JP3663967B2 - 画像処理方法及び画像処理装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像処理方法及び画像処理装置に係り、特に、所定の位置にドット順次形成することによりドット集合を形成し、階調表現を行う画像処理方法及び画像処理装置に関する。
プリンタや印刷機では、インクあるいはトナーを記録紙上に付着させることにより画像を表現する。このときインクやトナーの付着している部分では高い濃度が再現され、付着していない部分では低い濃度が再現される。
【0002】
しかし、その中間の濃度を再現する場合、記録紙上に付着させるインクやトナーの量を制御することは容易ではない。このため、通常インクやトナーの記録紙上に付着する面積を制御することにより、中間の濃度を再現する、いわゆる、疑似中間調表現が行われている。
【0003】
【従来の技術】
疑似中間調表現を実現するための手法として、網点法、ディザ法、誤差拡散法などの手法が開発されている。
まず、網点法について説明する。
網点は、印刷機器で多く用いたれる方法である。網点法は、周期的に変化している網点スクリーンフィルムと元の画像の透過フィルムとを重ね合わせて、リスフィルムに露光する。その結果、元の画像の透過率の違いに応じて網点の大きさに設定される。近年網点法は、電子的に網点スクリーンを発生させて、網点処理を行い、その結果と高解像度のイメージセッタのドットの組み合わせとで網点を生成するようになってきている。
【0004】
図1は従来の円形集合ドットの模式図を示す。
図1で、着色集合ドットD11〜D15及び白集合ドットD21〜D24の形状はそれぞれ予め設定されたドット中心c1 〜c9 を中心とした円形状とされる。
このとき、指定する濃度に応じて着色集合ドットD11〜D15の中心からドットを着色して行くことにより円形の集合ドット形状D11〜D15、D21〜D24を再現する。
【0005】
なお、指定する濃度あるいは、明度が中間状態、すなわち、50%付近では、注目ドットd0 と白集合ドットD21の中心との距離L1と、注目ドットd0 と着色集合ドットD13の中心との距離L2とを比較し、近い方の色に設定する。例えば、注目ドットd0 は、白となる。このため、面積率50%では、図1に破線で示すように正方形の集合ドットが形成されるようになる。
【0006】
上記着色集合ドット及び白集合ドットとにより網点構造が形成される。図2は従来の楕円集合ドットの模式図を示す。図2で、着色集合ドットD31〜D35及び白集合ドットD41〜D44の形状はそれぞれ予め設定されたドット中心c11〜c19を中心とした楕円形状とされる。このとき、指定する濃度に応じて着色集合ドットD31〜D35の中心からドットを着色して行くことにより楕円形の集合ドット形状を再現する。
【0007】
また、集合ドットを円形状としたときと同様に明度が中間状態、すなわち、50%付近では、注目ドットd0 と白集合ドットD21の中心との距離L1 と、注目ドットd0 と着色集合ドットD13の中心との距離L2 とを比較し、近い方の色に設定する。楕円形状のときには着色集合ドットD31〜D35と白集合ドットD41〜D44との形状は図2に実線で示すように傾斜した六角形状となる。
【0008】
次に各集合ドットDのドットdの増え方について説明する。
ドットは、集合ドット、すなわち、網点の中心座標c1 〜c9 から濃度、すなわち、面積率に応じて順次着色ドットdを図1に示すような円形の集合ドットを形成する場合であれば円形に、図2に示すように楕円形の集合ドットを形成する場合であれば、楕円形に着色ドットを形成する。
【0009】
このとき、本実施例では、集合ドットのドットの増え方が円形に近似して、滑らかになるように着色ドット又は白ドットを形成する。なお、ドットの増大は、集合ドットの中心座標を中心として濃度、面積率に応じて論理的に設定された論理半径に中心座標が含まれるドットを求め、1ドット毎に順次着色していく。
このとき、本実施例では、滑らかにドットが形成されるように、各集合ドットの中心にオフセットを加えて円形ドットを形成していく。
【0010】
次に、ディザ法について説明する。
ディザ法は、主に低解像度のプリンタやディスプレイに用いられている。各種の方式があるが、組織的ディザ法が一般的である。
ディザマトリクスと呼ばれるしきい値マトリクスを用い、入力画像のデータがしきい値より大きいかどうかで入力画像データを白黒のドットに変換する。
【0011】
このとき、ディザマトリクスの選び方により、ハーフトーン、ドット集中型ディザ等の各種ディザ画像を実現できる。
図3は従来のディザマトリクスの閾値を示す図を示す。図3(a)はハーフトーン型、図3(b)はスクリュー型、図3(c)はスクリュー変形型、図3(d)は中間強調型、図3(e)はドット集中型、図3(f)はスクエアドットの各ディザマトリクスの閾値を示す。
【0012】
ハーフトーン型は、図3(a)に示すように0→1→2→3・・・の順に閾値が順次設定されており、画素の濃度に応じて0→1→2→3・・・の順次にドットが分散して形成され、対応する画素の集合ドットが形成される。
スクリュー型、スパイラルドット型は、図3(b)、図3(f)に示すように中心から略螺旋状に0→1→2→3・・・の順に閾値が設定されており、画素の濃度に応じて0→1→2→3・・・の順次にドットが中心から周囲に順に形成され、対応する画素の集合ドットとされる。
【0013】
スクリュー変形型は、図3(c)に示すように周囲でのドットの形成順位がスクリュー型とは異なり、スクリュー型に比べて周囲に形状が略円形に近くなるようにドットが形成されるように閾値が設定されている。スクリュー変形型は、スクリュー型に比べて外周形状が円形に近似する。
中間調強調型、ドット集中型、スクエアドット型は、図3(d)、図3(e)、図3(g)に示すように閾値の配置が中央部で集中的になり周囲で離散的になるように閾値が設定されている。
【0014】
上記のような従来のドット集中型の画像処理方法では、入力画像濃度に応じてドットの大きさが徐々に変化するものであり、解像度は他の方法に比べて劣るが、階調性が良い。また、記録紙上でインク又はトナー画像として表現されると、ドットサイズの変動に伴う階調の変動が小さく、安定した階調が得られる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、上記のような従来のドット集中型では、ドットの発生順に依存する。
例えば、スクリュー変形型、中間調強調型、ドット集中型、スクエアドット、スパイラルドットでは、集合ドットの形状が円形から離れるので、ドット形状の記録紙上での再現性の安定性が良くない等の問題点があった。
【0016】
また、ハーフトーン型では、ドットがばらつくので階調性のなめらかさが不足する等の問題点があった。
さらに、スパイラルドット、スクリュウ型では、集合ドットの仮想中心位置の変動が大きく、所望の位置に集合ドットが形成されないなどの問題点があった。また、ハーフトーン型やスクリュウ型では、階調に応じたドットの増やし方に明確な方針がないので、スクリュー線数、すなわち、ドット集合のドット数が大きなったときの対応が困難である等の問題点があった。
【0017】
また、図1に示すような円形集合ドットを形成する場合には、階調に応じてドットを増加させるようにしている。
図4は従来の円形集合ドットの形成時の動作説明図を示す。図4(A)は着色の状態、図4(B)は半径rに応じた着色個数、図4(C)は論理半径rに対する着色ドットの個数の特性図を示す。
【0018】
図4(B)に示すように面積率に応じた論理半径rを設定する際の中心c11から論理半径r11の円内に中心が含まれるドットは、図4(A)に示すように4個のドットd1〜d4となる。また、中心位置c11から論理半径r12の円内に中心が含まれるドットは、図4(A)に示すように4個のドットd1〜d4に8個のドットd11〜d18が増加した計12個のドットとなる。
【0019】
さらに、中心位置c11から論理半径r3 の円内に中心が含まれるドットは、図4(A)に示すように4個のドットd1〜d4、8個のドットd11〜d18の計12個のドットに4個のドットd21〜d24を追加した16個のドットとなる。
また、中心位置c11から論理半径r4 の円内に中心が含まれるドットは、図4(A)に示すように4個のドットd1〜d4、8個のドットd11〜d18、4個のドットd21〜d24に8個のドットd31〜d38を追加した24個のドットとなる。
【0020】
以上のようにドットを増加させると、図4(C)に示すように半径rに応じてドットの個数が大きく変化し、階調が段階的に変化して見える。
また、集合ドットの形状が円形から離れ、視覚的に不安定な表示となる等の問題点があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、再現性が安定し、かつ、滑らかな階調が得られ、かつ、大きなドット集合にも容易に対応でき、画質を向上させることができる画像処理方法及び画像処理装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明は、集合ドットの中心からずれた位置に設定された仮想中心を中心として階調に応じた距離に含まれるドットを選択することにより階調に応じた表示を行う。
本発明によれば、集合ドットの中心からずれた位置に設定された仮想中心を中心として階調に応じた距離に含まれるドットを選択することにより仮想中心から同じ距離に複数のドットの中心が位置することがなくなるので、集合ドットの中心からの距離を階調に応じて増加させた場合にドットを1ドットずつ増加させることができるため、階調表現を滑らかにできる。
【0022】
また、本発明は、仮想中心からの距離が短い順にドットを形成させることを特徴とする。
さらに、本発明は、仮想中心から所定の距離の円周内に中心が含まれるドットをドットとして形成するようにしてなる。
また、階調が低くなるにしたがって前記集合ドットの前記集合ドットの外周側から順次ドットの消滅させるようにする。
【0023】
さらに、本発明は、仮想中心を、仮想中心から距離に応じてドットが1ドットずつ増加する位置に設定する。
また、本発明は、仮想中心を集合ドットの中心からの距離に応じて着色されるドットの形状が円形に近似となるように位置を設定してなる。
本発明によれば、仮想中心を仮想中心からの距離に応じて着色されるドットの形状が円形に近似となるように位置を設定することにより、安定して階調を再現できる。
【0024】
さらに、本発明は、仮想中心をドットの中心に近い位置に設定する。
本発明によれば、仮想中心をドットの中心に近い位置に設定することにより、実際の集合ドットの中心との差を小さくでき、所望の位置に集合ドットを形成できる。
また、本発明は、集合ドットの形状を円形状とする。
【0025】
さらに、本発明は、集合ドットの形状を、楕円形状とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
図5は本発明の一実施例のブロック構成図を示す。
本実施例の画像処理装置1は、画像供給部2、画像処理部3、表示部4から構成される。
画像供給部2は、ハードディスクなどの記憶媒体からなり、フレーム毎にドット毎の画像の濃度からなる画像データが記憶されている。画像供給部2に記憶された画像データは、画像処理部3に供給される。
【0027】
画像処理部3は、コンピュータなどの情報処理装置からなり、画像供給部2から供給された画像データを後述するような面積階調処理によりドットにより階調表現された表示ドットデータに変換する。画像処理部3で処理された表示ドットデータは、表示部4に供給される。
表示部4は、プリンタの像形成装置などからなり、画像処理部3で処理された表示ドットデータに応じた画像を表示する。
【0028】
図6は本発明の一実施例の画像処理装置のハード構成図を示す。
画像処理装置1は、CPU11、ROM12、RAM13、ハードディスクドライブ14、フロッピーディスクドライブ15、CD−ROMドライブ16、入力装置17、プリンタ18、ディスプレイ19、バス20から構成される。
CPU12は、ハードディスクドライブ14からRAM13に展開された後述する面積階調処理プログラムによりハードディスクドライブ15に記憶された画像データに対して面積階調処理を実行する。CPU12で実行された面積階調処理により得られた表示ドットデータはプリンタ18やディスプレイ19に供給され、印刷、表示される。
【0029】
RAM13は、CPU12での面積階調処理時の作業用記憶領域として用いられる。ROM12には、BIOSなどが記憶されている。BIOSは、画像処理装置1の電源投入時などに起動され、システムを立ち上げる。
ハードディスクドライブ14には、後述する面積階調処理プログラムが記憶されている。面積階調処理プログラムは、実行時にはRAM13に展開されて、実行される。
【0030】
なお、面積階調処理プログラムは、フロッピーディスク21からフロッピーディスクドライブ15によりハードディスクドライブ14にインストールしたり、CD−ROM22からCD−ROMドライブ16によりハードディスクドライブ14にインストールするようにしてもよい。また、フロッピーディスク21、CD−ROM22から直接実行するようにしてもよい。
【0031】
入力装置17は、キーボード、マウスなどからなり、面積階調処理プログラムの実行を指示したり、処理の対象となる画像データをCPU12に指示する。プリンタ18は、面積階調処理プログラムで処理された表示ドットデータに応じて印刷を行う。ディスプレイ19は、表示ドットデータに応じた画像を表示する。バス20は、上記CPU11、ROM12、RAM13、ハードディスクドライブ14、フロッピーディスクドライブ15、CD−ROMドライブ16、入力装置17、プリンタ18、ディスプレイ19を接続する。
【0032】
次に、画像処理部3での面積階調処理について説明する。
図7は本発明の一実施例の面積階調処理の処理フローチャートを示す。
所定の画素の濃度あるいは明度を入力する(ステップS1−1)。次にステップS1−1で入力された画素の濃度あるいは明度に応じた着色又は白ドットの面積率を算出する(ステップS1−2)。例えば、画素の濃度が最小で集合ドットの面積率が0、画素の濃度が最大で集合ドットの面積率が1となるようにする。
【0033】
ステップS1−2で算出された面積率に応じてドット集合のドットの配列を決定する(ステップS1−3)。
次に、ステップS1−3で決定される集合ドットの面積率について説明する。ドット集合の形状は、最も安定して再現しやすい円形あるは楕円形にする。なお、着色ドットの割合が大きい場合には、着色ドットを円形又は楕円形にすることが有効であるが、白ドットの領域が多い場合には、白ドットの形状を円形又は楕円形にすることが有効となる。
【0034】
このとき、本実施例では、集合ドットのドットの増え方が円形に近似して、滑らかになるように着色ドット又は白ドットを形成する。なお、ドットの増大は、集合ドットの中心座標を中心として濃度、面積率に応じて論理的に設定された論理半径に中心座標が含まれるドットを求め、1ドット毎に順次着色していく。
このとき、本実施例では、滑らかにドットが形成されるように、各集合ドットの中心にオフセットを加えて円形ドットを形成していく。
【0035】
図8は本発明の一実施例の円形ドットの模式図を示す。
本実施例では、図8に示すように着色集合ドットD11〜D15、白集合ドットD21〜D24の中心c1〜c9からオフセットL0 だけずれた位置に論理半径設定時の中心c51〜c59を設定する。論理半径設定時の中心c51〜c59を中心として濃度、面積率に応じた論理半径rを設定し、論理半径rに中心が含まれるドットdを着色又は白とする。
【0036】
図9は本発明の一実施例の集合ドットの形成時の動作説明図を示す。図9(A)は着色の状態、図9(B)は着色順序、図9(C)は論理半径rに対する着色ドットの個数を示す図を示す。
図9(B)に示すように面積率に応じた論理半径rを設定する際の中心c1 〜c9 を集合ドットD11〜D51の中心から距離L0 だけオフセットさせた中心位置c51〜c59に設定する。
【0037】
中心位置c51〜c59から論理半径r1 の円内に中心が含まれるドットは、図9(A)に示すようにドットd1〜d9となる。また、中心位置c51〜c59から論理半径r2 の円内に中心が含まれるドットは、図9(A)に示すようにドットd1〜d13となる。さらに、中心位置c51〜c59から論理半径r3 の円内に中心が含まれるドットは、図9(A)に示すようにドットd1〜d20となる。
【0038】
上記論理半径rに応じたドットの個数を求めると、図9(C)に示すように半径rに対して滑らかに増加する特性を持つ。すなわち、 中心位置c51〜c59を集合ドットの中心位置d1〜d9にオフセットをかけた位置とすることにより中心位置c51〜c59からの距離が同一になるドットが無くなるので、半径rに応じてドットを順次増加させることが可能となる。
【0039】
よって、形状が半径rに応じて大きく歪むことなく、集合ドットを大きくすることができる。
なお、オフセットL0の持たせ方により集合ドットの形状がかわる。
図10〜図14は本発明の一実施例のオフセットの違いによる集合ドットの形状の変化を示す図である。図10〜図14で(A)はオフセットの状態、(B)は半径に応じたドットの増加の状態を示す。また、図10〜図14はY方向のオフセットをすべて同一のオフセットLyとし、X方向のオフセットLxを異ならせたときのドットの増加の状態について図示している。
【0040】
図10はX方向のオフセットを+Lx1とした場合、図11はX方向のオフセットを−Lx2とした場、図12はX方向のオフセットを−Lx3とした場合のドットの増加の状態を示す。また、図13はX方向のオフセットを+Lx2とした場合、図14はX方向のオフセットを−Lx1とした場合のドットの増加の状態を示す。図10乃至図14に示すようにオフセットに応じてドットの増え方がわずかずつことなる。オフセットは、ドットの形状及びドット径により異なることが判明している。
【0041】
例えば、円形ドットでドット径がドットピットと同じ値とし、ドット径を1として場合には、ドット中央から縦0.16ドット、横0.34ドット、あるいは、縦0.34ドット、横0.16ドットのオフセットを加えたときに最適な結果が得られる。
また、ドット径がドットピッチの2倍の場合、ドット中央から縦0.14ドット、横0.34ドットあるいは、縦0.34ドット、横0.14ドットのオフセットを加えたときに最適な結果が得られる。
【0042】
最適な結果とは、階調性の面から論理半径に応じてドットが1個ずつ増加する。また、安定性の面からドット形状が円形に近似している。さらに、画質の面から論理半径のずれが最小であることである。
また、ドットの横がドットピッチと同じで、ドットの縦がドットピッチの2倍である楕円のドットの場合には、横に0.25ドット、縦に0.316ドットのオフセットを加えた場合にいい結果が得られる。
【0043】
次に、集合ドットにおいて上記のドットの増加を得るための具体例について説明する。
上記のドットの増加は、面積率に応じて着色するドットを指定したテーブルを設定しておき、ステップS1−2で算出された面積率に応じてテーブルを参照することにより、実現される。
【0044】
ここで、面積率に応じた着色ドットを決定するためのテーブルの作成方法について説明する。
図15は本発明の一実施例の着色ドット決定テーブルの作成時のフローチャートを示す。
まず、集合ドットを構成するすべてのドットをピックアップして、各ドットに対応した格納領域を有するテーブルを設定する(ステップS2−1)。
【0045】
次に、集合ドットの中心c1〜c9と各ドットの中心との間の距離の2乗を算出して、ステップS2−1で設定されたテーブルの対応するドットに設定された格納領域に格納する(ステップS2−2)。
次にステップS2−2でドット毎の集合ドットの中心からの距離の2乗が格納されたテーブルを距離の2乗が小さい順にソートする(ステップS2−3)。
【0046】
ステップS2−3で作成されたテーブルにソートされた順に面積率を設定する。
以上により着色ドット決定テーブルが作成される。
ここで、着色ドット決定テーブルのデータ構成について説明する。
図16は本発明の一実施例の着色ドット決定テーブルのデータ構成図を示す。
【0047】
着色ドット決定テーブル100は、図16に示すように面積率101、ドットを識別するドット番号102、着色ドット決定テーブル100をソートする際に用いられた各ドットの集合ドットの中心からの距離情報103から構成される。面積率101は、0〜1の間で設定され、画像の濃度に応じた値となる。面積率101は、アドレスとして設定される。
【0048】
ドット番号102は、ドットを識別するための番号で、ドットの位置に応じて予め設定されている。ドット番号102には、ステップS2−3でソートされた順にドット番号d1〜dnが格納される。
距離情報103は、ステップS2−2で算出された集合ドットの中心と各ドットの中心との距離の2乗の情報である。この距離情報103は、実質的にはステップS2−3でのソート時以外には用いられることはない。
【0049】
ここで、面積率101について説明する。
図17は本発明の一実施例の入力データから面積率を求める動作を説明するための図を示す。
入力データ0〜FFは、濃度に応じて設定されている。このとき、図17に示すように入力データは濃度ODに対してリニアに設定される。また、濃度ODは図17に示すように面積率aに対して非線形に対応している。
【0050】
なお、図17に示すように入力データに対して面積率aは1対1に対応しているので、予め入力データ0〜FFを面積率aに変換する変換テーブルを設定しておく。
図18は本発明の一実施例の変換テーブルのデータ構成図を示す。
変換テーブル200は、入力データ部201及び面積率データ部202から構成される。入力データ部201は、入力データをアドレスとして設定している。入力データが入力されると、変換テーブル200の入力データ部201が参照され、入力された入力データに対応した入力データ部分の面積率aを取得する。
【0051】
変換テーブル200により得られた面積率aにより図16に示す着色ドット決定テーブル100を参照する。面積率aに対応したドット番号までのドット番号に対応するドットを着色する。
以上により図9に示すような集合ドットを形成できる。
なお、本実施例では、入力データを変換テーブル200により面積率に変換し、面積率により着色ドット決定テーブル100を参照して着色ドットを決定したが、着色ドット決定テーブル100で面積率に代えて入力データを直接設定することにより、入力データにより着色ドット決定テーブル100を直接参照して着色ドットを決定することもできる。
【0052】
【発明の効果】
上述の如く、本発明によれば、集合ドットの中心からずれた位置に設定された仮想中心を中心として階調に応じた距離に含まれるドットを選択することにより仮想中心から同じ距離に複数のドットの中心が位置することがなくなるので、集合ドットの中心からの距離を階調に応じて増加させた場合にドットを1ドットずつ増加させることができるため、階調表現を滑らかにできる等の特長を有する。
【0053】
本発明によれば、仮想中心を仮想中心からの距離に応じて着色されるドットの形状が円形に近似となるように位置を設定することにより、安定して階調を再現できる等の特長を有する。
本発明によれば、仮想中心をドットの中心に近い位置に設定することにより、実際の仮想中心との差を小さくでき、所望の位置に集合ドットを形成できる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の円形集合ドットの模式図である。
【図2】従来の楕円集合ドットの模式図である。
【図3】従来のディザマトリクスの閾値を示す図である。
【図4】従来の円形集合ドットの生成時の動作説明図である。
【図5】本発明の一実施例のブロック構成図である。
【図6】本発明の一実施例のハード構成図である。
【図7】本発明の一実施例の面積階調処理の処理フローチャートである。
【図8】本発明の一実施例の集合ドット中心と仮想中心との関係を示す図である。
【図9】本発明の一実施例の集合ドット形成時の動作説明図である。
【図10】本発明の一実施例のオフセットの違いによる集合ドットの形状の変化を示す図である。
【図11】本発明の一実施例のオフセットの違いによる集合ドットの形状の変化を示す図である。
【図12】本発明の一実施例のオフセットの違いによる集合ドットの形状の変化を示す図である。
【図13】本発明の一実施例のオフセットの違いによる集合ドットの形状の変化を示す図である。
【図14】本発明の一実施例のオフセットの違いによる集合ドットの形状の変化を示す図である。
【図15】本発明の一実施例の着色ドット決定テーブルの作成時のフローチャートを示す。
【図16】本発明の一実施例の着色ドット決定テーブルのデータ構成図である。
【図17】本発明の一実施例の入力データから面積率を求める動作を説明するための図である。
【図18】本発明の一実施例の変換データテーブルのデータ構成図である。
【符号の説明】
1 画像処理装置
2 画像供給部
3 画像処理部
4 画像表示部
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 HDD
15 FDD
16 CD−ROMドライブ
17 入力装置
18 プリンタ
19 ディスプレイ
20 バス
21 フロッピーディスク
22 CD−ROM
【発明の属する技術分野】
本発明は画像処理方法及び画像処理装置に係り、特に、所定の位置にドット順次形成することによりドット集合を形成し、階調表現を行う画像処理方法及び画像処理装置に関する。
プリンタや印刷機では、インクあるいはトナーを記録紙上に付着させることにより画像を表現する。このときインクやトナーの付着している部分では高い濃度が再現され、付着していない部分では低い濃度が再現される。
【0002】
しかし、その中間の濃度を再現する場合、記録紙上に付着させるインクやトナーの量を制御することは容易ではない。このため、通常インクやトナーの記録紙上に付着する面積を制御することにより、中間の濃度を再現する、いわゆる、疑似中間調表現が行われている。
【0003】
【従来の技術】
疑似中間調表現を実現するための手法として、網点法、ディザ法、誤差拡散法などの手法が開発されている。
まず、網点法について説明する。
網点は、印刷機器で多く用いたれる方法である。網点法は、周期的に変化している網点スクリーンフィルムと元の画像の透過フィルムとを重ね合わせて、リスフィルムに露光する。その結果、元の画像の透過率の違いに応じて網点の大きさに設定される。近年網点法は、電子的に網点スクリーンを発生させて、網点処理を行い、その結果と高解像度のイメージセッタのドットの組み合わせとで網点を生成するようになってきている。
【0004】
図1は従来の円形集合ドットの模式図を示す。
図1で、着色集合ドットD11〜D15及び白集合ドットD21〜D24の形状はそれぞれ予め設定されたドット中心c1 〜c9 を中心とした円形状とされる。
このとき、指定する濃度に応じて着色集合ドットD11〜D15の中心からドットを着色して行くことにより円形の集合ドット形状D11〜D15、D21〜D24を再現する。
【0005】
なお、指定する濃度あるいは、明度が中間状態、すなわち、50%付近では、注目ドットd0 と白集合ドットD21の中心との距離L1と、注目ドットd0 と着色集合ドットD13の中心との距離L2とを比較し、近い方の色に設定する。例えば、注目ドットd0 は、白となる。このため、面積率50%では、図1に破線で示すように正方形の集合ドットが形成されるようになる。
【0006】
上記着色集合ドット及び白集合ドットとにより網点構造が形成される。図2は従来の楕円集合ドットの模式図を示す。図2で、着色集合ドットD31〜D35及び白集合ドットD41〜D44の形状はそれぞれ予め設定されたドット中心c11〜c19を中心とした楕円形状とされる。このとき、指定する濃度に応じて着色集合ドットD31〜D35の中心からドットを着色して行くことにより楕円形の集合ドット形状を再現する。
【0007】
また、集合ドットを円形状としたときと同様に明度が中間状態、すなわち、50%付近では、注目ドットd0 と白集合ドットD21の中心との距離L1 と、注目ドットd0 と着色集合ドットD13の中心との距離L2 とを比較し、近い方の色に設定する。楕円形状のときには着色集合ドットD31〜D35と白集合ドットD41〜D44との形状は図2に実線で示すように傾斜した六角形状となる。
【0008】
次に各集合ドットDのドットdの増え方について説明する。
ドットは、集合ドット、すなわち、網点の中心座標c1 〜c9 から濃度、すなわち、面積率に応じて順次着色ドットdを図1に示すような円形の集合ドットを形成する場合であれば円形に、図2に示すように楕円形の集合ドットを形成する場合であれば、楕円形に着色ドットを形成する。
【0009】
このとき、本実施例では、集合ドットのドットの増え方が円形に近似して、滑らかになるように着色ドット又は白ドットを形成する。なお、ドットの増大は、集合ドットの中心座標を中心として濃度、面積率に応じて論理的に設定された論理半径に中心座標が含まれるドットを求め、1ドット毎に順次着色していく。
このとき、本実施例では、滑らかにドットが形成されるように、各集合ドットの中心にオフセットを加えて円形ドットを形成していく。
【0010】
次に、ディザ法について説明する。
ディザ法は、主に低解像度のプリンタやディスプレイに用いられている。各種の方式があるが、組織的ディザ法が一般的である。
ディザマトリクスと呼ばれるしきい値マトリクスを用い、入力画像のデータがしきい値より大きいかどうかで入力画像データを白黒のドットに変換する。
【0011】
このとき、ディザマトリクスの選び方により、ハーフトーン、ドット集中型ディザ等の各種ディザ画像を実現できる。
図3は従来のディザマトリクスの閾値を示す図を示す。図3(a)はハーフトーン型、図3(b)はスクリュー型、図3(c)はスクリュー変形型、図3(d)は中間強調型、図3(e)はドット集中型、図3(f)はスクエアドットの各ディザマトリクスの閾値を示す。
【0012】
ハーフトーン型は、図3(a)に示すように0→1→2→3・・・の順に閾値が順次設定されており、画素の濃度に応じて0→1→2→3・・・の順次にドットが分散して形成され、対応する画素の集合ドットが形成される。
スクリュー型、スパイラルドット型は、図3(b)、図3(f)に示すように中心から略螺旋状に0→1→2→3・・・の順に閾値が設定されており、画素の濃度に応じて0→1→2→3・・・の順次にドットが中心から周囲に順に形成され、対応する画素の集合ドットとされる。
【0013】
スクリュー変形型は、図3(c)に示すように周囲でのドットの形成順位がスクリュー型とは異なり、スクリュー型に比べて周囲に形状が略円形に近くなるようにドットが形成されるように閾値が設定されている。スクリュー変形型は、スクリュー型に比べて外周形状が円形に近似する。
中間調強調型、ドット集中型、スクエアドット型は、図3(d)、図3(e)、図3(g)に示すように閾値の配置が中央部で集中的になり周囲で離散的になるように閾値が設定されている。
【0014】
上記のような従来のドット集中型の画像処理方法では、入力画像濃度に応じてドットの大きさが徐々に変化するものであり、解像度は他の方法に比べて劣るが、階調性が良い。また、記録紙上でインク又はトナー画像として表現されると、ドットサイズの変動に伴う階調の変動が小さく、安定した階調が得られる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、上記のような従来のドット集中型では、ドットの発生順に依存する。
例えば、スクリュー変形型、中間調強調型、ドット集中型、スクエアドット、スパイラルドットでは、集合ドットの形状が円形から離れるので、ドット形状の記録紙上での再現性の安定性が良くない等の問題点があった。
【0016】
また、ハーフトーン型では、ドットがばらつくので階調性のなめらかさが不足する等の問題点があった。
さらに、スパイラルドット、スクリュウ型では、集合ドットの仮想中心位置の変動が大きく、所望の位置に集合ドットが形成されないなどの問題点があった。また、ハーフトーン型やスクリュウ型では、階調に応じたドットの増やし方に明確な方針がないので、スクリュー線数、すなわち、ドット集合のドット数が大きなったときの対応が困難である等の問題点があった。
【0017】
また、図1に示すような円形集合ドットを形成する場合には、階調に応じてドットを増加させるようにしている。
図4は従来の円形集合ドットの形成時の動作説明図を示す。図4(A)は着色の状態、図4(B)は半径rに応じた着色個数、図4(C)は論理半径rに対する着色ドットの個数の特性図を示す。
【0018】
図4(B)に示すように面積率に応じた論理半径rを設定する際の中心c11から論理半径r11の円内に中心が含まれるドットは、図4(A)に示すように4個のドットd1〜d4となる。また、中心位置c11から論理半径r12の円内に中心が含まれるドットは、図4(A)に示すように4個のドットd1〜d4に8個のドットd11〜d18が増加した計12個のドットとなる。
【0019】
さらに、中心位置c11から論理半径r3 の円内に中心が含まれるドットは、図4(A)に示すように4個のドットd1〜d4、8個のドットd11〜d18の計12個のドットに4個のドットd21〜d24を追加した16個のドットとなる。
また、中心位置c11から論理半径r4 の円内に中心が含まれるドットは、図4(A)に示すように4個のドットd1〜d4、8個のドットd11〜d18、4個のドットd21〜d24に8個のドットd31〜d38を追加した24個のドットとなる。
【0020】
以上のようにドットを増加させると、図4(C)に示すように半径rに応じてドットの個数が大きく変化し、階調が段階的に変化して見える。
また、集合ドットの形状が円形から離れ、視覚的に不安定な表示となる等の問題点があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、再現性が安定し、かつ、滑らかな階調が得られ、かつ、大きなドット集合にも容易に対応でき、画質を向上させることができる画像処理方法及び画像処理装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明は、集合ドットの中心からずれた位置に設定された仮想中心を中心として階調に応じた距離に含まれるドットを選択することにより階調に応じた表示を行う。
本発明によれば、集合ドットの中心からずれた位置に設定された仮想中心を中心として階調に応じた距離に含まれるドットを選択することにより仮想中心から同じ距離に複数のドットの中心が位置することがなくなるので、集合ドットの中心からの距離を階調に応じて増加させた場合にドットを1ドットずつ増加させることができるため、階調表現を滑らかにできる。
【0022】
また、本発明は、仮想中心からの距離が短い順にドットを形成させることを特徴とする。
さらに、本発明は、仮想中心から所定の距離の円周内に中心が含まれるドットをドットとして形成するようにしてなる。
また、階調が低くなるにしたがって前記集合ドットの前記集合ドットの外周側から順次ドットの消滅させるようにする。
【0023】
さらに、本発明は、仮想中心を、仮想中心から距離に応じてドットが1ドットずつ増加する位置に設定する。
また、本発明は、仮想中心を集合ドットの中心からの距離に応じて着色されるドットの形状が円形に近似となるように位置を設定してなる。
本発明によれば、仮想中心を仮想中心からの距離に応じて着色されるドットの形状が円形に近似となるように位置を設定することにより、安定して階調を再現できる。
【0024】
さらに、本発明は、仮想中心をドットの中心に近い位置に設定する。
本発明によれば、仮想中心をドットの中心に近い位置に設定することにより、実際の集合ドットの中心との差を小さくでき、所望の位置に集合ドットを形成できる。
また、本発明は、集合ドットの形状を円形状とする。
【0025】
さらに、本発明は、集合ドットの形状を、楕円形状とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
図5は本発明の一実施例のブロック構成図を示す。
本実施例の画像処理装置1は、画像供給部2、画像処理部3、表示部4から構成される。
画像供給部2は、ハードディスクなどの記憶媒体からなり、フレーム毎にドット毎の画像の濃度からなる画像データが記憶されている。画像供給部2に記憶された画像データは、画像処理部3に供給される。
【0027】
画像処理部3は、コンピュータなどの情報処理装置からなり、画像供給部2から供給された画像データを後述するような面積階調処理によりドットにより階調表現された表示ドットデータに変換する。画像処理部3で処理された表示ドットデータは、表示部4に供給される。
表示部4は、プリンタの像形成装置などからなり、画像処理部3で処理された表示ドットデータに応じた画像を表示する。
【0028】
図6は本発明の一実施例の画像処理装置のハード構成図を示す。
画像処理装置1は、CPU11、ROM12、RAM13、ハードディスクドライブ14、フロッピーディスクドライブ15、CD−ROMドライブ16、入力装置17、プリンタ18、ディスプレイ19、バス20から構成される。
CPU12は、ハードディスクドライブ14からRAM13に展開された後述する面積階調処理プログラムによりハードディスクドライブ15に記憶された画像データに対して面積階調処理を実行する。CPU12で実行された面積階調処理により得られた表示ドットデータはプリンタ18やディスプレイ19に供給され、印刷、表示される。
【0029】
RAM13は、CPU12での面積階調処理時の作業用記憶領域として用いられる。ROM12には、BIOSなどが記憶されている。BIOSは、画像処理装置1の電源投入時などに起動され、システムを立ち上げる。
ハードディスクドライブ14には、後述する面積階調処理プログラムが記憶されている。面積階調処理プログラムは、実行時にはRAM13に展開されて、実行される。
【0030】
なお、面積階調処理プログラムは、フロッピーディスク21からフロッピーディスクドライブ15によりハードディスクドライブ14にインストールしたり、CD−ROM22からCD−ROMドライブ16によりハードディスクドライブ14にインストールするようにしてもよい。また、フロッピーディスク21、CD−ROM22から直接実行するようにしてもよい。
【0031】
入力装置17は、キーボード、マウスなどからなり、面積階調処理プログラムの実行を指示したり、処理の対象となる画像データをCPU12に指示する。プリンタ18は、面積階調処理プログラムで処理された表示ドットデータに応じて印刷を行う。ディスプレイ19は、表示ドットデータに応じた画像を表示する。バス20は、上記CPU11、ROM12、RAM13、ハードディスクドライブ14、フロッピーディスクドライブ15、CD−ROMドライブ16、入力装置17、プリンタ18、ディスプレイ19を接続する。
【0032】
次に、画像処理部3での面積階調処理について説明する。
図7は本発明の一実施例の面積階調処理の処理フローチャートを示す。
所定の画素の濃度あるいは明度を入力する(ステップS1−1)。次にステップS1−1で入力された画素の濃度あるいは明度に応じた着色又は白ドットの面積率を算出する(ステップS1−2)。例えば、画素の濃度が最小で集合ドットの面積率が0、画素の濃度が最大で集合ドットの面積率が1となるようにする。
【0033】
ステップS1−2で算出された面積率に応じてドット集合のドットの配列を決定する(ステップS1−3)。
次に、ステップS1−3で決定される集合ドットの面積率について説明する。ドット集合の形状は、最も安定して再現しやすい円形あるは楕円形にする。なお、着色ドットの割合が大きい場合には、着色ドットを円形又は楕円形にすることが有効であるが、白ドットの領域が多い場合には、白ドットの形状を円形又は楕円形にすることが有効となる。
【0034】
このとき、本実施例では、集合ドットのドットの増え方が円形に近似して、滑らかになるように着色ドット又は白ドットを形成する。なお、ドットの増大は、集合ドットの中心座標を中心として濃度、面積率に応じて論理的に設定された論理半径に中心座標が含まれるドットを求め、1ドット毎に順次着色していく。
このとき、本実施例では、滑らかにドットが形成されるように、各集合ドットの中心にオフセットを加えて円形ドットを形成していく。
【0035】
図8は本発明の一実施例の円形ドットの模式図を示す。
本実施例では、図8に示すように着色集合ドットD11〜D15、白集合ドットD21〜D24の中心c1〜c9からオフセットL0 だけずれた位置に論理半径設定時の中心c51〜c59を設定する。論理半径設定時の中心c51〜c59を中心として濃度、面積率に応じた論理半径rを設定し、論理半径rに中心が含まれるドットdを着色又は白とする。
【0036】
図9は本発明の一実施例の集合ドットの形成時の動作説明図を示す。図9(A)は着色の状態、図9(B)は着色順序、図9(C)は論理半径rに対する着色ドットの個数を示す図を示す。
図9(B)に示すように面積率に応じた論理半径rを設定する際の中心c1 〜c9 を集合ドットD11〜D51の中心から距離L0 だけオフセットさせた中心位置c51〜c59に設定する。
【0037】
中心位置c51〜c59から論理半径r1 の円内に中心が含まれるドットは、図9(A)に示すようにドットd1〜d9となる。また、中心位置c51〜c59から論理半径r2 の円内に中心が含まれるドットは、図9(A)に示すようにドットd1〜d13となる。さらに、中心位置c51〜c59から論理半径r3 の円内に中心が含まれるドットは、図9(A)に示すようにドットd1〜d20となる。
【0038】
上記論理半径rに応じたドットの個数を求めると、図9(C)に示すように半径rに対して滑らかに増加する特性を持つ。すなわち、 中心位置c51〜c59を集合ドットの中心位置d1〜d9にオフセットをかけた位置とすることにより中心位置c51〜c59からの距離が同一になるドットが無くなるので、半径rに応じてドットを順次増加させることが可能となる。
【0039】
よって、形状が半径rに応じて大きく歪むことなく、集合ドットを大きくすることができる。
なお、オフセットL0の持たせ方により集合ドットの形状がかわる。
図10〜図14は本発明の一実施例のオフセットの違いによる集合ドットの形状の変化を示す図である。図10〜図14で(A)はオフセットの状態、(B)は半径に応じたドットの増加の状態を示す。また、図10〜図14はY方向のオフセットをすべて同一のオフセットLyとし、X方向のオフセットLxを異ならせたときのドットの増加の状態について図示している。
【0040】
図10はX方向のオフセットを+Lx1とした場合、図11はX方向のオフセットを−Lx2とした場、図12はX方向のオフセットを−Lx3とした場合のドットの増加の状態を示す。また、図13はX方向のオフセットを+Lx2とした場合、図14はX方向のオフセットを−Lx1とした場合のドットの増加の状態を示す。図10乃至図14に示すようにオフセットに応じてドットの増え方がわずかずつことなる。オフセットは、ドットの形状及びドット径により異なることが判明している。
【0041】
例えば、円形ドットでドット径がドットピットと同じ値とし、ドット径を1として場合には、ドット中央から縦0.16ドット、横0.34ドット、あるいは、縦0.34ドット、横0.16ドットのオフセットを加えたときに最適な結果が得られる。
また、ドット径がドットピッチの2倍の場合、ドット中央から縦0.14ドット、横0.34ドットあるいは、縦0.34ドット、横0.14ドットのオフセットを加えたときに最適な結果が得られる。
【0042】
最適な結果とは、階調性の面から論理半径に応じてドットが1個ずつ増加する。また、安定性の面からドット形状が円形に近似している。さらに、画質の面から論理半径のずれが最小であることである。
また、ドットの横がドットピッチと同じで、ドットの縦がドットピッチの2倍である楕円のドットの場合には、横に0.25ドット、縦に0.316ドットのオフセットを加えた場合にいい結果が得られる。
【0043】
次に、集合ドットにおいて上記のドットの増加を得るための具体例について説明する。
上記のドットの増加は、面積率に応じて着色するドットを指定したテーブルを設定しておき、ステップS1−2で算出された面積率に応じてテーブルを参照することにより、実現される。
【0044】
ここで、面積率に応じた着色ドットを決定するためのテーブルの作成方法について説明する。
図15は本発明の一実施例の着色ドット決定テーブルの作成時のフローチャートを示す。
まず、集合ドットを構成するすべてのドットをピックアップして、各ドットに対応した格納領域を有するテーブルを設定する(ステップS2−1)。
【0045】
次に、集合ドットの中心c1〜c9と各ドットの中心との間の距離の2乗を算出して、ステップS2−1で設定されたテーブルの対応するドットに設定された格納領域に格納する(ステップS2−2)。
次にステップS2−2でドット毎の集合ドットの中心からの距離の2乗が格納されたテーブルを距離の2乗が小さい順にソートする(ステップS2−3)。
【0046】
ステップS2−3で作成されたテーブルにソートされた順に面積率を設定する。
以上により着色ドット決定テーブルが作成される。
ここで、着色ドット決定テーブルのデータ構成について説明する。
図16は本発明の一実施例の着色ドット決定テーブルのデータ構成図を示す。
【0047】
着色ドット決定テーブル100は、図16に示すように面積率101、ドットを識別するドット番号102、着色ドット決定テーブル100をソートする際に用いられた各ドットの集合ドットの中心からの距離情報103から構成される。面積率101は、0〜1の間で設定され、画像の濃度に応じた値となる。面積率101は、アドレスとして設定される。
【0048】
ドット番号102は、ドットを識別するための番号で、ドットの位置に応じて予め設定されている。ドット番号102には、ステップS2−3でソートされた順にドット番号d1〜dnが格納される。
距離情報103は、ステップS2−2で算出された集合ドットの中心と各ドットの中心との距離の2乗の情報である。この距離情報103は、実質的にはステップS2−3でのソート時以外には用いられることはない。
【0049】
ここで、面積率101について説明する。
図17は本発明の一実施例の入力データから面積率を求める動作を説明するための図を示す。
入力データ0〜FFは、濃度に応じて設定されている。このとき、図17に示すように入力データは濃度ODに対してリニアに設定される。また、濃度ODは図17に示すように面積率aに対して非線形に対応している。
【0050】
なお、図17に示すように入力データに対して面積率aは1対1に対応しているので、予め入力データ0〜FFを面積率aに変換する変換テーブルを設定しておく。
図18は本発明の一実施例の変換テーブルのデータ構成図を示す。
変換テーブル200は、入力データ部201及び面積率データ部202から構成される。入力データ部201は、入力データをアドレスとして設定している。入力データが入力されると、変換テーブル200の入力データ部201が参照され、入力された入力データに対応した入力データ部分の面積率aを取得する。
【0051】
変換テーブル200により得られた面積率aにより図16に示す着色ドット決定テーブル100を参照する。面積率aに対応したドット番号までのドット番号に対応するドットを着色する。
以上により図9に示すような集合ドットを形成できる。
なお、本実施例では、入力データを変換テーブル200により面積率に変換し、面積率により着色ドット決定テーブル100を参照して着色ドットを決定したが、着色ドット決定テーブル100で面積率に代えて入力データを直接設定することにより、入力データにより着色ドット決定テーブル100を直接参照して着色ドットを決定することもできる。
【0052】
【発明の効果】
上述の如く、本発明によれば、集合ドットの中心からずれた位置に設定された仮想中心を中心として階調に応じた距離に含まれるドットを選択することにより仮想中心から同じ距離に複数のドットの中心が位置することがなくなるので、集合ドットの中心からの距離を階調に応じて増加させた場合にドットを1ドットずつ増加させることができるため、階調表現を滑らかにできる等の特長を有する。
【0053】
本発明によれば、仮想中心を仮想中心からの距離に応じて着色されるドットの形状が円形に近似となるように位置を設定することにより、安定して階調を再現できる等の特長を有する。
本発明によれば、仮想中心をドットの中心に近い位置に設定することにより、実際の仮想中心との差を小さくでき、所望の位置に集合ドットを形成できる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の円形集合ドットの模式図である。
【図2】従来の楕円集合ドットの模式図である。
【図3】従来のディザマトリクスの閾値を示す図である。
【図4】従来の円形集合ドットの生成時の動作説明図である。
【図5】本発明の一実施例のブロック構成図である。
【図6】本発明の一実施例のハード構成図である。
【図7】本発明の一実施例の面積階調処理の処理フローチャートである。
【図8】本発明の一実施例の集合ドット中心と仮想中心との関係を示す図である。
【図9】本発明の一実施例の集合ドット形成時の動作説明図である。
【図10】本発明の一実施例のオフセットの違いによる集合ドットの形状の変化を示す図である。
【図11】本発明の一実施例のオフセットの違いによる集合ドットの形状の変化を示す図である。
【図12】本発明の一実施例のオフセットの違いによる集合ドットの形状の変化を示す図である。
【図13】本発明の一実施例のオフセットの違いによる集合ドットの形状の変化を示す図である。
【図14】本発明の一実施例のオフセットの違いによる集合ドットの形状の変化を示す図である。
【図15】本発明の一実施例の着色ドット決定テーブルの作成時のフローチャートを示す。
【図16】本発明の一実施例の着色ドット決定テーブルのデータ構成図である。
【図17】本発明の一実施例の入力データから面積率を求める動作を説明するための図である。
【図18】本発明の一実施例の変換データテーブルのデータ構成図である。
【符号の説明】
1 画像処理装置
2 画像供給部
3 画像処理部
4 画像表示部
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 HDD
15 FDD
16 CD−ROMドライブ
17 入力装置
18 プリンタ
19 ディスプレイ
20 バス
21 フロッピーディスク
22 CD−ROM
Claims (12)
- 所定の位置に配列されるドットの集合からなる集合ドットにより階調表現を行う画像処理方法において、
入力された画素の濃度または明度に応じて着色または白ドットの面積率を算出し、
該算出した面積率に応じて論理半径を設定し、
前記集合ドットの中心からずれた位置に設定された仮想中心から前記論理半径内にあるドットを選択し、
該選択したドットを着色または白ドットとすることで前記集合ドットを形成する
ことを特徴とする画像処理方法。 - 前記仮想中心からの距離が短い順に前記ドットを選択することで前記集合ドットを形成する
ことを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。 - 前記仮想中心から前記論理半径内に中心座標が含まれるドットを選択する
ことを特徴とする請求項1または2記載の画像処理方法。 - 前記仮想中心は、
前記仮想中心から距離に応じて選択されるドットの数が順次増加する位置に設定される
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像処理方法。 - 前記仮想中心は、
前記仮想中心からの距離に応じて着色されるドットの形状が円形に近似となるように位置が設定される
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理方法。 - 前記仮想中心は、
前記集合ドットの中心の近傍に設定される
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像処理方法。 - 前記集合ドットの形状は、
円形状である
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像処理方法。 - 前記集合ドットの形状は、
楕円形状である
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像処理方法。 - 所定の位置に配列されるドットの集合からなる集合ドットにより階調表現を行う画像処理装置において、
入力された画素の濃度または明度に応じて着色または白ドットの面積率を算出する算出手段と、
前記算出手段で算出された面積率に対応して論理半径を設定する設定手段と、
前記設定手段で設定された論理半径に対応して、前記集合ドットの中心からずれた位置に設定された仮想中心から前記論理半径内にあるドットを対応付けて記憶するテーブルと、
前記テーブルを参照してドットを選択して該ドットを着色することにより前記集合ドットを生成するドット生成手段と
を具備することを特徴とする画像処理装置。 - 前記テーブルは、
前記仮想中心からの距離が小さい順に前記ドットを配列した
ことを特徴とする請求項9記載の画像処理装置。 - 前記仮想中心は、
前記集合ドットの中心の近傍に設定される
ことを特徴とする請求項9又は10に記載の画像処理装置。 - 前記集合ドットの形状は、
円形状であることを特徴とする請求項9乃至11のいずれかに項記載の画像処理装置。
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