JP2006103688A - 梱包箱 - Google Patents

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一平 宮平
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Abstract

【課題】 フラップの移動、ひいてはフラップの設けられた天板(蓋)の移動を抑制することで、被梱包物の外部への落下等を防止できる梱包箱を提供する。
【解決手段】 天板12で梱包箱49の収容領域の開口を塞いだとき、側板と接触するフラップユニット41が天板12に設けられるとともに、このフラップユニット41に切込係止片1が設けられ、さらに、第2層板24に曲片3が設けられている。そして、この切込係止片1と曲片3とが重なり合うとともに互いに係合することで、天板12を不動とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば電子機器や電子部品等の物品(被梱包物)を梱包(収容)するための梱包箱に関するものである。
電子機器や電子部品等の物品(被梱包物)は、例えばダンボール等で形成される箱(梱包箱)に収容(梱包)されて、市場に出回るようになっている。そして、この種の箱は、粘着テープ等によって、蓋となる部分をとめあわせ、梱包されている電子機器等が外部に飛びでないようにしている。
しかし、このような粘着テープ等を使用すると、この粘着テープ等を梱包箱から剥離したとき、梱包箱自体が破損してしまい、再利用するのが難しい。そこで、図9に示すように、梱包箱149の蓋となる一面(天板112)に折り曲げ片(フラップ)143を設けるとともに、このフラップ143の嵌め込まれるようなスリット191が設けられた梱包箱149が考え出されている(特許文献1)。
この図に示すような梱包箱149であれば、フラップ143とスリット191との摩擦力によって、フラップ143のつながった梱包箱149の蓋(天板112)が開かないようにできる。
実用新案登録第3092754号公報(図1等参照)
しかしながら、摩擦力のみに起因して、梱包箱149の蓋(天板112)の移動を制限するだけでは不十分な場合がある。例えば、重量の重い電子機器等を梱包した場合、その梱包箱149が落下したり、振動したりすると、その影響で、フラップ143がスリット191から抜け落ちてしまい、電子機器等が外部に飛び出してしまうおそれがある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、フラップの移動、ひいてはフラップの設けられた天板(蓋)の移動を抑制することで、被梱包物の外部への落下等を防止できる梱包箱を提供することにある。
本発明は、底板と、この底板の周辺端部を囲むように立設された側板とによって、開口を有する収容領域を形成するとともに、この開口を塞ぐ天板を有した梱包箱であって、上記天板で上記開口を塞いだとき、上記側板と接触する連結部が天板に設けられるとともに、この連結部に第1切り出し片が設けられ、さらに、上記側板に第2切り出し片が設けられており、上記の第1切り出し片と第2切り出し片とが重なり合うとともに互いに係合することで、天板を不動とすることを特徴としている。
これによると、第1切り出し片と第2切り出し片とが互いに係合して止まるようになっている。すなわち、この両者(第1切り出し片・第2切り出し片)が、ロック機構として機能するようになっている。そのため、第1切り出し片が、側板の第2切り出し片から移動しなくなり、この第1切り出し片の設けられた連結部、ひいては連結部の設けられた天板が不動となる(天板が側板から離れないようになる)。
また、本発明の梱包箱では、上記側板が複層構造となっており、この層間に上記連結部が挟まれるようになっていることが好ましい。
これによると、第1切り出し片・第2切り出し片に基づくロック機構の効力(第1切り出し片・第2切り出し片とが係合するときの摩擦力)に、複層による連結部の挟持に起因した摩擦力(すなわち、連結部と複層から成る側板との間に生じる摩擦力)が加わることになる。そのため、本発明の梱包箱は、一層、連結部、ひいては、天板を不動にさせることができる。
また、本発明の梱包箱では、上記の第1切り出し片または第2切り出し片に重畳する上記各層には、この第1切り出し片または第2切り出し片に到達する開孔が設けられていることが好ましい。
これによると、開孔を通じて、梱包箱の外部から指等によって、第1切り出し片を押さえつけることができる。そのため、この第1切り出し片を折り曲げる等して、第2切り出し片と係合させやすくできる。
また、本発明の梱包箱は、天板で開口を塞いだとき、底板と接触する連結部が天板に設けられるとともに、この連結部に突起係止片が設けられ、さらに、上記底板にスリットが設けられており、突起係止片がスリットに嵌め込まれることで、天板を不動とすることを特徴としている。
これによると、スリットに嵌め込まれた突起係止片は動かなくなり、この突起係止片、ひいては突起係止片の設けられた連結部の動きが停止する。その結果、連結部の設けられた天板が不動となる(天板が側板から離れないようになる)。
本発明の梱包箱によれば、落下や振動に起因による梱包箱の蓋(天板)の移動を十分に制限(抑制)でき、例えば、重量の重い電子機器等を梱包した場合であっても、その電子機器等が外部に飛び出してしまう事態を防止できる。
[実施の形態1]
本発明の実施の一形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお下記の図面の一部では、便宜上、網点部分が空洞になっているものとする。
〔梱包箱の構成について〕
本発明の梱包箱49は、図1の斜視図および図2の展開図に示すように、箱状であるとともに、天板12にフラップユニット(連結部)41が設けられるようになっている。さらに、本発明の梱包箱49は、このフラップユニット41、天板12のほかに、底板11、複層側板ユニット(側板)21、および単層側板ユニット(側板)31を含むように構成されている。
〈底板について〉
底板11は、箱状となる梱包箱49の底となる部分である。そして、後述する第2層板24の突起部25の嵌め込まれる隙間15が、その底板11の端部に設けられるようになっている。
〈複層側板ユニットについて〉
複層側板ユニット21は、底板11を挟持する位置、すなわち、底板11の端部(周辺端部)において、この底板11を挟持できる位置に設けられた2つのユニットである(例えば底板11が四角状であれば、4つの構成辺(端部)における2つの辺の各々に設けられたユニットである)。そして、この複層側板ユニット21は、第1層板(層)22、スペース板23、および第2層板(層)24から構成されている。
第1層板22は、底板11の端部(接続線c)に直接つながるように形成されたものであり(延成されたものであり)、接続線cを基準に、底板11に対して折り曲げ可能に形成されている。なお、第1層板22には、後述するフラップユニット41の係止片(切込係止片1;第1切り出し片)の挿入される第1開孔(開孔)2が設けられている。
スペース板23は、第1層板22の端部(接続線d)に直接つながるように形成されたものであり、接続線dを基準に、第1層板22に対して折り曲げ可能に形成されている。
第2層板24は、スペース板23の端部(接続線e)に直接つながるように形成されたものであり、接続線eを基準に、スペース板23に対して折り曲げ可能に形成されている。また、第2層板24には、後述するフラップユニット41の切込係止片1との接触によって湾曲等する曲片(第2切り出し片)3が設けられている。なお、この曲片3は、第2層板24上に、例えばカタカナのコ字状に切り込まれた切り出し片によって形成されている。
その上、第2層板24の端部には、底板11に設けられた隙間15に嵌め込まれる突起部25が設けられるようになっている。なお、この突起部25および上述の隙間15は、互いに嵌りあうようになっていればよく、それらの取り付け位置は特に限定されるものではない。
〈単層側板ユニットについて〉
単層側板ユニット31は、底板11を挟持する位置、すなわち、複層側板ユニット21の設けられていない底板11の端部(周辺端部)において、この底板11を挟持できる位置に設けられた2つのユニットである(例えば底板11が四角状であれば、4つの構成辺において、複層側板ユニット21の設けられていない2つの辺の各々に設けられたユニットである)。そして、この単層側板ユニット31は、単層側板(層)32、および被挟持板(層)33から構成されている。
単層側板32は、底板11の端部(接続線a)に直接つながるように形成されたものであり(延成されたものであり)、接続線aを基準に、底板11に対して折り曲げ可能に形成されている。
被挟持板33は、上述の第1層板22・第2層板24によっては挟み込まれるものであって(つまり、この被挟持板33も側板を構成する層である)、単層側板32を挟持する位置に設けられるようになっている。具体的には、接続線aに対して垂直方向となる単層側板32の端部(接続線b)を基準に、この単層側板32に対して折り曲げ可能に形成されている。
なお、第1層板22の第1開孔2と重なる被挟持板33の位置には、この第1開孔2と同じような開孔(第2開孔4)が設けられるようになっている。
〈天板について〉
天板12は、箱状となる梱包箱49において、底板11と対向する位置となる部分であり、上記の単層側板32のいずれか一方の端部に直接つながるように形成されたものである。具体的には、天板12は、単層側板32における接続線aと対向する単層側板32の端部(接続線f)につながるように形成されたものである。そして、この天板12は、底板11と、この底板11の周辺端部を囲むように立設された単層側板ユニット31・複層側板ユニット21(側板)とによって形成される収容領域の開口を塞ぐようになっている。
〈フラップユニットについて〉
フラップユニット41は、フラップベース板42とフラップ43とから構成されている。フラップベース板42は、天板12の端部(接続線g)に直接つながるように形成されたものである。具体的には、天板12における接続線fに対向する天板12の端部(接続線g)を基準に、この天板12に対して折り曲げ可能に形成されている。
フラップ43は、上述の第1層板22・第2層板24(具体的には第1層板22と被挟持板33と)によっては挟み込まれるものであって、フラップベース板42を挟持する位置に設けられるようになっている。具体的には、接続線gに対して垂直方向となるフラップベース板42の端部(接続線h)を基準に、このフラップベース板42に対して折り曲げ可能に形成されている。なお、このフラップ43の形状は、特に限定されるものではないが、上述の第1層板22・第2層板24の間隔に容易に収まるように、端部がコーナー状である(湾曲している)ことが好ましい。
また、フラップ43上には、上述の第1開孔2・第2開孔4に挿入されるとともに、曲片3と係わり合う切込係止片1が設けられている。具体的には、この切込係止片1は、例えばカタカナのコ字状に切り込まれた切り出し片によって形成されている。
〔梱包箱の組立について〕
ここで、本発明の梱包箱49の組立工程について説明する。なお、組立工程は一例であって、これに限定されるものではない。
最初に、2つの単層側板32・32が、接続線a(折り曲げ線a)を基準に折り曲げられる。具体的には、単層側板32・32は、底板11の平面に対して垂直方向になるまで折り曲げられるようになっている。すると、単層側板32・32同士が底板11を挟んで、対向するような位置関係となる。
次に、各単層側板32に設けられた被挟持板33・33が、接続線bに沿って、単層側板32の平面に対して垂直方向に、かつ底板11の中心に近づくように、折り曲げられるようになっている。すると、被挟持板33・33同士が、単層側板32を挟んで、対向するような位置関係になるとともに、底板11の平面に対して立ち上がるような位置関係となる(例えば、被挟持板33・33が底板11に対して垂直な位置関係となる)。
続いて、2つの第1層板22・22が、接続線cを基準に折り曲げられる。具体的には、第1層板22・22は、底板11の平面に対して垂直方向に、かつ被挟持板33に近づくように、折り曲げられるようになっている。すると、第1層板22・22同士が、底板11を挟んで、対向するような位置関係となる。その上、第1層板22・22は、立ち上がっている被挟持板33・33と重なるようになっている。また、特に、このように第1層板22と被挟持板33と重なり合ったとき、第1層板22の第1開孔2と被挟持板33の第2開孔4とが重なるようになっている。
さらに、2つのスペース板23・23が、接続線dを基準に折り曲げられる。具体的には、スペース板23・23は、第1層板22・22の平面に対して垂直方向に、かつ底板11に近づくように、折り曲げられるようになっている。すると、スペース板23・23が、第1層板22を挟んで、底板11と対向するような位置関係となる。
次に、2つの第2層板24・24が、接続線eを基準に折り曲げられる。具体的には、第2層板24・24は、スペース板23・23の平面に対して垂直方向に、かつ第1層板22・22、底板11に近づくように、折り曲げられるようになっている。すると、第2層板24・24同士が、底板11を挟んで、対向するような位置関係になるとともに、第1層板22・22とも対向するような位置関係となる(また、第2層板24・24が底板11に対して垂直な位置関係にもなる)。
その上、第2層板24・24は、第1層板22・22同様、立ち上がっている被挟持板33・33と重なるようになるとともに、第2層板24の曲片3と被挟持板33の第2開孔4・第1層板22の第1開孔2とが重なるようになっている。
なお、第2層板24・24は、底板11から立ち上がるようになっているとき(立設するようになっているとき)、この第2層板24・24の突起部25・25が底板11の隙間15・15に嵌るようになっている。
ここまでの組立が終わると、底板11の周囲(端部)において、単層側板32・32、複層側板(第1層板22・第2層板24・被挟持板33)が立ち上がるようになる(立設するようになる)。すなわち、電子部品等の物品(被梱包物)を収容できるスペース(空間)が形成されるようになる。
その上、図3(図1の矢視P−P’線断面図)に示すように、第1層板22・第2層板24の間隔には、被挟持板33が介在するようになっている。
そして、この収容スペースに被梱包物を収容した後、図3に示す第1層板22・第2層板24の間隔、具体的には、第1層板22と被挟持板33との間の間隔に、フラップ43を挿入するようにして、天板12を収容スペースの蓋とする。
そのため、まず、天板12が、接続線fを基準に折り曲げられる。具体的には、天板12は、単層側板32の平面に対して垂直方向に、かつ底板11に近づくように、折り曲げられるようになっている。すると、図4に示すように、天板12と底板11とは、対向するような位置関係となる。
また、図2に示すように、フラップ43・43が、接続線hを基準に折り曲げられる。具体的には、フラップ43・43は、第1層板22と被挟持板33との間の間隔S(図3参照)の傾斜角と合致する程度まで折り曲げられるようになっている。例えば、上述したように第1層板22・第2層板24が底板11に対してほぼ垂直(90°)となっているのであれば、上記の傾斜角もほぼ同じ角度となる。すると、図4に示すように、フラップ43・43は底板11(天板12)に対して、ほぼ垂直となるまで折り曲げられるようになっている。
次に、フラップベース板42が、接続線gを基準に折り曲げられる。具体的には、フラップベース板42は、天板12の平面に対して垂直方向に、かつ底板11に近づくように、折り曲げられるようになっている。すると、このフラップベース板42と単層側板32とが密着するとともに、フラップ43・43が、第1層板22と被挟持板33との間の間隔Sに嵌るようになる。
その上、フラップ43・43に設けられた切込係止片1・1が、第1層板22の第1開孔2と被挟持板33の第2開孔4とによって挟み込まれるようになる。すると、梱包箱49の外部から内部に向かって、第1開孔2、切込係止片1、第2開孔4、曲片3が、この順で重なるように配置されるようになる。
ここで、第1開孔2を指等で押さえつける。すると、図5(切込係止片1が第1開孔2と第2開孔4とによって挟み込まれた後に、図4の矢視Q−Q’からみた断面図)に示すように、切込係止片1が、第2開孔4に嵌るとともに、曲片3を外部から内部へと押し出すようになる。その結果、切込係止片1が、曲片3の端部と第2層板24の端部(具体的には曲片3を形成するための切り込み端)との間に引っかかるようになる(係合して止まるようになる)。
そのため、フラップ43が外れようとする方向(X方向)に移動しようとしたとき、曲片3が、切込係止片1に食い込むようになり(切込係止片1と、曲片3の端部・第2層板24の端部との間に摩擦力が生じるようになり)、この切込係止片1、ひいてはフラップ43の動きを停止させるように機能する。
つまり、従来から生じるフラップ43と第1層板22・被挟持板33との間に生じる摩擦力に加え、切込係止片1・曲片3に起因する摩擦力が生じるようになっている。その結果、本発明の梱包箱49は、従来よりも、フラップ43の移動(フラップ43の抜け落ち)を抑制させることができる。
〔本発明の梱包箱における種々の特徴について〕
以上のように、本発明の梱包箱49では、天板12で収容領域の開口を塞いだとき、側板(例えば第1層板22・被挟持板33等)と接触するフラップユニット41(特にフラップ43;連結部)が天板12に設けられるとともに、このフラップ43に切込係止片1が設けられている。その上、側板を構成する第2層板24に曲片3が設けられている。そして、この切込係止片1と曲片3とが重なり合うとともに互いに係合することで、天板12を不動とするようになっている。
これによると、切込係止片1と曲片3とが互いに係合して止まるようになっている(曲片3が、切込係止片1に食い込むことにより生じる摩擦力によって、両者が係止するようになっている)。すなわち、この両者(切込係止片1・曲片3)が、ロック機構として機能するようになっている。
つまり、切込係止片1の設けられたフラップ43が、第2層板24から動かなくなるようにすることで、フラップ43、ひいてはフラップ43につながる天板12が不動となっている。
その上、本発明の梱包箱49では、複層側板ユニット21は、第1層板22・第2層板24から成る複層構造となっている。特に詳説すると、第1層板22・第2層板24・被挟持板33の3層構造によって、底板11の側板が形成されている。そして、この層間(例えば第1層板22と被挟持板33との間)に、フラップ43が挟まれるようになっている。
そのため、切込係止片1・曲片3に起因する上記の摩擦力に、フラップ43と第1層板22・被挟持板33の層間等との間に生じる摩擦力が加わり、本発明の梱包箱49は、一層フラップ43を不動にさせることができる。
また、本発明の梱包箱49では、切込係止片1または曲片3に重なり合う(重畳する)第1層板22や被挟持板33には、この切込係止片1または曲片3に到達するまでの開孔(第1開孔2や第2開孔4)が設けられている。
このような開孔があれば、梱包箱49の外部から指等によって、切込係止片1を押さえつけることができる。そのため、切込係止片1を折り曲げる等して、曲片3と係合させやすくできる。
[実施の形態2]
本発明の実施の形態2について説明する。なお、実施の形態1で用いた部材と同様の機能を有する部材については、同一の符号を付記し、その説明を省略する。
実施の形態1で説明した本発明の梱包箱49では、梱包箱49の外部から内部に向かって、第1開孔2、切込係止片1、第2開孔4、曲片3が、この順で重なるように配置させるとともに、切込係止片1と曲片3とが引っかかり合うようにすることで、フラップ43の抜け落ちを防止している。
しかし、これは一例であって、種々の変更によりフラップ43の抜け落ちを防止した梱包箱49がある。そこで、他の梱包箱49について説明する。
具体的には、図6・図7(図6の展開図)・図8(突起係止片5と嵌合スリット6とが互いに嵌り合った後での図6の部分側面図)に示すように、フラップ43・43の一部に、突起(突起係止片5・5)が設けられるとともに、この突起係止片5・5の嵌る嵌合スリット6・6が、底板11に設けられるようになっている。
突起係止片5は、第1層板22と被挟持板33との間の間隔に、フラップ43を挿入したときに、底板11と近接(接触)するフラップ43の一部に設けられている。一方、嵌合スリット6は、フラップ43の突起係止片5が差し込まれるように、この突起係止片5と接触する底板11の一部に設けられるようになっている。
つまり、本発明の梱包箱49では、天板12で収容領域の開口を塞いだとき、底板11と接触するフラップユニット41(特にフラップ43)が天板12に設けられるとともに、このフラップ43に突起係止片5が設けられている。その上、底板11には嵌合スリット6が設けられるようになっており、突起係止片5が嵌合スリット6に嵌め込まれることで、天板12を不動とするようになっている。
そのため、フラップ43が外れようとする方向(X方向;図8参照)に移動しようとしたとき、嵌合スリット6に嵌め込まれた突起係止片5は動かなくなり、この突起係止片5、ひいてはフラップ43の動きを停止させるように機能する。
その上、実施の形態1同様に、底板11の側板となるとなっている例えば第1層板22と被挟持板33との間に、フラップ43が挟まれるようになっている。そのため、本発明の梱包箱49は、突起係止片5・嵌合スリット6によるロック機構の効力に、従来から生じるフラップ43と第1層板22・被挟持板33との間に生じる摩擦力も加わって、フラップ43の移動(フラップ43の抜け落ち)を抑制させることができる。
[その他の実施の形態]
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。例えば、実施の形態1と実施の形態2とを組み合わせるようにしてもよい。
つまり、天板12で収容領域の開口を塞いだとき、側板(例えば第1層板22・被挟持板33等)と接触するフラップユニット41(特にフラップ43;連結部)が天板12に設けられるとともに、このフラップ43に切込係止片1および突起係止片5が設けられるようになっている。その上、側板を構成する第2層板24には曲片3、底板11には嵌合スリット6が設けられるようになっている。そして、この切込係止片1と曲片3とが重なり合って互いに係合するとともに、突起係止片5が嵌合スリット6に嵌め込まれることで、天板12を不動とするようになっている。
このような梱包箱49であれば、2つのロック機構(切込係止片1・曲片3から成るロック機構と、突起係止片5・嵌合スリット6から成るロック機構)が存在することになるので、より確実に、フラップ43、ひいては天板12を不動とすることができる。
また、このような2つのロック機構が設けられている場合にも、底板11の側板となるとなっている例えば第1層板22と被挟持板33との間に、フラップ43が挟まれるようにしておいてもよいし、切込係止片1または曲片3に重なり合う(重畳する)第1層板22や被挟持板33には、この切込係止片1または曲片3に到達するまでの開孔(第1開孔2や第2開孔4)が設けられるようにしておいてもよい。
本発明の梱包箱は、重量の重い電子機器等を収容する場合に有用である。
本発明の梱包箱の斜視図である。 本発明の梱包箱の展開図である。 図1の矢視P−P’線断面図である。 図1の部分側面図である。 切込係止片が第1開孔と第2開孔とによって挟み込まれた後に、図4の矢視Q−Q’からみた断面図である。 図1の他の一例である斜視図である。 図2の他の一例であり、かつ図6の展開図である。 図6の部分側面図である。 従来の梱包箱の斜視図である。
符号の説明
1 切込係止片(第1切り出し片)
2 第1開孔(開孔)
3 曲片(第2切り出し片)
4 第2開孔(開孔)
11 底板
12 天板
21 複層側板ユニット(側板)
22 第1層板(層、側板)
23 スペース板(側板)
24 第2層板(層、側板)
31 単層側板ユニット(側板)
32 単層側板(層、側板)
33 被挟持板(層、側板)
41 フラップユニット(連結部)
42 フラップベース板(連結部)
43 フラップ(連結部)
49 梱包箱

Claims (4)

  1. 底板と、この底板の周辺端部を囲むように立設された側板とによって、開口を有する収容領域を形成するとともに、この開口を塞ぐ天板を有した梱包箱において、
    上記天板で上記開口を塞いだとき、上記側板と接触する連結部が天板に設けられるとともに、この連結部に第1切り出し片が設けられ、
    さらに、上記側板に第2切り出し片が設けられており、
    上記の第1切り出し片と第2切り出し片とが重なり合うとともに互いに係合することで、天板を不動とすることを特徴とする梱包箱。
  2. 上記側板が複層構造となっており、この層間に上記連結部が挟まれるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の梱包箱。
  3. 上記の第1切り出し片または第2切り出し片に重畳する上記各層には、この第1切り出し片または第2切り出し片に到達する開孔が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の梱包箱。
  4. 底板と、この底板の周辺端部を囲むように立設された側板とによって、開口を有する収容領域を形成するとともに、この開口を塞ぐ天板を有した梱包箱において、
    上記天板で上記開口を塞いだとき、上記底板と接触する連結部が天板に設けられるとともに、この連結部に突起係止片が設けられ、
    さらに、上記底板にスリットが設けられており、
    上記の突起係止片がスリットに嵌め込まれることで、天板を不動とすることを特徴とする梱包箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108438419A (zh) * 2018-04-23 2018-08-24 恒铭达包装材料(惠州)有限公司 一种免底部插舌的飞机盒

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