JP2023028218A - 改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】本開示は、段ボール箱の外観から物流途上における開梱の痕跡を確認することができるとともに安定に積み重ねることができる改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱を提供することを目的とする。【解決手段】本開示に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱101Aは、一枚の段ボールシートからなり、本体部は、左面側板2cの上端縁及び右面側板2dの上端縁にそれぞれ折罫線を介して連接して開口の上方に延出する上フラップ4を有し、蓋板3は差込片5を有し、差込片は第1ロック片6を有し、改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱は、第1ロック片を差込片の内側に折りたたんだ状態で差込片を前面側板と上フラップとの間に差し込んだとき、第1ロック片が上フラップの下面に係止されるロック機構を有する。【選択図】図1
Description
本開示は、改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱に関する。
物流サービスの一環として段ボール箱などの梱包包装設計が行われている。梱包包装設計では、内容品の保護又は過剰包装の防止などが考慮されることが多い。
例えばIT機器を段ボール箱に梱包して輸送する場合、データ又はスイッチ設定が改ざん又は設定変更がされずに初期設定のまま届け先に到着したか否かを外観から確認することは困難であった。初期設定であることを前提にして機器をシステムに接続した場合、万一改ざんなどがあった場合、データ誤差、ウィルス混入又は誤作動などが発生する恐れがある。ネットワークに接続されたシステムである場合、その被害は広範囲にわたってしまう。
改ざん防止機能を有する段ボール箱として、例えば、粘着テープを使用せずにロックでき、施錠後の開放を不能とした段ボール箱が提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
しかし、特許文献1の段ボール箱は、前縁フラップが蓋板上に折り重ねされているため、段ボール箱の上面に段差が生じている。このような上面の段差は、段ボール箱を積み重ねたとき、積み重ね状態が不安定となる原因となる。このため、段ボール箱の上面は平坦面であることが好ましい。
本開示は、段ボール箱の外観から物流途上における開梱の痕跡を確認することができるとともに安定に積み重ねることができる改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱を提供することを目的とする。
本発明に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱は、一枚の段ボールシートからなり、四つの縁辺を有する底板と、該底板の縁辺からそれぞれ立設する前面側板と、後面側板と、左面側板と、右面側板と、を有しており上面が開口された本体部と、前記後面側板の上端縁に折罫線を介して連接し前記開口を閉塞する蓋板と、を有する改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱において、前記本体部は、前記左面側板の上端縁及び前記右面側板の上端縁にそれぞれ折罫線を介して連接して前記開口の上方に延出する上フラップを有し、前記蓋板は、前記後面側板側の縁辺とは反対側の第1縁辺に折罫線を介して連接する差込片を有し、該差込片は、前記第1縁辺と、該第1縁辺に対向する第2縁辺と、前記第1縁辺と前記第2縁辺とをつなぐ第3縁辺及び第4縁辺とを有し、かつ、前記第3縁辺及び前記第4縁辺にそれぞれ折罫線を介して連接する第1ロック片を有し、前記改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱は、前記第1ロック片を前記差込片の内側に折りたたんだ状態で該差込片を前記前面側板と前記上フラップとの間に差し込んだとき、前記第1ロック片が前記上フラップの下面に係止されるロック機構を有することを特徴とする。
本発明に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱では、前記差込片は、前記第1ロック片の縁辺のうち前記第3縁辺又は前記第4縁辺に当接する縁辺に折罫線を介して連接し、かつ、前記蓋板の隣側に延出する第2ロック片を更に有し、前記ロック機構は、前記第2ロック片を前記第1ロック片の内側に折り畳み、かつ、重ねられた前記第2ロック片及び前記第1ロック片を前記差込片の内側に折り畳んだ状態で該差込片を前記前面側板と前記上フラップとの間に差し込んだとき、前記第1ロック片が前記上フラップの下面に係止され、かつ、前記第2ロック片が前記上フラップの下面に並列する構造であることが好ましい。
本発明に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱では、前記差込片は、前記第2ロック片が前記差込片に向けて移動したとき、前記第2ロック片を係止する係止孔を有することが好ましい。
本発明に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱は、少なくとも前記蓋板に開封用脆弱部を有することが好ましい。
本発明に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱では、前記左面側板及び前記右面側板は、前記前面側板側の上部に横孔形成用脆弱部をそれぞれ有し、該横孔形成用脆弱部を破断することによって形成される横孔は、指を入れて前記ロック機構を解除するための孔であることが好ましい。
本発明に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱では、前記蓋板は、前記第1縁辺から突出するつまみ部を有することが好ましい。
本発明に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱では、前記左面側板の上端縁及び前記右面側板の上端縁は、前記上フラップが設けられた第1領域と該第1領域よりも前記前面側板側の第2領域とを有し、該第2領域の前記底板からの高さは、前記第1領域の前記底板からの高さよりも高いことが好ましい。
本開示によれば、段ボール箱の外観から物流途上における開梱の痕跡を確認することができるとともに安定に積み重ねることができる改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱を提供することができる。
次に、本発明について実施形態を示して詳細に説明するが、本発明はこれらの記載に限定して解釈されない。本発明の効果を奏する限り、実施形態は種々の変形をしてもよい。
(第一実施形態)
図1は、第一実施形態に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱の蓋板を開けた状態を示す斜視図である。図2は、第一実施形態に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱のブランクシートの展開図である。図1に示す第一実施形態に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱101Aは、例えば図2に示すように一枚の段ボールシートをブランクシート100Aとして組み上げられる。次に、第一実施形態に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱101Aについて、図1の斜視図及び図2のブランクシート100Aの展開図を参照して説明する。第一実施形態に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱101A(図1に図示)は、図2に示すように一枚の段ボールシートからなり、四つの縁辺50a,50b,50c,50dを有する底板1と、底板1の縁辺50a,50b,50c,50dからそれぞれ立設する前面側板2aと、後面側板2bと、左面側板2cと、右面側板2dと、を有しており上面が開口された本体部と、後面側板2bの上端縁50eに折罫線を介して連接し開口を閉塞する蓋板3と、を有する改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱において、本体部は、左面側板2cの上端縁50m及び右面側板2dの上端縁50nにそれぞれ折罫線を介して連接して開口の上方に延出する上フラップ4を有し、蓋板3は、後面側板2b側の縁辺50eとは反対側の第1縁辺50fに折罫線を介して連接する差込片5を有し、差込片5は、第1縁辺50fと、第1縁辺50fに対向する第2縁辺51と、第1縁辺50fと第2縁辺51とをつなぐ第3縁辺53及び第4縁辺54とを有し、かつ、第3縁辺53及び第4縁辺54にそれぞれ折罫線50g,50hを介して連接する第1ロック片6を有し、改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱は、第1ロック片6を差込片5の内側に折りたたんだ状態で差込片5を前面側板2aと上フラップ4との間に差し込んだとき、第1ロック片6が上フラップ4の下面に係止されるロック機構を有する。
図1は、第一実施形態に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱の蓋板を開けた状態を示す斜視図である。図2は、第一実施形態に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱のブランクシートの展開図である。図1に示す第一実施形態に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱101Aは、例えば図2に示すように一枚の段ボールシートをブランクシート100Aとして組み上げられる。次に、第一実施形態に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱101Aについて、図1の斜視図及び図2のブランクシート100Aの展開図を参照して説明する。第一実施形態に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱101A(図1に図示)は、図2に示すように一枚の段ボールシートからなり、四つの縁辺50a,50b,50c,50dを有する底板1と、底板1の縁辺50a,50b,50c,50dからそれぞれ立設する前面側板2aと、後面側板2bと、左面側板2cと、右面側板2dと、を有しており上面が開口された本体部と、後面側板2bの上端縁50eに折罫線を介して連接し開口を閉塞する蓋板3と、を有する改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱において、本体部は、左面側板2cの上端縁50m及び右面側板2dの上端縁50nにそれぞれ折罫線を介して連接して開口の上方に延出する上フラップ4を有し、蓋板3は、後面側板2b側の縁辺50eとは反対側の第1縁辺50fに折罫線を介して連接する差込片5を有し、差込片5は、第1縁辺50fと、第1縁辺50fに対向する第2縁辺51と、第1縁辺50fと第2縁辺51とをつなぐ第3縁辺53及び第4縁辺54とを有し、かつ、第3縁辺53及び第4縁辺54にそれぞれ折罫線50g,50hを介して連接する第1ロック片6を有し、改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱は、第1ロック片6を差込片5の内側に折りたたんだ状態で差込片5を前面側板2aと上フラップ4との間に差し込んだとき、第1ロック片6が上フラップ4の下面に係止されるロック機構を有する。
改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱101Aは、図1に示すように、天面の開口を蓋板3で覆うことができる。そして、蓋板3を閉めた状態では、改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱101Aは、直方体状の形状を有しており、直方体状の内部空間は収容室20となる。
ブランクシート100Aでは、図2に示すように、段ボールシートの目方向に沿って差込片5、蓋板3、後面側板2b、底板1及び前面側板2aが折罫線50f,50e,50b,50aを介して直列して連接していることが好ましい。前面側板2aは、折罫線50o,50pを介して直列して連接する上端面板9及び折り返し側板10を有することが好ましい。差込片5の両脇には、折罫線50g,50hを介して第1ロック片6が連接している。底板1の両脇には、折罫線50c,50dを介して左面側板2c及び右面側板2dがそれぞれ連接している。左面側板2c及び右面側板2dには、折罫線50m,50nを介して上フラップ4が連接する。左面側板2c及右面側板2dは、後面側板2bに隣接する方向に折罫線50i,50jを介してそれぞれ延設された後側サイドフラップ7a,7bと、前面側板2aに隣接する方向に折罫線50k,50lを介してそれぞれ延設された前側サイドフラップ8a,8bとを有する。後側サイドフラップ7a,7bは、互いに係合可能な係合部7a1,7b1を有する。底板1は係孔部11を有し、折り返し側板10は折罫線50pに対向する縁辺52に突部12を有する。折り返し側板10が収容室20側に折り返されて前面側板2aと向かい合わせの状態のときに、突部12は、係孔部11に係止可能である。上端面板9は、折り返し側板10が収容室20側に折り返されて前面側板2aと向かい合わせの状態とされる時、二本の平行関係にある折罫線50o,50pが谷折りされることで形成される面であり、前面側板2aの上端面を形成する。上端面板9の幅は、折罫線50o,50pの中心線同士の間隔であり、例えば、11mm~13mmであることが好ましい。ここで、各縁辺と各折罫線とは一致する位置にあるため、いずれも同じ符号50(50a~50p)を付した。
図5は、図2のC部分の部分拡大図である。第1ロック片6は、第3縁辺53及び第4縁辺54のうち第2縁辺51側の一部に設けられる。すなわち、第3縁辺53及び第4縁辺54は、第1ロック片6が設けられた部分(折罫線50g,50hが設けられた部分)と第1ロック片6が設けられていない部分とを有する。第3縁辺53及び第4縁辺54のうち第1ロック片6が設けられていない部分の長さ、言い換えると第3縁辺53又は第4縁辺54に当接する縁辺55a,55bと第1縁辺50fとの距離H3は、段ボールシートの厚さ1枚分以上段ボールシートの厚さ5枚分以下であることが好ましく、段ボールシートの厚さ2枚分以上段ボールシートの厚さ4枚分以下であることがより好ましい。第1ロック片6を差込片5の内側に折りたたんだ状態で差込片5を前面側板2aと上フラップ4との間に差し込んだとき、第1ロック片6が上フラップ4に引っかかることなく、上フラップ4に係止させることができる。
第1ロック片6の長さH4は、特に限定されないが、上フラップ4に係止され、衝撃で外れない程度の長さとすることが好ましく、例えば、40mmであることが好ましい。ここで、第1ロック片6の長さH4は、図5に示すように、第3縁辺53に設けられた折罫線50gと折罫線50gに対向する縁辺56aとの距離、又は第4縁辺54に設けられた折罫線50hと折罫線50hに対向する縁辺56bとの距離である。
第一実施形態に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱101Aでは、左面側板2c及び右面側板2dは、前面側板2a側の上部に横孔形成用脆弱部14をそれぞれ有し、横孔形成用脆弱部14を破断することによって形成される横孔は、指を入れてロック機構を解除するための孔であることが好ましい。
横孔形成用脆弱部14は、図2で示すようにミシン目又はハーフカット線などの脆弱線14aと折罫線14bとで囲まれた領域であるか、又はミシン目又はハーフカット線などの脆弱線だけで囲まれた領域であってもよい(不図示)。横孔形成用脆弱部14を破断することによって形成される横孔の形状は、指を入れてロック機構を解除できればよく特に限定されないが、例えば、長方形状又は長孔形状である。横孔形成用脆弱部14を破断することによって形成される横孔の形状は、前面側板2a側の下部に切り欠き14cを有することが好ましい。横孔を押し込んで第1ロック片6を差込片5側に移動させる時、切り欠き14cがあることによって、横孔が第1ロック片6に引っかかることを防止することができる。
第一実施形態に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱101Aでは、蓋板3は、第1縁辺50fから突出するつまみ部13を有することが好ましい。つまみ部13は、開封時のつまみとなる。図2に示すように、蓋板3と差込片5との境界にある折罫線50fから差込片5側に凸となる切り込みを入れ、図1に示すように、折罫線50fを折ることで、切り込みを入れた部分がつまみ部13となる。つまみ部13の折罫線50fからの突出量は、上端面板9の幅+3~4mmであることが好ましい。
図2に示すブランクシート100Aにおいて、折罫線50(50a~50p)をそれぞれ谷折りすることで、図6に示すように箱101Aを成形することができる。次に、図6を参照して第一実施形態に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱101Aの組立工程を説明する。
まず、図6の(a)に示すように、ブランクシート100Aを1枚広げる。次いで、図6(b)に示すように、左面側板2c及び右面側板2dを起立させ、後側サイドフラップ7a,7bを内側に折って図6(c)に示すように係合部7a1,7b1同士を互いに係合させる。また、前側サイドフラップ8a,8bを内側に折って図6(d)に示すように係合部8a1,8b1同士を互いに係合させる。次いで、図6(e)に示すように、前面側板2aを起立させ、折り返し側板10を内側に折り返して前面側板2aと向かい合わせの状態とする。このとき、突部12(図2に図示)が係孔部11(図2に図示)に係止されて折り返し側板10は前面側板2aと向かい合わせの状態で固定される。また、上フラップ4を内側に折る。次いで、図6(f)に示すように後面側板2bを起立させる。次いで、図6(f)の矢印で示すように第1ロック片6を差込片5の内側に折りたたみ、第1ロック片6を折りたたんだ状態で図6(g)に示すように差込片5を前面側板2aと上フラップ4との間に差し込むと、図6(h)に示すように直方体状の改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱101Aが形成される。箱101Aの天面は蓋板3と上端面板9とからなり、両者は同一平面上にあるため、天面に段差はない。また、箱101Aの底面は底板1からなるため底面にも段差はない。このため、箱101Aは安定に積み重ねることができる。
第一実施形態に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱101Aのロック機構について説明する。差込片5が前面側板2aと上フラップ4との間に差し込まれて第1ロック片6の全体が上フラップ4よりも下側に移動すると、段ボールシートの有する弾性力によって第1ロック片6の折りたたみ状態が開かれて、第1ロック片6が折罫線50g,50h(図2に図示)を軸に左面側板2cの方向又は右面側板2dの方向に回動する。第1ロック片6の上方には上フラップ4があるので、蓋板3を上方に持ち上げて箱101Aを開口させようとすると、第1ロック片6が上フラップ4の下面に係止されて開口させることができない。蓋板3を更に上方に移動させて無理やりに箱101Aを開口させると、第1ロック片6が破断するため、開梱痕跡が残る。また、第1ロック片6を破断させずに、箱101Aを開口させる場合は、横孔形成用脆弱部14を箱101Aの内側に押し込んで破断させることによって横孔を形成し、当該横孔から例えばひとさし指を差し込んで第1ロック片6を差込片5の内側に折りたたんだ状態としてつまみ部13に例えば親指をかけて蓋板3を上方に移動させると、差込片5及び第1ロック片6を前面側板2aと上フラップ4との間から抜き出すことができ、箱101Aが開口される。このとき、横孔形成用脆弱部14が破断されていることをもって開梱痕跡を確認することができる。
(第二実施形態)
第二実施形態に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱101Bは、図7~図9に示すように、ロック機構が第1ロック片6に加えて第2ロック片15を更に備える点、及び横孔形成用脆弱部14に代えて開封用脆弱部17を備える点以外は、基本的な構成を第一実施形態に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱101Aと同じくする。このため、共通する構成については説明を省略し、相違する構成について説明する。
第二実施形態に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱101Bは、図7~図9に示すように、ロック機構が第1ロック片6に加えて第2ロック片15を更に備える点、及び横孔形成用脆弱部14に代えて開封用脆弱部17を備える点以外は、基本的な構成を第一実施形態に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱101Aと同じくする。このため、共通する構成については説明を省略し、相違する構成について説明する。
第二実施形態に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱101Bでは、差込片5は、第1ロック片6の縁辺のうち第3縁辺53又は第4縁辺54に当接する縁辺55a,55bに折罫線50q,50rを介して連接し、かつ、蓋板3の隣側に延出する第2ロック片15を更に有し、ロック機構は、第2ロック片15を第1ロック片6の内側に折り畳み、かつ、重ねられた第2ロック片15及び第1ロック片6を差込片5の内側に折り畳んだ状態で差込片5を前面側板2aと上フラップ4との間に差し込んだとき、第1ロック片6が上フラップ4の下面に係止され、かつ、第2ロック片15が上フラップ4の下面に並列する構造であることが好ましい。
図8は、図7のD部分の部分拡大図である。第2ロック片15は、第3縁辺53又は第4縁辺54に当接する縁辺55a,55bのうち折罫線50g,50hに対向する縁辺56a,56b側の一部に設けられることが好ましい。すなわち、縁辺55a,55bは、第2ロック片15が設けられた部分(折罫線50q,50rが設けられた部分)と第2ロック片15が設けられていない部分とを有することが好ましい。第2ロック片15を第3縁辺53又は第4縁辺54に当接する縁辺55a,55bの全体にわたって設けると、重ねられた第2ロック片15及び第1ロック片6が嵩高くなってしまって、差込片5の内側に折り畳みにくくなる恐れがあるところ、第2ロック片15を第3縁辺53又は第4縁辺54に当接する縁辺55a,55bの一部に設けることで重ねられた第2ロック片15及び第1ロック片6を差込片5の内側に折り畳みやすくなる。縁辺55a,55bのうち第2ロック片15が設けられていない部分の長さH4は、13mm以上15mm以下であることが好ましい。
第二実施形態に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱101Bは、図7に示すように、少なくとも蓋板3に開封用脆弱部17を有することが好ましい。開封用脆弱部17は、例えばミシン目加工又はハーフカット加工された破断予定線である。開封用脆弱部17は、図7に示すように蓋板3から後面側板2bに跨って形成されることが好ましい。
第二実施形態に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱101Bでは、差込片5は、第2ロック片15が差込片5に向けて移動したとき、第2ロック片15を係止する係止孔16を有することが好ましい。第2ロック片15が係止孔16に係止することで、第1ロック片6が意図せず差込片5の内側に折り畳まれることを防止することができる。このため、不正な開封をより確実に防止することができる。
図7に示すブランクシート100Bにおいて、折罫線50(50a~50r)をそれぞれ谷折りすることで、図9に示すように箱101Bを成形することができる。次に、図9を参照して第二実施形態に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱101Bの組立工程を説明する。
図9(a)~(e)の工程は、図6(a)~(e)の工程と同じであるため説明は省略し、図9(f)から図9(i)について説明する。図9(f)に示すように後面側板2bを起立させるとともに、図9(f)の矢印で示すように第2ロック片15を第1ロック片6の内側に折り畳む。次いで、図9(g)の矢印で示すように重ねられた第2ロック片15及び第1ロック片6を差込片5の内側に折り畳む。そして、図9(h)に示すように第2ロック片15及び第1ロック片6を差込片5の内側に折り畳んだ状態で差込片5を前面側板2aと上フラップ4との間に差し込むと、図9(i)に示すように直方体状の改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱101Bが形成される。
第2実施形態に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱101Bのロック機構について説明する。差込片5が前面側板2aと上フラップ4との間に差し込まれて第2ロック片15及び第1ロック片6の全体が上フラップ4よりも下側に移動すると、段ボールシートの有する弾性力によって第2ロック片15及び第1ロック片6の折りたたみ状態が開かれて、第1ロック片6が折罫線50g,50h(図2に図示)を軸に左面側板2cの方向又は右面側板2dの方向に回動するとともに、第2ロック片15が上フラップ4の下面に並列する。第2ロック片15及び第1ロック片6の上方には上フラップ4があるので、蓋板3を上方に持ち上げて箱101Aを開口させようとすると、第2ロック片15及び第1ロック片6が上フラップ4の下面に係止されて開口させることができない。蓋板3を更に上方に移動させて無理やりに箱101Aを開口させると、第1ロック片6が破断するため、開梱痕跡が残る。また、第1ロック片6を破断させずに、箱101Bを開口させる場合は、開封用脆弱部17を破断させることによって箱101Bの上部を開口する。このとき、開封用脆弱部17が破断されていることをもって開梱痕跡を確認することができる。
第二実施形態に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱101Bは、第2ロック片15を有することで、第1ロック片6が意図せず差込片5の内側に折り畳まれてしまうことを防止することができる。このため、不正な開封をより確実に防止することができる。
第一実施形態に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱101Aは、図1に示すように、開封時に使用されるつまみ部13を有していたのに対して、第二実施形態に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱101Bは、開封用脆弱部17を破断させて開封するため、つまみ部13は不要であるが、つまみ部13を設けてもよい。
(第三実施形態)
第三実施形態に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱101Cは、図10及び図11に示すように、開封用脆弱部17に代えて横孔形成用脆弱部18を備える点以外は、基本的な構成を第二実施形態に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱101Bと同じくする。このため、共通する構成については説明を省略し、相違する構成について説明する。
第三実施形態に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱101Cは、図10及び図11に示すように、開封用脆弱部17に代えて横孔形成用脆弱部18を備える点以外は、基本的な構成を第二実施形態に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱101Bと同じくする。このため、共通する構成については説明を省略し、相違する構成について説明する。
横孔形成用脆弱部18は、第1横孔形成部18aと第2横孔形成部18bとを有することが好ましい。第1横孔形成部18aは左面側板2c及び右面側板2dを突き破って第1横孔を形成するための部分であり、例えば、ミシン目又はハーフカット線などの脆弱線で囲まれた領域である。第2横孔形成部18bは、図2に示す第一実施形態での横孔形成用脆弱部14と同様に、ミシン目又はハーフカット線などの脆弱線と折罫線とで囲まれた領域であるか、又はミシン目又はハーフカット線などの脆弱線だけで囲まれた領域であってもよい(不図示)。第一実施形態では、横孔形成用脆弱部14は全体を内側に押し込むことで横孔を形成したが、第三実施形態では、横孔形成用脆弱部18は第1横孔形成部18aを内側に押し込んで左面側板2c及び右面側板2dを突き破って第1横孔を形成し、該第1横孔に指を差し込んで第2横孔形成部18bを外側に引き破ることで第2横孔を形成する。
図10に示すブランクシート100Cにおいて、折罫線50(50a~50r)をそれぞれ谷折りすることで、図11に示すように箱101Bを成形することができる。次に、図11を参照して第三実施形態に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱101Cの組立工程を説明する。
図11(a)~(i)の工程は、図9(a)~(i)の工程と同じである。
第三実施形態に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱101Cのロック機構について説明する。差込片5が前面側板2aと上フラップ4との間に差し込まれて第2ロック片15及び第1ロック片6の全体が上フラップ4よりも下側に移動すると、段ボールシートの有する弾性力によって第2ロック片15及び第1ロック片6の折りたたみ状態が開かれて、第1ロック片6が折罫線50g,50h(図2に図示)を軸に左面側板2cの方向又は右面側板2dの方向に回動するとともに、第2ロック片15が上フラップ4の下面に並列する。第2ロック片15及び第1ロック片6の上方には上フラップ4があるので、蓋板3を上方に持ち上げて箱101Aを開口させようとすると、第2ロック片15及び第1ロック片6が上フラップ4の下面に係止されて開口させることができない。蓋板3を更に上方に移動させて無理やりに箱101Aを開口させると、第1ロック片6が破断するため、開梱痕跡が残る。また、第1ロック片6を破断させずに、箱101Bを開口させる場合は、横孔形成用脆弱部18の第1横孔形成部18aを内側に押し込んで左面側板2c及び右面側板2dを突き破って第1横孔を形成し、該第1横孔に指を差し込んで第2横孔形成部18bを外側に引き破ることで第2横孔を形成し、当該第2横孔から例えばひとさし指を差し込んで第2ロック片15を第1ロック片6の内側に折り畳み、重ねられた第2ロック片15及び第1ロック片6を差込片5の内側に折りたたんだ状態として蓋板3を上方に移動させると、差込片5、第1ロック片6及び第2ロック片15を前面側板2aと上フラップ4との間から抜き出すことができ、箱101Cが開口される。このとき、横孔形成用脆弱部18が破断されていることをもって開梱痕跡を確認することができる。
第三実施形態に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱101Cは、第2ロック片15を有することで、第1ロック片6が意図せず差込片5の内側に折り畳まれてしまうことを防止することができる。このため、不正な開封をより確実に防止することができる。
第三実施形態に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱101Cは、蓋板3が、第1縁辺50fから突出するつまみ部13(図1及び図2に図示)を有していてもよい。
次に、第一~第三実施形態に係る箱101A,101B,101Cにおいて、不正な開封をより確実に防止するための好ましい形態例を説明する。
図3は、図1のA部分の部分拡大図である。図4は、図2のB部分の部分拡大図である。図3及び図4では、左面側板2c側を一例として示したが、右面側板2d側も同様の構造を有する。また、図3及び図4では、第一実施形態の箱101Aを一例として示したが、第二実施形態の箱101B及び第三実施形態の箱101Cについても同様の構造を有することが好ましい。図4のB部分は、ブランクシート100A上における図3のA部分となる部分を示している。第一~第三実施形態に係る改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱101A,101B,101Cでは、左面側板2cの上端縁50m及び右面側板2dの上端縁50nは、上フラップ4が設けられた第1領域21と第1領域21よりも前面側板2a側の第2領域22とを有し、第2領域22の底板1からの高さは、第1領域21の底板1からの高さよりも高いことが好ましい。上フラップ4の上面に対する第2領域22の突出量H1は、1~5mmであることが好ましく、2~3mmであることがより好ましい。第一実施形態では、第2領域22の幅H2は、差込片5及び第1ロック片6の合計厚さ、すなわち段ボールシートの厚さ2枚分であることが好ましい。また、第二実施形態及び第三実施形態では、第2領域20の幅H2は、差込片5、第1ロック片6及び第2ロック片15の合計厚さ、すなわち段ボールシートの厚さ3枚分であることが好ましい。
図2、図7及び図8に示すように、左面側板2cと上フラップ4との境界となる折罫線50m、右面側板2dと上フラップ4との境界となる折罫線50nは、いずれもリード罫線であることが好ましい。リード罫線とは、折目と切目とが一直線上に交互に形成された罫線である。折罫線50m,50nをリード罫線とすることで、上フラップ4の折れる位置をより確実に折罫線50m,50n上とすることができ、蓋板3を閉めたとき、蓋板3と上フラップ4とのすき間をより小さくすることができる。これによって、改ざんを目的として、蓋板3と上フラップ4とのすき間から薄板状物を差し込んでロック機構を解除しようとする試みを阻止することができる。このとき、折罫線50m,50nの方向と段ボールシートの目方向とが同じ方向であることが好ましい。上フラップ4の折れる位置がよりずれにくくなり、蓋板3と上フラップ4とのすき間をより小さくすることができる。これによって、改ざんを目的として、蓋板3と上フラップ4とのすき間から薄板状物を差し込んでロック機構を解除しようとする試みを阻止することができる。
図2、図7及び図8に示すように、前側サイドフラップ8a,8bは、互いに係合可能な係合部8a1,8b1を有することが好ましい。折り返し側板10を収容室20側に折り返して前面側板2aと向かい合わせにする形態の箱では、前側サイドフラップ8a,8bは前面側板2aと折り返し側板10との間に挟まれて固定されるため、一般的に、前側サイドフラップ8a,8b同士の係合機能は不要である。しかし、本実施形態では、前側サイドフラップ8a,8b同士を互いに係合させることで、左面側板2c及び右面側板2dが左右方向に動きにくくなるため、蓋板3と上フラップ4とのすき間をより小さくすることができる。これによって、改ざんを目的として、蓋板3と上フラップ4とのすき間から薄板状物を差し込んでロック機構を解除しようとする試みを阻止することができる。
1 底板
2a 前面側板
2b 後面側板
2c 左面側板
2d 右面側板
3 蓋板
4 上フラップ
5 差込片
6 第1ロック片
7a,7b 後側サイドフラップ
7a1,7b1 係合部
8a,8b 前側サイドフラップ
8a1,8b1 係合部
9 上端面板
10 折り返し側板
11 係孔部
12 突部
13 つまみ部
14 横孔形成用脆弱部
14a 脆弱線
14b 折罫線
14c 切り欠き
15第2ロック片
16 係止孔
17 開封用脆弱部
18 横孔形成用脆弱部
18a 第1横孔形成部
18b 第2横孔形成部
20 収容室
21 第1領域
22 第2領域
50(50a~50r) 折罫線
51 第2縁辺
52 縁辺
53 第3縁辺
54 第4縁辺
55a,55b 縁辺
56a,56b 縁辺
101A,101B,101C 改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱
100A,100B,100C ブランクシート
H1 上フラップの上面に対する第2領域の突出量
H2 第2領域の幅
H3 第3縁辺又は第4縁辺に当接する縁辺と第1縁辺との距離
H4 第1ロック片の長さ
2a 前面側板
2b 後面側板
2c 左面側板
2d 右面側板
3 蓋板
4 上フラップ
5 差込片
6 第1ロック片
7a,7b 後側サイドフラップ
7a1,7b1 係合部
8a,8b 前側サイドフラップ
8a1,8b1 係合部
9 上端面板
10 折り返し側板
11 係孔部
12 突部
13 つまみ部
14 横孔形成用脆弱部
14a 脆弱線
14b 折罫線
14c 切り欠き
15第2ロック片
16 係止孔
17 開封用脆弱部
18 横孔形成用脆弱部
18a 第1横孔形成部
18b 第2横孔形成部
20 収容室
21 第1領域
22 第2領域
50(50a~50r) 折罫線
51 第2縁辺
52 縁辺
53 第3縁辺
54 第4縁辺
55a,55b 縁辺
56a,56b 縁辺
101A,101B,101C 改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱
100A,100B,100C ブランクシート
H1 上フラップの上面に対する第2領域の突出量
H2 第2領域の幅
H3 第3縁辺又は第4縁辺に当接する縁辺と第1縁辺との距離
H4 第1ロック片の長さ
Claims (7)
- 一枚の段ボールシートからなり、四つの縁辺を有する底板と、該底板の縁辺からそれぞれ立設する前面側板と、後面側板と、左面側板と、右面側板と、を有しており上面が開口された本体部と、前記後面側板の上端縁に折罫線を介して連接し前記開口を閉塞する蓋板と、を有する改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱において、
前記本体部は、前記左面側板の上端縁及び前記右面側板の上端縁にそれぞれ折罫線を介して連接して前記開口の上方に延出する上フラップを有し、
前記蓋板は、前記後面側板側の縁辺とは反対側の第1縁辺に折罫線を介して連接する差込片を有し、
該差込片は、前記第1縁辺と、該第1縁辺に対向する第2縁辺と、前記第1縁辺と前記第2縁辺とをつなぐ第3縁辺及び第4縁辺とを有し、かつ、前記第3縁辺及び前記第4縁辺にそれぞれ折罫線を介して連接する第1ロック片を有し、
前記改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱は、前記第1ロック片を前記差込片の内側に折りたたんだ状態で該差込片を前記前面側板と前記上フラップとの間に差し込んだとき、前記第1ロック片が前記上フラップの下面に係止されるロック機構を有することを特徴とする改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱。 - 前記差込片は、前記第1ロック片の縁辺のうち前記第3縁辺又は前記第4縁辺に当接する縁辺に折罫線を介して連接し、かつ、前記蓋板の隣側に延出する第2ロック片を更に有し、
前記ロック機構は、前記第2ロック片を前記第1ロック片の内側に折り畳み、かつ、重ねられた前記第2ロック片及び前記第1ロック片を前記差込片の内側に折り畳んだ状態で該差込片を前記前面側板と前記上フラップとの間に差し込んだとき、前記第1ロック片が前記上フラップの下面に係止され、かつ、前記第2ロック片が前記上フラップの下面に並列する構造であることを特徴とする請求項1に記載の改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱。 - 前記差込片は、前記第2ロック片が前記差込片に向けて移動したとき、前記第2ロック片を係止する係止孔を有することを特徴とする請求項2に記載の改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱。
- 前記改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱は、少なくとも前記蓋板に開封用脆弱部を有することを特徴とする請求項1~3のいずれか一つに記載の改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱。
- 前記左面側板及び前記右面側板は、前記前面側板側の上部に横孔形成用脆弱部をそれぞれ有し、
該横孔形成用脆弱部を破断することによって形成される横孔は、指を入れて前記ロック機構を解除するための孔であることを特徴とする請求項1~4のいずれか一つに記載の改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱。 - 前記蓋板は、前記第1縁辺から突出するつまみ部を有することを特徴とする請求項5に記載の改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱。
- 前記左面側板の上端縁及び前記右面側板の上端縁は、前記上フラップが設けられた第1領域と該第1領域よりも前記前面側板側の第2領域とを有し、
該第2領域の前記底板からの高さは、前記第1領域の前記底板からの高さよりも高いことを特徴とする請求項1~6のいずれか一つに記載の改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021133785A JP2023028218A (ja) | 2021-08-19 | 2021-08-19 | 改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021133785A JP2023028218A (ja) | 2021-08-19 | 2021-08-19 | 改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2023028218A true JP2023028218A (ja) | 2023-03-03 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2021133785A Pending JP2023028218A (ja) | 2021-08-19 | 2021-08-19 | 改ざん防止開梱痕跡機能付き包装箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
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-
2021
- 2021-08-19 JP JP2021133785A patent/JP2023028218A/ja active Pending
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