JP2006103531A - ゴムクロ−ラ - Google Patents

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Shinji Uchida
伸二 内田
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Abstract

【課題】
本発明はゴムクロ−ラの耳部のゴム割れに対して対策を講じたものであり、ゴムクロ−ラの幅方向の剛性を漸次変化させてゴム割れの発生を低減したものである。
【解決手段】無端状のゴム弾性体と、その長手方向に添って埋設されたメインコ−ドと、その内側及び/又は外側に埋設されたバイアスコ−ドと、からなるゴムクロ−ラであって、メインコ−ドの幅端に対しバイアスコ−ドの端部の位置を順次変化させてゴムクロ−ラの幅方向の剛性をその幅方向に向けて漸次変化させたことを特徴とするゴムクロ−ラ。
1‥ゴム弾性体、20 ‥メインコ−ドの端部、30 、4a0 、4b0 ‥バイアスコ−ドの端部、5‥ゴム突起、6‥ゴムラグ、10‥ゴムクロ−ラの左右の端部(耳部)。
【選択図】図3

Description

本発明は耐久性を向上したゴムクロ−ラに関するものである。
ゴムクロ−ラには、芯金が埋設される構造のものもあるが、図1は芯金レスゴムクロ−ラである。即ち、無端状のゴム弾性体1中にその長手方向に添ってメインコ−ド2が埋設され、その内側及び/又は外側にバイアスコ−ド3、4が同時に埋設された構造である。そして、ゴムクロ−ラの内周側には一定ピッチをもってゴム突起5が形成され、スプロケットからの駆動力の伝達に供される。又、ゴムクロ−ラの外周側にはゴムラグ6が形成されている。
しかるに、メインコ−ド2はゴムクロ−ラに加わる張力に抗するためのものであり、バイアスコ−ド3、4はゴムクロ−ラの直進性の保持や捩じれ等の外力に対して抗するためのものである。そして、メインコ−ド2とバイアスコ−ド3、4はその幅をほぼ同一幅としてゴム弾性体1中に埋設されている。
さて、図2に示すように、ゴムクロ−ラにあっては、走行中の外部から力が加わることによりゴムクロ−ラの左右の端部(耳部)10にゴム割れが生じたり、ゴム欠けに至ってしまうことがある。走行中に路面の突起物や縁石7に端部が乗り上げた場合、応力の集中により耳部10にゴム割れCがもたらされてしまう。
本発明はゴムクロ−ラの耳部のゴム割れに対して対策を講じたものであり、ゴムクロ−ラの寿命の向上を目指したものである。
本発明の要旨は、無端状のゴム弾性体と、その長手方向に添って埋設されたメインコ−ドと、その内側及び/又は外側に埋設されたバイアスコ−ドと、からなるゴムクロ−ラであって、メインコ−ドの幅端に対しバイアスコ−ドの端部の位置を順次変化させてゴムクロ−ラの幅方向の剛性をその幅方向に向けて漸次変化させたことを特徴とするゴムクロ−ラに係るものである。
本発明の構成を更に具体的に言えば、メインコ−ドの幅端に対し、内側及び外側に埋設されたバイアスコ−ドの端部を傾斜配置させてゴムクロ−ラの幅方向の剛性を漸次変化させたゴムクロ−ラである。
本発明は以上の通りであり、ゴムクロ−ラ中に埋設される各コ−ドの配列を変えるだけで、耳部の亀裂や欠けが低減したものであり、ゴムクロ−ラの寿命が大きく向上することとなったものである。
前記したゴムクロ−ラの耳部の亀裂等に対し、その発生の状況を精査するに、ゴムクロ−ラの幅方向における剛性の相違が著しいことから来ることが判明した。即ち、ゴムクロ−ラの中心位置には各コ−ドが集中して配置され、しかもその幅方向の先端がほぼ同じ位置まで埋設されていることから、コ−ドが埋設されている中心部の剛性は極めて高いが、これを外れた耳部は剛性が極端に小さくなっており、その境界部位ではゴムに対する外力からの歪みが大きく異なり、これによって両者の境界部位での亀裂の発生が起こることになることが判明した。
本発明は、ゴムクロ−ラの幅方向の耳部と中心部との剛性の差を漸次変化させることによってゴムにもたらされる歪みの集中を避けようとするものであり、各コ−ドの幅方向の先端を一致させずにゴム弾性体中に埋設することで達成したものである。
尚、メインコ−ドは所定の張力に耐え得るものでなくてはならないため、一般にはその幅方向の長さは所定の長さが必要である。従って、具体的にはバイアスコ−ドの幅方向の長さを揃えずに漸次変化させて埋設させるものである。
尚、バイアスコ−ドのうち、メインコ−ドより内周側のコ−ド3は、通常はメインコ−ドと直角のコ−ドよりなっており、一方、メインコ−ドより外側のコ−ド4は、通常は2層のコ−ドよりなり、メインコ−ドに対して夫々30〜40度程度の逆の角度をもってコ−ドが配置されているものである。
以下、実施例を図面をもって更に詳細に説明する。
図3は本発明の第1実施例を示す幅方向半裁断面図である。即ち、無端状のゴム弾性体1中にその長手方向に添ってメインコ−ド2が埋設され、その内側にバイアスコ−ド3、その外側に2層のバイアスコ−ド4a、abが同時に埋設された構造である。そして、ゴムクロ−ラの内周側には一定ピッチをもってゴム突起5が形成され、ゴムクロ−ラの外周側にはゴムラグ6が形成されている。
バイアスコ−ド3はメインコ−ド2に直角に配置されたナイロンコ−ドである。一方、バイアスコ−ド4a、4bはこれもナイロンコ−ドであり、メインコ−ド2に対し夫々38度の角度をもって逆方向に向けて配置されたものである。
そして、バイアスコ−ド3はメインコ−ド2の幅方向端部20 よりも更に幅方向にまで端部30 長さを広げて埋設したものである。一方、バイアスコ−ド4a、4bはメインコ−ド2の幅端にまで至ることなく、端部4a0 、4b0 を漸次変えて構成した。
このように、各コ−ドの端部を外周側に順次短くしたものであり、他の部材を用いたりすることなく、ゴムクロ−ラの幅方向の剛性を漸次変化させたものである。これによって路面の突起物に耳部が乗り上げた場合でも、歪みの集中を防ぐことができることとなったもので、耳部の亀裂や欠けが極めて低減できたものである。
図4は図3の変形例であり、端部4a0 、4b0 を同一として埋設したものである。これによっても図3の場合と同様にゴムクロ−ラの幅方向の剛性を漸次変化させることができたものである。
図5は図3のバイアスコ−ド3、4を逆にして埋設したものである。即ち、バイアスコ−ド3の端部30 をメインコ−ド2の端部20 よりも内側とし、一方、バイアスコ−ド4の端部4a0 、4b0 を端部20 よりも外側にしてゴムクロ−ラの幅方向の剛性を漸次変化させることができたものである。
図6は図5の変形例であり、端部4a0 、4b0 が一致するようにして埋設してゴムクロ−ラの幅方向の剛性を漸次変化させることができたものである。
図7は更なる変形例であり、端部30 がメインコ−ド2の端部20 と一致し、一方、端部4a0 、4b0 を漸次変化させてゴムクロ−ラの幅方向の剛性を変えたものである。
以上のように、本発明の構成は多様であって、図例の構成を種々組み合わせることができることは言うまでもない。
本発明は以上の通りであり、芯金レスのゴムクロ−ラのみならず、芯金が埋設されたゴムクロ−ラにも適用可能であり、その利用範囲は極めて広い。
図1は従来のゴムクロ−ラの断面図である。 図2は図1のゴムクロ−ラの走行時の半裁断面図である。 図3は本発明のゴムクロ−ラの第1実施例を示す半裁断面図である。 図4は本発明のゴムクロ−ラの第2実施例を示す半裁断面図である。 図5は本発明のゴムクロ−ラの第3実施例を示す半裁断面図である。 図6は本発明のゴムクロ−ラの第4実施例を示す半裁断面図である。 図7は本発明のゴムクロ−ラの第5実施例を示す半裁断面図である。
符号の説明
1‥ゴム弾性体、
2‥メインコ−ド、
20 ‥メインコ−ドの端部、
3、4、4a、4b‥バイアスコ−ド、
30 、4a0 、4b0 ‥バイアスコ−ドの端部、
5‥ゴム突起、
6‥ゴムラグ、
10‥ゴムクロ−ラの左右の端部(耳部)、
C‥ゴム割れ。

Claims (2)

  1. 無端状のゴム弾性体と、その長手方向に添って埋設されたメインコ−ドと、その内側及び/又は外側に埋設されたバイアスコ−ドと、からなるゴムクロ−ラであって、メインコ−ドの幅端に対しバイアスコ−ドの端部の位置を順次変化させてゴムクロ−ラの幅方向の剛性をその幅方向に向けて漸次変化させたことを特徴とするゴムクロ−ラ。
  2. メインコ−ドの幅端に対し、内側及び外側に埋設されたバイアスコ−ドの端部を傾斜配置させてゴムクロ−ラの幅方向の剛性を漸次変化させた請求項1記載のゴムクロ−ラ。
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