JP2006109823A - 昆布乾燥シートの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】形状の悪い低級くず昆布が利用出来、薄く延ばし乾燥してもシート面に亀裂が生じず均一なシート状昆布乾燥シートを提供する。
【解決手段】原藻昆布を粉砕機にかけ微細に粉砕し得られた液状昆布原料に対し、昆布の香り風味を損なわない原藻海苔やとろろ昆布を加えシート状に延ばす、あるいは液状昆布原料をシート状乾燥海苔に塗布し温風乾燥する。
【選択図】図1
【解決手段】原藻昆布を粉砕機にかけ微細に粉砕し得られた液状昆布原料に対し、昆布の香り風味を損なわない原藻海苔やとろろ昆布を加えシート状に延ばす、あるいは液状昆布原料をシート状乾燥海苔に塗布し温風乾燥する。
【選択図】図1
Description
本発明は、生昆布を粉砕し延ばした昆布乾燥シートに関する。
従来海苔を乾燥シート状に加工する製法は一般に知られ、かつこの製法で製造された製品は市販されている(例えば、非特許文献1参照。)
以下、海苔を乾燥シート状に加工する工程は、採取した原藻海苔を水洗いし裁断機にかけ、簀ですいて四角い板状に成型し乾燥してシート状、乾燥海苔を得ている。
「法政大学出版局 ものと人間の文化史111 海苔、188ページ。」
本発明は昆布に含むミネラルを最大限に有効活用するためになされたもので、一般的に乾燥された昆布本体を食用に供する、昆布巻き、佃煮、とろろ昆布などがあり、また多くは本体を食用にされず出汁を採るため利用され、その後廃棄され昆布が持つカルシュームを代表するミネラルを充分に摂取できる全体食用とする方法が少なかった。
また、これらのミネラルを多く必要とする年少者、高齢者が昆布の硬さや塩分の多さで充分な可食可能な形態になっていなかった、硬さを解消するため昆布を微細に粉砕しシート状に薄く延ばし乾燥すると、繊維質の結合物質がないため乾燥終了後、シート面に微細な亀裂が生じ脆くなり、各種料理に利用する課程でバラバラに砕け調理に利用することが困難であった。
また形状の悪い規格外の低級くず昆布が利用されず廃棄されていた。
本発明は上記目的を解決するため、海から採取した原藻昆布を、第1の工程で水洗と塩抜きを十分にし、第2の工程で粉砕機にかけ微細に粉砕して得られた液状昆布原料を、第3の工程で昆布の香り風味を損なわない適度の長さに裁断された食物繊維質の食材と混合し、この混合原料をシート状に延ばし温風乾燥し昆布乾燥シートを得る。
また、第2の工程で粉砕機にかけ微細に粉砕して得られた液状昆布原料を、第4の工程で既存のシート状食材に塗布し温風乾燥し昆布乾燥シートを得る。
以上のように、実施形態では昆布を微細に粉砕し、昆布の香り風味を損なわない結合物質で食物繊維質のような食材を加えることで薄く延ばし乾燥しても、シート面に亀裂が生じず均一なシート状昆布乾燥シートを提供することができる。
微細に粉砕した昆布原料を使用しているから噛んで砕けやすく、これらのミネラルを多く必要とする噛む力の弱い年少者、高齢者でも多く可食でき、かつ各種料理に利用することができる。
昆布を微細に粉砕し形状の呈しない状態で利用するため、形状の悪い規格外の低級くず昆布も利用することができる。
本発明は、上記目的を達成するためにシート状、乾燥海苔と同様な形状を得るためになされたものである、海から原藻昆布を採取する。
第1の工程 原藻昆布を水洗いと塩抜きを十分にする。
第2の工程 第1の工程で粉砕機にかけ可能な限り微細に粉砕した液状昆布原料を得る。
第3の工程 第2の工程で粉砕機にかけ可能な限り微細に粉砕した液状昆布原料を、できれば適量の調味料で味付けし重量比で液状昆布9昆布の香り風味を損なわない5〜6mmの長さに裁断された食物繊維質の食材、たとえば原藻海苔やとろろ昆布1の割合で混合し、この混合原料を2〜3mmの厚さのシート状に延ばし温風乾燥して昆布乾燥シートを得る。
第4の工程 第2の工程で粉砕機にかけ可能な限り微細に粉砕した液状昆布原料をシート状既存食材、たとえば乾燥海苔に2mm程度塗布し温風乾燥してシート状昆布乾燥シートを得る。
第1の工程 原藻昆布を水洗いと塩抜きを十分にする。
第2の工程 第1の工程で粉砕機にかけ可能な限り微細に粉砕した液状昆布原料を得る。
第3の工程 第2の工程で粉砕機にかけ可能な限り微細に粉砕した液状昆布原料を、できれば適量の調味料で味付けし重量比で液状昆布9昆布の香り風味を損なわない5〜6mmの長さに裁断された食物繊維質の食材、たとえば原藻海苔やとろろ昆布1の割合で混合し、この混合原料を2〜3mmの厚さのシート状に延ばし温風乾燥して昆布乾燥シートを得る。
第4の工程 第2の工程で粉砕機にかけ可能な限り微細に粉砕した液状昆布原料をシート状既存食材、たとえば乾燥海苔に2mm程度塗布し温風乾燥してシート状昆布乾燥シートを得る。
以上の製法で液状昆布原料を温風乾燥してもバラバラになることがなく均一な昆布乾燥シートを得ることができる。
本発明に係る昆布乾燥シートは、食品加工的に量産することが可能なため、産業上の利用可能性を有する。
Claims (2)
- 海から採取した原藻昆布を、第1の行程で水洗と塩抜きをし、第2の行程で粉砕機にかけ微細に粉砕して得られた液状昆布原料を、第3の行程で昆布の香り風味を損なわない適度の長さに裁断された食物繊維質の食材と混合し、この混合原料をシート状に延ばし温風乾燥することを特徴とする昆布乾燥シートの製造方法。
- 第2の行程で粉砕機にかけ微細に粉砕して得られた液状昆布原料を、第4の行程で既存のシート状食材に塗布し温風乾燥することを特徴とする請求項1記載の昆布乾燥シートの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004328230A JP2006109823A (ja) | 2004-10-14 | 2004-10-14 | 昆布乾燥シートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004328230A JP2006109823A (ja) | 2004-10-14 | 2004-10-14 | 昆布乾燥シートの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006109823A true JP2006109823A (ja) | 2006-04-27 |
Family
ID=36378845
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004328230A Pending JP2006109823A (ja) | 2004-10-14 | 2004-10-14 | 昆布乾燥シートの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006109823A (ja) |
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2004
- 2004-10-14 JP JP2004328230A patent/JP2006109823A/ja active Pending
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