JP2006102477A - 消臭剤 - Google Patents

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【課題】 繊維製品に対して高い消臭性能と持続性を有し、特にたばこ臭に対して防臭効果が優れ、且つ貯蔵安定性に優れる消臭剤の提供。
【解決手段】 (a)分子中に少なくとも1つの陽イオン性基と1つの炭素数8〜22のアルキル基又はアルケニル基を有する化合物、及び(b)ツバキ科植物の抽出物を含有する消臭剤。
【選択図】 なし

Description

本発明は、消臭剤、特に繊維製品の消臭に適した消臭剤に関する。
洗濯習慣の変化により、着用した衣料はその都度洗濯することが一般的になっているが、スーツやセーター等の衣料は一般家庭では洗濯が難しく、洗濯回数も一般の衣料に比べて格段に少ない。このため、体臭、たばこ臭、焼き肉等の調理臭が付着し、不快感を生じさせる。また、絨毯や玄関マット等も同様に洗濯することが難しく、部分的な汚れに由来する不快臭の問題がある。
かかる不快臭の問題を解決するために、特許文献1及び特許文献2に開示されているように消臭剤に植物エキス等の消臭成分を配合したり、組成物に緩衝能を持たせることが行われている。しかしこれらの方法は、使用当初は消臭効果が得られるが、その効果が持続しないという問題があった。
さらに、液体消臭剤を長期間貯蔵すると沈殿物の形成や組成物の匂いが劣化するという問題があり、これらの改善が求められていた。特許文献3には、消臭性能の持続性や貯蔵安定性を改善するために、特定の陽イオン性化合物とキレート剤を含有する液体消臭剤が開示されている。しかしながら、防臭性能、特にたばこ臭に対してまだ十分に満足できる防臭性能が得られていない。
特開昭61−193665号公報 特開平4−257514号公報 特開2001−40581号公報
本発明の課題は、繊維製品に対して高い消臭性能と持続性を有し、特にたばこ臭に対して防臭効果が優れ、且つ貯蔵安定性に優れる消臭剤を提供することにある。
本発明は、(a)分子中に少なくとも1つの陽イオン性基と1つの炭素数8〜22のアルキル基又はアルケニル基を有する化合物、及び(b)ツバキ科植物の抽出物を含有する消臭剤、更に必要に応じて、(c)アルカリ緩衝作用を有する酸又はその塩、(d)カルシウムキレート定数が4以上のキレート剤を含有する消臭剤を提供する。
本発明の消臭剤は、衣料等の各種繊維製品に対して消臭性能を発揮し、特にたばこ臭に対して高い消臭性能を示し、その消臭効果の持続性に優れており、且つ貯蔵安定性にも優れている。
[(a)成分]
本発明で用いる(a)成分は、繊維製品に付着した臭気成分の揮発を抑制するように作用するため、処理後の消臭持続性を向上させることができる。
(a)成分は、分子中に少なくとも1つの陽イオン性基と1つの炭素数8〜22のアルキル基又はアルケニル基を有する化合物であり、1級、2級又は3級アミン、4級アンモニウム塩等の陽イオン界面活性剤、スルホベタイン、カルボベタイン、アミンオキシド等の両性界面活性剤を挙げることができる。これらの中でも好ましくは炭素数8〜22、特に炭素数8〜18のアルキル基もしくはアルケニル基を1つ有する4級アンモニウム塩又はアミンオキシド型界面活性剤、より好ましくは下記一般式(I)で表される4級アンモニウム塩及び一般式(II)又は(III)で表されるアミンオキシドであり、最も好ましくは一般式(III)で表されるアミンオキシドである。
Figure 2006102477
〔式中、R1は炭素数8〜22のアルキル基又はアルケニル基であり、R2、R3及びR4はそれぞれ独立に、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基であり、R5は炭素数1〜5のアルキレン基であり、Yは−CONR6−、−NR6CO−、−COO−又は−OCO−(ここで、R6は水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基を示す)であり、X-は陰イオンである。〕
一般式(I)〜(III)において、R1としては、炭素数8〜18のアルキル基又はアルケニル基が好ましい。R2、R3及びR4としては、メチル基又はエチル基が好ましい。R5としては、炭素数1〜3のアルキレン基が好ましい。Yとしては、−CONH−、−COO−が好ましい。X-としては、ハロゲンイオン、炭素数1〜14の脂肪酸イオン、炭素数1〜3のアルキル硫酸イオンが好ましい。
(a)成分は、1種又は2種以上を混合して用いることができる。
[(b)成分]
本発明の(b)成分は、ツバキ科植物の抽出物であり、ツバキ科植物としては、例えば茶、山茶花、椿、サカキ、ヒサカキ、モッコク等が挙げられ、これらの生葉、その乾燥物、その加熱処理物等を用いることができる。これらの中では茶の生葉もしくはその乾燥物、あるいは蒸気若しくは焙煎等により加熱処理されたものが好ましく、特に茶の生葉もしくはその乾燥物が、入手の容易性、安全性等の観点から好ましい。
ツバキ科植物の抽出に用いる溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、グリセリン等のアルコール系有機溶媒、アセトン、メチルエ チルケトン等のケトン系有機溶媒、水およびそれらの混合溶媒等が挙げられ、エタノール、イソプロパノール、あるいはこれらと水との混合溶媒が、有効成分の抽出率が高く、かつその有効成分の消臭効果が強いので好ましい。
ツバキ科植物を抽出する方法は特に限定されないが、熱抽出が好ましく、ツバキ科植物原料1重量部に対して、溶媒を好ましくは4〜6重量部加え、溶媒の還流温度下に加熱して抽出する方法が好ましく、180〜200℃/20mmHgの減圧蒸留下で抽出する方法が更に好ましい。抽出時間は抽出装置の種類やツバキ科植物原料によって若干差があるが、例えばソックスレーの抽出装置を用いる場合、10〜20時間程度が好ましい。
ツバキ科植物原料中の有効成分は溶媒中に移行し抽出されるので、原料残渣を濾過あるいは遠心分離して除去することにより、有効成分を含有する抽出液が得られる。この抽出液より溶媒を除去することにより、淡黄色〜濃褐色の、油状物、粉末又は固形物として、ツバキ科植物の抽出物を得ることができる。
本発明のツバキ科植物の抽出物として、特に好ましいものは、下記(1)〜(5)に示す物性を全て満足するものである。
(1)淡黄色油状の液体で芳香性を有し、わずかに甘味を有する。
(2)1〜1000重量%濃度の本抽出物水溶液が276±2mμに極大吸収を認める。
(3)本抽出物1gを水5mLに溶かし、これを試験溶液として食品添加物IIIのヒ素の試験に適合する。
(4)強熱残留物の試験で得た残留物に、塩酸1mL及び硝酸0.2mLを加えて水浴上で蒸発乾固し、残留物に稀酢酸2mL及び水20mLを加えて溶かし、必要あれば濾過し、これを試験溶液として重金属の試験を行うとき、その量が0.0005%以下である。
(5)本抽出物5gを静かに加熱して沸騰させ、加熱をやめ直ちに点火して燃焼させ、残留物につき強熱残留物の試験を行うとき、0.05%以下である。
ツバキ科植物を抽出する方法は上記に記載の溶剤を用いて抽出する方法以外にも、ツバキ科植物の乾燥した葉を減圧条件下、加熱により気化した成分を乾留物として抽出する方法も好ましい。減圧下で加熱する工程の条件としては、圧力は消臭性能を有する化合物の性能を損なうことなく効率的に抽出出来る観点から、5〜100mmHgが好ましく、10〜80mmHgがより好ましく、15〜50mmHgが特に好ましい。加熱温度は100〜250℃が好ましく、120〜220℃がより好ましく、140〜200℃が更に好ましい。具体的な抽出方法としては、繊維工学,Vol.40,No.3(1987)のP132〜140に記載されている方法を参考に出来る。乾留物として抽出した成分を用いることで対象物の着色を抑制できる点で有利である。
ツバキ科植物の抽出物としては、上記の方法で得られる乾留により抽出される抽出物が消臭性能の面から最も好ましい。
本発明の(b)成分として、市販の緑茶抽出物等を用いることもできる。特に、白井松新薬(株)製の緑茶乾留エキス(フレッシュシライマツ)が、消臭性能に優れ、更に白物衣料に噴霧しても黄変せず好ましい。
[(c)成分]
本発明の(c)成分はアルカリ緩衝作用、即ちpHがアルカリ側(pH10以上)に変動するのを抑制する性能を有する成分であり、(c)成分としては、乳酸、グルコン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、リンゴ酸、酒石酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、クエン酸、フタル酸、酢酸、安息香酸、サリチル酸、ジエチルバルビツル酸等のカルボン酸、グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、セリン、グルタミン酸、アスパラギン酸等のアミノ酸、リン酸、ホウ酸等の無機酸、あるいはこれら酸のアルカリ金属塩、アミン塩等が挙げられる。アルカリ金属塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩等、アミン塩としては、トリエタノールアミン塩等が挙げられる。
これらの中では、リン酸、クエン酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸又はこれらのアルカリ金属塩が好ましく、リン酸2水素ナトリウム、リン酸2水素カリウム、リン酸水素2ナトリウム、リン酸水素2カリウム、クエン酸が更に好ましい。
[(d)成分]
本発明の(d)成分は、カルシウムキレート定数(pKCa)が4以上、好ましくは5〜13のキレート剤である。ここで、pKCaはカルシウム電極を用い、対象化合物の0.1重量%水溶液について、pH10、25℃の条件で、0.1M NH4Cl−NH4OH緩衝液を用いて測定した値である。
(d)成分としては、エチレンジアミンテトラ酢酸、ニトリロトリ酢酸、ヒドロキシエチルイミノジ酢酸等のアミノ酢酸系キレート剤、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸、1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホン酸、エタンヒドロキシ−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1,2−ジカルボキシ−1,2−ジホスホン酸、メタンヒドロキシホスホン酸等のホスホン酸系キレート剤、アクリル酸−マレイン酸コポリマー等のカルボン酸ポリマー系キレート剤、トリポリリン酸等のポリリン酸系キレート剤等が挙げられ、これらは塩であってもよい。特に、アミノ酢酸系キレート剤が好ましい。
[消臭剤]
本発明の消臭剤中の(a)成分の含有量は、消臭持続性と繊維の風合い付与の観点から、0.1〜2重量%が好ましく、0.2〜1.5重量%が更に好ましい。本発明の消臭剤中の(b)成分の含有量は、消臭性能の観点から、0.01〜2.0重量%が好ましく、0.05〜1.0重量%が更に好ましい。
本発明の消臭剤が、(c)成分及び(d)成分を含有する場合、(c)成分の含有量は、pHがアルカリ側に変動するのを抑制する観点から、消臭剤中0.01〜3.0重量%が好ましく、0.05〜2.0重量%が更に好ましい。(d)成分の含有量は、貯蔵安定性の観点から、0.005〜5重量%が好ましく、0.01〜1重量%が更に好ましい。
本発明の消臭剤は、十分な消臭効果と繊維製品に対する風合いを損なわないため、水分量が80〜99重量%、更に90〜96重量%の液体消臭剤が好ましい。また、本発明の液体消臭剤の25℃でのpHは、十分な消臭効果を得るために好ましくは6.0〜9.0、より好ましくは6.5〜8.5である。
本発明では、処理後の繊維製品からの消臭剤の揮発を容易にして乾燥させやすくするため、エタノールを1〜10重量%、更に2〜8重量%含有することが好ましい。なお、エタノールは変性エタノールを使用することができ、特に8−アセチル化蔗糖変性エタノール又はポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム変性エタノールを用いることが好ましい。
香料成分は、マスキング作用を考慮して使用することで、より好まれる仕上がりになる。香料成分は、他の成分に影響されない化合物が選ばれる。
本発明の消臭剤には、さらに可溶化剤として、イソプロパノール等の低級(炭素数3〜4)アルコール類、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ソルビトール等の多価アルコール類(炭素数2〜12)、p−トルエンスルホン酸塩、m−キシレンスルホン酸塩等の芳香族スルホン酸塩類を配合することができる。その他、色素、増粘剤等を所望により配合してもよく、エタノールを配合しないか又は配合量が少なく抗菌性が懸念される場合は、防腐・防黴剤、殺菌剤等を配合することが好ましい。
(a)成分以外の界面活性剤は、(a)成分の臭気成分への作用を阻害しないようにするため、含有量は2重量%以下が好ましく、1重量%以下が更に好ましい。
本発明の消臭剤の使用方法としては、液体消臭剤をスプレー等により繊維製品に噴霧して使用する方法か、又は布帛、不織布、スポンジ等の可撓性で吸水性の基体に含浸させたもので繊維製品を拭くもしくは擦る方法が挙げられる。このうち特にスプレーにより噴霧する方法が好ましく、スプレーはトリガー式スプレー容器が好ましい。スプレー装置は、特に実開平4−37554号公報の第1図に示されているような液垂れや噴霧の均一性に優れる蓄圧式トリガーを用いることが良好である。
本発明の消臭剤の繊維製品に対する使用量は、擦る場合は湿らせる程度であり、噴霧の場合は繊維製品100〜800cm2 に対して、好ましくは0.2〜0.7gの割合である。
実施例1
下記(a)成分〜(d)成分及びその他の成分を用い、表1に示す組成の液体消臭剤を調製した。なお、液体消臭剤は6N HClでpH6.5に調整した。
得られた液体消臭剤について、下記方法で消臭性能及び貯蔵安定性を評価した。結果を表1に示す。
<(a)成分>
・a−1:アミドプロピルアミンオキシド(ラウリン酸とジメチルアミノプロピルアミンとのアミド化物を過酸化水素により反応させて得たもの)
<(b)成分>
・b−1:サンフラボンP(太陽化学(株)製、緑茶抽出物)
・b−2:丸善M(丸善(株)製、緑茶抽出物)
・b−3:フレッシュシライマツ(白井松新薬(株)製、緑茶乾留抽出物)
・b−4:ポリフェノール70S(東京テクノフード(株)製、緑茶抽出物)
・b−5:テアフラン90S(伊藤園(株)製、緑茶抽出物)
<(c)成分>
・c−1:リン酸水素2カリウム
<(d)成分>
・d−1:エチレンジアミンテトラ酢酸4ナトリウム塩
<その他成分>
・e−1:サニゾールC(花王(株)製、殺菌剤)
・e−2:エタノール
<消臭性能の評価法>
下記方法で消臭対象物を調製し、市販の手動式スプレー容器(花王(株)製アイロン用スムーザー400mlの中身を抜いた手動式スプレー容器を匂いが無くなるまで洗浄し、自然乾燥させたもの)に、液体消臭剤を400ml充填し、消臭対象物の全体が一通り均一に湿るように噴霧を行った。その後、下記方法で消臭性能を評価した。
・たばこ臭繊維製品の調製
5m×5mの密閉された喫煙室の1方の壁に、1m×1mの木綿金布2003#を床から布の上辺までの高さが3mになるように床に対して垂直に吊るした。この喫煙室で、2時間の間、10人の男性が各人3本づつのたばこを喫煙した。その後、上記布を20cm×20cmの試験片として実験に供した。
・汗臭繊維製品の調製
10人の男性が24時間着用した肌着(グンゼ製半袖アンダーシャツ、グンゼYG)をビニール袋に入れて密封した後、室内で3日間放置した。その後、20cm×20cmに切断し、試験片として実験に供した。
・消臭性能の評価
30歳代の男性及び女性10人(各5人ずつ)に消臭対象物の臭いを嗅いでもらい、下記の六段階臭気強度表示法で評価し、平均点を求めた。平均点0以上1未満を◎、平均点1以上2未満を○、2以上3未満を△、3以上5以下を×とした。
0:無臭
1:何の臭いか分からないが、ややかすかに何かを感じる強さ(検知閾値のレベル)
2:何の臭いか分かる、容易に感じる弱い臭い(認知閾値のレベル)
3:明らかに感じる臭い
4:強い臭い
5:耐えられないほど強い臭い
<貯蔵安定性の評価法>
液体消臭剤を広口規格ビンPS−No.11に100ml入れ、蓋をして20℃の恒温室で14日間貯蔵した。貯蔵後、液体消臭剤の状態変化を訓練した30歳代の女性により下記基準で評価した。
・評価基準
○:貯蔵前と溶液状態が同等
△:貯蔵前に比べて少し分離、変色がある
×:貯蔵前に比べて明らかに分離、変色があり、異臭もする
Figure 2006102477
表1から明らかなように、本発明品は消臭性能及び貯蔵安定性に優れ、特に比較品に比べて、たばこ臭の消臭性能が優れている。
実施例2
表1の本発明品3及び比較品1について、下記方法で、スプレーによる輪ジミの評価を行った。その結果、本発明品3は、緑茶抽出物を含有しているにもかかわらず、緑茶抽出物を含有していない比較品1と同様に、着色による輪ジミが全く認められなかった。
<輪ジミの評価法>
市販の手動式スプレー容器(花王(株)製アイロン用スムーザー400mlの中身を抜いた手動式スプレー容器を匂いが無くなるまで洗浄し、自然乾燥させたもの)に、調製直後の液体消臭剤を400ml充填し、白物衣料の全体が一通り均一に湿るように噴霧を行った。噴霧後、白物衣料の噴霧部分が輪ジミのように黄変しているか視覚判定した。

Claims (7)

  1. (a)分子中に少なくとも1つの陽イオン性基と1つの炭素数8〜22のアルキル基又はアルケニル基を有する化合物、及び(b)ツバキ科植物の抽出物を含有する消臭剤。
  2. (a)成分が一般式(I)で表される4級アンモニウム塩及び一般式(II)又は(III)で表されるアミンオキシドから選ばれる少なくとも1種である請求項1記載の消臭剤。
    Figure 2006102477
    〔式中、R1は炭素数8〜22のアルキル基又はアルケニル基であり、R2、R3及びR4はそれぞれ独立に、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基であり、R5は炭素数1〜5のアルキレン基であり、Yは−CONR6−、−NR6CO−、−COO−又は−OCO−(ここで、R6は水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基を示す)であり、X-は陰イオンである。〕
  3. (b)成分が緑茶抽出物である請求項1又は2記載の消臭剤。
  4. (b)成分が緑茶の乾留による抽出物である請求項1〜3いずれかに記載の消臭剤。
  5. 更に、(c)アルカリ緩衝作用を有する酸又はその塩を含有する請求項1〜4いずれかに記載の消臭剤。
  6. 更に、(d)カルシウムキレート定数が4以上のキレート剤を含有する請求項1〜5いずれかに記載の消臭剤。
  7. 水分量が80〜99重量%で、25℃でのpHが6.0〜9.0の液体消臭剤である請求項1〜6いずれかに記載の消臭剤。
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