JP7016613B2 - 等速自在継手および動力伝達機構 - Google Patents

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Description

本発明は、等速自在継手に関し、特に、その軸線が鉛直軸に沿って配設される縦型装着用の等速自在継手および動力伝達機構に関する。
各種産業機械の動力伝達機構として適用される固定式等速自在継手は、一般的には、水平方向に取付けて使用される。しかしながら、フィルム製造設備の横延伸機や電炉の連続鋳造設備のピンチロール用等速自在継手では、特許文献1等のように、上下方向(天地方向)に取付けて使用する場合がある。
縦型装着用の等速自在継手は、例えば、図10に示すような動力伝達機構に用いられる。この動力伝達機構は、下方の第1等速自在継手41と、上方の第2等速自在継手42と、第1等速自在継手41と第2等速自在継手42とを連結するシャフト43とを備えたものである。なお、この図10においては、図示の簡略化のために、断面である部位のハッチングの記載を省略している。
第1等速自在継手41及び第2等速自在継手42は、図11および図12に示すように、内径面1A,1Bに複数のトラック溝2A,2Bが形成された外側継手部材3A,3Bと、外径面4A,4Bに外側継手部材3A,3Bのトラック溝2A,2Bと対をなす複数のトラック溝5A,5Bが形成された内側継手部材6A,6Bと、外側継手部材3A,3Bのトラック溝2A,2Bと内側継手部材6A,6Bのトラック溝5A,5Bとの間に介在してトルクを伝達する複数のトルク伝達部材としてのボール7A,7Bと、外側継手部材3A,3Bの内径面1A,1Bと内側継手部材6A,6Bの外径面4A,4Bとの間に介在してボール7A,7Bを保持するケージ8A,8Bとを備える。
この場合、各等速自在継手41、42は、外側継手部材3A,3Bが短円筒形状とされたいわゆるディスクタイプであり、外側継手部材3A,3Bにフランジ部材10A,10Bが連結されている。下方のフランジ部材10Aは、軸心孔11Aを有する筒体からなり、軸心孔11Aは、上方開口側の大径部11Aaと、その大径部11Aaよりも小径の本体部11Abとからなる。また、フランジ部材10Aの上面には、外側継手部材3Aの下端部が嵌合するインロー部12Aが設けられているとともに、軸心孔11Aの本体部11Abには、キー溝13Aが設けられている。上方のフランジ部材10Bは、軸心孔11Bを有する筒体からなり、軸心孔11Bは、下方開口側の大径部11Baと、その大径部11Baよりも小径の本体部11Bbとからなる。また、フランジ部材10Bの下面には、外側継手部材3Bの上端部が嵌合するインロー部12Bが設けられているとともに、軸心孔11Bの本体部11Bbには、キー溝13Bが設けられている。
このため、下方の外側継手部材3Aの下端部をフランジ部材10Aのインロー部12Aに嵌合させた状態で、外側継手部材3Aの上端部に押さえ部材14Aを装着して、この押さえ部材14Aの貫孔15A及び外側継手部材3Aの貫通孔16Aに挿通されるボルト部材17Aを、フランジ部材10Aに設けられたねじ孔18Aに螺着する。これによって、この下方の等速自在継手41はフランジ部材10Aに取付られる。押さえ部材14Aの下端面には切欠部14Aaが設けられ、このインロー部14Aaに外側継手部材3Aの上端部が嵌合している。なお、押さえ部材14Aには、等速自在継手の内部にグリースを補給するためのグリースニップル19Aが取り付けてある。
上方の外側継手部材3Bの上端部をフランジ部材10Bのインロー部12Bに嵌合させた状態で、外側継手部材3Bの下端部に押さえ部材14Bを装着して、この押さえ部材14Bの貫孔15B及び外側継手部材3Bの貫通孔16Bに挿通されるボルト部材17Bを、フランジ部材10Bに設けられたねじ孔18Bに螺着する。これによって、この上方の等速自在継手42はフランジ部材10Bに取付られる。押さえ部材14Bの上端面にはインロー部14Baが設けられ、このインロー部14Baに外側継手部材3Bの下端部が嵌合している。なお、押さえ部材14Bには、等速自在継手の内部にグリースを補給するためのグリースニップル19Bが取り付けてある。
シャフト43は、図10に示すように、下部軸部材20と、上部軸部材21と、下部軸部材20と上部軸部材21とを連結する中間軸部材22とを備える。下部軸部材20は、軸本体20aと、軸本体20aの上部に設けられるボス部20bとからなり、上部軸部材21は、軸本体21aと、軸本体21aの下部に設けられるボス部21bとからなる。また、中間軸部材22は筒体からなり、下方開口部が下部軸部材20のボス部20bに嵌合一体化され、上方開口部が上部軸部材21のボス部21bに嵌合一体化されている。
下部軸部材20の軸本体20aの下部には雄スプライン23が形成され、上部軸部材21の軸本体21aの上部には雄スプライン24が形成されている。また各等速自在継手41、42の内側継手部材6A、6Bの軸孔6Aa、6Baには雌スプライン25A、25Bが形成され、このため、下部軸部材20の雄スプライン23が、内側継手部材6Aの軸孔6Aaに嵌入されることによって、雌スプライン25Aと雄スプライン23とが嵌合することになる。また、上部軸部材21の雄スプライン24が、内側継手部材6Bの軸孔6Baに嵌入されることによって、雌スプライン25Bと雄スプライン24とが嵌合することになる。
図11に示すように、下部軸部材20の雄スプライン23の下端部および上端部にそれぞれ止め輪26,27が装着される。すなわち、止め輪26,27で内側継手部材6Aを挟持する状態となり、シャフト43の下部軸部材20の内側継手部材6Aに対する軸方向の変位を規制している。なお、上部軸部材21には、このような止め輪が装着されておらず、シャフト43の上部軸部材21の内側継手部材6Bに対する軸方向の変位を許容している(図12参照)。
また、図11および図12に示すように、下方の等速自在継手41の上方開口部および上方の等速自在継手42の下方開口部が密封装置S1,S2にて密封されている。密封装置S1,S2は、軸部材20,21に外嵌される金属製の内径側筒部30A,30Bと、外側継手部材3A,3B側に付設される金属製の外径側筒部31A,31Bと、内径側筒部30A,30Bと外径側筒部31A,31Bとを連結する屈曲部32A,32Bとを有する。
特開2007-309367号公報
図10に示すような使用方法では、シャフト43の荷重を下部軸部材20に装着されている止め輪(角サークリップ)27を介し本体部品の球面部(1A,4A,8A)にて受けることになる。すなわち、図11に示すように、下方の等速自在継手41の内側継手部材6Aの上端面に、切欠部33が設けられ、この切欠部33に止め輪27が嵌合することになっているからである。
このような構成の場合、シャフト43が短軸品であれば、シャフト43からの荷重(自重)を受けることができる。しかしながら、近年では、例えば、3mを超える長軸品の需要であり、このような長軸品では、図11に示すような止め輪(角サークリップ)27を介し本体部品の球面部(1A,4A,8A)にてシャフト43の自重を受けた場合、耐久性の低下を招くことになる。
また、縦方向での使用では、グリースがその自重により下方へ流動して、下部に溜まることになる。このため、グリースを継手内部に対して満量となるように補充する必要がある。密封装置として、等速自在継手に一般的に使用されるゴム製または樹脂製の蛇腹ブーツでは、グリースのブーツ内への流動で、ブーツ内のグリースが通常封入量よりも多くなり、ブーツの変形により、許容回転数が低下することになる。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みて、シャフトからの荷重を安定して受けることができて耐久性に優れた縦型装着用の等速自在継手および動力伝達機構を提供するものである。
本発明の等速自在継手は、外側継手部材と、前記外側継手部材に内挿される内側継手部材と、前記外側継手部材と前記内側継手部材との間に介在してトルク伝達を行なうトルク伝達部材とを備え、軸線が鉛直軸線上に配設されたシャフトの下端部が前記内側継手部材の軸孔に嵌入される縦型装着用の等速自在継手であって、凸球面とされた前記シャフトの下端縁を受ける球面座を備え、球面座の曲率をSR1として、凸球面の曲率をSR2としたときに、SR1>SR2とするとともに、球面座と凸球面との表面硬度の関係は、球面座<凸球面とし、かつ、受け部材の球面座に、少なくとも複数の円形溝からなる油溝構造が形成されているものである。
本発明の等速自在継手によれば、凸球面とされたシャフトの下端縁を球面座の凹球面にて受けるものであるので、シャフトの自重を止め輪(角サークリップ)を用いることなく、3mを超える長軸品のシャフトであっても本体部品の球面部に入力されることなく、その自重を安定して受けることができる。
継手上方開口部を密封する密封装置を有し、密封装置が、凸球面のシール面を有するシャフト側の金属製内環と、金属製内環のシール面に摺接する摺接面を有する外側継手部材側の金属製外環と、金属製内環を金属製外環側へ押圧する弾性部材とを備えたものにて構成できる。このため、密封装置が、金属製内環と金属製外環と弾性部材とで構成される金属球面シールとなり、使用される雰囲気温度の影響を受けず、かつ、変形による破損等を生じなくなる。
シャフトに筒状のスペーサが外嵌されるとともに、前記金属製内環がこのスペーサに外嵌されて、このスペーサの反継手側の端部をシールリングにてシールしたものが好ましい。このように、スペーサの反継手側の端部をシールリングにてシールすることによって、密封装置の密封性の向上を図ることができる。
継手上方開口部を密封する密封装置を有し、密封装置が、シャフトに外嵌される金属製の内径側筒部と、外側継手部材側に付設される金属製の外径側筒部と、内径側筒部と外径側筒部とを連結する屈曲部とを有するものであってもよい。すなわち、この場合の密封装置が金属環ブーツを構成することになり、この密封装置内のグリースが通常封入量よりも多くなっても、回転性能を落とすのを回避できる。
本発明の動力伝達機構は、下方に配設される第1等速自在継手と、上方に配設される第2等速自在継手と、第1等速自在継手と第2等速自在継手とを連結するシャフトとを備えた動力伝達機構であって、前記等速自在継手を第1等速自在継手に用いたものである。
本発明の動力伝達機構によれば、下方の第1等速自在継手が、凸球面とされたシャフトの下端縁を球面座の凹球面にて受けるものであるので、シャフトの自重を止め輪(角サークリップ)を用いることなく、3mを超える長軸品のシャフトであっても本体部品の球面部に入力されることなく、その自重を安定して受けることができる。
前記シャフトは、下部が下方の第1等速自在継手に連結される第1軸と、上部が上方のフランジ部材に連結される第2軸とを備え、第1軸は、その上部に第2等速自在継手の外側継手部材に固定される第1のフランジ部材を有し、第2軸は、その下部に第2等速自在継手の内側継手部材に嵌入される軸部を有するものであってもよい。すなわち、動力伝達機構が、いわゆる2本軸仕様となって、上方の第2等速自在継手の開口部が上方開口部となる。このため、第2等速自在継手の本体内及び密封装置内のグリースの保持性能の向上を図ることができる。しかも、2本軸仕様であるため、分離性に優れ、部品等交換作業やメンテナンス性に優れる。
第1等速自在継手の内側継手部材に嵌入されるシャフトの下端部にシャフト抜け止め用の止め輪を装着するとともに、第2等速自在継手の内側継手部材に嵌入されるシャフトの上端部にシャフト抜け止め用の止め輪を装着しているものであってもよい。このように設定することによって、内側継手部材からのシャフトの抜けを有効に防止でき、組み立て性能等に優れる。
本発明では、シャフトの自重を止め輪(角サークリップ)を用いることなく、3mを超える長軸品のシャフトであっても本体部品の球面部に入力されることなく、その自重を安定して受けることができる。すなわち、シャフトの自重を下方の等速自在継手の内側継手部材に与えることなく、滑らかな作動が可能となって発熱要因を除外することができて、耐久性に影響を与えない構造となる。また、密封装置として、金属製内環と金属製外環と弾性部材とで構成される金属球面シールとなるように構成すれば、使用される雰囲気温度の影響を受けず、かつ、変形による破損等を生じなくなり、耐久性に優れた等速自在継手となる。
本発明の等速自在継手を用いた第1の動力伝達機構の断面図である。 図1に示す動力伝達機構の下方の第1等速自在継手の拡大断面図である。 第1等速自在継手の球面座を示し、(a)は複数の円形溝を有する凹曲面の簡略平面図であり、(b)は複数の円形溝および径方向に延びる直線溝を有する凹曲面の簡略平面図である。 図1に示す動力伝達機構の上方の第2等速自在継手の拡大断面図である。 本発明の等速自在継手を用いた第2の動力伝達機構の断面図である。 図5に示す動力伝達機構の上方の第2等速自在継手の拡大断面図である。 本発明の等速自在継手を用いた第3の動力伝達機構の断面図である。 図7に示す動力伝達機構の下方の第1等速自在継手の拡大断面図である。 図7に示す動力伝達機構の上方の第2等速自在継手の拡大断面図である。 従来の動力伝達機構の断面図である。 図10に示す動力伝達機構の下方の第1等速自在継手の拡大断面図である。 図10に示す動力伝達機構の上方の第2等速自在継手の拡大断面図である。
以下本発明の実施の形態を図1~図9に基づいて説明する。図1は、本発明に係る等速自在継手を用いた動力伝達機構を示し、この動力伝達機構は、下方の第1等速自在継手201と、上方の第2等速自在継手202と、第1等速自在継手201と第2等速自在継手202とを連結するシャフト203とを備えたものである。なお、この図1においては、図示の簡略化のために、断面である部位のハッチングの記載を省略している。
第1等速自在継手201及び第2等速自在継手202は、図2および図4に示すように、内径面51A,51Bに複数のトラック溝52A,52Bが形成された外側継手部材53A,53Bと、外径面54A,54Bに外側継手部材53A,53Bのトラック溝52A,52Bと対をなす複数のトラック溝55A,55Bが形成された内側継手部材56A,56Bと、外側継手部材53A,53Bのトラック溝52A,52Bと内側継手部材56A,56Bのトラック溝55A,55Bとの間に介在してトルクを伝達する複数のトルク伝達部材としてのボール57A,57Bと、外側継手部材53A,53Bの内径面51A,51Bと内側継手部材56A,56Bの外径面54A,54Bとの間に介在してボール57A,57Bを保持するケージ58A,58Bとを備える。
この場合、第1等速自在継手201は、外側継手部材53Aが短円筒形状とされたいわゆるディスクタイプであり、外側継手部材53Aにフランジ部材60Aが連結されている。フランジ部材60Aは、軸心孔61Aを有する筒体からなり、軸心孔61Aは、上方開口側の大径部61Aaと、その大径部61Aaよりも小径の本体部61Abとからなる。また、フランジ部材60Aの上面には、外側継手部材53Aの下端部が嵌合する切欠部62Aが設けられているとともに、軸心孔61Aの本体部61Abには、キー溝63Aが設けられている。なお、大径部61Aaの開口部側には、上方に向かって拡径するテーパ部61Acが設けられている。
そして、軸心孔61Aの大径部61Aa内には、球面座65aを有する受け部材65が嵌合されている。この受け部材65は、大径部61Aaへ嵌入可能なように、その外径寸法が大径部61Aaの内径寸法と略同一に設定された円盤体からなり、その上面に、凹球面からなる球面座65aが設けられている。また、大径部61Aaには止め輪66が装着され、受け部材65が大径部61Aaの底面67に受けられた状態で、この止め輪66によって受け部材65の大径部61Aa内からの抜けを規制している。
受け部材65の球面座65aには、例えば、図3(a)(b)に示すように、油溝構造Kを形成してもよい。すなわち、図3(a)では、油溝構造Kは複数の円形溝70a,70b,70c,70dから構成される。この場合、円形溝70a,70b,70c,70dは、中心が球面座65aの中心である同心円とされている。図3(b)では円形溝70a,70b,70c,70dと、径方向に延びる直線溝71a、71b、71c,71dとからなる。
このため、図2に示すように、下方の外側継手部材53Aの下端部をフランジ部材60Aのインロー部62Aに嵌合させた状態で、外側継手部材53Aの上端部に押さえ部材64Aのインロー部64Aaを嵌合させた状態として、この押さえ部材64Aの貫孔64Ab及び外側継手部材53Aの貫通孔66Aに挿通されるボルト部材67Aを、フランジ部材60Aに設けられたねじ孔68Aに螺着する。これによって、この下方の等速自在継手はフランジ部材60Aに取付られる。押さえ部材64Aの下端面にはインロー部64Aaが設けられ、このインロー部64Aaに外側継手部材53Aの上端部が嵌合している。なお、押さえ部材64Aには、等速自在継手の内部にグリースを補給するためのグリースニップル69Aを取り付けてある。
また、第2等速自在継手202は、図4に示すように、外側継手部材53Bが短円筒形状とされたいわゆるディスクタイプであり、外側継手部材53Bに第1フランジ部材60B1を介して第2フランジ部材60B2が連結されている。
第1フランジ部材60B1は、上方開口部に外鍔部72を有する短筒体からなり、その軸心孔73は、下方の小径部73aと、上方の大径部73bと、小径部73aと大径部73bの間に設けられるテーパ部73cとからなる。また、第1フランジ部材60B1の下面には、切欠部74が設けられ、この切欠部74に第2等速自在継手202の外側継手部材53Bの上端部が嵌合している。
第2フランジ部材60B2は、軸心孔61Bを有する筒体からなり、軸心孔61Bは、下方開口側の大径部61Baと、その大径部61Baよりも小径の本体部61Bbとからなる。また、フランジ部材60B2の下方開口部には外鍔部75が設けられ、小径の本体部61Bbにはキー溝61Bcが設けられている。また、第1フランジ部材60B1の上面にはインロー部76が形成され、第2フランジ部材60B2の下面には凸隆部77が設けられている。
このため、第1フランジ部材60B1の外鍔部72に第2フランジ部材60B2の外鍔部75を重ね合わせた状態で、第2フランジ部材60B2の凸隆部77が第1フランジ部材60B1のインロー部76に嵌合する。また、第1フランジ部材60B1の外鍔部72と第2フランジ部材60B2の外鍔部75とは、ボルト・ナット固定部材にて固定される。すなわち、外鍔部72,75に貫通孔72a,75bが設けられ、この貫通孔72a,75bにボルト部材78が嵌入され、外鍔部72から下方に突出したねじ部にナット部材79が螺着される。
また、上方の外側継手部材53Bの上端部をフランジ部材60B1のインロー部74に嵌合させた状態で、外側継手部材53Bの下端部に押さえ部材64Bを装着して、この押さえ部材64Bの貫孔64Bb及び外側継手部材53Bの貫通孔66Bに挿通されるボルト部材67Bを、フランジ部材60B1に設けられたねじ孔68Bに螺着する。これによって、この上方の第2等速自在継手202はフランジ部材60B1に取付られる。押さえ部材64Bの上端面にはインロー部64Baが設けられ、このインロー部64Baに外側継手部材3Bの下端部が嵌合している。なお、押さえ部材64Bには、等速自在継手の内部にグリースを補給するためのグリースニップル69Bが取り付けてある。
シャフト203は、図1に示すように、下部軸部材80と、上部軸部材81と、下部軸部材80と上部軸部材81とを連結する中間軸部材82とを備える。下部軸部材80は、軸本体80aと、軸本体80aの上部に設けられるボス部80bとからなり、上部軸部材81は、軸本体81aと、軸本体81aの下部に設けられるボス部81bとからなる。また、中間軸部材22は筒体からなり、下方開口部が下部軸部材80のボス部80bに嵌合一体化され、上方開口部が上部軸部材81のボス部81bに嵌合一体化されている。
ボス部80bは、大径部83aと、小径部83bと、大径部83aと軸本体80aとの間のテーパ部83cと、大径部83aと小径部83bとの間のテーパ部83dとからなり、中間軸部材82の下方開口部の大径部に小径部83bが嵌入され、ボス部80bと中間軸部材82の下端部とが溶接一体化されている。また、ボス部81bは、大径部84aと、小径部84bと、大径部84aと軸本体81aとの間のテーパ部84cと、大径部84aと小径部84bとの間のテーパ部84dとからなり、中間軸部材82の上方開口部の大径部に小径部84bが嵌入され、ボス部81bと中間軸部材82の上端部とが溶接一体化されている。
下部軸部材80の軸本体80aの下部には雄スプライン85が形成され、上部軸部材81の軸本体81aの上部には雄スプライン86が形成されている。また各等速自在継手201、202の内側継手部材56A、56Bの軸孔56Aa、56Baには雌スプライン87A、87Bが形成される。このため、下部軸部材80の雄スプライン85が、内側継手部材56Aの軸孔56Aaに嵌入されることによって、雌スプライン87Aと雄スプライン85とが嵌合することになる。また、上部軸部材81の雄スプライン86が、内側継手部材56Bの軸孔56Baに嵌入されることによって、雌スプライン87Bと雄スプライン86とが嵌合することになる。
図2に示すように、シャフト203の下端縁、つまり下部軸部材80の下端縁は凸球面90とされ、この凸球面90が、受け部材65の球面座65aに受けられている。この場合、凸球面90の曲率半径を球面座65aの曲率半径よりも小さくするのが好ましい。すなわち、球面座65aの曲率を凸球面90の曲率よりも大きくすることになり、球面座65aの曲率をSR1とし、凸球面90の曲率をSR2としたときに、SR1>SR2とする。具体的には、油膜特性から、SR1=(1.2~1.5)×SR2とするのが好ましい。
球面座65aと凸球面90との表面硬度の関係は、球面座65a<凸球面90とするのが好ましい。例えば、球面座65aの表面硬度をHRC30~40とし、凸球面90の表面硬度をHRC50以上としている。このように硬度差を付けることによって、なじみ効果を狙いつつ、耐摩耗性を考慮した仕様となっている。また、球面座65a側を摩耗させるようにしている。このように、球面座65a側が摩耗することによって、シャフト側を交換することなく、球面座65aを有する受け部材65のみを交換することによって、長期にわたって使用するこができ、低コスト化を図ることができる。
また、下部軸部材80の雄スプライン85の下部には、止め輪91が装着されている。上部軸部材81の雄スプライン86の上部には、止め輪92が装着されている(図4参照)。
下方の第1等速自在継手201の上方開口部および上方の第2等速自在継手202の下方開口部は、密封装置M1,M2にて密封されている。密封装置M1、M2は、図2および図4に示すように、凸球面のシール面100A,100Bを有するシャフト側の金属製内環101A,101Bと、金属製内環101A,101Bのシール面100A,100Bに摺接する摺接面102A,102Bを有する外側継手部材側の金属製外環103A,103Bと、金属製内環101A,101Bを金属製外環103A,103B側へ押圧する弾性部材104A,104Bとを備える。
金属製内環101A,101Bは、凸球面状のシール面100A,100Bを有するお碗形状の本体部101Aa、101Baと、本体部101Aa、101Baの内径部に連設される短円筒部101Ab、101Bbとからなる。また、金属製外環103Aは、継手側から上方に向かって縮径する外周側テーパ部103Aaと、この外周側テーパ部103Aaの上端部から継手側に向かって縮径する内周側テーパ部103Abとからなり、この内周側テーパ部103Abの先端縁が摺接面102Aを構成する。また、金属製外環103Bは、継手側から下方に向かって縮径する外周側テーパ部103Baと、この外周側テーパ部103Baの下端部から継手側に向かって縮径する内周側テーパ部103Bbとからなり、この内周側テーパ部103Bbの先端縁が摺接面102Bを構成する。
弾性部材104A,104Bはコイルスプリングからなり、金属製内環101A,101Bと内側継手部材56A,56Bとの間に介在される。この場合、金属製内環101A,101Bには、短円筒部101Ab、101Bbの外径面と本体部101Aa、101Abの内面との間に周方向凹部105A,105Bが設けられる。このため、弾性部材104A,104Bの一方の端部側が周方向凹部105A,105Bに嵌合し、他方の端部が内側継手部材56A,56Bの切欠部106A,106Bに嵌合している。したがって、弾性部材104A,104Bの弾性力によって、金属製内環101A,101Bが継手外方へ押圧され、金属製内環101A,101Bのシール面100A,100Bと金属製外環103A,103Bの摺接面102A,102Bとが摺接する状態となる。
シャフト203の下部軸部材80の雄スプライン85の上端部には、円筒状のスペーサ110Aが外嵌されている。この場合、金属製内環101Aがスペーサ110Aに圧入され、スペーサ110Aを軸本体80aに対して滑動自在に装着している。スペーサ110Aの継手内部側に端部には外鍔部110Aaが設けられ、この外鍔部110Aaに金属製内環101Aの短円筒部101Abが当接している。また、スペーサ110Aの反継手側の端部をシールリング111Aにてシールしている。
シャフト203の上部軸部材81の雄スプライン86の下端部には、円筒状のスペーサ110Bが外嵌されている。この場合、金属製内環101Bがスペーサ110Bに圧入され、スペーサ110Bを軸本体81aに対して滑動自在に装着している。スペーサ110Aの継手内部側の端部には外鍔部110Baが設けられ、この外鍔部110Aaに金属製内環101Bの短円筒部101Bbが当接している。また、スペーサ110Aの反継手側の端部をシールリング111Bにてシールしている。
ところで、金属製外環103A、103Bは、抑え部材64A,64Bを介して、外側継手部材53A,53Bに固定される。すなわち、金属製外環103A、103Bの外周側テーパ部103Aa、103Baの継手側端部に外鍔部112A,112Bが設けられ、抑え部材64A,64Bには、内周面の継手側に周方向凹部113A、113Bが設けられている。このため、金属製外環103Aの外鍔部112A,112Bが抑え部材64A,64Bの周方向凹部113A、113Bに嵌合して、金属製外環103Aが外側継手部材53A,53Bに固定される。
本発明の等速自在継手では、凸球面90とされたシャフト203の下端縁を球面座65aの凹球面にて受けるものであるので、シャフト203の自重を止め輪(角サークリップ)を用いることなく、3mを超える長軸品のシャフト203であっても本体部品の球面部(51A,54A,58A)に入力されることなく、その自重を安定して受けることができる。すなわち、シャフト203の自重を下方の第1等速自在継手201の内側継手部材56Aに与えることなく、滑らかな作動が可能となって発熱要因を除外することができて、耐久性に影響を与えない構造となる。また、密封装置M1、M2として、金属製内環101A、101Bと金属製外環103A、103Bと弾性部材104A、104Bとで構成される金属球面シールとなり、使用される雰囲気温度の影響を受けず、かつ、変形による破損等を生じなくなり、耐久性に優れた等速自在継手となる。
球面座65aに、図3(a)(b)に示すような油溝構造Kを形成しているので、摺動速度の高い条件に対して油膜切れ(潤滑切れ)の抑制が可能となっている。なお、等速自在継手に使用するグリース(潤滑剤)としては、等速自在継手に一般的に使用されるものを用いることができるが、付着性が良く、流動性の低いちょう度265~295のものが好ましい。なお、止め輪91,92は作動時に等速自在継手から雄スプラインの抜けを防止することができる。
図1に示す動力伝達機構では、シャフトはいわゆる1本軸仕様であったが、図5に示すような2本軸仕様であってもよい。すなわち、図5に示す動力伝達機構のシャフトは、下方の第1等速自在継手201と上方の第2等速自在継手202とを連結する第1軸115と、上方の第2等速自在継手202に連結される第2軸116との2軸を備える。なお、この図5においては、図示の簡略化のために、断面である部位のハッチングの記載を省略している。
第1軸115は、図1に示すシャフト203と同様の下部軸部材80と、中間軸部材82とを備え、この中間軸部材82の上部にフランジ部材117が連結されてなる。
フランジ部材117は、図6に示すように、筒状本体部117aと、この筒状本体部117aの上方開口部に設けられた外鍔部117bとからなる。また、フランジ部材117の孔部118は、下方小径部118aと、中間中径部118bと、上方大径部118cと、上方開口側に設けられるテーパ部118dとからなる。図5に示すように、フランジ部材117の筒状本体部117aの下端部に小径部119が形成され、この小径部119が中間軸部材82の上方開口に嵌入されて、フランジ部材117の筒状本体部117aと中間軸部材82の上端部とが溶接一体化されている。
フランジ部材117の上面には、図6に示すように、リング形状のインロー部120が形成され、このインロー部120が上方の第2等速自在継手202の外側継手部材53Bの下端部が嵌合している。また、フランジ部材117の外鍔部117bにはねじ孔121が設けられ、押さえ部材64Aの貫孔64Ab及び外側継手部材53Bの貫通孔66Bに挿通されるボルト部材67Aを、フランジ部材117に設けられたねじ孔121に螺着する。これによって、この上方の第2等速自在継手202はフランジ部材117に取付られる。なお、この図5及び図6において、第2等速自在継手202に用いる密封装置M2、押さえ部材、及びこれを固定するボルト部材等は、図1及び図2に示す第1等速自在継手201において用いた密封装置M1、押さえ部材64A、及びこれを固定するボルト部材67A等と同様のものを用いた。
また、第2軸116は、軸部116aと、軸部116aの上部に設けられるボス部116bとを有し、このボス部116bが連結部材120を介してフランジ部材121に連結されている。連結部材120は、短円筒部120aと、この短円筒部120aの上部に連設された外鍔部120bとからなる。また、連結部材120の孔部122は、下部大径部122aと、中間小径部122bと、上部テーパ部122cとからなり、第2軸116のボス部116bは、大径部123aと、小径部123bと、軸部116aと大径部123aとを連結するテーパ部123cと、大径部123aと小径部123bとを連結するテーパ部123dとからなる。そして、ボス部116bの小径部123bは、連結部材120の下部大径部122aに嵌入され、ボス部116bと連結部材120とが溶接一体化している。
フランジ部材121は、軸心孔125を有する筒体からなり、軸心孔125は、下方開口側の大径部125aと、その大径部125aよりも小径の本体部125bとからなる。また、連結部材120の上面にはインロー部126が形成され、フランジ部材121の下部がこのインロー部126に嵌合している。また、連結部材120には貫通孔127が設けられるとともに、フランジ部材121の下面にはねじ孔128が設けられている。このため、貫通孔127を介してねじ孔128にボルト部材129を螺着することによって、連結部材120とフランジ部材121とが一体化する。なお、フランジ部材121の軸心孔125の本体部125bにはキー溝124が形成されている。
第2軸116は、軸部116aの下部に雄スプライン130が形成され、また、図5に示す等速自在継手は、上方に開口部が形成され、この開口部を介して、軸部116aの雄スプライン130が、内側継手部材56Bの軸孔56Baに嵌入され、雄スプライン130と、内側継手部材56Bの軸孔56Baの雌スプライン87Bと嵌合する。
このように、上方の第2等速自在継手202は、上方開口部が形成されるので、この上方開口部が、下方の密封装置M1と同様の密封装置にて密封されている。なお、図5において、他の構成は、図1に示す動力伝達機構と同様であるので、図1と同一部材は図1に付した符号と同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
このため、この図5に示す動力伝達機構も、図1に示す動力伝達機構と同様の作用効果を奏する。しかも、動力伝達機構が、いわゆる2本軸仕様となって、上方の第2等速自在継手202の開口部を上方開口部となる。このため、等速自在継手202の本体内及び密封装置内のグリースの保持性能の向上を図ることができる。しかも、2本軸仕様であるため、分離性に優れ、部品等交換作業やメンテナンス性に優れる。
図7に示す動力伝達機構は、図5に示す動力伝達機構において、密封装置M1,M2を、シャフト203に外嵌される金属製の内径側筒部131,131と、外側継手部材側に付設される金属製の外径側筒部132,132と、内径側筒部131,131と外径側筒部132,132とを連結する断面略U字形の屈曲部133,133とを備えたものに変更している。この図7においては、図示の簡略化のために、断面である部位のハッチングの記載を省略している。
図8に示すように、外径側筒部132,132の継手側端部には外鍔部132a、外鍔部132aが設けられ、この外鍔部132a、押さえ部材64A,64Aのインロー部113A、113Aに嵌合することによって、外径側筒部132,132が、固着具(ボルト部材)67A,67Aにて外側継手部材に固着された押さえ部材64A,64Aを介して外側継手部材54A,53Bに固定される。
この図7に示す動力伝達機構であっても、シャフト203の下端部の凸球面90が球面座65aにて受けられる構造であるので、シャフト203の自重を下方の第1等速自在継手201の内側継手部材56Aに与えることなく、滑らかな作動が可能となって発熱要因を除外することができて、耐久性に影響を与えない構造となる作用効果を奏する。しかしながら、密封装置として、ゴムや樹脂等からなる屈曲部133を有するものであるので、高温雰囲気中における使用は好ましくないが、高温雰囲気中でなければ、密封装置の回転性能を落とすことなく、用いることができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、前記実施形態においては、球面座に油溝構造を設けたが、このような油溝構造を設けない場合であってもよい。また、油溝構造を設ける場合、図3(a)(b)に示すものに限るものではなく、例えば、円形溝の配設ピッチ、配設数、溝形状、溝深さ等は任意に設定できる。また、図3(b)に示すように、径方向溝を有する場合、その周方向ピッチとして、45°に限るものではない。
図1に示す動力伝達機構として、その密封装置を、図7に示す密封装置に変更したものであってもよい。また、図5に示す動力伝達機構において、上下のいずれか一方の密封装置を、図7に示す密封装置に変更してもよい。
53A,53B 外側継手部材
56A,56B 内側継手部材
56Aa、56Ba 軸孔
57A,57B トルク伝達部材(ボール)
65a 球面座
66,91 止め輪
66A、66B 貫通孔
67 底面
67A、67B ボルト部材
68A、68B 孔
69A、69B グリースニップル
70a 円形溝
71a 直線溝
72,77 外鍔部
73 軸心孔
90 凸球面
91 止め輪
101A,101B 金属製内環
103A,103B 金属製外環
110A、110B スペーサ
115 第1軸
116 第2軸
116a 軸本体
201 等速自在継手
202 等速自在継手
203 シャフト
M1,M2 密封装置

Claims (7)

  1. 外側継手部材と、前記外側継手部材に内挿される内側継手部材と、前記外側継手部材と前記内側継手部材との間に介在してトルク伝達を行なうトルク伝達部材とを備え、軸線が鉛直軸線上に配設されたシャフトの下端部が前記内側継手部材の軸孔に嵌入される縦型装着用の等速自在継手であって、
    凸球面とされた前記シャフトの下端縁を受ける球面座を備え、球面座の曲率をSR1として、凸球面の曲率をSR2としたときに、SR1>SR2とするとともに、球面座と凸球面との表面硬度の関係は、球面座<凸球面とし、かつ、受け部材の球面座に、少なくとも複数の円形溝からなる油溝構造が形成されていることを特徴とする等速自在継手。
  2. 継手上方開口部を密封する密封装置を有し、密封装置が、凸球面のシール面を有する前記シャフト側の金属製内環と、金属製内環のシール面に摺接する摺接面を有する外側継手部材側の金属製外環と、金属製内環を金属製外環側へ押圧する弾性部材とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の等速自在継手。
  3. 前記シャフトに筒状のスペーサが外嵌されるとともに、前記金属製内環がこのスペーサに外嵌されて、このスペーサの反継手側の端部をシールリングにてシールしたことを特徴とする請求項2に記載の等速自在継手。
  4. 継手上方開口部を密封する密封装置を有し、この密封装置が、前記シャフトに外嵌される金属製の内径側筒部と、前記外側継手部材側に付設される金属製の外径側筒部と、内径側筒部と外径側筒部とを連結する屈曲部とを有することを特徴とする請求項1に記載の等速自在継手。
  5. 下方に配設される第1等速自在継手と、上方に配設される第2等速自在継手と、第1等速自在継手と第2等速自在継手とを連結するシャフトとを備えた動力伝達機構であって、
    前記請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の等速自在継手を第1等速自在継手に用いたことを特徴とする動力伝達機構。
  6. 前記シャフトは、下部が下方の第1等速自在継手に連結される第1軸と、上部が上方のフランジ部材に連結される第2軸とを備え、第1軸は、その上部に第2等速自在継手の外側継手部材に固定される第1のフランジ部材を有し、第2軸は、その下部に第2等速自在継手の内側継手部材に嵌入される軸部を有することを特徴とする請求項5に記載の動力伝達機構。
  7. 前記第1等速自在継手の内側継手部材に嵌入されるシャフトの下端部にシャフト抜け止め用の止め輪を装着するとともに、前記第2等速自在継手の内側継手部材に嵌入されるシャフトの上端部にシャフト抜け止め用の止め輪を装着していることを特徴とする請求項5に記載の動力伝達機構。
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