JP2006096557A - 鋼管の自動吊り具 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、従来より構造が簡単であっても、搬送する鋼管のサイズ変更に迅速に対応でき、積載効率が高い鋼管の自動吊り具を提供することを目的としている。
【解決手段】クレーンのフックに吊り下げられ、搬送する鋼管の長さに対応するように、固定ビーム及びスライドビームで伸縮自在にした支持部材を備えた鋼管の自動吊り具を改造した。具体的には、スライドビームの両端面に、鋼管の両端から内部に挿入して該鋼管を支える多数本のピンを多段に配設すると共に、該ピンを前後進させる駆動手段を設けるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、鋼管の自動吊り具に係わり、詳しくは、クレーンに吊り下げられて使用され、複数本の鋼管の装着、離脱を同時に効率良く行える鋼管の吊り具の改造に関する。
鋼管の製造工場には、製造した鋼管を種々の場所に移動するため、該工場の内外に設けたクレーンに吊り下げられて使用され、鋼管を複数本まとめて移動させる専用吊り具が備えられている。従来より利用されている吊り具としては、例えば、図5(a)に示すように、クレーンのフック1に掛けたワイヤ2とか、図5(b)に示すように、クレーンのフック1に吊り下げられる長方体形状の支持部材3と、該支持部材3の長手方向両端面に取り付けられ、鋼管4の両端に挿入して該鋼管4を支える複数本のハッカー5で構成されたものが挙げられる。また、鋼管の装着、離脱を自動的に行えるようにした吊り具もある。それは、図4(a)及び(b)に示すように、クレーンのフック1に吊り下げられる前記図5(b)に示した支持部材3を,搬送する鋼管4の長さに対応するように、固定ビーム6及びスライドビーム7で伸縮自在に改造すると共に、該スライドビーム7の両端に鋼管4を引っ掛ける別のフック8を備えたものである。そして、固定ビーム6には、図4(a)に示すように、鋼管4への接近を検知する接触(タッチ)式の着管センサ9、スライドビーム7の両端には前記別のフック8を移動させるエアシリンダ10、別のフック8のロック状態を確認するロック検知センサ11が備えられ、搬送する鋼管4のサイズ(長さ、肉厚、外径)を決めたら、図示していないコンピュータ、制御装置等により自動的に別のフック8の装着又は離脱ができるようになっている。
しかしながら、上記した従来の吊り具では、3本程度と比較的少ない鋼管4を同時に搬送できる程度で、積載効率が低いという問題があった。また、図4(a)及び(b)で示した自動的にフックの装着又は離脱ができる自動吊り具では、該吊り具の構造が複雑で、かつ設備費が高いという問題もあった。
本発明は、かかる事情に鑑み、従来より構造が簡単であっても、搬送する鋼管のサイズ変更に迅速に対応でき、積載効率が高い鋼管の自動吊り具を提供することを目的としている。
発明者は、上記目的を達成するため、従来の自動吊り具を見直してその改造に鋭意努力し、その成果を本発明に具現化した。
すなわち、本発明は、クレーンのフックに吊り下げられ、搬送する鋼管の長さに対応するように、固定ビーム及びスライドビームで伸縮自在にした支持部材を備えた鋼管の自動吊り具において、前記スライドビームの両端面に、鋼管の両端から内部に挿入して該鋼管を支える多数本のピンを多段に配設すると共に、該ピンを前後進させる駆動手段を設けたことを特徴とする鋼管の自動吊り具である。
この場合、前記固定ビーム上に、搬送する鋼管のサイズ情報を受け、利用する前記ピンの選択及び駆動手段の駆動を行う制御装置と、駆動手段に供給する空気の貯蔵容器とを備えることが好ましい。
本発明では、吊り具への鋼管の装着を、管端に駆動手段(例えば、エアシリンダ)で前後進するピンを自動的に差込む単純な方式にしたので、吊り具の構造が従来より簡単になり、設備費が低減する。また、搬送時での疵の発生が低減する。さらに、多数本のピンを多段に配置するようにしたので、吊本数が増加するばかりでなく、鋼管のサイズを変更しても、同一吊り具で迅速に対処でき、ハンドリング効率が向上する。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態を説明する。
まず、発明者は、従来の吊り具の構造が複雑であるという問題点に着眼し、鋼管への着脱をもっと迅速に行える手段の発見に鋭意努力した。その結果、クレーンのフック1に吊り下げられて昇降する点、及び、搬送する鋼管の長さに対応するように、固定ビーム及びスライドビームで伸縮自在にした支持部材を利用する点は従来と同じで良いが、前記スライドビームの両端面に、駆動手段(エアシリンダ10、電動モータ、油圧シリンダ、電動シリンダ等が利用できる)の駆動で、鋼管の両端から内部に挿入して該鋼管を支える多数本のピンを多段に配設するのが良いことを見出し、本発明を完成させたのである。
具体的には、図1(a)に示すように、従来と同様の固定ビーム6とスライドビーム7との組み合わせで、鋼管4の長さの変更に即応できる支持部材3は、そのまま利用する。通常、鋼管4の長さは12〜18mであるが、スライドビーム7を電動シリンダ(記号なし)で自動的に伸縮して問題のないことが実績で確認されているからである。そこで、本発明では、鋼管4の端部を支える構造にだけに着眼し、従来のフック方式を改め、駆動手段(例えば、エアシリンダ10)に固定、連結した棒状ピン12(以下、単にピンという)の挿入方式を採用することにした。このようにすると、エアシリンダ10を稼動させ、ピン12を前後進させるだけで鋼管4の支持が可能となり、前記別のフック8よりも鋼管4への着脱が容易となるからである。つまり、鋼管4の両端より管内部へ該ピン12を自動的に挿入し、クレーンを吊り上げれば、鋼管4を支持、移動できるようになる。
この場合、ピン12の種類、サイズ及び形状は、特に限定しない。鋼管4内に円滑に出入ができ、且つ該鋼管4の重量を支える強度を有すれば良いからである。一般的な鋼管4(サイズ:300mmφ〜700mmφ)の搬送には、例えば、鋼種が炭素鋼で、外径60mmφ×200mm長さ程度の丸棒鋼からなるピン12で十分である。また、搬送する鋼管4のサイズ及び重量等に応じて、ピン12の鋼種、サイズ、形状等を適宜変更すれば良い。
本発明の重要ポイントは、上記のピン方式の採用に加えて、図1(b)から明らかなように、それらピン12をスライドビーム7の両側面に多数本、しかも多数段に配設したことである。このようにすると、搬送する鋼管4のサイズが変更されても、利用するピン12を適宜選択することで、円滑な装着ができ、従来より数多くの鋼管4が搬送ができるからである。なお、ピン同士の間隔は、搬送する鋼管4のサイズによって決定すれば良い。また、ピン12の段数及び一段に配設するピン12の数は、クレーンの能力に依存して定めることになる。
なお、上記した本発明に係る吊り具へのピン12の着脱は、自動的に行われる。つまり、搬送する鋼管4のサイズが決められたら、図示していないコンピュータの指示により、クレーンで支持部材3を鋼管4の上方へ移動し、その長さに応じてスライドビーム7の伸縮を自動的に調整する。その後、該スライドビーム7をクレーンの昇降で所定高さに調整し、利用するピン12の鋼管4への挿入を自動的に行えば良い。ピン12の挿入後は、クレーンで鋼管4を支持部材3ごと吊り上げて、所定場所に搬送する。搬送後は、該所定場所でピン12を自動的に抜き、支持部材3をクレーンの利用で撤去する。なお、鋼管との位置関係は、従来通り前記接触式のセンサが行い、両側のピンが鋼管内に入ったかどうかは、鋼管とピンとの間に光電式あるいはレーザ式のセンサを設けて検知する。
従って、前記支持部材3の固定ビーム6上には、プロセスコンピュータ等からの鋼管4の情報(サイズ、重量等)を伝達するケーブル13に接続され、スライドビーム7の伸縮及びピン12の鋼管内への抜き差しを自動的に行う制御手段14(例えば、各種のスイッチ類等で構成)を備えているのが好ましい。それにより、利用する前記ピン12の選択及びエアシリンダ10の駆動を行わせるのである。また、エアシリンダ10に供給する空気の貯蔵容器14及び配管等も備えることになる。さらに、スライドビーム7の側面が鋼管4の両端部に正確に配置されたことを確認するセンサも備えていると良い。
本発明に係る鋼管の自動吊り具を用いて、パレットに載置された電縫鋼管の搬送を試みた。この場合、移動距離を10mとした。該自動吊り具としては、前記スライドビーム7の側面(高さ1080mm×幅3400mmの長方形から上部の角を切り欠いた形状)に、60mmφの丸棒鋼からなるピン12を図2(a)に示すように配設したものを利用した。
その結果、406mmφの鋼管は、最下段に配設した全ピンを選択して利用し、同時に8本の搬送が3分間という短時間の間に円滑に行えた。また、鋼管の径を457、506、559、610、660mmφと変更したところ、いずれのサイズの鋼管4もピン12の選択を変更するだけで円滑な搬送が行えた。具体的に選択したピン12の位置を、図2(a)〜(c)及び図3(a)〜(c)に示しておく。
このように、本発明に係る鋼管の自動吊り具の有効性が確認でき、従来より構造が簡単であっても、搬送する鋼管のサイズ変更に迅速に対応でき、積載効率が高い鋼管の自動吊り具が実現した。
本発明に係る鋼管の自動吊り具を説明する図であり、(a)は側面視、(b)は正面視である。 本発明に係る鋼管の自動吊り具の実施で、鋼管の径に応じて選択、利用したピンの位置を示す図であり、それぞれ(a)は外径406mmφ、(b)は457mmφ、(c)は506mmφの場合である。 本発明に係る鋼管の自動吊り具の実施で、鋼管の径に応じて選択、利用したピンの位置を示す別の図であり、それぞれ(a)は外径660mmφ、(b)は610mmφ、(c)は559mmφの場合である。 従来の鋼管の自動吊り具を示す図であり、(a)は側面視、(b)は正面視である。 従来の鋼管の吊り具を示す別例であり、(a)はハッカーを利用したもの、(b)はワイヤを利用したものである。
符号の説明
1 クレーンのフック
2 ワイヤ
3 支持部材
4 鋼管
5 ハッカー
6 固定ビーム
7 スライドビーム
8 別のフック
9 着管センサ
10 エアシリンダ
11 ロック検知センサ
12 ピン
13 ケーブル
14 制御手段
15 空気の貯蔵容器

Claims (2)

  1. クレーンのフックに吊り下げられ、搬送する鋼管の長さに対応するように、固定ビーム及びスライドビームで伸縮自在にした支持部材を備えた鋼管の自動吊り具において、
    前記スライドビームの両端面に、鋼管の両端から内部に挿入して該鋼管を支える多数本のピンを多段に配設すると共に、該ピンを前後進させる駆動手段を設けたことを特徴とする鋼管の自動吊り具。
  2. 前記固定ビーム上に、搬送する鋼管のサイズ情報を受け、利用する前記ピンの選択及び駆動手段の駆動を行う制御装置と、駆動手段に供給する空気の貯蔵容器とを備えたことを特徴とする請求項1記載の鋼管の自動吊り具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108750928A (zh) * 2018-06-29 2018-11-06 聂超 一种建筑施工用钢管起吊装置
CN112262097A (zh) * 2018-05-08 2021-01-22 冉斯玛格起重技术私人有限公司 改进的管道吊具

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