JP2008094240A - 弾性クローラ - Google Patents

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Abstract

【課題】クローラ本体に形成されたラグの耳切れを抑制できるようにする。
【解決手段】クローラ本体7内に、その周方向に間隔をおいて複数の芯金8が埋設されるとともにこの芯金8の外側に無端状の抗張体13が埋設され、クローラ本体7は、ラグ14が形成される外側ゴム層16と、この外側ゴム層16よりも内側に設けられた内側ゴム層17を有し、芯金8と抗張体13は内側ゴム層17内に埋設され、外側ゴム層16の外周面には周方向で隣合うラグ14間に凸部18が外方に突出して形成され、外側ゴム層16の硬度は60°以上80°以下とされ、内側ゴム層17の硬度は、外側ゴム層16の硬度よりも10°以上高くされており、外側ゴム層16において凸部18が形成された部分の厚さをTとし、外側ゴム層16において凸部18が形成されていない部分19の厚さをtとしたとき、T≧2tの関係にある。
【選択図】図1

Description

本発明は、建設機械や農作業機械の走行装置に装着される弾性クローラに関する。
従来の弾性クローラには、例えばゴム製で無端帯状のクローラ本体の内部に芯金を埋設し、この芯金の外側にスチールコード等からなる抗張体を埋設し、このクローラ本体の外周面に複数のラグを形成したものがある(例えば、特許文献1参照)。
クローラ本体に埋設される芯金の幅方向の長さは、クローラ本体の幅方向の長さよりも短くなっており、このクローラ本体の幅方向の端部はゴムのみで形成されている。
特公昭58−32070号公報
従来の弾性クローラでは、例えば、作業中に、クローラ本体に形成されたラグの幅方向の端部が縁石に乗り上げ、この端部が縁石からすべり落ちることによって、この端部のラグ部分が損傷する(以下、この損傷を耳切れという)場合があった。この耳切れは、クローラ本体の幅方向の端部のゴムのみの部分が、芯金や抗張体の周りで大きく弾性変形することにより生じるものである。耳切れが抗張体や芯金に達してしまうと、もはや弾性クローラは所望の機能を発揮できず、弾性クローラの交換が必要になる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、クローラ本体に形成されたラグの耳切れを抑制できる弾性クローラを提供することを目的とする。
本発明は上記の課題を解決するために以下の技術的手段を講じた。
すなわち、本発明に係る弾性クローラは、無端状のクローラ本体の外周面に間隔をおいて複数のラグが形成され、クローラ本体は、ラグが形成される外側ゴム層と、この外側ゴム層よりも内側に設けられた内側ゴム層を有し、内側ゴム層には、その周方向に間隔をおいて複数の芯金が埋設されるとともにこの芯金の外側に無端状の抗張体が埋設されており、外側ゴム層の外周面には周方向で隣合うラグ間に凸部が外方に突出して形成され、外側ゴム層の硬度は60°以上80°以下とされ、内側ゴム層の硬度は、外側ゴム層の硬度よりも10°以上高くされており、外側ゴム層において凸部が形成された部分の厚さをTとし、外側ゴム層において凸部が形成されていない部分の厚さをtとしたとき、T≧2tの関係にあることを特徴とする。
これによれば、外側ゴム層よりも硬度の高い内側ゴム層に芯金と抗張体を埋設することにより、芯金や抗張体の周りのゴム部分の弾性変形を小さくできる。これによって、弾性クローラは耳切れを抑制できるようになる。
また、外側ゴム層において周方向で隣り合うラグ間に凸部を所定の大きさで形成することによって、クローラ本体の剛性を高めてクローラ本体の弾性変形を小さく抑えることができる。これにより、弾性クローラは耳切れを抑制できるようになる。
また、本発明に係る弾性クローラは、無端状のクローラ本体の外周面に間隔をおいて複数のラグが形成され、クローラ本体は、ラグが形成される外側ゴム層と、この外側ゴム層よりも内側に設けられた内側ゴム層を有し、内側ゴム層には、その周方向に間隔をおいて複数の芯金が埋設されるとともにこの芯金の外側に無端状の抗張体が埋設されており、外側ゴム層の外周面には周方向で隣合うラグ間に凸部が外方に突出して形成され、内側ゴム層は、抗張体から外側ゴム層と内側ゴム層との境界まで、2mm以上の厚さで形成されており、外側ゴム層の硬度は60°以上80°以下とされ、内側ゴム層の硬度は、外側ゴム層の硬度よりも10°以上高くされており、外側ゴム層において凸部が形成された部分の厚さをTとし、外側ゴム層において凸部が形成されていない部分の厚さをtとしたとき、T≧2tの関係にあることを特徴とする。
これによれば、外側ゴム層よりも硬度の高い内側ゴム層に芯金と抗張体を埋設することにより、芯金や抗張体の周りのゴム部分の弾性変形を小さくできる。これによって、弾性クローラは耳切れを抑制できるようになる。
また、外側ゴム層において周方向で隣り合うラグ間に凸部を所定の大きさで形成することによって、クローラ本体の剛性を高めてクローラ本体の弾性変形を小さく抑えることができる。これにより、弾性クローラは耳切れを抑制できるようになる。
また、内側ゴム層の厚さを、抗張体から外側ゴム層との境界まで、2mm以上とすることによって、抗張体の周りのゴム部分の弾性変形を抑制し、これによって弾性クローラの耳切れを抑制できるようになる。
また、本発明に係る弾性クローラは、無端状のクローラ本体の外周面に間隔をおいて複数のラグが形成され、クローラ本体は、ラグが形成される外側ゴム層と、この外側ゴム層よりも内側に設けられた内側ゴム層を有し、内側ゴム層には、その周方向に間隔をおいて複数の芯金が埋設されるとともにこの芯金の外側に無端状の抗張体が埋設されており、内側ゴム層は、抗張体の幅方向の外方側の端部から幅方向内方に5mm以上の範囲でこの抗張体を覆っており、内側ゴム層は、抗張体から外側ゴム層と内側ゴム層との境界まで、2mm以上の厚さで形成されており、外側ゴム層の外周面には周方向で隣合うラグ間に凸部が外方に突出して形成され、外側ゴム層の硬度は60°以上80°以下とされ、内側ゴム層の硬度は、外側ゴム層の硬度よりも10°以上高くされていることを特徴とする。
これによれば、外側ゴム層よりも硬度の高い内側ゴム層に芯金と抗張体を埋設することにより、芯金や抗張体の周りのゴム部分の弾性変形を小さくできる。これによって、弾性クローラは耳切れを抑制できるようになる。
また、外側ゴム層において周方向で隣り合うラグ間に凸部を所定の大きさで形成することによって、クローラ本体の剛性を高めてクローラ本体の弾性変形を小さく抑えることができる。これにより、弾性クローラは耳切れを抑制できるようになる。
さらに、抗張体の幅方向の外方側の端部から幅方向内方に5mm以上の範囲で、この抗張体が内側ゴム層で覆われることにより、抗張体の幅方向の外方側の端部の周りが硬度の高いゴムで覆われることになり、これによって、この周りの弾性変形を抑制して弾性クローラの耳切れを抑制できるようになる。
また、内側ゴム層の厚さを、抗張体から外側ゴム層との境界まで、2mm以上とすることによって、抗張体の周りのゴム部分の弾性変形を抑制し、これによって弾性クローラの耳切れをさらに抑制できるようになる。
本発明によれば、クローラ本体の外周面に形成されたラグの耳切れを抑制できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照しながら説明する。
図1、図2の第1実施形態において、本発明に係る弾性クローラ1は、例えば、建設機械、農業機械等の走行装置2に装着されるものである。この走行装置2は、例えば、スプロケット4、アイドラ5、複数の転輪6等の車輪をトラックフレーム3に回転自在に設けたものである。弾性クローラ1は、この走行装置2の各車輪に巻き掛けられ、スプロケット4によって駆動されて走行するようになっている。
図2に示すように、弾性クローラ1は、ゴム製で無端帯状のクローラ本体7を有している。以下、クローラ本体7の帯長手方向を単に「周方向」(図中に符号Aで示す)といい、周方向Aに直交する帯幅方向を単に「幅方向」(図中に符号Bで示す)という。また、クローラ本体7の幅方向Bの端部7aからクローラ本体7の幅方向Bの中心Cに向かう方向を「幅方向内方」という。また、クローラ本体7の幅方向Bの中心Cからクローラ本体7の幅方向Bの端部7aに向かう方向を「幅方向外方」という。また、クローラ本体7の厚さ方向において、このクローラ本体7の内周面7bから外周面7cに向かう方向を「外方」といい、外周面7cから内周面7bに向かう方向を「内方」という。また、クローラ本体7の厚さ方向において弾性クローラの構成要素の位置を特定する場合に、外周面7cよりも内周面7bに近い位置を「内側」、内周面7bよりも外周面7cに近い位置を「外側」という。
このクローラ本体7の内部には、補強のために複数の芯金8が周方向Aに間隔をおいて埋設されている。芯金8は、クローラ本体7内に埋設される翼部9と、この翼部9から突出して形成された突起部10とを有する。突起部10には走行装置2の転輪6が係合するようになっている。
図1に示すように、芯金8の幅方向Bの長さは、クローラ本体7の幅方向Bの長さよりも短くなっている。また芯金8の幅方向Bの中心Cは、クローラ本体7の幅方向Bの中心と一致して設けられている。したがって、芯金8の翼部9の幅方向Bの端部9aとクローラ本体7の幅方向Bの外端との間には芯金8のないゴム部分11が形成されている。
クローラ本体7の内部には、スチールコード等からなる無端状の抗張体13が埋設されている。図1に示すように、抗張体13は、芯金8の翼部9の外側に設けられている。この実施形態では、抗張体13は、クローラ本体7の幅方向Bに沿って複数のスチールコードが密着して並べられたものである。これにより、抗張体13は、所定の幅の層状に構成される。
クローラ本体7の外周面7cには、周方向Aに間隔をおいて複数のラグ14が形成されている。このクローラ本体7は、ラグ14が形成される外側ゴム層16と、この外側ゴム層16よりも硬度の高い内側ゴム層17を有する。なお、ラグ14は、外側ゴム層16の外周面に形成されている。外側ゴム層16の外周面は、クローラ本体7の外周面7cを構成する。
外側ゴム層16には、周方向Aで隣り合うラグ14間に、外方に突出する凸部18が形成されている。この凸部18は、クローラ本体7の幅方向Bの端部7aから中途部にわたって形成されている。クローラ本体7においてこの凸部18よりも幅方向内方側の部分には凸部が形成されていない(凸部18が形成されていない部分を符号19で示す)。この凸部18は、芯金8の翼部9を外側から覆うように設けられている。
外側ゴム層16の凸部18が設けられている部分の厚さをTとし、凸部18が形成されていない部分19の厚さをtとしたとき、T≧2tの関係にあることが望ましい。ここで、「凸部18が設けられている部分の厚さ」とは、外側ゴム層16と内側ゴム層17との境界Eから凸部18の頂部18aまでの間隔をいう。また、「凸部18が形成されていない部分19の厚さ」とは、凸部18が形成されていない部分19に対応する、外側ゴム層16と内側ゴム層17の境界Eから凸部18が形成されていない部分19の表面までの間隔をいう。
内側ゴム層17には、芯金8の翼部9と複数の抗張体13の全てが埋設されている。内側ゴム層17は、芯金8の翼部9の内側の面から外側の面側へと回り込み、この翼部9と抗張体13とを全面的に覆っている。
クローラ本体2の厚さ方向において、抗張体13は、芯金8から一定間隔離れて設けられている。抗張体13と芯金8との離間間隔は、2mm以上とされるのが望ましい。
図1に示すように、内側ゴム層17は、外側ゴム層16との境界(図中に二点鎖線Eで示す)から抗張体13まで所定の厚さ(図中に符号Yで示す)で形成されている。抗張体13から外側ゴム層16と内側ゴム層17との境界Eまでの内側ゴム層17の厚さYは、2mm以上とされているのが望ましい。
外側ゴム層16の硬度は60°(JIS A硬度)以上、80°(JIS A硬度)以下とされている。内側ゴム層17の硬度は、この外側ゴム層16の硬度よりも10°(JIS A硬度)以上高くされている。
このような構成の弾性クローラ1によれば、芯金8と抗張体13が硬度の高い内側ゴム層17に埋設されて覆われることで、芯金8と抗張体13の周りのゴム部分は、外側ゴム層16と比較して、剛性が高く、弾性変形し難くなる。
このようにすることによって、走行中にラグ14が縁石等に乗り上げた場合であっても、芯金8の翼部9の端部9aの周りのゴム部分、または抗張体13の幅方向外方の端部13aの周りのゴム部分は大きく弾性変形することがないため、これによってクローラ本体7の耳切れを抑制できるようになる。
また、内側ゴム層17の厚さYが、抗張体13から外側ゴム層16と内側ゴム層17との境界Eまで、2mm以上とされることによって、抗張体13と外側ゴム層16との間に、内側ゴム層17による硬度の高いゴム部分を介在させることができる。
したがって、走行中にラグ14が縁石に乗り上げた場合であっても、この硬度の高い内側ゴム層17のゴム部分は、大きく弾性変形することがなく、これによって弾性クローラ1の耳切れが抑制されることになる。
また、外側ゴム層16のラグ14間に凸部18をクローラ本体7の幅方向Bの端部7a寄りに形成することによって、クローラ本体7の端部7aの剛性を高くなるため、ラグ14が縁石等に乗り上げた場合にも、ラグ14間も弾性変形しにくくなり、これによってラグ14の耳切れを抑制できるようになる。
さらに本発明に係る弾性クローラ1は、芯金8の翼部9の端部9aや、抗張体13を保護するような部材を用いることなく、外側ゴム層16、内側ゴム層17の2種類のゴム層による簡単な構造であるため、製造コストがかからず、製造効率もよい。
図3の第2実施形態では、外側ゴム層16、内側ゴム層17の構造が上述した第1実施形態と異なる。
第1実施形態では、複数の抗張体13の全てが内側ゴム層17に埋設されていたが、この第2実施形態では、抗張体13の一部が内側ゴム層17の埋設され、抗張体13のその他の部分は、外側ゴム層16に埋設されている。抗張体13の一部は、幅方向外方側の端部13aから幅方向に5mm以上の部分が内側ゴム層17に埋設されている(内側ゴム層17に埋設されている抗張体13の幅方向Bの長さを符号Xで示す)。
第2実施形態の弾性クローラ1のその他の構成は、第1実施形態の構成とほぼ同様であり、第1実施形態の構成と共通する部分には共通符号を付している。
このように、抗張体13の幅方向外方の端部13aから幅方向内方に向かって所定の長さXの部分を内側ゴム層17で覆うことによって、抗張体13の幅方向外方の端部13a側の周りのゴム部分の剛性が高くなり、作業中にラグ14が縁石等に乗り上げた場合であっても、このゴム部分は外側ゴム層16に比較して弾性変形しにくくなる。これによって、弾性クローラ1は、ラグ14の耳切れが抑制される。
本発明の効果を確認するために以下のような試験を行った。
試験は、油圧ショベルの走行装置に本発明に係る弾性クローラ1の実施例1〜5、比較例1〜5を順次装着し、縁石に対し15°〜30°の角度で進入させ、弾性クローラ1が縁石に乗り上がると、油圧ショベルを後退させてして元の位置に戻り、再度縁石へ進入させて行った。なお、弾性クローラ1が縁石に乗り上がらずにすべり落ちると一旦停止し、走行装置を後退させて元の位置に戻るようにした。
この行程を繰り返して弾性クローラ1のラグ14に発生する耳切れの回数を調べた。
また、芯金13と抗張体14が一種類のゴムに埋設されてラグと一体成形された従来例を用意し、この従来例を試験走行させたときに、ラグに生じた耳切れの回数を耳切れ性能値100として指数化し、この値と本発明に係る弾性クローラ1の実施例、および比較例の耳切れ性能とを比較評価した。なお、耳切れの回数が少なければ少ないほど、耳切れ性能の値は大きくなる。
この試験の結果を表1に示す。
表1において、「仕様」の項目では、「1」が上述した第1実施形態の弾性クローラ1を使用した場合を意味し、「2」が上述した第2実施形態の弾性クローラ1を使用した場合を意味する。
Figure 2008094240
表1に示すように、この試験によれば、本発明に係る実施例1〜5は、従来と比較して、耳切れ性能が15%以上も向上することがわかった。また、本発明に係る実施例1〜5は比較例1〜5と比較しても耳切れ性能が良い(耳切れが抑制される)ことがわかった。
この試験により、内層ゴム層17の硬度が外層ゴム層16の硬度よりも10°以上高く、内側ゴム層17の厚さYが、抗張体13から外側ゴム層16と内側ゴム層17との境界まで、2mm以上とされているものが耳切れ性能が良いことがわかった。
そして、抗張体13は、幅方向外方側の端部13aから幅方向Bに5mm以上の範囲Xで内側ゴム層17に覆われている場合に、耳切れ性能が良いことがわかった。
また、外側ゴム層16の凸部18が設けられている部分の厚さをTとし、凸部18が形成されていない部分19の厚さをtとしたとき、T≧2tとなっている場合に耳切れを大きく抑制できることがわかった。
本発明は、建設機械や農業機械の走行装置に装着する弾性クローラに利用できる。
本発明の第1実施形態に係る弾性クローラの断面図である。 同じく弾性クローラの側面図である。 本発明の第2実施形態に係る弾性クローラの断面図である。
符号の説明
1 弾性クローラ
7 クローラ本体
8 芯金
13 抗張体
14 ラグ
16 外側ゴム層
17 内側ゴム層
18 凸部
19 凸部が形成されていない部分

Claims (3)

  1. 無端状のクローラ本体の外周面に間隔をおいて複数のラグが形成され、
    クローラ本体は、ラグが形成される外側ゴム層と、この外側ゴム層よりも内側に設けられた内側ゴム層を有し、内側ゴム層には、その周方向に間隔をおいて複数の芯金が埋設されるとともにこの芯金の外側に無端状の抗張体が埋設されており、
    外側ゴム層の外周面には周方向で隣合うラグ間に凸部が外方に突出して形成され、
    外側ゴム層の硬度は60°以上80°以下とされ、内側ゴム層の硬度は、外側ゴム層の硬度よりも10°以上高くされており、
    外側ゴム層において凸部が形成された部分の厚さをTとし、外側ゴム層において凸部が形成されていない部分の厚さをtとしたとき、T≧2tの関係にあることを特徴とする弾性クローラ。
  2. 無端状のクローラ本体の外周面に間隔をおいて複数のラグが形成され、
    クローラ本体は、ラグが形成される外側ゴム層と、この外側ゴム層よりも内側に設けられた内側ゴム層を有し、内側ゴム層には、その周方向に間隔をおいて複数の芯金が埋設されるとともにこの芯金の外側に無端状の抗張体が埋設されており、
    外側ゴム層の外周面には周方向で隣合うラグ間に凸部が外方に突出して形成され、
    内側ゴム層は、抗張体から外側ゴム層と内側ゴム層との境界まで、2mm以上の厚さで形成されており、
    外側ゴム層の硬度は60°以上80°以下とされ、内側ゴム層の硬度は、外側ゴム層の硬度よりも10°以上高くされており、
    外側ゴム層において凸部が形成された部分の厚さをTとし、外側ゴム層において凸部が形成されていない部分の厚さをtとしたとき、T≧2tの関係にあることを特徴とする弾性クローラ。
  3. 無端状のクローラ本体の外周面に間隔をおいて複数のラグが形成され、
    クローラ本体は、ラグが形成される外側ゴム層と、この外側ゴム層よりも内側に設けられた内側ゴム層を有し、内側ゴム層には、その周方向に間隔をおいて複数の芯金が埋設されるとともにこの芯金の外側に無端状の抗張体が埋設されており、
    内側ゴム層は、抗張体の幅方向の外方側の端部から幅方向内方に5mm以上の範囲でこの抗張体を覆っており、
    内側ゴム層は、抗張体から外側ゴム層と内側ゴム層との境界まで、2mm以上の厚さで形成されており、
    外側ゴム層の外周面には周方向で隣合うラグ間に凸部が外方に突出して形成され、
    外側ゴム層の硬度は60°以上80°以下とされ、内側ゴム層の硬度は、外側ゴム層の硬度よりも10°以上高くされていることを特徴とする弾性クローラ。
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