JP2006099715A - 衝突予測方法及び衝突予測装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自車の走行環境や走行状態の複数個の要因に基く衝突可能性の判定精度の低化を考慮して衝突可能性を予測し、実際の走行環境下においても衝突可能性の予測ミスが極力発生しないようにする。
【解決手段】レーダ装置2の自車前方の探査及び自車1の走行状態の検出監視に基いて自車前方の先行車等の障害物と自車1との衝突可能性を判定し、自車1の走行環境、走行状態に関連する複数個の走行指標毎に設定された衝突可能性の判定結果の信頼度特性から、各走行指標の現在値それぞれに基く衝突可能性の判定結果の個別信頼度を算出し、各個別信頼度を統合して前記判定結果の統合信頼度を決定し、統合信頼度にしたがって判定結果を補正し、補正後の判定結果から障害物と自車1との衝突可能性を予測する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自車に搭載されたレーダ装置の自車前方の探査及び自車の走行状態の検出監視に基いて自車前方の先行車等の障害物と自車との衝突可能性を判定して予測する衝突予測方法及び衝突予測装置に関する。
従来、ACCと呼ばれる車両走行支援システム(Adaptive Cruise Control)や被害軽減自動ブレーキシステム等を備えた車両にあっては、自車の走行中に自車前方の先行車等の障害物と自車との衝突可能性を予測し、この予測に基いて、警報を行なったり、自動ブレーキやブレーキアシスト機能等を動作して衝突を回避するようにしている。
この場合、前記の衝突可能性の予測は、自車に搭載されたスキャン式のレーザレーダ装置、ミリ波レーダ装置等のレーダ装置の自車前方の探査及び自車の車速(自車速)、舵角、ヨーレート等の走行状態の検出監視に基き、自車前方の先行車等の障害物と自車との衝突可能性を判定し、推定して行なわれる。
そして、前記の衝突可能性の判定については、従来、前記のレーダ装置(レーダセンサ)の自車前方の探査結果から、時々刻々の自車から障害物までの距離を検出し、この検出距離の時間変化から自車と障害物との相対速度を求め、この相対速度と設定時間(所定時間)との積によって衝突回避基準距離を決定し、この衝突回避基準距離に対する検出距離の長短から行なうことが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、自車前方の障害物が対向車の場合の正面衝突する可能性については、従来、自車に搭載したレーダー装置の送受信の時間差により自車から対向車までの距離を検出し、この距離の時間変化から自車と対向車との相対速度を検出し、この相対速度から対向車の位置変化を推定し、自車及び対向車の相対位置から接触位置を予測して判定することが提案され、その際、自車のヨーレートの検出に基いて前記接触位置の横偏差(横ずれ)を補正することにより、直進路以外の走行中に判定が行なえるようにすることも提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2004−224098号公報(段落[0012]、[0035]、[0064]、図1) 特開2000−57495号公報(段落[0012]−[0013]、[0046]―[0051]、[0075]、[0078]、図1、図2)
前記従来の衝突可能性の予測の場合、実際の走行環境下においては、気象条件その他の自車の走行環境や走行状態の複数個の要因によって、レーダ装置の探査結果や自車の走行状態の検出結果が変動し、前記の走行環境や走行状態によっては衝突可能性の判定精度が大きく低下して予測ミスが発生する問題があり、その結果、不用意に衝突回避の警報が発生したり、自動ブレーキやブレーキアシスト機能等が動作したりし、ACCや被害軽減自動ブレーキシステム等の信頼性が低下する。
本発明は、自車の走行環境や走行状態の複数個の要因に基く衝突可能性の判定精度の低化を考慮して衝突可能性を予測するようにし、実際の走行環境下においても衝突可能性の予測ミスが極力発生しないようにすることを第1の目的とし、また、この衝突可能性の予測により、衝突回避の警報、制御のタイミングを衝突可能性に応じて精度よく決定することを第2の目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明の衝突予測方法は、自車に搭載されたレーダ装置の自車前方の探査及び自車の走行状態の検出監視に基いて自車前方の先行車等の障害物と自車との衝突可能性を判定し、前記検出監視に基いて自車の走行環境、走行状態に関連する複数個の走行指標それぞれの現在値を検出し、前記各走行指標毎に設定された前記衝突可能性の判定結果の信頼度特性から、前記各走行指標の前記現在値それぞれに基く前記判定結果の個別信頼度を算出し、前記各個別信頼度を統合して前記判定結果の統合信頼度を決定し、前記統合信頼度にしたがって前記判定結果を補正し、補正後の前記判定結果から前記障害物と自車との衝突可能性を予測することを特徴としている(請求項1)。
また、本発明の衝突予測方法は、衝突可能性の判定が、レーダ装置の自車前方の探査及び自車の走行状態の検出監視に基づいて自車及び自車前方の障害物の横位置、横幅から衝突の必要回避量を予測し、該必要回避量にしたがって長短変化する衝突回避の介入限界時間以下の自車と前記障害物との衝突予測時間から、前記必要回避量が多くなって前記衝突予測時間が短くなる程早まる衝突回避の警報、制御の少なくともいずれか一方の介入タイミングを決定して行なわれ、統合信頼度にしたがった前記衝突可能性の判定結果の補正により、予測した前記必要回避量を前記統合信頼度の低下にしたがって低減補正し、前記介入限界時間以下になる前記衝突予測時間の範囲を短時間側に狭くすることを特徴としている(請求項2)。
さらに、本発明の衝突予測方法は、衝突可能性の判定が、衝突予測位置での自車と障害物との横幅方向の位置の偏差と、自車と前記障害物との衝突予測時間との組み合わせから、前記偏差が小さくなって前記衝突予測時間が短くなる程早まる衝突回避の警報、制御の少なくともいずれか一方の介入タイミングを決定して行なわれ、統合信頼度にしたがった前記衝突可能性の判定結果の補正により、前記偏差と前記衝突予測時間との組合せの範囲を、前記統合信頼度の低下にしたがって前記偏差及び前記衝突予測時間の小範囲に制限することを特徴としている(請求項3)。
そして、これらの衝突予測方法において、自車の走行環境、走行状態に関連する複数個の走行指標が、天候状態の良否の逆に信頼度が増減する天候条件指標と、自車走行路の推定道路半径の大小によって信頼度が増減するカーブ路指標と、障害物接近位置の自車センタからの左右方向の位置ずれ量の逆に信頼度が増減する障害物接近位置指標と、自車の横方向変化の経過時間の長短によって信頼度が増減する走行方向変化指標と、障害物検出位置のレーダ探査範囲の中央からのずれ量の逆に信頼度が増減するレーダエリア指標と、自車走行レーンの幅の広狭によって信頼度が増減するレーン幅指標とのうちの少なくとも2個の指標であることが好ましい(請求項4)。
また、各個別信頼度の統合が、各個別信頼度を乗算、又は加算平均して行なわれることが好ましい(請求項5、6)。
さらに、各個別信頼度の統合が、各個別信頼度にそれぞれの重み付け係数を乗算して求めた各補正信頼度を加算して行なわれることも好ましく(請求項7)、この場合、所定の個別信頼度の現在値がしきい値より小さくなるときに、各個別信頼度の重み付け係数が、統合信頼度を引き下げる方向に変化することが望ましい(請求項8)。
つぎに、本発明の衝突予測装置は、自車に搭載されて自車前方を探査する測距用レーダ装置と、自車の走行状態を検出監視する自車センサ手段と、前記探査及び前記検出監視に基いて自車前方の先行車等の障害物と自車との衝突可能性を判定する判定処理手段と、前記検出監視に基いて自車の走行環境、走行状態に関連する複数個の走行指標それぞれの現在値を検出する指標値検出手段と、前記衝突可能性の判定結果の前記各指標毎の信頼度特性が設定され、前記指標値検出手段によって検出された前記各現在値それぞれについての前記判定結果の個別信頼度を算出する個別信頼度演算手段と、前記個別信頼度演算手段によって算出された前記各個別信頼度を統合して前記判定結果の統合信頼度を決定する信頼度決定手段と、前記信頼度決定手段によって決定された前記統合信頼度にしたがって前記判定処理手段の前記判定結果を補正する判定補正手段と、前記判定補正手段の補正後の前記判定結果から前記障害物と自車との衝突可能性を予測する予測処理手段とを備えたことを特徴としている(請求項9)。
また、本発明の衝突予測装置は、判定処理手段の衝突可能性の判定が、レーダ装置の探査及び自車センサの検出監視に基づいて自車及び自車前方の障害物の横位置、横幅から衝突の必要回避量を予測し、該必要回避量にしたがって長短変化する衝突回避の介入限界時間以下の自車と前記障害物との衝突予測時間から、前記必要回避量が多くなって前記衝突予測時間が短くなる程早まる衝突回避の警報、制御の少なくともいずれか一方の介入タイミングを決定して行なわれ、判定補正手段の統合信頼度にしたがった前記衝突可能性の判定結果の補正により、予測した前記必要回避量を前記統合信頼度の低下にしたがって低減補正し、前記介入限界時間以下になる前記衝突予測時間の範囲を短時間側に狭くするようにしたことを特徴としている(請求項10)。
さらに、本発明の衝突予測装置は、判定処理手段の衝突可能性の判定が、衝突予測位置での自車と障害物との横幅方向の位置の偏差と、自車と前記障害物との衝突予測時間との組み合わせから、前記偏差が小さくなって前記衝突予測時間が短くなる程早まる衝突回避の警報、制御の少なくともいずれか一方の介入タイミングを決定して行なわれ、判定補正手段の判定結果の補正により、前記偏差と前記衝突予測時間との組合せの範囲を、前記統合信頼度の低下にしたがって前記偏差及び前記衝突予測時間の小範囲に制限するようにしたことを特徴としている(請求項11)。
そして、これらの衝突予測装置において、指標値検出手段によって検出される自車の走行環境、走行状態に関連する複数個の走行指標が、天候状態の良否の逆に信頼度が増減する天候条件指標と、自車走行路の推定道路半径の大小によって信頼度が増減するカーブ路指標と、障害物接近位置の自車センタからの左右方向の位置ずれ量の逆に信頼度が増減する障害物接近位置指標と、自車の横方向変化の経過時間の長短によって信頼度が増減する走行方向変化指標と、障害物検出位置のレーダ探査範囲の中央からのずれ量の逆に信頼度が増減するレーダエリア指標と、自車走行レーンの幅の広狭によって信頼度が増減するレーン幅指標とのうちの少なくとも2個の指標であって、個別信頼度演算手段に前記2個の指標の信頼度特性が設定されることが好ましい(請求項12)。
また、信頼度決定手段が、各個別信頼度を乗算して統合する機能、又は、各個別信頼度を加算平均して統合する機能を有することが好ましい(請求項13、14)。
さらに、信頼度決定手段が、各個別信頼度にそれぞれの重み付け係数を乗算して求めた各補正信頼度を加算して前記各個別信頼度を統合する機能を有することも好ましく(請求項15)、この場合、所定の個別信頼度の現在値がしきい値より小さくなるときに、各個別信頼度の重み付け係数が、統合信頼度を引き下げる方向に変化することが望ましい(請求項16)。
まず、請求項1、9の構成によれば、自車に搭載されたレーダ装置の自車前方の探査及び自車の走行状態の検出監視に基いて自車前方の先行車等の障害物と自車との従来判定と同様の衝突可能性の判定を行ない、さらに、自車の走行環境、走行状態に関連する複数個の走行指標それぞれの現在値に基づいて判定結果の個別信頼度を算出し、各個別信頼度を統合して判定結果の統合信頼度を決定することができる。
そして、決定した統合信頼度にしたがって、前記の衝突可能性の判定結果を、自車の走行環境及び走行状態の複数個の要因に基く衝突可能性の判定精度の低化を考慮して補正することができ、この補正後の判定結果に基き、障害物と自車との衝突可能性を、前記衝突可能性の判定精度の低下による予測ミスを極力防止して精度よく予測することができる。
したがって、自車の走行環境及び走行状態の複数個の要因に基く衝突可能性の判定精度の低化を考慮して衝突可能性を予測し、実際の走行環境下においても衝突可能性の予測ミスが極力発生しないようにして衝突可能性を予測することができ、その結果、不用意に衝突回避の警報が発生せず、自動ブレーキやブレーキアシスト機能等が動作することもなく、ACCや被害軽減自動ブレーキシステム等の信頼性が向上する。
つぎに、請求項2、10の構成によれば、自車及び自車前方の障害物の横位置、横幅から予測した衝突の必要回避量が多くなる程、衝突回避の可能性が高くなり、警報、制御を早めに行なう必要があることから、前記必要回避量にしたがって長短変化する衝突回避の介入限界時間が設定され、自車と前記障害物との衝突予測時間が前記介入限界時間以下になるときに、衝突回避の警報、制御の少なくともいずれか一方の介入タイミングを、前記必要回避量が多くなって前記衝突予測時間が短くなる程早まるように決定して、自車と障害物との衝突可能性の適切な判定を行なうことができる。
さらに、前記のようにして決定された統合信頼度合が低いときは、自車及び自車前方の障害物の横位置、横幅等の精度が低いと判断し、予測した必要回避量を統合信頼度の低下にしたがって低減補正し、介入限界時間以下になる衝突予測時間の範囲を短時間側に制限して狭くすることで、前記の介入タイミングの決定を、衝突予測時間がより短くなるまで、換言すれば、自車と障害物とがより接近するまで行なわないようにすることができる。
そのため、衝突可能性の予測により、自車と障害物との衝突可能性の判定として、衝突回避の警報、制御の介入タイミングを衝突可能性に応じて精度よく決定することができ、その介入タイミングによっては不用意に衝突回避の警報や自動ブレーキやブレーキアシストの制御が発生せず、ACCや被害軽減自動ブレーキシステム等の信頼性を向上することができる。
つぎに、請求項3、11の構成によれば、衝突予測位置での自車と障害物との横幅方向の位置の偏差が小さくなる程、また、自車と前記障害物との衝突予測時間が短くなる程、衝突回避の可能性が高くなり、警報、制御を早めに行なう必要があることから、前記偏差と前記衝突予測時間との組合せにより、前記偏差が小さくなって前記衝突予測時間が短くなる程早まる衝突回避の警報、制御の少なくともいずれか一方の介入タイミングを決定し、衝突可能性の適切な判定を行なうことができる。
さらに、統合信頼度が低下しているときは、自車及び自車前方の障害物の横位置、横幅等の精度が低くなって記偏差、前記衝突予測時間の信頼性が低下していると判断して、前記介入タイミングを決定する前記偏差と前記衝突予測時間との組合せの範囲を、統合信頼度の低下にしたがって小さいほう制限することにより、自車と前記障害物とが接近し、前記偏差、前記衝突予測時間が小さくなって衝突可能性が高くなるときにのみ、前記の介入タイミングを決定するようにして衝突可能性の適切な判定を行なうことができる。
そのため、これらの構成の場合も、衝突可能性の予測により、自車と障害物との衝突可能性の判定として、衝突回避の警報、制御の介入タイミングを衝突可能性に応じて精度よく決定することができ、その介入タイミングによっては不用意に衝突回避の警報や自動ブレーキやブレーキアシストの制御が発生せず、ACCや被害軽減自動ブレーキシステム等の信頼性を向上することができる。
つぎに、請求項4、12の構成によれば、自車の走行環境、走行状態に関連する複数個の走行指標を、いずれも衝突可能性の判定に対して影響が大きい天候条件指標、カーブ路指標、障害物接近位置指標、走行方向変化指標、レーダエリア指標、レーン幅指標のうちの少なくとも2個の指標としたため、走行環境、走行状態に関連した具体的な複数個の走行指標についての衝突可能性の判定結果の個別信頼度に基いて統合信頼度を決定し、この統合信頼度によって衝突可能性の判定結果を精度よく補正し、補正後の判定結果から障害物と自車との衝突可能性を極めて精度よく予測することができ、また、この衝突可能性の予測により、自車と障害物との衝突可能性の判定として、衝突回避の警報、制御の介入タイミングを衝突可能性に応じて一層精度よく決定することができる。
さらに、請求項5、13の構成によれば、各個別信頼度を乗算する簡単な演算によって統合信頼度を算出することができ、請求項6、14の構成によれば、各個別信頼度を加算平均する簡単な演算によって統合信頼度を算出することができる。
また、請求項7、15の構成によれば、各個別信頼度にそれぞれの重み付け係数を乗算した各補正信頼度を加算することにより、簡単な演算により各走行指標の影響を個別に考慮して統合信頼度を算出することができる。
このとき、請求項8、16の構成のように、所定の個別信頼度の現在値がしきい値より小さくなるときに、各個別信頼度の重み付け係数が、統合信頼度を引き下げる方向に変化すると、とくに判定結果に大きな影響がある走行指標の個別信頼度が低くなるときに、統合信頼度を確実かつすみやかに低くして衝突可能性の予測ミスをさらに確実に防止することができる利点も生じる。
つぎに、本発明をより詳細に説明するため、その実施形態について、図1〜図12にしたがって詳述する。
[第1の実施形態]
まず、第1の実施形態について、図1〜図11を参照して説明する。
図1は例えばACC或いは被害軽減自動ブレーキシステムを備えた自車1の衝突予測装置のブロック図、図2は衝突可能性の判定処理の説明図、図3〜図8は異なる走行指標の信頼度特性の説明図、図9、図10は衝突可能性の判定結果の補正の一例、他の例の説明図、図11は図1の動作説明用のフローチャートである。
そして、図1の衝突予測装置において、2は自車1に搭載されたレーダ装置であり、スキャン式のレーザレーダ装置、ミリ波レーダ装置等からなり、自車前方を探査する。3は自車に搭載された撮像装置であり、自車前方を撮影するCCD単眼カメラ等からなる。
また、この衝突予測装置は、車輪速センサからなる車速センサ4、舵角センサ5、ヨーレートセンサ6等の自車1の状態監視の各種センサ及びワイパスイッチ7等の状態監視の各種スイッチを備え、これらのセンサ及びスイッチが自車1の走行状態等を検出・監視する自車センサ手段を形成する。
なお、撮像装置3の撮影画像から走行環境の判別を行なうときは、撮像装置3も自車センサ手段を形成する。また、8は衝突予測のオン、オフ操作用の制御スイッチである。
そして、レーダ装置2の探査出力、撮像装置3の撮影画像出力及び、各センサ4、5、6、…の検出出力、スイッチ7、8の接点出力は、マイクロコンピュータ構成の制御ECU9に供給される。
この制御ECU9は、予め設定された衝突予測プログラムを実行することにより、つぎの(A)〜(G)のソフトウエア処理の各手段を備える。
(A)判定処理手段
この手段は、レーダ装置2の探査及び前記自車センサ手段の検出監視に基いて自車前方の先行車等の障害物と自車との衝突可能性を判定する。
すなわち、この判定処理手段においては、前記特許文献1のように、レーダ装置2の自車前方の探査結果から、時々刻々の自車1から障害物までの距離を検出し、この検出距離の時間変化から自車1と障害物との相対速度を求め、この相対速度と設定時間(所定時間)との積によって衝突回避基準距離を決定し、この衝突回避基準距離に対する検出距離の長短から衝突確率(パーセント)を求めて衝突可能性を判定してもよく、また、前記特許文献2のようにレーダー装置2の探査結果(送受信の時間差)により自車1から障害物までの距離を検出し、この距離の時間変化から自車1と障害物との相対速度を検出し、この相対速度から障害物の位置変化を推定し、自車1及び障害物の相対位置から両者の接触位置を予測して衝突可能性を判定してもよいが、この実施形態にあっては、つぎの判定手法(1)、(2)で衝突可能性を判定する。
判定手法(1)
この判定手法では、衝突予測時間(自車1から障害物までの距離/自車1と障害物との相対速度)TTCを算出し、車速センサ4の検出出力から自車速を検出し、舵角センサ5、ヨーレートセンサ6の検出出力から例えば図2の推定道路半径Rを検出する。
そして、検出した推定道路半径Rの破線L2方向に車幅(横幅)Wcarの自車1が検出速度で走行するとして、レーダ装置2の探査結果から検出・推定した図2の横幅Wobjの先行車等の障害物OBJに接触する自車1の予測衝突位置を求め、自車1がその位置に達したときの障害物OBJの黒丸で示したセンタOBJ_cと自車1のセンタとの水平軸(x軸)方向、すなわち横方向の偏差Xoffsetを検出し、この偏差Xoffsetにより、自車1の挙動に基く推定道路半径Rの道路上の現在の障害物の存在位置(横位置)を演算し、この存在位置についての衝突回避に必要な図中の必要回避量(距離)Xlapを求める。
なお、必要回避量(距離)Xlapは、Xlap=Wcar/2+Wobj/2−|Xoffset|から求まり、図2の破線の自車1は、推定道路半径Rより横方向に必要回避量Xlap移動して衝突を回避した走行状態を示す。
また、レーダ装置2の探査結果から検出した図2の障害物OBJの過去の(一定時間前からの)軌跡により、例えば同図の障害物センタOBJ_cの軌跡である一点鎖線L1の衝突ベクトルを求め、この衝突ベクトルと自車1のセンタとの水平軸(x軸)方向の距離により、障害物OBJの過去の軌跡から、障害物OBJが自車1のどのあたりに接近するかを演算・推定して同図の偏差Vct_Offsetを求める。
そして、衝突予測時間TTC、必要回避量Xlap及び偏差Vct_Offsetにより、例えば、必要回避量Xlapを偏差Vct_Offsetで補正した補正後の回避量Xlapと衝突予測時間TTCとの組合せにより、回避量Xlapに比例し、衝突予測時間TTCの逆に増減する衝突確率を求め、この衝突確率を判定値としてその大小から衝突可能性を判定する。
判定手法(2)
この判定手法では、前記の衝突予測時間TTC、偏差Xoffset、及び偏差Vct_Offsetにより、例えば、偏差Vct_Offsetを偏差Xoffsetで補正して障害物の実接近位置を求め、この実接近位置と衝突予測時間TTCとの組合せにより、その接近位置の自車1のセンタからの偏差(距離)、衝突予測時間の逆に増減する衝突確率を求め、この衝突確率を判定値としてその大小から衝突可能性を判定する。
(B)指標値検出手段
この手段は、前記自車センサ手段の監視検出に基いて自車1の走行環境、走行状態に関連する複数個の走行指標それぞれの現在値を検出する。
そして、自車1の各走行指標としては、種々のものが考えられるが、この実施形態においては、衝突予測に対する影響が大きい、つぎの6個の走行指標について、現在値を検出する。
<天候条件指標>
この指標は、走行環境の天候状態を示す指標であり、例えば、ワイパスイッチ7の接点出力に基くワイパ動作の停止、低速、高速から判別される晴/曇(降雨(降雪)無し)、降雨(降雪)少、降雨(降雪)多の3段階の指標である。
なお、この指標は4段階以上の多段階の指標であってもよく、また、この指標が撮像装置3の撮影画像出力の垂直エッジ数の増加からの水滴の検出に基く図3と同様の3段階変化或いは4段階以上の多段階変化の指標であってもよい。
<カーブ路指標>
この指標は、自車走行路の推定道路半径の大小を示す指標であり、例えば、車速センサ4の検出自車速及び舵角センサ5、ヨーレートセンサ6の自車1の舵角、ヨーレートの組合せから自車1の走行路の道路半径を推定して検出する。
<障害物接近位置指標>
この指標は、障害物が接近する位置の自車センタからの左右方向の位置ずれ量を示す指標値であり、具体的には、位置ずれ量として求めた図2の偏差Vct_Offsetである。
<走行方向変化指標>
この指標は、自車1の横方向変化の経過時間の長短を示す指標であり、例えば、舵角センサ5の検出舵角、ヨーレートセンサ6の検出ヨーレートから検出した自車1の進路変更等に基く横方向変化(横方向移動)の経過時間を検出して求められる。
<レーダエリア指標>
この指標は、障害物検出位置のレーダ探査範囲の中央からのずれ量を示す指標である。
<レーン幅指標>
この指標は、自車走行レーンの幅の広狭を示す指標であり、例えば、撮像装置3の撮影画像からいわゆる白線検出処理によって検出した自車1の左右の白線間隔から自車走行レーンの幅を計測して求められる。
(C)個別信頼度演算手段
この手段は、前記の衝突可能性の判定結果の前記の各走行指標毎の信頼度特性が設定され、指標値検出手段によって検出された各走行指標の現在値それぞれについての判定結果の個別信頼度を算出する。
そして、各走行指標毎の信頼度特性は、種々の実験等に基いて、例えばつぎのように設定され、個別信頼度演算手段に保持される。
<天候条件指標の信頼度特性>
この指標の信頼度特性は、天候条件の良否の逆に信頼度a1(パーセント(%))が増減する図3の特性であり、例えば、ワイパスイッチ7の接点出力からのワイパ動作の停止、低速、高速の順次の検出に基き、降雨(降雪)の無し(晴/曇)、少、多の天候条件の悪化にしたがって信頼度a1はステップ状に低下する。
<カーブ路指標の信頼度特性>
この指標の信頼度特性は、自車走行路の推定道路半径の大小に比例して信頼度a2(パーセント(%))が増減する図4の特性であり、自車1の走行路がいわゆる急カーブ路になる程信頼度a2は低下する。
<障害物接近位置指標の信頼度特性>
この指標の信頼度特性は、障害が接近する位置の自車センタからの左右方向の位置ずれ量の逆に信頼度a3(パーセント(%))が増減する図5の特性であり、具体的には、位置ずれ量として求めた図2の偏差Vct_Offsetが大きくなる程信頼度a3は低くなる。接近する位置が自車1からずれる程、判定の信頼度が低下するからである。
<走行方向変化指標の信頼度特性>
この指標の信頼度特性は、自車1の横方向変化の経過時間の長短によって信頼度a4(パーセント(%))が増減する図6の特性であり、進路変更等のために自車1の横方向(左右方向)の挙動変化(移動)が発生すると、その挙動変化中は判定の信頼度a4が低くなるため、自車1の進路変更等に基く横方向変化(横方向移動)の経過時間が短い程信頼度a4は低くなる。
<レーダエリア指標の信頼度特性>
この指標の信頼度特性は、障害物検出位置のレーダ探査範囲の中央からのずれ量の逆に信頼度a5(パーセント(%))が増減する図7(a)の特性であり、レーダ装置2の障害物反射波受信位置が同図(b)の扇型のレーダ探査範囲2Wの中央(「0」deg)からずれる程信頼度a5は低下する。レーダ装置2の障害物反射波受信位置がレーダ探査範囲2Wの端(「10」deg)になる程、探査精度が低くなって障害物の位置の検出精度が低下して衝突可能性の判定精度が低くなるからである。
なお、図7(b)の黒丸印Raはレーダ探査範囲2Wの中央(0deg)の障害物反射波受信位置であり、黒丸印Rbはレーダ探査範囲2Wの端の障害物反射波受信位置である。
<レーン幅指標の信頼度特性>
この指標の信頼度特性は、自車走行レーンの幅の広狭によって信頼度a6(パーセント(%))が増減する図8の特性であり、例えば、撮像装置3の撮影画像のいわゆる白線検出処理によって検出した自車1の左右の白線間隔から計測した自車走行レーンの幅が広くなる程信頼度a6は高くなる。レーン幅が広い程、障害物と路側物(ガードレール等の非障害物)との距離があり、路側物を障害物と誤判定しにくい交通環境にある可能性が高いからである。
(D)信頼度決定手段
この手段は、個別信頼度演算手段によって算出された各個別信頼度a1〜a6を統合して判定結果の統合信頼度Wを決定する。複数個の個別信頼度a1〜a6から判定結果の信頼度を総合的に決定するとことにより、信頼度の精度が向上するからである。
そして、各個別信頼度a1〜a6の統合は、具体的には、つぎの式(1)、(2)、(3)の統合演算1、2、3のいずれかにより統合信頼度Wを求めて行なう。
<統合演算1>
W=a1×a2×a3×a4×a5×a6 式(1)
<統合演算2>
W=(a1+a2+a3+a4+a5+a6)/6 式(2)
<統合演算3>
W=a1×k1+a2×k2+a3×k3+a4×k4+a5×k5+a6×k6 式(3)
そして、式(1)は各個別信頼度a1〜a6を乗算するだけの極めて簡単な演算によって統合信頼度Wを求めることができる。式(2)は各個別信頼度a1〜a6を加算平均する足し算と除算との簡単な演算により各個別信頼度a1〜a6を平等に扱って統合信頼度Wを求めることができる。
また、式(3)は各個別信頼度a1〜a6にそれぞれの重み付け係数k1〜k6を乗算して補正信頼度a1×k1、…、a6×k6を求め、各補正信頼度a1×k1、…、a6×k6を加算し、いわゆる重み付け加算により、前記各個別信頼度a1〜a6を、衝突予測の判定結果に対する各走行指標の影響を個別に考慮して統合し、より精度よく統合信頼度Wを求めることができる。なお、重み付け係数k1〜k6は総和が1になるように設定する。
ところで、式(3)の統合演算(3)において、重み付け係数k1〜k6は、固定値であってもよいが、例えば、一部又は全部が、走行指標の現在値によって時々刻々変化する可変値であってもよく、この可変値とした場合は、時々刻々の走行環境の状況変化等に即してより一層精度よく統合信頼度Wを求めることができる。この場合も、重み付け係数k1〜k6は総和が1になるように設定する。
また、前記の衝突予測の判定結果に対する影響が大きい全部又は一部の各指標については、それらの個別信頼度a1〜a6の現在値が設定したしきい値より小さくなるときに、各個別信頼度a1〜a6の重み付け係数k1〜k6を、強制的に統合信頼度Wを引き下げる方向に可変し、統合信頼度Wをすみやかに小さくすることが判定の信頼性を高める等の上からは好ましい。
そして、この実施形態の場合、とくにカーブ路指標、障害物接近位置指標、走行方向変化指標は衝突予測の判定結果に対する影響が大きいことから、これらの個別信頼度a2、a3、a4のいずれかの現在値がそれぞれの設定した信頼度引き下げのしきい値L2、L3、L4より小さくなるときに、各個別信頼度a1〜a6の重み付け係数k1〜k6を、強制的に統合信頼度Wを引き下げる方向に可変し、統合信頼度Wをすみやかに小さくする。
具体的には、例えば個別信頼度a2がa2<L2になると、重み付け係数k2をk2+α2に大きくして残りの重み付け係数k1、k3〜k6をk1−β1、k3−β3、k4−β4、k5−β5、k6−β6に小さくし、統合信頼度Wをすみやかに小さくする。
なお、α2、β1、β3〜β6は係数補正値であり、例えば、信頼度誤差dif_a2=L2−a2の各値に対する最適な係数補正値α2がメモリマップ等に予め保持され、このマップ等を参照して、信頼度誤差dif_a2が大きい程、係数補正値α2を大きくし、係数k1〜k6の総和が1になる条件下で、残りの係数補正値β1、β3〜β6も大きくする。
同様に、個別信頼度a3、a4がa3<L3、かつ、a4<L4になるときには、重み付け係数k3、k4をk3+α3、k4+α4に大きくして残りの重み付け係数k1、k2、k5、k6をk1−β1、k2−β2、k5−β5、k6−β6に小さくし、統合信頼度Wをすばやく小さくする。
この場合も、係数補正値α3、α4、β1、β5、β6は、例えば、信頼度誤差dif_a3=L3−a3の各値に対する最適な係数補正値α3、信頼度誤差dif_a4=L4−a4の各値に対する最適な係数補正値α4がメモリマップ等に予め保持され、これらのマップ等を参照して、信頼度誤差dif_a3、dif_a4が大きい程、係数補正値α3、α4それぞれを大きくし、また、係数k1〜k6の総和が1になる条件下で、残りの補正値β1、β2、β5、β6も大きくする。
(E)判定補正手段
この手段は、信頼度決定手段によって決定された統合信頼度Wにしたがって判定処理手段の判定結果を補正する。
具体的には、この実施形態の場合、判定処理手段の判定結果が前記の判定手法(1)によって得られる場合、衝突予測時間TTCと必要回避量Xlapとの組合せで決まる衝突回避の自動ブレーキ等の制御タイミング、或いはブレーキ操作の減速度アシスト量が、例えば図9に示すように、破線の補正前の衝突予測時間特性TTC_baseを下側に移動した実線の補正後の衝突予測時間特性TTC_coによって決定されるように、衝突予測時間TTC_baseを、統合信頼度Wにしたがって、TTC_co=TTC_base×(W/100))に補正して衝突可能性の判定結果を補正する。
なお、図9においては、実線の補正後の衝突予測時間特性TTC_coより下側の範囲が、衝突回避の制御、減速度アシスト量の決定の実効範囲であり、必要回避量Xlapが多くなる程長い衝突予測時間TTCまで前記の実効範囲に含まれるようになり、この実効範囲において、必要回避量Xlapが多くなって衝突予測時間TTCが短くなる程(図の濃淡が濃くなる程)、衝突の可能性が高くなることから、衝突回避の自動ブレーキ等の制御タイミングは早くなり、減速度アシスト量は多くなる。
また、前記の判定手法(2)によって衝突可能性を判定する場合は、偏差Xoffsetと衝突予測時間TTCとの関係を統合信頼度Wによって補正する。具体的には、図10に示すように、偏差Xoffsetを横軸、衝突予測時間TTCを自車センタに沿う縦軸として、例えば統合信頼度Wが80%、40%それぞれの判定有効範囲w80、w40を設定し、それらの範囲内の判定結果のみを有効とし、有効な判定結果の衝突可能性を偏差Xoffsetと衝突予測時間TTCが大きくなる程小さく補正する。
なお、図10において、判定有効範囲w80、w40の三角形の内側が、衝突回避の制御、減速度アシスト量の決定の実効範囲であり、衝突予測時間TTCと必要回避量Xlapが小さくなって自車に近づく程(図の濃淡が濃くなる程)、減速度アシスト量は多くなる。
(F)予測処理手段
この手段は、判定補正手段の補正後の判定結果から障害物と自車1との衝突可能性を予測し、前記した図9、図10のような衝突回避の自動ブレーキ等の制御タイミング、減速度アシスト量を決定する。
(G)回避制御手段
この手段は、予測処理手段の予測に基づく前記の決定にしたがって、最適な警報タイミングで図1の表示警報ユニット10に衝突可能性或いは衝突回避の警報出力を指令し、最適な制御タイミングで図1のスロットル制御ユニット11、ブレーキ制御ユニット12、AT制御ユニット13、ステアリング制御ユニット14を制御し、衝突回避の自動ブレーキ・操舵等の制御、或いは、ブレーキ操作の減速度アシスト量の制御を行なう。
以上の衝突予測の動作をフローチャートで示すと、例えば図11のステップS1〜S8のようになり、ステップS1により、レーダ装置3の探査結果を取り込むとともに、各センサ4〜6等の検出結果(自車走行状態の検出監視結果)等を取り込み、ステップS2により、判定処理手段が衝突可能性を判定する。
さらに、ステップS3により、指標値検出手段の現在値の検出、個別信頼度演算手段の演算によって判定結果の個別信頼度a1〜a6を算出し、ステップS4により、信頼度決定手段が各個別信頼度a1〜a6を統合して判定結果の統合信頼度Wを決定する。
つぎに、ステップS5により、判定補正手段が統合信頼度Wにしたがって判定処理手段の判定結果を補正し、ステップS6により、予測処理手段が補正後の判定結果から障害物と自車1との衝突可能性を予測し、衝突回避の制御タイミング、減速度アシスト量を決定する。
そして、衝突回避の制御が必要なときは、ステップS7を介してステップS8に移行し、回避制御手段が衝突可能性或いは衝突回避の警報出力指令、衝突回避の制動・操舵の制御、或いは、減速度アシスト量の制御を行なう。
一方、衝突回避の制御が不要であれば、ステップS6からステップS7を介してステップS1に戻り、このステップS1から動作をくり返す。なお、ステップS8に移行したときにも、ステップS1に戻って、このステップS1から動作をくり返す。
したがって、この実施形態の場合は、自車1の走行環境、走行状態に関連する6個の走行指標それぞれの現在値に基づいて衝突可能性の判定結果の個別信頼度a1〜a6を算出し、それらを統合した統合信頼度Wにしたがって、前記の衝突可能性の判定結果を、自車の走行環境及び走行状態を考慮して精度よく補正することができ、この補正後の判定結果に基き、障害物と自車1との衝突可能性を、予測ミスを極力防止して精度よく予測することができ、自車1の走行環境及び走行状態の複数個の要因が衝突可能性の判定精度に影響する実際の走行環境下においても予測ミスが極力発生しないようにして衝突可能性を正確に予測し、この予測に基き、不用意に衝突回避の警報・制御を行わないようにして、ACCや被害軽減自動ブレーキシステム等の信頼性を向上することができる。
また、衝突予測の判定結果に対する影響が大きいカーブ路指標、障害物接近位置指標、走行方向変化指標について、これらの個別信頼度a2、a3、a4のいずれかの現在値がそれぞれの設定した信頼度引き下げのしきい値L2、L3、L4より小さくなるときに、各個別信頼度a1〜a6の重み付け係数k1〜k6を、強制的に統合信頼度Wを引き下げる方向に可変し、統合信頼度Wをすみやかに小さくしたため、不用意な衝突回避の警報・制御を一層確実に防止することができる。
[第2の実施形態]
つぎに、第2の実施形態について、図9に対応する図12の衝突可能性の判定結果の補正例の説明図を参照して説明する。
この第2の実施形態の衝突予測装置も図1のブロック構成に形成され、この第2の実施形態の衝突予測装置が前記第1の実施形態の装置と異なる点は、つぎの2点である。
第1には、前記(A)の判定処理手段の衝突可能性の判定が、レーダ装置2の探査及び、車速センサ4等が形成する自車センサ手段の検出監視に基づいて自車1及び自車前方の障害物の横位置、横幅から衝突の必要回避量Xlapを予測し、該必要回避量Xlapにしたがって長短変化する衝突回避の介入限界時間以下の自車1と障害物との衝突予測時間TTCから、必要回避量Xlapが多くなって衝突予測時間TTCが短くなる程早まる衝突回避の警報、制御の少なくともいずれか一方の介入タイミングを決定して行なわれる点である。
具体的には、図12に示すように横軸に必要回避量Xlapをとって縦軸に衝突予測時間TTCをとった場合、必要回避量Xlap及び衝突予測時間TTCに対する衝突回避の警報及び自動ブレーキ、ブレーキアシスト等のブレーキ制御の介入タイミング特性を、種々の実験等から、例えば、図9の衝突予測時間特性TTC_base、TTC_coと同様の図12の実線のいわゆる右肩上がりの衝突予測時間特性TTC_refに設定する。
この図12の実線の衝突予測時間特性TTC_refより下側が衝突回避の警報、制御の実効範囲であり、必要回避量Xlapが多くなる程、衝突予測時間TTCが長くても警報、制御が介入するようにし、必要回避量Xlapが多くなって衝突予測時間TTCが短くなる程、図12においても濃淡が濃くなって警報、ブレーキ制御の介入タイミングを早くする。一方、必要回避量Xlapが少ないときは、自車1と障害物とが接近して衝突予測時間TTCが短くなるまで警報、制御を介入しないようにする。
第2には、統合信頼度Wの低下にしたがって、図9のように制御タイミングや減速度アシスト量を決定する衝突予測時間TTCの特性を、破線の衝突予測時間特性TTC_baseから実線の衝突予測時間特性TTC_coに引き下げるのではなく、前記(E)の判定補正手段により、統合信頼度Wの低下にしたがって、図12に示すように必要回避量Xlapを統合信頼度Wの低下量に相当する量ΔXlap低減補正し、例えば補正前の予測した必要回避量Xlap_baseから補正後の必要回避量Xlap_coに引き下げ、この引き下げにより、警報、制御の介入タイミングの上限(介入限界時間)を、例えば図12の衝突予測時間特性TTC_refの点K_baseの衝突予測時間TTC(base)から点K_coの衝突予測時間TTC(co)に短くし、警報、制御の介入限界時間以下になる衝突予測時間TTCの範囲を短時間側に狭くするように補正する点である。
そして、前記(F)の予測処理手段により、補正後の必要回避量Xlap_coになるときに、衝突予測時間TTC(co)以下の衝突予測時間TTCの予測に基き、前記第1の実施形態と同様にして警報・制御のタイミングを決定する。
したがって、この実施形態の場合は、統合信頼度Wが低く、自車1及び自車前方の障害物の横位置、横幅からの必要回避量Xの予測の信頼性が低い場合に、衝突回避の警報、制御の介入限界時間を、衝突予測時間TTC(base)から統合信頼度Wの低下量に相当する補正時間ΔTTC短い衝突予測時間TTC(co)に短くし、自車1と障害物とが接近して衝突可能性が高くなるまで衝突回避の警報、制御を行なわないようにすることで、衝突回避の警報、制御のタイミングの補正を介して衝突回避の判定結果の精度のよい補正、修正を行なうことができ、衝突可能性の予測ミスに基づく不用意な衝突回避の警報・制御を抑制し、防止することができる。
[第3の実施形態]
つぎに、第3の実施形態について、図10を参照して説明する。
この第3の実施形態の衝突予測装置においては、第1の実施形態の装置の前記判定手法(2)による衝突可能性の判定と同様にして、衝突回避の警報、制御のいずれか一方又は両方の介入タイミングを決定する。
そのため、前記(A)の判定処理手段の衝突可能性の判定により、衝突予測位置での自車1と自車前方の障害物との横幅方向の位置の偏差Xoffsetと、自車1と前記障害物との衝突予測時間TTCとの組み合わせから、偏差Xoffsetが小さくなって衝突予測時間TTCが短くなる程、介入タイミングが早くなるようにして、衝突回避の警報、制御の少なくともいずれか一方の介入タイミングを決定する。
この場合、図10に示したように横軸に偏差Xoffsetをとって縦軸に衝突予測時間TTCをとり、偏差Xoffsetが小さくなっていわゆる正面衝突状態近くなる程、また、衝突予測時間TTCが短くなって自車1と障害物とが近づく程、すなわち、図中の濃淡が濃くなる位置の偏差Xoffsetと衝突予測時間TTCの組合せになる程、衝突回避の警報・制御のタイミングが早くなる。
また、前記(E)の判定補正手段の統合信頼度Wにしたがった衝突可能性の判定結果の補正により、偏差Xoffsetと衝突予測時間TTCとの組合せの範囲を、統合信頼度Wの低下にしたがって偏差Xoffset及び衝突予測時間TTCの小範囲に制限する。
具体的には、統合信頼度Wが小さくなる程、自車1及び物標の横幅、横位置の精度が低くなって、予測の信頼性が低くなことから、偏差Xoffset及び衝突予測時間TTCの範囲を狭くした複数の判定有効範囲、例えば、図10の統合信頼度Wが80パーセント、40パーセントの三角形状の衝突可能性の判定有効範囲W80、W40を予め設定し、決定した統合信頼度Wに一致又は最も近い判定有効範囲、例えば判定有効範囲W40を警報、制御の判定エリアに選択し、そのエリア内の偏差Xoffset及び衝突予測時間TTCの組合せから、衝突回避の警報・制御のタイミングを決定する。
そして、この実施形態の場合、決定した統合信頼度Wが設定したしきい値以下になると、判定処理手段によって選択する偏差Xoffsetと衝突予測時間TTCとの組合せを、選択した判定有効範囲W40の組み合わせに制限し、自車1と障害物とが近づくまで衝突回避の警報、制御を行わないようにして衝突可能性の予測ミスに基づく不用意な衝突回避の警報・制御を抑制し、防止する。
したがって、この実施形態の場合も、統合信頼度Wが低く、自車1及び自車前方の障害物の横位置、横幅からの必要回避量Xの予測の信頼性が低い場合に、自車1と障害物とが接近して衝突可能性が高くなるまで衝突回避の警報、制御を行なわないようにすることで、衝突回避の警報、制御のタイミングの補正を介して衝突回避の判定結果の精度のよい補正、修正を行なうことができ、衝突可能性の予測ミスに基づく不用意な衝突回避の警報・制御を抑制し、防止することができる。
なお、統合信頼度Wが80パーセント、40パーセントの判定有効範囲とともに、又は、これらの有効範囲に代えて、それらの判定有効範囲と異なる判定有効範囲を設定してもよいのはもちろんである。
また、前記第2、第3の実施形態において、とくにブレーキアシストの制御の場合、制御のタイミングの調整とともに、又は、この調整に代えて、減速度のアシスト量を調整するようにしてもよい。
そして、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。
例えば、走行指標は、前記実施形態の天候条件指標、カーブ路指標、障害物接近位置指標、走行方向変化指標、レーン幅指標のうちの少なくも2個以上であってよく、それらの指標と異なる2個以上の自車1の走行環境、走行状態に関連した指標、或いは、前記実施形態の各指標及びその他の指標のうちの2個以上の自車1の走行環境、走行状態に関連した指標であてっもよい。
また、各個別信頼度の統合の演算は、前記の乗算、加算平均等に限られるものではない。
さらに、各個別信頼度の特性は実験等によって決定すればよく、ステップ状、維持関数状でなく、2次関数、それ以上の高次関数状の特性であってもよく、それらの特性データは、関数情報として、或いは、マップデータとして、個別信頼度演算手段に保持されていてよいのは勿論である。
そして、衝突可能性の判定手法、各個別信頼度の統合演算方法等はどのようであってもよく、衝突可能性の推定結果は自車1の種々の走行制御等に利用できるのは勿論である。
ところで、自車1の装備部品数を少なくするため、例えば図1のレーダ装置2、撮像装置3は自車1の追従走行制御等の他の制御のセンサに兼用する場合にも適用することができる。
この発明の第1の実施形態のブロック図である。 図1の衝突可能性の判定の説明図である。 図1の天候条件指標の信頼度特性図である。 図1のカーブ路指標の信頼度特性図である。 図1の障害物接近位置指標の信頼度特性図である。 図1の走行方向変化指標の信頼度特性図である。 (a)、(b)は図1のレーダエリア指標の信頼度特性図、レーダエリアの説明図である。 図1のレーン幅指標の信頼度特性図である。 図1の判定結果の補正の一例の説明図である。 図1の判定結果の補正の他の例の説明図である。 図1の動作説明用のフローチャートである。 この発明の第2の実施形態の判定結果の補正の一例の説明図である。
符号の説明
1 自車
2 レーダ装置
3 撮像装置
4 車速センサ
5 舵角センサ
6 ヨーレートセンサ
9 制御ECU

Claims (16)

  1. 自車に搭載されたレーダ装置の自車前方の探査及び自車の走行状態の検出監視に基いて自車前方の先行車等の障害物と自車との衝突可能性を判定し、
    前記検出監視に基いて自車の走行環境、走行状態に関連する複数個の走行指標それぞれの現在値を検出し、
    前記各走行指標毎に設定された前記衝突可能性の判定結果の信頼度特性から、前記各走行指標の前記現在値それぞれに基く前記判定結果の個別信頼度を算出し、
    前記各個別信頼度を統合して前記判定結果の統合信頼度を決定し、
    前記統合信頼度にしたがって前記判定結果を補正し、
    補正後の前記判定結果から前記障害物と自車との衝突可能性を予測することを特徴とする衝突予測方法。
  2. 衝突可能性の判定が、レーダ装置の自車前方の探査及び自車の走行状態の検出監視に基づいて自車及び自車前方の障害物の横位置、横幅から衝突の必要回避量を予測し、該必要回避量にしたがって長短変化する衝突回避の介入限界時間以下の自車と前記障害物との衝突予測時間から、前記必要回避量が多くなって前記衝突予測時間が短くなる程早まる衝突回避の警報、制御の少なくともいずれか一方の介入タイミングを決定して行なわれ、
    統合信頼度にしたがった前記衝突可能性の判定結果の補正により、予測した前記必要回避量を前記統合信頼度の低下にしたがって低減補正し、前記介入限界時間以下になる前記衝突予測時間の範囲を短時間側に狭くすることを特徴とする請求項1記載の衝突予測方法。
  3. 衝突可能性の判定が、衝突予測位置での自車と障害物との横幅方向の位置の偏差と、自車と前記障害物との衝突予測時間との組み合わせから、前記偏差が小さくなって前記衝突予測時間が短くなる程早まる衝突回避の警報、制御の少なくともいずれか一方の介入タイミングを決定して行なわれ、
    統合信頼度にしたがった前記衝突可能性の判定結果の補正により、前記偏差と前記衝突予測時間との組合せの範囲を、前記統合信頼度の低下にしたがって前記偏差及び前記衝突予測時間の小範囲に制限することを特徴とする請求項1記載の衝突予測方法。
  4. 自車の走行環境、走行状態に関連する複数個の走行指標が、
    天候状態の良否にしたがって信頼度が増減する天候条件指標と、
    自車走行路の推定道路半径の大小にしたがって信頼度が増減するカーブ路指標と、
    障害物接近位置の自車センタからの左右方向の位置ずれ量の逆に信頼度が増減する障害物接近位置指標と、
    自車の横方向位置変化後の経過時間の長短にしたがって信頼度が増減する走行方向変化指標と、
    障害物検出位置のレーダ探査範囲の中央からのずれ量の逆に信頼度が増減するレーダエリア指標と、
    自車走行レーンの幅の広狭にしたがって信頼度が増減するレーン幅指標とのうちの少なくとも2個の指標であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の衝突予測方法。
  5. 各個別信頼度の統合が、各個別信頼度を乗算して行なわれることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の衝突予測方法。
  6. 各個別信頼度の統合が、各個別信頼度を加算平均して行なわれることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の衝突予測方法。
  7. 各個別信頼度の統合が、各個別信頼度にそれぞれの重み付け係数を乗算して求めた各補正信頼度を加算して行なわれることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の衝突予測方法。
  8. 所定の個別信頼度の現在値がしきい値より小さくなるときに、各個別信頼度の重み付け係数が、統合信頼度を引き下げる方向に変化することを特徴とする請求項7記載の衝突予測方法。
  9. 自車に搭載されて自車前方を探査するレーダ装置と、
    自車の走行状態を検出監視する自車センサ手段と、
    前記探査及び前記検出監視に基いて自車前方の先行車等の障害物と自車との衝突可能性を判定する判定処理手段と、
    前記監視検出に基いて自車の走行環境、走行状態に関連する複数個の走行指標それぞれの現在値を検出する指標値検出手段と、
    前記衝突可能性の判定結果の前記各指標毎の信頼度特性が設定され、前記指標値検出手段によって検出された前記各現在値それぞれについての前記判定結果の個別信頼度を算出する個別信頼度演算手段と、
    前記個別信頼度演算手段によって算出された前記各個別信頼度を統合して前記判定結果の統合信頼度を決定する信頼度決定手段と、
    前記信頼度決定手段によって決定された前記統合信頼度にしたがって前記判定処理手段の前記判定結果を補正する判定補正手段と、
    前記判定補正手段の補正後の前記判定結果から前記障害物と自車との衝突可能性を予測する予測処理手段とを備えたことを特徴とする衝突予測装置。
  10. 判定処理手段の衝突可能性の判定が、レーダ装置の探査及び自車センサ手段の検出監視に基づいて自車及び自車前方の障害物の横位置、横幅から衝突の必要回避量を予測し、該必要回避量にしたがって長短変化する衝突回避の介入限界時間以下の自車と前記障害物との衝突予測時間から、前記必要回避量が多くなって前記衝突予測時間が短くなる程早まる衝突回避の警報、制御の少なくともいずれか一方の介入タイミングを決定して行なわれ、
    判定補正手段の統合信頼度にしたがった前記衝突可能性の判定結果の補正により、予測した前記必要回避量を前記統合信頼度の低下にしたがって低減補正し、前記介入限界時間以下になる前記衝突予測時間の範囲を短時間側に狭くするようにしたことを特徴とする請求項9記載の衝突予測装置。
  11. 判定処理手段の衝突可能性の判定が、衝突予測位置での自車と障害物との横幅方向の位置の偏差と、自車と前記障害物との衝突予測時間との組み合わせから、前記偏差が小さくなって前記衝突予測時間が短くなる程早まる衝突回避の警報、制御の少なくともいずれか一方の介入タイミングを決定して行なわれ、
    判定補正手段の判定結果の補正により、前記偏差と前記衝突予測時間との組合せの範囲を、前記統合信頼度の低下にしたがって前記偏差及び前記衝突予測時間の小範囲に制限するようにしたことを特徴とする請求項9記載の衝突予測装置。
  12. 指標値検出手段によって検出される自車の走行環境、走行状態に関連する複数個の走行指標が、
    天候状態の良否にしたがって信頼度が増減する天候条件指標と、
    自車走行路の推定道路半径の大小にしたがって信頼度が増減するカーブ路指標と、
    障害物接近位置の自車センタからの左右方向の位置ずれ量の逆に信頼度が増減する障害物接近位置指標と、
    自車の横方向変化の経過時間の長短によって信頼度が増減する走行方向変化指標と、
    障害物検出位置のレーダ探査範囲の中央からのずれ量の逆に信頼度が増減するレーダエリア指標と、
    自車走行レーンの幅の広狭によって信頼度が増減するレーン幅指標とのうちの少なくとも2個の指標であって、
    個別信頼度演算手段に前記2個の指標の信頼度特性が設定されることを特徴とする請求項9〜11のいずれかに記載の衝突予測装置。
  13. 信頼度決定手段が、各個別信頼度を乗算して統合する機能を有することを特徴とする請求項9〜12のいずれかに記載の衝突予測装置。
  14. 信頼度決定手段が、各個別信頼度を加算平均して統合する機能を有することを特徴とする請求項9〜12のいずれかに記載の衝突予測装置。
  15. 信頼度決定手段が、各個別信頼度にそれぞれの重み付け係数を乗算して求めた各補正信頼度を加算して前記各個別信頼度を統合する機能を有することを特徴とする請求項9〜12のいずれかに記載の衝突予測装置。
  16. 所定の個別信頼度の現在値がしきい値より小さくなるときに、各個別信頼度の重み付け係数が、統合信頼度を引き下げる方向に変化することを特徴とする請求項15記載の衝突予測装置。
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