JP2006102886A - ロボット - Google Patents

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Abstract

【課題】 装置全体としての大型化・重量化を避けつつハンド部の長い上下ストロークを確保し、尚かつハンド部の移動速度の高速化を図ることもできるようにしたロボットを提供することを目的とする。
【解決手段】 ハンド部2を上下動可能に支持する第1のフレーム3と、該第1のフレーム3を上下動可能に支持する第2のフレーム4とを備え、第1のフレーム3内には、ハンド部2を上下動させる第1のボールねじ5と、第2のフレーム4に対し第1のフレーム3を上下動させる第2のボールねじ6とを上下方向にかつ並列させて配列し、さらに、第1のボールねじ5と一体となって回転する第1の歯車および第2のボールねじ6と一体となって回転する第2の歯車と直接または間接的に連結されているモータ9を収納する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ロボットに関する。さらに詳述すると、本発明は、ワークを保持するハンド部を有するロボットの構造の改良に関する。
液晶パネル用のガラス基板等(本明細書ではこれらをワークという)をワーク収納用カセットに出し入れしたり搬送したりする手段として、ワークを保持するハンド部を有する搬送用ロボットが利用されている。
このようなロボットとしては、従来、図5に示すように固定された支柱からなる固定フレーム101に上下方向のガイド102を備え、このガイド102に沿ってハンド部103を上下に移動させるものがある(図中の符号Aは装置の全高を示している)。ハンド部103を上下に移動させるための構成としては、図5に示したものとは異なるが、例えば固定フレームに組み込んだサーボモータで減速機を介してプーリおよびベルトを駆動し、これによってハンド部を移動させるもの等がある(特許文献1参照)。
特開平11−123675号公報
しかしながら、このような構成のロボットは、上下方向の大きなストローク(図5中、符号Sで示す)が必要な場合にはガイド102を上下に延ばさざるを得ず、その分だけ固定フレーム101を高くしなければならなくなる。そうすると、装置の全高Aが必然的に大きくなってしまうし、安定した支えも必要となることからロボットが全体として大型化、重量化してしまうという問題がある。
また、このように1つのガイド102にそってハンド部103を上下に移動させるという構造の場合、ワークを素早く上下に移動させようとすればそれだけの速さでハンド部103を昇降させるしかなく、構造からしてストローク速度の限界が比較的浅く、しかも高速動作させればその分だけ部品等の寿命が短くなることにもなる。
そこで、本発明は、装置全体としての大型化・重量化を避けつつハンド部の長い上下ストロークを確保し、尚かつハンド部の移動速度の高速化を図ることもできるようにしたロボットを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、ワークを保持するハンド部を有するロボットにおいて、ハンド部を上下動可能に支持する第1のフレームと、該第1のフレームを上下動可能に支持する第2のフレームとを備え、第1のフレーム内には、ハンド部を上下動させる第1のボールねじと、第2のフレームに対し第1のフレームを上下動させる第2のボールねじとを上下方向にかつ並列させて配列し、さらに、第1のボールねじと一体となって回転する第1の歯車および第2のボールねじと一体となって回転する第2の歯車と直接または間接的に連結されているモータを収納してなることを特徴とするものである。
モータを駆動すると、このモータと連結されている歯車列が回転し、これに伴い第1ボールねじと第2ボールねじとが回転する。回転する第1のボールねじは、第1のフレームに対してハンド部を相対移動させる。回転する第2のボールねじは、第2のフレームに対して第1のフレームを相対移動させる。結局、ハンド部は、各相対速度を合わせた速度で上下動することになり、両相対速度が同じなら通常の2倍の速度で上下動することができる。また、モータを逆回転させれば当然にハンド部は逆方向へと移動することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のロボットにおいて、第1のフレームと第2のフレームとの間に介在する上下動可能な他のフレーム、および該他のフレームを相対的に上下動させる他のボールねじ、ギア、モータを備えるというものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のロボットにおいて、第1、第2の歯車と、これら第1、第2の歯車のいずれか一方に噛合する仲介ギアと、該仲介ギアと噛合するモータに設けられたピニオン及び当該モータとが第1のフレームの上端部に配置されているというものである。
請求項1記載のロボットによると、ハンド部と第2のフレームの間に介在する第1のフレーム、およびこの第1のフレーム内に収納されたモータ、各ボールねじ、ギアといった各駆動装置により、ハンド部に対し2段分の動作をさせることができる。したがって、ハンド部の上下ストローク長さを大きくとる必要があるのであれば、ハンド部の相対ストローク長さと第1のフレームの相対ストローク長さをそれぞれ1/2程度ずつ延ばせばよく、従来のように支柱フレームのみを延長しなければならないというようなことがない。つまり、従来であれば支柱フレームのみを高くしなければならなかったのに対し、本発明によれば支柱(つまり第2のフレーム)を必要延長距離の半分程度高くするだけで済むから支柱(第2のフレーム)を従来ほど高くしなくてよい。換言すれば、装置高さを従来ロボットより低くした上で、ハンド部の上下ストロークを従来ロボットよりも大きくすることが可能となる。したがって装置全体のバランスをとりつつストロークを延長することが可能となり、装置全体としての大型化・重量化を避けつつハンド部の長い上下ストローク長を確保しやすくなる。
また、ハンド部は通常のおよそ2倍程度の速度で上下に移動することから、ワークを高速移動させる上で有利となる。しかも、各移動機構においては従来と同程度の速度で駆動すれば足りるから、高速化のために各移動機構に対して大きな負荷を与えることもない。
しかも、本発明にかかるロボットにおいては、各ボールねじとモータとが歯車を介して連結されており、1段分のモータ(単一のモータ)によって両ボールねじを駆動できることから、モータの増加ならびに消費電流の増加を抑えることができる。
加えて、各動作機構がボールねじで構成されていることから、例えばベルト駆動型の従来ロボットに比べて精度の高い動作が可能であり、位置決め精度も高い。また耐久性や信頼性といった面でも、延びたり外れたりする可能性のあるベルト駆動型と比較すると有利である。
請求項2に記載のロボットによると、フレームをさらに増やした分だけ、各フレームの縮小時における装置全高を抑えつつもさらなるストローク長を獲得することが可能となる。
請求項3に記載のロボットによると、フレームの端部に設けられたギアボックス(変速機)とボールねじによる駆動力伝達機構を構成しているため、ベルトやピニオンラック等による構成とした場合に比較して狭小なスペースに駆動力伝達機構を配置することができる。また、フレームの中間部に構造材配置の障害となるような物がなく、十分な剛性を得るための構造材を設けるスペースを確保できる。そのうえ、全体としても、同等の高さ(ストローク)のロボットに比較して省スペースの構成とすることが可能となる。
以下、本発明の構成を図面に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1〜図3に本発明の一実施形態を示す。本発明にかかるロボットはワーク1を保持するハンド部2を有するものであり、さらに本実施形態にかかるロボットは、ハンド部2を上下動可能に支持する第1のフレーム3と、該第1のフレーム3を上下動可能に支持する第2のフレーム4とを備え、第1のフレーム3内には、ハンド部2を上下動させる第1のボールねじ5と、第2のフレーム4に対し第1のフレーム3を上下動させる第2のボールねじ6とを上下方向にかつ並列させて配列し、さらに、第1のボールねじ5と一体となって回転する第1の歯車7および第2のボールねじ6と一体となって回転する第2の歯車8と直接または間接的に連結されているモータ9を収納しているというものである。
より具体的には、本実施形態において、モータ9及びギア輪列(歯車7,8、ピニオン9a、仲介歯車21等)は、ギアボックス22(これらを「駆動機構」という)に収納されている。
本実施形態にかかるロボットが扱うワーク1は例えば液晶パネル用のガラス基板のような薄くて平たい板状物であり(図3参照)、ロボットは、このようなワーク1を図示しない基板収納用カセットに出し入れしたり搬送したりする。ただしこのような板状物は搬送対象の一例にすぎず、板状物以外のワーク1を取り扱うこともできることはもちろんである。
ハンド部2は上述したワーク1を保持しつつ搬送するためのもので、本願においては図示していないが例えば複数の支持棒が平行に並ぶフォークのような形状であり、ワーク1を下側から持ち上げて保持する(図3参照)。また、ハンド部2と第1のフレーム3との間には第1のアーム10および第2のアーム11が介在している(図3参照)。これら第1のアーム10および第2のアーム11はハンド部2を平行移動させたりその向きを変えさせたりするもので、第2のアーム11は第1のフレーム3に対して旋回可能に設けられ、第1のアーム10はこの第2のアーム11の先端部に旋回可能に設けられている。この第2のアーム11の先端部には、上述したハンド部2が旋回可能に設けられている(図3参照)。なお、これらハンド部2、第1のアーム10、第2のアーム11からなる搬送腕は、1本のみ設けられていてもよいし、必要に応じて複数本設けられていてもよい。例えば図3に示すロボットは2本1組の搬送腕を備えており、2枚のワーク1を同時に搬送することが可能である。
第2のフレーム4はいわば支柱として機能する部材であり、ロボットの台座12に対して旋回可能に設けられたフレーム27上に固定されている(図3参照)。この第2のフレーム4には例えば上下2箇所のガイド部材からなるガイド13が設けられている(図1参照)。このガイド13は、第1のフレーム3に設けられた上下に延びる被ガイド部16を支持し、当該第1のフレーム3を上下方向に案内する。さらに第2のフレーム4には、第2のボールねじ6がねじ込まれた状態となるナット部材(以下「第2のナット部材」という)15が取り付けられている。この第2のナット部材15と第2のボールねじ6との間には、特に図示していないが複数の鋼球が介在している。これら鋼球が介在することによって第2のナット部材15および第2のボールねじ6の間は点接触となり、ボールねじ6の回転時における摩擦が極めて小さいものとなる。このようなボールねじ機構は小さな回転力でも回転することができる上、ナットによる調整で誤差をなくすことができるというように精度が高く、搬送時に精度が要求される送り装置として好適である。
第1のフレーム3は、上述した第2のフレーム4によって支持され上下動可能となっている部材である(図1参照)。より具体的には、上述したようにその側部に設けられた被ガイド部16を第2のフレーム4のガイド13によって支持されており、上下にのみ移動できるようになっている。また、この被ガイド部16とは逆の面(ハンド部2がある側の面)には同じく上下に延びるガイド部17が設けられている。このガイド部17は、ガイド部17に係合する被ガイド部材18を支持しながら上下方向にのみ案内する(図1参照)。被ガイド部材18は、本実施形態のように第1のアーム10と第2のアーム11が介在している場合であれば第2のアーム11の支持体28に設けられている(第1のアーム10や第2のアーム11がなければハンド部2に直接設けられている)ものであり、搬送腕(ハンド部2、第1のアーム10、第2のアーム11からなる)を上下にのみ移動可能としている。
また、第1のフレーム3内には、第1のボールねじ5と第2のボールねじ6とが両者とも軸方向を鉛直にした状態で並列して配列されている。また、第1のボールねじ5および第2のボールねじ6を回転させるためモータ9がこの第1のフレーム3内に収納されている(図1参照)。
第1のボールねじ5は、第1のフレーム3に対してハンド部2を相対的に上下させるための送り機構として機能するねじであり、第1のフレーム3内において軸受け19等によって回転可能な状態で支持されている(図1参照)。この第1のボールねじ5の上端付近には第1の歯車7が取り付けられて一体となっている(図2参照)。モータ9の回転はこの第1の歯車7を介して第1のボールねじ5に伝達される。さらに、第1のボールねじ5の途中ではナット部材(以下「第1のナット部材」という)14が噛み合った状態となっている。上述した第2のナット部材15と同様、この第1のナット部材14と第1のボールねじ5との間には複数の鋼球が介在しており、これら鋼球によって第1のボールねじ5の回転時における摩擦が極めて小さくなっている。第1のナット部材14は、被ガイド部材18と同様、本実施形態のように第1のアーム10と第2のアーム11が介在している場合には第2のアーム11の支持体28に設けられ、第1のアーム10や第2のアーム11がなければハンド部2に直接設けられている。第1のボールねじ5が回転すると第1のナット部材14が上下動し、搬送腕(ハンド部2、第1のアーム10、第2のアーム11からなる)を上下に移動させる(図1、図3参照)。
第2のボールねじ6は第1のフレーム3を上下させるための送り機構として機能するねじであり、第1のフレーム3内において軸受け20等によって回転可能な状態で支持されている(図1参照)。この第2のボールねじ6の上端付近には第2の歯車8が取り付けられて一体となっている(図2参照)。モータ9の回転はこの第2の歯車8を介して第2のボールねじ6に伝達される。さらに、第2のボールねじ6の途中では上述したように第2のナット部材15が噛み合った状態となっている。第2のナット部材15は第2のフレーム4上に固定されていることから、第2のボールねじ6が回転すると第1のフレーム3が当該第2のボールねじ6と一緒に上下動する。なお、本実施形態では第2のボールねじ6として第1のボールねじ5を同じものを使用しており、第1のボールねじ5が右ねじであれば第2のボールねじ6も右ねじということになる。このように両者に同じねじを用いることは低コスト化を図りうる点で有利である。
モータ9は、第1の歯車7および第2の歯車8と直接または間接的に連結されており、これら歯車7,8を介して第1のボールねじ5と第2のボールねじ6を回転させるものである。例えば本実施形態の場合は、大ギア21aと小ギア21bとが同軸上で一体化された仲介ギア21を使って動力を伝達することとしている(図2参照)。すなわち、ギアボックス22内に仲介ギア21を設け、モータ9のピニオン9aをこの仲介ギア21の大ギア21aに噛合させ、また、小ギア21bを第1の歯車7に噛合させている(図2参照)。第2の歯車8は、第1の歯車7とのだけ噛合している。このようなギア列においては、モータ9→ピニオン9a→仲介ギア21→第1の歯車7→第2の歯車8 というように動力が伝達される。ここで、第1の歯車7と第2の歯車8とが直接噛合していることから、本実施形態における第1のボールねじ5と第2ボールねじ6は常に互いに逆回転することになる。なお、図2においては、第1のボールねじ5と第2のボールねじ6が右ねじであって、ハンド部2と第1のフレーム3とがともに上昇する場合における各部材の回転方向を矢印で示している。
また、図示しているように、排気ファンとごみ等を集塵するフィルタとかなる排気手段29が設けられている(図1、図4参照)。本実施形態の排気手段29は図示するように鉛直に延びる第1のフレーム3の底部に内蔵されていることから、いわばストレートな構造物の真下に位置して効果的に集塵する装置であることに加え、余計なスペースをとらない集塵装置でもある。
以上のように、本実施形態のロボットにおいては1つの駆動手段(モータ9)で2本の軸(第1のボールねじ5と第2のボールねじ6)を同時にかつ逆方向に回転させる構造をとっていることから、第1のフレーム3の昇降動作、およびハンド部2の相対的な昇降動作を常に同時に行うことができる。つまり、2段のスライド機構が同時に動作する構造を有する本実施形態のロボットにおいては、ハンド部2が通常の2倍の速度で昇降(上下動)することができ、尚かつハンド部2の絶対的なストローク(図1中において符号Sで示している)についても通常の2倍の長さを確保することができる。このように、フレームを分割するとともに分割した数のスライド機構を併設したことにより、例えば長いストロークが必要な場合であってもフレームを単純に延長しなくて済み、装置の小型化、軽量化を図れるという点で有効である。
しかも、相対移動する部材(本実施形態であれば第1のフレーム3)にガイド(ガイド部17)を設けており、ガイド位置が支柱をのせているフレームの上でなくてもよいため、フレーム上面よりも低い位置までガイドを伸ばすことができるという利点もある。すなわち、従来の装置では支柱フレームにのみガイドを設けていることからハンド部を十分に低い位置まで下げることができない場合があるが、本実施形態のロボットによれば十分に低い位置までハンド部2を下げることが可能となる(図1、図5参照)。この結果、ワーク1を従来よりも低い位置まで搬送することが可能となることから、ワーク収納用のカセットをさらに低位置まで延長して収納量を増やすことができる。
さらに、モータ9及びギア輪列(歯車7,8、ピニオン9a、仲介歯車21等)を収納したギアボックス22(これらを「駆動機構」という)が、第1のフレーム3の上端部に配置しているので、ロボット(中でも駆動機構)の保守作業を行う際、第1のフレーム3を低い位置に移動させれば駆動機構の位置が作業者にとって保守作業を行い易いものになるという利点がある。特に、第1のフレーム3が最下位の位置にある場合には、作業中に当該第1のフレーム3がそれ以上降下(落下)することもないためその分安全に保守作業を行うことができる。更に、第1のフレーム3の下端側が空きスペースとなるのでそのスペースに排気ファン等からなる排気手段29を設けることができるようになり、このような排気手段29を設けることによってクリーンな環境での作業が要請される液晶等のガラス基板搬送に適した構造とすることができる。
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば本実施形態では2段のスライド機構(つまり、第2のフレーム4に対して第1のフレーム3が上下動する機構、および第1のフレーム3に対してハンド部2が相対的に上下動する機構という2つのスライド機構)を設けるとともにこれら両スライド機構を1つの駆動手段(モータ9)で同時に動作させることとしたが、これは一例にすぎず、3段のスライド機構とすることもできる。すなわち、例えば図4に示すロボットのように第1のフレーム3と第2のフレーム4との間に介在する上下動可能な第3のフレーム23を設け、これを第3のボールねじ24、第3のナット部材25,図示しないギア、別個のモータ26などからなるスライド機構によって相対的に上下動させることもできる(図4参照)。このようにフレームをさらに分割し、その分だけスライド機構を多く設けるようにすれば縮小時の装置の全高Aを抑えつつもさらなるストローク長を獲得することが可能となる。
また、本実施形態においてはモータ9及びギア輪列(歯車7,8、ピニオン9a、仲介歯車21等)よりなるギアボックス22(これらを「駆動機構」という)を設けていたが、これら第1の歯車7、第2の歯車8、仲介ギア21、モータ9および当該モータ9のピニオン9aなどを、ギアボックス22に収納せずに例えば第1のフレーム3の上端部に配置することもできる。ギアボックス22に収納せずに第1のフレーム3の上端部に配置しても、ロボット(中でも駆動機構)の保守作業を行う際、第1のフレーム3を低い位置に移動させれば駆動機構の位置が作業者にとって保守作業を行い易いものになるという利点がある。特に、第1のフレーム3が最下位の位置にある場合には、作業中に当該第1のフレーム3がそれ以上降下(落下)することもないためその分安全に保守作業を行うことができる。更に、第1のフレーム3の下端側が空きスペースとなるのでそのスペースに排気ファン等からなる排気手段29を設けることができるようになり、このような排気手段29を設けることによってクリーンな環境での作業が要請される液晶等のガラス基板搬送に適した構造とすることができる。
また、図4に示したような3段式のロボットにおいて、ストロークを最大に確保するために、第2のフレーム(固定フレーム)4の全長に渡ってガイド部30を配置し、第3のフレーム23の被ガイド部材31を案内することができる(図4参照)。なお、第2のフレーム(固定フレーム)4の全長を使うほどのストロークを確保する必要がない場合であれば、空きスペースとなる第2のフレーム(固定フレーム)4の下部に駆動部を配置することもできる。ただし、モータ26等の駆動部の配置位置はこれに限定されるものではなく、例えば当該第2のフレーム4の上端側に配置しても良い。この場合、保守作業は、第1のフレーム3及び第2のフレーム4を最も全高の低い最下位位置に移動させ、第3のフレーム(中間フレーム)23の上側に設けた蓋などを開けて行うことができ、更に第1のフレーム3のギアボックス22と同時に、作業中にフレームが不意に降下することもなく、その分だけ安全に保守作業を行うことができる。また、下端に排気機構等を設けることができることは勿論である。
また、図4に示すロボットにおいて、第3のフレーム23は第2のフレーム4を囲う様にしているので大きな閉断面のフレームを最小のスペースで得る事ができ、第3のフレーム(中間フレーム)23の剛性を大きく取る事ができる。また、第3のフレーム23を追加する事によるスペースの増加分は、被ガイド部(図1の符号16に相当する)を第2のフレーム4に埋め込むようにすれば、第3のフレーム23の板厚に、ガイドの厚みをそのまま追加せずに済み、小型化を図ることもできる。
さらに、第3のフレーム23は略中空としてもよいが、配置スペースを制限するような駆動力伝達機構を有さないので、必要に応じて所望の剛性を確保すべく第2のフレーム4と干渉しないように、適宜の剛性構造を容易に構成することができる。
第2のフレーム4は、2段式の場合は配置スペースを制限するような駆動力伝達機構を有さないので、例え3段式であっても最小の駆動力伝達機構で済むので、ハンド部2や第1のフレーム3等の上段部の荷重を十分に支持できる剛性を容易に確保することができる。
本発明にかかるロボットを構成するスライド機構の一例を示す側面図である。 ギアボックス内におけるギア列の構造を示す平面図である。 図1に示したスライド機構を含むロボットの側面図である。 本発明の他の実施形態を示すもので、他のフレーム等を設けたさらに多段としたスライド機構の一例を示すものである。 従来のロボットを構成するスライド機構の一例を示す側面図である。
符号の説明
1 ワーク
2 ハンド部
3 第1のフレーム
4 第2のフレーム
5 第1のボールねじ
6 第2のボールねじ
7 第1の歯車
8 第2の歯車
9 モータ
21 仲介ギア

Claims (3)

  1. ワークを保持するハンド部を有するロボットにおいて、前記ハンド部を上下動可能に支持する第1のフレームと、該第1のフレームを上下動可能に支持する第2のフレームとを備え、前記第1のフレーム内には、前記ハンド部を上下動させる第1のボールねじと、前記第2のフレームに対し前記第1のフレームを上下動させる第2のボールねじとを上下方向にかつ並列させて配列し、さらに、前記第1のボールねじと一体となって回転する第1の歯車および前記第2のボールねじと一体となって回転する第2の歯車と直接または間接的に連結されているモータを収納してなることを特徴とするロボット。
  2. 前記第1のフレームと第2のフレームとの間に介在する上下動可能な他のフレーム、および該他のフレームを相対的に上下動させる他のボールねじ、ギア、モータを備えることを特徴とする請求項1に記載のロボット。
  3. 前記第1、第2の歯車と、これら第1、第2の歯車のいずれか一方に噛合する仲介ギアと、該仲介ギアと噛合する前記モータに設けられたピニオン及び当該モータとが前記第1のフレームの上端部に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のロボット。
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