じて、ノーマルリーチ演出、SPリーチ演出、SP・SPリーチ演出の何れが行われるかで異なる図示の割合で先読み対象とする判定を行う。
先読み演出制御手段63は、先読み演出実行判定により先読み演出を行わせると判定すると、図22に示す複数種類の先読み演出(先読み演出1,2,3)の何れかを選択して行わせる。具体的に、3種類の先読み演出1,2,3は、夫々、後で詳しく説明する単押し演出、長押し演出、連押し演出(連打演出)である。
ここで、図23は、特図保留記憶手段32に記憶されている特図保留数(第1又は第2特図保留数)と、先読み演出の対象とされた先読み対象判定情報が消化される消化順番を示している。(1)は特図保留数が2個で先読み対象判定情報の消化順番が2番目、(2)は特図保留数が3個で先読み対象判定情報の消化順番が3番目、(3)は特図保留数が4個で先読み対象判定情報の消化順番が4番目、であることを夫々示す。
さて、先読み演出制御手段63において、期間設定手段63aは、演出ボタンSW6aの操作有効期間PBを設定可能であり、操作促進演出制御手段63bは、遊技者に演出ボタンSW6aの操作を促す操作促進演出を行わせることが可能であり、操作実行演出制御手段63c(示唆演出制御手段63c)は、期間設定手段63aにより設定された操作有効期間PBに演出ボタンSW6aが操作されると、その演出ボタンSW6aに基づいて操作実行演出(示唆遊技演出)を行わせる。
次に、この期間設定手段63a、操作促進演出制御手段63b、操作実行演出制御手段63cに関して詳しく説明する。
期間設定手段63aは、事前判定手段34cによる判定結果に基づいて、特図保留記憶手段32に複数の第1又は第2特図判定情報が記憶されていることを条件に、先読み演出実行判定により先読み演出を行わせると判定されると、特図表示制御手段35による複数回の第1又は第2特別図柄の変動表示に跨って、連続する或いは連続性の有る操作有効期間PBを設定可能である。
具体的には、先読み演出実行判定により先読み対象判定情報となる最新の特図判定情報が特図保留記憶手段32に記憶されると、そのときの消化順番が1番目の特図判定情報に係る特別図柄の変動表示の開始後、その先読み対象判定情報に係る特別図柄の変動表示中の所定時期になる(例えば、ノーマルリーチ演出、又はSPリーチ演出、又はSP・SPリーチ演出が開始される)までの間、操作有効期間PBを設定可能である。
操作促進演出制御手段63bは、特図保留記憶手段32に複数の第1又は第2特図判定情報が記憶されていることを条件に、期間設定手段63aにより操作有効期間PBが設定されている間、特図表示制御手段35による複数回の第1又は第2特別図柄の変動表示に跨って、連続する或いは連続性の有る操作促進演出(操作有効期間報知演出)を行わせることが可能である。
具体的には、先読み演出実行判定により先読み対象判定情報となる最新の特図判定情報が特図保留記憶手段32に記憶されたときの、消化順番が1番目の特図判定情報に係る特別図柄の変動表示の開始後、その先読み対象判定情報に係る特別図柄の変動表示中の所定時期になるまでの間、操作促進演出を行わせることが可能である。
操作実行演出制御手段63cは、示唆遊技演出(操作実行演出)として、事前判定手段34cによる判定結果を示唆する(大当り期待度を示唆する)示唆演出を行わせ、その示唆演出は、行われている先読み演出の種類(先読み演出1,2,3、つまり単押し演出、長押し演出、連押し演出)によって異なる示唆演出となる。
例えば、図24(1)は、特別図柄が変動表示されているとき、保留2個目となる最新の特図判定情報が先読み対象判定情報(図23(1)の状態)になった場合を示し、この場合、2回の特別図柄の変動表示に亙って先読み演出(先読み演出1,2,3の何れか)が行われ、この先読み演出において、2回の特別図柄の変動表示に跨って、操作有効期間PBが設定され得るとともに、操作促進演出が行われ得る。
図24(2)は、特別図柄が変動表示されているとき、保留3個目となる最新の特図判定情報が先読み対象判定情報(図23(2)の状態)になった場合を示し、この場合、3回の特別図柄の変動表示に亙って先読み演出(先読み演出1,2,3の何れか)が行われ、この先読み演出において、3回の特別図柄の変動表示に跨って、操作有効期間PBが設定され得るとともに、操作促進演出が行われ得る。
図24(3)は、特別図柄が変動表示されているとき、保留4個目となる最新の特図判定情報が先読み対象判定情報(図23(3)の状態)になった場合を示し、この場合、4回の特別図柄の変動表示に亙って先読み演出(先読み演出1,2,3の何れか)が行われ、この先読み演出において、4回の特別図柄の変動表示に跨って、操作有効期間PBが設定され得るとともに、操作促進演出が行われ得る。
さて、先読み演出1の単押し演出では、例えば、図25(1)に示すように、サブ画像表示装置17に、カードが裏向きに表示され、操作促進演出として、演出ボタンSWと矢印、及び「単押し」が表示される。操作実行演出制御手段63cは、演出ボタンSW6aの単押しにより、図25(2)に示すように、カードを表向きに変えて表示させ、大当り期待度(例えば、図示の「激熱」)を表示させる。
事前判定手段34cにより大当りと判定された場合、大当りと判定されない場合よりも、より高い大当り期待度が複数種類の大当り期待度の中から選択され表示され易い。尚、演出ボタンSW6aが単押しされてときに、操作有効期間PBの設定が解除され(即ち操作有効期間PBが終了し)、操作促進演出の表示(演出ボタンSW、矢印、「単押し」)が消去される。
先読み演出2の長押し演出では、例えば、図26(1)に示すように、サブ画像表示装置17に、レベルメータが表示され、操作促進演出として、演出ボタンSWと矢印、及び「長押し」が表示される。操作実行演出制御手段63cは、演出ボタンSW6aの長押しにより、図25(2)に示すように、レベルメータのパーセンテージ(即ち、大当り期待度)を高くするように表示させる。
事前判定手段34cにより大当りと判定された場合、大当りと判定されない場合よりも、よりレベルメータのパーセンテージが高くなるように表示され易い。尚、演出ボタンSW6aが長押しされても、レベルメータが100%になるまで、或いは設定時になるまでは、操作有効期間PBの設定解除、操作促進演出の表示消去は行われない。
先読み演出3の連押し演出では、例えば、図27(1)に示すように、サブ画像表示装置17に、バトル演出、並びにヒットP(ポイント)が表示され、操作促進演出として、演出ボタンSWと矢印、及び「連打」が表示される。操作実行演出制御手段63cは、味方と敵とが戦うバトル演出を表示させ、演出ボタンSW6aの連押しにより、味方が敵に与えたダメージとしてヒットP(即ち、大当り期待度)を高くするように表示させる。
事前判定手段34cにより大当りと判定された場合、大当りと判定されない場合よりも、よりヒットPが高くなるように表示され易い。尚、演出ボタンSW6aが連押しされても、ヒットPが100%になるまで、或いは設定時になるまでは、操作有効期間PBの設定解除、操作促進演出の表示消去は行われない。尚、ヒットPが100%なると、味方が敵を倒して勝利となり、事前判定手段34cにより大当りと判定されたことが濃厚になる。
ここで、図28は、特定の図柄変動演出において設定される操作有効期間PAと、先読み演出において複数回の特別図柄の変動表示に跨って設定される操作有効期間PBとがオーバーラップする場合を示している。この場合、操作有効期間PA,PBがオーバーラップしている期間、つまり図では操作有効期間PAに演出ボタンSW6aが操作されると、操作有効期間PAに対応する副演出と、操作有効期間PBに対応する操作実行演出の何れかが優先して行われてもよいし、副演出と操作実行演出の両方が行われてもよい。
役物制御手段64は、大当り判定手段34aによる判定結果に基づいて、可動役物18aを動作させることが可能である。具体的には、図柄変動演出制御手段61により複数の役物動作付き図柄変動演出の何れかが行われているときに、その役物動作付き図柄変動演出に基づいて決められたタイミングで決められた動作態様により可動役物18aを動作させる。
保留表示制御手段65は、特図保留記憶手段32に第1特図判定情報が記憶されている場合、その第1特図保留数と相当数の第1保留図柄16bをメイン画像表示装置16に表示させ、特図保留記憶手段32に第2特図判定情報が記憶されている場合、その第2特図保留数と相当数の第2保留図柄16cをメイン画像表示装置16に表示させる(図2参照)。尚、図2では、第1特図保留数が2、第2特図保留数が1の場合を示している。
この保留表示制御手段65は、特図保留記憶手段32に、先読み演出制御手段63により先読み演出の対象とされた特図判定情報(先読み対象判定情報)が存在する場合、図29に示すように、その先読み対象判定情報に対応する第1保留図柄16b(又は第2保留図柄16c)を、第1保留図柄16b(又は第2保留図柄16c)と異なる特殊保留図柄16d(例えば、「先」を記した保留図柄)に変化させて表示させる。
次に、図4に示す各手段30〜37,40〜47,50,60〜65の機能を達成するために、制御装置20(遊技制御基板21、演出制御基板23、画像制御基板24)が実行する主要な処理についてフローチャートに基づいて説明する。
図30に示すように、遊技制御基板21のコンピュータが実行するタイマ割込処理は微小時間(4ms)毎に開始され、そのタイマ割込処理において、乱数更新処理(S1)、スイッチ処理(S2)、図柄処理(S3)、電動役物処理(S4)、賞球処理(S5)、出力処理(S6)が順次実行される。
図31に示すように、S2の始動口SW処理では、第1始動口SW10aがオンの場合(S11;Yes)、第1特図保留数U1が4未満の場合に(S12;Yes)、第1特図保留数U1がU1+1に加算され(S13)、大当り判定値、図柄判定値、リーチ判定値、及び変動パターン判定値(第1特図判定情報)が取得・格納され(S14)、次に、事前判定処理(S15)が実行され、第1特図保留数増加コマンドがセットされる(S16)。
第2始動口SW11cがオンの場合(S17;Yes)、第2特図保留数U2が4未満の場合に(S18;Yes)、第2特図保留数U2がU2+1に加算され(S19)、大当り判定値、図柄判定値、リーチ判定値、及び変動パターン判定値(第2特図判定情報)が取得・格納され(S20)、次に、事前判定処理(S21)が実行され、第2特図保留数増加コマンドがセットされる(S22)。
S15、S21の事前判定処理では、基本的に、次に説明するS3の特別図柄処理のS38とS39と同等の処理が行われ、S16、S22では、S15、S21の事前判定処理の判定結果に関する事前判定情報を含む特図保留数増加コマンドがセットされる。S16、S22でセットされたコマンド、及び、その他のステップでセットされたコマンドについては、S6の出力処理により演出制御基板23に送信される。
図32に示すように、S3の特別図柄処理では、特別遊技フラグ(大当り遊技フラグや小当り遊技フラグ)がON(つまり、大当り遊技や小当り遊技が実行中)でない場合(S31;No)、特別図柄が変動中でない場合に(S32;No)、第2特図保留数U2が1以上か否か判定される(S33)。S32の判定がYes の場合、つまり、特別図柄が変動中である場合には、S42へ移行する。
S33の判定がYesの場合、第2特図保留数U2がU2−1に減算され(S34)、S33の判定がNoの場合、第1特図保留数U1が1以上か否か判定される(S35)。S35の判定がYesの場合、第1特図保留数U1がU1−1に減算され(S36)、S35の判定がNoの場合、客待ち設定処理(S46)が実行される。S34又はS36の実行後、客待ちフラグがOFFにされ(S37)、大当り判定処理(S38)が実行され、続いて、変動態様選択処理(S39)が実行される。
図33に示すように、S38の大当り判定処理では、先ず、大当り判定値処理(S51)が実行され、ここで、特図保留記憶手段32に記憶されている特図判定情報のうち消化優先順位が最も高い特図判定情報の大当り判定値が、図5を用いて説明したように、大当り特定値か否か判定されることで、大当りか否か判定される(S52) 。S52の判定がYesの場合、図柄判定値処理(S53)が実行され、ここで、前記大当り判定値と組の図柄判定値に基づいて、図6を用いて説明したように、大当り図柄が複数種類の大当り図柄の中から選択設定される(S54)。
S52の判定がNoの場合、前記大当り判定値が、図5を用いて説明したように、小当り特定値か否か判定されることで、小当りか否か判定される(S55)。S55の判定がYes の場合、小当り図柄が設定され(S56)、S55の判定がNoの場合、ハズレ図柄が設定される(S57)。尚、この大当り判定処理に供された特図判定情報は、特図保留記憶手段42から消去(消化)される。
図32に示すように、S38の大当り判定処理の実行後、S39の変動態様選択処理では、S38(S54又はS56又はS57)で設定された図柄、及び、S52において大当りか否かの判定に供された大当り判定値と組のリーチ判定値、変動パターン判定値等に基づいて、図11、図12を用いて説明したように、変動態様(特図変動時間)が選択設定される。その後、第1又は第2特別図柄が変動開始され(S40)、S38で設定された図柄(大当り図柄、小当り図柄、ハズレ図柄の何れか)とS39で設定された変動態様の情報を含む特図変動開始コマンドがセットされる(S41)。
次に、特別図柄の変動開始時から、S39で設定された特図変動時間が経過した場合(S42;Yes)、第1又は第2特別図柄が変動停止され(S43)、ここで、S38で設定された図柄が第1又は第2特図表示器19a又は19bに表示される。続いて、特図変動停止コマンドがセットされ(S44)、停止中処理(S45)が実行される。尚、S45の停止中処理において、遊技状態に関する処理が実行される。
その後、S4の大入賞口処理において、当りフラグがONの場合、図7を用いて説明したように、大当りの場合には、大当り図柄の種類に応じて、16R長期開放、8 R長期開放、8 R短期開放の何れかの開閉パターンにて大入賞口13aを開放する大当り遊技が実行され、小当りの場合には、8 R短期開放の開閉パターンにて大入賞口13aを開放する小当り遊技が実行される。尚、大当り遊技終了後に、大当り図柄の種類に応じた遊技状態を設定する遊技状態設定処理が実行される。
図34に示すように、演出制御基板23のコンピュータが実行するタイマ割込処理は微小時間(4ms)毎に開始され、そのタイマ割込処理において、コマンド受信処理(S101)、演出ボタン処理(S102)、コマンド送信処理(S103)が順次実行される。
先ず、図35に示すように、S102の演出ボタン処理では、演出ボタンSW6aがONか否か判定され(S105)、S105の判定がYesの場合、演出ボタンコマンドがセットされる(S106)。S106でセットされたコマンド、及び、他のステップでセットされたコマンドについては、S103のコマンド送信処理により画像制御基板24、ランプ制御基板25に送信される。
図36に示すように、S101のコマンド受信処理では、保留数増加コマンドを受信か否か判定され(S111)、S111の判定がYesの場合、保留数加算処理(S112)が実行され、続いて、保留数増加コマンドがセットされ(S113)、その後、保留数加算時先読み関連処理(S114)が実行される。
図37に示すように、S114の保留数加算時先読み関連処理では、先ず、受信した保留数増加コマンドが解析され(S131)、解析された事前判定情報が記憶される(S132)。次に、先読み演出実行フラグF1=0か否か判定され(S133)、S133の判定がYesの場合、通常遊技状態又は潜確遊技状態では第1特図判定情報に対して、また、時短遊技状態又は確変遊技状態では第2特図判定情報に対して、先読み演出実行判定(S134)が行われる。
図38に示すように、S134の先読み演出実行判定では、記憶されている特図判定情報に対応する事前判定情報が読込まれ(S141)、次に、その事前判定情報の数が2以上か否か判定される(S142)。S142の判定がYes の場合、図21を用いて説明したように、最新の事前判定情報を先読み対象とするか否か判定されると共に(S143)、先読み対象とする場合(S143;Yes)、図22を用いて説明したように、その最新の事前判定情報に対して行う先読み演出(単押し演出、長押し演出、連押し演出の何れか)が選択決定される(S144)。
図37に示すように、S134の先読み演出実行判定の後、先読み演出を行う場合(S135;Yes)、つまりS143の判定がYesの場合、先読み演出実行フラグF1に1がセットされ(S136)、S144で選択決定された先読み演出の情報を含む先読み演出コマンドがセットされる(S137)。
図36に示すように、S111の判定がNoの場合、或いはS114の実行後、特図変動開始コマンドを受信か否か判定され(S115)、S115の判定がYesの場合、図柄変動演出選択処理(S116)が実行される。図39に示すように、S116の図柄変動演出選択処理では、受信した特図変動開始コマンドが解析され(S161)、設定されている演出モード(通常演出モード、時短演出モード、確変演出モード、潜確示唆演出モードの何れか)が参照され(S162)、保留数減算処理が実行される(S163)。
次に、受信した特図変動開始コマンドに対応する事前判定情報が消去され(S164)、受信した特図変動開始コマンドの解析された情報に基づいて、図13(1)を用いて説明したように、複数種類の図柄変動演出の何れかが選択され(S165)、その図柄変動演出の情報を含む図柄変動演出開始コマンドがセットされる(S166)。尚、S165では、設定されている演出モードに応じた図柄変動演出が選択される。
図36に示すように、S115の判定がNoの場合、或いはS116の実行後、特図変動停止コマンドを受信か否か判定され(S117)、S117の判定がYesの場合、図柄変動演出終了中処理(S118)が実行される。図40に示すように、S118の図柄変動演出終了中処理では、受信した特図変動停止コマンドが解析され(S191)、設定されている演出モードが参照される(S192)。次に、当り(大当り/小当り)か否か判定され(S193)、S193の判定がYesの場合、演出モード処理(S194)が実行される。
S194の演出モード処理では、大当り図柄A〜D(E)の何れかにより「確変大当り」「突確大当り」となった場合、確変演出モードが設定され、大当り図柄Fにより「通常大当り」となった場合、又は大当り図柄Gにより「突通大当り」となった場合、時短演出モードが設定され、大当り図柄Hにより「突通大当り」となった場合、通常演出モードが設定される。大当り図柄Eにより「潜確大当り」となった場合、及び「小当り」となった場合、潜確示唆演出モードが設定される。
更に、通常演出モード以外の演出モードが設定された場合には、モード継続回数Mが設定される。具体的に、確変演出モードが設定された場合、モード継続回数Mに10000又は50がセットされ、時短演出モードが設定された場合、モード継続回数Mに50がセットされ、潜確示唆演出モードが設定された場合、モード継続回数Mに50がセットされる。
S193の判定がNoの場合、通常演出モードか否か判定され(S195)、S195の判定がNoの場合、モード継続回数Mが1減算される(S196)。次に、モード継続回数M=0か否か判定され(S197)、S197の判定がYesの場合、通常演出モードが設定される(S198)。S194又はS198の実行後、或いはS195の判定がYes又はS197の判定がNoの場合、図柄変動演出終了時先読み関連処理(S199)が実行され、その後、図柄変動演出終了コマンドがセットされ(S200)、リターンする。
図41に示すように、S199の図柄変動演出終了時先読み関連処理では、先読み対象の特図判定情報に係る図柄変動演出の終了か否か判定され(S201)、S201の判定がYesの場合、先読み演出実行フラグF1に0がセットされる(S202)。
図36に示すように、その後、オープニングコマンドを受信した場合(S119;Yes)、特別遊技演出選択処理(S120)が実行され、エンディングコマンドを受信した場合(S121;Yes)、エンディング演出選択処理(S122)が実行され、最後に客待ち処理(S123)が実行される。
S120の特別遊技演出選択処理では、図13(2)を用いて説明したように、複数種類の特別遊技演出の何れかが選択され、その特別遊技演出の情報を含む特別遊技演出開始コマンドがセットされ、S121のエンディング演出選択処理では、図13(3)を用いて説明したように、複数種類のエンディング演出の何れかが選択され、そのエンディング演出の情報を含むエンディング演出開始コマンドがセットされる。
図42に示すように、画像制御基板24のコンピュータが実行する遊技演出処理では、保留表示処理(S301)、先読み演出処理(S302)、図柄変動演出処理(S303)、特別遊技演出処理(S304)が実行される。
S301の保留表示処理では、第1保留数増加コマンドを受信すると、第1保留図柄16bが消化順番最後尾に新たに表示され、第2保留数増加コマンドを受信すると、第2保留図柄16cが消化順番最後尾に新たに表示される。
また、図柄変動演出開始コマンドを受信すると、第1特別図柄が変動表示される際には、消化順番先頭に表示されている第1保留図柄16b(或いは、特殊保留図柄16d)が表示消去され、他に第1保留図柄16b(特殊保留図柄16d)が表示されている場合、その保留図柄が消化順番先頭側に1シフトするように表示される。第2特別図柄が変動表示される際には、消化順番先頭に表示されている第2保留図柄16c(或いは、特殊保留図柄16d)が表示消去され、他に第2保留図柄16c(特殊保留図柄16d)が表示されている場合、その保留図柄は先頭側に1シフトするように表示される。
S302の先読み演出処理では、先読み演出コマンドを受信すると、図29を用いて説明したように、先読み対象とされた第1特図判定情報に対応する第1保留図柄16b(又は先読み対象とされた第2特図判定情報に対応する第2保留図柄16c)が、特殊保留図柄16dに変化するように表示される。本実施例では、先読み演出コマンドを受信したタイミングで、消化順番最後尾に表示された第1保留図柄16b(又は第2保留図柄16c)が、特殊保留図柄16dに変化するように表示される。
また、先読み演出コマンドを受信すると、図24〜図28を用いて説明したように、その先読み演出コマンドから得られる先読み演出(単押し演出、長押し演出、連押し演出の何れか)が行われ、この先読み演出において、操作有効期間PBが設定され、操作促進演出が表示され、演出ボタンコマンドに基づいて操作実行演出が行われ得る。
以上説明したパチンコ遊技機1の作用・効果について説明する。
遊技者は、通常遊技状態又は潜確遊技状態が設定されているときには、発射ハンドル7を操作して遊技球がセンタ役物15の左側を落下するように、遊技球を発射させる所謂左打ちにより遊技を行い、時短遊技状態又は確変遊技状態が設定されているとき、或いは大当り遊技が行われているときには、発射ハンドル7を操作して遊技球がセンタ役物15の右側を落下するように、遊技球を発射させる所謂右打ちにより遊技を行う。
左打ちにより第1始動口10を狙うことができ、第1特図保留数が4未満のときに、遊技球が第1始動口10に入賞すると、第1特図判定情報が取得され特図保留記憶手段32に記憶され、特図保留記憶手段32に記憶された第1特図判定情報は第1特別図柄の変動開始毎に順次消化(消去)される。
右打ちにより開放した第2始動口11aを狙うことができ、第2特図保留数が4未満のときに、遊技球が第2始動口11aに入賞すると、第2特図判定情報が取得され特図保留記憶手段32に記憶され、特図保留記憶手段32に記憶された第2特図判定情報は第2特別図柄の変動開始毎に順次消化(消去)される。
左打ちにより左側のゲート12を、また、右打ちにより右側のゲート12を狙うことができ、普図保留数が4未満のときに、遊技球が左側又は右側のゲート12を通過すると、普図判定情報が取得され普図保留記憶手段42に記憶され、普図保留記憶手段42に記憶された普図判定情報は、普通図柄の変動開始毎に順次消化(消去)される。ここで先ず、普図判定情報の消化により当り抽選が行われ、その当り抽選で当選した場合、普図表示器19cに当り図柄が変動停止後、第2始動口11aが開放する補助遊技が発生する。
通常遊技状態又は潜確遊技状態が設定されている場合には、右打ちを行っても第1始動口10への遊技球の入賞を殆ど期待できないうえ、第2始動口作動モードとして低作動モードが設定され、第2始動口11aへの遊技球の入賞も殆ど期待できないため、左打ちにより所有の遊技球の数を減らしながら遊技を行うことになる。時短遊技状態又は確変遊技状態が設定されている場合には、第2始動口作動モードとして高作動モードが設定され、右打ちを行って第2始動口11aへの比較的多くの遊技球の入賞を期待できるため、右打ちにより所有の遊技球の数を略維持して遊技を行うことができる。
特図保留記憶手段32に記憶された特図判定情報は特別図柄の変動開始毎に順次消化(消去)されるが、その際、特図保留記憶手段32に複数の特図判定情報が記憶されている場合には、それら複数の特図判定情報は取得された順番で消化され、但し、第1,第2特図判定情報の両方が記憶されている場合には、第2特図判定情報が第1特図判定情報よりも優先消化される。そして、この特図判定情報の消化により大当り抽選が行われ、その大当り抽選で当選した場合、特図表示器19a,19bcに大当り図柄が変動停止後、大入賞口13aが開放する大当り遊技が発生する。
大当り遊技が発生すると、変動停止した大当り図柄の種類によって、当該大当り遊技中の大入賞口13aの開閉パターンとして、16R長期開放、8R長期開放、8R短期開放の何れかが選択実行される。右打ちを行うことにより、16R長期開放では、例えば約2000個の遊技球を獲得でき、8 R長期開放では、例えば約1000個の遊技球を獲得できる。但し、8R短期開放では、右打ちを行っても、遊技球を実質獲得できない。
ところで、特図判定手段34(大当り判定手段34a、図柄判定手段34b)による判定結果に基づいて、特図表示器19a,19bに特別図柄が変動表示された後に当該判定結果を示す判定図柄が停止表示されるが、特別図柄が変動表示されているとき、図柄変動演出が行われる。この図柄変動演出では、大当り期待度を示唆する演出が行われるので、この図柄変動演出により、遊技性、並びに遊技興趣が高められる。
特に、特定の図柄変動演出が行われているときには、操作有効期間PAが設定されるとともに、操作促進演出が行われ、遊技者が、操作促進演出によって演出ボタンSW6aの操作を促進されて、操作有効期間PAに演出ボタンSW6aを操作すると、特定の図柄変動演出の主演出の少なくとも一部が副演出に切換わるように、大当り判定手段34aによる判定結果を示唆、つまり当該特別図柄の変動表示に係る大当り期待度を示唆する副演出が行われる。これにより、特定の図柄変動演出の演出効果が高められる。
一方、事前判定手段34cによる判定結果に基づいて、当該判定結果を示唆する先読み演出が行われ得るため、この先読み演出により、遊技性、並びに遊技興趣が一層高められる。
この先読み演出においては、複数回の特別図柄の変動表示に跨って、操作有効期間PBが設定されるとともに、操作促進演出が行われ、遊技者が、操作促進演出によって演出ボタンSW6aの操作を促進されて、操作有効期間PBに演出ボタンSW6aを操作すると、その演出ボタンSW6aの操作に基づいて、事前判定34cによる判定結果を示唆する操作実行演出が行われる。
従来の操作有効期間の設定、設定された操作有効期間での操作促進演出、及び遊技者が演出ボタンを操作することによる演出は、当該図柄変動演出に対応する、1回の特別図柄の変動表示の開始から終了までの間でしか行われない(即ち1回の特別図柄の変動表示で完結する)ものであり、斬新さに欠けるが、本発明では、この課題を改善できるとともに、新たな演出効果を付加することができる。
つまり、本発明の先読み演出では、操作有効期間PBの設定、操作促進演出、演出ボタンSW6aを操作することによる操作実行演出を、複数回の特別図柄の変動表示に跨って行い得る斬新なものとして、また、特別図柄の変動停止時から次の特別図柄の変動開始時間のインターバル期間において、途切れることなく行わせるので、途切れると生じる虞がある遊技者のイライラ感を生じさせないようにすることができる。
しかも、操作有効期間PB、即ち遊技者が操作実行演出を行わせるように操作可能な期間を長くすることもでき、そして、演出ボタンSW6aを操作することにより、事前判定34cによる判定結果を示唆する操作実行演出を行わせることができるので、先読み演出の演出効果を著しく高めることができる。
前記実施例を部分的に次のように変更してもよい。
(1)図43(1)に示すように、先ず、先読み演出の対象とされた特図判定情報(先読み対象判定情報)に対応する保留図柄16b(又は16c)を、例えば、演出ボタンSWを縮小表示した第1特殊保留図柄16eに変化させて表示させる。ここで、この第1特殊保留図柄16eを操作促進演出とすることができる。次に、設定された操作有効期間PBに演出ボタンSW6aが操作(単押し、又は長押し、又は連押し)されると、その演出ボタンSW6aの操作に基づいて、第2遊技演出として、第1特殊保留図柄16eを大当り期待度を示唆する第2特殊保留図柄16fに変化させて表示させる。
図43(2)に示すように、第2特殊保留図柄16fとしては、複数種類の特殊保留図柄(青色保留図柄、黄色保留図柄、緑色保留図柄、赤色保留図柄)の何れかが、事前判定手段34cによる判定結果に基づいて選択され表示される。尚、演出ボタンSW6aの操作による演出を、保留図柄を変化させるのに特化した演出として、図25〜図27に示す操作実行演出については行われないようにしてもよい。
(2)図43(1)と同様に、先ず、先読み演出の対象とされた特図判定情報に対応する保留図柄16b(又は16c)を、特殊保留図柄16eに変化させて表示させた後、設定された操作有効期間PBに演出ボタンSW6aが操作されると、事前判定手段34cによる判定の結果、大当り期待度が低い場合には、可動役物18aを動作させないが、大当り期待度が高い場合には、可動役物18aを動作させるようにしてもよい。
(3)図44に示すように、期間設定手段63aは、特図表示制御手段35による複数回の第1又は第2特別図柄の変動表示に亙って、操作有効期間PBを設定可能であるが、特別図柄の変動停止時から次の特別図柄の変動開始時までのインターバル期間(例えば、0.1 〜1秒間)については、途切れるように(断続的に)設定する。一方、操作促進演出制御手段63bは、期間設定手段63aにより設定された操作有効期間PBの開始時から終了時まで、特図表示制御手段35による複数回の第1又は第2特別図柄の変動表示に跨って操作促進演出を行わせることが可能である。
但し、操作促進演出制御手段63bは、操作有効期間PB(インターバル期間外)での操作促進演出と、インターバル期間での操作促進演出とを、異なる態様で行わせる。例えば、長押し演出の場合、図45(1)に示すように、操作有効期間PBでは、前記同様、演出ボタンSWと矢印、及び「長押し」が表示される一方、インターバル期間では、図45(2)に示すように、図45(1)に示す表示よりも多少小さく、また、表示位置を変えて、演出ボタンSWと矢印が表示される。
(4)先読み演出としてではなく、期間設定手段63aによる操作有効期間PBの設定、操作促進演出制御手段63bによる操作促進演出、操作実行演出制御63cによる操作実行演出を行わせるようにしてよい。
例えば、複数種類の演出モードの何れかを択一的に設定可能であり、その演出モード別に異なる態様で図柄変動演出が行われるものとする。そして、大当り判定手段34aや事前判定手段34cによる判定結果によらず、所定条件の成立により、操作有効期間PBの設定、操作促進演出を行わせ、操作有効期間PBでの演出ボタンSW6aの操作に基づいて、演出モードを変更可能にし、演出モードが変更された場合、その変更先の演出モードでの図柄変動演出を操作実行演出として捉えてもよい。
(5)遊技制御基板21のコンピュータは、特図判定情報を取得記憶したときに、その特図判定情報自体をコマンドにより演出制御基板23に送信し、演出制御基板23のコンピュータにおいて、受信した特図判定情報を記憶するとともに、その自身に記憶された特図判定情報に基づいて、特別遊技を行うか否か等を事前に判定するようにしてもよい。つまり、遊技制御基板21のコンピュータにおいて、事前判定手段34aを省略可能である。
(6)先読み演出(操作促進演出、操作実行演出)をサブ画像表示装置17ではなく、メイン画像表示装置16に表示させてもよい。この場合もサブ画像表示装置17を省略可能である。
(7)前記実施例では、特図判定情報が取得記憶されたときに事前判定を行っているが、特別図柄の変動開始時や、特別図柄の変動停止時に事前判定を行ってもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、前記開示事項以外の種々の変更を付加して実施可能である。また、本発明については、その他の種々のパチンコ遊技機等の遊技機に適用可能である。
1 パチンコ遊技機
6a 演出ボタンSW
31 特図取得手段
32 特図保留記憶手段
34a 大当り判定手段
34c 事前判定手段
35 特図表示制御手段
60 演出制御手段
61 図柄変動演出制御手段
63a 期間設定手段
63b 操作促進演出制御手段
63c 操作実行演出制御手段
PB 操作有効期間

Claims (1)

  1. 始動条件の成立により取得された判定情報に基づいて、遊技者に有利な特別遊技を行うか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に基づいて、図柄を変動表示させた後に当該判定結果を示す判定図柄を停止表示させる図柄表示制御手段と、
    前記判定情報を所定数記憶可能な記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている判定情報が前記判定手段により判定される前に前記特別遊技を行うか否かを事前に判定する事前判定手段と、
    遊技演出を行わせる演出制御手段と、
    遊技者が操作可能な操作手段とを備え、
    前記演出制御手段は、
    前記操作手段の操作有効期間を設定可能な期間設定手段と、
    遊技者に前記操作有効期間であることを示す操作有効期間報知演出を行わせる操作有効期間報知演出制御手段と、
    前記期間設定手段により設定された操作有効期間に前記操作手段が操作されると、前記事前判定手段により前記特別遊技を行うと判定された可能性を示唆する示唆演出を行わせる示唆演出制御手段とを有し、
    前記操作有効期間報知演出制御手段は、
    前記事前判定手段による判定結果に基づいて、前記図柄表示制御手段による複数回の図柄の変動表示にわたって、前記操作有効期間報知演出を行わせることが可能であり、
    前記期間設定手段は、
    前記図柄表示制御手段による複数回の図柄の変動表示にわたって前記操作有効期間を設定する場合に、図柄の変動停止時から次の図柄の変動開始時までの期間については途切れるように設定する、
    ことを特徴とする遊技機。
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