JP2008189142A - ゴムクローラ - Google Patents

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Daisuke Hagio
大介 萩尾
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Abstract

【課題】劣化を防止して耐久性を向上させることができるゴムクローラを得る。
【解決手段】クローラ10の周方向に沿って隣り合う突起16の根元部に渡って窪み部30を形成し、また、クローラ10の周方向に沿って隣り合うガイド突起18の根元部に渡って窪み部34を形成することで、クローラ10を転輪に巻掛ける際、突起16及びガイド突起18の根元部に生じる圧縮歪み或いは引張歪みを緩和することができる。このため、突起16の根元部に生じるクラックを防止することができ、クローラ10の劣化を防止して耐久性を向上させることができる。また、突起16の根元部に生じるクラックを防止することで、クローラ10の走行時のパワーロスを低減することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、建設車両等に装着される無端状のゴムクローラに関する。
近年、農機具をはじめ、建設機械や土木作業用機械の走行部にゴムクローラが広く使用されるようになってきた。ゴムクローラは無端状のゴム弾性体中に一定ピッチをもって芯金が埋設されている。そして、この芯金は左右に張り出した翼部と、ゴムクローラの内周面より突出する一対のガイド突起とからなり、その芯金中央部はスプロケットとの係合部を成し、機体の前後に設置されたスプロケット及びアイドラーに巻き掛けられ、機体に備えられた転輪がゴムクローラの内周面、即ち転輪走行面上を走行することとなっている。
しかしながら、スプロケット等の転輪にゴム弾性体を巻掛けるときのゴムクローラの曲げ変形や走行面側からの突起物等への乗り上げによって生じる屈曲によって、ゴムクローラの周方向に沿って隣り合う芯金間のゴム部には大きな発熱がもたらされる。その発熱温度は場合によっては130度にもなり、芯金とゴム部間の接着劣化、ゴム部の熱老化が発生し、ゴムクローラの寿命の低下に繋がる。
このため、特許文献1では、転輪が接触する転動面の幅を変え、ゴムクローラの周方向に沿って隣り合う芯金間のゴム部に相当する部位では転動面の幅を狭くしている。つまり、発熱の中心となるゴム部の転動面を狭くして熱の発散を抑えるというものである。
特開2006−159943号公報
本発明は上記事実を考慮し、劣化を防止して耐久性を向上させることができるゴムクローラを得ることを目的とするものである。
請求項1に記載の発明は、ゴムクローラにおいて、無限軌道を構成する無端帯状のゴム弾性体と、前記ゴム弾性体の周方向に沿って所定のピッチで埋設された芯金と、前記芯金の中央側に設けられ、前記ゴム弾性体の内周面から突出する一対の突起と、前記ゴム弾性体の周方向に沿って隣り合う前記突起の根元部に渡って形成された第1窪み部と、を有することを特徴とする。
請求項1に記載の発明では、無限軌道を構成する無端帯状のゴム弾性体には、周方向に沿って所定のピッチで芯金が埋設されている。この芯金の中央側には、ゴム弾性体の内周面から突出する一対の突起が設けられており、該突起にはスプロケットが係合して、ゴム弾性体に駆動力を伝達する。そして、このスプロケットに従動する転輪によって突起を介してゴム弾性体がその幅方向で案内される。
ここで、ゴム弾性体の周方向に沿って隣り合う突起の根元部に渡って第1窪み部を形成している。これにより、ゴム弾性体をスプロケット等に巻掛ける際に発生するゴム弾性体の屈曲時の、突起の根元部に生じる圧縮歪み等を緩和することができる。
このため、クラックを防止することができ、ゴム弾性体の劣化を防止して耐久性を向上させることができる。また、突起の根元部に生じるクラックを防止することで、ゴム弾性体の駆動時のパワーロスを低減することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のゴムクローラにおいて、前記芯金の両端側に、前記突起と共に転輪を案内するガイド突起が設けられたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明では、突起と共に転輪を案内するガイド突起を芯金に設けることで、より確実にゴム弾性体を転輪でガイドすることができ、ゴム弾性体が走行する走行面の状態が悪くてもゴム弾性体が転輪から簡単に外れないようにしている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のゴムクローラにおいて、前記ゴム弾性体の周方向に沿って隣り合う前記ガイド突起間に第2窪み部が形成されたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明では、ゴム弾性体の周方向に沿って隣り合うガイド突起間に第2窪み部を形成することで、ゴム弾性体の屈曲時に突起の根元部に生じる圧縮歪み等を緩和することができ、また、クラックを防止することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のゴムクローラにおいて、前記第1窪み部又は第2窪み部は、前記転輪が従動する転輪通過面側に前記ゴム弾性体の周方向に沿った直線部と、前記直線部と前記突起又は前記ガイド突起の根元部を曲線で繋ぐ曲線部と、を有することを特徴とする。
請求項4に記載の発明では、第1窪み部又は第2窪み部において、転輪通過面側にゴム弾性体の周方向に沿って直線部を形成し、該直線部と突起又はガイド突起の根元部を曲線部で繋ぐことで、歪み発生ポイントが分散可能となり、ピンポイント歪みによるクラックの発生を防止することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜4の何れか1項に記載のゴムクローラにおいて、前記ガイド突起の外面側の根元部に前記ゴム弾性体の周方向に沿って溝部が設けられたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明では、ガイド突起の外面側の根元部にゴム弾性体の周方向に沿って溝部を設けることで、ガイド突起の根元部に生じる歪みを緩和以外に、特にゴム弾性体の外周面側のいわゆるラグが短い場合に発生する、ラグ部分外周方向の引張りで生じる引張り歪みを緩和することができる。
本発明は、上記構成としたので、劣化を防止して耐久性を向上させることができる。
次に、本実施の形態に係るクローラについて説明する。
ブルドーザー等に使用される、スプロケット及び複数の転輪で構成される無限軌道駆動装置には、図1に示すようなゴム弾性体としてのクローラ(ゴムクローラ)10が装着されている。このクローラ10の外周面には、クローラ10の幅方向に対して所定の角度を有する四角錐台状のラグ12がクローラ10の幅方向の端部から中央部側まで延出して設けられている。
このラグ12はクローラ10の幅方向の左右で互い違いとなるように配置され、クローラ10の外周面の全域に渡って形成されている。このラグ12によって、機体の重量が支えられ、クローラ10の幅方向において推進力をもたらしている。
また、クローラ10の外周面側には、クローラ10の幅方向の両側にスチールコード14がそれぞれ埋設されており、クローラ10の軌道上において均一な強度特性を発揮させるようにしている。そして、このスチールコード14の内側には、クローラ10の周方向に沿って所定のピッチで芯金20がクローラ10内に埋設されている。
この芯金20は、左右に張り出した翼部24と、中央部側に位置する一対の突起16と、該突起16の外側にそれぞれ位置する一対のガイド突起18と、からなっており、突起16及びガイド突起18はそれぞれクローラ10の内周面から突出している。
また、クローラ10の幅方向の中央部には、隣り合う芯金20と芯金20の間に矩形状の係合孔22が貫通しており、該係合孔22がスプロケット24との係合部となっている。そして、該スプロケット24の回転によりクローラ10には駆動力が伝達され、これによってクローラ10が走行する。このとき、このスプロケット24の側面を一対の突起16がガイドする。
また、スプロケット24の反対側にはスプロケット24と従動する図示しないアイドラーが設けられており、該アイドラーとスプロケット24の間には、複数の転輪26が従動可能に設けられている。そして、突起16とガイド突起18の間が、この転輪26の通過面28となり、該通過面28が転輪26を通過することとなる。このように、走行するクローラ10を転輪26がガイドすることで、クローラ10が転輪26から外れないようにしている。
また、突起16と共に転輪26を案内するガイド突起18を設けることで、より確実に転輪26を介してクローラ10をガイドすることができ、クローラ10が走行する走行面(クローラ10の外周面側)の状態が悪くてもクローラ10が転輪26から簡単に外れないようにしている。
ところで、図2に示すように、クローラ10の周方向に沿って隣り合う突起16の根元部に渡って、窪み部(第1窪み部)30を形成し、また、クローラ10の周方向に沿って隣り合うガイド突起18の根元部に渡って、窪み部(第2窪み部)34を形成している。そして、ガイド突起18の転輪26の通過面28の反対側の根元部には、クローラ10の周方向に沿って溝部36を形成している。
クローラ10をスプロケット24、転輪26(図1参照)等に巻掛ける際、突起16及びガイド突起18の根元部には圧縮歪み或いは引張歪みが生じるが、突起16或いはガイド突起18の根元部に窪み部30、34を設けることで、これらの歪みを緩和することができる。
このため、突起16の根元部に生じるクラックを防止することができ、クローラ10の劣化を防止して耐久性を向上させることができる。また、突起16の根元部に生じるクラックを防止することで、クローラ10の走行時のパワーロスを低減することができる。
また、ガイド突起18の転輪26の通過面28の反対側の根元部に、クローラ10の周方向に沿って溝部36を設けることで、ガイド突起18の根元部に生じる歪みを緩和以外に、クローラ10の外周面に設けたラグ12(図1参照)が短い場合に発生する、ラグ12部分の外周方向の引張りで生じる引張り歪みを緩和することができる。
ここで、図3に示すように、突起16間の根元部に設けた窪み部30において、該窪み部30に底面部30Aを設け(深さa=深さc)、クローラ10の肉厚tに対して、a=c=1/3tとすることで、a=1/3t、c=0.4tにした場合と比較して、圧縮歪みを15%低減させることができる。
さらに、窪み部30の開口幅Wを、突起16の突起幅bの1.75倍以上とし、窪み部30の底面部30Aの幅Wを、突起幅bの1.25b以上とすることで、圧縮歪みの低減率を20%に上げることができる。
またさらに、図4に示すように、窪み部30の外縁部において、転輪26の通過面28側に、クローラ10の周方向に沿って直線部Pを形成し、該直線部Pと突起16の根元部との間をなだらかな曲線部Sで繋ぐことで、歪み発生ポイントを分散させることができ、ピンポイント歪みによるクラックの発生を防止することができる。このため、圧縮歪みの低減率をさらに25%に上げることができる。
一方、図5に示すように、ガイド突起18間の根元部に設けた窪み部34において、該窪み部34の深さをdを1/3t以上とすることで、d=0にした場合と比較して、圧縮歪みを25%低減させることができる。
さらに、ガイド突起18の突起幅をeとし、窪み部34の開口幅Wを0.2e以上として、転輪26の通過面28の反対側に設けた溝部36の開口幅Wを0.35e以上とすることで、圧縮歪みの低減率を30%に上げることができる。
またさらに、図6に示すように、窪み部34の外縁部において、転輪26の通過面28側に、クローラ10の周方向に沿って直線部Pを形成し、該直線部Pとガイド突起18の根元部との間をなだらかな曲線部Sで繋ぐことで、圧縮歪みの低減率をさらに35%に上げることができる。
なお、ここでは、突起16以外にガイド突起18を設けたが、このガイド突起18は必ずしも必要ではない。
本実施の形態に係るクローラの一部断面を含む斜視図である。 本実施の形態に係るクローラの内周面側を示す斜視図である。 本実施の形態に係るクローラの要部を説明する突起回りの正面図である。 本実施の形態に係るクローラの要部を説明する突起回りの平面図である。 本実施の形態に係るクローラの要部を説明するガイド突起回りの正面図である。 本実施の形態に係るクローラの要部を説明するガイド突起回りの平面図である。
符号の説明
10 クローラ(ゴム弾性体)
16 突起
18 ガイド突起
20 芯金
28 通過面
30 窪み部(第1窪み部)
34 窪み部(第2窪み部)
36 溝部
P 直線部
S 曲線部

Claims (5)

  1. 無限軌道を構成する無端帯状のゴム弾性体と、
    前記ゴム弾性体の周方向に沿って所定のピッチで埋設された芯金と、
    前記芯金の中央側に設けられ、前記ゴム弾性体の内周面から突出する一対の突起と、
    前記ゴム弾性体の周方向に沿って隣り合う前記突起の根元部に渡って形成された第1窪み部と、
    を有することを特徴とするゴムクローラ。
  2. 前記芯金の両端側に、前記突起と共に転輪を案内するガイド突起が設けられたことを特徴とする請求項1に記載のゴムクローラ。
  3. 前記ゴム弾性体の周方向に沿って隣り合う前記ガイド突起間に第2窪み部が形成されたことを特徴とする請求項2に記載のゴムクローラ。
  4. 前記第1窪み部又は第2窪み部は、前記転輪が従動する転輪通過面側に前記ゴム弾性体の周方向に沿った直線部と、前記直線部と前記突起又は前記ガイド突起の根元部を曲線で繋ぐ曲線部と、を有することを特徴とする請求項3に記載のゴムクローラ。
  5. 前記ガイド突起の外面側の根元部に前記ゴム弾性体の周方向に沿って溝部が設けられたことを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載のゴムクローラ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012111368A (ja) * 2010-11-25 2012-06-14 Bridgestone Corp 弾性クローラ
JP2013075626A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Bridgestone Corp 弾性クローラ及びクローラ走行装置

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