JP2006108289A - プリント配線板 - Google Patents

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Masaya Sugita
昌弥 杉田
Kazuaki Kondo
員章 近藤
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Abstract

【課題】 反りのないプリント配線板を提供する。
【解決手段】 プリント配線板1の裏面4には、反り防止用の網目状導電パターン5を設ける。網目状導電パターン5は、導電性を有する銅箔によってなるものであって、複数の銅箔交差部分6と、その銅箔交差部分6からのびる複数の連結部分7とを備える。網目状導電パターン5は、銅箔交差部分6と連結部分7とを網目状に連結させて形成する。網目状導電パターン5は、裏面4の全域に設ける。複数の銅箔交差部分6の一部には、プリント配線板1を貫通するスルーホール10を形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、反り防止対策を施したプリント配線板に関する。
プリント配線板は、銅箔によってなる導電パターンの製作から基板に部品を実装するまでの間に何度も熱による影響を受けることから、次第に基板の平面度が失われてしまう所謂反りが発生する。反りの原因はいくつか考えられるが、典型的な要因としては、加熱時における表面の銅箔と基材との膨張収縮傾向の違いにより生じるもので、例えば紙フェノール基板での反りについて簡単に説明すると、ベースとなるクラフト紙に含浸したフェノール樹脂は、部品実装時の熱によりその硬化が促進されて収縮しようとする。これに対し表面の銅箔は、上記熱によってほとんど収縮することはない。従って、特に片面基板において、銅箔などの収縮を抑制するものの存在がない裏面はよく収縮してしまうのに対し、表面は銅箔によって収縮が抑制されることから、表面側が凸となる反りが生じてしまう。このような反りの対策としては、導電パターンの周囲に補強のための銅箔を絶縁間隔を保って基板の表裏面全域に複数設けることが知られている(例えば特許文献1参照)。
実開平4−99859号公報
上記特許文献1の従来技術にあっては、補強のための銅箔を有することから、その補強のための銅箔によって基材の収縮が抑制され、その結果、反りを防止することができるという効果が期待される。しかしながら実際のところ、補強のための銅箔同士は、絶縁スペース等の存在によって各々孤立していることから、基材の収縮を十分に抑制することができないという問題点を有する。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、反りのないプリント配線板を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明のプリント配線板は、銅箔を網目状に連結させてなる反り防止用の網目状導電パターンを設け、該網目状導電パターンにおける銅箔交差部分を、該銅箔交差部分からのびる連結部分よりも面積的に大きく形成することを特徴としている。このような特徴を有する本発明によれば、基材が収縮しようとしても網目状導電パターンがその収縮に対して抗するように作用する。尚、基材に残存する水分は、網目状導電パターンの網目の中から放出される。すなわち、網目状導電パターンは、基材に残存する水分の逃げ場を確保したものとなる。本発明によれば、反りの防止のみならず、基材に残存する水分によって生じる銅箔のフクレ・ハガレも防止される。また、このような特徴を有する本発明によれば、銅箔交差部分を大きく形成することにより、銅箔の残存率の均一化が図られる。
請求項1に記載された本発明によれば、網目状導電パターンによって基材の収縮を十分に抑制することができるという効果を奏する。従って、反りのないプリント配線板を提供することができるという効果を奏する。また、本発明によれば、銅箔交差部分の銅箔の大きさを調整することによって銅箔の残存率の均一化を図ることができるという効果を奏する。すなわち、プリント配線板を反り難くすることができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明のプリント配線板の一実施の形態を示す背面図である。また、図2は網目状導電パターンの模式的な説明図、図3はスルーホール部分の断面図である。
図1ないし図3において、引用符号1は本発明のプリント配線板を示している。そのプリント配線板1の表面2は、複数の部品(図示省略)を実装することができるようになっている。すなわち、プリント配線板1の表面2には、複数の部品を実装するための導電パターン3が設けられている。導電パターン3は、導電性を有する銅箔によってなるものであって、所望の経路に配索されている。一方、プリント配線板1の裏面4には、本発明の要旨となる反り防止用の網目状導電パターン5が設けられている。
網目状導電パターン5は、導電パターン3と同様、導電性を有する銅箔によってなるものであって、複数の銅箔交差部分6と、その銅箔交差部分6からのびる複数の連結部分7とを備えて構成されている。網目状導電パターン5は、銅箔交差部分6と連結部分7とを網目状に連結させて形成されている。網目状導電パターン5は、プリント配線板1の裏面4にも設けられる複数の導電パターン8や、プリント配線板1の複数の部品実装用穴9等を避けるような状態で裏面4の全域に設けられている。
本形態の網目状導電パターン5のパターン形状についてもう少し具体的に説明すると、銅箔交差部分6は略正方形状に形成されている。このような形状の銅箔交差部分6は、プリント配線板1の裏面4の縦方向及び横方向に等ピッチで並んで配置されている。また、銅箔交差部分6同士は、連結部分7によって連結されている。連結部分7は、略正方形状に形成された銅箔交差部分6の一辺の長さよりも短い幅となる帯状の形状に形成されている。
網目状導電パターン5は、銅箔のような熱収縮のないものをプリント配線板1の裏面4の全域において略網目状に繋いで形成されている。網目状導電パターン5は、本形態において周期構造となるように形成されている(周期構造に限定するものではないものとする)。
複数の銅箔交差部分6の一部には、プリント配線板1を貫通するスルーホール10が形成されている。スルーホール10は、網目状導電パターン5と、プリント配線板1の表面2に設けられる導電パターン3のうちのグランドパターン11とを電気的に接続できるようにするために形成されている。グランドパターン11と網目状導電パターン5とがスルーホール10を介して接続されると、網目状導電パターン5は、グランドパターンとして機能するようになっている。本形態においては、網目状導電パターン5のパターン形状が周期性を持ち、また、裏面4の全域で繋がっている(短絡している)ことから、グランドパターン11から見て裏面4の接続点はどこでもインピーダンスが一定に見えるようになっている。
上記構成において、加熱時に基材12が収縮しようとすると、網目状導電パターン5はその収縮に対して抗するように作用する。すなわち、網目状導電パターン5は、連結部分7によって裏面4の全域で繋がっていることから、熱収縮により生じる引っ張り合う力に抗してこれに持ちこたえるような状況をつくり出すことができる。従って、網目状導電パターン5は、基材12の収縮を十分に抑制することができる。本発明のプリント配線板1は、反りのないプリント配線板として提供することができる。
網目状導電パターン5は、そのパターン形状が略網目状であることから、基材12に残存する水分の逃げ場を有している。従って、本発明のプリント配線板1は、電極のフクレ・ハガレも防止することができる。
次に、網目状導電パターン5の他のパターン例について説明する。図4は他のパターン例を示す模式的な説明図、図5は更に他のパターン例を示す模式的な説明図である。
図4の網目状導電パターン5は、銅箔交差部分6及び連結部分7の幅が共に同じ幅になっており、実質的には、帯状の銅箔が裏面4の縦方向及び横方向に等ピッチで並んで配置されることにより形成されている。すなわち、図4の網目状導電パターン5は、そのパターン形状が格子状となるように形成されている。
図5の網目状導電パターン5は、銅箔交差部分6が円形状に形成されている。また、連結部分7は、帯状の形状であるものの裏面4の斜め方向に配置されていて、その斜め方向の銅箔交差部分6同士を連結するようになっている。
図4及び図5の網目状導電パターン5も反り、電極のフクレ・ハガレ対策を実現することができるのは当然である。銅箔交差部分6の大きさを調整することによって銅箔の残存率の均一化を図ることができる。
本発明のプリント配線板1は、網目状導電パターン5のパターン形状を調整することで、所望の一定の値を持つインピーダンスでグランドパターン11と繋ぐことができるようになっている。従って、ノイズに強いグランドパターンが得られるようになることから、反り、電極のフクレ・ハガレ対策だけでなく、ノイズ対策も可能な極めて有用な裏面4の電極処理を実現することができる。
その他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。本発明は、片面実装の基板に限定されるものではなく、両面実装基板の特定の部位で適用可能、あるいは多層基板でも適用可能である。
本発明のプリント配線板の一実施の形態を示す背面図である。 網目状導電パターンの模式的な説明図である。 スルーホール部分の断面図である。 網目状導電パターンの他のパターン例を示す模式的な説明図である。 網目状導電パターンの更に他のパターン例を示す模式的な説明図である。
符号の説明
1 プリント配線板
2 表面
3 導電パターン
4 裏面
5 網目状導電パターン
6 銅箔交差部分
7 連結部分
8 導電パターン
9 部品実装用穴
10 スルーホール
11 グランドパターン
12 基材

Claims (1)

  1. 銅箔を網目状に連結させてなる反り防止用の網目状導電パターンを設け、該網目状導電パターンにおける銅箔交差部分を、該銅箔交差部分からのびる連結部分よりも面積的に大きく形成する
    ことを特徴とするプリント配線板。

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