JP4995040B2 - 端子台及び照明器具 - Google Patents
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Description
(2.1)このような取付けを行った場合、特開平10−154410号公報(特許文献1)のような従来の端子台は、図24に示すように、入力端子と送り端子用の電線挿入口を平行にそれぞれ3個(極)配置している。このため、3個(極)分の厚さを要する(アースを要する場合は4個(極)分となる)。
(2.2)また、図25に示すように、図24の状態から端子台をW方向に回転させて取り付けた場合(端子台を上記(2.1)と直角面側(器具内配線用の電線挿入口を誘導灯の開口面側)になるように取り付けた場合)、器具内端子の電線(曲げ部)を端子台の上部に出る分、空間を設ける必要がある。このため、器具本体厚さWをその分厚くしなければならなくなる。
(2.3)また、図26のように、図25の端子台の配置において、器具内端子穴を電源穴と同一面(同一方向)に設けている端子台がある。
(2.4)更に上記(2.3)(図26)に対して、器具内配線用端子用の電線挿入口が、入力及び送り端子用の電線挿入口側面と逆面に配置された端子台がある。
(2.5)更に上記(2.3)(図26)に対して、器具内配線用端子用の電線挿入口が、入力及び送り端子用の電線挿入口側面に対する左右面に配置された端子台がある。
略箱型の絶縁体である本体と、
前記本体に互いに電気的に絶縁されて収納されるとともに、それぞれが自己に接続する複数の電線を電気的に接続する第1端子部と、第2端子部と、第3端子部と
を備え、
前記本体は、前記略箱型の上面に、
前記第1端子部に接続する電線の端部が挿入される少なくとも2つの電線挿入穴と、
前記第2端子部に接続する電線の端部が挿入される少なくとも2つの電線挿入穴と、
前記第3端子部に接続する電線の端部が挿入される少なくとも2つの電線挿入穴と
を有するとともに、
前記上面の長手方向に略直交する2つの側面に、
前記第1端子部に接続する電線の端部が挿入される少なくとも1つの電線挿入穴と、
前記第2端子部に接続する電線の端部が挿入される少なくとも1つの電線挿入穴と、
前記第3端子部に接続する電線の端部が挿入される少なくとも1つの電線挿入穴と
を有し、
前記第1端子部に対応する前記少なくとも2つの電線挿入穴は、
前記上面の長手方向に連なって形成され、
前記第2端子部に対応する前記少なくとも2つの電線挿入穴は、
前記上面の長手方向に連なるとともに前記第1端子部に対応する前記少なくとも2つの電線挿入穴と並設され、
前記第3端子部に対応する前記少なくとも2つの電線挿入穴は、
前記上面の長手方向に連なるとともに前記第1端子部に対応する前記少なくとも2つの電線挿入穴の連なる方向のいずれかの方向に移動させた位置に形成され、
前記第1端子部に対応する前記少なくとも1つの電線挿入穴は、
前記上面の長手方向に略直交する2つの側面のうち、前記第3端子部に対応する前記少なくとも2つの電線挿入穴の移動方向と反対方向に存在するほうの側面に形成され、
前記第2端子部に対応する前記少なくとも1つの電線挿入穴は、
前記第1端子部に対応する前記少なくとも1つの電線挿入穴が形成された前記側面に形成され、
前記第3端子部に対応する前記少なくとも1つの電線挿入穴は、
前記上面の長手方向に略直交する2つの側面のうち、前記第3端子部に対応する前記少なくとも2つの電線挿入穴の移動方向に存在するほうの前記側面に形成されたことを特徴とする。
図1〜図12を参照して実施の形態1の端子台を説明する。実施の形態1は、誘導灯などの箱状をなす照明器具に搭載する3極ないし4極(3極+アース)の端子台であって、照明器具内部に配置したときに、その端子台の端子穴は上部(図23の入力/送り電線が存在する面)に位置しない端子台である。すなわち、実施の形態1の端子台は、電線の逃げ部分の空間を設けず薄型化できるように、端子穴の配置を改良したものであり、図24のように極数分の厚さを必要としない、すなわち従来の3極分から2極分の厚さを可能にした端子台である。しかも、誘導灯本体の内枠面に沿って端子台を配置でき、すなわち器具面積を小さくでき誘導灯を小型化できる端子台である。以下に図を参照して実施の形態1の端子台を説明する。
図1(a)に示すように、本体1には、略箱型の上面102に、複数の電線挿入穴が形成されている。即ち、本体1の上面102には、第1端子装置401に接続する入力用電線11、送り用電線12が挿入される第1の入力用電線挿入穴1−1a、第1の送り用電線挿入穴1−1bと、第2端子装置402に接続する入力用電線21、送り用電線22が挿入される第2の入力用電線挿入穴1−2a、第2の送り用電線挿入穴1−2bと、第3端子装置403に接続する入力用電線31、送り用電線32が挿入される第3の入力用電線挿入穴1−3a,第3の送り用電線挿入穴1−3bとが形成されている。それぞれの電線の端部は、上面102に形成されたそれぞれの挿入穴を貫通して、対応する端子装置に接続する。
図1(a)、(b)に示すように、上面102の長手方向に略直交する2つの側面である第1の側面111、第2の側面112には、電線の端部が挿入される挿入穴が形成されている。すなわち、第1の側面111には、第1の器具内配線挿入穴1−5、第2の器具内配線挿入穴1−6が形成されている。また、第2の側面112には、第3の器具内配線挿入穴1−7が形成されている。
第1の入力用電線挿入穴1−1a、及び第1の送り用電線挿入穴1−1bは、上面102の長手方向103に連なって(長手方向103に前後に)、形成されている。第2の入力用電線挿入穴1−2a、及び第2の送り用電線挿入穴1−2bは、上面102の長手方向103に連なるとともに第1の入力用電線挿入穴1−1a、第1の送り用電線挿入穴1−1bと並設されている。第3の入力用電線挿入穴1−3a、第3の送り用電線挿入穴1−3bは、上面102の長手方向103に連なるとともに、第1の入力用電線挿入穴1−1a、第1の送り用電線挿入穴1−1bの連なる方向に移動させた位置に形成されている。
第1の器具内配線挿入穴1−5は、上面102の長手方向103に略直交する2つの側面のうち、第3端子装置に対応する第3の入力用電線挿入穴1−3a、第3の送り用電線挿入穴1−3bの移動方向と反対方向に存在するほうの側面である第1の側面111に形成されている。第2の器具内配線挿入穴1−6は、第1の器具内配線挿入穴1−5が形成された第1の側面111に形成されている。第3の器具内配線挿入穴1−7は、上面102の長手方向に略直交する2つの側面のうち、第3の入力用電線挿入穴1−3a、第3の送り用電線挿入穴1−3bの移動方向に存在するほうの側面である第2の側面112に形成されている。
また、第1の側面111には、2つの電線挿入穴が形成されている。また、第2の側面112には、1つの電線挿入穴が形成されている。また、図2の端子台100の本体1には、突起部1−8a,1−8bが形成されている。この突起部1−8a,1−8bは、実施の形態3で後述するように、照明器具本体への係合に用いられる。また、図2には、解除ボタン3が示されている。解除ボタン3は、これを押すことで、上面102の各電線挿入穴に挿入されている電線(電線の端部)を、それぞれの端子装置から取り外すことができる。それぞれの解除ボタンは、それぞれの解除ボタン3の両脇の電線挿入穴に挿入された電線の端部を解除する。
図3は、端子装置(例えば、端子装置402)を示す斜視図である。第1端子装置401、第3端子装置403も、同じである。図3(a)は、各部品が一体となっている状態を示す組立図である。
図3(b)は、各構成部品に分けた分解斜視図である。図3(b)に示すように、端子装置は、同じ形状の2つの「入力/送り用押さえバネ4−2」と、導体の板を加工した「端子4」とを備える。「入力/送り用押さえバネ4−2」は、入力用電線あるいは送り用電線の端部を押さえる「板バネ部4−21、板バネ部4−22」を備える。端子4は、入力用電線あるいは送り用電線と接続する「入力/送り端子板4−1」、器具内配線と接続する「器具内配線用の端子板4−3」、器具内配線の端部を抑える「器具内配線用の押さえバネ4−4」を備える。これらの機能は後述する。
図4は、端子台100の入力用電線、送り用電線の電線挿入穴の面(上面102の法線方向)から見た正面図である。図4には、上面102に形成された6つの電線挿入穴が現れている。また図4に示すように、端子台100は正面図でみると、左右に突起部1−8a,1−8bを備えている。
図5は、図4の正面図に対する左側面図である。図5には、第3の器具内配線挿入穴1−7が現れているとともに、突起部1−8bが現れている。図6は、図4の右側面図である。第1の器具内配線挿入穴1−5、第2の器具内配線挿入穴1−6があらわれているとともに、突起部1−8aが現れている。
次に図7〜図10の断面図を参照して図4における切断面の説明する。図7〜図10は、順に、図4のA−A断面図、C−C断面図、D−D断面図、E−E断面図である。
図7のA−A断面図には、第3端子装置403、第1端子装置401、が現れている。また、第3の入力用電線挿入穴1−3a、第3の送り用電線挿入穴1−3b、第1の器具内配線挿入穴1−5が現れている。例えば、第3の入力用電線挿入穴1−3aに挿入された入力用電線31の端部は、入力/送り用押さえバネ4−2(左側)の板バネ部4−21及び板バネ部4−22のバネ作用により、板バネ部4−21及び板バネ部4−22の先端部により、入力/送り端子板4−1(左側)に押し付けられる。また、第3の送り用電線挿入穴1−3bに挿入された送り用電線32の端部は、「入力/送り用押さえバネ4−2」(右側)の板バネ部4−21及び板バネ部4−22のバネ作用により、板バネ部4−21及び板バネ部4−22の先端部により、入力/送り端子板4−1(右側)に押し付けられる。これにより、入力用電線31,送り用電線32は第3端子装置403に電気的に接続する。この構成は、第1端子装置401、第2端子装置第2端子装置402も同じである。また、第1の器具内配線挿入穴1−5に挿入された器具内配線13の端部は、「器具内配線用の押さえバネ4−4」のバネ作用により、その先端部により「器具内配線用の端子板4−3」(右側)に押し付けられる。これにより、器具内配線13が第1端子装置401に電気的に接続する。この構成は、第2端子装置402、第3端子装置403も同じである。
図8のC−C断面には、第2端子装置402が現れている。また、第2の入力用電線挿入穴1−2a,第2の送り用電線挿入穴1−2bが現れている。これらの挿入穴に挿入される電線の第2端子装置402への接続は、図7で説明した通りである。
図9のD−D断面には、第2端子装置402が現れている。また、第2の器具内配線挿入穴1−6が現れている。第2の器具内配線挿入穴1−6へ挿入される電線の第2端子装置402への接続は、図7で説明した通りである。
図10のE−E断面には、第1端子装置401、第2端子装置402が現れている。また、第1の送り用電線挿入穴1−1b、第2の送り用電線挿入穴1−2b、第1の器具内配線挿入穴1−5、第2の器具内配線挿入穴1−6が現れている。第2の器具内配線挿入穴1−6へ挿入される電線の第2端子装置402への接続、及び第1の器具内配線挿入穴1−5へ挿入される電線の第1端子装置401への接続は、図7で説明した通りである。
図13〜図17を用いて実施の形態2を説明する。実施の形態2は、実施の形態1の端子台100に、さらに、アース端子装置(第4端子部)を組み込み、4極にしたものである。
アース端子装置404に対応する2つの電線挿入穴は、上面102の長手方向103に連なるとともに第2端子装置402に対応する2つの電線挿入穴である第2の入力用電線挿入穴1−2a、第2の送り用電線挿入穴1−2bの連なる方向、かつ、第3端子装置403に対応する第3の入力用電線挿入穴1−3a、第3の送り用電線挿入穴1−3bが形成された側に移動させた位置に形成されている。
図14は、端子台100の入力及び送り用の電線の電線挿入穴の面(上面102)から見た正面図である。実施の形態2の端子台100は、図14に示すように、第1のアース入力用電線挿入穴1−4aと、アース送り用電線挿入穴1−4bとが形成されている。
図15、図16を参照して断面を説明する。図15は、図14のC−C断面図である。
図16は、図14のD−D断面図である。
図15のC−C断面には、第2端子装置402、アース端子装置404が現れている。また、第2の入力用電線挿入穴1−2a,第2の送り用電線挿入穴1−2b、アース入力用電線挿入穴1−4a,アース送り用電線挿入穴1−4bが現れている。これらの挿入穴に挿入される電線の端子装置への接続は、図7で説明した通りである。
図16のD−D断面には、第2端子装置402及び接地片5−3が現れている。また、第1の器具内配線挿入穴1−5が現れている。ここで、D−D断面の場合、アース端子装置404については、断面が現れていないが、その理由は、図3(b)に示す端子4において、器具内配線用の端子板4−3,器具内配線用の押さえバネ4−4が形成されていないため断面として現れないからである。アース端子装置404は、第2の側面112に電線を挿入する挿入穴を持たないので、器具内配線用の端子板4−3,器具内配線用の押さえバネ4−4を形成する必要がない。
次に図18〜図21を参照して、実施の形態3を説明する。実施の形態3は、実施の形態1あるいは実施の形態2の端子台100を備えた照明器具600に関する実施形態である。照明器具600は、例えば誘導灯である。
Claims (6)
- 略箱型の絶縁体である本体と、
前記本体に互いに電気的に絶縁されて収納されるとともに、それぞれが自己に接続する複数の電線を互いに電気的に接続する第1端子部と、第2端子部と、第3端子部と
を備え、
前記本体は、前記略箱型の上面に、
前記第1端子部に接続する電線の端部が挿入される少なくとも2つの電線挿入穴と、
前記第2端子部に接続する電線の端部が挿入される少なくとも2つの電線挿入穴と、
前記第3端子部に接続する電線の端部が挿入される少なくとも2つの電線挿入穴と
を有するとともに、
前記上面の長手方向に略直交する2つの側面に、
前記第1端子部に接続する電線の端部が挿入される少なくとも1つの電線挿入穴と、
前記第2端子部に接続する電線の端部が挿入される少なくとも1つの電線挿入穴と、
前記第3端子部に接続する電線の端部が挿入される少なくとも1つの電線挿入穴と
を有し、
前記第1端子部に対応する前記少なくとも2つの電線挿入穴は、
前記上面の長手方向に連なって形成され、
前記第2端子部に対応する前記少なくとも2つの電線挿入穴は、
前記上面の長手方向に連なるとともに前記第1端子部に対応する前記少なくとも2つの電線挿入穴と並設され、
前記第3端子部に対応する前記少なくとも2つの電線挿入穴は、
前記上面の長手方向に連なるとともに前記第1端子部に対応する前記少なくとも2つの電線挿入穴の連なる方向のいずれかの方向に移動させた位置に形成され、
前記第1端子部に対応する前記少なくとも1つの電線挿入穴は、
前記上面の長手方向に略直交する2つの側面のうち、前記第3端子部に対応する前記少なくとも2つの電線挿入穴の移動方向と反対方向に存在するほうの側面に形成され、
前記第2端子部に対応する前記少なくとも1つの電線挿入穴は、
前記第1端子部に対応する前記少なくとも1つの電線挿入穴が形成された前記側面に形成され、
前記第3端子部に対応する前記少なくとも1つの電線挿入穴は、
前記上面の長手方向に略直交する2つの側面のうち、前記第3端子部に対応する前記少なくとも2つの電線挿入穴の移動方向に存在するほうの前記側面に形成されたことを特徴とする端子台。 - 前記端子台は、さらに、
アースをとる接地片と、
前記接地片に電気的に接続するとともに、前記第1端子部、前記第2端子部、前記第3端子部のそれぞれと電気的に絶縁されて前記本体に収納され、かつ、自己に接続する複数の電線を電気的に接続する第4端子部と
を備え、
前記本体は、前記略箱型の上面に、
前記第4端子部に接続する電線の端部が挿入される少なくとも2つの電線挿入穴を有し、
前記第4端子部に対応する前記少なくとも2つの電線挿入穴は、
前記上面の長手方向に連なるとともに前記第2端子部に対応する前記少なくとも2つの電線挿入穴の連なる方向、かつ、前記第3端子部に対応する前記少なくとも2つの電線挿入穴が形成された側に移動させた位置に形成されたことを特徴とする請求項1記載の端子台。 - 前記第1端子部に対応する前記少なくとも2つの電線挿入穴の2つは、
入力用電線と送り用電線との端部が挿入され、
前記第1端子部に対応する前記少なくとも1つの電線挿入穴は、
器具内配線用の電線の端部が挿入され、
前記第2端子部に対応する前記少なくとも2つの電線挿入穴の2つは、
入力用電線と送り用電線との端部が挿入され、
前記第2端子部に対応する前記少なくとも1つの電線挿入穴は、
器具内配線用の電線の端部が挿入され、
前記第3端子部に対応する前記少なくとも2つの電線挿入穴の2つは、
入力用電線と送り用電線との端部が挿入され、
前記第3端子部に対応する前記少なくとも1つの電線挿入穴は、
器具内配線用の電線の端部が挿入されることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の端子台。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の端子台を備えたこと特徴とする照明器具。
- 前記端子台の前記本体は、
前記上面の長手方向に略直交する一方の前記側面に形成された第1の突起部と、
前記上面の長手方向に略直交する他方の前記側面に形成された第2の突起部と
を備え、
前記照明器具は、さらに、
前記第1の突起部を略囲うとともに前記第1の突起部を挿通可能な第1リブと、
前記第2の突起部を略囲うとともに前記第2の突起部を挿通可能な第2リブと、
前記第1リブに挿通させた前記第1の突起部の前記第1リブからの抜けと、前記第2リブに挿通させた前記第2の突起部の前記第2リブからの抜けとを抑止する抜け抑止部と
を備えたことを特徴とする請求項4記載の照明器具。 - 前記照明器具は、
誘導灯であることを特徴とする請求項4または5のいずれかに記載の照明器具。
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