JP2009267162A - プリント配線板 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベタパターンの配置位置に制約があったとしても、プリント配線板の反りを抑制することができるプリント配線板を提供すること。
【解決手段】基材11の上下両面に対向するように形成される各ベタパターン14,15は、平面視において重合し合う重合領域S1,S3を有するようにそれぞれ設けられ、各ベタパターン14,15において重合し得ない領域S2,S4には応力緩和部としてのメッシュM1,M2をそれぞれ形成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、配線パターンが形成されたプリント配線板に関する。
従来のプリント配線板において、一般に、基材の厚さ方向の中心線に対して上側と下側に形成された信号用配線導体や全面導体層(ベタパターン)を含む配線パターンの配置形態が不均一である場合がある。この場合、プリント配線板を作成する際や電子部品の実装時に加えられる熱によって、配線パターンと基材との熱膨張係数が異なること等から、基材に対して上又は下に凸状に反るような方向に応力が作用する。その結果、プリント配線板に、上方向又は下方向に凸となるような反り等の変形が生じてしまうという問題がある。
特許文献1のプリント配線板において、信号用配線導体及びベタパターンは、基材の厚さ方向の中心線に対して線対称とされて形成されている。この構成により、基材に信号用配線導体やベタパターンとなる金属ペーストを印刷形成して焼成することによりプリント配線板を形成する際に、基材の厚さ方向の中心線に対して上側と下側に信号用配線導体及びベタパターンが線対称に均一に配置される。その結果、上側と下側とで基材を反らせようとする応力の大きさが同じで逆方向のものとなるため、基材を上方向又は下方向に反らせようとする応力とを相殺させることができ、プリント配線板に反り等の変形が発生することを効果的に防止することができる。
特開2005−136232号公報
しかしながら、プリント配線板の小型化を考慮に入れつつ、かつ、信号配線用導体やベタパターン等の部品点数を多くしたい場合に、基材の小型化に伴って、信号用配線導体やベタパターンの配置位置に制約が出てしまう。その結果、基材の厚さ方向の中心線に対して上側と下側に形成された信号用配線導体及びベタパターンを含む配線パターンを線対称に均一に配置することが困難となる虞がある。
本発明の目的は、ベタパターンの配置位置に制約があったとしても、プリント配線板の反りを抑制することができるプリント配線板を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、基材の厚さ方向の中心線を挟んで対向する上下両面に接地用又は電源用のベタパターンを含む配線パターンがそれぞれ形成されるプリント配線板であって、前記基材の上下両面に対向するように形成される前記ベタパターンは、平面視において重合し合う重合領域を有するようにそれぞれ設けられ、前記ベタパターンにおいて重合し得ない領域には応力緩和部を形成することを要旨とする。
この発明によれば、基材の上下両面に対向するように形成されるベタパターンは、平面視において重合し合う重合領域を有するように設けられ、ベタパターンにおいて重合し得ない領域には応力緩和部を形成する。各応力緩和部では、プリント配線板を作成する際や電子部品を実装する際に上又は下に凸状に反るような方向に作用する応力を緩和することができる。よって、基材の厚さ方向の中心線を挟んで対向する上下両面にベタパターンを線対称に均一に配置することができない場合でも、ベタパターンが重合し得ない領域では、応力緩和部によって応力が緩和されており、ベタパターンの重合領域では、上下の応力が相殺される。したがって、ベタパターンの配置位置に制約があったとしても、プリント配線板の反りを抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記応力緩和部は、メッシュ構造からなることを要旨とする。
メッシュ構造は、ベタパターンの厚さ方向にパターン化された孔を複数個形成することで設けることができ、応力緩和部を形成する上で容易である。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、複数の前記基材が積層された多層型であることを要旨とする。
多層型のプリント配線板は、基材の厚さ方向の中心線を挟んで対向する上下両面にベタパターンを線対称に均一に配置することができない場合、両面型のプリント配線板と比べて、プリント配線板を作成する際や電子部品を実装する際に上又は下に凸状に反るような方向に作用する応力が大きい。しかしながら、基材の上下両面に対向するように形成されるベタパターンを、平面視において重合し合う重合領域を有するように設け、重合し得ない領域に応力緩和部を形成することで、基材を上又は下に凸となるように反らせようとする応力を緩和させることができる。したがって、多層型のプリント配線板において、ベタパターンの配置位置に制約があったとしても、多層型のプリント配線板の反りを抑制することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の発明において、前記基材の単位面積当りにおける上側の前記ベタパターンの占有率及び下側の前記ベタパターンの占有率を、前記応力緩和部を形成することでほぼ同一としたことを要旨とする。
この発明によれば、基材の単位面積当りにおける上側のベタパターンの占有率及び下側のベタパターンの占有率を、応力緩和部によってほぼ同一にすることで、上側と下側とで基材を反らせようとする応力の大きさが同じで逆方向のものとなる。よって、基材を上又は下に反らせようとする応力を相殺させることができ、プリント配線板の反りを抑制することができる。
この発明によれば、ベタパターンの配置位置に制約があったとしても、プリント配線板の反りを抑制することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1,図2にしたがって説明する。
図1に示す両面型のプリント配線板10は、絶縁層をなす基材11の上下両面に第1層の配線パターン12と第2層の配線パターン13とが形成されるとともに、ソルダレジスト層18,19が形成されてなる。第1層の配線パターン12は、基材11の厚さ方向における上側に設けられるとともに、第2層の配線パターン13は、基材11の厚さ方向における下側に設けられている。第1層の配線パターン12及び第2層の配線パターン13は、基材11の厚さ方向の中心線Lを挟んで対向するようにそれぞれ形成されている。本実施形態のプリント配線板10では、第1層の配線パターン12と第2層の配線パターン13とは、銅箔によって形成されている。なお、図1では、基材11、各配線パターン12,13及びソルダレジスト層18,19の各厚み(厚み比率)を誇張して描いている。
図2は、各配線パターン12,13において、特にベタパターン14,15が形成されている部分を一部拡大するとともに、プリント配線板10を概略的に示した斜視図である。
基材11の厚さ方向の中心線Lを挟んで対向する上下両面には、ベタパターン14,15が基材11の中心線Lを挟んで対向配置されるようにそれぞれ形成されている。第1層のベタパターン14は、基材11の厚さ方向における上側に設けられているとともに、第2層のベタパターン15は、基材11の厚さ方向における下側に設けられている。本実施形態のプリント配線板10では、図2に示すように、第1層のベタパターン14は、例えば、平面視略L字型をしているとともに、第2層のベタパターン15は平面視略矩形状をしている。よって、第1層のベタパターン14と第2層のベタパターン15とは、パターンの形状がそれぞれ相違する。
第1層のベタパターン14は、平面視において第2層のベタパターン15と重合し合う重合領域S1(図2において斜線を付した領域)を有するように設けられている。また、第1層のベタパターン14は、第2層のベタパターン15と重合し得ない領域S2(図2において斜線を付していない領域)を有している。なお、図2には、一方のベタパターンに対し他方のベタパターンを上下に重ねた時に両ベタパターンの重なる領域と重ならない領域とを分かり易くするために、第2層のベタパターン15を模した仮想パターンA1を二点鎖線で描いている。第1層のベタパターン14において、第2層のベタパターン15と重合し得ない領域S2には、応力緩和部としてのメッシュM1が形成されている。メッシュM1は、図2に拡大して示すように、第1層のベタパターン14の厚さ方向に形成される四角形状の複数の孔Hが、格子状にパターン化されてなる。メッシュM1は、第1層のベタパターン14の剛性を低減させる。
一方、第2層のベタパターン15は、平面視において第1層のベタパターン14と重合し合う重合領域S3(図2において斜線を付した領域)を有するように設けられている。また、第2層のベタパターン15は、第1層のベタパターン14と重合し得ない領域S4(図2において斜線を付していない領域)を有している。なお、図2には、一方のベタパターンに対し他方のベタパターンを上下に重ねた時に両ベタパターンの重なる領域と重ならない領域とを分かり易くするために、第1層のベタパターン14を模した仮想パターンA2を二点鎖線で描いている。第2層のベタパターン15において、第1層のベタパターン14と重合し得ない領域S4には、応力緩和部としてのメッシュM2が形成されている。メッシュM2は、図2に拡大して示すように、第1層のベタパターン14の厚さ方向に形成されるメッシュM1のような格子状にパターン化された孔Hが、第2層のベタパターン15の厚さ方向に形成されてなる。メッシュM2は、第2層のベタパターン15の剛性を低減させる。
メッシュM1,M2の製造方法としては、公知の方法であるエッチング処理によって形成される。具体的には、銅箔にエッチング加工を施して所定の形状の孔Hを有するメッシュM1,M2を形成する。エッチング工程では、銅箔の片面にフォトレジストにより、所定の形状及び大きさの孔Hを有するマスクを形成する。フォトレジストは、ネガ型及びポジ型のいずれであってもよい。次にエッチング処理を行い、銅箔のマスクで覆われていない部分をエッチング除去した後、マスクを除去することにより、メッシュM1,M2が完成する。なお、各ベタパターン14,15は、メッシュM1,M2と同期して製作される。
第1層のベタパターン14及び第2層のベタパターン15における重合し得ない領域S2,S4にメッシュM1,M2をそれぞれ形成することにより、基材11の単位面積当りにおける第1層のベタパターン14の占有率と、基材11の単位面積当りにおける第2層のベタパターン15の占有率とをほぼ同一となるようにしている。すなわち、第1層のベタパターン14及び第2層のベタパターン15の剛性がほぼ同一となる。
このように構成されたプリント配線板10は、プリント配線板10を作成する際や電子部品を実装する際に、基材11の厚さ方向の中心線Lに対して上側と下側とで基材11を上方向又は下方向に凸となるように反らせようする応力の大きさが同じで逆方向のものとなる。よって、基材11の単位面積当りにおける第1層のベタパターン14の占有率と、基材11の単位面積当りにおける第2層のベタパターン15の占有率とをメッシュM1,M2を形成することでほぼ同一としたことにより、基材11を上方向又は下方向に反らせようとする応力を相殺させることができる。
第1実施形態では以下の効果を得ることができる。
(1)重合し得ない領域S2,S4では、メッシュM1,M2を形成されているので、プリント配線板10の作成時や電子部品の実装時に上又は下に凸状に反るような方向に作用する応力が緩和される。よって、基材11の厚さ方向の中心線Lを挟んで対向する上下両面に各ベタパターン14,15を線対称に均一に配置することができない場合でも、重合し得ない領域S2,S4では、メッシュM1,M2によって応力が緩和され、重合領域S1,S3では、上下の応力が相殺される。したがって、ベタパターン14,15の配置位置に制約があったとしても、プリント配線板10の反りを抑制することができる。
(2)メッシュM1,M2構造は、ベタパターン14,15の厚さ方向にパターン化された孔Hを複数個形成することで設けることができ、応力緩和部を形成する上で容易である。
(3)基材11の単位面積当りにおける第1層のベタパターン14の占有率及び第2層のベタパターン15の占有率を、メッシュM1,M2をそれぞれ形成することによってほぼ同一にすることで、基材11の厚さ方向の中心線Lに対して上側と下側とで基材11を反らせようとする応力の大きさが同じで逆方向のものとなる。よって、基材11を上方向又は下方向に反らせようとする応力を相殺させることができ、プリント配線板10の反りを抑制することができる。
(4)各ベタパターン14,15の重合し得ない領域S2,S4において、各ベタパターン14,15の厚さ方向に孔Hを形成することによって設けられる残りのベタパターン部分は、余分な周波数を拾ってしまい、ノイズを起こす原因となる虞がある。しかしながら、応力緩和部をメッシュM1,M2構造とした構成は、各ベタパターン14,15の厚さ方向にパターン化された孔Hを細かく形成することができ、外部から余分な周波数を拾うことによって、ノイズを起こしてしまうことを抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について、図3,図4を用いて説明する。なお、図3,図4において、第1実施形態の図1,図2に付した符号と同一符号を付した部分は同一又は相当部分を示し、その重複する説明を省略する。
図3は、多層型のプリント配線板30を示す。多層型のプリント配線板30は、基材11の上下両面に第1層の配線パターン12と第2層の配線パターン13及び絶縁層をなす基材としてのプリプレグ層31,32とが積層されるとともに、各プリプレグ層31,32の各片面に第3層の配線パターン33と第4層の配線パターン34及びソルダレジスト層38,39とが積層されてなる。第3層の配線パターン33は、基材11の厚さ方向における上側に設けられるとともに、第4層の配線パターン34は、基材11の厚さ方向における下側に設けられている。第3層の配線パターン33及び第4層の配線パターン34は、基材11の厚さ方向の中心線Lを挟んで対向するようにそれぞれ形成されるとともに、第1層の配線パターン12及び第2層の配線パターン13の配置位置よりも中心線Lから離れた位置に配置されている。プリプレグ層31は、第1層の配線パターン12と第3層の配線パターン33とによって挟まれるとともに、プリプレグ層32は、第2層の配線パターン13と第4層の配線パターン34とによって挟まれている。本実施形態において第3層の配線パターン33及び第4層の配線パターン34は、銅箔によって形成されている。なお、図3では、基材11、各配線パターン12,13,33,34、プリプレグ層31,32及びソルダレジスト層38,39の各厚み(厚み比率)を誇張して描いている。
図4は、各配線パターン12,13,33,34において、特にベタパターン14,15,35,36が形成されている部分を一部拡大するとともに、プリント配線板30を概略的に示した斜視図である。
基材11の厚さ方向の中心線Lを挟んで対向するプリプレグ層31,32の上下両面には、ベタパターン35,36が基材11の中心線Lを挟んで対向配置されるようにそれぞれ形成されている。第3層のベタパターン35は、基材11の厚さ方向における上側に設けられているとともに、第4層のベタパターン36は、基材11の厚さ方向における下側に設けられている。本実施形態のプリント配線板30では、図4に示すように、第3層のベタパターン35は平面視略凹字型をしているとともに、第4層のベタパターン36は平面視略矩形状をしている。よって、第3層のベタパターン35と第4層のベタパターン36とは、パターンの形状がそれぞれ相違する。
第3層のベタパターン35は、平面視において第4層のベタパターン36と重合し合う重合領域S5(図4において斜線を付した領域)を有するように設けられている。また、第3層のベタパターン35は、第4層のベタパターン36と重合し得ない領域S6(図4において斜線を付していない領域)を有している。なお、図4には、一方のベタパターンに対し他方のベタパターンを上下に重ねた時に両ベタパターンの重なる領域と重ならない領域とを分かり易くするために、第4層のベタパターン36を模した仮想パターンA3を二点鎖線で描いている。第3層のベタパターン35において、第4層のベタパターン36と重合し得ない領域S6には、応力緩和部としてのメッシュM3が形成されている。メッシュM3は、図2に拡大して示すように、第1層のベタパターン14の厚さ方向に形成されるメッシュM1のような格子状にパターン化された孔Hが、第3層のベタパターン35の厚さ方向に形成されてなる。メッシュM3は、第3層のベタパターン35の剛性を低減させる。
一方、第4層のベタパターン36は、平面視において第3層のベタパターン35と重合し合う重合領域S7(図4において斜線を付した領域)を有するように設けられている。また、第4層のベタパターン36は、第3層のベタパターン35と重合し得ない領域S8(図4において斜線を付していない領域)を有している。なお、図4には、一方のベタパターンに対し他方のベタパターンを上下に重ねた時に両ベタパターンの重なる領域と重ならない領域とを分かり易くするために、第3層のベタパターン35を模した仮想パターンA4を二点鎖線で描いている。第4層のベタパターン36において、第3層のベタパターン35と重合し得ない領域S8には、応力緩和部としてのメッシュM4が形成されている。メッシュM4は、図2に拡大して示すように、第1層のベタパターン14の厚さ方向に形成されるメッシュM1のような格子状のパターン化された孔Hが、第4層のベタパターン36の厚さ方向に形成されてなる。メッシュM4は、第4層のベタパターン36の剛性を低減させる。
メッシュM3,M4の製造方法としては、公知の方法であるエッチング処理によって形成され、その具体的な方法は、メッシュM1,M2の製造方法と同一であり、その重複する説明を省略する。
第3層のベタパターン35及び第4層のベタパターン36における重合し得ない領域S6,S8にメッシュM3,M4をそれぞれ形成することにより、プリプレグ層31の単位面積当りにおける第3層のベタパターン35の占有率と、プリプレグ層32の単位面積当りにおける第4層のベタパターン36の占有率とをほぼ同一となるようにしている。すなわち、第3層のベタパターン35及び第4層のベタパターン36の剛性がほぼ同一となる。プリント配線板30の厚み方向の中心線Lに対して対となるベタパターン、本実施形態の場合、第1層のベタパターン14と第2層のベタパターン15との組み合わせ及び第3層のベタパターン35と第4層のベタパターン36との組み合わせにおいて、各ベタパターン14,15,35,36の占有率に一致性を持たせている。
多層型のプリント配線板30は、基材11の厚さ方向の中心線Lを挟んで対向する上下両面にベタパターンを線対称に均一に配置することができない場合、第1実施形態の両面型のプリント配線板10と比べて、プリント配線板30を作成する際や電子部品を実装する際に上又は下に凸状に反るような方向に作用する応力が大きい。しかし、プリント配線板30は、第1層のベタパターン14と第2層のベタパターン15との組み合わせ及び第3層のベタパターン35と第4層のベタパターン36との組み合わせにおいて、各ベタパターン14,15,35,36の占有率に一致性を持たせることで、基材11を上方向又は下方向に反らせようとする応力を相殺させる。
第2実施形態では、第1実施形態の(1)〜(4)に対応する効果を得ることができるとともに、以下の効果を得ることができる。
(5)多層型のプリント配線板30において、ベタパターンの配置位置に制約があったとしても、多層型のプリント配線板30の反りを抑制することができる。
なお、本実施形態では以下のような実施形態も可能である。
○ 上記各実施形態において、重合し得ない領域S2,S4,S6,S8を完全にメッシュ構造にしなくてもよい。この場合、プリント配線板10,30の厚み方向の中心線Lに対して対となる各ベタパターン14,15,35,36の占有率がほぼ同一であることが好ましく、メッシュを構成する複数の孔Hの大きさを適宜変更して各ベタパターン14,15,35,36の占有率に一致性を持たせるとよい。
○ 上記各実施形態において、メッシュM1〜M4を構成する複数の孔Hは、四角形状に限らず、例えば、丸状であってもよいが、メッシュM1〜M4を構成する複数の孔Hの形状がパターン化されていることが好ましい。
○ 上記各実施形態において、各配線パターン12,13,33,34を構成する金属は銅に限らず他の金属、例えば、銀、アルミでもよい。
○ 本発明は、配線パターンが5層以上形成されたプリント配線板に適用してもよいが、プリント配線板は、配線パターンが偶数層からなる構成が好ましい。
第1実施形態のプリント配線板を示す断面図。 第1実施形態のプリント配線板を概略的に示す斜視図。 第2実施形態のプリント配線板を示す断面図。 第2実施形態のプリント配線板を概略的に示す斜視図。
符号の説明
10,30…プリント配線板、11…基材、12…第1層の配線パターン、13…第2層の配線パターン、14…第1層のベタパターン、15…第2層のベタパターン、31,32…基材としてのプリプレグ層、33…第3層の配線パターン、34…第4層の配線パターン、35…第3層のベタパターン、36…第4層のベタパターン、L…中心線、M1〜M4…応力緩和部としてのメッシュ、H…メッシュを構成する孔、S1,S3,S5,S7…重合領域、S2,S4,S6,S8…重合し得ない領域。

Claims (4)

  1. 基材の厚さ方向の中心線を挟んで対向する上下両面に接地用又は電源用のベタパターンを含む配線パターンがそれぞれ形成されるプリント配線板であって、
    前記基材の上下両面に対向するように形成される前記ベタパターンは、平面視において重合し合う重合領域を有するようにそれぞれ設けられ、前記ベタパターンにおいて重合し得ない領域には応力緩和部を形成することを特徴とするプリント配線板。
  2. 前記応力緩和部は、メッシュ構造からなる請求項1に記載のプリント配線板。
  3. 複数の前記基材が積層された多層型であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のプリント配線板。
  4. 前記基材の単位面積当りにおける上側の前記ベタパターンの占有率及び下側の前記ベタパターンの占有率を、前記応力緩和部を形成することでほぼ同一としたことを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載のプリント配線板。
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