JP2003164515A - マイナスイオン発生消臭剤 - Google Patents

マイナスイオン発生消臭剤

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JP2003164515A
JP2003164515A JP2001366439A JP2001366439A JP2003164515A JP 2003164515 A JP2003164515 A JP 2003164515A JP 2001366439 A JP2001366439 A JP 2001366439A JP 2001366439 A JP2001366439 A JP 2001366439A JP 2003164515 A JP2003164515 A JP 2003164515A
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Naoki Tominaga
直樹 富永
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Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人体に好ましいマイナスイオンを優先的に発
生し、かつ、消臭効果に極めて優れ、好ましい生活空間
を与える新しいタイプの消臭剤及び消臭方法を提供する
こと。 【解決手段】 水と、界面活性剤と、消臭成分とを含有
する原液を、ミスト発生容器に充填したことを特徴とす
るマイナスイオン発生消臭剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマイナスイオンを発
生する消臭剤及び消臭方法に関する。さらに詳しくは、
空間を消臭しつつ、人体に好ましいマイナスイオンを優
先的に発生する空間消臭剤及び消臭方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来汎用されている消臭剤には、ミスト
タイプやスプレータイプ、また、置き型のタイプなどの
消臭剤があるが、これらは消臭成分のみによる消臭効果
によって室内を消臭するものである。
【0003】一方、近年、マイナスイオンの人体に対す
る様々な好ましい効果が注目され、人工的にイオンを発
生するマイナスイオン発生器や空気清浄器などが家庭で
も使用されている。
【0004】すなわち、空気中にはプラスイオンとマイ
ナスイオンが存在する。空気中のイオンの発生は気象条
件などにより変化するが、森林や滝壷の周囲にはマイナ
スイオンが多く存在し、森林浴や滝壷の散歩などが健康
に良いと言われている。プラスイオンは人体に悪影響を
与えるが、マイナスイオンは細胞の新陳代謝を活発に
し、人体に好ましい生活環境を与える効能が期待され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】エアゾールやディスペ
ンサーにより、空気中に霧を発生させることによってプ
ラスイオンとマイナスイオンが発生する。しかしなが
ら、単に、エアゾールやディスペンサーにより、消臭成
分を水に含有させて霧として空気中に放出させても、マ
イナスイオンだけでなく、同時に多くのプラスイオンも
空気中に浮遊させてしまうため、マイナスイオンの効能
が発揮されない。
【0006】本発明者は、上述の観点に鑑み、優れた消
臭効果を有すると同時に人体にも好ましい新しいタイプ
の消臭剤を開発すべく鋭意研究した結果、水と、界面活
性剤と、消臭成分とを含有する原液のミストを空気中に
発生させると、人体に好ましい適量のマイナスイオンが
発生し、かつ、消臭効果も飛躍的に向上する事実を見出
し、本発明を完成するに至った。
【0007】本発明の目的は、極めて優れた消臭効果を
有し、かつ人体にも好ましい新しいタイプの消臭剤及び
消臭方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の通りであ
る。 (1)水と、界面活性剤と、消臭成分とを含有する原液
を、ミスト発生容器に充填したことを特徴とするマイナ
スイオン発生消臭剤。 (2)前記ミスト発生容器が噴射剤を含有するエアゾー
ル容器である上記のマイナスイオン発生消臭剤。 (3)前記界面活性剤がHLB0〜20の界面活性剤で
ある上記のマイナスイオン発生消臭剤。 (4)前記界面活性剤が、HLB0〜6の界面活性剤と
HLB10〜20の界面活性剤の2種以上である上記の
マイナスイオン発生エアゾール消臭剤。 (5)さらに油分を含有する上記のマイナスイオン発生
エアゾール消臭剤。 (6)さらにIOBが、0.1〜0.7の油分を含有す
る上記のマイナスイオン発生エアゾール消臭剤。 (7)前記原液が、マイクロエマルジョンである上記の
マイナスイオン発生消臭剤。 (8)水と、界面活性剤と、消臭成分とを含有する原液
からなるミストを空気中に噴霧することを特徴とする消
臭方法。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳述する。
【0010】本発明の必須成分は水と界面活性剤と消臭
成分であり、この混合水溶液をミスト状に発生させる容
器に充填する。この混合水溶液をミスト状に噴霧する際
にマイナスイオンが発生する。
【0011】本発明に使用する水は特に限定されないが
イオン交換水、純水が好ましい。溶剤も混合出来るがエ
タノールなどのアルコールが混合されることが好まし
い。水には水溶性の消臭成分が溶解する。また、油分ま
たはアルコール等の溶剤に溶解する消臭成分が、界面活
性剤により水に可溶化あるいは乳化される。
【0012】水の含有量は限定されないが、原液全量に
対して90%以上(質量百分率)が好ましく、さらに好
ましくは92%以上である。なお、アルコールを混合す
る場合は、特に限定されないが原液全量に対して通常1
〜20%(質量百分率)、好ましくは3〜8%が適宜配
合される。
【0013】本発明に使用する界面活性剤のHLBは0
〜20が好ましい。さらには、HLB0〜6の界面活性
剤(さらに好ましくは2〜4)と、HLB10〜20
(さらに好ましくは12〜16)の界面活性剤がそれぞ
れ1種類以上含まれることが好ましい。HLB(Hyd
rophile−Lipophile Balanc
e)とは、界面活性剤の親水性と親油性のバランスを意
味し、実験、Griffinの式(W.C.Griff
in:J.Soc.Cosmetic Chemist
s5,249(1954))若しくは川上の式(川上:
科学 23,546(1953))より求められる。
【0014】本発明に使用する具体的な界面活性剤を以
下に列挙するが、これらに限定されない。ソルビタンモ
ノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタ
ンモノステアレート、ソルビタンセスキステアレート、
ソルビタンモノオレエート、ソルビタンセスキオレエー
ト、ソルビタントリオレエート、ポリオキシエチレン
(以下P.O.E.)(20)ソルビタントリステアレート、P.O.
E.(6)ソルビタンモノステアレート、P.O.E.(20)ソルビ
タントリオレエート、P.O.E.(6)ソルビタンモノオレエ
ート、P.O.E.(6)ソルビットヘキサステアレート、P.O.
E.(6)ソルビットテトラオレエート、グリセリルモノス
テアレート、グリセリルモノオレエート、プロピレング
リコールモノステアレート、P.O.E(5)グリセリルモノス
テアレート、P.O.E.(10)グリセリルモノステアレート、
P.O.E.(15)グリセリルモノステアレート、P.O.E.(10)ポ
リグリセリンオリーブ油脂肪酸エステル、P.O.E.(5)グ
リセリン植物油脂肪酸エステル、P.O.E.(10)グリセリン
植物油脂肪酸エステル、P.O.E.(15)グリセリン植物油脂
肪酸エステル、P.O.E.(6)モノラウレート、P.O.E.(10)
モノラウレート、P.O.E.(4)モノステアレート、P.O.E.
(10)モノステアレート、P.O.E.(2)モノオレエート、P.
O.E.(6)モノオレエート、P.O.E(10)モノオレエート、エ
チレングリコールモノステアレート、ジエチレングリコ
ールステアレート、ポリエチレングリコール(以下P.E.
G.)ジステアレート、P.E.G.ジオレエート、P.O.E.(4.2)
ラウリルエーテル、P.O.E.(9)ラウリルエーテル、P.O.
E.(2)セチルエーテル、P.O.E.(5.5)セチルエーテル、P.
O.E.(7)セチルエーテル、P.O.E.(10)セチルエーテル、
P.O.E.(2)オレイルエーテル、P.O.E.(7)オレイルエーテ
ル、P.O.E.(10)ベヘニルエーテル、P.O.E.(10)オレイル
エーテル、P.O.E.(9)ラウリルエーテル、P.O.E.(2)アル
キルエーテル、P.O.E.(6)アルキルエーテル、P.O.E.(5)
ラノリンアルコール、P.O.E.(10)ラノリンアルコール、
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンセチルエーテ
ル、P.O.E.(2)ノニルフェニルエーテル、P.O.E.(5)ノニ
ルフェニルエーテル、P.O.E.(7.5)ノニルフェニルエー
テル、P.O.E.(3)オクチルフェニルエーテル、P.O.E.(1
0)オクチルフェニルエーテル、P.O.E.(15)オクチルフェ
ニルエーテル、P.O.E.(3)ヒマシ油、P.O.E.(10)ヒマシ
油、P.O.E.(20)ヒマシ油、P.O.E.(40)ヒマシ油、P.O.E.
(10)硬化ヒマシ油、P.O.E.(20)硬化ヒマシ油、P.O.E.(4
0)硬化ヒマシ油、P.O.E.(60)硬化ヒマシ油、P.O.E(6)ソ
ルビットミツロウ、P.O.E.(20)ソルビットミツロウ、P.
O.E.(5)ステアリルアミン、P.O.E.(10)ステアリルアミ
ン、P.O.E.(5)オレイルアミン、P.O.E.(4)ステアリン酸
アミド、P.O.E.(5)オレイン酸アミド、P.O.E.(4)ラウリ
ルエーテルリン酸ナトリウム、P.O.E.(5)ラウリルエー
テルリン酸ナトリウム、P.O.E.(8)オレイルエーテルリ
ン酸ナトリウム。
【0015】下記に、HLB0〜6の界面活性剤(さら
に好ましくは2〜4)と、HLB10〜20(さらに好
ましくは12〜16)の界面活性剤を例示する。それぞ
れの界面活性剤が1種類以上、すなわち2種類以上の界
面活性剤が配合されることが好ましい。 「HLB0〜6(好ましくは2〜4)の界面活性剤」ス
テアリン酸ステアリル、ジステアリン酸ジグリセリル、
ジイソステアリン酸ジグリセリル、ポリオキシエチレン
(3)オレイルエーテル、ステアリン酸ポリオキシエチ
レン(9)ラウリルエーテル、モノステアリン酸エチレ
ングリコール、トリオレイン酸ポリオキシエチレン
(3)グリセリル、ポリオキシエチレン(4)ソルビタ
ントリステアレートなど。 「HLB10〜20(好ましくは12〜16)の界面活
性剤」ポリオキシエチレン(10)オレイルエーテル、
ポリオキシエチレン(15)ステアリルエーテル、ポリ
オキシエチレン(20)モノステアレート、ポリオキシ
エチレン(30)グリセリルトリイソステアレート、ポ
リオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油、ポリオキシエ
チレン(20)ソルビタンモノラウレートなど。
【0016】上記界面活性剤は、通常、消臭剤原液全量
に対して0.001〜10%(質量百分率)配合され
る。好ましくは0.01〜5%、さらに好ましくは0.
1〜1%である。
【0017】本発明に用いる消臭成分としては、通常消
臭剤の消臭成分として使用されるものであれば特に限定
されずに使用することができ、本発明の消臭剤に使用す
ることにより、消臭剤全体としての消臭効果が飛躍的に
向上する。消臭成分として、例えば、緑茶抽出液、緑茶
乾留エキス、ウーロン茶抽出液、紅茶抽出液、アロエ抽
出液、シソ抽出液、ニンジン抽出液、ビワ葉抽出液、ヨ
モギ抽出液等の植物抽出液、ユーカリ油、ラベンダー
油、ヒノキ油、ペパーミント油等の精油、クエン酸、コ
ハク酸、マロン酸、リンゴ酸、乳酸、フタル酸等の有機
酸、グリシン、アラニン、セリン、グルタミン酸、アス
パラギン酸、リシン、アルギニン等のアミノ酸が挙げら
れる。特に、ビワ葉抽出液、ユーカリ油、クエン酸、ア
スパラギン酸、リシン緑茶乾留エキス、緑茶抽出液が好
ましい。
【0018】消臭成分の配合量は特に限定されず、消臭
成分により適宜決定される。市販の植物抽出液の場合
は、原液全量に対して、1〜5%(質量百分率)の配合
量が好ましい。
【0019】本発明においては、消臭剤原液には、炭化
水素油、エステル油など、通常、水中油型乳化組成物に
用いる油分を配合することが好ましい。特に、IOBが
0.1〜0.7の油分を配合することが好ましい。さら
に好ましくはIOBが0.2〜0.5の油分である。I
OBが0.1〜0.7の油分(さらに好ましくは0.2
〜0.5)としては、例えば、2−エチルへキサン酸セ
チル(オクタン酸セチル)、ステアリン酸オクチル、イ
ソステアリン酸イソプロピル、イソノナン酸イソノニ
ル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、テトラ2−
エチルへキサン酸ペンタエリスリット、トリ2−エチル
へキサン酸グリセリル、セバシン酸ジイソプロピル、セ
バシン酸ジエチルなどである。なお、IOBとはInorga
nic Organic Balanceを意味し、IOB=(無機性値)
/(有機性値)の式で表される。
【0020】油分の含有量は限定されない。通常、消臭
剤原液全量に対して10%(質量百分率)以下であり、
好ましくは0.1〜5%、さらに好ましくは、0.2〜
2%である。油分の含有量とは水に溶解しない界面活性
剤やその他の配合成分からなる非水溶性成分を含む。
【0021】本発明に用いる消臭剤原液の剤形は、単純
系(水溶液、水と油の2層タイプなど)、可溶化系、乳
化系などが考えられる。本発明においては、可溶化系、
乳化系がマイナスイオンを効果的に発生し、本発明の効
果を好ましく発揮できる。特にはマイクロエマルジョン
の原液が最も好ましい。マイクロエマルジョンからなる
消臭剤原液は、水、油分、上記界面活性剤の配合量を適
宜調整し、常法により調整できる。なお、マイクロエマ
ルジョンとは水中油型の乳化系で乳化粒子が小さいもの
であり、乳化粒子径は0.05〜0.2μm程度である。
【0022】上記構成成分を有する消臭剤原液には、ア
ルコール、保湿剤、ビタミンC、キレート剤、pH調整
剤、殺菌剤、抗菌剤、香料、着色料、防腐剤などを配合
してもよい。アルコールはエタノールを配合することが
好ましい。
【0023】本発明に使用するミスト発生容器とは、上
記消臭剤原液を充填し、消臭剤として商品化するための
容器である。例えば、ディスペンサー、ポンプ付き噴霧
容器、エアゾール、電動スプレイヤー、エア圧縮方式、
ゴム圧を利用したノンガススプレーなどである。本発明
の消臭方法においては、商品化可能な容器のみならず、
大掛かりな噴霧装置を用いミスト状に噴霧しマイナスイ
オンを発生させてもよい。
【0024】ミストとは、消臭剤原液が霧状に噴霧され
ることを意味する。ミストの大きさは5〜250ミクロ
ンが好ましく、さらに好ましくは50〜100ミクロン
である。
【0025】本発明においては、特にエアゾール容器
(エアゾール缶)に噴射剤とともに充填することが好ま
しい。従来のエアゾール商品においては、多くのプラス
イオンを発生しているが、本発明に用いる消臭剤原液を
エアゾールに充填すると空気中に連続的にマイナスイオ
ンを発生させることが出来る。なお、ディスペンサーに
よるミストでは、連続的に霧を噴霧することにより空気
中にマイナスイオンを発生させることができない場合も
あり、同時に多くのプラスイオンを発生する。
【0026】エアゾールの噴射剤の種類としては、エア
ゾール化粧料に用いられる噴射剤であれば配合可能であ
る。例えば、液化石油ガス、圧縮ガス等がある。本発明
においては窒素ガスが好ましい。
【0027】エアゾール用消臭剤(原液)と、噴射剤
(ガス)の比率は、噴射剤の種類により適宜決定される
が、窒素ガスを用いる場合には、原液:ガス=99.6:0.
4〜99.0:1.0が好ましい。ミニサイズのエアゾール缶を
使用し、窒素ガスを用いる場合には、原液:ガス=9
9.8:0.2〜99.2〜0.8が好ましい。ガス圧
は、噴射剤の種類により適宜決定されるが、0.6〜
0.7mPaが好ましい。
【0028】なお、エアゾールバルブのボタンチップの
口径は、5〜250ミクロンの霧状の細かい水滴が噴射
できるものが好ましい。具体的には、ボタンチップの口
径は0.25〜0.5mmφが好ましく、さらに好まし
くは0.25〜0.3mmφである。
【0029】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明について具体的
に説明する。配合量は特に断りのない限り、組成物全量
に対する質量百分率(%)である。
【0030】「表1」に示す処方にて消臭剤原液を調製
し、消臭効果、マイナスイオンの発生、ミストの平均粒
径を測定した。 使用した界面活性剤:ジイソステアリン酸ジグリセリル
(HLB0〜6)、ポリオキシエチレン(60EO)硬
化ヒマシ油(HLB10〜12) 使用した消臭成分:市販品の緑茶抽出液 使用した油分:2−エチルヘキサン酸セチル(IOB:
0.1〜0.7)
【0031】[製造方法]イオン交換水に緑茶抽出液を溶
解し水相とした。界面活性剤、メチルパラベン及びその
他の成分をエタノールに溶解し、水相に添加して混合
し、消臭剤組成物を製造した。消臭剤組成物を充填剤に
窒素ガスを用い常法によりエアゾール缶に充填した。消
臭剤組成物と充填窒素ガスは質量比で99.27:0.73、ガ
ス圧は0.70mPaである。エアゾール缶はアルミ缶を用
い、バルブのボタンチップの口径は0.3mmφであ
る。
【0032】[マイナスイオン発生の確認試験]測定室に
てマイナスイオン測定器より約50cm離し、マイナスイオ
ン測定器に吹きかからないよう「表1」の消臭剤組成物
を10秒噴射し、測定室内のマイナスイオンの量(個/c
m3)を測定した。 測定室:開閉可能換気孔付き個室(117×116×230c
m) 測定機器:KOBEDENPA社製 ION TEST
ER KST−900
【0033】[消臭効果の確認試験]空気により膨らませ
たTEDLARバック(20L)に悪臭物質として10%イソ吉草酸
20μlまたは30%トリメチルアミン30μlを添加し30分間
放置した後、TEDLARバック内に消臭剤組成物を10秒間噴
霧した。噴霧前後の悪臭物質の濃度を検知管(イソ吉草
酸:NO.81L、トリメチルアミン:NO.180)により測定
し、以下の式より消臭効果を算出した。
【式1】 「消臭効果(%)=(1−I/I0)×100」 I0 :噴霧前の悪臭物質の濃度 I :噴霧後の悪臭物質の濃度
【0034】[ミストの平均粒径の測定]粒度分布測定装
置LDSA-3400A(東日コンピューターアプリケーションズ
株式会社製)を用い、サンプルの噴霧口をレーザー光よ
り15cm離して噴霧し、噴霧粒子がレーザービーム中
に入るのを確認した後、測定を開始した。平均粒径は体
面積平均粒径として算出した。
【0035】
【表1】
【0036】実施例1はHLB10〜20の界面活性剤
を含有する可溶化系の消臭剤、実施例2はHLB10〜
20の界面活性剤とHLB0〜6の界面活性剤と油分を
含有するマイクロエマルジョンの消臭剤、実施例3はI
OBが0.1〜0.7の油分を含有するマイクロエマル
ジョンの消臭剤である。比較例1は単に消臭成分を配合
した従来の消臭剤である。これに対し、本発明の実施例
1〜3の消臭剤は飛躍的に消臭効果(特にトリメチルア
ミンの消臭)が増大し、また、マイナスイオンの発生も
飛躍的に増大している。特に、マイクロエマルジョンの
実施例2及びIOBが0.1〜0.7の油分を含有する
実施例3の効果が格別顕著である。
【0037】以下に本発明の実施例を挙げる。 「実施例4」 イオン交換水 残余 95%エタノール 5.0 ポリオキシ(60E.O.)硬化ヒマシ油 0.1 ジイソステアリン酸ジグリセリル 0.1 トリ2−エチルへキサン酸グリセリル 0.1 メチルパラベン 適量 1,3−ブチレングリコール 1.0 クエン酸 0.2 クエン酸ナトリウム 0.8 緑茶乾留エキス 1.0 ビワ葉抽出液 1.0 ユーカリ油 0.02 ジデシルジメチルアンモニウムアジペート 0.01 「製造方法」常法により、各成分を混合し、マイクロエ
マルジョンの消臭剤原液を調整する。この消臭剤原液
を、メカニカルブレークアップ機構を備えたボタンを有
する噴霧容器に充填する。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、極めて優れた消臭効果
を有し、かつ人体に好ましいマイナスイオンを発生し、
好ましい生活空間を与えることが可能な新しいタイプの
消臭剤及び消臭方法が提供される。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水と、界面活性剤と、消臭成分とを含有
    する原液を、ミスト発生容器に充填したことを特徴とす
    るマイナスイオン発生消臭剤。
  2. 【請求項2】 前記ミスト発生容器が噴射剤を含有する
    エアゾール容器である請求項1記載のマイナスイオン発
    生消臭剤。
  3. 【請求項3】 前記界面活性剤がHLB0〜20の界面
    活性剤である請求項1または2記載のマイナスイオン発
    生消臭剤。
  4. 【請求項4】 前記界面活性剤が、HLB0〜6の界面
    活性剤とHLB10〜20の界面活性剤の2種以上であ
    る請求項3記載のマイナスイオン発生エアゾール消臭
    剤。
  5. 【請求項5】 さらに油分を含有する請求項1、2、3
    または4記載のマイナスイオン発生エアゾール消臭剤。
  6. 【請求項6】 さらにIOBが0.1〜0.7の油分を
    含有する請求項1、2、3、4、または5記載のマイナ
    スイオン発生エアゾール消臭剤。
  7. 【請求項7】 前記原液がマイクロエマルジョンである
    請求項1、2、3、4、5または6記載のマイナスイオ
    ン発生消臭剤。
  8. 【請求項8】 水と、界面活性剤と、消臭成分とを含有
    する原液からなるミストを空気中に噴霧することを特徴
    とする消臭方法。
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