JPH08237482A - 2値印刷装置において、鮮明な色補正を行うための改良方法、および装置 - Google Patents
2値印刷装置において、鮮明な色補正を行うための改良方法、および装置Info
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- JPH08237482A JPH08237482A JP7294650A JP29465095A JPH08237482A JP H08237482 A JPH08237482 A JP H08237482A JP 7294650 A JP7294650 A JP 7294650A JP 29465095 A JP29465095 A JP 29465095A JP H08237482 A JPH08237482 A JP H08237482A
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- H04N1/52—Circuits or arrangements for halftone screening
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- Signal Processing (AREA)
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- Color, Gradation (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 画像の副産的ノイズを除去するための方法お
よび装置を提供する。 【解決手段】 鮮明カラ−修整技術は、ハ−フト−ン画
像の所定の色調領域から副産的ノイズを除去する。この
結果、該画像のカラ−の鮮明さが向上する。この技術に
よれば、入力カラ−に関する画素色調値が最初に調べら
れ、最大カラ−値が決定される。誤差拡散ハ−フト−ニ
ングの後、結果の2値画素値が集合的に処理されてカラ
−組成情報が生成され、このカラー組成情報は選択され
た調和的カラ−集合と比較される。カラ−組成情報が指
定するカラ−が、選択された調和的的カラ−集合の1つ
のカラ−と合致しない場合、カラ−組成情報が修正され
て、許容できる出力カラ−を生じるようにされる。
よび装置を提供する。 【解決手段】 鮮明カラ−修整技術は、ハ−フト−ン画
像の所定の色調領域から副産的ノイズを除去する。この
結果、該画像のカラ−の鮮明さが向上する。この技術に
よれば、入力カラ−に関する画素色調値が最初に調べら
れ、最大カラ−値が決定される。誤差拡散ハ−フト−ニ
ングの後、結果の2値画素値が集合的に処理されてカラ
−組成情報が生成され、このカラー組成情報は選択され
た調和的カラ−集合と比較される。カラ−組成情報が指
定するカラ−が、選択された調和的的カラ−集合の1つ
のカラ−と合致しない場合、カラ−組成情報が修正され
て、許容できる出力カラ−を生じるようにされる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル・カラ−
印刷装置に関わり、特に、この種の装置の誤差拡散ハ−
フト−ニングに起因するプリント出力の副産的ノイズ
(「誤差的着色ドット」)を最少にするための技術に関
する。
印刷装置に関わり、特に、この種の装置の誤差拡散ハ−
フト−ニングに起因するプリント出力の副産的ノイズ
(「誤差的着色ドット」)を最少にするための技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】レ−ザ、ドットマトリックスおよびイン
クジェット・プリンタのようなハ−ドコピ−を作成する
大部分のコンピュータ駆動の印刷装置では、出力媒体が
画素つまり「ピクセル」の配列に分割され、そして、各
画素の位置が小さな着色ドットで印刷されるか又は空白
のままにされる、いわゆる2値方式で印刷が行われる。
カラ−プリンタでは、ドットカラ−は小数のカラ−・セ
ットから選ばれる。例えば、代表的なカラ−プリンタで
は、シアン(C)、マゼンタ(M)、および黄(Y)の
3色をプリントするように構成することができる。CM
Yの3色を種々に組み合わせることによって、青
(B)、緑(G)、赤(R)、および黒(K)のような
別の色を作り出すことができる。それらドットの各々は
一般に一つの色であるから、結果的な出力は合計8色の
着色および無色の画素(後者の画素は白色(W)を表
す)の配列から成ることになる。
クジェット・プリンタのようなハ−ドコピ−を作成する
大部分のコンピュータ駆動の印刷装置では、出力媒体が
画素つまり「ピクセル」の配列に分割され、そして、各
画素の位置が小さな着色ドットで印刷されるか又は空白
のままにされる、いわゆる2値方式で印刷が行われる。
カラ−プリンタでは、ドットカラ−は小数のカラ−・セ
ットから選ばれる。例えば、代表的なカラ−プリンタで
は、シアン(C)、マゼンタ(M)、および黄(Y)の
3色をプリントするように構成することができる。CM
Yの3色を種々に組み合わせることによって、青
(B)、緑(G)、赤(R)、および黒(K)のような
別の色を作り出すことができる。それらドットの各々は
一般に一つの色であるから、結果的な出力は合計8色の
着色および無色の画素(後者の画素は白色(W)を表
す)の配列から成ることになる。
【0003】これに対し、写真技術やコンピュータ・イ
メ−ジング・システムで作られるような絵画的画像は色
調において連続的である。このような画像を画素に分割
した場合、各画素は、ある色調値範囲に含まれる色調値
をそれぞれもった「グレイスケ−ル」カラ−を示す。電
子的な印刷手段によってそのような「連続調」画像を再
現するには、一般に、画像は印刷装置の特性に適した形
式である2値形式に変換されなければならない。この変
換プロセスは、多くの方式があるが、一般に「ハ−フト
−ニング」と呼ばれている。ハ−フト−ン画像は、実際
に2値画素(着色または空白ドット)の空間的パタ−ン
だけから成っているが、人間の視覚システムはこのパタ
−ンを集めて、目の錯覚による連続調画像を作り出して
いる。
メ−ジング・システムで作られるような絵画的画像は色
調において連続的である。このような画像を画素に分割
した場合、各画素は、ある色調値範囲に含まれる色調値
をそれぞれもった「グレイスケ−ル」カラ−を示す。電
子的な印刷手段によってそのような「連続調」画像を再
現するには、一般に、画像は印刷装置の特性に適した形
式である2値形式に変換されなければならない。この変
換プロセスは、多くの方式があるが、一般に「ハ−フト
−ニング」と呼ばれている。ハ−フト−ン画像は、実際
に2値画素(着色または空白ドット)の空間的パタ−ン
だけから成っているが、人間の視覚システムはこのパタ
−ンを集めて、目の錯覚による連続調画像を作り出して
いる。
【0004】印刷プロセスの間、プリントされる画像は
一連の画素に分割され、各画素の画像値は量子化され
て、画素の色調値を表したマルチビット・デジタルワ−
ドに変換される。この結果、画像は印刷装置に供給され
るデジタルワ−ド・ストリ−ムに変換される。各ワ−ド
の形式をデジタル装置で再現するのに適した形式に変換
するために、「前処理」と呼ばれるプロセスで、デジタ
ルワ−ド・ストリ−ムのハ−フト−ニングが行われる。
近年、多くのハ−フト−ニング技術が開発され、改良さ
れている。それらのうちもっとも簡単な形態のものは、
各デジタルワ−ドの値を閾値と比較して、相対値によっ
て決まる2値出力画素値を生成する。
一連の画素に分割され、各画素の画像値は量子化され
て、画素の色調値を表したマルチビット・デジタルワ−
ドに変換される。この結果、画像は印刷装置に供給され
るデジタルワ−ド・ストリ−ムに変換される。各ワ−ド
の形式をデジタル装置で再現するのに適した形式に変換
するために、「前処理」と呼ばれるプロセスで、デジタ
ルワ−ド・ストリ−ムのハ−フト−ニングが行われる。
近年、多くのハ−フト−ニング技術が開発され、改良さ
れている。それらのうちもっとも簡単な形態のものは、
各デジタルワ−ドの値を閾値と比較して、相対値によっ
て決まる2値出力画素値を生成する。
【0005】例えば、連続調画像を処理するデジタルス
キャナは、検出した輝度、すなわち、代表的なRGB
(3色)の画素色調値を表すマルチビットワ−ドのスト
リ−ムを生成する。これらのワ−ドの数値は一般に、2
56レベル・グレイスケ−ルつまり8ビットワ−ドに相
当する0から255の範囲にある。このようなデジタル
ワ−ド・ストリ−ムが2値印刷装置で再現される場合、
ハ−フト−ニング処理では通常、必要な2値出力画素ス
トリ−ムを作り出すために、スキャナ出力ワ−ドを単一
の閾値と比較する(例えば、グレイスケ−ル値の範囲0
から255に対して、固定閾値は128となる)。この
ようなシステムでは、各8ビット・スキャナワ−ドは1
ビット・出力ワ−ドに効果的に圧縮される。
キャナは、検出した輝度、すなわち、代表的なRGB
(3色)の画素色調値を表すマルチビットワ−ドのスト
リ−ムを生成する。これらのワ−ドの数値は一般に、2
56レベル・グレイスケ−ルつまり8ビットワ−ドに相
当する0から255の範囲にある。このようなデジタル
ワ−ド・ストリ−ムが2値印刷装置で再現される場合、
ハ−フト−ニング処理では通常、必要な2値出力画素ス
トリ−ムを作り出すために、スキャナ出力ワ−ドを単一
の閾値と比較する(例えば、グレイスケ−ル値の範囲0
から255に対して、固定閾値は128となる)。この
ようなシステムでは、各8ビット・スキャナワ−ドは1
ビット・出力ワ−ドに効果的に圧縮される。
【0006】当然、このような圧縮によって視覚情報の
損失がかなり発生し、また、再現された画像も元の画像
を忠実に再現せず歪みを生ずる。例えば、R=G=B=
0(理論上)の色を重ねると、K(黒)色を生成する。
しかし、実際にはハ−フト−ニングした後に一緒に印刷
すると、それらRGBの色ドットは通常、(過度のイン
キの蓄積によって)印刷媒体を飽和してしまい、グレイ
の「くすんだ」シャド−を生成する。Kは重要な色であ
るため、「下色除去」と呼ばれるテクニックが開発さ
れ、黒インキを別に使用することによって黒色Kの再現
性を向上している。
損失がかなり発生し、また、再現された画像も元の画像
を忠実に再現せず歪みを生ずる。例えば、R=G=B=
0(理論上)の色を重ねると、K(黒)色を生成する。
しかし、実際にはハ−フト−ニングした後に一緒に印刷
すると、それらRGBの色ドットは通常、(過度のイン
キの蓄積によって)印刷媒体を飽和してしまい、グレイ
の「くすんだ」シャド−を生成する。Kは重要な色であ
るため、「下色除去」と呼ばれるテクニックが開発さ
れ、黒インキを別に使用することによって黒色Kの再現
性を向上している。
【0007】この従来テクニックによれば、入力された
RGB3色のカラ−値うちから最低値が選定されてKに
置き換えられる。その後、選定された最低値は残りの2
色の入力カラ−値から引き算される。例えば、デジタル
・スキャナからのRGB出力ワ−ドの値が、R=10
0、G=50、B=30である場合は、下色除去テクニ
ックを使用すると、R=70、G=20、B=0、K=
30とされる。
RGB3色のカラ−値うちから最低値が選定されてKに
置き換えられる。その後、選定された最低値は残りの2
色の入力カラ−値から引き算される。例えば、デジタル
・スキャナからのRGB出力ワ−ドの値が、R=10
0、G=50、B=30である場合は、下色除去テクニ
ックを使用すると、R=70、G=20、B=0、K=
30とされる。
【0008】これによって、すなわちRGB入力カラ−
から効果的に1つの色、つまりB、を除去している。R
=G=Bの場合には明らかに、この色組合せをK(黒)
に置換している。この結果のカラー値に対して、次にハ
−フト−ニングが行われる。ハ−フト−ニングによって
生ずる視覚的な歪みを減少するために、「誤差拡散」呼
ばれるテクニックが使われ、隣接する画素に釣り合うよ
うに「量子化誤差」(すなわち、マルチビット・ワ−ド
で表される入力値と1ビットで表される出力値との間の
差、または2つのマルチビット・ワ−ドの間の差)を
「拡散」させる。
から効果的に1つの色、つまりB、を除去している。R
=G=Bの場合には明らかに、この色組合せをK(黒)
に置換している。この結果のカラー値に対して、次にハ
−フト−ニングが行われる。ハ−フト−ニングによって
生ずる視覚的な歪みを減少するために、「誤差拡散」呼
ばれるテクニックが使われ、隣接する画素に釣り合うよ
うに「量子化誤差」(すなわち、マルチビット・ワ−ド
で表される入力値と1ビットで表される出力値との間の
差、または2つのマルチビット・ワ−ドの間の差)を
「拡散」させる。
【0009】この誤差拡散は、処理しているライン上の
次の画素の入力値、および次のライン上の隣接する画素
に量子化誤差の一部を加算することによって、上記結果
のカラ−値の各々に対し個別に行われる。量子化誤差
は、幾つもの画素にわたって「拡散」されるようにし
て、それら画素が処理される前にそれらの画素値に加算
される。
次の画素の入力値、および次のライン上の隣接する画素
に量子化誤差の一部を加算することによって、上記結果
のカラ−値の各々に対し個別に行われる。量子化誤差
は、幾つもの画素にわたって「拡散」されるようにし
て、それら画素が処理される前にそれらの画素値に加算
される。
【0010】しかし、この処理を行なう前に下色除去を
行った場合、以前の画素から蓄積されて来た「拡散」誤
差が除去されたB(青)の色を復活させ、「新たな」R
GBの組合せを生じさせてしまう。出力媒体にプリント
するときには、黒色インキがRGBの色ドットの上に重
ねられるために、結果としてハ−フト−ン画像は黒くな
り過ぎてしまう(また、出力媒体は飽和してしまう)。
行った場合、以前の画素から蓄積されて来た「拡散」誤
差が除去されたB(青)の色を復活させ、「新たな」R
GBの組合せを生じさせてしまう。出力媒体にプリント
するときには、黒色インキがRGBの色ドットの上に重
ねられるために、結果としてハ−フト−ン画像は黒くな
り過ぎてしまう(また、出力媒体は飽和してしまう)。
【0011】さらに、以前からの拡散誤差を蓄積するこ
とは、所望の色調をもった領域の画素間に不必要な色を
生成することになる。上述の例の場合について続けて述
べると、R(赤)はRGBの3つの入力カラ−値の中の
最大値の色である。しかし、前に処理した画素からの拡
散誤差を属性分配(Factoring)した後は、そ
のRGBカラ−画素の値は、R =120、G=14
0、B=10となる。
とは、所望の色調をもった領域の画素間に不必要な色を
生成することになる。上述の例の場合について続けて述
べると、R(赤)はRGBの3つの入力カラ−値の中の
最大値の色である。しかし、前に処理した画素からの拡
散誤差を属性分配(Factoring)した後は、そ
のRGBカラ−画素の値は、R =120、G=14
0、B=10となる。
【0012】これらのワ−ドの各々を固定の閾値128
と比較すると、次のハ−フト−ン・パタ−ンが得られ
る。R=0、G=1、B=0。
と比較すると、次のハ−フト−ン・パタ−ンが得られ
る。R=0、G=1、B=0。
【0013】この結果、赤が支配的なエリアに緑色ドッ
トが生成されてしまう。この緑色ドットつまり「副産的
ノイズ」は結果画像における赤色の鮮明さを減退させ、
結果として、結果画像の品質が低下する。
トが生成されてしまう。この緑色ドットつまり「副産的
ノイズ」は結果画像における赤色の鮮明さを減退させ、
結果として、結果画像の品質が低下する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、画像から上記のような副産的ノイズを除去するため
の方法および装置を提供することである。
は、画像から上記のような副産的ノイズを除去するため
の方法および装置を提供することである。
【0015】本発明の別の目的は、2値印刷装置によっ
て作られるハ−フト−ン画像の品質を向上するための装
置および方法を提供することである。
て作られるハ−フト−ン画像の品質を向上するための装
置および方法を提供することである。
【0016】本発明のまた別の目的は、カラ−インクジ
ェットプリンタ、またはレ−ザプリンタのような2値印
刷装置によって作り出される出力画像の誤差拡散ハ−フ
ト−ニングによる画像の副産的ノイズを、最少化するた
めの方法および装置を提供することである。
ェットプリンタ、またはレ−ザプリンタのような2値印
刷装置によって作り出される出力画像の誤差拡散ハ−フ
ト−ニングによる画像の副産的ノイズを、最少化するた
めの方法および装置を提供することである。
【0017】本発明のさらに別の目的は、特別なハ−ド
ウェア、または既存のプリンタドライバのいずれでも比
較的容易に実施することができるような方法を提供する
ことである。
ウェア、または既存のプリンタドライバのいずれでも比
較的容易に実施することができるような方法を提供する
ことである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、要するに、ハ
−フト−ン画像の所定の色調領域から副産的ノイズを除
去し、その結果、ハ−フト−ン画像の色の鮮明さを向上
するための色修整技術に関する。これらの副産的ノイズ
は、一般に、拡散誤差を蓄積した結果であり、この拡散
誤差は、画像の色相に悪い影響を与える色をハ−フト−
ニング処理後に作り出す。以下に説明する鮮明な色修整
技術は、これらの悪影響を与える色を識別し、それらの
値を調整して画像領域で許容できる色にするものであ
る。
−フト−ン画像の所定の色調領域から副産的ノイズを除
去し、その結果、ハ−フト−ン画像の色の鮮明さを向上
するための色修整技術に関する。これらの副産的ノイズ
は、一般に、拡散誤差を蓄積した結果であり、この拡散
誤差は、画像の色相に悪い影響を与える色をハ−フト−
ニング処理後に作り出す。以下に説明する鮮明な色修整
技術は、これらの悪影響を与える色を識別し、それらの
値を調整して画像領域で許容できる色にするものであ
る。
【0019】特に、3つの入力色に関わる画素の色調値
は最大カラ−値を決めるために最初に調べられる。従来
の誤差拡散ハ−フト−ニングに従って処理が行われた
後、その結果の2値画素値は集合的に処理されてカラ−
組成情報が生成され、このカラ−組成情報は選択された
調和的カラ−集合と比較される。選択されたカラー集合
とは、予め定義された複数の調和的カラ−集合の中か
ら、最大入力カラ−値に応じて選択されたものである。
は最大カラ−値を決めるために最初に調べられる。従来
の誤差拡散ハ−フト−ニングに従って処理が行われた
後、その結果の2値画素値は集合的に処理されてカラ−
組成情報が生成され、このカラ−組成情報は選択された
調和的カラ−集合と比較される。選択されたカラー集合
とは、予め定義された複数の調和的カラ−集合の中か
ら、最大入力カラ−値に応じて選択されたものである。
【0020】カラ−組成情報が、選択された調和的カラ
ー集合のカラ−の1つに合致するカラ−を指定し、それ
により、許容できるカラ−を指定することになった場合
は、これ以上処理を行う必要がないので、2値画素値は
印刷のために出力バッファに送られる。他方、指定され
たカラ−がカラ−集合の1つに合致しない場合には、カ
ラ−組成情報は、許容できる出力カラ−値が得られるよ
うに「修整される」。
ー集合のカラ−の1つに合致するカラ−を指定し、それ
により、許容できるカラ−を指定することになった場合
は、これ以上処理を行う必要がないので、2値画素値は
印刷のために出力バッファに送られる。他方、指定され
たカラ−がカラ−集合の1つに合致しない場合には、カ
ラ−組成情報は、許容できる出力カラ−値が得られるよ
うに「修整される」。
【0021】後述の実施形態では、カラ−組成情報は3
ビットのデータ(各入力カラ−毎に1ビット)から成
り、修整プロセスには、それら3ビットのうちの1つの
ビットの値を、残りの2ビットの値と等しい値に置き換
えることが含まれる。このような修整により、修整され
た出力カラ−値を補償するために更に別の誤差が生じ、
引き続きその誤差が隣接する画素群に拡散される。この
ため、所定の色調領域における個々の画素値は修整され
るが、その領域の画素の平均値は変化しない。
ビットのデータ(各入力カラ−毎に1ビット)から成
り、修整プロセスには、それら3ビットのうちの1つの
ビットの値を、残りの2ビットの値と等しい値に置き換
えることが含まれる。このような修整により、修整され
た出力カラ−値を補償するために更に別の誤差が生じ、
引き続きその誤差が隣接する画素群に拡散される。この
ため、所定の色調領域における個々の画素値は修整され
るが、その領域の画素の平均値は変化しない。
【0022】好都合なことに、本発明の方法は印刷装置
のドライバ・ソフトウェアに比較的小さなコストで容易
に組み込むことができ、あるいはプリンタポ−トまたは
プリンタ自体の中に特別なハ−ドウェアを組み入れるこ
とができる。本発明の方法を利用した場合、高品質のハ
−フト−ン画像を誤差拡散ハ−フト−ニング方法によっ
て、副産的ノイズを最少にしながら作り出すことができ
る。
のドライバ・ソフトウェアに比較的小さなコストで容易
に組み込むことができ、あるいはプリンタポ−トまたは
プリンタ自体の中に特別なハ−ドウェアを組み入れるこ
とができる。本発明の方法を利用した場合、高品質のハ
−フト−ン画像を誤差拡散ハ−フト−ニング方法によっ
て、副産的ノイズを最少にしながら作り出すことができ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明は、IBM社のPS/2や
アップル社のマッキントッシュといったコンピュータの
ようなパソコンに常駐するオペレ−ティング・システム
上で好適に実施される。代表的なハ−ドウェア環境を図
1に示す。図1は本発明が適用されるコンピュータ10
0の標準的なハ−ドウェア構成を表す。コンピュータ1
00は、中央処理装置(CPU)102で制御される。
このCPUは通常のマイクロプロセッサでよく、また、
このほかに多くのユニットがすべてシステムバス108
を介して相互に接続され、指定されたタスクを実行す
る。特定のコンピュータは図1に示した幾つかのユニッ
トだけを持つこともあり、あるいは図示していない別の
構成品をもつこともあるが、ほとんどのコンピュータは
少なくとも図示したユニットを含んでいる。
アップル社のマッキントッシュといったコンピュータの
ようなパソコンに常駐するオペレ−ティング・システム
上で好適に実施される。代表的なハ−ドウェア環境を図
1に示す。図1は本発明が適用されるコンピュータ10
0の標準的なハ−ドウェア構成を表す。コンピュータ1
00は、中央処理装置(CPU)102で制御される。
このCPUは通常のマイクロプロセッサでよく、また、
このほかに多くのユニットがすべてシステムバス108
を介して相互に接続され、指定されたタスクを実行す
る。特定のコンピュータは図1に示した幾つかのユニッ
トだけを持つこともあり、あるいは図示していない別の
構成品をもつこともあるが、ほとんどのコンピュータは
少なくとも図示したユニットを含んでいる。
【0024】特に、図1に示したコンピュータ100
は、情報の一時的な記憶のためのランダムアクセスメモ
リ(RAM)106、コンピュータ・コンフィギュレ−
ションおよび基本オペレ−ティング・コマンドを永久的
に記憶するためのリ−ドオンリメモリ(ROM)10
4、及びデイスクユニット113やプリンタ114のよ
うな周辺機器をそれぞれケ−ブル112や115を介し
てバス108に接続するための入出力(I/0)アダプ
タ110を有している。また、ユ−ザインタフェ−ス・
アダプタ116も備えられ、キ−ボ−ド120やマウ
ス、スピ−カ、マイクロフォンなどの既知のインタフェ
−ス装置などの入力装置を、バス108に接続してい
る。また、デイスプレイアダプタ118がバス108を
ビデオモニタのような表示装置122に接続しており、
このデイスプレイアダプタ118によって可視出力が提
供される。コンピュータ100は、そこにオペレ−ティ
ング・システムを常駐させており、これによって制御お
よび調整される。
は、情報の一時的な記憶のためのランダムアクセスメモ
リ(RAM)106、コンピュータ・コンフィギュレ−
ションおよび基本オペレ−ティング・コマンドを永久的
に記憶するためのリ−ドオンリメモリ(ROM)10
4、及びデイスクユニット113やプリンタ114のよ
うな周辺機器をそれぞれケ−ブル112や115を介し
てバス108に接続するための入出力(I/0)アダプ
タ110を有している。また、ユ−ザインタフェ−ス・
アダプタ116も備えられ、キ−ボ−ド120やマウ
ス、スピ−カ、マイクロフォンなどの既知のインタフェ
−ス装置などの入力装置を、バス108に接続してい
る。また、デイスプレイアダプタ118がバス108を
ビデオモニタのような表示装置122に接続しており、
このデイスプレイアダプタ118によって可視出力が提
供される。コンピュータ100は、そこにオペレ−ティ
ング・システムを常駐させており、これによって制御お
よび調整される。
【0025】図1に示したコンピュータ・システムに
は、一般に、印刷装置が含まれている。印刷装置はコン
ピュータ・システムに電気的に接続され、コンピュータ
・システムによって制御されて、選択された媒体上に永
久的画像を形成する。モニタに表示され又はメモリに記
憶されているドキュメントをプリントするために、幾つ
かの動作が行われる。まず最初に、印刷媒体は一般に固
定サイズであるため、印刷可能情報は選択された媒体に
十分適合するようなサイズに分割される。このプロセス
がペ−ジ割り付け(ペ−ジネ−ション)と呼ばれるもの
である。さらに、この印刷可能情報は、表示又は記憶さ
れたデータ形式から、実際に媒体にプリントするために
印刷装置を制御するのに適したデータ形式に再フォーマ
ットされる必要がある場合がある。この後者のステップ
での再フォーマットには、上述したハ−フト−ニング処
理によってグラフィックな表示を印刷装置で使用する形
式に変換するための前処理ステップを含ませることがで
きる。
は、一般に、印刷装置が含まれている。印刷装置はコン
ピュータ・システムに電気的に接続され、コンピュータ
・システムによって制御されて、選択された媒体上に永
久的画像を形成する。モニタに表示され又はメモリに記
憶されているドキュメントをプリントするために、幾つ
かの動作が行われる。まず最初に、印刷媒体は一般に固
定サイズであるため、印刷可能情報は選択された媒体に
十分適合するようなサイズに分割される。このプロセス
がペ−ジ割り付け(ペ−ジネ−ション)と呼ばれるもの
である。さらに、この印刷可能情報は、表示又は記憶さ
れたデータ形式から、実際に媒体にプリントするために
印刷装置を制御するのに適したデータ形式に再フォーマ
ットされる必要がある場合がある。この後者のステップ
での再フォーマットには、上述したハ−フト−ニング処
理によってグラフィックな表示を印刷装置で使用する形
式に変換するための前処理ステップを含ませることがで
きる。
【0026】印刷可能情報を所要の印刷装置で印刷でき
る形式に転換するために必要なペ−ジ割り付けおよび再
フォーマットは、特別なハ−ドウェアで実行することが
できるが、一般には、コンピュータ・システム内で作動
しているソフトウェア・プログラムによって実行され
る。ペ−ジ割り付けは、初期出力を生成したアプリケ−
ション・プログラムか、あるいはオペレ−ティング・シ
ステムかのいずれかで実行される。オペレ−ティング・
システムは基本的なファイル操作機能を実行するユ−テ
ィリティ・プログラムの集まりである。上述した下色除
去およびハ−フト−ニング・オペレ−ションを含めた再
フォ−マットは、印刷装置に特有のものであり、通常、
「ドライバ」と呼ばれるソフトウェア・プログラムの中
に含まれている。このドライバはオペレ−ティング・シ
ステムの一部であるが、専ら特定の印刷装置に関係付け
られているものである。ドライバ・プログラムは文書情
報と画像情報をコンピュータ・システムから受け、印刷
装置を直接制御できる信号を生成するための処理オペレ
ーションを行なう。
る形式に転換するために必要なペ−ジ割り付けおよび再
フォーマットは、特別なハ−ドウェアで実行することが
できるが、一般には、コンピュータ・システム内で作動
しているソフトウェア・プログラムによって実行され
る。ペ−ジ割り付けは、初期出力を生成したアプリケ−
ション・プログラムか、あるいはオペレ−ティング・シ
ステムかのいずれかで実行される。オペレ−ティング・
システムは基本的なファイル操作機能を実行するユ−テ
ィリティ・プログラムの集まりである。上述した下色除
去およびハ−フト−ニング・オペレ−ションを含めた再
フォ−マットは、印刷装置に特有のものであり、通常、
「ドライバ」と呼ばれるソフトウェア・プログラムの中
に含まれている。このドライバはオペレ−ティング・シ
ステムの一部であるが、専ら特定の印刷装置に関係付け
られているものである。ドライバ・プログラムは文書情
報と画像情報をコンピュータ・システムから受け、印刷
装置を直接制御できる信号を生成するための処理オペレ
ーションを行なう。
【0027】例えば、図2はアプリケ−ション・プログ
ラム、オペレ−ティング・システムおよびプリンタドラ
イバを利用する代表的なコンピュータ・システムの概略
図である。コンピュータ・システムは点線で示されたボ
ックス200で図示されている。アプリケ−ション・プ
ログラムはボックス202で表され、オペレ−ティング
・システムはボックス206で表される。アプリケ−シ
ョン・プログラム202とオペレ−ティング・システム
206の間の情報授受は、矢印204で図示されてい
る。この複合プログラム・システムは、メインフレ−ム
からパソコンまでの範囲の多くの形式のコンピュータ・
システムで使用されている。
ラム、オペレ−ティング・システムおよびプリンタドラ
イバを利用する代表的なコンピュータ・システムの概略
図である。コンピュータ・システムは点線で示されたボ
ックス200で図示されている。アプリケ−ション・プ
ログラムはボックス202で表され、オペレ−ティング
・システムはボックス206で表される。アプリケ−シ
ョン・プログラム202とオペレ−ティング・システム
206の間の情報授受は、矢印204で図示されてい
る。この複合プログラム・システムは、メインフレ−ム
からパソコンまでの範囲の多くの形式のコンピュータ・
システムで使用されている。
【0028】一方、印刷処理の方法は、コンピュータ毎
に異なる。これに関して、図2では代表的な従来のパソ
コン・システムを表している。印刷機能を提供するため
に、アプリケ−ション・プログラム202はプリンタド
ライバ・ソフトウェア210と(矢印208で図示した
ように)相互作用する。プリンタドライバ・ソフトウエ
ア210は、下色除去およびハ−フト−ニングのオペレ
−ションを実行し、典型的な入力カラ−画素の色調値
(つまり、RGB)を表すマルチビット・ワードを、R
GBKの選択されたカラーを表す2値出力画素ストリ−
ムに変換する。さらに、このドライバ・ソフトウエア2
10は、矢印214で示されるように、組込型コマンド
および変換されたグラフィカル情報を含む再フォ−マッ
ト情報ストリ−ムを作り出すための別のオペレ−ション
も実行する。
に異なる。これに関して、図2では代表的な従来のパソ
コン・システムを表している。印刷機能を提供するため
に、アプリケ−ション・プログラム202はプリンタド
ライバ・ソフトウェア210と(矢印208で図示した
ように)相互作用する。プリンタドライバ・ソフトウエ
ア210は、下色除去およびハ−フト−ニングのオペレ
−ションを実行し、典型的な入力カラ−画素の色調値
(つまり、RGB)を表すマルチビット・ワードを、R
GBKの選択されたカラーを表す2値出力画素ストリ−
ムに変換する。さらに、このドライバ・ソフトウエア2
10は、矢印214で示されるように、組込型コマンド
および変換されたグラフィカル情報を含む再フォ−マッ
ト情報ストリ−ムを作り出すための別のオペレ−ション
も実行する。
【0029】変換された情報ストリ−ムは、次に、プリ
ンタポ−ト212に入っていく。そこには入って来た情
報ストリ−ムを電気信号に変換する回路がある。この信
号は次にケ−ブル216を通ってプリンタ218に送ら
れる。プリンタ218には通常、「イメ−ジング・エン
ジン」が入っている。これはハ−ドウエア・デバイスま
たはROMプログラム化されたコンピュータであり、こ
れらは入ってきた情報ストリ−ムを受け入れ、これを実
際のプリンティング・エレメントを駆動するのに必要な
電気信号に変換する。その結果、選択された媒体上に
「ハ−ドコピ−」出力が得られる。誤差拡散プロセスを
行なう装置は、また、プリンタ218自体のプリンタポ
−ト212にある特別なハ−ドウエアの中に組み込まれ
てもよい。
ンタポ−ト212に入っていく。そこには入って来た情
報ストリ−ムを電気信号に変換する回路がある。この信
号は次にケ−ブル216を通ってプリンタ218に送ら
れる。プリンタ218には通常、「イメ−ジング・エン
ジン」が入っている。これはハ−ドウエア・デバイスま
たはROMプログラム化されたコンピュータであり、こ
れらは入ってきた情報ストリ−ムを受け入れ、これを実
際のプリンティング・エレメントを駆動するのに必要な
電気信号に変換する。その結果、選択された媒体上に
「ハ−ドコピ−」出力が得られる。誤差拡散プロセスを
行なう装置は、また、プリンタ218自体のプリンタポ
−ト212にある特別なハ−ドウエアの中に組み込まれ
てもよい。
【0030】誤差拡散プロセス自体は周知のものであ
り、例えば、Robert Ulichney著の「デ
ジタル・ハ−フト−ニング」、MIT Press、ケ
ンブリッジ、マサチュ−セッツおよびロンドン/英国、
1990年出版のp239〜p319に詳細が記載され
ている。誤差拡散プロセスの間、オリジナル画像を構成
する画素は1ラインごとに処理され、各ラインにおい
て、画素は1つの方向(左から右、または右から左)に
処理される。一般的なライン・プロセッシング・パタ−
ンを図3に示した。ここでは各画素ライン300、30
2、303、306、および308は、左から右に処理
されてから、次のラインが左から右に処理される。全画
像が上から下の方向に処理されるまで、引き続いて次の
ラインが左から右に処理される。
り、例えば、Robert Ulichney著の「デ
ジタル・ハ−フト−ニング」、MIT Press、ケ
ンブリッジ、マサチュ−セッツおよびロンドン/英国、
1990年出版のp239〜p319に詳細が記載され
ている。誤差拡散プロセスの間、オリジナル画像を構成
する画素は1ラインごとに処理され、各ラインにおい
て、画素は1つの方向(左から右、または右から左)に
処理される。一般的なライン・プロセッシング・パタ−
ンを図3に示した。ここでは各画素ライン300、30
2、303、306、および308は、左から右に処理
されてから、次のラインが左から右に処理される。全画
像が上から下の方向に処理されるまで、引き続いて次の
ラインが左から右に処理される。
【0031】図4は、左から右方向にラインに沿って処
理が進行する場合、各画素の処理の間に誤差が発生して
隣り合う画素に拡散される様子を表している。各画素は
所定の固定的な閾値と比較することによって処理され
る。ここで画素の「値」は、オリジナルのグレイスケ−
ル値に、他の画素の前の処理の結果から得られた誤差調
整値を加えたものである。この実施形態では、グレイス
ケ−ル値の範囲が0〜255の間であるのに対し、固定
閾値は128である。画素の値が閾値を超える場合は、
「1」つまりドットが出力される。逆に、画素の値が閾
値を下回れば、「0」つまりドットは出力されない。次
に、入力画素値から実際に出力されたドット値を減算す
ることによって、誤差値が決められる。この誤差は、次
に、隣接する未処理の画素に「拡散」つまり分散され
る。
理が進行する場合、各画素の処理の間に誤差が発生して
隣り合う画素に拡散される様子を表している。各画素は
所定の固定的な閾値と比較することによって処理され
る。ここで画素の「値」は、オリジナルのグレイスケ−
ル値に、他の画素の前の処理の結果から得られた誤差調
整値を加えたものである。この実施形態では、グレイス
ケ−ル値の範囲が0〜255の間であるのに対し、固定
閾値は128である。画素の値が閾値を超える場合は、
「1」つまりドットが出力される。逆に、画素の値が閾
値を下回れば、「0」つまりドットは出力されない。次
に、入力画素値から実際に出力されたドット値を減算す
ることによって、誤差値が決められる。この誤差は、次
に、隣接する未処理の画素に「拡散」つまり分散され
る。
【0032】この「拡散」プロセスは図4に示されてい
る。ここでは、処理中の画素はボックス400で表して
ある。図示の態様では、処理から生じた誤差は、(矢印
402で示したように)処理された画素400のすぐ右
の隣接する画素に拡散される。さらに、また矢印40
4、406、408で示したように次の画素ライン上の
隣接する3つの画素にも拡散される。誤差値が隣接する
画素に加算される前に、誤差値に重み定数が乗算され
る。これらの定数q1 、q2 、q3 、およびq4 の値
は、q1 +q2 +q3 +q4 =1となるように配分され
ている。例えば、次のような重み定数を使用することが
できる。つまり、q1 =5/16、q2 =1/16、q
3 =7/16、q4 =3/16である。画素400が処
理された後、画素400の右隣の画素が、その画素値に
比例配分された誤差値を加算され、そして画素400と
同じようにして処理される。この方法でライン上の各画
素が処理された後、画像の次のラインが同じ方法で処理
される。
る。ここでは、処理中の画素はボックス400で表して
ある。図示の態様では、処理から生じた誤差は、(矢印
402で示したように)処理された画素400のすぐ右
の隣接する画素に拡散される。さらに、また矢印40
4、406、408で示したように次の画素ライン上の
隣接する3つの画素にも拡散される。誤差値が隣接する
画素に加算される前に、誤差値に重み定数が乗算され
る。これらの定数q1 、q2 、q3 、およびq4 の値
は、q1 +q2 +q3 +q4 =1となるように配分され
ている。例えば、次のような重み定数を使用することが
できる。つまり、q1 =5/16、q2 =1/16、q
3 =7/16、q4 =3/16である。画素400が処
理された後、画素400の右隣の画素が、その画素値に
比例配分された誤差値を加算され、そして画素400と
同じようにして処理される。この方法でライン上の各画
素が処理された後、画像の次のラインが同じ方法で処理
される。
【0033】既に述べたように、誤差拡散ハ−フト−ニ
ング処理の前に、入力カラ−画素の下色除去オペレ−シ
ョンの実行によって、通常K(黒)の着色シャド−が確
立される。これらのオペレ−ションの順序を逆にする
と、所望の色調領域に不必要な色を生じることになる。
一般に、拡散誤差の蓄積による副産的ノイズは、結果的
な画像の色相および色の鮮明さに悪い影響を与え、この
結果、該画像の品質を劣化させる。例えば、RGB入力
カラ−画素が R=100、G=50、B=30 …表(1) の色調値を持っていると仮定する。ここでは、R(赤)
が3つの入力カラ−の中で最大値を持っている。予想さ
れるように、入力カラー中でRが最大値であるという関
係が、処理したカラ−値を印刷装置に出力する前に実行
される前処理の間も、維持されることが望ましい。ハ−
フト−ニングの結果として、各入力カラ−は「0」また
は「1」のいずれかの2値になるから、入力カラーに関
する可能な2値組合せ(及び、それらの結果カラ−)は
以下のようになる。 R=0、G=0、B=0 …(K) R=0、G=0、B=1 …(B) R=0、G=1、B=0 …(G) R=0、G=1、B=1 …(C) R=1、G=0、B=0 …(R) R=1、G=0、B=1 …(M) R=1、G=1、B=0 …(Y) R=1、G=1、B=1 …(W) …表(2)
ング処理の前に、入力カラ−画素の下色除去オペレ−シ
ョンの実行によって、通常K(黒)の着色シャド−が確
立される。これらのオペレ−ションの順序を逆にする
と、所望の色調領域に不必要な色を生じることになる。
一般に、拡散誤差の蓄積による副産的ノイズは、結果的
な画像の色相および色の鮮明さに悪い影響を与え、この
結果、該画像の品質を劣化させる。例えば、RGB入力
カラ−画素が R=100、G=50、B=30 …表(1) の色調値を持っていると仮定する。ここでは、R(赤)
が3つの入力カラ−の中で最大値を持っている。予想さ
れるように、入力カラー中でRが最大値であるという関
係が、処理したカラ−値を印刷装置に出力する前に実行
される前処理の間も、維持されることが望ましい。ハ−
フト−ニングの結果として、各入力カラ−は「0」また
は「1」のいずれかの2値になるから、入力カラーに関
する可能な2値組合せ(及び、それらの結果カラ−)は
以下のようになる。 R=0、G=0、B=0 …(K) R=0、G=0、B=1 …(B) R=0、G=1、B=0 …(G) R=0、G=1、B=1 …(C) R=1、G=0、B=0 …(R) R=1、G=0、B=1 …(M) R=1、G=1、B=0 …(Y) R=1、G=1、B=1 …(W) …表(2)
【0034】明らかに、BGC(青・緑・シアン)色に
関してはRは最大値でなく(すなわち、R(赤)は
「1」の値をとらない)、また、これら(BGC)のカ
ラ−はRの色相に著しく悪影響を与える作用をする。一
方、RはMY(マゼンタ・黄)色に関しては最大値であ
り、よって、これらのカラ−はRの色相を変えないこと
が判り、このため、これらのカラ−は「適合」したカラ
−と呼ばれる。したがって、赤色が「支配的」な画素領
域に対しては、BGCは「有害」なカラ−であり、画像
をプリントする際は、避けられるべきものである。
関してはRは最大値でなく(すなわち、R(赤)は
「1」の値をとらない)、また、これら(BGC)のカ
ラ−はRの色相に著しく悪影響を与える作用をする。一
方、RはMY(マゼンタ・黄)色に関しては最大値であ
り、よって、これらのカラ−はRの色相を変えないこと
が判り、このため、これらのカラ−は「適合」したカラ
−と呼ばれる。したがって、赤色が「支配的」な画素領
域に対しては、BGCは「有害」なカラ−であり、画像
をプリントする際は、避けられるべきものである。
【0035】誤差拡散の間に誤差が蓄積される結果、こ
れらの有害カラ−は指定された「オフリミット」領域に
副産的ノイズとして現れる。例えば、図4の誤差フィル
タ回路を使用した実施例では、前に処理した画素からの
蓄積された誤差値は上記表(1)で示した入力色調値を
下記の色調値に変換する。 R=80、G=130、B=135 …表(3)
れらの有害カラ−は指定された「オフリミット」領域に
副産的ノイズとして現れる。例えば、図4の誤差フィル
タ回路を使用した実施例では、前に処理した画素からの
蓄積された誤差値は上記表(1)で示した入力色調値を
下記の色調値に変換する。 R=80、G=130、B=135 …表(3)
【0036】所定の閾値つまり128にしたがって、ハ
−フト−ニングした後の結果のハ−フト−ンパタ−ンは
次のとおりである。 R=0、G=1、B=1 …表(4)
−フト−ニングした後の結果のハ−フト−ンパタ−ンは
次のとおりである。 R=0、G=1、B=1 …表(4)
【0037】こうして、シアン・ドットが元来は赤色が
支配的な領域に作られ、上述したように、この副産的ノ
イズによって結果の印刷画像の色の鮮明さと品質が減少
する。
支配的な領域に作られ、上述したように、この副産的ノ
イズによって結果の印刷画像の色の鮮明さと品質が減少
する。
【0038】図5は、支配的な入力カラ−(RMAX 、G
MAX 、BMAX )のグル−プと、それに対する適合したカ
ラ−を図式化した「規則」グラフ500を示している。
これらのグル−プは、本発明に従った鮮明カラ−修整テ
クニックで使用される所定の調和的カラ−集合を表して
いる。例えば、B(青)が最大入力カラ−値である場
合、CM(シアン、マゼンタ)が適合カラ−であって、
調和的カラ−集合510を画定する点線の円で示されて
いる。同様に、CY(シアン、黄)は調和的カラー集合
520を囲む一点鎖線で示されるように、G(緑)が最
大入力画素値であるときに適合する。
MAX 、BMAX )のグル−プと、それに対する適合したカ
ラ−を図式化した「規則」グラフ500を示している。
これらのグル−プは、本発明に従った鮮明カラ−修整テ
クニックで使用される所定の調和的カラ−集合を表して
いる。例えば、B(青)が最大入力カラ−値である場
合、CM(シアン、マゼンタ)が適合カラ−であって、
調和的カラ−集合510を画定する点線の円で示されて
いる。同様に、CY(シアン、黄)は調和的カラー集合
520を囲む一点鎖線で示されるように、G(緑)が最
大入力画素値であるときに適合する。
【0039】グラフ520はまた、これらの最大入力カ
ラ−の色相に悪い影響を与えるカラ−を表している。即
ち、有害カラ−とは、特定の最大入力カラ−値に対して
取り囲まれていないカラ−である。このため、B(青)
の最大入力画素領域については、RYG(赤・黄・緑)
色は有害カラ−であり、またG(緑)の最大入力画素領
域については、BRM(青・赤・マゼンタ)色は避ける
べき色である。
ラ−の色相に悪い影響を与えるカラ−を表している。即
ち、有害カラ−とは、特定の最大入力カラ−値に対して
取り囲まれていないカラ−である。このため、B(青)
の最大入力画素領域については、RYG(赤・黄・緑)
色は有害カラ−であり、またG(緑)の最大入力画素領
域については、BRM(青・赤・マゼンタ)色は避ける
べき色である。
【0040】K(黒)とW(白)は図5のグラフ上では
示されていないことに注目すべきである。これらの色
は、入力カラ−の明度に影響を与えるものであるが、主
として入力カラ−の色相に影響を与えないからである。
そこで、KとWは有害カラ−を修整する場合、カラ−修
整テクニックに基づいて利用されてる。特に、鮮明なカ
ラ−修整テクニックでは、有害カラ−を識別して、次に
それらの色調値を「修整」して特定の色相エリアで許容
できるカラ−に転換する。
示されていないことに注目すべきである。これらの色
は、入力カラ−の明度に影響を与えるものであるが、主
として入力カラ−の色相に影響を与えないからである。
そこで、KとWは有害カラ−を修整する場合、カラ−修
整テクニックに基づいて利用されてる。特に、鮮明なカ
ラ−修整テクニックでは、有害カラ−を識別して、次に
それらの色調値を「修整」して特定の色相エリアで許容
できるカラ−に転換する。
【0041】図6および図7では、プリンタドライバ・
ソフトウエアに従って実行される本発明のカラ−修整ル
−チンのフロ−チャ−トの概要である。
ソフトウエアに従って実行される本発明のカラ−修整ル
−チンのフロ−チャ−トの概要である。
【0042】このル−チンはステップ600から始ま
り、ステップ602に進むと、入力された3色(RG
B)に関する画素色調値が調べられて最大カラ−値が決
定される。次に、ステップ604で、従来の誤差拡散ハ
−フト−ニングが各画素について実行される。ステップ
606では、結果の2値画素値が組み合わされてカラ−
組成情報が生成される。ステップ608では、カラ−組
成情報が調和的カラ−集合と比較される。調和的カラ−
集合は決定された最大入力カラ−値に応じて図5の設定
された調和的カラ−集合から選択される。
り、ステップ602に進むと、入力された3色(RG
B)に関する画素色調値が調べられて最大カラ−値が決
定される。次に、ステップ604で、従来の誤差拡散ハ
−フト−ニングが各画素について実行される。ステップ
606では、結果の2値画素値が組み合わされてカラ−
組成情報が生成される。ステップ608では、カラ−組
成情報が調和的カラ−集合と比較される。調和的カラ−
集合は決定された最大入力カラ−値に応じて図5の設定
された調和的カラ−集合から選択される。
【0043】ステップ610では、カラ−組成情報が指
定するカラーが、選択された調和的カラ−集合のカラ−
の1つに合致するかどうかを決定する。合致していれ
ば、それによって許容カラ−を表示し、ル−チンはステ
ップ612に進む。ステップ612では、これ以上処理
する必要がなく、カラ−組成情報を含む2値画素値は印
刷するために出力バッファに送られる。ル−チンは次に
ステップ614で終了する。他方、指定されたカラ−が
選択された調和的カラ−集合の1つのカラ−に合致しな
い場合、ル−チンはステップ616に進む。ステップ6
16では、カラ−組成情報は許容出力カラ−値にするた
めに修整される。
定するカラーが、選択された調和的カラ−集合のカラ−
の1つに合致するかどうかを決定する。合致していれ
ば、それによって許容カラ−を表示し、ル−チンはステ
ップ612に進む。ステップ612では、これ以上処理
する必要がなく、カラ−組成情報を含む2値画素値は印
刷するために出力バッファに送られる。ル−チンは次に
ステップ614で終了する。他方、指定されたカラ−が
選択された調和的カラ−集合の1つのカラ−に合致しな
い場合、ル−チンはステップ616に進む。ステップ6
16では、カラ−組成情報は許容出力カラ−値にするた
めに修整される。
【0044】図示の実施形態において、カラ−組成情報
は3ビットのデータ(各入力カラ−毎に1ビット)から
構成される。ステップ618では、これらの3ビット中
の1つのビット値が、残りの2つのビット値に等しくな
るように、その補色に取り換えられる。一例として、表
(1)と表(2)と図5を参照すると、BGC(青・緑
・シアン)の色は、R(赤)が最大入力値である画素領
域については有害カラ−である。これらの有害カラ−は
下記のカラ−組成情報によって表される。 R=0、G=0、B=1 …(B) R=0、G=1、B=0 …(G) R=0、G=1、B=1 …(C) …表(5)
は3ビットのデータ(各入力カラ−毎に1ビット)から
構成される。ステップ618では、これらの3ビット中
の1つのビット値が、残りの2つのビット値に等しくな
るように、その補色に取り換えられる。一例として、表
(1)と表(2)と図5を参照すると、BGC(青・緑
・シアン)の色は、R(赤)が最大入力値である画素領
域については有害カラ−である。これらの有害カラ−は
下記のカラ−組成情報によって表される。 R=0、G=0、B=1 …(B) R=0、G=1、B=0 …(G) R=0、G=1、B=1 …(C) …表(5)
【0045】本発明の修整プロセスに従って、「非多
数」ビットの値は残りの2ビットの値に転換され、下記
の修整出力値を作り出す。 R=0、G=0、B=0 …(K) R=0、G=0、B=0 …(K) R=1、G=1、B=1 …(W) …表(6)
数」ビットの値は残りの2ビットの値に転換され、下記
の修整出力値を作り出す。 R=0、G=0、B=0 …(K) R=0、G=0、B=0 …(K) R=1、G=1、B=1 …(W) …表(6)
【0046】この結果、鮮明カラ−修整テクニックは有
害カラ−をK(黒)またはW(白)の1つの色に変換す
る。既述のように、これらのK(黒)またはW(白)色
は支配的なRのカラ−の色相を変化させない。このた
め、当該カラ−の明度は変わるけれども、許容できるカ
ラ−と考えられている。一方、ステップ620で示した
ように、KまたはWの色への転換によって、修整された
出力カラ−値を補償するために追加の誤差が隣接する画
素の間に拡散されることになる。この誤差(err)は、
入力色調値(in)とハ−フト−ニング後の出力色調値
(out)の間の差として(グレイスケ−ル値として)次
のように表わすことができる。 Rerr =Rin−Rout Gerr =Gin−Gout Berr =Bin−Bout
害カラ−をK(黒)またはW(白)の1つの色に変換す
る。既述のように、これらのK(黒)またはW(白)色
は支配的なRのカラ−の色相を変化させない。このた
め、当該カラ−の明度は変わるけれども、許容できるカ
ラ−と考えられている。一方、ステップ620で示した
ように、KまたはWの色への転換によって、修整された
出力カラ−値を補償するために追加の誤差が隣接する画
素の間に拡散されることになる。この誤差(err)は、
入力色調値(in)とハ−フト−ニング後の出力色調値
(out)の間の差として(グレイスケ−ル値として)次
のように表わすことができる。 Rerr =Rin−Rout Gerr =Gin−Gout Berr =Bin−Bout
【0047】表(3)の入力色調値と表(4)の結果ハ
−フト−ン・パタ−ンについては、誤差および出力色調
値は下記のようになる。 Rin=80、(”0”)Rout =0、Rerr =80 Gin=130、(”1”)Gout =255、Gerr =−125 Bin=135、(”1”)Bout =255、Berr =−120
−フト−ン・パタ−ンについては、誤差および出力色調
値は下記のようになる。 Rin=80、(”0”)Rout =0、Rerr =80 Gin=130、(”1”)Gout =255、Gerr =−125 Bin=135、(”1”)Bout =255、Berr =−120
【0048】上記の修整方法によれば、Rout は次に
「1」に変換され、それによってグレイスケ−ル色調値
が255に調整される。この結果、追加の誤差Rerr は
80−255つまり−175となる。これは追加の誤差
であり、隣接画素へ拡散される。所定の色調領域内の個
々の画素値は変更されるが、その色調領域内の画素の平
均値は変化しない。ル−チンは次にステップ622に進
む。ここで修整された2値出力画素値はプリントするた
めに出力バッファに送られる。ル−チンはステップ62
9で終了する。
「1」に変換され、それによってグレイスケ−ル色調値
が255に調整される。この結果、追加の誤差Rerr は
80−255つまり−175となる。これは追加の誤差
であり、隣接画素へ拡散される。所定の色調領域内の個
々の画素値は変更されるが、その色調領域内の画素の平
均値は変化しない。ル−チンは次にステップ622に進
む。ここで修整された2値出力画素値はプリントするた
めに出力バッファに送られる。ル−チンはステップ62
9で終了する。
【0049】図8は、本発明の原理に基づく改良された
誤差拡散ハ−フト−ニング回路を示した概略ブロック図
である。各入力画素カラ−に対してこのような回路が1
つあり、よって本実施形態では、3つの誤差拡散ハ−フ
ト−ニング回路700a〜c(各RGBカラ−毎に1回
路)がある。説明が容易なように、これらの回路の1つ
の700aのみについて図示して説明する。
誤差拡散ハ−フト−ニング回路を示した概略ブロック図
である。各入力画素カラ−に対してこのような回路が1
つあり、よって本実施形態では、3つの誤差拡散ハ−フ
ト−ニング回路700a〜c(各RGBカラ−毎に1回
路)がある。説明が容易なように、これらの回路の1つ
の700aのみについて図示して説明する。
【0050】誤差拡散回路は、通常の画像作成装置(図
示していない)からデジタルワ−ドで表された入力グレ
イスケ−ル画像の画素ストリ−ム702を受け取る。画
像の画素ストリ−ムは、画素検出・制御回路704で受
け取られる。この検出・制御回路は回路700aの各部
を制御するように構成されている。特に、以下に説明す
るように、画素検出・制御回路704は誤差拡散ハ−フ
ト−ニング回路700b、700cの同じ回路と相互作
用して、3つの入力画像画素の中の最大値を集合的に決
定する。そしてこの決定に応じて、以下に説明するよう
にカラ−修整回路(例えば、回路720)の中で論理演
算を可能にする適切な制御信号を発生する。
示していない)からデジタルワ−ドで表された入力グレ
イスケ−ル画像の画素ストリ−ム702を受け取る。画
像の画素ストリ−ムは、画素検出・制御回路704で受
け取られる。この検出・制御回路は回路700aの各部
を制御するように構成されている。特に、以下に説明す
るように、画素検出・制御回路704は誤差拡散ハ−フ
ト−ニング回路700b、700cの同じ回路と相互作
用して、3つの入力画像画素の中の最大値を集合的に決
定する。そしてこの決定に応じて、以下に説明するよう
にカラ−修整回路(例えば、回路720)の中で論理演
算を可能にする適切な制御信号を発生する。
【0051】入力画像画素は、検出・制御回路704を
連続的に通過して、通常の入力バッファ706に入って
行く。バッファ706は、一般に、画素のすべてのライ
ンについて入力画像の画素ワ−ドを記憶するために十分
な大きさのものである。他のバッファの大きさも本発明
の意図する範囲内にある。バッファ706は、次に、
(矢印710で示したように)バッファ制御回路708
によって制御され、記憶した値をラインの順序通りに加
算回路712に出力する。加算回路は以下に説明するよ
うに、前の画素を処理したときに作られた「誤差」を拡
散させるように構成されている。特に、バッファ制御回
路708の制御下で、バッファ706は記憶した画素デ
−タを「左から右」の順序(後入れ先出し方式)で、さ
らに必要であれば、記憶した画素データを「右から左」
の順序(先入れ先出し方式)で、連続して出力する。
連続的に通過して、通常の入力バッファ706に入って
行く。バッファ706は、一般に、画素のすべてのライ
ンについて入力画像の画素ワ−ドを記憶するために十分
な大きさのものである。他のバッファの大きさも本発明
の意図する範囲内にある。バッファ706は、次に、
(矢印710で示したように)バッファ制御回路708
によって制御され、記憶した値をラインの順序通りに加
算回路712に出力する。加算回路は以下に説明するよ
うに、前の画素を処理したときに作られた「誤差」を拡
散させるように構成されている。特に、バッファ制御回
路708の制御下で、バッファ706は記憶した画素デ
−タを「左から右」の順序(後入れ先出し方式)で、さ
らに必要であれば、記憶した画素データを「右から左」
の順序(先入れ先出し方式)で、連続して出力する。
【0052】入力バッファ706から出力された記憶入
力データは、加算回路712および回線714を介し
て、閾値回路716に入れられる。閾値回路716の出
力は量子化された2値画像(「0」および「1」から構
成)である。の2値画像は、画素値(各画素「値」は元
の入力画像値と加算回路712で導入された「誤差」調
整とから成る)と所定の固定閾値とを比較することによ
って作られる。そして、画素値が閾値よりも大きい場
合、「1」を出力し、画素値が閾値よりも小さいか等し
い場合、「0」を出力する。例えば、閾値回路716
は、(0から1の範囲のグレイスケ−ル値については)
0.5または(0から255の範囲のグレイスケ−ル値
については)128のような固定閾値を使用することが
できる。
力データは、加算回路712および回線714を介し
て、閾値回路716に入れられる。閾値回路716の出
力は量子化された2値画像(「0」および「1」から構
成)である。の2値画像は、画素値(各画素「値」は元
の入力画像値と加算回路712で導入された「誤差」調
整とから成る)と所定の固定閾値とを比較することによ
って作られる。そして、画素値が閾値よりも大きい場
合、「1」を出力し、画素値が閾値よりも小さいか等し
い場合、「0」を出力する。例えば、閾値回路716
は、(0から1の範囲のグレイスケ−ル値については)
0.5または(0から255の範囲のグレイスケ−ル値
については)128のような固定閾値を使用することが
できる。
【0053】閾値回路716で作られた量子化2値信号
は、本発明に基づくカラ−修整回路720に送られる。
この回路720は、好適には誤差拡散ハ−フト−ニング
回路700b、700c内の同じ回路と連係して動作
し、それぞれ閾値回路から生成された2値信号値を集合
的に処理してカラ−組成情報を生成する。このカラ−組
成情報は、選択された調和的カラ−集合と比較される。
すでに述べたように、選択された調和的カラ−集合は、
図5に示した複数の設定された調和的カラ−集合から適
切に選択される。したがって、画素検出・制御回路70
4は、制御信号を回線722を通じて回路720に送っ
て、最大入力カラ−値に応じた適切なカラ−集合を選択
することができる。
は、本発明に基づくカラ−修整回路720に送られる。
この回路720は、好適には誤差拡散ハ−フト−ニング
回路700b、700c内の同じ回路と連係して動作
し、それぞれ閾値回路から生成された2値信号値を集合
的に処理してカラ−組成情報を生成する。このカラ−組
成情報は、選択された調和的カラ−集合と比較される。
すでに述べたように、選択された調和的カラ−集合は、
図5に示した複数の設定された調和的カラ−集合から適
切に選択される。したがって、画素検出・制御回路70
4は、制御信号を回線722を通じて回路720に送っ
て、最大入力カラ−値に応じた適切なカラ−集合を選択
することができる。
【0054】回路704と720は、当業者にとって当
然なこととして、正しい2値画素値を生成するために図
6、7のル−チンで説明した論理演算を実行するのに必
要な回路素子(すなわち、コンパレ−タ、インバ−タ、
レジスタ等)を含んでいる。回路704と720の詳細
な回路構成や、これらの回路によって(および誤差拡散
ハ−フト−ニング回路700b、700c内の同回路に
よって)実行される詳細な算術・論理・同期演算回路操
作は、本発明の要旨を逸脱せずに変更することもでき
る。
然なこととして、正しい2値画素値を生成するために図
6、7のル−チンで説明した論理演算を実行するのに必
要な回路素子(すなわち、コンパレ−タ、インバ−タ、
レジスタ等)を含んでいる。回路704と720の詳細
な回路構成や、これらの回路によって(および誤差拡散
ハ−フト−ニング回路700b、700c内の同回路に
よって)実行される詳細な算術・論理・同期演算回路操
作は、本発明の要旨を逸脱せずに変更することもでき
る。
【0055】カラ−修整回路720で生成された2値出
力値は出力回線724を介して、第2の加算回路726
に入る。加算回路で、この量子化2値信号値は回線72
5の非量子化入力信号から減算され、回線728に量子
化誤差値を生成する。この量子化誤差値はフィルタ回路
730に入る。フィルタ回路は、誤差値に重み定数を乗
算し、回線736に拡散誤差値を生成して、誤差バッフ
ァ738に記憶する。これらの拡散誤差値はその後、画
素の次のラインを処理している間に、加算回路712に
よって所定の隣接画素に加えられる。
力値は出力回線724を介して、第2の加算回路726
に入る。加算回路で、この量子化2値信号値は回線72
5の非量子化入力信号から減算され、回線728に量子
化誤差値を生成する。この量子化誤差値はフィルタ回路
730に入る。フィルタ回路は、誤差値に重み定数を乗
算し、回線736に拡散誤差値を生成して、誤差バッフ
ァ738に記憶する。これらの拡散誤差値はその後、画
素の次のラインを処理している間に、加算回路712に
よって所定の隣接画素に加えられる。
【0056】誤差バッファ738は、また、バッファ制
御回路708によって制御され(矢印740で示し
た)、選択された記憶値を出力回線742を介して加算
回路712に出力する。バッファ制御回路708の制御
下で、誤差バッファ738は記憶画素データを「左から
右」の順序(後入れ先出し方式)又は「右から左」の順
序(先入れ後出し)で連続的に出力することができ、そ
れにより、誤差データを入力バッファ706からシフト
出力されている入力データに合致させることができる。
御回路708によって制御され(矢印740で示し
た)、選択された記憶値を出力回線742を介して加算
回路712に出力する。バッファ制御回路708の制御
下で、誤差バッファ738は記憶画素データを「左から
右」の順序(後入れ先出し方式)又は「右から左」の順
序(先入れ後出し)で連続的に出力することができ、そ
れにより、誤差データを入力バッファ706からシフト
出力されている入力データに合致させることができる。
【0057】画素のラインを処理する間、バッファ制御
回路708は入力バッファ706と誤差バッファ738
の両方を制御し、入力画素値をバッファ706から加算
回路712に、また、拡散誤差値を誤差バッファ738
から加算回路712に順次提供する。この加算回路は、
次に、誤差拡散値を閾値回路716に順次提供する。こ
の閾値回路は量子化出力を生成してカラ−修整回路72
0に渡す。カラ−修整回路720の出力は、出力バッフ
ァ750にも提供される。出力バッファはバッファ制御
回路708により制御される(矢印754で示す)。出
力バッファ750は、2値画素の連続したストリ−ムを
出力し、回線752の印刷装置に提供される。
回路708は入力バッファ706と誤差バッファ738
の両方を制御し、入力画素値をバッファ706から加算
回路712に、また、拡散誤差値を誤差バッファ738
から加算回路712に順次提供する。この加算回路は、
次に、誤差拡散値を閾値回路716に順次提供する。こ
の閾値回路は量子化出力を生成してカラ−修整回路72
0に渡す。カラ−修整回路720の出力は、出力バッフ
ァ750にも提供される。出力バッファはバッファ制御
回路708により制御される(矢印754で示す)。出
力バッファ750は、2値画素の連続したストリ−ムを
出力し、回線752の印刷装置に提供される。
【0058】前述の目的は、上記説明から明らかな各種
の事項によって効果的に達成される。また、本発明の要
旨を逸脱することなく、上述した方法の遂行及び上述し
た構成に対し適宜の変更を加えることができるから、添
付図面による開示と共に上述した説明に含まれるすべて
の事項は、例示のためであって、限定する趣旨をもつも
のではない。
の事項によって効果的に達成される。また、本発明の要
旨を逸脱することなく、上述した方法の遂行及び上述し
た構成に対し適宜の変更を加えることができるから、添
付図面による開示と共に上述した説明に含まれるすべて
の事項は、例示のためであって、限定する趣旨をもつも
のではない。
【図1】コンピュータ・システム、例えば、本発明に従
う鮮明なカラ−修整オペレ−ションが実行できるパソコ
ン・システムのブロック概略図である。
う鮮明なカラ−修整オペレ−ションが実行できるパソコ
ン・システムのブロック概略図である。
【図2】鮮明なカラ−修整オペレ−ションを行なうアプ
リケ−ション・プログラム、オペレ−ティング・システ
ムおよびプリンタドライバの関係を示した従来技術のコ
ンピュータ・システムの概略ブロック図である。
リケ−ション・プログラム、オペレ−ティング・システ
ムおよびプリンタドライバの関係を示した従来技術のコ
ンピュータ・システムの概略ブロック図である。
【図3】拡散誤差ハ−フト−ニング方法を使用する従来
のラインプロセッシングパタ−ンでの画素を処理する順
序を表した説明図。
のラインプロセッシングパタ−ンでの画素を処理する順
序を表した説明図。
【図4】図3のパタ−ンに従って画素を処理する場合、
誤差拡散プロセッシングにおいて使用する比例係数の選
択の実例を示した説明図。
誤差拡散プロセッシングにおいて使用する比例係数の選
択の実例を示した説明図。
【図5】新規な鮮明なカラ−補正テクニックに従って設
定された調和的カラ−集合を表した「規則」グラフの概
略図である。
定された調和的カラ−集合を表した「規則」グラフの概
略図である。
【図6】本発明に基づく鮮明なカラ−修整ル−チンの実
例を示したフロ−チャ−トである。
例を示したフロ−チャ−トである。
【図7】本発明に従う鮮明なカラ−修整ル−チンの実例
を示したフロ−チャ−トである。
を示したフロ−チャ−トである。
【図8】本発明に従う鮮明なカラ−修整技術を実施する
ために使用する修整誤差拡散ハ−フト−ニング装置のブ
ロック概略図である。
ために使用する修整誤差拡散ハ−フト−ニング装置のブ
ロック概略図である。
510、520、530 調和的カラ−集合 702 入力画像画素 704 画素検出・制御回路 706 入力バッファ 708 バッファ制御回路 716 閾値回路 720 カラ−修整回路 730 フィルタ 738 誤差バッファ 750 出力バッファ 752 出力画像画素
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 5/00 G06F 15/68 310A H04N 1/60 H04N 1/40 D
Claims (25)
- 【請求項1】 連続色調の入力画素の複数のストリ−ム
から生成されたハ−フト−ン画像のカラ−の鮮明さを改
善する方法であって、各ストリ−ムが特定色相のカラ−
値を持った画素から構成されているものにおいて、 各ストリ−ムの第一の入力画素を第一の2値画素値に変
換する過程と、 各ストリ−ムからの前記第一の2値画素を集合的に処理
して、カラ−組成情報を生成する過程と、 前記カラ−組成情報を、ハ−フト−ン画像のカラ−の鮮
明さを改良するように処理されたハ−フト−ン画素値と
して、印刷のために出力バッファに提供する過程と、を
備えたことを特徴とする画像カラ−の鮮明さを改善する
方法。 - 【請求項2】 各ストリ−ムの前記第一の入力画素の中
から最大色調値を決定する過程をさらに備えることを特
徴とする請求項1記載の画像カラ−の鮮明さを改善する
方法。 - 【請求項3】 前記集合的に処理する過程が、 前記カラ−組成情報と、選択された調和的カラ−集合の
カラ−値とを比較する過程を有することを特徴とする請
求項2記載の画像カラ−の鮮明さを改善する方法。 - 【請求項4】 前記集合的に処理する過程が、 前記決定された最大色調カラ−値に応じて、複数の調和
的カラ−集合の中から前記選択された調和的カラ−集合
を選択する過程を更に有することを特徴とする請求項3
項記載の画像カラ−の鮮明さを改善する方法。 - 【請求項5】 前記比較する過程が、 前記カラ−組成情報が前記選択された調和的カラ−集合
のカラ−値と合致する場合、更なる処理をせずに前記カ
ラ−組成情報を前記出力バッファに送る過程を有するこ
とを特徴とする請求項3記載の画像カラ−の鮮明さを改
善する方法。 - 【請求項6】 前記比較する過程が、 前記カラ−組成情報が前記選択された調和的カラ−集合
のカラ−値と合致しない場合、前記カラ−組成情報を修
整して第一の所定カラ−値を生成する過程を有すること
を特徴とする請求項3記載の画像カラ−の鮮明さを改善
する方法。 - 【請求項7】 前記カラ−組成情報が3ビットを含み、 前記修整する過程が、 前記3ビットの内の1つの値を残りの2ビットの値に等
しくなるよう転換することにより、前記カラ−組成情報
を正しく処理されたハ−フト−ン画素値に変換する過程
を有することを特徴とする請求項6記載の画像カラ−の
鮮明さを改善する方法。 - 【請求項8】 前記変換する過程が、 前記第一の入力画素の各々の色調値と閾値とを相互作用
的に比較する過程と、 前記比較に基づいて2値画素値を選択する過程と、 前記第一の入力画素値と前記閾値との差で決まる誤差値
を電子的に記憶する過程と、 前記誤差値を各ストリ−ムの隣接画素に拡散させる過程
と、を有することを特徴とする請求項1記載の画像カラ
−の鮮明さを改善する方法。 - 【請求項9】 各ストリ−ムの前記第一の入力画素中か
ら最大色調値を決定する過程を更に有することを特徴と
する請求項8記載の画像カラ−の鮮明さを改善する方
法。 - 【請求項10】 前記集合的に処理する過程が、 前記カラ−組成情報を、選択された調和的カラ−集合の
カラ−値と比較するための過程を有することを特徴とす
る請求項9記載の画像カラ−の鮮明さを改善する方法。 - 【請求項11】 前記集合的に処理する過程が、 前記決定された最大色調値に応じて、複数の調和的カラ
−集合の中から前記選択された調和的カラ−集合を選択
する過程を更に有することを特徴とする請求項10記載
の画像カラ−の鮮明さを改善する方法。 - 【請求項12】 前記比較する過程が、 前記カラ−組成情報が前記選択された調和的カラ−集合
のカラ−値に合致する場合、更なる処理をすることな
く、前記カラ−組成情報を前記出力バッファに送る過程
を有することを特徴とする請求項10記載の画像カラ−
の鮮明さを改善する方法。 - 【請求項13】 前記比較する過程が、 前記カラ−組成情報が前記選択された調和的カラ−集合
のカラ−値に合致しない場合、前記カラ−組成情報を修
整して第一の所定カラ−値を生成する過程を有すること
を特徴とする請求項10記載の画像カラ−の鮮明さを改
善する方法。 - 【請求項14】 前記カラ−組成情報が3ビットを含
み、 前記修整する過程が、 前記3ビットの内の1つの値を残りの2ビットの値に等
しくなるよう転換することにより、前記カラ−組成情報
を正しく処理されたハ−フト−ン画素値に変換する過程
を有することを特徴とする請求項13記載の画像カラ−
の鮮明さを改善する方法。 - 【請求項15】 前記修整する過程が、 前記転換する過程に応答して追加の誤差を生成する過程
と、 前記追加の誤差を各ストリ−ムの隣接画素に拡散させる
過程とを有することを特徴とする請求項14記載の画像
カラ−の鮮明さを改善する方法。 - 【請求項16】 連続色調の入力画素の複数のストリ−
ムから生成されたハ−フト−ン画像のカラ−の鮮明さを
改善する装置であって、各ストリ−ムが特定色相のカラ
−値を持った画素から構成されているものにおいて、 各ストリ−ムの第一の入力画素を第一の2値画素値に変
換する手段と、 各ストリ−ムからの前記第一の2値画素を集合的に処理
して、カラ−組成情報を生成する手段と、 前記カラ−組成情報を、ハ−フト−ン画像のカラ−の鮮
明さを改良するように処理されたハ−フト−ン画素値と
して、印刷のために出力バッファに提供する酸段と、を
備えたことを特徴とする画像カラ−の鮮明さを改善する
装置。 - 【請求項17】 各ストリ−ムの前記第一の入力画素の
中から最大色調値を決定する手段をさらに備えることを
特徴とする請求項16記載の画像カラ−の鮮明さを改善
する装置。 - 【請求項18】 前記集合的に処理する過程手段が、 前記カラ−組成情報と、選択された調和的カラ−集合の
カラ−値とを比較するカラ−修整回路を有することを特
徴とする請求項17記載の画像カラ−の鮮明さを改善す
る装置。 - 【請求項19】 前記カラ−修整回路が、 前記カラ−組成情報が前記選択された調和的カラ−集合
のカラ−値と合致しない場合、前記カラ−組成情報を修
整して第一の所定カラ−値を生成する手段を有すること
を特徴とする請求項18記載の画像カラ−の鮮明さを改
善する装置。 - 【請求項20】 前記カラ−組成情報が3ビットを含
み、 前記カラ−修整装置が、前記3ビットの内の1つの値を
残りの2ビットの値に等しくなるよう転換することによ
り、前記カラ−組成情報を正しく処理されたハ−フト−
ン画素値に変換することを特徴とする請求項19記載の
画像カラ−の鮮明さを改善する装置。 - 【請求項21】 直前の連続する画素の色調画素値を記
憶するための入力バッファを更に備え、前に処理された
画素が前記バッファから選択されることを特徴とする請
求項16記載の画像カラ−の鮮明さを改善する装置。 - 【請求項22】 前記決定する手段が画素検出・制御回
路を有し、 この画素検出・制御回路が、前記決定された最大色調カ
ラ−値に応じて、前記選択された調和的カラ−集合を選
択するための制御信号を生成することを特徴とする請求
項18記載の画像カラ−の鮮明さを改善する装置。 - 【請求項23】 前記変換する手段が、 前記第一の入力画素の各々の色調値を閾値と相互作用的
に比較する閾値回路と、 前記第一の入力画素と前記閾値の間の差で決まる誤差値
を記憶する誤差バッファと、 前記誤差値を各ストリ−ムの隣接画素に拡散させる誤差
フィルタ回路と、を有する特徴とする請求項22記載の
画像カラ−の鮮明さを改善する装置。 - 【請求項24】 前記誤差バッファが直前の連続する画
素の誤差値を記憶し、前記誤差値が前記誤差バッファか
ら選択されることを特徴とする請求項23記載の画像カ
ラ−の鮮明さを改善する装置。 - 【請求項25】 コンピュータ・システムにおいて、 デ−タおよびプログラムを記憶するメモリと、 前記メモリに記憶されたプログラムに応答して、コンピ
ュータ・システムの動作を制御及び調整する中央処理装
置と、 連続色調の画像に応答して、この連続調画像の部分のグ
レイスケ−ル値をそれぞれ表した電子的に符号化された
画素値のストリ−ムを生成するデジタル化装置と、 前記電子的に符号化された画素値のストリームを受け、
これら電子的に符号化された画素値を、複数の直線的な
セグメントの形で記憶するものであって、各直線的なセ
グメントは前記連続調画像の隣接する部分をそれぞれ表
した画素値から構成されている入力バッファと、 前記電子的に符号化された画素の最大グレイスケ−ル値
を決定する画素検出・制御回路と、 前記グレイスケ−ル値を量子化してハ−フトン・パタ−
ンにし、且つ、ストリ−ムの隣接した符号化された画素
値に拡散されるように調整された量子化誤差を生成する
誤差拡散ハ−フト−ニング手段と、 前記量子化されたグレイスケ−ル値からカラ−組成情報
を生成し、このカラ−組成情報が、前記決定された最大
グレイスケ−ル値に応じて選択された調和的カラ−集合
のカラ−値に合致しない場合、前記カラ−組成情報を修
整して所定のカラ−値を生成するカラ−修整回路と、 前記所定のカラ−値を受けて、単色ドットのハ−フト−
ンパタ−ンを印刷媒体に印刷してハ−フト−ン画像を生
成するプリンタと、を備えたことを特徴とするコンピュ
ータ・システム。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/320,538 | 1994-10-11 | ||
US08/320,538 US5675716A (en) | 1994-10-11 | 1994-10-11 | Method and apparatus for vivid color correction in binary printing devices |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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