JP2006097733A - 駆動力伝達装置 - Google Patents

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明夫 坂口
Masaharu Kato
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Abstract

【課題】 シール部材の耐用期間を延ばして等速自在継手の耐久信頼性を向上させ、また、保守点検時での作業性を向上させる。
【解決手段】 二軸の交差角が変化してもその二軸間で回転力を伝達し得る自在軸継手を着脱可能に介装すると共に、前記自在軸継手と少なくとも一方の軸との間を密封するシール部材を配設した駆動力伝達装置であって、シール部材60は、自在軸継手40の一方の軸側に設けられ、凸球面61aが外周に部分的に形成された凸球面部材61と、自在軸継手40の一方の軸側に設けられ、凹球面62bが内周に部分的に形成された凹球面部材62と、自在軸継手40の他方の軸側に設けられて凸球面部材61と凹球面部材62との間に延び、凸球面部材61の凸球面61aと接する凹球面63bが内周に部分的に形成されると共に凹球面部材62の凹球面62bと接する凸球面63aが外周に部分的に形成された中間部材63とで構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は駆動力伝達装置に関し、例えば鉄鋼設備などにおいて劣悪雰囲気下でのロール駆動に使用される等速自在継手を具備した駆動力伝達装置に関する。
例えば、連続鋳造設備(CCM)などの鉄鋼設備では、各種ロールに駆動力を伝達するため、等速自在継手を用いたロール駆動力伝達装置が設置されている。
図5はマンネスマン方式の連続鋳造設備を示す概略構成図である。同図の連続鋳造設備では、サポートロール1、ガイドロール2および引き抜き矯正用ピンチロール3が所定ポジションに配設されており、これらサポートロール1、ガイドロール2およびピンチロール3に駆動力を伝達するためにロール駆動力伝達装置が使用されている。
図6は等速自在継手を用いた一対のロール駆動力伝達装置の一例を示す。このロール駆動力伝達装置は、一対のロール4(例えば図5のピンチロール3)を所定の間隔寸法で対向配置し、それぞれのロール4の回転軸5を軸受6により回転自在に支持する。ロール4の回転軸5は、取り付けフランジ7および等速自在継手8を介して中間軸9に連結され、その中間軸9は、等速自在継手10および取り付けフランジ11を介して駆動軸12に連結されている。なお、中間軸9は、ロール4が配置された劣悪雰囲気下のロール加工域Aと駆動軸12が配置された駆動域Bとを仕切るチャンバ13に設けられた孔14に挿通されている。
このロール駆動力伝達装置では、両駆動軸12を同期させて逆方向に回転駆動すると、等速自在継手10を介して中間軸9が回転し、その中間軸9の回転により等速自在継手8を介して回転軸5が回転する。この回転軸5の回転によりロール4が回転し、そのロール4間で鋳造品15が成形あるいは残留応力矯正されながら連続的に移送される。
ところで、連続鋳造設備(CCM)などの鉄鋼設備におけるロール駆動力伝達装置は、80℃以上の輻射熱、水蒸気による高温多湿、スケールの飛散、薬品類などによる劣悪な雰囲気下で使用されるため、等速自在継手にはシール部材が装着されているが、このシール部材が劣化しやすく、シール性能および耐久性能の低下を招来することから、シール部材の交換を定期的に行う保守管理が必要である。
シール部材の交換では、取り外し、分解、部品交換、組立および取り付けからなる一連の作業が必要であり、この作業が煩雑であるばかりでなく、その交換作業中、連続鋳造設備の運転を停止しなければならないので、設備稼働率が低下することから、このような保守点検や部品交換作業を簡略化して設備停止時間を短縮することが要求されている。また、万一、等速自在継手8,10や中間軸9が損傷した場合、等速自在継手8,10と中間軸9とがそれぞれ一体的な溶接により連結されているため、等速自在継手8,10と中間軸9とを一体物として交換しなければならず、交換費用が嵩む。
このことから、等速自在継手8,10または中間軸9のいずれかが損傷した場合、等速自在継手8,10または中間軸9のみを短時間で交換可能にし、劣悪な雰囲気下での使用でもシール性能および耐久性能の低下を抑制し得るロール駆動力伝達装置が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
このロール駆動力伝達装置では、図7(特許文献1)および図8(特許文献2)に示すように一方の等速自在継手8と中間軸9とを取り付けフランジ16,17を介して連結し、その取り付けフランジ16,17のボルト18による締結でもって着脱可能とし、他方の等速自在継手10と中間軸9とを取り付けフランジ19,20を介して連結し、その取り付けフランジ19,20のボルト21による締結でもって着脱可能としている。
これにより、等速自在継手8,10または中間軸9のいずれかが損傷した場合でも、その損傷した等速自在継手8,10または中間軸9のみを取り外して交換できるため、ロール駆動力伝達装置の保守が容易になる。しかも、その交換作業を従来と比較して著しく短時間で行えるため、交換保守作業中の設備停止時間を短縮できて、設備稼働率を向上させることができる。
また、等速自在継手8,10の外側継手部材22と内側継手部材23間の環状空間を密封するシール部材24を二重構造としている。前述した特許文献1では、この二重構造のシール部材24のうち、内側シール部材24aに金属メカニカルシールを使用し、外側シール部材24bに縫製蛇腹を使用している(図7参照)。また、特許文献2では、前述した内側シール部材24aおよび外側シール部材24bからなる二重構造のシール部材24に加えて、取り付けフランジ16,17,19,20に円筒状カバー25を設けた三重構造としている(図8参照)。
このようなシール部材の二重構造により、前述の交換作業および保守点検作業の簡略化が図れるのみならず、内側シール部材24aにより潤滑剤の漏洩が防止され、外側シール部材24bにより内側シール部材24aが劣悪な雰囲気から保護され、三重構造では、円筒状カバー25によりシール部材24が劣悪な雰囲気から保護される。
特開2002−340010号公報 特開2004−162882号公報
しかしながら、特許文献1の場合、シール部材24を二重構造としても、万一、外側シール部材24bが損傷すると、内側シール部材24aが金属メカニカルシールの場合、シール部分の腐食や摺動部分に異物が噛み込んだりする問題があり、また、内側シール部材24aがゴムまたは樹脂ブーツの場合、そのブーツが直接的に熱影響を受けることになってゴムまたは樹脂の硬化劣化などを招来する問題がある。このロール駆動力伝達装置の実機テストを行った結果、外側シール部材24bが劣悪な雰囲気下に晒されていることもあって、6ヶ月程度で交換しなければならないというのが現状であり、更なる耐久信頼性の向上が要望されていた。
また、特許文献2の場合、ロール駆動力伝達装置において、ロール交換する際にスペースがなく、作業性の悪い環境で円筒状カバー25を除去しなければならず、等速自在継手8,10の脱着に手間が非常に掛かるというのが現状であり、保守点検時での作業性の改善が要望されていた。
そこで、本発明は前述の要望に対して提案されたもので、その目的とするところは、シール部材の耐用期間を延ばして等速自在継手の耐久信頼性を向上させ、また、保守点検時での作業性を向上させ得る駆動力伝達装置を提供することにある。
前述の目的を達成するための技術的手段として、本発明は、二軸の交差角が変化してもその二軸間で回転力を伝達し得る自在軸継手を前記二軸間に着脱可能に介装すると共に、前記自在軸継手と少なくとも一方の軸との間を密封するシール部材を配設した駆動力伝達装置であって、前記シール部材は、自在軸継手の一方の軸側に設けられ、凸球面が外周に部分的に形成された凸球面部材と、自在軸継手の一方の軸側に前記凸球面部材に対して軸方向に離間させて設けられ、凹球面が内周に部分的に形成された凹球面部材と、自在軸継手の他方の軸側に設けられて前記凸球面部材と凹球面部材との間に延び、前記凸球面部材の凸球面と接する凹球面が内周に部分的に形成されると共に前記凹球面部材の凹球面と接する凸球面が外周に部分的に形成された中間部材とで構成されていることを特徴とする。
本発明では、自在軸継手の一方の軸側に設けられ、凸球面が外周に部分的に形成された凸球面部材と、自在軸継手の一方の軸側に前記凸球面部材に対して軸方向に離間させて設けられ、凹球面が内周に部分的に形成された凹球面部材と、自在軸継手の他方の軸側に設けられて前記凸球面部材と凹球面部材との間に延び、前記凸球面部材の凸球面と接する凹球面が内周に部分的に形成されると共に前記凹球面部材の凹球面と接する凸球面が外周に部分的に形成された中間部材とからなる構成を採用したことにより、二重の球面メカニカルシール構造となる。
二重の球面メカニカルシール構造は、高いシール性を有することから、自在軸継手内からの潤滑剤の漏洩を防止することができるため、シール部材の耐用期間を延ばすことができるので、等速自在継手への給脂頻度が大幅に削減可能となる。また、保守点検時には、二重の球面メカニカルシール構造の分解で済むことから、作業性の向上が図れる。
前述の構成において、自在軸継手の一方の軸側と凸球面部材との間に、中間部材の凹球面に前記凸球面部材の凸球面を弾性的に押圧する弾性部材を介設し、また、自在軸継手の一方の軸側と凸球面部材との間に、中間部材の凸球面に前記凹球面部材の凹球面を弾性的に押圧する弾性部材を介設した構造とすれば、弾性部材による弾性力の付与により、凸球面部材と中間部材との間、凹球面部材と中間部材との間で良好な摺接状態を確保することができ、シール性の向上が図れる。
また、前述の構成において、凸球面部材の凸球面と中間部材の凹球面との間、あるいは、前記凹球面部材の凹球面と中間部材の凸球面との間の少なくともいずれか一方にOリングを介在させた構造とすれば、より一層のシール性向上が図れる。
なお、前記自在軸継手として、内周面に複数のトラック溝を有する外側継手部材と、外周面に複数のトラック溝を有する内側継手部材と、前記両トラック溝で形成された複数のトラックにそれぞれ配されたトルク伝達ボールと、このボールを円周方向等間隔に保持する保持器とを備えた等速自在継手を使用することが可能であり、駆動軸と中間軸との間またはロールと中間軸との間の少なくともいずれか一方に着脱可能に介装することにより、ロール駆動力伝達装置として適用可能である。
本発明によれば、自在軸継手と少なくとも一方の軸との間を密封するシール部材として、凸球面部材、凹球面部材および中間部材とからなる二重の球面メカニカルシール構造としたことにより、自在軸継手内からの潤滑剤の漏洩を防止することができる高いシール性から、シール部材の耐用期間を延ばすことができるので、等速自在継手への給脂頻度が大幅に削減可能となり、等速自在継手の耐久信頼性を向上させることができる。また、連続鋳造設備などの鉄鋼設備におけるロール駆動力伝達装置に適用した場合、ロール交換時などの保守点検時には、二重の球面メカニカルシール構造の分解で済むことから、作業性の向上が図れる。
本発明に係るロール駆動力伝達装置の実施形態を以下に詳述する。この実施形態では、例えば、図5に示すマンネスマン方式の連続鋳造設備(CCM)に設置されたロール駆動力伝達装置について説明する。なお、図5〜図8と同一部分には同一参照符号を付す。
このロール駆動力伝達装置は、連続鋳造設備の所定ポジションに配設されたサポートロール1、ガイドロール2および引き抜き矯正用ピンチロール3に駆動力を伝達するためのもので、図3に示す構造を有する。
同図に示すロール駆動力伝達装置は、一対のロール4(例えば図5のピンチロール3)が所定の間隔寸法で対向配置されており、それぞれのロール4の回転軸5は軸受6によって回転自在に支持されている。ロール4の回転軸5は、取り付けフランジ7および等速自在継手38を介して中間軸9に連結され、その中間軸9は、等速自在継手40および取り付けフランジ11を介して駆動軸12に連結されている。なお、中間軸9は、ロール4が配置された劣悪雰囲気下のロール加工域Aと駆動軸12が配置された駆動域Bとを仕切るチャンバ13に設けられた孔14に挿通されている。
このロール駆動力伝達装置では、両駆動軸12を同期させて逆方向に回転駆動すると、等速自在継手40を介して中間軸9が回転し、その中間軸9の回転により等速自在継手38を介して回転軸5が回転する。この回転軸5の回転によりロール4が回転し、そのロール4間で鋳造品15が成形あるいは残留応力矯正されながら連続的に移送される。
図4に示すように取り付けフランジ7と等速自在継手38、および等速自在継手40と取り付けフランジ11はそれぞれ一体的に連結されている。一方、等速自在継手38と中間軸9とは、取り付けフランジ41と42をボルト43で締結することにより連結され、また、中間軸9と等速自在継手40とは、取り付けフランジ44と45をボルト46で締結することにより連結されている。
図1および図2は、このロール駆動力伝達装置に組み込まれた等速自在継手38,40を示し、図1は二軸(駆動軸12と中間軸9あるいは中間軸9と回転軸5)の作動角が0の場合、図2はその二軸が作動角をとった場合をそれぞれ示す。
同図における等速自在継手40は、図1に示すように内周面に軸方向に延びる複数のトラック溝を有する外側継手部材50と、外周面に軸方向に延びる複数のトラック溝を有する内側継手部材51と、両トラック溝によって形成されたトラックに配された複数のトルク伝達ボール52と、これらボール52を円周方向等間隔に支持する保持器53とで構成されている。
この等速自在継手40の外側継手部材50には、取り付けフランジ11が溶接部30にて一体的に連結されている。等速自在継手40の内側継手部材51には、取り付けフランジ45がねじ結合と取り付け部材58のボルト59による締結でもって一体的に取り付けられている。等速自在継手40の外側継手部材50と内側継手部材51との間に、等速自在軸継手40の内部からの潤滑剤の漏洩を防止するシール部材60が設けられている。
このシール部材60は、凸球面部材である金属製のメカニカルシール内環61と、凹球面部材である金属製のメカニカルシール外環62と、中間部材である金属製のメカニカルシール中環63とで構成された二重の球面メカニカルシール構造を具備する。
前述のメカニカルシール内環61は、外周に凸球面61aが部分的に形成された部材で、内側継手部材51にOリング64を介して軸方向移動可能に外嵌され、内側継手部材51に取り付けられた受け部材65との間に弾性部材であるコイルばね66により弾性力が付与されている。
また、メカニカルシール外環62は、内周に凹球面62bが部分的に形成された部材で、前述の内側継手部材51に固着された取り付けフランジ45にOリング67を介して軸方向移動可能に外嵌され、その取り付けフランジ45に設けられた受け部材68との間に弾性部材であるコイルばね69により弾性力が付与されている。
さらに、メカニカルシール中環63は、内周に凹球面63bが部分的に形成されると共に外周に凸球面63aが部分的に形成された部材で、前述の外側継手部材50にボルト70により固定されて、メカニカルシール内環61とメカニカルシール外環62との間に延びるように配されている。
メカニカルシール内環61は、その凸球面61aがOリング71を介してメカニカルシール中環63の凹曲面63bと接する。内側継手部材51の受け部材65とメカニカルシール内環61との間には圧縮状態のコイルばね66が介在し、このコイルばね66の弾性力により、メカニカルシール内環61をメカニカルシール中環63に押圧して高いシール性を確保している。また、メカニカルシール内環61とメカニカルシール中環63に間にOリング71を介在させることによっても、高いシール性を確保している。
一方、メカニカルシール外環62は、その凹球面62bがOリング72を介してメカニカルシール中環63の凸曲面63aと接する。取り付けフランジ45の受け部材68とメカニカルシール外環62との間には圧縮状態のコイルばね69が介在し、このコイルばね69の弾性力により、メカニカルシール外環62をメカニカルシール中環63に押圧して高いシール性を確保している。また、メカニカルシール外環62とメカニカルシール中環63に間にOリング72を介在させることによっても、高いシール性を確保している。
このロール駆動力伝達装置では、金属製のメカニカルシール内環61、メカニカルシール中環63、メカニカルシール外環62からなる二重の球面メカニカルシール構造となっているため、高いシール性を確保することができることから、等速自在軸継手40の内部からの潤滑剤の漏洩を防止することができる。この二重の球面メカニカルシール構造は、図2に示すように等速自在継手40が作動角をとる際の動作を妨げることはない。シール部材60の耐用期間を延ばすことができるので、等速自在継手40への給脂頻度が大幅に削減可能となる。また、保守点検時には、二重の球面メカニカルシール構造の分解で済むことから、作業性の向上が図れる。
なお、前述したメカニカルシール内環61、メカニカルシール中環63、メカニカルシール外環62は、耐腐食性に優れたSUS系材料が好適であるが、耐熱性を目的とする場合には機械構造用炭素鋼であってもよく、さらに炭素鋼に自己潤滑性のあるテフロン(登録商標)系コーティングを施すようにしてもよい。また、耐熱性に優れたSiやフッ素系ゴム等のエラストマーを適用してもよい。内側継手部材51とメカニカルシール内環61との間、メカニカルシール内環61とメカニカルシール中環63との間、メカニカルシール中環63とメカニカルシール外環62との間、メカニカルシール外環62と取り付けフランジ45との間にそれぞれ配されたOリング64,71,72,67としては、摺動性のよいフッ素ゴム系を用いることが好ましい。
このロール駆動力伝達装置における二重のメカニカルシール構造では、中間軸9と等速自在継手40とが、取り付けフランジ44,45を介してボルト46で締結することにより着脱可能に連結されているので、例えば、ロール交換時などの保守点検時、ボルト46を取り外して取り付けフランジ44を分離した上で、ボルト59を取り外して取り付け部材58を取り外すことにより、メカニカルシール外環62を簡単に取り外すことができる。また、ボルト70を取り外せば、メカニカルシール内環61を取り外すことによって、等速自在継手40を簡単に交換することができる。
この等速自在継手40は、その継手中心Oから軸方向等距離の位置に保持器53の内径中心O’と、保持器53の外径中心O''を有するダブルオフセット構造を有する。また、継手中心Oから、メカニカルシール内環61の外周面半径およびメカニカルシール外環54の内周面半径が設定されている。
なお、前述した実施形態では、自在軸継手として、前述の等速自在継手を使用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、トリポード型などの他の等速自在継手や、十字ジョイントなどの不等速自在継手を含む他の自在軸継手に適用可能である。
本発明に係る駆動力伝達装置の実施形態で、等速自在継手およびシール構造を示す要部拡大断面図である。 図1の等速自在継手が作動角をとった状態を示す要部拡大断面図である。 本発明の実施形態で、ロール駆動力伝達装置の主要部を示す一部断面部分を含む正面図である。 図3のロール駆動力伝達装置の部分拡大断面図である。 鉄鋼設備の一種である連続鋳造設備の一例を示す概略構成図である。 従来のロール駆動力伝達装置の主要部を示す一部断面部分を含む正面図である。 特許文献1におけるロール駆動力伝達装置の部分拡大断面図である。 特許文献2におけるロール駆動力伝達装置の部分拡大断面図である。
符号の説明
4 ロール
9 中間軸
38,40 等速自在継手
50 外側継手部材
51 内側継手部材
52 トルク伝達ボール
53 保持器
60 シール部材
61 凸球面部材(メカニカルシール内環)
61a 凸球面
62 凹球面部材(メカニカルシール外環)
62b 凹球面
63 中間部材(メカニカルシール中環)
63a 凸球面
63b 凹球面

Claims (6)

  1. 二軸の交差角が変化してもその二軸間で回転力を伝達し得る自在軸継手を前記二軸間に着脱可能に介装すると共に、前記自在軸継手と少なくとも一方の軸との間を密封するシール部材を配設した駆動力伝達装置であって、前記シール部材は、自在軸継手の一方の軸側に設けられ、凸球面が外周に部分的に形成された凸球面部材と、自在軸継手の一方の軸側に前記凸球面部材に対して軸方向に離間させて設けられ、凹球面が内周に部分的に形成された凹球面部材と、自在軸継手の他方の軸側に設けられて前記凸球面部材と凹球面部材との間に延び、前記凸球面部材の凸球面と接する凹球面が内周に部分的に形成されると共に前記凹球面部材の凹球面と接する凸球面が外周に部分的に形成された中間部材とで構成されていることを特徴とする駆動力伝達装置。
  2. 前記自在軸継手の一方の軸側と凸球面部材との間に、中間部材の凹球面に前記凸球面部材の凸球面を弾性的に押圧する弾性部材を介設した請求項1に記載の駆動力伝達装置。
  3. 前記自在軸継手の一方の軸側と凸球面部材との間に、中間部材の凸球面に前記凹球面部材の凹球面を弾性的に押圧する弾性部材を介設した請求項1に記載の駆動力伝達装置。
  4. 前記凸球面部材の凸球面と中間部材の凹球面との間、あるいは、前記凹球面部材の凹球面と中間部材の凸球面との間の少なくともいずれか一方にOリングを介在させた請求項1〜3のいずれか一項に記載の駆動力伝達装置。
  5. 前記自在軸継手は、内周面に複数のトラック溝を有する外側継手部材と、外周面に複数のトラック溝を有する内側継手部材と、前記両トラック溝で形成された複数のトラックにそれぞれ配されたトルク伝達ボールと、このボールを円周方向等間隔に保持する保持器とを備えた等速自在継手であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の駆動力伝達装置。
  6. 前記自在軸継手は、駆動軸と中間軸との間またはロールと中間軸との間の少なくともいずれか一方に着脱可能に介装されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の駆動力伝達装置。

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