JP2006109572A - 布線冶具、電線圧入冶具、電気接続箱及び布線方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】電線を容易に布線板に配索でき、電線の配索作業の効率を向上させることができる布線冶具、電線圧入冶具、電気接続箱及び布線方法を提供する。
【解決手段】布線装置1は布線板2に電線3を配索するために用いられる。布線板2は電気接続箱4を構成する。電気接続箱4は箱本体5と箱本体5を覆うカバー6と箱本体5の中に収容される配線板7とを備えている。布線装置1は布線冶具15と電線3を布線板2に配索する電線圧入冶具16を備えている。布線冶具15は回転テーブル19の下方に設けられた光源としての電球23と回転テーブル19を貫通した孔28と回転テーブル19の上に重ねられるゲージ20とゲージ20の上に重ねられる第一のプレート21と第一のプレート21に重ねられる第二のプレート22とを備えている。第一のプレート21は布線パターン14が形成されている。第二のプレート22には布線板2が重ねられる。
【選択図】図2
【解決手段】布線装置1は布線板2に電線3を配索するために用いられる。布線板2は電気接続箱4を構成する。電気接続箱4は箱本体5と箱本体5を覆うカバー6と箱本体5の中に収容される配線板7とを備えている。布線装置1は布線冶具15と電線3を布線板2に配索する電線圧入冶具16を備えている。布線冶具15は回転テーブル19の下方に設けられた光源としての電球23と回転テーブル19を貫通した孔28と回転テーブル19の上に重ねられるゲージ20とゲージ20の上に重ねられる第一のプレート21と第一のプレート21に重ねられる第二のプレート22とを備えている。第一のプレート21は布線パターン14が形成されている。第二のプレート22には布線板2が重ねられる。
【選択図】図2
Description
本発明は、電気接続箱の配線板を構成する布線板に電線を配索する布線冶具と、電線圧入冶具と、布線板を備えた電気接続箱と、布線方法に関する。
移動体としての自動車には、一般に、ヘッドランプ及びテールランプなどのランプ類、スタータモータ及びエアコンディショナ用のモータ等のモータ類、などの多種多様な電子機器が搭載されている。
前述した多種多様な電子機器に電力を供給するために、前記自動車は、ジャンクションブロックを適宜箇所に配置してきた。前記ジャンクションブロックは、多数のヒューズやリレー等の各種の電気回路ユニットを集約して構成されている。
なお、ジャンクションブロックは、ヒューズ、リレー、ブスバーなどを有することもあることから、ヒューズブロック、リレーボックス、または総称して電気接続箱とも呼ばれる。本明細書では、前述したヒューズブロック、リレーボックス、ジャンクションブロックを、総称して以下電気接続箱と呼ぶ。
電気接続箱は、箱状の本体部と、カバーと、配線板を備えている。本体部は、例えば側面にヒューズ、リレーやコネクタを取り付ける。配線板は、布線板と、この布線板に取り付けられる端子と、前記布線板に配索される電線とを備えている。電気接続箱は、本体部とカバーが取り付けられ、配線板が本体部内に収容されて構成されている。
配線板に配索される電線は、本体部に取り付けられたヒューズとコネクタの端子などを予め定められるパターンにしたがって、相互に電気的に接続する。
前記電線を前記布線板に配索する際に、図面を布線板の隣に置いた。作業員が図面を参照しながら、布線板に電線を配索していた。
しかしながら、従来の電線の配索方法では、電線の本数が多いと、電線の配索箇所が解り難かった。このため、誤った箇所に電線を配索し易くなり、電線の配索作業に必要な工数が増加するとともに作業に熟練を要していた。
したがって、本発明の目的は、電線を容易に布線板に配索でき、電線の配索作業の効率を向上させることができ作業性を向上させることができる布線冶具、電線圧入冶具、電気接続箱及び布線方法を提供することにある。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の布線冶具は、電気接続箱の配線板を構成する布線板に電線を配索する布線冶具において、前記布線板を取り付けるテーブルと、前記布線板に前記電線を配索する位置を示す布線パターンを前記布線板の下方から表示する表示手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項2に記載の本発明の布線冶具は、請求項1に記載の布線冶具において、前記布線パターンは、配索される前記電線毎に色分けしたことを特徴としている。
請求項3に記載の本発明の布線冶具は、請求項1または請求項2に記載の布線冶具において、前記布線パターンは、前記電線の配索する方向を示す指示部を設けたことを特徴としている。
請求項4に記載の本発明の布線冶具は、請求項1乃至請求項3のうちいずれか一項に記載の布線冶具において、前記布線板を取り付ける前記テーブルを回転できるようにしたことを特徴としている。
請求項5に記載の本発明の布線冶具は、請求項1乃至請求項4のうちいずれか一項に記載の布線冶具において、前記表示手段は、前記テーブルの下方に設けられた光源と、前記回転テーブルを貫通した孔と、前記回転テーブル上に重ねられ且つ前記布線パターンに応じたスリットを設けたゲージと、前記ゲージの上に重ねられ且つ前記布線パターンが形成された透明板と、を備え、前記透明板の上に前記布線板が取り付けられることを特徴としている。
請求項6に記載の本発明の電線圧入冶具は、前記布線板は、板状の板本体と、板本体から立設した複数の突起とを備え、互いに隣り合う突起間に前記電線を挟んで電線を配索するとともに、前記電線を通す孔を形成した冶具本体を備え、前記冶具本体の一端の孔の内径は前記電線の外径と等しく、前記冶具本体の一端の幅は、互いに隣り合う前記突起間の間隔より狭いことを特徴としている。
請求項7に記載の本発明の電気接続箱は、投光性を有する材料から成り、下方から電線を配索する位置を示す布線パターンが表示され、この布線パターン通りに電線5が配索された布線板4を備えたことを特徴としている。
請求項8に記載の本発明の布線方法は、布線板の下方から電線を配索する位置を示す布線パターンを表示し、この布線パターン通りに前記電線を前記布線板に配索することを特徴としている。
請求項1に記載した本発明の布線冶具によれば、布線パターンが布線板の下方から表示されているために、作業者は電線の布線パターンを容易に認識することができる。
請求項2に記載した本発明の布線冶具によれば、布線パターンが配索される電線毎に色分けされているために、布線板に容易に電線が配索することができる。
請求項3に記載の本発明の布線冶具によれば、布線パターンに電線の配索方向を示す指示部が設けられているために、布線パターン通りに容易に電線を配索できる。
請求項4に記載した本発明の布線冶具によれば、布線板を取り付けるテーブルが回転することによって、布線板も同時に回転する。このため、電線を配索する布線パターンが曲がっている場合でも、テーブルを回転させることによって、布線板に容易に電線が配索できる。
請求項5に記載した本発明の布線冶具によれば、光源からの光が、テーブルを貫通した孔とゲージと透明板とを通ることにより、布線板に布線パターンを表示する。このため、布線板の下方から布線パターンを確実に表示できる。
請求項6に記載した本発明の電線圧入冶具によれば、一端の幅が布線板の互いに隣接する突起間よりも狭いために、先端が互いに隣り合う突起間を通過することができる。
請求項7に記載した本発明の布線方法によれば、布線パターンが布線板の下方から表示されているために、作業者は電線の布線パターンを容易に認識することができる。このため布線板に電線を配索しやすい。
請求項8に記載した本発明の電気接続箱によれば、布線パターンが布線板の下方から表示されているために、作業者は電線の布線パターンを容易に認識することができる。このため布線板に電線を配索しやすい。
以上説明したように、請求項1に記載の本発明は、布線パターンが布線板の下方から表示されているので、作業者が図面を見ないでも電線の配索ができ、組付けが容易で作業性を向上させることができる。
請求項2に記載の本発明は、配索される電線毎に布線パターンを色分けしたことにより、布線する電線の布線パターンを識別化することができる。
請求項3に記載の本発明は、布線パターンに指示部が設けられていることにより、電線の配索する方向が作業者に解るようになっている。作業者は、その順番にしたがって電線を布線板に配索していく。このため、組付けが容易で作業性を向上させることができる。
請求項4に記載の本発明は、布線板を乗せるテーブルが回転できることにより、作業者は容易に電線の配索を行うことができる。このため、組付けが容易で作業性を向上させることができる。
請求項5に記載の本発明は、光源からの光が、テーブルを貫通した孔と、ゲージと、透明板と、を通ることにより、布線板に布線パターンが表示される。このため、布線板の下方から布線パターンを確実に表示でき、組付けが容易で作業性を向上させることができる。
請求項6に記載の本発明は、一端の幅が布線板の互いに隣接する突起間よりも狭いために、先端が互いに隣り合う突起間を通過することができる。
請求項7に記載の本発明は、布線パターンが布線板の下方から表示されているために、作業者は電線の布線パターンを容易に認識することができる。このため布線板に電線を配索しやすい。
請求項8に記載の本発明は、布線パターンが布線板の下方から表示されているために、作業者は電線の布線パターンを容易に認識することができる。このため布線板に電線を配索しやすい。
以下、本発明の一実施形態を、図1乃至図10に基づいて詳細に説明する。図2に示された布線装置1は、図1に示された布線板2に電線3を配索するために用いられる。布線板2は、電気接続箱4を構成する。図1は、電気接続箱4の一形態を示す分解斜視図である。図1に示すように、電気接続箱4は、合成樹脂製の箱本体5と、箱本体5を覆うカバー6と、箱本体5の中に収容される配線板7と、を備えている。
箱本体5には、コネクタが嵌合するコネクタ装着部8と、ヒューズを装着するヒューズ装着部9が一体に設けられている。箱本体5には、コネクタやヒューズが取り付けられる。
配線板7は、布線板2と、端子10(図10に示す)と、電線3を備えている。布線板2は、図7に示すように、平板状の板本体11と、板本体11から立設した複数の突起12と、を備えている。布線板2は、互いに対角する一対の隅それぞれに孔13を設けている。布線板2は、例えば、PP(ポリプロピレン)などの透光性の材料からなる。図10に示すように、互いに隣り合う突起12間に電線3を挟む。
端子10は、互いに隣り合う突起12間に配されている。端子10は、互いに隣り合った突起12間に挟まれた電線3と圧接する。
電線3は、予め定められた布線パターン14に基づいて、互いに隣り合う突起12間に挟まれて、布線板2に配索されている。このとき、互いに隣り合う突起12間の互いの間に端子10を位置付けた部分の間隔を本明細書でいう突起12間の間隔Mと呼ぶ。
箱本体5とカバー6とが組み合わさり、箱状に形成される。布線板2は、一枚または複数枚積層されて、前述した配線板7を構成し、箱本体5とカバー6との間に収容される。これらの布線板2に配索された電線3は、箱本体5のヒューズ装着部9に取り付けられたヒューズと、箱本体5に設けられたコネクタ装着部8に取り付けられたコネクタの端子等と、を予め定められたパターンで電気的に接続する。
布線装置1は、布線冶具15と、電線圧入冶具16と、を備えている。布線冶具15は、図2または図3に示すように、光源ボックス17と、支持板18と、テーブルとしての回転テーブル19と、回転テーブル19の上に重ねられるゲージ20と、ゲージ20の上に重ねられる透明板としての第一のプレート21と、第一のプレート21に重ねられる透明板としての第二のプレート22と、を備えている。第二のプレート22には、布線板2が重ねられる。そして、布線板2に電線3が配索される。電線3を布線板2に配索するために、電線圧入用冶具16が用いられる。
光源ボックス17は、光源としての電球23を収容している。このため、電球23は、回転テーブル19の下方に配される。光源ボックス17は、箱状に形成されている。光源ボックス17は、工場のフロア等に設置される。光源ボックス17の上面には、開口24が設けられている。電球23は、光源ボックス17の開口24を通って上方に向かって光を当てる。
支持板18は、光源ボックス17の開口24が設けられた上面に重ねられる(取り付けられる)。支持板18は、図2または図4に示すように、中央を貫通する孔25と、複数の半球体状の凹部26と、凹部26内に転動自在に配されたボール27と、を設けている。支持板18は、円形な平板状を成している。支持板18の孔25は、光源ボックス17の開口部24に重ねられる。孔25は、下方からの電球23の光を通す。凹部26は、支持板18の光源ボックス17から離れた側の表面から凹に形成されている。複数の凹部26は、支持板18の中央を中心とした円周上に、互いに間隔を開けて配されている。ボール27は、球体状を成している。
回転テーブル19は、図5に示すように、中央に貫通した孔28と、円周状の溝29と、孔28の周囲に設けられたボルト孔30と、を備えている。回転テーブル19は、円形な平板状を成している。孔28は、支持板18の孔25に重ねられる。孔28は、下方からの電球23の光を通す。溝29は、回転テーブル19の支持板18に向かい合う側の面に設けられている。溝29は、支持板18の凹部26に対応して、設けられている。溝29は、回転テーブル19と同軸に形成されている。このため、支持板18の凹部26に配されたボール27は、溝29の内面に接触する。ボルト孔30は、ボルト31が通される。
回転テーブル19を円周方向に向かって回すと、ボール27は、支持板18の凹部26と回転テーブル19の溝29との間で回転する。即ち、ボール27は、支持板18の凹部26内で回転し、回転テーブル19の溝29に沿って回転する。このため、回転テーブル19は、支持板18を固定した状態で、回転テーブル19の中央を中心として回転する。
ゲージ20は、図6に示すように、布線パターン14に応じて切り抜かれたスリット32と、隅に設けられたボルト孔33と、を備えている。ゲージ20は、平面形状が四角形の平板状を成している。ゲージ20は、遮光性を備えた鋼材などから成る。スリット32は、支持板18の孔25と、回転テーブル19の孔28と、を通過してきた電球23からの光を通す。スリット32は、布線パターン14と同形状に形成されている。このため、スリット32を通過した光が、布線パターン14を形成する。ボルト孔33は、回転テーブル19のボルト孔30に応じた位置に設けられている。ゲージ20は、回転テーブル19と後述する第一のプレート21の間に位置付けられる。
透明板としての第一のプレート21は、隅に設けられたボルト孔35を備えている。第一のプレート21は、平面形状が四角形の平板状を成している。第一のプレート21は、透明なアクリル板などからなる。第一のプレート21には、布線パターン14が形成されている。布線パターン14は、第一のプレート21の表面の一部が着色されて、形成されている。布線パターン14は、電線3を示す電線指示部40と、指示部としての矢印34とを備えている。
電線指示部40は、布線板2に電線3を配索する経路を示している。電線指示部40は、布線板2に配索される電線3毎に色分けされている。矢印34は、一つの電線指示部40から他の電線指示部40への電線3の配索する方向を示している。布線パターン14は、電線3を一筆書きで配索できるように形成されている。こうして、布線パターン14は、布線板2に電線3を配索する経路を示す。第一のプレート21は、ゲージ20のスリット32を通過した電球23からの光が当てられることにより、布線パターン14を光輝する(表示する)。ボルト孔35は、回転テーブル19のボルト孔30と、ゲージ20のボルト孔33と、に応じた位置に設けられている。第一のプレート21は、ゲージ20と後述する第二のプレート22の間に位置付けられる。
透明板としての第二のプレート22は、布線板2を固定するための位置決めピン36と、隅にボルト孔37と、を備えている。第二のプレート22は、平面形状が四角形の平板状を成している。第二のプレート22は、第一のプレート21と同様に、透明なアクリル板などからなる。位置決めピン36は、第二のプレート22の第一のプレート21から離れた側の表面から凸に形成されている。ボルト孔37は、回転テーブル19のボルト孔30と、ゲージ20のボルト孔33と、第一のプレート21のボルト孔35に応じた位置に設けられている。第二のプレート22は、第一のプレート21を覆う。このため、第二のプレート22は、第一のプレート21を保護する。
位置決めピン36は、布線板2に設けられた孔13に通される。位置決めピン36が孔13内に通されて、第二のプレート22に布線板2が取り付けられる。第二のプレート22のボルト孔37には、ボルト31などが通される。そして、ボルト31は、回転テーブル19のボルト孔30と、ゲージ20のボルト孔33と、第一のプレート21のボルト孔35と、第二のプレート22のボルト孔37とに螺合する。このため、第二のプレート22と、第一のプレート21と、ゲージ20と、回転テーブル19と、が固定された状態となる。ここに布線板2が取り付けられる。
こうして取り付けられた布線板2には、電球23からの光がゲージ20に設けられたスリット32と、第一のプレート21と、第二のプレート22と、を通過した光が当てられる。このため、布線板2には、前述した電線3の配索位置を示す布線パターン14が表示される。
電球23と、回転テーブル19の孔28と、ゲージ20と、第一のプレート21と、第二のプレート22とは、本明細書に記した布線板2に電線3を配索する位置を示す布線パターン14を表示する本明細書に記した表示手段である。
電線圧入冶具16は、図8に示すように、冶具本体38と、冶具本体38に設けられた孔39と、を備えている。孔39は、本実施形態では冶具本体38の全長に亘って、軸心に沿って冶具本体38を貫通している。このため、孔39は、少なくとも一端に設けられている。孔39内には、電線3が挿入される。孔39の内径は、電線3の外径と等しい。図9及び図10に示すように、冶具本体38の一端の幅Lは、布線板2の互いに隣り合う突起12間の間隔Mよりも狭い。電線圧入冶具16は、冶具本体38の一端が互いに隣り合う突起12間を通過することで、電線3を互いに隣り合う突起12間に配する。電線3は、布線板2に布線される。このとき、電線3は、端子10に圧接される。
次に、電線3の布線手順について説明する。まず、配索パターン14に応じたゲージ20と第一のプレート21を選択する。そして、布線冶具15の回転テーブル19にゲージ20と、第一のプレート21と、第二のプレート22と、を順に組付け、布線板2を第二のプレート22に取り付ける。そして、電球23を点灯することで、布線板2の下方から布線パターン14が表示される。次に、作業者は、電線圧入冶具16に電線3を通す。電線圧入冶具16の一端を布線パターン14通りに布線板2の互いに隣り合う突起12間に順に押し当てる。電線3が互いに隣り合う突起12間に挟まれているために、突起12間に設けられた端子10に圧接される。このため電線3は、予め定められた布線パターン14に基づいて、屈曲と圧入を繰返しながら突起12間に配索される。このとき、回転テーブル19を回転させると、布線パターン14が曲がっているときにも作業が容易に行える。
本実施形態によれば、布線パターン14が布線板2の下方から表示されているので、作業者が図面を見ないでも電線3の配索ができ、組付けが容易で作業性を向上させることができる。
配索される電線3毎に布線パターン14を色分けしたことにより、布線する電線3の布線パターン14を識別化することができる。
布線パターン14に矢印34が設けられていることにより、電線3の配索する方向が作業者に解るようになっている。作業者は、その順番にしたがって電線3を布線板2に配索していく。このため、組付けが容易で作業性を向上させることができる。
布線板2を乗せる回転テーブル19が回転できることにより、作業者は容易に電線3の配索を行うことができる。このため、組付けが容易で作業性を向上させることができる。
電球23からの光が、回転テーブル19を貫通した孔28と、ゲージ20と、第一及び第二のプレート21,22と、を通ることにより、布線板2に布線パターン14が表示される。このため、布線板2の下方から布線パターン14を確実に表示でき、組付けが容易で作業性を向上させることができる。
一端の幅Lが布線板2の互いに隣接する突起12間の間隔Mよりも狭いために、一端が互いに隣り合う突起12間を通過することができる。
前述した実施形態では、表示手段は、光源としての電球23と、回転テーブル19を貫通した孔28と、スリット32を設けたゲージ20と、布線パターン14に沿って色付けされた第一及び第二のプレート21,22と、を用いた。しかしながら、本発明では、表示手段として、投光、プロジェクション、CRT(cathode-ray tube)、液晶ディスプレイ(liquid crystal display)、ELディスプレイ(electroluminescence display)、PDP(plasma display panel)等を用いてもよい。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
2 布線板
3 電線
4 電気接続箱
7 配線板
11 板本体
12 突起
14 布線パターン
15 布線冶具
16 電線圧入冶具
19 回転テーブル(テーブル)
20 ゲージ(表示手段)
21 第一のプレート(透明板,表示手段)
22 第二のプレート(透明板,表示手段)
23 電球(光源,表示手段)
28 孔(表示手段)
32 スリット
34 矢印(指示部)
38 冶具本体
39 孔
L 幅
M 間隔
3 電線
4 電気接続箱
7 配線板
11 板本体
12 突起
14 布線パターン
15 布線冶具
16 電線圧入冶具
19 回転テーブル(テーブル)
20 ゲージ(表示手段)
21 第一のプレート(透明板,表示手段)
22 第二のプレート(透明板,表示手段)
23 電球(光源,表示手段)
28 孔(表示手段)
32 スリット
34 矢印(指示部)
38 冶具本体
39 孔
L 幅
M 間隔
Claims (8)
- 電気接続箱の配線板を構成する布線板に電線を配索する布線冶具において、
前記布線板を取り付けるテーブルと、前記布線板に前記電線を配索する位置を示す布線パターンを前記布線板の下方から表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする布線冶具。 - 前記布線パターンは、配索される前記電線毎に色分けしたことを特徴とする請求項1記載の布線冶具。
- 前記布線パターンは、前記電線の配索する方向を示す指示部を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の布線冶具。
- 前記布線板を取り付ける前記テーブルを回転できるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか一項に記載の布線冶具。
- 前記表示手段は、前記テーブルの下方に設けられた光源と、前記テーブルを貫通した孔と、前記テーブルの上に重ねられ且つ前記布線パターンに応じたスリットを設けたゲージと、前記ゲージの上に重ねられ且つ前記布線パターンが形成された透明板と、を備え、
前記透明板の上に前記布線板が取り付けられることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちいずれか一項に記載の布線冶具。 - 前記布線板は、板状の板本体と、板本体から立設した複数の突起とを備え、互いに隣り合う突起間に前記電線を挟んで電線を配索するとともに、
前記電線を通す孔を形成した冶具本体を備え、前記冶具本体の一端の孔の内径は前記電線の外径と等しく、前記冶具本体の一端の幅は、互いに隣り合う前記突起間の間隔より狭いことを特徴とする電線圧入冶具。 - 投光性を有する材料から成り、
下方から電線を配索する位置を示す布線パターンが表示され、この布線パターン通りに電線が配索された布線板を備えたことを特徴とする電気接続箱。 - 布線板の下方から電線を配索する位置を示す布線パターンを表示し、
この布線パターン通りに前記電線を前記布線板に配索することを特徴とする布線方法。
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