JP2006100722A - 基板処理システム - Google Patents

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光広 坂井
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Abstract

【課題】 被処理基板の表面に処理液の膜を塗布形成し、露光装置と連動して基板に所定のパターンを形成する基板処理システムにおいて、各基板に処理液を均一に塗布することができ、露光装置と連動した際の基板処理のスループットを向上することのできる基板処理システムを提供する。
【解決手段】被処理基板の表面に処理液の膜を塗布形成し、露光装置と連動して基板に所定のパターンを形成する基板処理システム100において、被処理基板を夫々載置する第一のステージ50および第二のステージ59と、前記第一のステージ50および第二のステージ59にそれぞれ載置された被処理基板の表面に処理液を塗布し膜形成する処理液塗布手段とを有する塗布膜形成手段と、複数の露光装置4a、4bに対し、前記塗布膜形成手段により膜形成された被処理基板の搬送を行う基板搬送手段42a、42bとを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被処理基板の表面に処理液の膜を形成し、露光装置と連動して基板に所定のパターンを形成する基板処理システムに関する。
例えばLCDの製造においては、被処理基板であるLCD基板に所定の膜を成膜した後、フォトレジスト液を塗布してレジスト膜を形成し、回路パターンに対応してレジスト膜を露光し、これを現像処理するという、いわゆるフォトリソグラフィ技術により回路パターンを形成する。このフォトリソグラフィ技術では、被処理基板であるLCD基板は、主な工程として、洗浄処理→脱水ベーク→アドヒージョン(疎水化)処理→レジスト塗布→プリベーク→露光→現像→ポストベークという一連の処理を経てレジスト層に所定の回路パターンを形成する。
尚、このような処理においては、従来から、露光処理を行う露光装置と、それ以外の処理を行うレジスト塗布現像処理装置とが連動し、前記したような一連の処理が行われている。
前記レジスト塗布現像処理装置において、LCD基板にレジスト液を塗布してレジスト膜を形成する方法として、レジスト液を帯状に塗布するレジスト供給ノズルとLCD基板とを、ノズル吐出口の長手方向と直交する方向に相対的に移動させて塗布する方法がある。この場合、レジスト供給ノズルには、基板の幅方向に延びる微小隙間を有するスリット状吐出口が設けられ、このスリット状吐出口から帯状に吐出されるレジスト液を基板の表面全体に供給することによりレジスト膜を形成する。
この方法によれば、基板一辺から他辺にわたってレジスト液を帯状に吐出(供給)するため、レジスト液を無駄にすることなく、角型の基板の全面にレジスト膜を形成することができる。なお、このような塗布膜形成方法を採用した塗布膜形成装置については特許文献1(特開平10−156255)に開示されている。
特開平10−156255号公報(第3頁右欄第5行乃至第4頁左欄第6行、第一図)
ところで前述の塗布膜形成方法による塗布膜形成装置において、単に膜形成処理のスループットを向上させるには、図14に示すように、基板Gを載置するステージ200と、レジスト供給ノズル201と、ノズル201先端に付着するレジスト液の状態を整えるノズル待機部202とからなる装置を2つ設ければよい。このようにすれば、夫々のステージ200において、基板に対する膜形成処理を並行して行うことができる。
しかしながら、この場合、塗布膜形成装置におけるフットプリント並びに装置のコストが増大するという技術的課題があった。
また、前記課題を解決し、塗布膜形成装置におけるスループットが向上したとしても、露光装置における処理速度が遅いために、露光装置への基板搬送段階で処理が大きく滞留し、レジスト塗布現像処理装置(基板処理システム)全体としてのスループットは向上しないおそれがあった。
本発明は、前記したような事情の下になされたものであり、被処理基板の表面に処理液の膜を塗布形成し、露光装置と連動して基板に所定のパターンを形成する基板処理システムにおいて、各基板に処理液を均一に塗布することができ、露光装置と連動した際の基板処理のスループットを向上することのできる基板処理システムを提供することを目的とする。
前記した課題を解決するために、本発明に係る基板処理システムは、被処理基板の表面に処理液の膜を塗布形成し、露光装置と連動して基板に所定のパターンを形成する基板処理システムにおいて、被処理基板を夫々載置する第一のステージおよび第二のステージと、前記第一のステージおよび第二のステージにそれぞれ載置された被処理基板の表面に処理液を塗布し膜形成する処理液塗布手段とを有する塗布膜形成手段と、複数の露光装置に対し、前記塗布膜形成手段により膜形成された被処理基板の搬送を行う基板搬送手段と、を備えることに特徴を有する。
このように、2つのステージを並べて配置することにより、夫々のステージに載置される被処理基板に対して効率的に塗布処理を行うことができる。すなわち、一方のステージでの塗布処理中に他方のステージでの搬入出作業を行うことができるため、従来の単一のステージの場合よりも、基板搬入出に要する時間を省くことができ、スループットを向上することができる。
また、複数の露光装置に対し、基板搬送を行なう基板搬送手段を備えることにより、基板の露光処理前における滞留が低減される。したがって、露光装置と連動した際の基板処理システム全体の基板処理のスループットを格段に向上することができる。
また、被処理基板を、基板処理方向に合わせて水平方向に回転させる一つまたは複数の基板回転手段をさらに備えることが望ましい。
このように構成すれば、基板処理システム全体のフットプリント縮小のために、基板処理システムが有する各処理ユニットを自在に配置することができる。すなわち、処理ユニット間の基板処理方向が異なっていても、基板回転手段により基板の向きを次の工程に合わせることができる。
また、前記処理液塗布手段は、被処理基板の幅方向に延びるスリット状の吐出口を有する一つの処理液供給ノズルと、前記処理液供給ノズルを移動するノズル移動手段と、前記処理液供給ノズルに対して処理液を供給する処理液供給手段と、前記吐出口からの処理液を回転自在に形成されたローラの周面に吐出させ、前記ローラを回転させることによって前記吐出口に付着する処理液を均一化処理するプライミング処理手段とを備え、前記処理液供給ノズルによって、第一のステージおよび第二のステージに載置された被処理基板の表面に処理液を塗布することが望ましい。
また、前記プライミング処理手段は、前記第一のステージと第二のステージとの間に設置されることが望ましい。
また、前記被処理基板に対する塗布処理の前に、前記ノズル移動手段が、前記処理液供給ノズルの吐出口を前記ローラの周面に近接させ、前記吐出口に付着する処理液を均一化処理することが望ましい。
このように構成することにより、いずれのステージに載置された基板に対しても、処理液供給ノズルの吐出口に付着する処理液の均一化処理後に、すぐに塗布処理を行うことができる。したがって、いずれのステージで処理される基板に対しても、膜厚が均一となる塗布処理を行うことができ、且つスループットを向上することができる。
また、前記プライミング処理手段は、前記ローラの回転を制御するローラ回転制御手段を備え、前記吐出口に付着する処理液を均一化処理する際に、前記ローラ回転制御手段は、該均一化処理後の塗布処理が前記第一のステージまたは前記第二のステージのいずれで行われるかにより前記ローラの回転方向を決定することが望ましい。
このように構成すれば、ノズル先端部において、吐出口を境に、ノズル進行方向と反対側に多く処理液が付着するよう制御することができる。すなわち、ノズル先端部において、吐出口を境に、ノズル進行方向と反対側に多く処理液が付着する状態であれば、塗布開始時において塗布膜の不均一による箒スジ等の発生を抑制することができる。
また、前記プライミング処理手段には、前記処理液供給ノズルの先端の乾燥を抑制する保湿手段が設けられていることが望ましい。
このように保湿手段を設けることにより、待機時においてノズル先端の乾燥を抑制することができる。
また、前記プライミング手段として、第一のプライミング処理手段および第二のプライミング処理手段とを備え、前記第一のプライミング処理手段および第二のプライミング処理手段は、それぞれ前記第一のステージおよび第二のステージの右側または左側に配置されることが望ましい。
また、前記第一のステージに載置される被処理基板に対する塗布処理の前に、前記ノズル移動手段が前記処理液供給ノズルの吐出口を前記ローラの周面に近接させ、前記第一のプライミング処理手段が前記吐出口に付着する処理液を均一化処理し、且つ、前記第二のステージに載置される被処理基板に対する塗布処理の前に、前記ノズル移動手段が前記処理液供給ノズルの吐出口を前記ローラの周面に近接させ、前記第二のプライミング処理手段が前記吐出口に付着する処理液を均一化処理することが望ましい。
このように、2つのステージを並べて配置することにより、夫々のステージに載置される被処理基板に対して効率的に塗布処理を行うことができる。すなわち、一方のステージでの塗布処理中に他方のステージでの搬入出作業を行うことができるため、従来の単一のステージの場合よりも、基板搬入出に要する時間を省くことができ、スループットを向上することができる。
また、各ステージに対応したローラを夫々配置するため、いずれのステージに載置された基板に対しても、処理液供給ノズルの吐出口に付着する処理液の均一化処理後に、すぐに塗布処理を行うことができる。したがって、いずれのステージで処理される基板に対しても、膜厚が均一となる塗布処理を行うことができ、且つスループットを向上することができる。
また、前記第一および第二のプライミング手段は、前記ローラの回転を制御するローラ回転制御手段を備え、前記第一のプライミング処理手段のローラと、前記第二のプライミング処理手段のローラの回転方向が同一方向であることが望ましい。
このように構成すれば、ノズル先端部において、吐出口を境に、ノズル進行方向と反対側に多く処理液が付着するように制御することができる。すなわち、ノズル先端部において、吐出口を境に、ノズル進行方向と反対側に多く処理液が付着する状態であれば、塗布開始時において塗布膜の不均一による箒スジ等の発生を抑制することができる。
なお、前記第一のプライミング処理手段または前記第二のプライミング処理手段には、前記処理液供給ノズルの先端の乾燥を抑制する保湿手段が設けられていることが望ましい。
このように保湿手段を設けることにより、待機時においてノズル先端の乾燥を抑制することができる。
本発明によれば、被処理基板の表面に処理液の膜を塗布形成し、露光装置と連動して基板に所定のパターンを形成する基板処理システムにおいて、各基板に処理液を均一に塗布することができ、露光装置と連動した際の基板処理のスループットを向上することのできる基板処理システムを得ることができる。
以下、本発明にかかる第一の実施の形態につき、図に基づいて説明する。図1は、本発明に係る基板処理システムとしてのレジスト塗布現像処理装置の全体構成を示す平面図である。このレジスト塗布現像処理装置100は、被処理基板である複数のLCD基板G(以下、基板Gと呼ぶ)を収容する複数のカセットCを載置するカセットステーション1と、基板Gに処理液であるレジスト液の塗布および現像を含む一連の処理を施すための複数の処理ユニットを備えた処理ステーション2と、複数(2台)の露光装置(EXP)4a、4bとの間で基板Gの受け渡しを行うためのインタフェイスステーション3とを備えている。なお、前記処理ステーション2の両端に、前記カセットステーション1およびインタフェイスステーション3が夫々配置されている。
カセットステーション1は、カセットCと処理ステーション2との間で基板Gの搬入出を行うための搬送機構10を備えている。また、この搬送機構10は、カセットCの配列方向に沿って設けられた搬送路上を移動可能な搬送アーム11を備えている。この搬送アーム11により、カセットCと処理ステーション2との間で基板Gの搬送が行なわれる。
処理ステーション2は、X方向に伸びる基板G搬送用の平行な2列の搬送ラインA、Bを有しており、搬送ラインAに沿ってカセットステーション1側からインタフェイスステーション3に向けてスクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21、第一の熱処理ユニットセクション26、レジスト塗布処理ユニット23および第2の熱処理ユニットセクション27が配列されている。なお、スクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21の上の一部にはエキシマUV照射ユニット(e−UV)22が設けられている。
また、搬送ラインBに沿ってインタフェイスステーション3側からカセットステーション1に向けて、現像処理ユニット(DEV)24、i線UV照射ユニット(i−UV)25および第3の熱処理ユニット28が配列されている。
第一の熱処理ユニットセクション26は、基板Gに加熱処理または冷却処理を施す熱処理ユニットが多段に積層された複数の熱処理ブロックにより構成される。すなわち、基板Gにレジスト塗布前の加熱処理を施すベーキングユニット、HMDSガスにより疎水化処理を施すアドヒージョンユニット等が積層された熱処理ブロック26a、26b、基板Gを所定の温度に冷却するクーリングユニット26cにより構成されている。
また、第一の熱処理ユニットセクション26の中央には、基板Gを搬送するための搬送アーム(図示省略)を有する垂直搬送ユニット(S/A)5が配置されている。垂直搬送ユニット(S/A)5の搬送アームは、X、Y,Z軸方向に移動可能とされ、且つ水平方向に回動可能となされている。すなわち、垂直搬送ユニット(S/A)5の搬送アームが第一の熱処理ユニットセクション26における各熱処理ブロック26a、26b、26cにアクセスし、基板Gの搬送が行なわれる。
また、レジスト塗布処理ユニット23は、塗布膜形成手段としてのレジスト塗布装置(CT)23aと、減圧乾燥ユニット(VD)23bとにより構成され、図示するように、それぞれが垂直搬送ユニット(S/A)6に隣接して配置される。
尚、垂直搬送ユニット(S/A)6は、垂直搬送ユニット(S/A)5と同一構成のユニット全体が、X軸方向に大きく移動可能な構成となされている。すなわち、レジスト塗布装置(CT)23aにおいて、X軸方向に並べて配置された2つのステージに対し、一搬送ユニットで対応可能になされている。また、減圧乾燥ユニット(VD)23bに対する基板Gの搬送も、垂直搬送ユニット6(S/A)により行なわれる。
尚、レジスト塗布装置(CT)23aに関しては、詳細に後述する。
第2の熱処理ユニットセクション27は、垂直搬送ユニット(S/A)7の周りを取り囲むように配置された3つの熱処理ブロック27a、27b、27cにより構成される。
垂直搬送ユニット(S/A)7は、垂直搬送ユニット(S/A)5と同一の構成を有しており、3つの熱処理ブロック27a、27b、27cに対する基板搬送を行う。
第3の熱処理ユニット28は、垂直搬送ユニット(S/A)8に隣接された2つの熱処理ブロック28a、28bにより構成される。
垂直搬送ユニット(S/A)8は、垂直搬送ユニット(S/A)5と同一の構成を有しており、2つの熱処理ブロック28a、28bに対する基板搬送を行う。
また、インタフェイスステーション3は、露光装置(EXP)4a、4bとの間でそれぞれ基板Gの搬入出を行う基板搬送手段としての垂直搬送ユニット(S/A)42a、42bと、バッファカセットを配置するバッファステージ(BUF)43a、43bとを有している。
尚、垂直搬送ユニット(S/A)42a、42bは、それぞれ前記垂直搬送ユニット(S/A)5と同一の構成を有している。
また、インタフェイスステーション3は、処理ステーション2からの基板受取り部である垂直搬送ユニット(S/A)44を有している。この垂直搬送ユニット(S/A)44は、前記垂直搬送ユニット(S/A)5と同一構成のユニット全体が、Y軸方向に大きく移動可能となされ、処理ステーション2から引き渡された基板Gは、垂直搬送ユニット(S/A)44により2つのバッファステージ(BUF)43a、43bに対し搬送される。
バッファステージ(BUF)43a、43bは、露光装置(EXP)4a、4bに搬送する基板Gを一時的に収容するブロックであるが、その下段部には、基板回転手段である基板回転ユニット(ROT)が設けられている。すなわち、バッファステージ(BUF)43a、43bにおいては、基板Gは、前記基板回転ユニット(ROT)により露光装置(EXP)4a、4bにおける基板処理方向に合わせて回転がなされ一時収容される。
さらに、インタフェイスステーション3は、タイトラ(TITLER)と周辺露光装置(EE)とが上下に積層された外部装置ブロック45を有している。この外部装置ブロック45と垂直搬送ユニット(S/A)42aとの間には、基板回転手段である基板回転ユニット(ROT)46が設けられている。すなわち、基板Gは、露光装置(EXP)4a、4bによる露光処理後に垂直搬送ユニット(S/A)42aまたは垂直搬送ユニット(S/A)44により基板回転ユニット(ROT)46に搬送され、そこで、次工程における基板処理方向に合わせて回転がなされる。
このように構成されたレジスト塗布現像処理装置100においては、まず、カセットステーション1に配置されたカセットC内の基板Gが、搬送装置10により処理ステーション2に搬入された後、先ず、エキシマUV照射ユニット(e―UV)22によるスクラブ前処理、スクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21によるスクラブ洗浄処理が行なわれる。
次いで、基板Gは、第一の熱処理ユニットセクション26に属する熱処理ユニットブロック(HP、COL)26a、26b、26cに搬入され、一連の熱処理(脱水ベーク処理、疎水化処理等)が行われる。
その後、基板Gはレジスト塗布処理ユニット23に搬入され、レジスト液の膜形成処理が施される。このレジスト塗布処理ユニット23では、先ずレジスト塗布装置(CT)23aにおいて基板Gにレジスト液が塗布され、次いで減圧乾燥ユニット(VD)23bにおいて減圧乾燥処理がなされる。
レジスト塗布処理ユニット23でのレジスト成膜処理後、基板Gは、第2の熱処理ユニットセクション27に属する熱処理ユニットブロック(HP、COL)27a、27b、27cに搬入され、一連の熱処理(プリベーク処理等)が行われる。
次いで、基板Gは、垂直搬送ユニット(S/A)44により、外部装置ブロック45の周辺露光装置(EE)に搬送される。そこで基板Gに対し、周辺レジスト除去のための露光が行われる。その後、基板Gは垂直搬送ユニット(S/A)44によりバッファステージ(BUF)43a、43bに交互に一時収容され、収容された基板Gは、垂直搬送ユニット(S/A)42a、42bにより、2台の露光装置(EXP)4a、4bのいずれかに搬送される。
すなわち、バッファステージ(BUF)43aに収容された基板Gは、垂直搬送ユニット(S/A)42aにより、露光装置(EXP)4aに搬送され、バッファステージ(BUF)43bに収容された基板Gは、垂直搬送ユニット(S/A)42bにより、露光装置(EXP)4bに搬送される。
露光装置(EXP)4a、4bにおいては、基板G上のレジスト膜が露光されて所定のパターンが形成される。
露光終了後、基板Gは垂直搬送ユニット(S/A)42a、42b、44等により一旦、基板回転ユニット(ROT)46に搬送される。そこで、次工程での基板処理方向に合わせ、水平方向に基板の回転がなされる。
次いで、基板Gは、外部装置ブロック45の上段のタイトラ(TITLER)に搬送されて所定の情報が記される。その後、基板Gは、コロ搬送機構により再び処理ステーション2に搬送される。そして基板Gは、先ず現像処理ユニット(DEV)24へ搬送され、そこで現像処理が施される。
現像処理終了後、基板Gは現像処理ユニット(DEV)24からi線UV照射ユニット(i−UV)25に搬入され、基板Gに対して脱色処理が施される。その後、基板Gは第3の熱処理ユニットセクション28に搬入され、熱処理ユニットブロック(HP)28a、28bにおいて一連の熱処理(ポストベーク処理等)が施される。
そして基板Gは、所定温度に冷却された後、コンベア搬送によりカセットステーション1に搬送され、搬送装置11によって所定のカセットCに収容される。
続いて、レジスト塗布処理ユニット23が有するレジスト塗布装置(CT)23aについて図2および図3に基づき詳細に説明する。図2は、レジスト塗布装置(CT)23aの外観を示す斜視図、図3はレジスト塗布装置(CT)23aの側面図である。
このレジスト塗布装置(CT)23aは、基板Gを水平に保持するステージ50(第一のステージ)およびステージ59(第二のステージ)と、これらステージに載置された基板Gに対してレジスト液を塗布する処理液塗布手段とで構成される。
処理液塗布手段は、ステージ50、59の上方に配設されるレジスト供給ノズル(処理液供給ノズル)51と、このレジスト供給ノズル51(以下、ノズル51と呼ぶ)を移動させるノズル移動手段86と、ノズル51にレジスト液を供給するレジスト液供給源95(処理液供給手段)とを具備する。
この構成において、ノズル51をノズル移動手段86によって水平移動することにより、ステージ50、59上の基板G(G1、G2)とノズル51とを相対的に水平移動し得るようになされている。
なお、図3に示すように、前記ステージ50およびステージ59は、昇降可能な吸着機構を有する基板保持部50a、59aを夫々備えており、搬入された基板Gを前記基板保持部50a、59aにより受け取り、保持するようになされている。
また、図2に示すように前記ノズル51は、基板G1、G2の幅方向に延びるスリット状の吐出口51aと、この吐出口51aに連通するレジスト液収容室(図示せず)とを有しており、このレジスト液収容室に接続するレジスト液供給チューブ57を介してレジスト液供給源95が接続されている。
なお、ノズル51の先端部は、図4の拡大断面図に示すように、その短手側から見てテーパ状とされ、ノズル短手方向に沿って吐出口51aの前後には、下端面51bおよび傾斜面51cが夫々形成されている。また、このノズル51は、塗布処理時の進行方向に方向性を有している。すなわち、図4に示すようにノズル進行方向と反対側の下端部51bは、ノズル短手方向の長さが幅広に形成されている。このようにすることによって、吐出されるレジスト液Rが下端部51bの面により基板表面へ押し付けられ、塗布処理が安定するようになされている。
また、前記処理液塗布手段は、図2および図3に示すように、ステージ50とステージ59との間に、ノズル待機部55(プライミング処理手段)を備える。このノズル待機部55は、待機時にノズル51の先端に付着したレジスト液を均一化する(プライミング処理と呼ぶ)ための回転自在なプライミングローラ52(ローラ)と、このプライミングローラ52を洗浄するためシンナーに浸漬する容器53と、ノズル51先端の乾燥を抑制するための保湿部(保湿手段)54とを備える。
なお、基板への塗布処理前のプライミング処理においては、図5に示すようにプライミングローラ52の周面にノズル51の先端が近接して配置される。そして、吐出口51aからレジスト液Rを吐出する一方で、ローラ回転制御手段65によりプライミングローラ52を回転させ、ノズル51先端に付着したレジスト液Rの均一化処理が行われる。
また、図5に示すように、吐出口51aから吐出されるレジスト液Rはローラ52の回転方向に流される。したがって、プライミング処理後において、ノズル51先端の一方の側には、ローラ52の回転方向に沿って、他方よりも多くのレジスト液が付着した状態となる。なお、塗布処理時においては、吐出口51aを境にレジスト液Rが少なく付着した側が進行方向となるようにノズル51の移動方向が制御される。このようにすることによって、塗布開始時における箒スジ等の発生が抑制され、塗布膜がより均一になるようにされている。
また、図5に示すように、プライミングローラ52の途中には、ワイパ91が設けられている。このワイパ91は、耐薬品性の樹脂から成り、先端がプライミングローラ52の周面に摺接して周面上の不要な前回の回り込みレジスト液やシンナー89を除去できるようになされている。
なお、ワイパ91の先端形状は、このレジスト液除去機能が発揮できるものであれば良く、この例で用いている楔形の断面の他、矩形断面や二股状の断面形状といった任意の形状を採用することができる。
また、このワイパ91は、エアシリンダ90によりプライミングローラ52周面に接触する下位置とプライミングローラ52周面から離れた上位置との間を昇降可能に構成されており、必要に応じて、その位置を変更可能になされている。
また、図2に示すように、吐出口51aの長手方向の両側には、この吐出口51aから吐出されるレジスト液Rの吐出圧を低減する膜厚制御手段80が設けられている。この膜厚制御手段80は、吐出口51aの長手方向の両側に連通する連通路81にそれぞれ接続する吸引管82と、吸引管82に設けられた例えばダイヤフラムポンプのような吸引ポンプ83とで構成されており、吸引ポンプ83の駆動によって吐出口51aの両側の吐出圧が低減されるように構成されている。なお、吸引管82における吸引ポンプ83の吸引側すなわちノズル51側には開閉弁84が介設されている。
続いて、前記構成のレジスト塗布装置(CT)23aの動作態様について説明する。最初に、図2に示すように、例えばステージ50に載置された基板G1に対し、レジスト液Rを塗布する場合の動作について説明する。
まず、ノズル51をノズル待機部55に配置する一方、搬送アーム64によって搬送された基板G1をステージ50上に吸着保持する。このとき、ステージ50に設けられた基板保持部50aによって基板G1が吸着される。そして、レジスト液供給源95からレジスト液Rをノズル51内のレジスト液収容室に供給すると共に、ノズル移動手段86によってノズル51をノズル待機部55からステージ50の左側端部上方に移動する。
次いで、ノズル51は、吐出口51aからレジスト液Rを吐出しながら、基板G1上を右方向へ移動する。なお、吐出口51aと基板Gとの距離は、40〜150μmの程度に設置され、好ましくは60μmに設定される。
また、この際、吸引ポンプ83を駆動して吐出口51aの長手方向の両側を吸引することにより、吐出口51aの両側におけるレジスト液Rの吐出圧が減少され、吐出口51aの中央部側の吐出圧と両側の吐出圧がほぼ等しくなった状態、すなわちレジスト液Rの液厚が等しくなった状態で基板G上に帯状に吐出(供給)される。したがって、基板Gとノズル51が相対的に水平移動することによって基板Gの表面にレジスト液Rが帯状に供給され、基板Gの表面全体に均一な膜厚のレジスト膜が形成される。
このようにして、基板G表面にレジスト膜を形成した後、レジスト液Rの供給が停止されると共に、ノズル51を待機位置に移動し、ノズル51の吐出口51aをノズル待機部55内のプライミングローラ52に近接して、次の塗布処理に備える。また、レジスト膜が形成された基板Gは、垂直搬送ユニット6によって載置台50から減圧乾燥ユニット(VD)23bに搬送される。
次に、レジスト塗布装置(CT)23aにおいて、複数の基板に対し連続して塗布処理を行う際のノズル51の動作について図6および図7に基づき説明する。図6はノズル51の移動方向を示す模式図である。図7はノズル51の動作制御工程を示すフローである。
まず、ノズル51をノズル待機部55のプライミングローラ52に近接させ、ノズル51先端のプライミング処理を行う(図7のステップS1)。ステージ50上に、未塗布処理状態の基板G1が搬送された場合(図7のステップS2)、ノズル51はステージ50の左側端部上に移動し、基板G1へのレジスト液Rの塗布処理を行う(図7のステップS3)。なお、このとき、図6の矢印に示す方向にノズル51が移動し、塗布処理が行われる。
次いで、ノズル51は、ノズル待機部55に移動し、ノズル51先端のプライミング処理を行う(図7のステップS4)。ステージ59上に、未塗布処理状態の基板G2が搬送された場合(図7のステップS5)、ノズル51はステージ59の右側端部上に移動し、基板G2へのレジスト液Rの塗布処理を行う(図7のステップS6)。なお、このとき、図6の矢印に示す方向にノズル51が移動し、塗布処理が行われる。
次いで、図7のステップS1の処理に戻り、その後、未塗布処理状態の基板が連続して各ステージに搬送された場合には、前記したフローに従い、基板への塗布処理を行う。
また、前記ステップS2あるいはステップS5において、ステージ上に基板が搬送されていない場合には、ノズル51はプライミング処理後に保湿部54に移動し、ノズル51先端が乾燥しない状態で待機する(図7のステップS7)。
なお、前記したようにノズル51は塗布処理時における進行方向に方向性を有している。このため、塗布処理時において、基板G1、G2に対しては、図6の矢印に示すように、同一方向にノズル51が基板上を移動するようにノズル移動手段86によって移動の動作が制御される。
以上説明した第一の実施の形態によれば、2つのステージ50、59を並べて配置することにより、夫々のステージに載置される基板Gに対して効率的に塗布処理を行うことができる。すなわち、一方のステージでの塗布処理中に他方のステージでの搬入出作業を行うことができるため、従来の単一のステージの場合よりも、基板搬入出に要する時間を省くことができ、スループットを向上することができる。
また、2つのステージ50、59間にノズル待機部55を配置するため、いずれのステージに載置された基板Gに対しても、ノズル51へのプライミング処理後に、すぐに塗布処理を行うことができる。このため、いずれのステージに載置された基板Gに対しても、膜厚が均一となる塗布処理を行うことができる。
また、図14に示した、ステージと、ノズルと、ノズル待機部とからなる装置を2つ具備する場合にくらべ、フットプリントを縮小でき、また、装置コストを低減することができる。
さらに、前記実施の形態に示した構成によれば、ステージ50またはステージ59のいずれか一方で搬送アーム64や基板保持部50a、59a等の故障により塗布処理が出来ない状態になっても、図7に示したフローとは別フローを動作させることによって、他方のステージでの塗布処理を行うことができる。すなわち、ステージ50側に故障が生じた場合には、ノズル51先端のプライミング処理および、ステージ59上の未処理の基板G2に対する塗布処理を順に繰り返し行うよう動作させる。一方、ステージ59側に故障が生じた場合には、ノズル51先端のプライミング処理および、ステージ50上の未処理の基板G1に対する塗布処理を順に繰り返し行うよう動作させる。したがって、前記故障によるレジスト塗布現像処理装置100の運転中断を回避することができる。
また、前記したようにレジスト塗布現像処理装置100の構成(レイアウト)によれば、複数(2台)の露光装置4a、4bに対して基板を搬送するための垂直搬送ユニット42a、42bを備える。このため、2つのステージにより効率よく塗布膜形成処理された基板Gの露光処理前における滞留が低減される。したがって、露光装置と連動した際のレジスト塗布現像処理装置(基板処理システム)全体の基板処理のスループットを格段に向上することができる。
さらに、このレイアウトによれば、基板搬送を行なう垂直搬送ユニット(S/A)の周りに各熱処理ユニット及びレジスト塗布処理ユニット23が配置され、また、次工程での基板処理方向に合わせ基板Gを水平方向に回転する基板回転ユニットが要所に設けられる。これにより、各処理ユニットが、一方向に並設されることを回避して、レジスト塗布現像処理装置の小型化を図ることができる。
尚、前記実施の形態において説明したレジスト塗布装置23aの構成及びその動作制御は、一例であって、それに限定されるものではない。続いて、図8乃至図10に基づき本発明に係る基板処理システムに含まれるレジスト塗布装置の第一の変形例について説明する。
図8は、レジスト塗布装置の第一の変形例を模式的に示す側面図である。図9は、図8のレジスト塗布装置の有するレジスト供給ノズルによる塗布処理を説明するための図である。図10は、図8のレジスト塗布装置の有するレジスト供給ノズルのプライミング処理を説明するための図である。
この第一の変形例にあっては、図8に示すように、ノズル51は、ノズル移動手段86による動作制御により、塗布処理時の移動方向をステージ50側あるいはステージ59側に変更可能になされる。
また、図9に示すように、ノズル51の先端部は、吐出口51aを挟んで相対する下端部51bが共に幅広に形成される。このようにすることによって、ノズル51の進行方向が矢印に示す、いずれの方向であっても、吐出されるレジスト液Rが下端部51bの面により基板表面へ押さえつけられ、安定して塗布されるようになされている。
また、図10に示すプライミング処理において、ローラ回転制御手段65は、ローラ52の回転方向を、次の塗布処理がステージ50またはステージ59のいずれで行われるかにより決定する。すなわち、ノズル51先端において、吐出口51aを境に、次の塗布処理におけるノズル進行方向の反対側にレジスト液Rが多く付着するように、ローラ52の回転方向が決められる。
また、図示するように、ノズル51を挟んでローラ52の左右には、ワイパ91が夫々設置され、ローラ52の回転方向によって、いずれかのワイパ91がローラ52の周面に摺接するよう制御される。すなわち、ローラ52の回転方向によって、いずれかのエアシリンダ90が駆動され、ワイパ91の昇降動作が制御される。
このようにレジスト塗布装置23aの第一の変形例によれば、ステージ50に載置された基板G1あるいはステージ59に載置された基板G2のいずれに対しても、プライミング処理後に直ちに処理する基板方向にノズル51を移動させ、そのまま塗布処理を行うことができる。
すなわち、ノズル51の進行方向に方向性を持たせた構成よりもノズル51の移動動作に無駄がないため、フットプリントを増加させることなく、よりスループットを向上させることができ、また、ノズル51先端の乾燥を抑制することができる。
続いて、図11に基づきレジスト塗布装置23aの第二の変形例について説明する。
図11は、レジスト塗布装置23aの第二の変形例を模式的に示す側面図である。図11に示すように、基板G1、G2を夫々載置するステージ50およびステージ59が横並びに配置され、ステージ59とは反対側のステージ50の隣にノズル待機部55(プライミング処理手段)が設置される。
このレジスト塗布装置23aにおいては、ノズル待機部55から移動したノズル51は先ずステージ50上の基板G1を塗布処理し、次いでステージ59上の基板G2を塗布処理して、再びノズル待機部55に戻るようになされる。
このようにレジスト塗布装置23aの第二の変形例によれば、ステージ50およびステージ59上に夫々載置された基板G1、G2に対し連続して塗布処理を行うことができるため、単位時間当たりの処理枚数を増やすことができる。
ところで、このレジスト塗布装置23aの第二の変形例にあっては、基板G1への塗布処理後において、塗布処理中に乾燥固化したレジスト液がスリット状の吐出口周辺に付着する。そのため、その状態で次の基板G2への塗布処理を行うと、吐出口からのレジスト液の吐出が乱れ、基板面に対して均一な塗布処理ができない虞があるという技術的課題があった。
そこで、前記技術的課題を解決する例として、図12に基づき、レジスト塗布装置23aの第三の変形例について説明する。図12は、レジスト塗布装置の第三の変形例を模式的に示す側面図である。図12に示すように、ローラ52(第一のプライミング処理手段)および保湿部54をステージ50の左側に配置し、ローラ63(第二のプライミング処理手段)をステージ59の左側に配置する構成とする。
すなわち、ローラ63はステージ52とステージ63との間に配置される。なお、保湿部54はローラ63の隣に配置してもよい。また、図示しないが、ローラ52および保湿部54をステージ50の右側に配置し、ローラ63をステージ59の右側に配置してもよい。また、その場合には、保湿部54をローラ59の隣に配置してもよい。尚、前記ローラ52とローラ63は同一方向に回転する。
このような構成とすれば、先ず、ローラ52によるプライミング処理後にステージ50での基板G1への塗布処理を行い、次いでローラ63によるプライミング処理後にステージ59での基板G2への塗布処理を行うことができる。
このようにレジスト塗布装置23aの第三の変形例によれば、ステージ50とステージ59にそれぞれ載置された基板G1および基板G2のいずれに対しても、塗布処理前にプライミング処理を行うため、第二の変形例での技術的課題を解決することができる。
また、図4に示したレジスト塗布装置23aの構成よりもフットプリントおよび装置コストは増大するが、前記第一の変形例において図8に示したレジスト塗布装置と同等のスループットを得ることができる。
続いて、本発明に係る基板処理システムとしてのレジスト塗布現像処理装置の第二の実施の形態について、図13に基づき説明する。図13は、第二の実施形態におけるレジスト塗布現像処理装置の全体構成(レイアウト)を示す平面図である。なお、図1で示した構成と同一のものについては、同じ符号で示し、その詳細な説明は省略する。
このレジスト塗布現像処理装置100は、図1のレジスト塗布現像処理装置100と同様に、図のX軸方向に沿って、カセットステーション1と、処理ステーション2と、インタフェイスステーション3とを備える。
レジスト塗布現像処理装置101において処理ステーション2は、図1に示したレジスト塗布現像処理装置100と同様に、X軸方向に伸びる基板G搬送用の平行な2列の搬送ラインA、Bを有している。
そして、搬送ラインAに沿ってカセットステーション1側からインタフェイスステーション3に向けて、スクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21、第一の熱処理ユニットセクション26、レジスト処理ユニット23および第2の熱処理ユニットセクション27が配列されている。なお、スクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21の上の一部にはエキシマUV照射ユニット(e−UV)22が設けられている。
また、搬送ラインBに沿ってインタフェイスステーション3側からカセットステーション1に向けて、現像処理ユニット(DEV)24、i線UV照射ユニット(i−UV)25および第3の熱処理ユニット28が配列されている。
第一の熱処理ユニットセクション26は、第一の実施形態と同様に複数の熱処理ブロックにより構成されるが、熱処理ブロック26a、26bの他、トンネル通路をコロ搬送等により搬送させ自然冷却するトンネルユニット26dを具備する。また、基板Gを所定の温度に冷却するクーリングユニット26e、26fを備える。
尚、スクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21と第一の熱処理ユニット26との間には、次工程での基板処理方向に合わせ、基板Gを水平方向に回転させる基板回転手段としての基板回転ユニット(ROT)12が配置されている。
また、基板回転ユニット(ROT)12により回転された基板Gを、第一の熱処理ユニット26に搬送する手段として、垂直搬送ユニット(S/A)13が熱処理ブロック26aと熱処理ブロック26bとの間に設けられている。垂直搬送ユニット(S/A)13は、第一の実施形態における垂直搬送ユニット(S/A)5と同様に、基板Gを搬送するための搬送アーム(図示省略)を有し、その搬送アームは、X,Y及びZ軸方向に移動可能とされ、かつ回動可能となされている。この垂直搬送ユニット(S/A)13により熱処理ブロック26a、26bに対する基板Gの搬送がなされる。
さらに、Y軸方向に並んで配置されたクーリングユニット26e、26fの隣には、垂直搬送ユニット(S/A)14が配置されている。この垂直搬送ユニット(S/A)14は、垂直搬送ユニット(S/A)13と同一に構成されたユニット全体が、Y軸方向に沿って大きく移動可能に構成されており、2つのクーリングユニット26e、26fに対する基板Gの搬送を一搬送ユニットで行うようになされている。
レジスト塗布処理ユニット23は、図示するように、垂直搬送ユニット(S/A)15を取り囲むように配置される。すなわちレジスト塗布処理ユニット23が有するレジスト塗布装置(CT)23a(塗布膜形成装置)及び減圧乾燥ユニット(VD)23c、23dは、それぞれ垂直搬送ユニット(S/A)15に隣接して配置される。
垂直搬送ユニット(S/A)15は、垂直搬送ユニット(S/A)13と同一構成のユニット全体がY軸方向に沿って大きく移動可能に構成されている。したがって、レジスト塗布処理ユニット23の各装置に対する基板Gの搬送は、垂直搬送ユニット15(S/A)により行なわれる。
尚、レジスト塗布装置(CT)23aに関しては、第一の実施形態と同様の構成(第一乃至第三の変形例を含む)を適用することができ、その詳細な説明を省略する。
また、第2の熱処理ユニットセクション27は、垂直搬送ユニット(S/A)16の四方を取り囲むように配置された4つの熱処理ブロック27a、27b、27c、27dにより構成される。垂直搬送ユニット(S/A)16は、前記垂直搬送ユニット(S/A)13と同一に構成され、4つの熱処理ブロック27a、27b、27c、27dに対する基板搬送を行う。
また、処理ステーション2において、X軸方向に沿って、第3の熱処理ユニット28の前後に垂直搬送ユニット(S/A)17、18が設けられている。垂直搬送ユニット(S/A)17、18は、それぞれ垂直搬送ユニット(S/A)13と同一に構成されており、熱処理ブロック28a、28bに対する基板Gの搬送等を行う。
また、レジスト塗布現像処理装置101においてインタフェイスステーション3は、基板Gを次工程での基板処理方向に合わせ、水平方向に回転させる基板回転手段としての基板回転ユニット(ROT)19a、19bと、基板Gを2台の露光装置4a、4bに対し搬送する基板搬送手段としてのインタフェイスユニット20と、外部装置ブロック45とにより構成される。
尚、インタフェイスユニット20は、前記垂直搬送ユニット(S/A)13と同一構成のユニットがY軸方向に移動自在に設けられ、2台の露光装置4a、4bとの間を往来可能になされている。
以上の構成(レイアウト)におけるレジスト塗布現像処理装置101の処理工程について説明する。
まず、カセットステーション1に配置されたカセットC内の基板Gが、搬送装置11により処理ステーション2に搬入された後、先ず、エキシマUV照射ユニット(e―UV)22によるスクラブ前処理、スクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21によるスクラブ洗浄処理が行なわれる。
次いで、基板Gは、基板回転ユニット12に搬送され、そこで次工程での基板処理方向に合わせ、回転される。その後、基板Gは、第一の熱処理ユニットセクション26に属する熱処理ユニットブロック(TB)26a、26bに搬入され、一連の熱処理(脱水ベーク処理、疎水化処理等)が行われる。そして、基板Gは、トンネルユニット26dを搬送されることにより自然冷却され、クーリングユニット26e、26fにおいて所定の温度に冷却される。
その後、基板Gは、垂直搬送ユニット(S/A)14によりレジスト塗布処理ユニット23に搬入され、レジスト液の膜形成処理が施される。このレジスト塗布処理ユニット23では、前記第一の実施形態で説明したように、レジスト塗布装置(CT)23aにおいて基板Gにレジスト液が塗布され、次いで減圧乾燥ユニット(VD)23c、23d(のいずれか)において減圧乾燥処理がなされる。
尚、減圧乾燥ユニット(VD)が2台(23c、23d)設けられることにより、レジスト塗布装置(CT)23aにおいて効率的にレジスト塗布された複数の基板Gに対し、並列して減圧乾燥処理することができ、スループットを向上するようになされている。
前記レジスト塗布処理ユニット23でのレジスト成膜処理後、基板Gは、第2の熱処理ユニットセクション27に属する熱処理ユニットブロック(TB)27a、27b、27c、27dに搬入され、一連の熱処理(プリベーク処理等)が行われる。
次いで、基板Gは基板回転ユニット(ROT)19aにより次工程に合わせて水平方向に回転された後、インタフェイスユニット(I/F)20により露光装置4a、4bのいずれかに搬送される。尚、インタフェイスユニット(I/F)20は、垂直搬送ユニット(S/A)13と同一構成のユニット全体がY軸方向に大きく移動可能に構成されている。
露光装置4a、4bにおいてレジスト膜が露光されて所定のパターンが形成された後、基板Gはインタフェイスユニット(I/F)20により取り出され、基板回転ユニット(ROT)19bにより、次工程に合わせ水平方向に回転される。
次いで、基板Gは、インタフェイスステーション3における外部装置ブロック45の周辺露光装置(EE)に搬送され、周辺レジスト除去のための露光が行われる。そして、外部装置ブロック45の上段のタイトラ(TITLER)に搬送され、基板Gに所定の情報が記される。
その後、基板Gは、コロ搬送機構により再び処理ステーション2に搬送される。そして基板Gは、先ず現像処理ユニット(DEV)24へ搬送され、そこで現像処理が施される。
現像処理終了後、基板Gは現像処理ユニット(DEV)24からi線UV照射ユニット(i−UV)25に搬入され、基板Gに対して脱色処理が施される。そして、基板Gは第3の熱処理ユニットセクション28に搬入され、熱処理ユニットブロック(HP)28a、28bにおいて一連の熱処理(ポストベーク処理等)が施される。
そして基板Gは、所定温度に冷却された後、コンベア搬送によりカセットステーション1に搬送され、搬送装置11によって所定のカセットCに収容される。
このように、第二の実施形態によれば、図13に示すように、複数(2台)の露光装置4a、4bに対して基板を搬送するためのインタフェイスユニット20を備える。このため、2つのステージにより効率よく塗布膜形成処理された基板Gの露光処理前における滞留が低減される。したがって、露光装置と連動した際のレジスト塗布現像処理装置(基板処理システム)全体の基板処理のスループットを格段に向上することができる。
さらに、このレイアウトによれば、基板搬送を行なう垂直搬送ユニット(S/A)の周りに各熱処理ユニット及びレジスト塗布処理ユニット23が配置され、次工程での基板処理方向に合わせ基板Gを水平方向に回転する基板回転ユニットが要所に設けられる。これにより、各処理ユニットが、一方向に並設されることを回避して、レジスト塗布現像処理装置の小型化を図ることができる。
なお、前記第一及び第二の実施の形態においては、LCD基板にレジスト膜を塗布形成する場合を例としたが、これに限らず処理液を被処理基板上に供給する任意の基板処理システムに適用可能である。本発明における処理液としては、レジスト液以外にも、例えば層間絶縁材料、誘電体材料、配線材料等の液体も可能である。また、本発明における被処理基板は、LCD基板に限らず、半導体ウエハ、CD基板、ガラス基板、フォトマスク、プリント基板等も可能である。
本発明は、LCD基板や半導体ウエハ等に処理液を成膜する基板処理システムに適用でき、半導体製造業界、電子デバイス製造業界等において好適に用いることができる。
図1は、本発明に係る基板処理システムとしてのレジスト塗布現像処理装置の第一の実施形態における全体構成を示す平面図である。 図2は、図1のレジスト塗布現像処理装置が備えるレジスト塗布装置の斜視図である。 図3は、図2のレジスト塗布装置の側面図である。 図4は、図2のレジスト塗布装置が備えるレジスト供給ノズルの先端拡大断面図である。 図5は、図2のレジスト塗布装置が備えるレジスト供給ノズルの吐出口付近のレジスト液均一化処理を説明するための図である。 図6は、図2のレジスト塗布装置が備えるレジスト供給ノズルの移動方向を示す模式図である。 図7は、図2のレジスト塗布装置が備えるレジスト供給ノズルの動作制御工程を示すフローである。 図8は、図1のレジスト塗布現像処理装置が備えるレジスト塗布装置の第一の変形例を模式的に示す側面図である。 図9は、図8のレジスト塗布装置の有するレジスト供給ノズルによる塗布処理を説明するための図である。 図10は、図8のレジスト塗布装置の有するレジスト供給ノズルのプライミング処理を説明するための図である。 図11は、図1のレジスト塗布現像処理装置が備えるレジスト塗布装置の第二の変形例を模式的に示す側面図である。 図12は、図1のレジスト塗布現像処理装置が備えるレジスト塗布装置の第三の変形例を模式的に示す側面図である。 図13は、本発明に係る基板処理システムとしてのレジスト塗布現像処理装置の第二の実施形態における全体構成を示す平面図である。 図14は、従来の塗布膜形成装置を2台具備する場合のレジスト供給ノズルの動作を示す図である。
符号の説明
23 レジスト塗布処理ユニット
23a レジスト塗布装置(塗布膜形成手段)
50 ステージ(第一のステージ)
51 レジスト供給ノズル(処理液供給ノズル)
51a 吐出口
51b 下端面
51c 傾斜面
52 プライミングローラ(第一のプライミング手段)
55 ノズル待機部(プライミング処理手段)
59 ステージ(第二のステージ)
86 ノズル移動手段
63 プライミングローラ(第二のプライミング手段)
65 ローラ回転制御手段
95 レジスト液供給源(処理液供給手段)
100 レジスト塗布現像処理装置
101 レジスト塗布現像処理装置
G LCD基板(被処理基板)
G1 LCD基板(被処理基板)
G2 LCD基板(被処理基板)
R レジスト液(処理液)

Claims (11)

  1. 被処理基板の表面に処理液の膜を塗布形成し、露光装置と連動して基板に所定のパターンを形成する基板処理システムにおいて、
    被処理基板を夫々載置する第一のステージおよび第二のステージと、前記第一のステージおよび第二のステージにそれぞれ載置された被処理基板の表面に処理液を塗布し膜形成する処理液塗布手段とを有する塗布膜形成手段と、
    複数の露光装置に対し、前記塗布膜形成手段により膜形成された被処理基板の搬送を行う基板搬送手段と、
    を備えることを特徴とする基板処理システム。
  2. 被処理基板を、基板処理方向に合わせて水平方向に回転させる一つまたは複数の基板回転手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載された基板処理システム。
  3. 前記処理液塗布手段は、被処理基板の幅方向に延びるスリット状の吐出口を有する一つの処理液供給ノズルと、前記処理液供給ノズルを移動するノズル移動手段と、前記処理液供給ノズルに対して処理液を供給する処理液供給手段と、前記吐出口からの処理液を回転自在に形成されたローラの周面に吐出させ、前記ローラを回転させることによって前記吐出口に付着する処理液を均一化処理するプライミング処理手段とを備え、
    前記処理液供給ノズルによって、第一のステージおよび第二のステージに載置された被処理基板の表面に処理液を塗布することを特徴とする請求項1または請求項2に記載された基板処理システム。
  4. 前記第一のステージと第二のステージは並べて配置され、
    前記プライミング処理手段は、前記第一のステージと第二のステージとの間に設置されることを特徴とする請求項3に記載された基板処理システム。
  5. 前記被処理基板に対する塗布処理の前に、前記ノズル移動手段が、前記処理液供給ノズルの吐出口を前記ローラの周面に近接させ、前記吐出口に付着する処理液を均一化処理することを特徴とする請求項3乃至請求項4のいずれかに記載された基板処理システム。
  6. 前記プライミング処理手段は、前記ローラの回転を制御するローラ回転制御手段を備え、
    前記吐出口に付着する処理液を均一化処理する際に、前記ローラ回転制御手段は、該均一化処理後の塗布処理が前記第一のステージまたは前記第二のステージのいずれで行われるかにより前記ローラの回転方向を決定することを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれかに記載された基板処理システム。
  7. 前記プライミング処理手段には、前記処理液供給ノズルの先端の乾燥を抑制する保湿手段が設けられていることを特徴とする請求項3乃至請求項6のいずれかに記載された基板処理システム。
  8. 前記プライミング手段として、第一のプライミング処理手段および第二のプライミング処理手段とを備え、
    前記第一のプライミング処理手段および第二のプライミング処理手段は、それぞれ前記第一のステージおよび第二のステージの右側または左側に配置されることを特徴とする請求項3に記載された基板処理システム。
  9. 前記第一のステージに載置される被処理基板に対する塗布処理の前に、前記ノズル移動手段が前記処理液供給ノズルの吐出口を前記ローラの周面に近接させ、前記第一のプライミング処理手段が前記吐出口に付着する処理液を均一化処理し、
    且つ、前記第二のステージに載置される被処理基板に対する塗布処理の前に、前記ノズル移動手段が前記処理液供給ノズルの吐出口を前記ローラの周面に近接させ、前記第二のプライミング処理手段が前記吐出口に付着する処理液を均一化処理することを特徴とする請求項8に記載された基板処理システム。
  10. 前記第一および第二のプライミング手段は、前記ローラの回転を制御するローラ回転制御手段を備え、前記第一のプライミング処理手段のローラと、前記第二のプライミング処理手段のローラの回転方向が同一方向であることを特徴とする請求項8または請求項9に記載された基板処理システム。
  11. 前記第一のプライミング処理手段または前記第二のプライミング処理手段には、前記処理液供給ノズルの先端の乾燥を抑制する保湿手段が設けられていることを特徴とする請求項8乃至請求項10のいずれかに記載された基板処理システム。
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