JP2006109324A - 閾値マトリクス生成方法および記録媒体 - Google Patents

閾値マトリクス生成方法および記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】生成される網点画像においてモアレおよびざらつき感を抑制することが可能な網点画像生成用の閾値マトリクスを生成する。
【解決手段】マトリクス領域720において、複数のハイライト側ドットセンタ731および複数のシャドウ側ドットセンタ741が規則的に配列され、複数の制御点751がおよそ均一に分布しつつ設定される。各ドットセンタ731,741は最寄りの制御点751を中心に回転し、回転後の複数のハイライト側ドットセンタ731を中心にハイライト側の階調レベルの変化に対して網点領域が変化し、回転後の複数のシャドウ側ドットセンタ741を中心にシャドウ側の階調レベルの変化に対して網点領域が変化するように、マトリクス領域720に閾値が決定される。このようにして生成された閾値マトリクスを利用して生成される網点画像では、モアレおよびざらつき感が抑制される。
【選択図】図7

Description

本発明は、多階調の元画像を表現する網点画像を生成する際に利用される閾値マトリクスに関する。
多階調(すなわち、連続階調)の元画像のデータから刷版用のデータを作成する場合、網点がよく用いられる。一般的に用いられるAM(Amplitude Modulated)スクリーニングでは、網点画像を構成するドットの個数を変えずにドットの大きさを変えることにより階調表現が行われるが、ドットが規則的に配列されるため、周期画像を網点化すると、作成後の網点画像にモアレが発生してしまう。そこで、特許文献1では、複数のドットセンタをランダムに配置することにより、また、特許文献2では複数のハイライト側ドットセンタおよび複数のシャドウ側ドットセンタを確率的に分散して配置することにより、モアレの影響を低減する手法が開示されている。
一方、FM(Frequency Modulated)スクリーニングでは、適度に(ランダムであるが極端な疎密がなく)配置される一定の大きさのドットの個数を変更することにより階調表現が行われる。
なお、一般的には、元画像のハイライト側の階調レベルの変化に対してハイライト側ドットセンタを中心に網点領域を変化させ、シャドウ側の階調レベルの変化に対してはシャドウ側ドットセンタを中心に網点領域を変化させることにより、元画像の階調レベルの変化に対する網点の変化特性をハイライト側およびシャドウ側において互いに対称とすることができ、好ましい網点画像が形成される。
米国特許第6,128,099号明細書 米国特許第5,859,955号明細書
ところで、特許文献1のようにドットセンタをランダムに配置する手法は、通常、互いに隣接するドットセンタ間の距離に大きなばらつきが生じ、網点の成長方法によっては、ドットセンタ間の距離が近いもの同士ではドットが速く接合し、離れたもの同士ではドットが遅く接合することにより、特に、50%近傍の濃度を表現する網点の接合状態にばらつきが生じ、印刷物にざらつき感が発生してしまう。複数のハイライト側ドットセンタおよび複数のシャドウ側ドットセンタを配置する特許文献2の手法でも、一のハイライト側ドットセンタの周囲に複数のシャドウ側ドットセンタが位置するという規則性が崩れてしまうため、生成される画像にざらつき感が目立ってしまう。なお、FMスクリーニングでも、ドットの接合に起因したざらつき感が発生する。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、生成される網点画像においてモアレおよびざらつき感を抑制することが可能な閾値マトリクスを生成することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、多階調の元画像を表現する網点画像を生成する際に利用される閾値マトリクスを生成する閾値マトリクス生成方法であって、閾値マトリクスが生成されるマトリクス領域において複数のハイライト側ドットセンタおよび複数のシャドウ側ドットセンタを所定の2つの配列方向に沿って交互に等間隔にて配列するドットセンタ配列工程と、前記複数のハイライト側ドットセンタおよび前記複数のシャドウ側ドットセンタの個数の1/4以下の個数の制御点を前記マトリクス領域におよそ均一に分布させつつ設定する制御点設定工程と、最寄りの制御点を中心に前記複数のハイライト側ドットセンタおよび前記複数のシャドウ側ドットセンタに含まれる各ドットセンタを回転するドットセンタ回転工程と、回転後の前記複数のハイライト側ドットセンタを中心にハイライト側の階調レベルの変化に対して網点領域が変化し、回転後の前記複数のシャドウ側ドットセンタを中心にシャドウ側の階調レベルの変化に対して網点領域が変化するように、前記マトリクス領域に閾値を決定する閾値決定工程とを備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の閾値マトリクス生成方法であって、前記ドットセンタ回転工程において、前記各ドットセンタに対する回転角度が、前記最寄りの制御点と前記各ドットセンタとの間の距離が長いほど小さい。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の閾値マトリクス生成方法であって、前記複数のハイライト側ドットセンタおよび前記複数のシャドウ側ドットセンタの総数が前記制御点の個数の20倍以上400倍以下である。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の閾値マトリクス生成方法であって、前記ドットセンタ回転工程と前記閾値決定工程との間に、前記複数のハイライト側ドットセンタおよび前記複数のシャドウ側ドットセンタの分布の均一性を高める工程をさらに備える。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の閾値マトリクス生成方法であって、前記ドットセンタ配列工程において、前記2つの配列方向が互いに垂直であり、前記2つの配列方向におけるドットセンタの配列ピッチが等しい。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の閾値マトリクス生成方法であって、前記ドットセンタ配列工程において、一のハイライト側ドットセンタに隣接する4個のシャドウ側ドットセンタを頂点とする四角形が長方形とされ、前記閾値決定工程において、網点領域の境界が前記長方形の長手方向に長い形状となるように前記閾値が決定される。
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の閾値マトリクス生成方法にて生成された閾値マトリクスのデータを記録した。
本発明によれば、閾値マトリクスを用いて生成される網点画像においてモアレおよびざらつき感を抑制することができる。
また、請求項4の発明では、生成される網点画像においてざらつき感をさらに抑制することができ、請求項6の発明では、方向性を有する網点が生成可能な閾値マトリクスを生成することができる。
図1は本発明の一の実施の形態に係る画像記録システム1の構成を示す図である。画像記録システム1はコンピュータ11および画像記録装置12を備え、画像記録装置12はコンピュータ11からの信号を受けて網点記録媒体である刷版に複数チャンネルのレーザ等からの光ビームを用いて網点を記録する。なお、画像記録装置12は感光性ドラムや印刷用紙を網点記録媒体とする電子写真式あるいはインクジェット式の印刷装置であってもよい。
コンピュータ11は、各種演算処理を行うCPU101、基本プログラムを記憶するROM102および各種情報を記憶するRAM103をバスラインに接続した一般的なコンピュータシステムの構成となっている。バスラインにはさらに、網点化(スクリーニング)される多階調の画像(以下、「元画像」という。)のデータを記憶する画像メモリ104、情報記憶を行う固定ディスク105、各種情報の表示を行うディスプレイ106、操作者からの入力を受け付けるキーボード107aおよびマウス107b、光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体91aから情報の読み取りを行うとともに書き込み可能な記録媒体91bに情報の書き込みを行う読取/書込装置108、並びに、画像記録装置12と通信を行う通信部109が、適宜、インターフェイス(I/F)を介する等して接続される。
画像記録装置12は、刷版8をその側面に保持するドラム121、刷版8に向けて複数チャンネルの変調された光ビームを出射する描画ヘッド122、描画ヘッド122に送られる網点画像の信号を生成する信号生成回路123、その他、ドラム121を回転して描画ヘッド122を刷版8に対して走査したり、描画ヘッド122をドラム121の回転軸に沿って移動する駆動機構等を備える。以下の説明における「画素」とは、画像記録装置12の記録(描画ともいう。)の1単位をいい、1つの光ビームによる1スポットに相当する。
コンピュータ11には、事前に読取/書込装置108を介して記録媒体91aからプログラム92が読み出され、固定ディスク105に記憶される。そして、プログラム92がRAM103にコピーされるとともにCPU101がRAM103内のプログラムに従って演算処理を実行することにより(すなわち、コンピュータがプログラムを実行することにより)、コンピュータ11が網点形成用の後述の閾値マトリクス(SPM(Screen Pattern Memory)データとも呼ばれる。)710を生成する。閾値マトリクス710および画像メモリ104に記憶されている多階調の元画像のデータは通信部109を介して画像記録装置12に転送され、画像記録装置12の信号生成回路123が元画像を表現する網点の信号を生成し、描画ヘッド122を刷版8に対して走査しつつ網点信号に基づいて刷版8に網点が記録される。
なお、網点画像を生成する装置である画像記録システム1において、刷版8への網点の記録が(物理的な)網点画像の生成と捉えられてもよく、網点の信号の生成が(非物理的な)網点画像の生成と捉えられてもよい。網点の信号の生成はコンピュータ11によりソフトウェア的に行われてもよく、この場合、コンピュータ11が単独で元画像に基づいて網点画像を生成する装置となる。
図2は、画像記録装置12の信号生成回路123の構成要素および記録機構120を示すブロック図である。記録機構120は図1中のドラム121、描画ヘッド122、これらを駆動する機構や制御する回路等に対応する。
信号生成回路123は、多階調の元画像のデータを記憶する画像メモリ21、元画像の副走査アドレス(Xアドレス)および主走査アドレス(Yアドレス)をそれぞれ発生するXアドレス発生器22aおよびYアドレス発生器22b、コンピュータ11にて生成された閾値マトリクス710を記憶するSPM(Screen Pattern Memory)23、閾値マトリクス710の副走査アドレス(xアドレス)および主走査アドレス(yアドレス)をそれぞれ発生するxアドレス発生器24aおよびyアドレス発生器24b、並びに、比較器(コンパレータ)25を備える。
元画像の網点化に際して、図3に示すように元画像70を同一の大きさの多数の領域に分割して網点化の単位となる繰り返し領域71が設定される。SPM23は1つの繰り返し領域71に相当する記憶領域を有し、この記憶領域の各アドレス(座標)に閾値が設定されることにより閾値マトリクス710を記憶する。そして、概念的には元画像70の各繰り返し領域71と閾値マトリクス710とを重ね合わせ、繰り返し領域71の各画素の階調レベルと閾値マトリクス710の対応する閾値とが比較されることにより、網点記録媒体上のその画素の位置に描画を行うか否かが決定される。したがって、仮に元画像70の階調レベルが一様である場合は、閾値マトリクス710においてその階調レベルよりも小さな閾値が設定されているアドレスの画素に描画が行われ、巨視的には一様な網点が生成されることとなる。実際には元画像70は濃淡(すなわち、様々な階調レベルの部位)を有するため、繰り返し領域71内において元画像70の濃淡に応じて網点の状態が変化することとなる。
網点化の処理を図2を参照してさらに具体的に説明すると、Xアドレス発生器22aおよびYアドレス発生器22bからのXアドレスおよびYアドレスに基づいて画像メモリ21から元画像の1つの画素の階調レベルが読み出される。一方、元画像中のXアドレスおよびYアドレスに相当する繰り返し領域中のxアドレスおよびyアドレスがxアドレス発生器24aおよびyアドレス発生器24bによりそれぞれ求められ、閾値マトリクス710における1つの閾値が特定されてSPM23から読み出される。そして、画像メモリ21からの階調レベルとSPM23からの閾値とが比較器25により比較され、階調レベルが閾値よりも大きい場合にはその画素の位置に描画を行う信号が生成される。
なお、元画像がカラー画像の場合には、画像メモリ21、SPM23および記録機構120のチャンネル切替部120aに色成分指定信号81が入力されるが、この場合の画像記録装置12の動作については後述する。
次に、画像記録システム1が多階調の元画像を表現する網点画像を生成する動作について説明する。画像記録システム1が網点画像を生成する際には、まず、コンピュータ11において網点画像の生成に利用される閾値マトリクス710が生成される。図4はコンピュータ11が閾値マトリクス710を生成する処理の流れを示す図である。
閾値マトリクス710を生成する際には、まず、コンピュータ11において、閾値マトリクス710を記憶するマトリクス領域が設定され、マトリクス領域に網点が形成される領域の単位となる網点セルの中心(網点画像を表現するドット(網点領域)のおよそ中心位置に対応し、以下、「ドットセンタ」という。)が規則的に配列される(ステップS11)。本実施の形態の場合、元画像におけるハイライト側の階調レベルの変化に対してドットが変化するハイライト側網点セルと、シャドウ側の階調レベルの変化に対して網点領域が変化するシャドウ側網点セルとが設けられ、図5に示すようにマトリクス領域720には複数のハイライト側ドットセンタ731および複数のシャドウ側ドットセンタ741が規則的に配列される。
図5ではx方向およびy方向にて規定されるマトリクス領域720において、複数のシャドウ側ドットセンタ741がx方向およびy方向に沿ってピッチP1にて配列されるとともに、互いに近接する4個のシャドウ側ドットセンタ741を頂点とする最小面積の四角形(正方形)61の中心に、各ハイライト側ドットセンタ731が配置される。これにより、複数のハイライト側ドットセンタ731がx方向およびy方向に沿って同じピッチP1にて配列される。上記配列は、マトリクス領域720に複数のハイライト側ドットセンタ731および複数のシャドウ側ドットセンタ741を、x方向(またはy方向)に対して時計回りおよび反時計回りにそれぞれ45度だけ傾く互いに垂直な2つの配列方向に沿って交互に等間隔にて配列し、2つの配列方向におけるドットセンタ731,741の配列ピッチP2を等しくすることと同じである。なお、ドットセンタ731,741がピッチP1にて配列される方向は、必ずしもx方向およびy方向でなくてもよく、これらの方向に対して傾斜した方向であってもよい。
図5に示すマトリクス領域720中において、ハイライトを表現する際の各ハイライト側ドットセンタ731をおよそ中心とする1個のドット(図5の配列では1個の四角形61内に形成されるドットであり、以下、このようなドットを「網点ドット」という。)が形成されると考えると、網線数(網点密度)が300線であり、2400dpi(1画素の幅は約10μm)の解像度の画像記録装置12で網点が記録され、マトリクス領域720のサイズが400×400画素である場合には、1個の網点ドットに割り当てられる領域(すなわち、四角形61の面積)は約64画素(8×8)となり、マトリクス領域720には、2500個の網点ドットが含まれることとなる。換言すれば、マトリクス領域720には、2500個のハイライト側ドットセンタ731および2500個のシャドウ側ドットセンタ741が含まれる。この場合、図5のマトリクス領域720では、ピッチP1は8画素となり、ピッチP2は(8/sqrt(2))画素(ただし、sqrt(2)は2の平方根を示す。)となる。
続いて、マトリクス領域720には後述の処理にて利用される複数の制御点が配置されて設定される(ステップS12)。制御点の設定では、まず、マトリクス領域720内の全ての位置(座標値により指定可能な全ての位置)のそれぞれに評価値が対応づけられ、全ての評価値が0に初期化される。最初の制御点はマトリクス領域720内にランダムに配置され、各位置と最初の制御点との間の距離の2乗分の1がその位置に対応する評価値に加算される。このとき、マトリクス領域720が図3に示す繰り返し領域71に対応することから、評価値算出の対象となる最初の制御点も上下左右に繰り返し存在するものとして扱われる。すなわち、評価値の算出に際して、マトリクス領域720の繰り返しを想定した場合の複数の最初の制御点のうち、距離算出基準となる位置に最も近いものが選択される。
全ての位置の評価値が求められると、評価値のうち最も小さいものに対応付けられた位置に2番目の制御点が配置される。換言すれば、最初の制御点から最も離れた位置に2番目の制御点が配置される。次に、各位置と2番目の制御点(マトリクス領域720の繰り返しを考慮した複数の2番目の制御点のうち最も近いもの)との間の距離の2乗分の1が対応する評価値に加算される。そして、最も小さい評価値に対応付けられた位置に3番目の制御点が配置される。なお、制御点の配置候補となる位置が複数存在する場合には、そのうちの1つが適宜選択される。
以後、マトリクス領域720の各位置と最後に配置した制御点との間の距離(マトリクス領域720の繰り返しを考慮するものとする。)の2乗分の1が対応する評価値に加算され、最も小さい評価値に対応付けられた位置に次の制御点が配置される。これにより、いずれの制御点からも離れた位置に次の制御点が配置され、図6に示すように、複数の制御点751がマトリクス領域720にランダムかつおよそ均一に分布して設定される。上記のようにマトリクス領域720に2500個のハイライト側ドットセンタ731および2500個のシャドウ側ドットセンタ741が含まれる場合には、例えば25個の制御点751がマトリクス領域720に設定される。実用上は、複数のハイライト側ドットセンタ731および複数のシャドウ側ドットセンタ741の総数が、制御点751の個数の20倍以上400倍以下であることが好ましい。
制御点751の設定は、およそ均一になされるのであれば他の手法が採用されてもよい。例えば、上記手法において、最初にランダムに配置される制御点751は複数とされてもよい。また、評価値が対応付けられる位置をハイライト側ドットセンタ731または(/および)シャドウ側ドットセンタ741の位置に限定することにより、ステップS12における演算量が低減されてもよい。さらに、制御点751の設定は、ランダムに制御点751を配置しておいて後述するボロノイ図を用いた施設配置問題の解法を利用して制御点751がおよそ均一に再配置されてもよい。なお、複数の制御点を分布させて配置する上記演算処理は、必ずしも閾値マトリクス710を生成する毎に行われる必要はなく、例えば、別の閾値マトリクス生成処理において取得された制御点の配置が利用可能である場合には、ステップS12では、この配置を利用して複数の制御点がマトリクス領域720に設定されてもよい。
マトリクス領域720に複数の制御点751が設定されると、複数のハイライト側ドットセンタ731および複数のシャドウ側ドットセンタ741に含まれる各ドットセンタに対してマトリクス領域720の繰り返しを考慮して最寄りの制御点751が特定される。図7は、マトリクス領域720に配列された複数のハイライト側ドットセンタ731および複数のシャドウ側ドットセンタ741に複数の制御点751を重ねて示す図である。図7では、破線にて仕切られた各領域に含まれる各ドットセンタ731,741に対して、同じ領域に含まれる制御点751が最寄りのものとして特定されたことを示しており、各領域はこの領域に含まれる制御点751の縄張りと捉えることもできる。
続いて、コンピュータ11では、各ドットセンタ731,741と(マトリクス領域720の繰り返しを考慮した)最寄りの制御点751との間の距離が求められる。そして、数1に示す演算により、各ドットセンタ731,741に対する回転角度Degreeが求められる(ステップS13)。数1において、MaxDegreeは定数であり、distanceは各ドットセンタ731,741と最寄りの制御点751との間の距離であり、offsetは定数である。また、SpmSizeはマトリクス領域720のx方向またはy方向の長さであり、nはマトリクス領域720に設定される制御点751の個数であり、Dは1つの制御点751が影響を及ぼす領域(すなわち、この制御点751を最寄りの制御点751とするドットセンタ731,741のみが含まれる領域)のx方向またはy方向の平均的な長さである。sqrt(n)はnの平方根を示す。
Figure 2006109324
実際には、数1において、MaxDegreeおよびoffsetのそれぞれは全ての制御点751に対して共通の値とされるが、例えば、制御点751毎にoffsetの値を変更することも可能である。また、数1の右辺の第1項が負の値となる場合には、第1項の値を0として回転角度Degreeが算出される。
各ドットセンタ731,741に対する回転角度Degreeが求められると、各ドットセンタ731,741が最寄りの制御点751を中心に同じ回転方向に回転される(ステップS14)。このとき、数1より各ドットセンタ731,741に対する回転角度は、各ドットセンタ731,741と最寄りの制御点751との間の距離distanceが長くなるほど小さくなる。図7中の左上および左下の領域では、制御点751から離れるほど矢印62の長さを短くすることにより、各ドットセンタ731,741に対する回転角度が最寄りの制御点751との間の距離が長いほど小さいことを表現している。また、右上の領域では制御点751から離れるほど回転角度が小さくされることを矢印63により概念的に示している。なお、各ドットセンタ731,741に対する回転角度は、最寄りの制御点751との間の距離が長いほど小さくされるのであれば、数1以外の式に基づいて決定されてもよく、また、各ドットセンタ731,741の回転方向は、最寄りの制御点751に応じて変更されてもよい。
図8は、回転後の複数のハイライト側ドットセンタ731および複数のシャドウ側ドットセンタ741を示す図である。回転後のハイライト側ドットセンタ731およびシャドウ側ドットセンタ741では、2つの配列方向(または、x方向およびy方向)に沿って並ぶ配列の規則性が失われている(いわゆる、ゆらぎが付加されている。)。その一方で、少なくとも同じ制御点751を最寄りのものとするドットセンタ731,741同士においては、一のハイライト側ドットセンタ731の周囲に複数のシャドウ側ドットセンタ741が位置する(または、一のシャドウ側ドットセンタ741の周囲に複数のハイライト側ドットセンタ731が位置する)という位置関係はおよそ維持される。
続いて、マトリクス領域720において複数のハイライト側ドットセンタ731および複数のシャドウ側ドットセンタ741の分布の均一性が高められる(ステップS15)。ここで、ドットセンタ731,741の分布の均一性を高める手法として、例えば、ボロノイ図を用いた施設配置問題の解法を利用することができる。施設配置問題は、2次元空間内に複数個の施設を配置する際に、2次元空間内に存在する多数の利用者が施設を利用する費用の総計が最も小さくなるように施設の配置を決定する非線形最適化問題である。ここで、「費用」を求める評価関数は、例えば、利用者から各施設までの距離とされる。ボロノイ図については、例えば、伊理正夫監修,「bit別冊 計算幾何学と地理情報処理」,共立出版,1986年9月10日,p.163−168、に詳述されている。
具体的には、任意の一のドットセンタ731,741と近傍のドットセンタ731,741とを結ぶ線分の垂直二等分線が求められ、これらの垂直二等分線同士の交点を結ぶことにより図9に示すようにボロノイ多角形76が形成される。そして、図9中にドットセンタ731,741とは異なる大きさの円にて示すように、各ボロノイ多角形76の重心761が求められ、各ドットセンタ731,741が重心761の位置へと移動される。これにより、マトリクス領域720におけるドットセンタ731,741の分布の均一性が高められることとなる。必要に応じて、移動後のドットセンタ731,741においてボロノイ多角形76の形成、重心761の算出およびドットセンタ731,741の移動が繰り返され、分布の均一性がさらに高められてもよい。なお、ドットセンタ731,741の分布の均一性を高める処理は、上記以外の手法により行われてもよい。
およそ均一に分布したドットセンタ731,741が設定されると、マトリクス領域720に閾値が決定される(ステップS16)。閾値の決定の際には、まず、各ドットセンタ731,741を中心として、網点生成の単位となる網点セルの設定が行われる。図10は各ドットセンタ731,741を中心に多角形の網点セル73,74が設定された様子を例示する図であり、ハイライト側網点セル73はハイライト側ドットセンタ731に対応し、シャドウ側網点セル74はシャドウ側ドットセンタ741に対応する。網点セル73,74はマトリクス領域720内において上下左右のマトリクス領域720の繰り返しを考慮して設定される。
このような網点セルの設定は、例えば、次のようにして行われる。まず、マトリクス領域720内のある位置の画素がいずれのドットセンタ731,741に属するかを決定するために、各ドットセンタ731,741との間の距離の2乗が評価値として求められる。ただし、一のドットセンタ731,741(以下、「注目ドットセンタ」という。)に関する評価値の算出に際して、マトリクス領域720の上下左右への繰り返しを考慮した複数の注目ドットセンタのうち、注目している画素に最も近いものが評価値算出の対象として選択される。そして、評価値が最小となるドットセンタ731,741にこの画素が属すると決定される。上記演算を全ての画素について行うことにより、マトリクス領域720が各ドットセンタ731,741を中心とする網点セル73,74に分割される。
網点セル73,74の設定が終了すると、続いて、各網点セル73,74の全画素に対して第1段階の評価値が求められる。第1段階の評価値としては、その画素が含まれる網点セル73,74のドットセンタ731,741からの距離が利用される。そして、網点セル73,74の全画素に第1段階の評価値の小さいものから順に1ずつ増加する整数の番号が割り当てられ、網点セル73,74を構成する画素数で番号を除算することにより網点セルの大きさで正規化された第2段階の評価値(0.0〜1.0の値となる。)が改めて割り当てられる。これにより、ドットセンタ731,741に近い画素ほど小さい評価値が割り当てられることとなる。なお、網点セル73,74の代表点(例えば、重心等)にドットセンタ731,741が再配置されて第1段階の評価値が求められてもよい。
次に、シャドウ側網点セル74に対して、第2段階の評価値が2から減算した値へと変更される。これにより、シャドウ側網点セル74の画素には2.0〜1.0の値をとる評価値が与えられ、シャドウ側ドットセンタ741に近い画素ほど第2段階の評価値が大きくなる。そして、マトリクス領域720内の全画素に対して第2段階の評価値の小さいものから順に1ずつ増加する整数の番号(元画像の階調レベルの増加に合わせて描画を行う画素の順序であり、露光の際のいわゆる点灯順序である。)が割り当てられ、スクリーニングの階調数(本実施の形態では元画像の階調数に等しい。)に合わせて階調圧縮することにより各画素に最終的な閾値が割り当てられ、マトリクス領域720に対応する閾値マトリクス710(図1参照)が生成される。
例えば、マトリクス領域720の画素数がM個であり、元画像の階調数がN(典型的な例では、256(=8bit))である場合には、各画素に割り当てられた番号(0〜(M−1))が((N−1)/(M−1))倍されることにより、0〜(N−1)の範囲の閾値が各画素に割り当てられる。
コンピュータ11において閾値マトリクス710が生成されると、既述のように閾値マトリクス710および画像メモリ104に記憶されている元画像のデータが通信部109を介して画像記録装置12に転送され、図2に示すSPM23および画像メモリ21にそれぞれ記憶される。これにより、SPM23内のマトリクス領域720と同じ大きさの記憶領域に、各網点セル73における網点の成長に対応する閾値群が設定されることとなる。そして、画像メモリ21内の元画像の各画素の階調レベルとSPM23内の閾値マトリクス710の対応する閾値とが比較器25に入力され、画像記録装置12の信号生成回路123が網点画像の信号を生成し、描画ヘッド122により網点画像が記録される。具体的には、元画像の画素の階調レベルが閾値よりも大きい場合に記録機構120により刷版8上のその画素の位置に光が照射され、描画が行われる。
図4の処理において得られる閾値マトリクス710では、ハイライト側網点セル73内の画素の位置に最大階調レベルの半分以下の値の閾値が与えられ、シャドウ側網点セル74内の画素の位置には最大階調レベルの半分以上の値の閾値が与えられる。そして、ハイライト側ドットセンタ731にて閾値が極小となり、シャドウ側ドットセンタ741にて閾値が極大となる。その結果、元画像の階調レベルが0%から50%へと増大するとハイライト側網点セル73にてハイライト側ドットセンタ731からドット(網点領域)が成長し、階調レベルが50%から100%へと増大するとシャドウ側網点セル74の周囲からシャドウ側ドットセンタ741に向かって網点領域が成長する(白いドットがシャドウ側ドットセンタ741に向かって縮退する)こととなる。このように、元画像の階調レベルが50%を境に、階調レベルの変化に対するハイライト側網点セルの網点領域の変化とシャドウ側網点セルの網点領域の変化とが切り替えられることにより、元画像の階調レベルの変化に対する網点の変化特性をハイライト側およびシャドウ側において互いにほぼ対称とすることができ、好ましい網点が形成される。
なお、図10では元画像の階調レベルの変化に伴って網点セル73,74に描画されるドット(描画される画素の集合)の大きさの変化も例示しており、線73a〜73cは元画像のハイライト側の階調レベルの増加に伴って成長するドットの境界を示し、線74a〜74cはシャドウ側の階調レベルの増加に伴って成長する網点領域(縮退する白いドット)の境界を示している。図10では各画素の第1段階の評価値がドットセンタ731,741からの距離として求められるため、線73a〜73c,74a〜74cに示すように網点領域の境界は円(真円)形となっており、ドットは等方的に成長または縮退する。
図11.Aおよび図11.Bは、ドットの成長の他の例を示す図であり、図10と同様に符号を付している(ただし、ハイライト側のみを図示している。)。図11.Aでは、第1の評価値として、ドットセンタ731(または、ドットセンタ741)と第1の評価値が求められる画素とを結ぶ直線上においてドットセンタ731から画素までの距離とドットセンタ731から網点セル73(または、網点セル74)のエッジまでの距離との比が採用される。図11.Bでは、多角形の網点セルの各辺の中点を結ぶ内部多角形が設定され、ドットセンタ731と画素とを結ぶ直線上においてドットセンタ731から画素までの距離とドットセンタ731から内部多角形のエッジまでの距離との比が第1の評価値として採用される。なお、図11.Bでは内部多角形と網点セル73のエッジとの間の領域には網点セル73の頂点に向かって値が大きくなる第1の評価値が適宜設定される。このように、図4のステップS16では、元画像のハイライト側の階調レベルの変化に対して回転後の複数のハイライト側ドットセンタ731をおよそ中心に網点領域が変化し、シャドウ側の階調レベルの変化に対して回転後の複数のシャドウ側ドットセンタ741をおよそ中心に網点領域が変化するように閾値が決定されるのであれば、様々な手法を採用することが可能である。
図12は画像記録システム1により形成される網点画像の一例を示す図であり、元画像が均一な階調レベルの画像である場合の網点画像である。図12に示すように網点画像では、網点ドットの配列の規則性を崩しながらも、互いに隣接する網点ドット間の粗密のばらつきが抑制されている。これにより、閾値マトリクス710を用いて生成される網点画像においてモアレおよびざらつき感が抑制されることが判る。
上記閾値マトリクス生成処理では、マトリクス領域720において規則的に配列された複数のハイライト側ドットセンタ731および複数のシャドウ側ドットセンタ741のうち、互いに隣接するドットセンタ731,741が同じ制御点751を中心として回転することにより、これらのドットセンタ731,741同士の位置関係の規則性を維持しつつ、全体としてはドットセンタ731,741がランダムかつほぼ均一に配置される。したがって、互いに隣接するドットセンタ731,741同士の規則的な位置関係を維持するという観点からは、同じ制御点751を中心として回転するドットセンタ731,741の平均的な個数が4個以上とされる、すなわち、ステップS12において複数のハイライト側ドットセンタ731および複数のシャドウ側ドットセンタ741の個数の1/4以下の個数の制御点751が設定されることが必要となる。また、前述のように、複数のハイライト側ドットセンタ731および複数のシャドウ側ドットセンタ741の個数の1/400以上1/20以下の個数の制御点751が設定されることにより、位置関係の規則性および配列のランダム性が適度に確保される。
また、生成された閾値マトリクス710のデータがコンピュータ11の読取/書込装置108により記録媒体91bに書き込まれ、記録媒体91bが他の場所に持ち運ばれて、他の画像記録システムのコンピュータにて読み込まれることにより網点画像が生成されてもよい。さらに、閾値マトリクス710のデータが記録された記録媒体91bが頒布されてもよく、これにより、様々な場所において汎用コンピュータを用いてモアレおよびざらつき感を抑制した網点画像の生成が可能となる。
ところで、元画像が多階調のカラー画像の場合には、画像メモリ21には元画像が色成分毎に記憶され、SPM23にも閾値マトリクスが色成分毎に記憶される。そして、図2に示すように色成分指定信号81が画像メモリ21、SPM23および記録機構120のチャンネル切替部120aに入力され、色成分指定信号81の切替に応じて各色成分(いわゆる色版)の網点画像が網点記録媒体に記録される。
ここで、閾値マトリクスは色成分毎に異なるものが準備される。例えば、最初に規則的に配列されるドットセンタ731,741の位置をずらしたり、最初に設定される制御点の位置を変更することにより、閾値マトリクス内の回転後のドットセンタ731,741の配置が色成分毎に異なったものとされ、閾値マトリクス内の網点セルの形状も色成分毎に異なったものとされる。閾値マトリクスを色成分毎にランダムに変えることにより、重ねモアレの発生を抑制することができる。
次に、画像記録システム1における閾値マトリクス生成処理の他の例について説明する。他の例における閾値マトリクスの生成の基本的な流れは、図4中のステップS11〜S16と同様である。
本処理例では、図13に示すマトリクス領域720には、x方向に対して時計回りおよび反時計回りにそれぞれ同じ角度だけ傾く2つの配列方向(図13中にて矢印64,65にて示す方向)に沿って、複数のハイライト側ドットセンタ731および複数のシャドウ側ドットセンタ741が交互に等間隔にて配列され(ステップS11)、このとき、一のハイライト側ドットセンタ731に隣接する4個のシャドウ側ドットセンタ741を頂点とする四角形61aがy方向に長い長方形とされる。例えば、上記処理例における、初期のドットセンタ731,741の配列(図5参照)をx方向に2倍だけ密にする場合には、ハイライト側およびシャドウ側のそれぞれにおいて、ドットセンタ731,741の配列のx方向のピッチP3は4画素となり、y方向のピッチP4は8画素となる。
マトリクス領域720には、複数のハイライト側ドットセンタ731および複数のシャドウ側ドットセンタの個数の1/4以下の個数の制御点がおよそ均一に分布しつつ設定され(ステップS12)、各ドットセンタ731,741に対して、各ドットセンタ731,741と最寄りの制御点との間の距離が長いほど小さくなる回転角度が求められる(ステップS13)。続いて、最寄りの制御点を中心に各ドットセンタ731,741が回転し(ステップS14)、回転後のドットセンタ731,741の分布の均一性が高められる(ステップS15)。そして、元画像のハイライト側の階調レベルの変化に対しては回転後の複数のハイライト側ドットセンタ731を中心に網点領域が変化し、シャドウ側の階調レベルの変化に対しては回転後の複数のシャドウ側ドットセンタ741を中心に網点領域が変化するように、マトリクス領域720に閾値が決定される。
図14は、ドットセンタ731,741を中心に多角形の網点セル73,74が設定された様子を例示する図であり、元画像の階調レベルの変化に伴って網点セル73,74に描画されるドット(網点領域)の大きさの変化も示している。コンピュータ11では、元画像のハイライト側の階調レベルの増加に伴って成長するドットの境界が図14中の線73a,73bにて示すようにy方向に長い楕円形となり、シャドウ側の階調レベルの増加に伴って成長する網点領域の境界も線74a,74bにて示すようにy方向に長い楕円形となるように、マトリクス領域720に閾値が決定される。なお、本処理例における閾値の決定は、必ずしも網点領域の境界が楕円形にされる必要はなく、網点領域の境界が四角形61aの長手方向に長い形状とされるのであれば、他の形状であってもよい。
図15は生成された閾値マトリクスを用いて形成される網点画像の一例を示す図であり、元画像が均一な階調レベルの画像である場合の網点画像である。図15に示す網点画像では、方向性を有する網点ドットがランダムかつ粗密なく並んでおり、これにより、閾値マトリクスを用いて方向性を有する網点が生成されるとともに、モアレフリーかつざらつき感の少ない網点画像が生成されることが判る。なお、本処理例により生成される閾値マトリクスについても、書き込み可能な他の記録媒体91bに記録され、他の画像記録システム等にて網点画像が生成されてもよい。また、元画像が多階調のカラー画像である場合において、色成分毎にマトリクス領域720に形成される四角形61aの長手方向を異なるようにしてハイライト側ドットセンタおよびシャドウ側ドットセンタを配列し、回転後の各ドットセンタに対して、網点領域の境界が四角形61aの長手方向に長い形状とされるように閾値を決定して閾値マトリクスを生成することにより、重ねモアレの発生をさらに抑制することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
上記実施の形態では、回転後のドットセンタ731,741に対して分布の均一性を高める処理(図4:ステップS15)が施されることにより、生成される網点画像においてざらつき感をさらに抑制することが実現されているが、生成される網点画像に求められる質によっては、ステップS15を省略することも可能である。
上記実施の形態において生成される閾値マトリクスは、画像記録装置12における1つの光ビームによるON/OFFに対応する2値網点を生成する際に利用されるが、ダイレクト印刷装置やインクジェット式の印刷装置等のように、1画素に対して多階調表現が可能な印刷装置(ここでは、ディザ法により画素毎の階調を表現するものも含む。)が利用される場合等には、上記閾値マトリクス生成方法を用いて多階調網点を生成する際に利用される閾値マトリクスが生成されてもよい。この場合、閾値の分布は類似しているが閾値の平均値が異なる複数の閾値マトリクスが各色成分に関して求められ、元画像の画素の階調レベルが複数の閾値マトリクスからの複数の閾値と比較され、いずれの濃度にて描画を行うかが決定される。
画像記録装置12において1つの画素が描画され、この画素の周囲の画素には描画が行われない場合の記録安定性が低い場合は、最小のドットサイズ(いわゆる最小クラスタサイズ)が、2×2画素(1×2画素であってもよい。)となるように閾値マトリクス710においてハイライト側ドットセンタ731近傍の複数の閾値が等しい値へと修正されることが好ましい。
画像記録システムの構成を示す図である。 信号生成回路および記録機構を示すブロック図である。 繰り返し領域および閾値マトリクスを示す図である。 閾値マトリクスを生成する処理の流れを示す図である。 マトリクス領域に配列されたドットセンタを示す図である。 マトリクス領域に設定された制御点を示す図である。 マトリクス領域に配列されたドットセンタに制御点を重ねて示す図である。 回転後のドットセンタを示す図である。 ドットセンタの分布の均一性を高める様子を説明するための図である。 網点セルが設定された様子を示す図である。 ドットの大きさの変化の他の例を示す図である。 ドットの大きさの変化のさらに他の例を示す図である。 網点画像を示す図である。 マトリクス領域に配列されたドットセンタを示す図である。 網点セルが設定された様子を示す図である。 網点画像を示す図である。
符号の説明
61a 四角形
70 元画像
91b 記録媒体
710 閾値マトリクス
720 マトリクス領域
731 ハイライト側ドットセンタ
741 シャドウ側ドットセンタ
751 制御点
P2 ピッチ
S11,S12,S14〜S16 ステップ

Claims (7)

  1. 多階調の元画像を表現する網点画像を生成する際に利用される閾値マトリクスを生成する閾値マトリクス生成方法であって、
    閾値マトリクスが生成されるマトリクス領域において複数のハイライト側ドットセンタおよび複数のシャドウ側ドットセンタを所定の2つの配列方向に沿って交互に等間隔にて配列するドットセンタ配列工程と、
    前記複数のハイライト側ドットセンタおよび前記複数のシャドウ側ドットセンタの個数の1/4以下の個数の制御点を前記マトリクス領域におよそ均一に分布させつつ設定する制御点設定工程と、
    最寄りの制御点を中心に前記複数のハイライト側ドットセンタおよび前記複数のシャドウ側ドットセンタに含まれる各ドットセンタを回転するドットセンタ回転工程と、
    回転後の前記複数のハイライト側ドットセンタを中心にハイライト側の階調レベルの変化に対して網点領域が変化し、回転後の前記複数のシャドウ側ドットセンタを中心にシャドウ側の階調レベルの変化に対して網点領域が変化するように、前記マトリクス領域に閾値を決定する閾値決定工程と、
    を備えることを特徴とする閾値マトリクス生成方法。
  2. 請求項1に記載の閾値マトリクス生成方法であって、
    前記ドットセンタ回転工程において、前記各ドットセンタに対する回転角度が、前記最寄りの制御点と前記各ドットセンタとの間の距離が長いほど小さいことを特徴とする閾値マトリクス生成方法。
  3. 請求項1または2に記載の閾値マトリクス生成方法であって、
    前記複数のハイライト側ドットセンタおよび前記複数のシャドウ側ドットセンタの総数が前記制御点の個数の20倍以上400倍以下であることを特徴とする閾値マトリクス生成方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の閾値マトリクス生成方法であって、
    前記ドットセンタ回転工程と前記閾値決定工程との間に、前記複数のハイライト側ドットセンタおよび前記複数のシャドウ側ドットセンタの分布の均一性を高める工程をさらに備えることを特徴とする閾値マトリクス生成方法。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の閾値マトリクス生成方法であって、
    前記ドットセンタ配列工程において、前記2つの配列方向が互いに垂直であり、前記2つの配列方向におけるドットセンタの配列ピッチが等しいことを特徴とする閾値マトリクス生成方法。
  6. 請求項1ないし4のいずれかに記載の閾値マトリクス生成方法であって、
    前記ドットセンタ配列工程において、一のハイライト側ドットセンタに隣接する4個のシャドウ側ドットセンタを頂点とする四角形が長方形とされ、
    前記閾値決定工程において、網点領域の境界が前記長方形の長手方向に長い形状となるように前記閾値が決定されることを特徴とする閾値マトリクス生成方法。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の閾値マトリクス生成方法にて生成された閾値マトリクスのデータを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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