JP7269125B2 - 取り付け構造、表示装置、及び、照明装置 - Google Patents
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Description
本発明は、容易に組み立て作業ができる取り付け構造を提供することを目的とする。
開口を有する本体と、
外部からアクセスされるアクセス部を有するコントロールユニットと
を備え、
前記アクセス部を前記本体の開口から露出させて、前記コントロールユニットを前記本体に取り付けていることを特徴とする。
図1は、本実施の形態を示す表示装置1の斜視図である。
図2は、表示装置1を示す分解斜視図である。
表示装置1は、例えば、非常時にも点灯する誘導灯である。
表示装置1は、光源を有する照明器具又は照明装置でもよい。
X方向は、水平左右方向であり、横方向という。
Y方向は、垂直方向であり、上下方向という。
Y方向は、水平前後方向であり、縦方向という。
表示装置1は、少なくとも一面に開口を有する本体2と、本体2の内部に配設される補助金具3、コントロールユニット4、蓄電池5、電源端子台6a、電源端子台6b、光源ハーネス7、本体2の開口面側に配設される光源部8、及び、表示部9を備える。
表示装置1は、少なくとも一つの表示部9を備える。
表示装置1は、表示部9を照射する少なくとも一つの光源部8を備える。
本体2は、コントロールユニット4及び蓄電池5を収納する。
コントロールユニット4は、光源部8を点灯する電力を供給し、商用電源からの電源入力時は蓄電池5を充電する。
コントロールユニット4は、商用電源の電源が遮断された場合、蓄電池5の電力を使用して光源部8を点灯させる電力を供給する。
表示装置1は、本体2を被取付部となる天井に固定する為の取付具31を有する。
コントロールユニット4は、蓄電池5を充電する機能、及び、光源部8を点灯する機能(常用点灯)を有している。
また、コントロールユニット4は、商用電源からの電力供給が停止した場合、蓄電池5の電力を使用して光源部8を規定時間(20分又は60分)点灯させる機能(非常点灯)を有している。
コントロールユニット4は、非常点灯が規定時間継続可能か否かを判定する点検機能(自己点検機能)を有している。自己点検機能は、蓄電池5の電力を使用して、規定時間の非常点灯を自動で実施し、結果を充電モニタ481、ランプモニタ482、又は、自己点検モニタ483に表示する機能である。判定は蓄電池5の電圧を基に実施するが、それと同等の指標としてもよい。
コントロールユニット4は、光源部8が正常に接続されているか、また、故障していないかを判別する機能(故障点検機能)を有している。
コントロールユニット4は、光源部8の累積点灯時間をカウントする機能(時間点検機能)を有している。
自己点検機能、故障点検機能、及び、時間点検機能を、総称して点検機能という。
点検機能は、コントロールユニット4に配設されるスイッチ部の操作により動作する。
図1と図2に示す表示装置1は、光源部8と表示部9をそれぞれ一つ有する片面表示の片面灯である。
表示装置1には、片面表示の片面灯と両面表示の両面灯がある。両面灯は、光源部8と表示部9をそれぞれ本体2を挟んで対向する側に二つ有する。本実施の形態の内容は、片面表示と両面表示とを問わず適用が可能である。
蓄電池5は、ニッケル・水素蓄電池(Ni-MH蓄電池)、ニッケル・カドミウム蓄電池(Ni-Cd蓄電池)、その他リチウム系の二次電池等を使用することが可能である。本実施の形態では、Ni-MH蓄電池を使用している。
本実施の形態では、光源部8は、光源として発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)を使用している。LEDは、一個でもよいし、複数個として基板に実装し、LEDモジュールの形態としてもよい。
本実施の形態では、LEDを複数個使用し、LEDモジュールとした状態でランプホルダに装着した状態を光源部8としている。光源は、レーザー、有機エレクトロルミネッセンス(有機EL)等でもよい。有機EL等の面光源を用いる場合は、光源部8と表示部9とを共通化することも可能である。
光源部8は、両端に凸部81を有する。
凸部81には、コネクタ82が配置されている。
本体2は、表示装置1の本体ケースであり、器具の本体であり、器具の筐体である。
本体2は、一面が開口した箱形状をしている。
本体2は、矩形の本体面22を有する。
本体2は、本体面22と直交する2枚の本体側部29を有する。
本体2は、本体面22と直交する1枚の本体下部25を有する。
本体2は、本体面22と直交する1枚の本体上部21を有する。
本体2は、少なくとも一面にほぼ矩形の開口を有する。
本体2の開口は、本体面22と対向しており、本体面22とほぼ同じ矩形の開口である。
本体2は、コントロールユニット4を下方に配置している。
コントロールユニット4は、本体下部25の上部に設けられている。
本体2は、電源端子台6を設置する設置部26を有する。
設置部26は、コントロールユニット4の上部に設けられている。
設置部26は、本体2の左側半分に配置されている。
本体2は、蓄電池を配置する電池配置部415を有する。
電池配置部415は、コントロールユニット4の上部に設けられている。
電池配置部415は、本体2の右側半分に配置されている。
本体2は、被取付部(天井)に取り付けられる上側面に本体上部21を有する。
本体上部21は、上面に縁壁213を有し、凹部214を有している。
縁壁213は、本体上部21と直交する立壁であり、本体上部21から上方向に向かって形成されている。
縁壁213は、本体上部21の外縁に形成されている周囲壁である。
縁壁213は、本体上部21の縁に形成された2本の直線状の立壁である。
縁壁213は、その上面により天井取付面を形成している。
縁壁213は、凹部214を形成している。
凹部214は、本体上部21の上面が底面となり縁壁213が側面となった窪み部分である。
本体上部21は、上面にリブ23を有する。
リブ23は、本体上部21の上面と直交する立壁であり、本体上部21に対して上下方向に向かって形成されている。
リブ23は、穴周囲リブ232と十字状リブ233と内リブ234とを有する。
穴周囲リブ232と十字状リブ233と内リブ234との高さは、全て同じである。
穴周囲リブ232と十字状リブ233と内リブ234との高さは、取付具31の厚さだけ、縁壁213の高さより低い。従って、取付具31の上面の高さと縁壁213の高さとは同じ高さになる。
表示装置1が天井に固定された場合、取付具31の上面と縁壁213の頂部がなす平面と天井面とは同一平面になる。
穴周囲リブ232は、凹部214に形成されており、本体上部21に開けられた穴の周囲に形成されている。
十字状リブ233は、本体上部21の両端部に形成されている。
内リブ234は、縁壁213の長辺の内側に形成されているリブである。
内リブ234は、凹部214に形成されており、縁壁213の長辺と平行な直線状の壁である。
縁壁213と内リブ234の間には、直線状の隙間があり、縁壁213と内リブ234とで直線状の溝部215を形成している。
本体上部21の両端部には、光源ハーネス7及び光源部8の取付に合わせた形状で筒部24が設けられている。
筒部24は、本体上部21の凹部214の両端に配置されている。
筒部24は、少なくとも上方向が解放された中空の角柱形状をしている。
筒部24の上端部と縁壁213とは同じ高さで連続している。
筒部24は、内部に十字状リブ233を有している。
筒部24の開口方向の筒側部241は、光源部8の凸部81が嵌め合わされて取り付けられる部分である。
筒側部241は、本体2の開口面から本体面22の方向に窪んだ矩形の窪み面である。
筒側部241においては、縁壁213も本体2の開口面から本体面22の方向に窪んでいる。
筒部24において、筒側部241と縁壁213の外壁面とは同一平面である。
筒側部241には、コネクタ28がある。コネクタ28は光源部8のコネクタに嵌めこまれる。
本体2は、本体上部21に、上部電源穴211及び上部取付穴212を有している。
また、本体2は、本体面22にも本体上部21と同様に本体面電源穴221及び本体面取付穴222を有している。
本体2が、電源穴と取付穴とを本体上部21と本体面22とに有しているので、表示装置1を壁と天井とのいずれにも設置することができる。
本体2の本体上部21の上部電源穴211及び上部取付穴212の周囲には補強用の穴周囲リブ23が設けられている。
上部電源穴211の穴周囲リブ232は、上部電源穴211の周囲360度に形成されている。
上部取付穴212の穴周囲リブ232は、ダルマ穴の丸穴側にはなく、ダルマ穴の横長穴側の周囲180度に形成されている。
穴周囲リブ232は、地震等により表示装置1が揺れた際に、本体2の変形を抑制し、表示装置1の揺れを抑える機能を有する。
筒部24は、垂直方向から見て略十字状の十字状リブ233を有する。
十字状リブ233は、コネクタ28が配置された部分を除き、本体上部21の筒部24の内部全体に上下に貫いて形成されている。
十字状リブ233を設けることで表示装置1(本体2)に外力が加わった際の本体2の変形を抑制することが可能である。
本体上部21の両端の側部にある筒部24が下方向へ突出しており、表示装置1を天井面に固定した場合、振動したときに本体固定ネジ311と上部取付穴212が軸になって両端の筒部24が振動し表示装置1が揺動する。本体上部21の両端にリブ23を設けることで、筒部24付近の変形が抑制され、表示装置1(本体2)の変形及びコネクタの電気的接触不良をより抑制することができる。
本体2の本体下部25には、矩形の開口部251が設けられている。
開口部251により、コントロールユニット4に配設される充電モニタ481、ランプモニタ482、自己点検モニタ483、点検スイッチ484、自己点検スイッチ485、及び、赤外線受光部486が外部から視認可能、もしくは操作可能となる。
本実施の形態においては、充電モニタ481、ランプモニタ482、自己点検モニタ483、点検スイッチ484、自己点検スイッチ485、及び、赤外線受光部486を外部から視認可能、操作可能となるように一つの開口部251を設けているが、それぞれの部分に対応した複数の開口部を設けてもよい。
開口部251の開口にユニットケース41に収められたスイッチ及びモニタがはまり込むからコントロールユニット4を本体2に容易に取り付けることができる。
本体2は、ポリカーボネート(PC)、ABS樹脂、又は、それらのアロイ材等の樹脂で成形することが好ましいが、冷間圧延鋼板に溶融亜鉛めっきを施した溶融亜鉛メッキ鋼板(SGCC)等の鋼板で構成してもよい。
補助金具3は、SGCC等の鋼板で構成された補強金具である。
補助金具3は、一面が開口した箱形状をしている。
補助金具3は、金具平部301と金具上部303と金具下部305とを有する。
補助金具3は、側面として、金具側部302と金具側部304とを有する。
補助金具3は、コーナーで接続されておらず、補助金具3のコーナーは切り欠かれている。
補助金具3は、補助金具3の外表面の形状は、本体2の内表面の形状と同じである。
補助金具3は、本体2の内側に密着して装着される。
補助金具3は、本体2の電源穴と取付穴と同じの位置に電源穴と取付穴と同じ形状で電源孔と取付孔とを有する。
補助金具3は、金具平部301に、本体2の本体面22から開口された方向に突出した部分を露出させる複数の露出孔309を有する。
補助金具3は、金具平部301に、露出孔309の一つとして開口部308を有する。
補助金具3は、本体2の内面に沿って配設され、上面側もしくは本体面側の取付穴にネジ等が固定される場合に補強する機能を有する。
本体2が樹脂で成形されている場合、ネジが本体2の取付穴に直接固定されると、本体2のネジの座面と接する箇所に力がかかり、樹脂のネジ取付部にひびが入る等の現象が起きる可能性がある。補助金具3の取付孔を介して取付穴にネジを固定することで、本体2のネジ取付部に力が直接加わらない。補助金具3で力が分散されるため、本体2に加わる力を抑えることができる。
補助金具3は、本体2に力が加わった際の変形を抑制する。
補助金具3は、本体2の内面に沿って配設されているので、本体2の剛性を向上させる効果を奏する。
また、補助金具3は、曲げ部又は面部にビード(補強用リブ)を設けることでさらに変形を抑制させることが可能である。
なお、本体2が高い剛性を有している場合は、補助金具3は不要である。
図3は、取付具31を示す図である。
取付具31は、金属製の長尺の取付金具であり、天井に取り付ける天井取付金具である。
取付具31は、長辺と短辺からなる長尺形状の平部33を有する。
取付具31は、平部33と直交する曲げ部32を有する。
平部33は、上面全面が天井等の被取付部に密着する。
平部33は、下面が、リブ23の頂部に密着する。
取付具31は、コ字部35と延設部36とを有する。
コ字部35は、平部33と曲げ部32とにより形成され、取付具31の中央にある。
コ字部35は、平部33の長辺と直交する断面の形状が略コ字状に形成されている部分である。
コ字部35の長さは、凹部214の長さと同じである。
曲げ部32の長さは、溝部215の長さと同じである。
曲げ部32は、平部33の両端にある延設部36には存在しない。
延設部36は、平部33の一部であり、平部33の両端部分にある。
延設部36は、コ字部35の両側から平らに延設された板状部である。
延設部36の横方向の長さは、筒部24の横方向の長さ未満である。
延設部36の縦方向の長さは、筒部24の縦方向の長さ未満である。
延設部36は、本体上部21の上面に接触する。
延設部36は、筒部24の十字状リブ233の天部に接触した状態で固定される。
延設部36が筒部24の十字状リブ233の天部に接触していることにより、本体2の変形を抑制させることが可能である。
取付具31は、平部33に電源挿入用穴313と天井固定用穴314と本体固定ネジ用穴315とを有する。
電源挿入用穴313は、電源線を挿入する穴である。
電源挿入用穴313は、平部33の中央に存在する。
天井固定用穴314は、天井固定用ネジのネジ穴である。
天井固定用穴314は、電源挿入用穴313を挟んで形成されている。
電源挿入用穴313の左側の天井固定用穴314は、隣り合った二個の縦長穴からなる。
電源挿入用穴313の右側の天井固定用穴314は、一つの横長穴からなる。
本体固定ネジ用穴315は、本体2を取り付ける本体固定ネジ311とナット312とを取り付ける穴である。
本体固定ネジ用穴315は、二個の長穴と一個のダルマ穴とが対になっている。
本体固定ネジ用穴315は、電源挿入用穴313を挟んで内側と外側に異なるピッチで複数対(二対)形成されている。
内側の本体固定ネジ用穴315は、電源挿入用穴313と天井固定用穴314の間にある。
外側の本体固定ネジ用穴315は、天井固定用穴314の外側にあり、取付具31の端部の延設部36にある。
図3は、内側の本体固定ネジ用穴315に本体固定ネジ311とナット312とを取り付けている。
なお、本実施の形態では、取付具31のネジ本体固定ネジ311(ボルト)は二本としているが、本数は任意である。
本実施の形態では、天井に表示装置1を設置する場合、取付具31を使用して表示装置1を天井に固定する。
本体2の本体上部21にネジ等の締結部材を使用し、表示装置1を天井に直接固定してもよいが、ネジ固定の際の作業スペースが本体2の内部では狭い場合がある。
そこで、取付具31を先に天井に固定して、取付具31に取り付いているネジ本体固定ネジ311(又は、ボルト)を本体2の上部取付穴212に挿入し、ナット312を締めこむ事で表示装置1を固定する。
また、本体2の上部取付穴212をナット312が挿入可能な丸穴と、ナット312より径の小さな横長穴を連結したダルマ穴とすることで、ナット312を取り外さずに本体2を取付具31に取り付けることが可能となる。
作業手順としては、ダルマ穴にナットを挿入する場合、ナット312が挿入可能な丸穴側にナット312と本体固定ネジ311(ボルト)を通し、ナット312より径の小さな横長穴側に本体固定ネジ311(ボルト)がくるように本体2を移動させ、ナット312を締めこんで固定する。その際、取付具31が略コ字状に形成されており、コの字の開放側を本体2側とし、ナット312を締めこむことで、取付具31の曲げ部32が本体2の溝部215の溝にはまり込む。
ナット312を締めた後に、このはまり込みにより本体2が移動することを防止することが可能となる(脱落防止)。
本実施の形態では、仕様により、本体2(表示装置1)のサイズを変えることが可能である。
取付具31と本体2を固定する際のネジ本体固定ネジ311(ボルト)及びナット312の締結位置は、器具の端部にするほど、地震等の振動に対し耐力が上がる傾向となる。そのため、できる限り2本のネジ本体固定ネジ311の間隔を広くすることが望ましい。
表示装置1のサイズに応じて様々な種類の取付具31を作成することも可能であるが、1種類の取付具31で様々なピッチに対応することが望ましい。そのため、本実施の形態の取付具31は、コの字状の金具に
・電源挿入用穴313を金具中央に1箇所
・天井固定用穴314を規定ピッチで3箇所
・本体固定ネジ用穴315を2種類のピッチで4箇所
設けている。
表示装置1のサイズに応じて、本体固定ネジ用穴315を使い分けることで取付具31の共通化を図っている。
図4の(a)は、内側の本体固定ネジ用穴315に本体固定ネジ311とナット312とを取り付けている。
図4の(b)は、外側の本体固定ネジ用穴315に本体固定ネジ311とナット312とを取り付けている。
本実施の形態では、天井固定用穴314を、66.7mm及び83.5mmの間隔で形成している。
表示装置1のサイズが小さい(約137mmの横幅)場合のために、66.7mm間隔の天井固定用穴314より内側に本体固定ネジ用穴315を2箇所設けている。
表示装置1のサイズが大きい(約207mmの横幅)場合のために、83.5mm間隔の天井固定用穴314より外側に本体固定ネジ用穴315を2箇所設けている。
83.5mm間隔の天井固定用穴314より外側に設ける本体固定ネジ用穴315は、取付具31のコ字部35よりも外側の延設された延設部36に設けられる。
図5、図6、図7と図8は、コントロールユニット4を示す図である。
コントロールユニット4は、ユニットケース41、基板42、絶縁板43で構成されている。
ユニットケース41は、一面が開口した箱状となっている。
ユニットケース41は、基板42の部品実装面が開口と反対側になるように、基板42を開口から取り付ける。
絶縁板43は、基板42のハンダ面側を覆うように配設される。
絶縁板43は、ユニットケース41の開口を覆う蓋である。
絶縁板43は、ユニットケース41の固定部に絶縁板43の挿入部が嵌合することで、ユニットケース41の開口に固定される。
ユニットケース41は、以下を有する。
ユニット表部4111
ユニット側部4112
ユニット上部4113
ユニット側部4114
ユニット下部4115
ユニット表部4111は、ユニット表部4111よりへこんだ端子押さえ部4116と端子配置部4117と端子配置部4118とスイッチ配置部4119とを有する。
端子押さえ部4116は、光源用端子部46のカバーであり、光源用端子部46を押さえている。
端子配置部4117は、バッテリー端子部45を配置している。
端子配置部4118は、電源端子部44を配置している。
スイッチ配置部4119は、リセットスイッチ47を配置している。
端子配置部4117と端子配置部4118とは、バッテリー端子部45と電源端子部44とに電源線を挿入する際に真っ直ぐ縦方向に挿入するために窪んでいる。真っ直ぐ縦方向に挿入することにより確実な電線の結線が可能となる。バッテリー端子部45と電源端子部44とのように、本体2の開口側に向いて電線が接続される場合、電線が開口側に向かって突出する方向となる。しかし、端子配置部4117と端子配置部4118とがバッテリー端子部45と電源端子部44とを本体2の開口面から後退させて配置しているので、本体2に表示部9を装着する際に、電線が表示部9に干渉しない。
コントロールユニット4は、以下を有する。
(1)商用電源からの電力を入力するための電源端子部44
(2)蓄電池5の充電及び蓄電池5の電力を利用する場合の入出力のためのバッテリー端子部45
(3)光源部8に電力を供給するための光源用端子部46
(4)光源部8の累積点灯時間をリセットするためのリセットスイッチ47
コントロールユニット4に配設される入出力端子は、それぞれコネクタとなっている。
光源部8に電力を供給する光源用端子部46は、ユニットケース41の側面上方向にむかって設置されている。
光源用端子部46のコネクタには、光源ハーネス7が接続される。
光源ハーネス7のコントロールユニット4との接続側と反対側のコネクタは、光源部8が接続されるコネクタ28に接続される。
光源ハーネス7を光源用端子部46のコネクタに一度取り付けると、その後光源ハーネス7の着脱の必要が無い。このため、光源用端子部46のコネクタを本体面22と平行に取り付けて光源ハーネス7の接続方向を上側面方向に向けことで、光源ハーネス7が誤って着脱されることを防止する。
さらに、ユニットケース41の端子押さえ部4116を光源用端子部46のコネクタを隠すように光源用端子部46のコネクタにオーバーラップさせることで、光源ハーネス7が誤って着脱されることを防止する。
なお、本体2は、光源ハーネス7の配線を固定するための固定部(図示せず)を有しており、器具内で光源ハーネス7がばらけない様保持する機能を有している。
商用電源からの電力を入力するための電源端子部44は、電源端子台6と接続される。接続する電線は極力短いことが望ましいので、電源端子台6の近傍に電源端子部44を設置することが望ましい。
図7に示すように、本実施の形態においては、電源端子台6の近傍であるユニットケース41の左上側に電源端子部44を配設している。
また、電源端子台6の接続口の並びと、電源端子部44の接続口の並びを同じ方向に配置することで、それぞれの配線順及び電線長の統一が可能となる。
図7に示すように、本実施の形態においては、電源端子台6の接続口の並びと、電源端子部44の接続口の並びとは、基板42の左側に存在し上下に並んでいる。
蓄電池5の入出力用バッテリー端子部45は、蓄電池5の収納部の近傍に設けることが望ましい。
本実施の形態においては、入出力用バッテリー端子部45を蓄電池保持部414に隣接して設けている。
また、入出力用バッテリー端子部45を光源用端子部46に隣接して設けている。
入出力用バッテリー端子部45のコネクタの向きは、本体2の開口面側に向かってコネクタの着脱が可能な方向としている。蓄電池5は、蓄電池5の寿命が来た際に交換が必要となるため、コネクタ着脱の作業が容易である必要がある。そのため、本体2の開口面側に向かって着脱可能とすることで、本体2の開口より外側にある表示装置1の外側のスペースを利用してコネクタ着脱ができる。
図8に示すように、ユニットケース41は、下部にアクセス部416を有する。
アクセス部416は、ユニット下部4115の左半分に形成されている。
アクセス部416は、ユニット下部4115から段差を持って下方に突出した矩形部分である。
アクセス部416の段差部分は、本体下部25の開口部251に嵌めこまれ、ユニットケース41を本体2に対して位置決めする。
アクセス部416は、モニタ部417とスイッチ部418とを有する。
モニタ部417は、三個のモニタ穴412を有する。モニタ穴412の形状は長円形である。
スイッチ部418は、三個の操作穴411を有する。操作穴411の形状は円形である。
・充電モニタ481(緑色LED)
・ランプモニタ482(赤色LED)
・自己点検モニタ483(橙色LED)
が配設されている。
・点検スイッチ484
・自己点検スイッチ485
・赤外線受光部486(リモートコントローラからの赤外線の受光部)
が配設されている。
モニタ用LEDは、ユニットケース41に設けられたモニタ穴412を介して、光が装置外部に向かうよう配設されている。
モニタ用LEDの光は、モニタ穴412から直接外部に照射される。
モニタ用LEDの光の一部はモニタ穴412の側壁に反射するので、装置に対して浅い斜めの角度からの視線においてもLEDが点灯していることを視認可能としている。
また、モニタ穴412の形状を長円形とすることで、穴のピッチを小さくすることができる。
モニタ穴412の形状を長円形とすることで、真円形状で直径を大きくすることなく、必要な領域からLEDが点灯していることを視認可能とすることが可能である。
真円形状で直径を大きくした場合、モニタ間のピッチを狭くすることが困難になる。また、穴径が大きくなると、基板上の部品に触れやすくなる、埃等の侵入が容易になる、といったことがおきてしまう可能性がある。
図8に示すように、ユニットケース41は、スイッチ部418に点検スイッチ484及び自己点検スイッチ485を有している。
図9に示すように、点検スイッチ484及び自己点検スイッチ485は、基板42に搭載されたスイッチ421をそれぞれ押す押し釦構造となっている。
点検スイッチ484及び自己点検スイッチ485は、スイッチ釦413でスイッチ421を押す操作をすることで、点検動作を開始、終了させる機能を有する。
図10と図11に示すように、スイッチ釦413は、三角板状をしている。
スイッチ釦413は、軸部4131と操作部4132と押圧部4133とを有する。
軸部4131は、ユニットケース41の軸受けに取り付けられる。
操作部4132は、操作穴411から露出する部分であり、指で押される部分である。
押圧部4133は、スイッチ421を押す部分である。
点検スイッチ484及び自己点検スイッチ485は、それぞれ基板42に実装されたスイッチ421を、ユニットケース41に配設されたスイッチ釦413で押すことで動作する。
仮に、基板面に対してスイッチ421の押し方向が平行方向になるようにスイッチ421が実装されているとすると、スイッチ421に過度な力がかかった場合、スイッチ421が破損するおそれがある。そこで、基板42に対し押し方向が基板面に対して垂直になる方向にスイッチ421を実装する。
スイッチ釦413は、側面視で略L字状となっており、L字のコーナーにあたる箇所に軸部4131を有している。軸部4131は、スイッチ421の真下に配置されている。
スイッチ釦413は、軸部4131を中心に回転動作をすることで、基板面に対して平行方向の力を、基板面に対して垂直方向の力に変換する機能を有する。
このような構成とすることで、装置下部に配設されたスイッチ釦413の操作部4132を装置に対し、上方向に押す操作とすることが可能となる。
ユニットケース41は、点検スイッチ部48に対向する面(上面)に、電池保持部414を有している。
電池保持部414は、基板42の基板面に対し、蓄電池5を垂直方向に着脱可能としている。
電池保持部414は、蓄電池5の周囲四面を囲う壁状部4142からなっており、着脱方向の二面が開口している。本体2にユニットケース41が取り付けられることで、電池保持部414の二面開口の一面側が本体2と近接し、一面開口の箱状となることで蓄電池5の保持が可能となる。
本体面22は、補助金具3の露出孔309を通過した2本の平行な電池台224を有する。
蓄電池5は、蓄電池5の底面が電池台224に到達するまで電池保持部414に挿入される。
蓄電池5の底面は、樹脂製の電池台224に接触し、金属製の補助金具3に接触することはないので、漏電することがない。
また、壁状部4142の一部は、電池保持部414の内側に突出した爪部4143となっており、蓄電池5の意図しない着脱を規制する効果を有している。
また、壁状部4142の下面の左半分はコントロールユニット4のユニット上部4113と同じ面であるが、壁状部4142の下面の左半分以外の面はコントロールユニット4とは離れた面である。したがって、蓄電池5は、壁状部4142の下面の左半分のみからコントロールユニット4の発熱の影響を受けるだけである。
また、壁状部4142の下面の右半分の下方は、端子配置部4117が有る部分であり、壁状部4142の下面の右半分は、端子配置部4117と同様に本体2の開口面から後退して形成されている。壁状部4142の下面の右半分では、蓄電池5は、空間に露出しており、蓄電池5は、壁状部4142の下面の右半分からのコントロールユニット4の発熱の影響を受けにくくなっている。
また、蓄電池5は、二本の平行な電池台224で空中に支えられ、かつ、壁状部4142で囲われているため、基板42、光源部8及び補助金具3の熱から分離する効果を有しており、近接する基板42等の温度が上がった場合においても、熱の影響を小さくすることが可能である。
このような電池取付構造により、光源部8、補助金具3及びコントロールユニット4の発熱による蓄電池5への熱の影響を小さくすることができ、蓄電池5の寿命を長くすることができる。
本実施の形態においては、電池保持部414は、ユニットケース41に設けているが、電池保持部414は、本体2に設けてもよい。また、電池保持部414を別部材として同様な構造で設けることによっても同様の効果を得ることが可能である。
本実施の形態の表示装置1は、機器の要求仕様に応じて、様々な光出力に対応が可能である。
求められる光出力に応じて、商用電源が停電時にLEDに電力を供給する蓄電池5の大きさも変更する必要がある。
電池保持部414の構造は、1種類の蓄電池5の大きさに対応するが、例えば、蓄電池5より大きい蓄電池5Aを装着することができない。
そこで、図12と図13に示すように、電池保持部414以外に電池配置部415を設ける。
電池配置部415は、本体2の本体面22と本体側部29を蓄電池5Aを支える壁として用いる。
電池配置部415は、本体面22に形成され補助金具3の露出孔309から突出した上壁4151と内横壁4152と下壁4153と、本体側部29に形成された押さえ部4154とにより、蓄電池5Aを本体2に着脱自在に固定する。
上壁4151は、蓄電池5Aの上面を位置決めする板壁である。
内横壁4152は、蓄電池5Aの内側側面を位置決めする板壁である。
下壁4153は、蓄電池5Aの下面を位置決めする板壁である。
押さえ部4154は、蓄電池5Aを電池配置部415に引っかけて保持する突出部である。
切り欠き部4141は、蓄電池5Aの外形に沿うように、電池保持部414の本体面側の角を切り欠いている。
蓄電池5Aは、蓄電池5Aの下面が下壁4153に当たる状態で蓄電池5Aの下部が切り欠き部4141に挿入されている。切り欠き部4141が蓄電池5Aの下部左側を押さえ、押さえ部4154が蓄電池5Aの上部右側を押さえることにより、蓄電池5Aが本体面22から開口側に外れることを防止している。
図14は、本体2極の電源端子台6を示す図である。
電源端子台6は、略立方体をしている。
電源端子台6は、対向する二面の一方の面に複数の入力電線挿入部61を有し、他方の面に複数の出力電線挿入部62を有する。
入力電線挿入部61がある側面は、出力電線挿入部62がある側面の反対側にあり、入力電線挿入部61がある側面と出力電線挿入部62がある側面とは平行である。
電源端子台6の底面には、4本の足65がある。
図15は、電源端子台6を設置する設置部26を示す図である。
設置部26は、電源端子台6を二個設置する設置スペースを提供する。
設置部26は、電源端子台6を三個以上複数設置する設置スペースを提供してもよい。
設置部26は、本体2の本体面22に形成されている。
設置部26は、補助金具3の金具平部301に開けられた開口部308から本体2の内部に露出している。
設置部26は、一個又は二個の電源端子台6を個別に本体2に着脱自在に固定する。
設置部26は、本体面22に形成され、補助金具3の露出孔309から突出した保持壁260を有する。
保持壁260は、内壁261と上壁262と外壁263と下壁264と横張り壁265とを有する。
内壁261は、電源端子台6の内側側面を位置決めする板壁である。
上壁262は、電源端子台6の上面を位置決めする板壁である。
外壁263は、電源端子台6の外側側面の下部を押さえる突出部である。
下壁264は、電源端子台6の下面を位置決めする板壁である。
横張り壁265は、電源端子台6の下部の足を拘束する薄板である。
内壁261は、電源端子台6の側面全体を覆っている。
内壁261は、電源端子台6の使用する入力電線挿入部61を露出させる結線穴2612を有する。
内壁261は、電源端子台6の使用しない入力電線挿入部61を覆うことが望ましい。
内壁261は、周囲三辺に内壁261と直交するコ字形の庇壁2611を有する。
庇壁2611は、保持壁260の一部である。
庇壁2611の表面には、電源端子台6の出力電線挿入部62に対応して、出力電線挿入部62の接続する電線の色「赤、黒、白」が表示されている。
立壁306は、補助金具3の開口部308にあった金具平部301の一部を90度折り曲げて形成している。
立壁306は、電源端子台6の上面と下面を位置決めする板壁である。
立壁306は、それぞれ上壁262と下壁264との内側に接触している。
立壁306は、上部中央に、電源端子台6をひっかけて止める爪307を有する。
表示装置1は、停電時に装置内に蓄電池5を有し、停電時に装置内の蓄電池5の電力を使用して非常点灯する電池内蔵形と、装置内に蓄電池5を有さず、設置される建築物に設置された蓄電池設備の電力を使用して非常点灯する電源別置形の2種類がある。
それぞれの仕様により表示装置1に供給される電源からの電線接続方法が変わる。
電池内蔵形では、
・赤、黒、白の三線を接続
・赤、黒は同極となるが、赤線はon-offすることで通常時に消灯制御が可能
・白、黒は通常時、常に電源が給電され、常時、蓄電池5を充電する
・防水形等の水周りの環境に設置する場合はアース線も接続する
といった構成となる。
電源別置形では、
・黒、白の二線を接続
・通常時と非常時は、通常時は交流(AC)で給電され、非常時は直流(DC)で給電されることで判別
・場合によっては、機器内にACで二線、DCで二線を接続してもよい
といった構成となる。
このように、機器の種類により電線の接続方法が異なる場合、従来では、電線の接続端子である電源端子台を複数種類用意し、使い分けを実施する、もしくは、極数の多い電源端子台を使用して共用化を図る、等の手段を用いている。
本実施の形態の表示装置1においては、本体2極の電源端子台6を二個搭載するスペースを確保し、機器の種類に応じて電源端子台6の数量を変更することで対応することが可能である。
例えば、二線のみ接続でよい場合は、端子台を一個とし、三線とアース線とが必要な場合は、端子台を二個使用することでフレキシブルに対応することが可能である。
図15は、設置部26への電源端子台6の取付方法を示す図である。
図15の(a)から(d)までは、電線63の図示を省略している。
まず、(a)の状態で、電源端子台6の出力電線挿入部62に電線63を接続する。
次に、(b)のように、電源端子台6aを縦(斜め)方向から、電源端子台6aの底面(足)が本体面22に密着し、かつ、出力電線挿入部62がある側面が内壁261に当たるまで、電源端子台6aを設置部26に嵌めこむ。横張り壁265が電源端子台6aの下部にある足を拘束し、電源端子台6aが上下方向にずれることを禁止する。
(c)のように、設置部26に電源端子台6aは以下の状態で固定される。
(1)電源端子台6aの底面(足)は本体面22に密着する。
(2)電源端子台6aの出力電線挿入部62がある側面が内壁261に密着する。
(3)電源端子台6aの入力電線挿入部61がある側面の下部が外壁263に当たる。
(4)電源端子台6aの足が横張り壁265で拘束され、電源端子台6aが下にずれない。
(5)電源端子台6aの一側面と開口側の面との一部を庇壁2611が覆う。
(6)電源端子台6aの開口側の面を立壁306の爪307がひっかける。
このように、設置部26は、電源端子台6を二個設置するスペースを有しているが、電源端子台6を一個のみ個別に設置することができる。
(d)は、二個目の電源端子台6bの取付を示しているが、二個目の電源端子台6bの取付方法は、一個目の電源端子台6aの取付方法と同じである。
(e)のように、一個目の電源端子台6aと二個目の電源端子台6bの入力電線挿入部61を電線64で接続する。
設置部26の右側にはスペースがあり、入力電線挿入部61に電線64を横方向から容易に挿入することができる。
さらに、本体面電源穴221から引き込んだ電源線も入力電線挿入部61に横方向から容易に挿入することができる。
(e)のように、電線63を90度曲げ、電線63を本体側部29と電源端子台6との間の隙間に配置する。本体側部29と電源端子台6との間の隙間は狭いので、電線63が抜けることがない。また、本体側部29と電源端子台6との間の隙間は狭いので、指を入れることができないため、誤って、電線63を引き抜くこともない。
(f)のように、横張り壁265の代わりに仕切り板266を用いてもよい。
仕切り板266は、設置部26の中央に配置され、二個の電源端子台6の間に配置される薄板である。
仕切り板266は、設置部26に電源端子台6が一個のみ固定される場合、電源端子台6が上下に移動することを禁止する。
なお、設置部26には、横張り壁265と仕切り板266の両方があってもよい。
電源端子台6は、本体2に設けられた設置部26の設置スペースにネジ等の締結部材を用いずに取付可能な構造としている。
本実施の形態においては、電源端子台6に対し、横方向(本体2の本体面22と平行方向)に電線を接続する構造としている。
設置部26は、以下のようにして、本体2に電源端子台6を固定する。
(1)電源端子台6の五面を本体面22と内壁261と上壁262と外壁263と下壁264とで囲う。
(2)出力電線挿入部62がある側面の二辺のコーナーを庇壁2611で押さえる。
(3)電源端子台6の両サイドの側面を立壁306の爪307で固定している。
(4)電源端子台6aの足を横張り壁265で拘束する。
内壁261の庇壁2611と立壁306の爪307とで電源端子台6を縦方向(本体2の本体面22と垂直方向)に押さえる。
こうして、入力電線挿入部61への電線及び電源線の挿入時又は解除時に電源端子台6にかかる力の方向に対応し、電線接続作業時に電源端子台6が外れることを防止している。
現場で作業する場合には、入力電線挿入部61に電源線を挿入する作業が必ず発生する。設置部26は、電源線の挿抜により電源端子台6が外れないように、出力電線挿入部62よりも入力電線挿入部61に対して十分な拘束をする構成となっている。
図15に示すように、設置部26の構成により、電源端子台6はネジを設けずに取り付けることができ、電源端子台6を容易に取り付けすることができる。
また、設置部26の内壁261が電源端子台6の使用しない入力電線挿入部61の穴を塞ぎ、庇壁2611に接続すべき電線の色が表示されていることで誤った電線を接続することを防ぐことができる。なお、庇壁2611の色の表示は図示されている順番でなくてもよい。庇壁2611の色の表示は接続すべき電線の色と一致していればよく、図示されている色でなくてもよい。
本実施の形態の電源端子台6の電線挿入方向は、前述のとおり電源端子台6に対し、横方向としている。
表示装置1の本体内にフラットタイプケーブル(VVFケーブル:Vinyl insulated Vinyl sheathed Flat-type cable)等の電源線を納める際、本体2の開口側に向いて電線が接続されている場合、VVFケーブルが本体2の開口側に向かって突出する方向となるが、本体2に表示部9を装着した際に、電源線が表示部9に干渉し表示部9を押してしまうこととなる。
そのため、電線挿入方向を本体面22の面と平行な横方向とすることで、本体2内に電線を収納しやすくし、また、表示部9への干渉をなくすことが可能となる。
図16は、サイズの小さい表示装置1とサイズの大きい表示装置1に補助金具3を取り付けした図である。
図17は、図16に示す大きいサイズの表示装置1の光源部8と表示部9を外した状態の図である。
サイズの小さい表示装置1とサイズの大きい表示装置1のコントロールユニット4と切り欠き部4141とは同じものである。
サイズの小さい表示装置1とサイズの大きい表示装置1の設置部26は同じ構造であり、電源端子台6も同じものである。
サイズの小さい表示装置1は、筒部24にのみ十字状リブ233が形成されている。
サイズの大きい表示装置1は、筒部24に十字状リブ233があり、さらに、リブが凹部214の上部取付穴212の近傍まで形成されている。
サイズの小さい表示装置1は、本体面電源穴221が一個である。
サイズの大きい表示装置1は、本体面電源穴221が二個である。
サイズの小さい表示装置1は、本体面取付穴222が1対である。
サイズの大きい表示装置1は、本体面取付穴222が3対である。
サイズの小さい表示装置1は、電池配置部415がコントロールユニット4の右上にある。
サイズの大きい表示装置1は、電池配置部415がコントロールユニット4の右側にある。
サイズの大きい表示装置1の電池配置部415は、本体2から突出した1対の引っかけ壁4155により蓄電池5Aを固定する。
サイズの小さい表示装置1は、図4の(a)の内側の本体固定ネジ用穴315に本体固定ネジ311とナット312とを取り付けた取付具31を用いる。
サイズの大きい表示装置1は、図4の(b)の外側の本体固定ネジ用穴315に本体固定ネジ311とナット312とを取り付けた取付具31を用いる。
内側の一対の本体固定ネジ用穴315の距離<
コ字部35の長さ<
外側の一対の本体固定ネジ用穴315の距離<
取付具31の長さ<
サイズの小さい表示装置1の横方向の長さ<
サイズの大きい表示装置1の横方向の長さ
本実施の形態における本体面22の本体面電源穴221及び本体面取付穴222は、任意の場所にあればよく、それぞれ複数個としてもよいし、一つとしてもよい。
サイズの小さい表示装置1の本体2は、本体面22に本体面電源穴221及び本体面取付穴222を上下方向に一つのみ有している。
サイズの小さい表示装置1の本体2において、本体面22に本体面電源穴221及び本体面取付穴222を上下方向に複数有していてもよい。
サイズの大きい表示装置1の本体2は、本体面22に本体面電源穴221及び本体面取付穴222を上下方向に複数有している。
サイズの大きい表示装置1の本体2は、本体面電源穴221を上下方向に二個有している。
本体2の二個の本体面電源穴221は、大きさが異なる。
本体2は、本体面取付穴222を上下方向に三対有している。
サイズの大きい表示装置1の本体2の本体面取付穴222は、本体面電源穴221を挟んで形成されている。
本体面電源穴221の左側の本体面取付穴222は、隣り合った二個の縦長穴からなる。
本体面電源穴221の右側の本体面取付穴222は、丸穴と横長穴とがつながったダルマ穴形状をしている。
従来の表示装置の取付穴と、取付穴のピッチとは様々なものが存在しているが、本実施の形態の本体2は、複数の本体面電源穴221、複数の本体面取付穴222を有することで、リニューアル等で表示装置1の交換又は取付を実施する際に、穴を追加することなく表示装置1の交換又は取付に対して対応することが可能となる。
また、誘導灯を複数台設置する場合は、渡り線として配線を引き回すことがあるため、上記の倍の本数(四本もしくは六本)の電線を本体面電源穴221へ挿入することとなる。
VVFケーブルの電線径(心線)は直径1.6mmもしくは直径2.0mmが利用される。そのシース(被覆)を含めたVVFケーブルの外形寸法の一例を下記に示す。
直径1.6mmで3心のVVFケーブルの外形寸法6.2×12.6mm
直径2.0mmで2心のVVFケーブルの外形寸法6.6×10.2mm
直径2.0mmで3心のVVFケーブルの外形寸法6.6×13.8mm
そのため、図17のように、本体面電源穴221を直径20mm確保する場合、もしくは、本体面電源穴221の高さ方向の縦寸法を20mm確保する場合、二個の本体面電源穴221間のピッチを25mmより大きく確保して、二個の本体面電源穴221を5mm以上離して配置する必要がある。
また、本体面電源穴221の両側に本体面取付穴222があることを前提にすると、本体面取付穴222の上下の間隔が25mm確保できない場合、本体面電源穴221の上下の間隔が25mm確保できなくなる。
このように、二個の本体面電源穴221間のピッチを25mmより大きく確保するすことができない場合、二個の本体面電源穴221を形成するのではなく直径20mm以上の一つの大きな本体面電源穴221とすることで、本体面電源穴221間のピッチの制約を受けずに狭いピッチに対応することが可能となる。
なお、本体面電源穴221の寸法は電線が挿入可能な寸法以上とするが、被取付部の壁等に直接壁穴を開けて電線を挿入する場合は制約は無いが、アウトレットボックスを使用して誘導灯を取り付ける場合はアウトレットボックスのカバーの開口に合わせた寸法で本体面電源穴221を設ける必要がある。アウトレットボックスのカバーの開口に対し本体面電源穴221の位置がずれる場合(一つの大きな本体面電源穴221とする場合を含む)は、本体面電源穴221の大きさはアウトレットボックスのカバーの開口より大きくならないよう配慮することが望ましい。
本体面22は、上下方向(重力方向)に三箇所以上取付穴(本体面取付穴222)を設けている。
上下方向に近接する取付穴(本体面取付穴222)の場合は、二個の取付穴に対し、一個の本体面電源穴221とする。すなわち、一つの本体面電源穴221に対して複数の取付穴(本体面取付穴222)が対応する。
図18は、筒部24のリブを上から見た図である。
リブは、上方向から見た形状が、十字状でなくてもよく、X字形、井桁形、菱形、放射形、丸型形、又は、半円形のリブでもよい。また、これらの組み合わせたリブでもよい。
いずれの形状のリブの場合でも、取付具31の延設部36は、リブの上部に接触して固定される。
図19は、取付具31の変形例を示す図である。
取付具31の延設部36は、筒部24の中空部分全体を覆う形状をしている。
取付具31の延設部36の形状は、筒部24の横方向の断面形状と同じである。
その結果、延設部36の形状は、表示装置1の本体上部21の形状を同一となる。
図19の取付具31は、延設部36の外周が筒部24の内周に接触し、かつ、コ字部35の外周が縁壁213の内周に接触しているので、振動等の外的負荷の影響をさらに抑制することができる。
図20は、取付具31の変形例を示す図である。
取付具31の延設部36は、両側に延設曲げ部37を有する。
取付具31の延設部36は、端部に端曲げ部38を有する。
延設曲げ部37と端曲げ部38とは、隙間39を有する。
図20の取付具31がサイズの小さい表示装置1に固定される場合、隙間39に十字状リブ233を挿入して延設曲げ部37と端曲げ部38とを筒部24の内部空間に配置する。
図20の取付具31がサイズの大きい表示装置1に固定される場合、延設曲げ部37と端曲げ部38とを凹部214に配置する。
延設曲げ部37と端曲げ部38とのいずれか一方のみ存在してもよい。
図20の取付具31は、延設曲げ部37又は端曲げ部38があるので、延設部36の剛性が向上し、振動等の外的負荷の影響を抑制した構造を提供することができる。
図20の取付具31の延設部36が、図19に示すように、筒部24の中空部分全体を覆う形状をしている場合は、延設部36の外周と延設曲げ部37又は端曲げ部38の外壁とが筒部24の内周に接触しているので、振動等の外的負荷の影響をさらに抑制することができる。
図21は、光源部8の斜視図である。
図22は、光源部8の五面図である。(a)、(b)、(c)、(d)、(e)は、それぞれ正面図、上面図、底面図、左側面図、右側面図である。
図23は、光源モジュール851を光源855側から見た図である。
図22に示すように、光源モジュール851は、実装面に光源855が実装された板状体である。
光源モジュール851は、基板854、光源855(例えばLED)及び電気的接続部856から構成される。
基板854には穴857が形成されている。
基板ホルダ801の材質は、PC樹脂、あるいはABS樹脂、あるいはAES樹脂、あるいはそれらのアロイ材等が用いられる。
基板854の材質は、アルミニウム、ガラスエポキシ樹脂、紙フェノール樹脂等が用いられる。
図23に示すように、基板854は略長方形形状(L字形状)をしている。電気的接続部856の部分がL字の下の部分に相当する。電気的接続部856はコネクタ82を有する。
また、基板854には穴857が設けられている。穴857は、ネジ等で別部材への締結に使用されたり、位置決め突起との係合等に利用することが可能である。
図21に示すように、基板ホルダ801には基板854を取り付けるための表面保持部807a、裏面保持部807b、脱落防止片810(抜け防止部)、光源モジュール位置決め突起812が設けられている。
表面保持部807aは、板状体であって、一方の面の少なくとも一部が、取り付けられた光源モジュール851の実装面に当接する。
裏面保持部807bは、板状体であって、一方の面の少なくとも一部が、取り付けられた光源モジュール851の裏面に当接する。
光源モジュール851は、表面保持部807aの一方の面と、裏面保持部807bの一方の面とによって挟まれることで、基板ホルダ801に対して固定される。つまり、光源モジュール851(基板854)は、表面保持部807aの一方の面と、裏面保持部807bの一方の面とによって挟まれ押し圧されることで、基板ホルダ801に対して固定される。
また、基板ホルダ801の側面には、光源部8を別部材に固定する為の、上部係合部830、係合爪829及び係合突起828が設けられている。これら上部係合部830、係合爪829及び係合突起828は、左右の対称位置に設けられている。
脱落防止片810は、上方向に弾性変形することができ、基板854が挿入された後に変形が戻ることで、光源モジュール851の側面端部に係合する。脱落防止片810は、基板854が挿入された後に、基板854(光源モジュール851)が表面保持部807aと裏面保持部807bとから抜けることを防止する。
図12に示すように、本体2の本体側部29は、係合部242を有する。
係合部242は、筒部24のサイドに形成されている。
(1)光源部8のコネクタ82は、筒側部241に配置されたコネクタ28に係合する。
(2)光源部8の係合爪829は、本体上部21の係合部242に係合する。
(3)光源部8の上部係合部830の先端が本体上部21の筒側部241に当接して、光源部8の凸部81が筒側部241が配置された窪みに係合する。
(4)係合突起828と表示部9の図示していない係合部とが係合する。
以下、表示装置1の取り付け構造の特徴を説明する。
表示装置1は、本体2と、天井等の上部にある被取付部に本体2を固定する取付具31とを備える。
本体2は、壁等の被取付部に取り付けられる本体面22を有する。
本体2は、内部に空間がある筒部24を両端に有する。
本体2は、上部にある被取付部に固定される本体上部21を有する。
本体2は、本体上部21に凹部214を有し、取付具31は、略コ字状の断面を有するコ字部35と、コ字部35の端部から延設された延設部36とを有する。
コ字部35が凹部214に嵌めこまれ、延設部36が本体上部21に接触して、取付具31が本体2に取り付けられる。
電源端子台6を本体2から外すときは、工具を用いて爪307を電源端子台6の側面にある凹部から外すことになる。
電源端子台6は、ネジ等の固定具を用いないで、本体2に確実に取り付けられる。
本体固定ネジ用穴315は、本体固定ネジ311を嵌め込んで又は圧入して、本体固定ネジ311を離脱困難に固定していてもよい。
五個の壁は、電源端子台6を本体面22に対して斜め方向から着脱することができる空間を提供するとともに、五個の壁のみで電源端子台6を固定する。
本体2は、電源端子台6を保持壁260(五個の壁)の間に嵌め込んで又は圧入して、電源端子台6を離脱困難に固定してもよい。
表示装置1は、電池保持部414と電池配置部415のいずれかに電池を取り付ける。
本体2と切り欠き部4141の間に空間ができ、大きいサイズの電池を収納することが可能となる。
三対以上の取付穴(本体面取付穴222)のいずれかを用いて本体2を被取付部に取り付ける。
本体面電源穴221は、上下方向に隣り合う二対以上の取付穴本体面取付穴222に対応して、一個設けられている。
アクセス部416を本体2の開口部251の開口から露出させて、コントロールユニット4を本体2に取り付ける。
アクセス部416は、モニタ部417及びスイッチ部418を有する。
モニタ部417及びスイッチ部418はコントロールユニット4の一面に配設され、本体2の一側面である本体下部25に設けられた一つの開口部251の開口より外部より操作及び視認可能となっている。
基板42の実装面と垂直な方向に操作することで動作するスイッチ421と、
基板42の実装面と平行方向に操作することで、スイッチ421を動作させるスイッチ釦413とを有する。
アクセス部416は、スイッチ釦413を露出させる操作穴411を有する。
コントロールユニット4は、操作部4132が基板42の実装面と平行方向に操作されると押圧部4133が基板42の実装面と垂直な方向にスイッチ421を操作することができるように、軸部4131を中心として回転可能にスイッチ釦413を取り付けている。
アクセス部416は、モニタを外部から視認させるモニタ穴412を有し、モニタ穴412の形状は長円状である。
以下、表示装置1の製造方法と取り付け方法の特徴を説明する。
壁等の被取付部に取り付けられる本体面22を形成する。
天井等の被取付部に取り付けられる本体上部21を形成する。
本体2の本体上部21の両端に、空間がある筒部24を形成する。
筒部24の空間には、リブ23を形成する。
本実施の形態の本体2の取り付け方法は、被取付部に取り付ける取付具にリブを接触させて、取付具に本体を取り付ける。
本体2の内部に、電源端子台6を二個以上配置する空間がある設置部26を形成する。
本体2の内部に、電池保持部414が保持する電池とサイズが異なる電池を配置する電池配置部415を形成する。
本実施の形態の電池の取り付け方法は、電池保持部414と電池配置部415のいずれかに電池を取り付けるかを選択し、選択した場所に電池に取り付ける。
対となっている取付穴に対応して一個の電源穴を形成する。あるいは、複数対の取付穴のなかの上下方向に隣り合う二対以上の取付穴に対応して一個の電源穴を形成する。
本実施の形態の本体2の取り付け方法は、本体面22の電源穴を用いて、本体2を壁等の被取付部に取り付ける。
予めスイッチ421とモニタ(発光素子422)とを実装した基板42を製造しておく。
スイッチ421は基板42の実装面と垂直な方向に操作することで動作するように実装する。
コントロールユニット4のユニットケース41に、表示装置1の外部からアクセスされるアクセス部416を形成する。
アクセス部416には、円形の操作穴411と長円形状のモニタ穴412とを形成する。
コントロールユニット4のユニットケース41に、操作部4132が基板42の実装面と平行方向に操作されると押圧部4133が基板42の実装面と垂直な方向にスイッチ421を操作することができるように、軸部4131を中心として回転可能にスイッチ釦413を取り付ける。その際、アクセス部416の操作穴411から、スイッチ釦413の操作部4132を露出させる。
コントロールユニット4のユニットケース41の内部に、基板42の実装面が上下方向になるように基板42を取り付ける。
コントロールユニット4のユニットケース41に、絶縁板43を取り付ける。
本実施の形態の取付具の取り付け方法は、取付具31の複数の本体固定ネジ用穴315の中から、本体2のサイズに応じて、本体固定ネジ用穴315を選択し、選択した本体固定ネジ用穴315に本体固定ネジ311を通す。
あるいは、本体2のサイズに応じて本体固定ネジ用穴315に本体固定ネジ311が固定された複数種類の取付具31を予め製造しておき、複数種類の取付具31から本体2のサイズに対応する取付具31を選択する。
天井固定用穴314を介して天井等の被取付部に木ネジ等の固定部品をねじ込んで取付具31を天井等の被取付部に固定し、本体固定ネジ311にナットを装着した状態で本体2のダルマ穴にナットを通し、ナットを締めつけることにより、本体2を取付具31に固定する。
この実施の形態では、前述した実施の形態と異なる点について説明する。
この実施の形態では、2個のスイッチ釦413を連結したスイッチ釦ユニット413aについて説明する。
小さなスイッチ釦が複数種類存在することにより、部品在庫の保管時に複数種類の釦が混在する可能性があり、員数管理に手間がかかり、組立て作業性が悪くなる可能性がある。
スイッチ釦ユニット413aは、2個のスイッチ釦413と、これら2個のスイッチ釦413を連結した接続部4134とを有する。
スイッチ釦ユニット413aは、液状の樹脂を鋳型に流し込んで一部品として製造することができる。
接続部4134は、隣接するスイッチ釦の動作を吸収する部分であり、一方のスイッチ釦の動作は他方のスイッチ釦の動作に影響しない。
接続部4134は、複数のスイッチ釦413の操作部4132と押圧部4133の向きを揃えて並列に配置した状態で、複数のスイッチ釦413を接続する。
接続部4134は、複数のスイッチ釦413の軸部4131の回転軸を同軸に配置して複数のスイッチ釦413を連結する。
接続部4134は、複数のスイッチ釦413の軸部4131の端部を離して、複数のスイッチ釦413を連結する。複数のスイッチ釦413の軸部4131の端部の間には隙間4137がある。
接続部4134は、U字状又はコ字状の連結部材であり板状又は線状の連結部である。
接続部4134は、一方のスイッチ釦413が操作されても、他方のスイッチ釦413を動作させない柔軟性を有している。
垂直部4135は、操作部4132と押圧部4133との中間部分に配置されている。
垂直部4135は、押圧部4133がスイッチ421を押す方向に突出している。
連結部4136は、両端が2個の垂直部4135の端部と結合されている。
連結部4136は、2個の垂直部4135が平行になるように2個の垂直部4135を配置している。
垂直部4135と連結部4136は、角柱形状、丸棒形状、板状形状、又は、これらの組み合わせの形状をしている。
板壁4101は、スイッチ部418の点検スイッチ484と自己点検スイッチ485とが配置される操作穴411の両側にある。
板壁4101は、軸部4131を回転可能に保持するU字状の軸受け4102を有する。
中央の板壁4101は、スイッチ釦413の軸部4131の端部の間の隙間4137に挿入される。
中央の板壁4101は、両側に軸受け4102を有している。
中央の板壁4101の両側で、2個のスイッチ釦413の軸部4131は、独立に回転することができる。
接続部4134は、スイッチ釦413の軸部4131が開連した場合でも、点検スイッチ484(及び自己点検スイッチ485)と接触しない。
同様に、右のスイッチ釦413が回転しても、接続部4134がねじれ変形することにより左のスイッチ釦413は回転しない。
また、大きさが異なる同形状のスイッチ釦413の部品を複数種類組み込む組立て作業の場合、組立て時に組み付けるスイッチ釦413を間違えるおそれがある。複数のスイッチ釦413を一体化し、スイッチ釦ユニット413aとして一括して組み込むことにより、組立て間違いの発生を抑えることができる。
更に、複数のスイッチ釦413を一体化することにより、大きさが異なる同形状の複数のスイッチ釦413が在庫保管時に混在する可能性をなくすことができる。また、スイッチ釦ユニット413aの1部品を在庫管理すればよいため、組立作業時前の員数管理の手間を軽減することができる。
また、一方のスイッチ釦413が押された時に他のスイッチ押圧部4133が他のスイッチ413を押す力よりも弱い力で接続部4134がねじれ変形するよう接続部4134に柔軟性を持たせることにより、複数のスイッチ釦413を一体化させた場合でも、1つのスイッチ釦413を押した際に、他のスイッチ釦413がつれ動きし、当該他のスイッチ釦413に連動する点検スイッチ484又は自己点検スイッチ485が押下されてしまうおそれがない。すなわち、1つのスイッチ釦413を押した際に、スイッチ釦ユニット413aの接続部4134が動きを吸収し、もう一方のスイッチが連動して押されるおそれがない。なお、接続部4134は、表示装置1のコントロールユニット4の組立て時に複数のスイッチ釦413を一体化していればよい。表示装置1の組立て後、スイッチ釦413が押されることによる接続部4134のねじれ変形の繰り返しにより、接続部4134にせん断、ひび、又は割れが生じてもよく、スイッチ釦413の機能が損なわれることがなく、点検スイッチ484又は自己点検スイッチ485を押下することができる。
また、接続部4134をU字状又はコ字状に形成することにより、表示装置1のコントロールユニット4の組立て時に接続部4134を指でつまむことができ、組立て作業時にスイッチ釦ユニット413aを持ち易くなる。
図30と図31とに示すように、スイッチ釦ユニット413bの接続部4134を、2個のスイッチ釦413の押圧部4133の先端部に形成してもよい。
スイッチ釦ユニット413bは、スイッチ釦413の軸部4131と反対側に接続部4134を形成している。即ち、スイッチ釦ユニット413bの接続部4134は、スイッチ釦ユニット413aの接続部4134よりも軸部4131から離れた箇所に形成されている。
このような構成とすることにより、1つのスイッチ釦413を押した際に接続部4134のねじれ変形の大きさが接続部4134を中間部分に配置したスイッチ釦ユニット413aの構成よりも小さくなるため、接続部4134に加わる応力を更に小さくすることができ、スイッチ釦ユニット413bの接続部4134の構造をスイッチ釦ユニット413aの接続部4134よりも簡素化できる。
なお、スイッチ釦ユニット413a、スイッチ釦ユニット413b、以下の変形例2で説明するスイッチ釦ユニット413cのいずれを選択するかは、表示装置1のコントロールユニット4の他の部品との干渉が無いことを優先して決めてよい。
図32に示すように、スイッチ釦ユニット413cの接続部4134を、棒状に形成してもよい。
図32の(a)のスイッチ釦ユニット413cは、スイッチ釦413の押圧部4133の中央側部を直線状の接続部4134で接続したものである。
図32の(b)のスイッチ釦ユニット413cは、スイッチ釦413の軸部4131の隙間4137押圧部4133の中央側部を直線状の接続部4134で接続したものである。
このように接続部4134を棒状の構成とする場合、接続部4134はねじれのみにより、一方のスイッチ釦413を押した際に接続部4134に加わる応力を吸収する。スイッチ釦ユニット413cの棒状に形成された接続部4134は、スイッチ釦ユニット413aの接続部4134やスイッチ釦ユニット413bの接続部4134と同様に、組立て時に複数のスイッチ釦413を一体化していればよい。スイッチ釦413が押されることによる接続部4134のねじれの繰り返しにより、接続部4134にせん断、ひび、又は割れが生じてもよい。
Claims (7)
- 本体下部に開口部を有する本体と、
外部からアクセスされるアクセス部を有するコントロールユニットと
を備え、
前記アクセス部は、前記コントロールユニットの下部の面から段差を持って下方に突出した段差部分であり、
前記アクセス部の前記段差部分を前記本体の前記開口部から露出させて、前記コントロールユニットを前記本体に取り付けている取り付け構造。 - 本体下部に開口部を有する本体と、
外部からアクセスされるアクセス部を有するコントロールユニットと
を備え、
前記コントロールユニットは、
基板と、
前記基板の実装面と垂直な方向に操作することで動作するスイッチと、
前記基板の実装面と平行方向に操作することで、前記スイッチを動作させるスイッチ釦とを有し、
前記アクセス部は、前記基板の実装面と平行方向に向けて前記スイッチ釦を露出させるスイッチ穴を有する取り付け構造。 - 前記スイッチ釦は、操作部と軸部と押圧部を有しており、
前記コントロールユニットは、前記操作部が前記基板の実装面と平行方向に操作されると前記押圧部が前記基板の実装面と垂直な方向に前記スイッチを操作することができるように、前記軸部を中心として回転可能に前記スイッチ釦を取り付けている請求項2に記載の取り付け構造。 - 前記スイッチ釦を複数連結したスイッチ釦ユニットを有する請求項2又は3に記載の取り付け構造。
- 前記スイッチ釦ユニットは、隣接するスイッチ釦の動作を吸収する接続部を有する請求項4に記載の取り付け構造。
- 本体下部に開口部を有する本体と、
外部からアクセスされるアクセス部を有するコントロールユニットと
を備え、
前記コントロールユニットは、内部に複数のモニタを有し、
前記アクセス部は、前記複数のモニタを外部から視認させる複数のモニタ穴を有し、
前記複数のモニタ穴の形状が長円状であり、
前記複数のモニタ穴は、長円状の穴の長径が平行になり長円状の穴の短径が直線上になるように形成されている取り付け構造。 - 請求項1から6のいずれか1項に記載の取り付け構造を有する表示装置又は照明装置。
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