JP2012149753A - 等速自在継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】等速自在継手を用いた動力伝達装置のシール装置の耐用期間を延ばして耐久信頼性を向上させる。
【解決手段】外周面12にボール溝14を形成した内輪10と、内周面22にボール溝24を形成した外輪20と、対をなす内輪10のボール溝14と外輪20のボール溝24との間に介在させたボール30と、内輪10と外輪20との間に介在してボール30を同一平面に保持するケージ40と、外輪10と内輪20との間の開口部をシールするためのシール装置50とを具備した等速自在継手において、外輪10の外形に倣って熱収縮チューブを収縮させたカバー66を設ける。内輪10と接続したパイプ18cの外周にも熱収縮カバーを用いたカバー68を設けてもよい。
【選択図】図1

Description

この発明は等速自在継手に関するもので、各種産業機械の動力伝達系において利用することができる。
等速自在継手を用いた動力伝達装置は、鉄鋼設備のように薬剤水やスケールを含む温水等の飛散がある劣悪環境下で使用される場合、等速自在継手の本体外周面、中間軸外周面等の腐食、摩滅を防止するため、従来、塗装やコーティングの施工、あるいは鉄製カバーを装着するなどの対策をしていた。
例えば、連続鋳造設備(CCM)などの鉄鋼設備では、各種ロールに駆動力を伝達するため、等速自在継手を用いた動力伝達装置が設置されている。図11に示すマンネスマン方式の連続鋳造設備では、サポートロールaとガイドロールbと引き抜き矯正用ピンチロールcが所定ポジションに配設してあり、これらのロールa、b、cに駆動力を伝達するために動力伝達装置を使用する。
図12に示す動力伝達装置は、一対のロールR(例えば図11のピンチロールc)を所定の間隔で平行に配置し、それぞれのロールRの回転軸1を軸受により回転自在に支持する。各ロールRの回転軸1は、取付けフランジ2および等速自在継手3を介して中間軸4と連結し、その中間軸4は、等速自在継手5および取付けフランジ6を介して駆動軸7に連結する。なお、中間軸4は、ロールRを配置した劣悪雰囲気下のロール加工域Aと駆動軸7を配置した駆動域Bとを仕切るチャンバ8を貫通する穴に通してある。図13に示すように、取付けフランジ2と等速自在継手3、等速自在継手3と中間軸4はそれぞれ一体的に結合している。また、中間軸4と等速自在継手5、等速自在継手5と取付けフランジ6はそれぞれ一体的に結合している。
この動力伝達装置では、両駆動軸7を同期させて逆方向に回転駆動すると、等速自在継手5を介して中間軸4が回転し、その中間軸4の回転により等速自在継手3を介して回転軸1が回転する。この回転軸1の回転によりロールRが回転し、そのロールR間で鋳造品Pが連続的に移送される間に成形あるいは残留応力矯正を受ける。
ところで、等速自在継手は、外部からの水や異物の侵入を防止し、かつ、内部に充填したグリースの洩れを防止するためシール装置を装着して使用するのが一般的である。そして、等速自在継手の角度変位に追随できるように、可撓性材料製のブーツを用いたシール装置を採用する。そのようなブーツ材料の具体例としては、ゴム(CR)、シリコーン、フッ素樹脂などを挙げることができる。
上に述べた連続鋳造設備(CCM)などの鉄鋼設備における動力伝達装置は、80℃以上の輻射熱、水蒸気による高温多湿、スケールの飛散、薬品類の使用等々といった劣悪な雰囲気で使用されるため、ブーツが劣化しやすく、シール性能および耐久性の低下を招来する。そのため、ブーツ交換などを定期的に行う保守管理が必要である。等速自在継手3、5では、ブーツの交換に加えて、等速自在継手の取外し、分解、部品交換、再組立ておよび取付けといった一連の作業が必要である。このような作業は煩雑であるばかりでなく、その間、連続鋳造設備の運転を停止しなければならないので、設備稼働率が低下するという問題がある。それゆえ、このような保守点検や部品交換作業を簡略化して設備停止時間を短縮することが要求されている。
特許文献1では、等速自在継手のシール装置に加えて、その外周にカバーを設けることを提案している。シール装置には金属メカニカルシールまたはブーツを使用している。カバーは内外二重の構造で、内側カバーには縫製蛇腹を使用し、外側カバーには耐食性に優れた金属製のパイプを使用している。
特許文献4は、等速自在継手の技術分野における熱収縮フィルムの使用を開示しているが、自動車用アクスルドライブを車体に取り付けるまでの間の取り扱い性を考慮したものであって、取り付けた後は当該ドライブシャフトから除去してしまうものである。したがって、等速自在継手まわりの防水対策を図るうえで熱収縮フィルムを用いたカバーを採用することを示唆するものではない。
特開2004−162882号公報 特開2007−255487号公報
劣悪環境下において、等速自在継手の本体外周面、中間軸外周面等の腐食、摩滅を防止するため、従来は特許文献1のように鉄製カバーを装着する、あるいは塗装やコーティングの施工をするなどの対策をしていた。しかし、鉄製カバーは取付けのためにタップ孔等の加工が必要であることからコストアップになり、相手部材が肉厚の薄いものであるときはそもそもタップ孔加工が困難である。また、塗装やコーティングは施工に時間がかかり、スケールや薬剤、水などの飛散する環境ではあまり効果が期待できない、といった問題がある。
この発明は、追加の部品や追加の加工、追加の操作を必要とすることなく、等速自在継手のシール装置の耐用期間を延ばして等速自在継手の耐久信頼性を向上させることを目的とする。
この発明は、熱収縮チューブを用いたカバーで等速自在継手外周を覆うことによって課題を解決した。
すなわち、この発明は、外周面にボール溝を形成した内側継手部材と、内周面にボール溝を形成した外側継手部材と、対をなす内側継手部材のボール溝と外側継手部材のボール溝との間に介在させたボールと、内側継手部材と外側継手部材との間に介在してボールを同一平面に保持するケージと、外側継手部材と内側継手部材の間の開口部をシールするためのシール装置とを具備した等速自在継手において、前記等速自在継手の外周を熱収縮チューブを用いたカバーで覆ったことを特徴とする。
筒状の熱収縮フィルムすなわち熱収縮チューブを等速自在継手部分に被せて、熱を加えることにより、熱収縮チューブが収縮し、等速自在継手の外形に倣って収縮し、上記カバーを形成する。熱収縮チューブを用いたカバーは、装着に当たっては対象物に被せて加熱するだけでよく、除去するためには切断または破いて取り外すだけでよい。このように簡単な操作で着脱が可能であるため、熱収縮チューブを用いたカバーが劣化してきた場合、現場で交換することができ、簡単に等速自在継手の腐食や摩滅の防止、防水対策を維持することができる。
熱収縮チューブは、周知のとおり、ポリオレフィン、フッ素系ポリマー、またはエラストマー材料に放射線架橋することにより熱収縮特性を付与したものである。熱収縮チューブの素材としては種々上市されており、そのなかから使用環境に応じたものを選択して使用することができる。たとえば、あまり厳しくない環境であれば安価なポリオレフィンを採用し、高温その他の厳しい環境ではシリコーンやフッ素樹脂を採用するようにしてもよい。
この発明によれば、追加の部品や追加の加工、追加の操作を必要とすることなく、等速自在継手のシール装置の耐用期間を延ばして等速自在継手の耐久信頼性を向上させることができる。すなわち、熱収縮チューブを用いたカバーを設けたことにより、等速自在継手のシール装置に直接水などがかかることがなくなるため、シール装置の負担を軽減してシール装置の早期破損を防止し、当該シール装置により長期にわたって等速自在継手本体内への水侵入を防止できる(耐用期間の延長)。また、耐薬品性、耐水性、耐腐食性が向上し、劣悪環境下での等速自在継手本体や中間軸の腐食、摩滅を防ぐことができる。加えて、熱収縮チューブを用いたカバーは現場で簡単に着脱できるため、タップ立て等の追加の加工が不要で、したがって交換に際しても取付け取り外しのための工数、コストの削減が可能となる。
さらに、等速自在継手の分解時に継手内部に異物が混入することを防ぐことができるという利点がある。すなわち、等速自在継手の点検やグリース補給等のために等速自在継手本体を分解する際、従来、本体外周に付着した埃やスケール等の異物が継手内部に入り込んでしまうおそれがあったところ、熱収縮チューブを用いたカバーを取り付けることにより、本体外周に埃やスケール等が付着することはなく、したがって継手内部にそのような異物が混入することも防ぐことができる。
実施例1の1を示す縦断面図である。 実施例1の2を示す縦断面図である。 実施例2の1を示す縦断面図である。 実施例2の2を示す縦断面図である。 実施例3の1を示す縦断面図である。 実施例3の2を示す縦断面図である。 実施例4の1を示す縦断面図である。 実施例4の2を示す縦断面図である。 実施例5の1を示す縦断面図である。 実施例5の2を示す縦断面図である。 鉄鋼設備の一種である連続鋳造設備の一例を示す概略立面図である。 従来の動力伝達装置の主要部を示す正面図である。 図12の動力伝達装置の部分拡大断面図である。
以下、図面に従ってこの発明の実施の形態を説明する。ここでは、各種産業機械の中でも図11〜図13を参照してすでに述べた鉄鋼設備などで使用されるロール駆動力伝達装置に組み込まれ、80℃以上の輻射熱、水蒸気による高温多湿、スケールの飛散、薬品類などによる劣悪な環境下で使用される等速自在継手、たとえば図12における等速自在継手3を例にとって説明する。
まず動力伝達装置の基本的構成を説明し、その上で実施例の説明をする。
図1に示す等速自在継手は、内側継手部材としての内輪10と、外側継手部材としての外輪20と、トルク伝達部材としてのボール30と、ボール30を保持するためのケージ40を具備している。内輪10は球面状の外周面12を有し、その外周面12に、軸方向に延びる複数のボール溝14が円周方向に等間隔に形成してある。内輪10の軸心部にはスプライン(またはセレーション。以下同じ)孔16が形成してある。外輪20は球面状の内周面22を有し、その内周面22に、軸方向に延びる複数のボール溝24が円周方向に等間隔に形成してある。対をなす内輪10のボール溝14と外輪20のボール溝24との間に1個ずつボール30が介在させてある。ケージ40は内輪10の外周面12と外輪20の内周面22との間に介在し、すべてのボール30を同一平面に保持する。各ボール30はケージ40に円周方向に所定間隔で形成したポケットに収容される。図ではボール30とボール溝14、24はそれぞれ1つしか示してないが、ボール30の、したがってまたボール溝14、24の数は任意で、具体例を挙げるならば6個ボールタイプや8個ボールタイプがよく知られている。
内輪10のスプライン孔16に、スタブシャフト18の軸端に形成したスプライン軸18aを挿入して両者のスプライン歯を噛み合わせることにより、内輪10とスタブシャフト18をトルク伝達可能に結合する。スタブシャフト18はスプライン軸18aとは反対側の端部18bにてパイプ18cと嵌合し、環状突部18bとパイプ18cの端部を突き合わせて溶接してある。なお、パイプ18cは図12における中間軸4に相当する。
外輪20はディスクタイプで、複数のボルト穴26が円周方向に等間隔で形成してある。外輪20の一方の端面にフランジ付きシャフト28のフランジ28aを当て、もう一方の端面にリング58を当て、1本のボルト60を貫通させてナット62で締め付けることにより、フランジ28a、外輪20、リング58の三者をサンドイッチ状に締結してある。シャフト28には等速自在継手の内部にグリースを補給するためのグリースニップル28cが取り付けてある。なお、シャフト28は図12における取付けフランジ2に相当し、キー溝付き孔28bにて回転軸1とトルク伝達可能に結合するようになっている。
縦断面で見ると、内輪10のボール溝14と外輪20のボール溝24は円弧状で、それらの曲率中心は継手中心をはさんで互いに反対側に、軸方向に等距離だけオフセットさせてある。したがって、ボール溝14、24は、軸方向の一方から他方に向かって溝深さが徐々に変化したくさび状を呈している。その結果、対をなす内輪10のボール溝14と外輪20のボール溝24との間に介在するボール30は、くさびの狭い側から広い側に向かう力を受ける。すべてのボール30はケージ40によって同一平面に保持されているため、内輪10と外輪20との間で角度変位が生じても、ボール30は常にどの作動角においてもその二等分面内に配向せしめられ、継手の等速性が確保される。
外輪20の開口部を塞いで外部からの水や異物の侵入および内部からのグリースの漏洩を防止するため、外輪20の開口端部と内輪10から延びるスタブシャフト18との間にシール装置50が設けてある。シール装置50は球面シールタイプで、内環52と外環56とで構成される。
外環56は金属製で、内周に環状のシール面を有する。外環56はリング58の内周に嵌合させてある。また、外環56の外周端部に形成した環状凸部とリング58の内周端部に形成した環状凹部を凹凸嵌合させることにより抜け止めがしてある。リング58は、そのようにして外環56を装着した後、外輪20の端面に当て、ボルト64で締結する。
内環52は金属製で、スリーブ52aとシール面52bとからなる。スリーブ52aは円筒形状で、スタブシャフト18と嵌合し、スタブシャフト18上で軸方向に滑動自在である。シール面52bは凸球面状で、スリーブ52aの外端から立ち上がっている。シール面52bの曲率半径rは内輪10の外周面したがってまたケージ40の内周面のそれよりわずかに小径で、曲率中心は継手中心Oと一致する。したがって、継手が作動角をとっても、内環52のシール面52bと外環56のシール面が常に接触してシール作用を発揮する。
図示するように、内環52と内輪10との間に圧縮コイルばね54を配置することにより、圧縮コイルばね54が内環52を内輪10から離れる向きに押し、シール面52bを外環56のシール面に弾圧的に圧接させるため、一層安定したシール作用が得られる。外環56を内輪10から離れる向きに押す力を作用させることができるものである限り、圧縮コイルばね54に代えて、板ばねや皿ばね、ゴムその他の弾性材料を採用してもよい。
図2に示す等速自在継手は、内側継手部材としての内輪110と、外側継手部材としての外輪120と、トルク伝達部材としてのボール130と、ボール130を保持するためのケージ140を具備している。内輪110は球面状の外周面112を有し、その外周面112に、軸方向に延びる複数のボール溝114が円周方向に等間隔に形成してある。内輪110の軸心部にはスプライン孔116が形成してある。内輪110外輪120は球面状の内周面122を有し、その内周面122に、軸方向に延びる複数のボール溝124が円周方向に等間隔に形成してある。対をなす内輪110のボール溝114と外輪120のボール溝124との間に1個ずつボール130が介在させてある。ケージ140は内輪110の外周面112と外輪120の内周面122との間に介在し、すべてのボール130を同一平面に保持する。各ボール130はケージ140に円周方向に所定間隔で形成したポケットに収容される。図ではボール130とボール溝114、124はそれぞれ1つしか示してないが、ボール130の、したがってまたボール溝114、124の数は任意で、具体例を挙げるならば6個ボールタイプや8個ボールタイプがよく知られている。
内輪110のスプライン孔116に、スタブシャフト118の軸端に形成したスプライン軸118aを挿入して両者のスプライン歯を噛み合わせることにより、内輪110とスタブシャフト118をトルク伝達可能に結合する。スタブシャフト118はスプライン軸118aとは反対側の端部にてパイプ118cと嵌合し、環状突部118bとパイプ118cの端部を突き合わせて溶接してある。なお、パイプ118cは図12における中間軸4に相当する。
外輪120はディスクタイプで、複数のボルト孔126が円周方向に等間隔で形成してある。外輪120の一方の端面にフランジ付きシャフト128のフランジ128aを当て、もう一方の端面にリング158を当て、1本のボルト160を貫通させてフランジ128aに形成したねじ孔162に込むことにより、フランジ128a、外輪120、リング158の三者をサンドイッチ状に締結してある。リング158には等速自在継手の内部にグリースを補給するためのグリースニップル164が取り付けてある。なお、シャフト128は図12における取付けフランジ2に相当し、キー溝付き孔128bにて回転軸1とトルク伝達可能に結合するようになっている。
縦断面で見ると、内輪110のボール溝114と外輪120のボール溝124は円弧状で、それらの曲率中心は継手中心をはさんで互いに反対側に、軸方向に等距離だけオフセットさせてある。したがって、ボール溝114、124は、軸方向の一方から他方に向かって溝深さが徐々に変化したくさび状を呈している。その結果、対をなす内輪110のボール溝114と外輪120のボール溝124との間に介在するボール130は、くさびの狭い側から広い側に向かう力を受ける。すべてのボール130はケージ140によって同一平面に保持されているため、パイプ118cとシャフト128の二軸間で角度変位が生じても、ボール130は常にどの作動角においてもその二等分面内に配向せしめられ、継手の等速性が確保される。
外輪120の開口部を塞いで外部からの水や塵埃の侵入を防ぎ、かつ、内部に充填したグリースの漏洩を防止するため、外輪120の開口端部と内輪110から延びるスタブシャフト118との間にシール装置150が設けてある。シール装置150は内スリーブ152とブーツ154と外スリーブ156で構成されている。内スリーブ152は金属製で、スタブシャフト118の外周に嵌合させてある。外スリーブ156は金属製で、リング158の内周に嵌合させてある。外スリーブ156の端部に形成した環状凸部と、リング158の内周面の端部に形成した環状凹部を凹凸嵌合させることで外スリーブ156の抜け止めがしてある。ブーツ154は可撓性材料製で、両端部をそれぞれ内スリーブ152と外スリーブ156に固定してある。固定手段としては接着剤を利用するほか、ブーツ材料がゴムの場合は加硫接着を利用することもできる。内スリーブ152はスタブシャフト118上を軸方向に移動可能であるが、図中右側への移動は止め輪110bによって規制され、図中左側への移動は図示するようなブーツ154の形状に基づいて規制される。
次に、実施例について述べる。なお、図1と図2はいずれも実施例1を示す図であるが、異なる動力伝達装置の構成を例示したものである。実施例2〜5を示す図3と図4、図5と図6、図7と図8、図9と図10も同様の関係である。したがって、全図を通じて同一の要素には同一の符号を付し、重複した説明は省略することとする。
実施例1は、等速自在継手の外周に熱収縮チューブを用いたカバーを装着したものである。まず、等速自在継手を覆う第一のカバー66について述べると、筒状の熱収縮フィルムすなわち熱収縮チューブを等速自在継手部分に被せて、熱を加えることにより、熱収縮チューブが収縮し、等速自在継手の外形に倣って収縮する。具体的には、図1に示すように、第一のカバー66は、等速自在継手の外輪10と、リング58と、シャフト28のフランジ28aを覆い、さらに、図の左側の端はリング58を越えてスタブシャフト18の外周にまで及んでいる。また、図の右側の端はフランジ28aを越えてシャフト28の外周にまで及んでいる。当然ながらグリースニップル28cは露出させてある。
同様に、図2に示すように、第一のカバー166は、等速自在継手の外輪110と、リング158と、シャフト128のフランジ128aを覆い、さらに、図の左側の端はリング158を越えてスタブシャフト118の外周にまで及んでいる。また、図の右側の端はフランジ128aを越えてシャフト128の外周にまで及んでいる。第一のカバー166の端部はわずかに縮径している。当然ながらグリースニップル164は露出させてある。
図1、図2に示すように、パイプ18c、118cを覆う第二のカバー68、168は、筒状の熱収縮フィルムすなわち熱収縮チューブをパイプ18c、118cに被せて、熱を加えることにより、熱収縮チューブが収縮し、パイプ18c、118cの外形に倣って収縮する。具体的には、第二のカバー68、168はパイプ18c、118cの全長を覆い、さらにスタブシャフト18、118の環状突部18b、118bを越えてわずかに縮径したところまで及んでいる。パイプ18c、118cは鋼管その他の中空軸である。
実施例2は、等速自在継手本体外輪外周面から熱収縮チューブを用いたカバーで等速自在継手のシール装置50、150まで覆うことにより、シール部へ直接水やスケールがかかることを防ぐようにしたものである。具体的には、図3および図4に示すように、第一のカバー66、166の端部を延長して、スタブシャフト18、118を包囲する延長部66a、166aを形成したものである。延長部66a、166aは熱収縮によりわずかに小径となっている。シール装置50、150は延長部66a、166aの端部から遠ざかった奥部に位置しているため、水やスケールが直接かかることはない。
実施例3は、実施例2からさらにパイプ18c、118c側の第二のカバー68、168をシール装置50、150の近傍まで延長して、第一のカバーの延長部とで2重シールを構成させることでシール部の負担を軽減するようにしたものである。具体的には、図5および図6に示すように、パイプ18c、118cを覆った第二のカバー68、168の端部を延長してスタブシャフト18、118を包囲する延長部68a、168aを形成したものである。実施例2と組み合わせることで、第一のカバー66、166の延長部66a、166aと第二のカバー68、168の延長部68a、168aがオーバーラップして防水効果が高まる。
実施例4は、第一のカバー66、166の延長部66a、166aの先端66b、166b、第二のカバー68、168の延長部68a、168aの先端68b、168bを、図7および図8に示すように外側に円弧状に反り返ったラッパ状あるいはベルマウス状としたものである。このような形状は、たとえば延長部66a、166a、68a、168aの先端66b、166b、68b、168bに熱を加えず収縮させないことで得ることができる。ベルマウス状の部分は回転中は水切りの役割を担い、また、その形状のゆえに、回転中、停止中を問わず水の侵入防止に役立つ。したがって、防水効果が一層高まる。
実施例5は、図9に示すように、熱収縮チューブを用いたカバー280により、等速自在継手部外周の球面リング228からパイプ278側の取付けフランジ274にかけて全体的に覆うことにより、外からの水や異物の侵入を防ぐようにしたものである。上述の実施例と同様、等速自在継手部外周の球面リング228から取付けフランジ274にかけて、筒状の熱収縮フィルムすなわち熱収縮チューブを被せ、熱を加えることにより、熱収縮チューブが収縮し、等速自在継手の外形に倣って収縮する。この場合、等速自在継手が角度を取るとき球面リング228とカバー280の接触部はしゅう動する必要があるため、フッ素系樹脂素材の熱収縮フィルムを使用する必要がある。
特許文献1では鉄製の円筒状カバーを球面リングに当接させているため線接触であるのに対し、実施例5では球面リング228とカバー280とのしゅう動部は線接触から面接触になった。また、特許文献1では円筒状カバーも球面リングも鉄製の加工部品であり、すきまなく完全に当接させることは不可能であったのに対し、実施例5におけるカバー280は収縮して球面リングの外形にフィットしている。これらの相違点により、実施例5のシール性は特許文献1のものよりも格段に向上する。また、金属製の円筒状カバーをボルトで固定するためにタップ孔等を開けるといった追加の加工も必要なく、装着も簡単で、総じてコストの削減が可能となる。
図9を参照して実施例5をさらに詳しく説明する。
等速自在継手の内輪210は取付けフランジ264を通じてパイプ278と一体的に結合してある。すなわち、取付けフランジ264と取付けフランジ274をボルト294で締結し、取付けフランジ274のボス部276とパイプ278を溶接してある。パイプ278は鋼管その他の中空軸で、図12における中間軸4に相当する。また、等速自在継手の外輪220は取付けフランジ226と溶接してあり、この取付けフランジ226は図12における取付けフランジ2に相当する。
等速自在継手は、内側継手部材としての内輪210と、外側継手部材としての外輪220と、トルク伝達部材としてのボール230と、ボール230を保持するためのケージ240を具備している。内輪210は、球状の外周面212と、円筒形状の軸部216と、スプライン軸218を有する。内輪210の外周面212には、軸方向に延びる複数のボール溝214が円周方向に等間隔に形成してある。外輪220は、円筒形状の内周面222を有し、その内周面222に軸方向に延びる複数のボール溝224が円周方向に等間隔に形成してある。対をなす内輪210のボール溝214と外輪220のボール溝224との間に1個ずつボール230が介在させてある。各ボール230はケージ240に円周方向に配設したポケットに収容してあり、すべてのボール230はケージ240によって同一平面に保持される。
なお、この等速自在継手は、ケージ240の球面状内周面242の曲率中心Oiと球面状外周面244の曲率中心Ooを、継手中心Oを挟んで互いに反対側に等距離だけオフセットさせたダブルオフセット構造を有する。もっとも、後述するようにリング220aとメカニカルシール外環256とでケージ240の軸方向移動を規制している。
内輪210のスプライン軸218は、取付けフランジ264のボス部260に形成したスプライン孔262と嵌合している。エンドキャップ266をスプライン軸218の軸端にボルト268で締結することにより取付けフランジ264を内輪210に対して固定してある。内輪210の軸部216には金属製のメカニカルシール内環252が嵌合させてあり、メカニカルシール内環252は軸部216上を軸方向に移動可能である。メカニカルシール内環252の円筒形の内周面にはOリング溝が形成してあり、内部に装着したOリングが軸部216との間でシール作用をする。メカニカルシール内環252の外周面は部分球面状である。メカニカルシール内環252と内輪210との間に圧縮コイルばね254が介在させてある。メカニカルシール内環252を内輪210から離れる向きに押す力を作用させることができるものである限り、圧縮コイルばね254に代えて、板ばねや皿ばね、ゴムその他の弾性材料を採用してもよい。
外輪220はリング状で、軸方向の一方の端部には取付けフランジ226が溶接してある。外輪220の内周の大径段部にはリング220aが嵌合させてあり、取付けフランジ226はそれの位置決めおよび固定の役割をも果たしている。取付けフランジ226は中空で、等速自在継手内部にグリースを補給するためのグリースニップル226bが取り付けてある。外輪220の軸方向のもう一方の端部には金属製のメカニカルシール外環256を取り付けてボルト258で固定してある。リング220aとメカニカルシール外環256は凹球面状の内周面を有する。これらの内周面は、曲率半径がケージ240の球面状外周面とほぼ等しい。
メカニカルシール外環256はメカニカルカール内環252の部分球面状外周面と接する部分球面状内周面を有する。メカニカルシール内環252の外周面およびメカニカルシール外環256の内周面の曲率中心は継手中心Oにある。図示した例ではOリング溝を形成してそこにOリングを装着してある。すでに述べたとおり、メカニカルシール内環252は圧縮コイルばね254で押される結果、メカニカルシール外環256の内周面と弾性的に当接する。このようにしてメカニカルシール内環252とメカニカルカール外環256とからなるメカニカルシールの形態をしたシール装置250が構成される。
また、メカニカルシール外環256と取付けフランジ264のボス部260とに跨って縫製蛇腹270が取り付けてあり、それぞれの両端をクランプ用バンド272によりメカニカルシール外環256およびボス部280に固定してある。縫製蛇腹270は伸縮性および屈曲性を有することから、内輪210と外輪220が屈曲する際の動作を妨げることがなく、大きな作動角をとるときには特に有効である。縫製蛇腹270は、アルミガラス繊維クロスや炭素繊維クロス等の繊維強化プラスチックからなる外側部分と、シリコーンゴムやフッ素ゴム等のエラストマーからなる内側部分の二層構造を有する。また、軸方向に所定の間隔で銅張り鋼材などからなる複数のリングを有し、軸方向に伸縮可能、かつ、軸方向に対して傾斜可能で、さらに、軸方向の一部にファスナが設けてあって二分割できるようになっている。
このように、メカニカルシールの形態をしたシール装置250の外側に縫製蛇腹270を設けることにより二重のシール構造となる。この二重シール構造により、等速自在継手が作動角をとる際の動作を妨げることがない状態で、等速自在継手からの潤滑剤の漏洩を確実に防止する。前述のような二層構造とすることにより、外側部分が有する耐熱性でもって鋳造品からの輻射熱による潤滑剤の劣化および漏洩を防止すると共に縫製蛇腹自体の熱損傷を防止することができ、また、内側部分によって縫製蛇腹の通気性をなくして高い密閉性を確保することができる。
さらに、取付けフランジ264の外周と外輪220の外周とに跨ってその両者間の空間を覆うようにカバー280が配置してある。カバー280の一方の端は取付けフランジ264と取付けフランジ274の外周を覆っている。図示するように、突き合わせたフランジ264、274の外周部分を包み込んだ形状、言い換えるならば、フランジ264の図中右側の側面とフランジ274の図中左側の側面に沿ってそれらのフランジの外径よりも小径側に熱収縮しているため、カバー280は軸方向に移動することがない。
カバー280のもう一方の端は、外輪220の外周に設けた球面リング228の外周面に倣って収縮させることにより両者を球面嵌合させてある。なお、球面リング228は外輪220の円筒形外周面に嵌合させた上で、外輪220の止め輪溝に装着した止め輪とメカニカルシール外環256とで挟み込み、軸方向の位置決めがしている。また、球面リング228の外周面は部分球面状で、その曲率中心は継手中心Oと一致し、その曲率半径は外輪220の外周面に嵌合可能なように設定されている。
このように、メカニカルシールタイプのシール装置250の外側に縫製蛇腹270を配置し、さらにその外側にカバー280を配置することで、三重のシール構造となる。したがって、縫製蛇腹270を劣悪な雰囲気から保護することができ、その縫製蛇腹270の耐用期間を引き延ばすことができる。縫製蛇腹270が保護される結果、その内側にあるシール装置250の耐用期間も長くなる。
等速自在継手(210、220、230、240)かパイプ278かのいずれか一方が損傷した場合は、次の要領でその損傷した方だけを交換することができる。すなわち、パイプ278を交換すべき場合、カバー280を除去した上で、ボルト294を取り外すことにより、パイプ278を等速自在継手(210、220、230、240)から分離することができる。等速自在継手の部品を交換すべき場合、引き続きクランプ用バンド272を取り外して縫製蛇腹270を取り外し、次に、ボルト268を緩めてエンドキャップ266を取り外し、さらに、ボルト258を緩めてメカニカルシール外環256とメカニカルシール内環252を取り外す。これにより、等速自在継手(210、220、230、240)を分解することができる。
図9の実施例における縫製蛇腹270に代えてゴムまたは樹脂製の蛇腹ブーツを採用することも可能である。
また、図9の実施例における縫製蛇腹270を省略することも可能である。その場合、カバー280とメカニカルシール(252、256)との二重シール構造となる。あるいは、図9の実施例におけるメカニカルシール(252、256)を省略してカバー280と縫製蛇腹270の二重構造とすることも可能である。
図9の実施例における等速自在継手はダブルオフセット構造であったのに対し、図10に示す実施例は固定式等速自在継手(バーフィールド型等速自在継手:BJ)に適用したものである。すなわち、内側継手部材としての内輪310と、外側継手部材としての外輪320と、両者間に介在してトルクを伝達する複数のボール330と、すべてのボールを同一平面に保持するケージ340とを主要な構成要素としており、内輪310と外輪320との間で角度変位のみ可能である。
内輪310は球面状の外周面312を有し、その外周面312に、軸方向に延びるボール溝が円周方向に等間隔に形成してある。外輪330は球面状の内周面322を有し、その内周面322に、軸方向に延びるボール溝324が円周方向に等間隔に形成してある。対をなす内輪310のボール溝314と外輪320のボール溝324との間に1個ずつボールが介在させてある。ケージ340は内輪310の外周面312と外輪320の内周面322との間に介在し、各ボール330はケージ340に円周方向に配設したポケットに収容され、すべてのボール330はケージ340により同一平面に保持される。
内輪310はスプライン孔316にてスタブシャフト318の一方の端部に形成したスプライン軸318aとトルク伝達可能に結合する。スプライン軸318aに形成した輪溝に装着した止め輪310a、310bによって内輪310の軸方向の位置決めがしてある。スタブシャフト318の他方の端部にはフランジ318bが形成してあり、このフランジ318bをパイプ378と溶接してある。パイプ378は鋼管その他の中空軸で、図12における中間軸4に相当する。
外輪320はディスク型で、一方の端面にリング358を取り付け、もう一方の端面に取付けフランジ326aを取り付けてある。取付けフランジ326aは図12における取付けフランジに相当し、ボス部326のキー溝付き孔326bを介して回転軸1とトルク伝達可能に結合するようになっている。外輪320の円筒形外周面は、球面リング328の円筒形内周面と嵌合している。また、球面リング328は取付けフランジ326aおよびリング358の外周面とも嵌合している。リング358と外輪320のボルト孔にボルト360を挿入して取付けフランジ326aのねじ孔にねじ込むことにより、三者をサンドイッチ状に締結してある。リング358には等速自在継手内にグリースを補給するためのグリースニップル364が取り付けてある。
この場合、シール装置350は内スリーブ352とブーツ354と外スリーブ356で構成されている。内スリーブ352は金属製で、スタブシャフト318の外周に嵌合させてある。外スリーブ356は金属製で、リング358の内周に嵌合させてある。外スリーブ356の端部に形成した環状凸部と、リング358の内周面の端部に形成した環状凹部を凹凸嵌合させることで外スリーブ356の抜け止めがしてある。ブーツ354は可撓性材料製で、両端部をそれぞれ内スリーブ352と外スリーブ356に固定してある。固定手段としては接着剤を利用するほか、ブーツ材料がゴムの場合は加硫接着を利用することもできる。内スリーブ352はスタブシャフト318上を軸方向に移動可能であるが、図中右側への移動は止め輪310bによって規制され、図中左側への移動は図示するようなブーツ354の形状に基づいて規制される。
このシール装置350に加えて、熱収縮チューブを用いたカバー380を設けることにより、二重のシール構造が構築される。カバー380は概ね円筒形状で、その一方の端部はスタブシャフト318のフランジ318bの外周を覆い、フランジ318bの外周形状に倣って収縮している。カバー380のもう一方の端部は、球面リング328の外周を覆い、わずかに軸方向の外側まで及んでいる。球面リング328の外周は部分球面状であるため、カバー380も角度変位が可能である。したがって、内輪310と外輪320が角度変位を取るとき、カバー380が円滑な角度変位を阻害することはない。
以上、図面に示した等速自在継手を例にとって実施の形態を説明したが、この発明はあらゆる種類の等速自在継手を用いた動力伝達装置に適用することができる。たとえば、バーフィールド型のほかアンダーカットフリー型などの固定式等速自在継手、ダブルオフセット型やトリポード型などのしゅう動式等速自在継手を挙げることができる。
10、110、210、310 内輪
12、112、212、312 外周面
14、114、214、314 ボール溝
20、120、220、320 外輪
22、122、222、322 内周面
24、124、224、324 ボール溝
30、130、230、330 ボール
40、140、240、340 ケージ
50、150、250、350 シール装置
66、166、280 第一のカバー
68、168 第二のカバー
270 縫製蛇腹

Claims (11)

  1. 外周面にボール溝を形成した内側継手部材と、内周面にボール溝を形成した外側継手部材と、対をなす内側継手部材のボール溝と外側継手部材のボール溝との間に介在させたボールと、内側継手部材と外側継手部材との間に介在してボールを同一平面に保持するケージと、外側継手部材と内側継手部材の間の開口部をシールするためのシール装置とを具備した等速自在継手において、前記等速自在継手の外周を熱収縮チューブを用いた第一のカバーで覆ったことを特徴とする等速自在継手。
  2. 前記シール装置は、前記内側継手部材と接続した軸部材に取り付けた内環と、前記外側継手部材側に取り付けた外環とからなり、前記内環の凸球面状のシール面を前記外環の凹球面状シール面に当接させ、前記第一のカバーは、前記外側継手部材の外周面から前記外環を越えた位置まで及んでいることを特徴とする請求項1の等速自在継手。
  3. 前記シール装置は、前記内側継手部材と接続した軸部材と前記外側継手部材との間に取り付けた可撓性ブーツからなり、前記第一のカバーは、前記外側継手部材の外周面から前記可撓性ブーツを越えた位置まで及んでいることを特徴とする請求項1の等速自在継手。
  4. 前記第一のカバーは、前記軸部材を包囲する延長部を有することを特徴とする請求項2または3の等速自在継手。
  5. 前記軸部材と結合したパイプを、熱収縮チューブを用いた第二のカバーで覆ったことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項の等速自在継手。
  6. 前記第二のカバーは、前記軸部材を包囲する延長部を有することを特徴とする請求項5の等速自在継手。
  7. 前記第一のカバーの延長部先端はベルマウス状であることを特徴とする請求項4、5または6の等速自在継手。
  8. 前記第二のカバー延長部先端はベルマウス状であることを特徴とする請求項6または7の等速自在継手。
  9. 前記内側継手部材に取付けフランジを結合し、前記外側継手部材の外周に球面リングを設置し、前記取付けフランジから前記球面リングにかけて、熱収縮チューブを用いたカバーで覆ったことを特徴とする請求項1の等速自在継手。
  10. 前記シール装置は、前記内側継手部材に取り付けた内環と、前記外側継手部材に取り付けた外環とを有し、前記内環の凸球面シール面と前記外環の凹球面状シール面を球面接触させることを特徴とする請求項9の動力伝達装置。
  11. 前記外環と前記軸部材との間に縫製蛇腹を掛け渡したことを特徴とする請求項9または10の動力伝達装置。
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