JP2006107006A - 帳票類取扱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複合媒体取扱装置など同一挿入口から払込書及び通帳を取り込んで処理する装置において、操作者が払込書の天地又は表裏を間違えて挿入した場合であっても再挿入の必要がない帳票類取扱装置。
【解決手段】 媒体PがP5の位置に到達すると、OCRスキャナ部7で当該媒体P表面の画像が読取られ、媒体Pのフォーマットパターンと比較判別される。この比較判別によって媒体Pの挿入方向が判別される。この挿入方向の判別の結果「裏」搬送である場合、媒体Pの表裏を反転するために、分岐ゲートGを左側に回動して、搬送ローラ対41iを正回転し、搬送ローラ対41c、41bを逆回転させる。この結果、一時保留搬送路47、分岐搬送路45、左搬送路40Lが連結され、媒体Pは位置P6を経て位置P7に達し、媒体Pの表裏が反転される。次に、分岐ゲートGを初期位置に戻して、媒体Pを位置P8、P9、P10と搬送して媒体P表面の画像を再度読取る。
【選択図】 図10

Description

本発明は、例えば払込書などの帳票類を取り扱う帳票類取扱装置に関する。
帳票類取扱装置には、例えば自動預払装置に搭載される複合媒体取扱装置が知られている。この複合媒体取扱装置は、同一挿入口より規定の払込書及び通帳を取り込んで処理することができる。この通帳には複数種類の形状があるが、この何れの通帳も処理可能である。
払込書は、取り込み、搬送、イメージ読み取り、文字認識、印字が行われ装置内部の収納部に収納される。
通帳は、取り込み、搬送、磁気読取・書込、イメージ読み取り、ページマーク読取、印字が行われ装置の接客口に返却される。
複合媒体取扱装置には、払込書及び通帳が同一挿入口から挿入されるので、この払込書及び通帳に関する一連の処理を行うために、取込機構、駆動分割された搬送機構、幅寄せ機構、装置内媒体一時保留機構、磁気読取・書込機構、通帳ページ捲り機構、イメージ読取機構、文字印字機構、媒体収納機構、新規通帳発行機構が設けられている。これらの各機構には、各媒体に対応した取扱い手順が設定されており、この設定に従ってシーケンシャルな動作が行われる。
一方、払込書ユニットにおいて、操作者が上記払込書の前後(天地のこと)又は表裏を間違えて挿入した場合、上記イメージ読取機構が当該払込書の挿入方向を検知し、検知された挿入方向に基づいて払込書の処理を行う帳票類取扱装置が知れれている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−192785号公報(第1―3頁、図3)
しかしながら、特許文献1記載の帳票類取扱装置は、搬送路の上流から下流に向かって払込書の挿入口、表裏反転機構、挿入方向検知手段(イメージセンサ)と配列されており、払込書1枚のみの取扱には適しているが、本発明の複合媒体取扱装置には適用できない。すなわち、払込書及び通帳を同時に取り扱う装置では磁気読取・書込機構、イメージ読取機構、文字印字機構などを払込書及び通帳で共通に使用する必要があり、装置内媒体一時保留機構を必要とするという課題がある。また、操作者が払込書の表裏を間違えて挿入した場合の表裏反転機構も同様に必要になるが特許文献1記載の表裏反転機構のように専用の機構ではスペースファクタが悪いという課題がある。
本発明は上記問題を解決するためになされたもので、払込書などの帳票類を取り込んで処理する装置において、操作者が帳票類の前後又は表裏を間違えて挿入した場合であっても再挿入の必要がない帳票類取扱装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載の帳票類取扱装置は、挿入口から挿入された帳票類を往復搬送する第1の搬送手段と、この第1の搬送手段から分岐し、前記帳票類を往復搬送する第2の搬送手段と、前記第1の搬送手段と、前記第2の搬送手段を連結し、前記帳票類を搬送する複数の分岐搬送手段と、前記第1の搬送手段の途中に配置され、何れかの前記分岐搬送手段に前記帳票類を搬送させるための分岐ゲートと、前記第1の搬送手段又は前記第2の搬送手段に設けられた前記帳票類の画像を読取る画像読取手段と、この画像読取手段によって読取られた画像に基づいて搬送される前記帳票類の挿入方向を判別する挿入方向判別手段と、この挿入方向判別手段による判別の結果、前記帳票類の挿入方向が裏搬送の場合、前記分岐ゲートによって前記分岐搬送手段を切換え、前記帳票類の挿入方向を表搬送にする表裏反転手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、操作者が帳票類の前後又は表裏を間違えて挿入した場合であっても再挿入の必要がない帳票類取扱装置を提供できる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の実施例による複合媒体取扱装置を搭載した自動預払装置の外観図である。自動預払装置99は、カードユニット100、複合媒体取扱装置101、紙幣を入出金するための紙幣ユニット102、操作パネル103、硬貨を入出金するための硬貨ユニット104、及びこれらの各ユニットと相互に通信を行い、自動預払装置99を制御する総合制御部から構成される。
次に、図2を参照して複合媒体取扱装置101の構成を説明する。図2は、複合媒体取扱装置101の概略側断面図である。図3、図4は複合媒体取扱装置101で使用される通帳の一例で、図5は払込書の一例である(詳細は後述する)。
複合媒体取扱装置101には、通帳20、22及び払込書27からなる媒体の同一挿入口かつ排出口である媒体挿入口2と、この媒体挿入口2から挿入された媒体を図示矢印A方向に搬送する左搬送路40L、右搬送路40Rが設けられている。そして、この左右の搬送路40L、40Rに沿って媒体挿入口2から、磁気読取・書込部3、表裏反転部4、通帳ページ捲り・幅寄せ部5、PLF検知部6、印字部8、及び払込書27を収納する上段払込書収納庫9と下段払込書収納庫10とからなる処理ユニットが配置されている。さらに、これらを制御する制御部(制御手段)105、媒体を挟持して搬送するための複数の搬送ローラ対41a、41b、、、、41h、電源部(図示しない)が設けられている。さらにまた、上記表裏反転部4によって分岐された一時保留搬送路(第2の搬送手段)47にOCRスキャナ部7が設けられている。したがって、この一時保留搬送路47は、媒体を一時保留するための搬送路であると共に、この搬送路によって搬送されることによって、媒体Pの画像がOCRスキャナ部7によって読取られる。
媒体挿入口2は、上述したように通帳20、22及び払込書27からなる媒体が挿入又は排出されるところである。
磁気読取・書込部3は、磁気ヘッド31、磁気ヘッドドライバ回路、及び通帳押さえローラ対41dを備えている。図3に示す縦型通帳20の磁気データを読む場合を例に説明する。なお、図4に示す横型通帳も同様であるため、その説明は省略する。
以下、図3〜図5に示す媒体図も参照しながら説明する。
磁気ヘッド31と通帳押さえローラ対41dで搬送される通帳20が磁気ストライプ20aを押圧し、通帳20の磁気ストライプ20aを磁気ヘッド31に接触させ、磁気ストライプ20aの磁気データをリード/ライトする。このようにして読み取られた磁気データは、複合媒体取扱装置101の制御部105へ通知される。
表裏変換部4は、分岐搬送路(分岐搬送手段)45、46、及び分岐ゲートGを備えている。この分岐ゲートGによって左搬送路40L、右搬送路40R、一時保留搬送路47が必要に応じて連結される。
すなわち、分岐ゲートGを回動しない場合(第1の分岐搬送手段)、媒体Pは、表裏変換部4の左搬送路40Lから右搬送路40Rに搬送される。このとき媒体Pの挿入方向は搬送前と同じである。
なお、媒体Pの挿入方向とは、媒体Pが搬送されるときの状態で以下に示す4種類の挿入方向がある。
「表・正」:表面を上にして、かつ、正立して搬送される状態。
「表・逆」:表面を上にして、かつ、倒立して搬送される状態。
「裏・正」:裏面を上にして、かつ、正立して搬送される状態。
「裏・逆」:裏面を上にして、かつ、倒立して搬送される状態。
一方、分岐ゲートGを右側に回動した場合(第2の分岐搬送手段)、右搬送路40R、分岐搬送路46、一時保留搬送路47が連結され、例えば通帳ページ捲り・幅寄せ部5にあった媒体Pは後進しながらOCRスキャナ部7まで搬送される。このとき媒体Pの挿入方向は搬送前と同じである。
さらに、分岐ゲートGを左側に回動した場合(第3の分岐搬送手段)、左搬送路40L、分岐搬送路45、一時保留搬送路47が連結され、例えばOCRスキャナ部7にあった媒体Pは前進しながら左搬送路40Lまで搬送される。このとき媒体Pの挿入方向は表裏、正逆が反転する。
通帳ページ捲り・幅寄せ部5は、ページ捲り機構と幅寄せ機構から構成される。通帳ページ捲り機構は、通帳に印字するための印字行が同一ページに不足した場合に自動的にページ捲りを行う。また、幅寄せ機構は、通帳20、22の位置ずれによる磁気ストライプ20a、22aの誤読、誤書き込みが発生するのを防止するため、搬送される通帳20、22を片側に幅寄せ整位する。本実施例では、搬送方向右側に整位する。なお、この整位は、搬送方向左に整位し、それに合わせて関連する機構を設けても同様の効果が達成されるのは当然である。
PLF検知部6は、LED照明とモノクロCCD(ラインセンサ)からなり、搬送される通帳端部に印刷されている通帳のページマーク20b、22b、印字済行、及び印字濃度を読み取る。また、複合媒体取扱装置101の制御部105は、通帳のページマーク20b、22bのページデータと、当該通帳の磁気ストライプ20a、22aから読み取った磁気データ内のページデータとが一致するか判別し、現在開いている通帳のページに誤りがないか確認する。
OCRスキャナ部7は、照明部とカラーCCD(ラインセンサ)からなり、搬送される払込書27のイメージデータを読み取り、その読み取ったデータを複合媒体取扱装置101の制御部105へ通知する。
上段払込書収納庫9及び下段払込書収納庫10は、媒体処理の終了した払込書27が収納される所である。
図6は制御部105を説明するためのブロック図である。制御部105には、CPU(主制御部)112、データ処理回路113、RAM114、ROM115、画像メモリ116、I/Oポート117、118などが搭載されたボードで構成されており、これらは内部バス119を通じて相互に通信が行われる。
ROM115は、この複合媒体取扱装置101で実行されるプログラムや各種パラメータが記憶された読み取り専用メモリである。
RAM114は、プログラム実行のためのワークエリアやデータのストレージのためなどに用いられる読み出しと書き込みが可能なメモリである。
CPU112は、複合媒体取扱装置101の全体的な制御及び各種の演算処理を実行し、この演算処理結果を総合制御部130に送信する。
データ処理回路113は、磁気ヘッドドライバ回路32と接続され、磁気ヘッド31のリード/ライトデータ処理を行う。磁気ヘッドドライバ回路32は、データ処理回路113で生成された磁気ヘッド用の記録データに基づいて磁気ヘッド31を駆動したり、磁気ヘッド31によって通帳20の磁気ストライプ20aから読み出された信号の処理を行う。
また、データ処理回路113は、印字ドライバ回路88と接続され、印字部8の印字パターンデータの生成処理などを行う。印字ドライバ回路88はデータ処理回路113によって生成された印字パターンデータに基づいて印字部8の印字ヘッド84を駆動する。
制御部105のI/Oポート118には、PLF検知部6が接続される。PLF検知部6はイメージを読み取るラインCCDと光源からなるイメージリーダで、このPLF検知部6によって、ページマーク、印字済み行、印字濃度が読取られる。
制御部105のデータ処理回路113には、OCRスキャナ部7が接続されている。OCRスキャナ部(画像読取手段)7に収納されている記載していないOCR(光学式文字読み取り)によって帳票(この場合、払込書)から読み出されたイメージは、データ処理回路113、内部バス119を通して画像メモリ116に蓄積される。
この画像メモリ116に蓄積された帳票イメージに対してCPU112によって文字認識が行われる。
また、I/Oポート117には、例えば出入口2に配置された搬送ローラ対41aをはじめとする各種モータやソレノイドの動力源に駆動信号を供給したり、例えば出入口2に配置した光学センサ86などの受光部をパルス点灯するために電圧を供給したり、これら光学センサ86の出力を増幅する増幅器を収納するドライバ回路120が接続されている。
また、CPU112は、ドライバ回路120を通して入力された上記光学センサ86からの出力を演算処理し、出入口に放出された媒体の媒体種別を判別し、この判別結果に伴なうガイダンスデータを総合制御部130に伝送し、操作パネル103及び図示していない音声案内でガイダンスを行う。
総合制御部130は、複合媒体取扱装置101、カードユニット100、紙幣ユニット102、硬貨ユニット104、操作パネル103で構成される自動預払装置99の各ユニットと相互に通信を行い、自動預払装置99を制御する。また、総合制御部130は他のオンラインで接続された図示しないセンターとの間で通信を行うことが可能であり、自動預払装置99の取引結果をセンターに通知する。
ここで、通帳20が処理される場合の基本的な動作を説明する。通帳処理を行う場合は、タッチパネルなどの操作パネル103によって、画面ガイダンス、音声ガイダンス等の指示に従い例えば通帳記帳などの取引を選択する。通帳記帳取引が選択されると、操作パネル103には通帳挿入の画面ガイダンス等が行われる。
操作者が通帳20を複合媒体取扱装置101の挿入部2に挿入すると、図示しないセンサーに検知され、搬送ローラ対41aがモータによって回転し、通帳20を装置内に取り込む。
取り込まれた通帳20は通帳ページ捲り・幅寄せ部5によって搬送方向の右側に寄せられて磁気読取・書込部3で通帳の磁気ストライプからデータが読み取られる。読み取られたデータは制御部105へ通知される。
次に、PLF検知部6によって、ページマーク、印字済み行、印字濃度が読取られる。この読取結果に基づいて、ページ判定、印字行(空白行:印字開始行)判定、印字状態チェックが行われる。その結果は前述の制御部105へ通知される。主制御部105は、先の磁気データ内の印字行データと、PLF検知部6で読み取った印字済み行が一致するかチェックする。チェックの結果一致すると自動預払装置99の総合制御部130は、センターとのオンライン伝送を行い、当該口座についての記帳データを入手し、そのデータを制御部105へ送信して印字部8で通帳20に印字を行う。所定の印字が終了すれば(必要に応じて通帳ページ捲り部5にて改ページが行われる)通帳20はPLF検知部6にて印字濃度をチェックした上で挿入口2へと返却搬送する。
次に、払込書が処理される場合の基本的な動作を説明する。払込処理を行う場合は、タッチパネルなどからなる操作パネル103により、画面ガイダンス、音声ガイダンス等の指示に従い例えば払込取引を選択する。払込取引が選択されると、操作パネル103には払込書挿入の画面ガイダンス等が行われる。
操作者が払込書27を複合媒体取扱装置101の挿入部2に挿入すると、図示しないセンサーに検知され、搬送ローラ対41aがモータによって回転し、払込書27を装置内に取り込む。払込書27はOCRスキャナ7によって読取られ、データ処理回路113の画像処理部によって払込先、口座番号28a、28b、金額29a、29bなどの文字認識が行われる。また、払込人住所氏名30a、30bの文字の有無、払込書27の種別等の確認がなされ、操作パネル103には、口座番号28aなどの読み取られたイメージと文字認識された結果が上下に並んで表示される。操作者が文字認識内容に問題ないことを確認するために操作パネル103上の必要なキーを押すことにより、紙幣ユニット102、硬貨ユニット104などの現金を取り扱うユニット、又はカードによる入金などの場合はカードユニット100へのカード投入が指示され、払込書27に示された口座28a、28bへの払込などの処理がなされる。その後、払込書27は印字部8に搬送され、印字部8により受付局日附印34aなどの必要な印字がなされる。更に、文字認識用OCRスキャナ7で特定箇所の印字が読み取られデータ処理回路113の画像処理部によって印字濃度のOK/NGの判定がなされ、その結果を自動預払装置99の総合制御部130へ通知する。その後、搬送切り替えゲート(図示しない)により上段払込書収納庫9、または、下段払込書収納庫10に収納される。
なお、本実施例のように払込書及び通帳を共に処理する場合は、まず払込書をOCRスキャナ7で読み取り後、その場に待機して、通帳を取り込んで磁気読取・書込部3で磁気データのリード処理後、上記センターとのオンライン伝送を行い、当該口座についての記帳データを入手し、通帳を搬送路40R側に退避させ(図示しない)る。次に、待機している払込書を搬送路40Rに搬送して印字部6で印字を行って上段払込書収納庫9、下段払込書収納庫10の収納庫に収納する。その後、退避した通帳に印字部6で記帳データを印字し、PLF検知部6で印字濃度を確認し、磁気読取・書込部3で磁気データの書き込みを行い挿入口2に返却する。
次に、図7を参照して媒体Pが払込書の場合で、正常に挿入された場合の搬送位置を説明する。図中媒体Pの搬送位置をP1〜P7で示してある。
媒体Pが媒体挿入口2から挿入されると(図7の位置P1)、搬送ローラ対41aで挟持されて図示矢印A方向に搬送される。このとき、図示しないセンサーによって媒体の形状が検知される。この検知によって当該媒体が払込書であることが認識される。
さらに搬送されて、図7の位置P2を経て図7の位置P3に到達する。この場合、媒体Pが払込書であり磁気ストライプがないため、磁気読取・書込部3によって払込書に磁気読取・書込は行われない。
さらに媒体Pが搬送されて、通帳ページ捲り・幅寄せ部5で搬送方向に向かって右側に整位される。従って、図7の位置P3では整位された状態で停止する。この場合、媒体Pが払込書であるため、通帳ページ捲り機構は動作しない。
次に、分岐ゲートGを右側に回動し、搬送ローラ対41d、41e、41f、41iを逆回転することによって、媒体Pは後進搬送され、分岐ゲートGによって位置P3から分岐搬送路46に進路変更される(図7の位置P4)。さらに後進搬送された媒体Pは、OCRスキャナ部7で当該媒体P表面の画像が読取られ、図7の位置P5まで搬送されて停止する。
このようにして、媒体P表面の画像が読取られ、画像メモリ116に記憶されている媒体のフォーマットパターンと比較判別される。この比較判別によって媒体Pの挿入方向である表裏、正逆が判別される(挿入方向判別手段)。この挿入方向の判別の結果「表・正」の場合は払込書に記載されている記載内容が読み込まれて認識される。一方挿入方向の判別の結果「表・逆」の場合は、読み込まれたデータの正逆変換後、記載内容が認識される。
なお、払込書の決済を通帳に入金されている金額の引き去りによって行うために通帳が挿入された場合は、払込書が位置P5で停止(待機)している状態で、通帳を搬送して決済処理を行う。
次に、図8を参照して、上記挿入方向の判別の結果「表・正」及び「表・逆」からなる「表」搬送の場合の搬送位置を媒体Pの待機している図7の位置P5から説明する。
媒体Pが払込書で表搬送の場合、当該払込書の表裏反転は行わないので、分岐ゲートGを右側に回動し、搬送ローラ対41i、41d、41e、41fを正回転することによって媒体Pは前進搬送され、分岐ゲートGによって位置P5から分岐搬送路46に搬送される(図8のP6)。さらに前進搬送された媒体Pは、通帳ページ捲り・幅寄せ部5、PLF検知部6を通過して印字部8で印字される。この際、媒体Pの挿入方向が「表・正」の場合は、通常に印字されるが、「表・逆」の場合は、媒体Pの前後が逆になっているため、文字を正逆変換した後に印字する(図8のP7)。
次に、図9を参照して、上記挿入方向の判別結果「裏」搬送の場合の搬送位置を説明する。
媒体Pが媒体挿入口2から挿入されると(図7の位置P1)、搬送ローラ対41aで挟持されて図示矢印A方向に搬送される。このとき、図示しないセンサーによって媒体の形状が検知される。この検知によって当該媒体が払込書であることが認識される。以下、P1〜P5までは、図7の動作と同様であり、その説明を省略する。
次に、図10を参照して、上記挿入方向の判別結果「裏」搬送の場合の搬送位置を説明する。なお、通帳を用いて決済する場合の通帳の動作は上述したのでその説明を省略する。
媒体PがP5の位置に到達すると、OCRスキャナ部7で当該媒体P表面の画像が読取られ、画像メモリ116に記憶されている媒体Pのフォーマットパターンと比較判別される。この比較判別によって媒体Pの挿入方向である表裏、正逆が判別される。この挿入方向の判別の結果「裏・正」、「裏・逆」からなる「裏」搬送である場合、媒体Pの表裏を反転する必要がある。このために、分岐ゲートGを左側に回動して、搬送ローラ対41iを正回転し、搬送ローラ対41c、41bを逆回転させる。この結果、一時保留搬送路47、分岐搬送路45、左搬送路40Lが連結され、媒体Pは位置P6を経て位置P7に達する。この際、媒体Pの表裏が反転する。
次に、分岐ゲートGを初期位置に戻して、媒体Pを位置P8、P9、P10と搬送する。この搬送の方法は既に説明したのと同様であるのでその説明を省略する。媒体Pが「表」になって搬送され、OCRスキャナ部7によって当該媒体P表面の画像が再度読取られ、画像メモリ116に記憶されている媒体のフォーマットパターンと比較判別される。この比較判別によって媒体Pの挿入方向が再度認識され、「表・正」、「表・逆」が判別される。以下、媒体Pは位置P11、P12と搬送されて印字部8で印字される。なお、その説明は、図8の説明と同様であるため、その説明を省略する。
以上の処理によって、媒体Pの挿入方向がどのような場合であっても正常に記載された払込書であれば上段払込書収納庫9又は下段払込書収納庫10に収納される。また、この際に使用された通帳は挿入口2に排出される。
次に、図11を参照して払込書の処理フローを説明する。
払込書が挿入されると(S1)、上述したように払込書のサイズによって払込書であることが認識されると一時保留搬送路47に搬送されて払込書の画像が取得される(S2)。
次に、取得された画像と画像メモリ116に記憶されているフォーマットパターンとが比較判別される(S3)。この比較判別の結果に基づいて払込書の挿入方向が決定される。この設定された挿入方向が前後逆方向の場合は、払込書読取データの正逆反転変換を行う(S4)。
上記、比較判別の結果設定された挿入方向が、表裏逆方向の場合は、表裏反転部4で表裏反転済みであるか判別される(S5)。表裏反転済みでない場合(S5のNo)には表裏反転を行う(S6)。この表裏反転後、再度画像取得して(S2)挿入方向を判別する(S3)。
次に、判別された挿入方向に基づいて払込書に記載された記載内容のチェックを行う(S7)。
この文字データの確認結果、払込書としての記載内容に不備がない場合(S7のOK)、払込書を印字部8に搬送して印字を行う(S8)。この印字終了後、払込書を上段払込書収納庫9又は下段払込書収納庫10に収納する(S9)。
一方、記載内容のチェックで、認識できなかった場合(S7の取扱不可)。払込書を操作者に返却する表示を行う(S10)。さらに払込書を挿入口2に返却する(S11)。また、利用者に対して、返却された払込書をもって窓口に出向くように窓口誘導処理を行う(S12)。
なお、上述した実施例では第2の搬送手段である一時保留搬送路47にOCRスキャナ部7を設けたが、OCRスキャナ部7を第1の搬送手段上に設け、一時保留搬送路47の下流に上段払込書収納部9及び下段払込書収納部10を設けるようにしてもよい。
以上のように、本実施例によれば、操作者が帳票類の前後又は表裏を間違えて挿入した場合であっても再挿入の必要がない帳票類取扱装置を提供できる。また、一時保留搬送路47が設けられており一時退避が可能になるため、本実施例のように通帳と払込書を同時に処理すことができる帳票類取扱装置を提供できる。
本発明の実施例による複合媒体取扱装置を搭載した自動預払装置の外観図。 本発明の複合媒体取扱装置の概略側断面図。 縦型通帳の見開き図。 横型通帳の見開き図。 払込書を説明する図。 制御部ブロック図。 払込書の表を上にして搬送した場合の動作を説明する図(その1)。 払込書の表を上にして搬送した場合の動作を説明する図(その2)。 払込書の裏を上にして搬送した場合の動作を説明する図(その1)。 払込書の裏を上にして搬送した場合の動作を説明する図(その2)。 払込書の処理を説明するフローチャート。
符号の説明
G 分岐ゲート
P 媒体
2 媒体挿入口
3 磁気読取・書込部
4 表裏反転部
5 通帳ページ捲り・幅寄せ部
6 PLF検知部
7 OCRスキャナ部
8 印字部
9 上段払込書収納庫
10 下段払込書収納庫
20 縦型通帳
22 横型通帳
27 払込書
40L 左搬送路
40R 右搬送路
41a〜41i 搬送ローラ対
45、46 分岐搬送路
47 一時保留搬送路
99 自動預払装置
101 複合媒体取扱装置
105 主制御部

Claims (3)

  1. 挿入口から挿入された帳票類を往復搬送する第1の搬送手段と、
    この第1の搬送手段から分岐し、前記帳票類を往復搬送する第2の搬送手段と、
    前記第1の搬送手段と、前記第2の搬送手段を連結し、前記帳票類を搬送する複数の分岐搬送手段と、
    前記第1の搬送手段の途中に配置され、何れかの前記分岐搬送手段に前記帳票類を搬送させるための分岐ゲートと、
    前記第1の搬送手段又は前記第2の搬送手段に設けられた前記帳票類の画像を読取る画像読取手段と、
    この画像読取手段によって読取られた画像に基づいて搬送される前記帳票類の挿入方向を判別する挿入方向判別手段と、
    この挿入方向判別手段による判別の結果、前記帳票類の挿入方向が裏搬送の場合、前記分岐ゲートによって前記分岐搬送手段を切換え、前記帳票類の挿入方向を表搬送にする表裏反転手段と
    を備えたことを特徴とする帳票類取扱装置。
  2. 前記分岐搬送手段は、
    前記分岐ゲートに対して前記第1の搬送手段の搬送方向上流と搬送方向下流とを前記分岐ゲートによって連結して前記帳票類を往復搬送する第1の分岐搬送手段と、
    前記第1の搬送手段と、前記第2の搬送手段とを前記分岐ゲートを一方に回動することによって連結し、前記帳票類の表裏を変更しないで往復搬送する第2の分岐搬送手段と、
    前記第1の搬送手段と、前記第2の搬送手段とを前記分岐ゲートを他方に回動することによって連結し、前記帳票類の表裏を変更して進退自在に搬送する第3の分岐搬送手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の帳票類取扱装置。
  3. 挿入口から挿入された帳票類及び通帳を往復搬送する第1の搬送手段と、
    この第1の搬送手段に配置され、挿入された帳票類及び通帳に印字などの処理を行う処理ユニットと、
    前記第1の搬送手段から分岐し、前記帳票類を往復搬送する第2の搬送手段と、
    前記第1の搬送手段と、前記第2の搬送手段を連結し、前記帳票対を往復搬送する複数の分岐搬送手段と、
    前記第1の搬送手段の途中に配置され、何れかの前記分岐搬送手段に前記帳票類を搬送させるための分岐ゲートと、
    前記第1の搬送手段又は前記第2の搬送手段に設けられた前記帳票類の画像を読取る画像読取手段と、
    この画像読取手段によって読取られた画像に基づいて搬送される前記帳票類の挿入方向を判別する挿入方向判別手段と、
    この挿入方向判別手段による判別の結果、前記帳票類の挿入方向が裏搬送の場合、前記分岐ゲートによって前記分岐搬送手段を切換え、前記帳票類の挿入方向を表搬送にする表裏反転手段と、
    前記帳票類が挿入されたとき、この帳票類の画像を前記画像読取手段で読み取り、前記挿入方向判別手段で判別後、この帳票類を待機し、この待機時に前記通帳が挿入されたとき、前記第1の搬送路に配置された処理ユニットで処理後、操作者に当該通帳を返却し、前記待機した帳票類を前記処理ユニットで印字して帳票類収納庫に収納する制御手段と
    を備えたことを特徴とする帳票類取扱装置。
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