JP2007137605A - ロール状物品用の収納設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロール状物品の入出庫を良好に行えながらも、設備の製作費用の低減化を図ることが可能なロール状物品用の収納設備を提供すること。
【解決手段】 ロール状物品9に両端が突出する状態で挿入された支持棒20の両端部を支持してロール状物品9を収納する複数の収納部4と、支持棒20の両端部を支持してロール状物品9を収納部4と入出庫口41a,41bとに搬送する物品搬送装置3とが設けられたロール状物品用の収納設備であって、入出庫口に、ロール状物品9の外部からの搬出入及びロール状物品9の物品搬送装置3による移載が可能な入出庫兼用の物品載置部8a,8bが設けられ、その物品載置部に載置されたロール状物品9に対して支持棒20の挿入及び離脱を行う支持棒挿脱装置21が設けられているロール状物品用の収納設備。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロール状物品に両端が突出する状態で挿入された支持棒の両端部を支持してロール状物品を収納する複数の収納部と、前記支持棒の両端部を支持してロール状物品を前記収納部と入出庫口とに搬送する物品搬送装置とが設けられたロール状物品用の収納設備に関する。
上記ロール状物品用の収納設備は、搬入されるロール状物品の収納に用いられるものであり、入出庫口に入庫されたロール状物品に支持棒を挿入して、支持棒が挿入されたロール状物品を物品搬送装置にて収納部に搬送して収納させるようにしたものであり、また、収納部に収納されているロール状物品を搬送装置にて入出庫口に搬送し、支持棒をロール状物品から離脱させ、支持棒が離脱されたロール状物品を出庫させるようにしたものである。尚、ロール状物品は、一般に、転動を抑制した状態でその外周部を載置支持する載置具にて載置された状態で搬出入されることが多い。
かかるロール状物品用の収納設備として、入出庫口に、入庫ステーションと出庫ステーションとを各別に設けて、ロール状物品に支持棒を挿入する支持棒挿入装置を、入庫ステーションに備えさせ、ロール状物品から支持棒を離脱する支持棒抜き取り装置を、出庫ステーションに備えさせたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
ちなみに、この従来例においては、支持棒挿入装置は、ロール状物品の中空心材の長手方向に沿って支持棒を移動させるように、押し付け部を備えた水平移動体で支持棒の移動方向後側端部の端面を押し付ける状態で押し込み操作して、支持棒の挿入を行うものであり、支持棒抜き取り装置は、ロール状物品の中空心材の長手方向に沿って支持棒を移動させるように、挟持部を備えた水平移動体で支持棒の移動方向前側端部を挟持した状態で引き出し操作して、支持棒の抜き取りを行うものである。
また、この従来例では、抜き取られた支持棒は支持棒搬出コンベヤにより搬送されて、支持棒搬出コンベヤの後端部において自重により落下し、落下地点に設けられた回収ボックスに溜められる。こうして支持棒が溜められた回収ボックスは適宜、入庫側の荷載置部側に運搬され、支持棒挿入装置に供給されるようになっている。
特開2001−058704号公報
しかしながら、従来のロール状物品用の収納設備では、物品に対して支持棒を挿入する為の支持棒挿入装置と、物品から支持棒を抜き取る為の支持棒抜き取り装置とを各別に設けるため、設備の製作費用が大きくなるといった問題があった。
特に、入庫が集中するときに効率良く入庫処理を行なえるようにし、また、出庫が集中するときに効率良く出庫処理を行えるようにする場合においては、一般に、入庫が集中する時間帯と出庫が集中する時間帯とは異なるものであり、支持棒挿入装置と支持棒抜き取り装置とを同時に集中して使用することがないのにも拘わらず、複数台の支持棒挿入装置と複数台の支持棒抜き取り装置とを備えさせることになり、設備の製作費用が一層大きくなるものであった。
本発明は、上記実情に鑑みて為されたものであって、その目的は、ロール状物品の入出庫を良好に行えながらも、設備の製作費用の低減化を図ることが可能なロール状物品用の収納設備を提供する点にある。
本発明の第1特徴は、ロール状物品に両端が突出する状態で挿入された支持棒の両端部を支持してロール状物品を収納する複数の収納部と、前記支持棒の両端部を支持してロール状物品を前記収納部と入出庫口とに搬送する物品搬送装置とが設けられたロール状物品用の収納設備において、
前記入出庫口に、ロール状物品の外部からの搬出入及びロール状物品の前記物品搬送装置による移載が可能な入出庫兼用の物品載置部が設けられ、その物品載置部に載置されたロール状物品に対して前記支持棒の挿入及び離脱を行う支持棒挿脱装置が設けられている点にある。
本発明の第1特徴によれば、入出庫口に入出庫兼用の物品載置部が設けられており、ロール状物品を外部へ搬出する場合及び外部から搬入する場合のいずれの場合においても、この物品載置部にロール状物品が載置される。そして、物品載置部に載置されたロール状物品に対して支持棒の挿入及び離脱を行う支持棒挿脱装置が設けられているので、入庫時における支持棒の挿入作業と、出庫時における支持棒の抜き取る作業とを、同一の箇所において、同一の支持棒挿脱装置を使用して行うことができる。
そして、支持棒挿脱装置は、支持棒の挿入のために支持棒を扱う機械部分と支持棒の抜き取りのために支持棒を扱う機械部分とを共用させる等、支持棒の挿入のための構成部分と支持棒の抜き取りのための構成部分とを共用する状態で製作できるものであるため、支持棒挿入と支持棒抜き取りの機能を備えさせながらも、支持棒挿入の専用装置と支持棒抜き取りの専用装置とを各別に備えさせる場合に較べて、低廉化を図ることができるものであり、設備の製作費用の低減化に寄与することになる。
特に、入庫が集中するときにも効率良く入庫処理を行えるようにし、また、出庫が集中するときにも効率良く出庫処理を行えるようにすべく、入出庫兼用の物品載置台を複数個設置し、それに合わせて支持棒挿脱装置を複数台設置する場合においても、支持棒挿脱装置の低廉化により、設備の製作費用の低減化を図ることができるのである。ちなみに、一般に収納設備においては、入庫が集中する時間帯と出庫が集中する時間帯とは異なるものであるから、このように複数台の支持棒挿脱装置を設けることにより、入庫が集中するときの入庫処理及び出庫が集中するときの出庫処理を効率良く行えるものである。
このように本発明の第1特徴によると、ロール状物品の入出庫を良好に行えながらも、設備の製作費用の低減化を図ることが可能なロール状物品用の収納設備を提供する提供するに至った。
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴において、運転制御手段が、支持棒挿脱装置にて外部に搬出するロール状物品から離脱された前記支持棒を前記収納部に収納し、且つ、外部から搬入されたロール状物品に挿入する支持棒を前記収納部から搬送して前記支持棒挿脱装置に供給するように、前記物品搬送装置の運転を制御するように構成されている点にある。
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様の作用を備えており、これに加えて以下のような作用を備えている。
本発明の第2特徴によると、ロール状物品から抜き取られた支持棒は、ロール状物品を収納するために設けられた収納部のうち、ロール状物品が収納されずに空き状態になっている空き収納部に収納されることになり、又、支持棒挿脱装置に支持棒の供給が必要な場合には、物品搬送装置により支持棒挿脱装置に供給される。
したがって、支持棒を保管するための固有の保管場所を用意せずに、収納部のうちの、空き収納部を有効活用して行うことができ、しかも、支持棒の搬送についても物品搬送装置を利用して行うので、支持棒の搬送のための特別な装置を設けずに行うことができる。
このように、本発明の第2特徴によると、支持棒挿脱装置から抜き取られた支持棒の後処理を、既設の構成を有効利用した簡素な構成にて行うことができるロール状物品用の収納設備を得ることができる。
本発明の第3特徴は、本発明の第2特徴において、前記ロール状物品が、転動を抑制した状態でその外周部を載置支持する載置具にて載置された状態で搬出入されるように構成され、前記物品載置部と載置具保管箇所との間で前記載置具を搬送する保管用搬送装置が設けられ、前記運転制御手段が、ロール状物品の搬入の後にロール状物品を搬出するときには、前記物品載置部にある前記載置具に搬出するロール状物品を移載し、ロール状物品の搬入の後に続いてロール状物品を搬入するときには、前記物品載置部にある前記載置具を前記載置具保管箇所に搬送し、ロール状物品の搬出の後に続いてロール状物品を搬出するときには、前記載置具保管箇所に保管されている前記載置具を前記物品載置部に搬送して、その載置具に前記ロール状物品を移載するように、前記物品搬送装置及び前記保管用搬送装置の運転を制御するように構成されている点にある。
本発明の第3特徴によると、本発明の第2特徴と同様の作用を備えており、これに加えて以下のような作用を備えている。
本発明の第3特徴によると、ロール状物品は載置具に載置された状態で、前記物品載置部に搬送される。そして、前記支持棒挿脱装置によりロール状物品に支持棒が挿入され、物品搬送装置によりロール状物品が支持棒の両端部を支持された状態で移載されるので、ロール状物品が取り除かれた載置具が物品載置部に残存する状態となる。
その後続いてロール状物品が搬出されるときには、物品搬送装置の移載処理により収納部に収納されているロール状物品が物品搬送装置により物品載置部へ搬送され、残存する載置具上に載置されることになる。このように、ロール状物品の入庫作業により生じる空の載置具を後続する出庫作業に流用することができる。
一方、物品載置部に載置具が残存する状態となった後、続いてロール状物品が搬入されるときには、運転制御手段が、残存する載置具を載置具保管箇所に搬送するように保管用搬送装置の運転を制御する。したがって、外部から物品載置部にロール状物品を搬入する際に障害となる残留載置具が取り除かれた状態となる。このように、入庫作業が連続する場合に必要となる載置具の除去作業を自動で行うことができる。
また、ロール状物品の搬出の後に続いてロール状物品を搬出するときには、運転制御手段が、載置具保管箇所に保管されている載置具を物品載置部に搬送するように保管用搬送装置の運転を制御し、物品載置部に搬送されたその載置具にロール状物品を移載するように物品搬送装置の運転を制御する。したがって、載置具に載置された状態でロール状物品が物品載置部から搬出された後に続いて物品載置部にロール状物品を載置する際に、空きの載置具が自動的に物品載置部に供給された状態となる。このように、出庫作業が連続する場合に必要となる載置具の供給作業を自動で行うことができる。
以上のように、本発明の第3特徴によると、ロール状物品の搬出及び搬入が終了した後は、その状態に維持して、引き続く搬入及び搬出を行い、必要に応じて、物品載置部への載置具の供給や物品載置部からの載置具の除去を行うようにするので、物品載置部への載置具の供給や物品載置部からの載置具の除去が無駄に行われるのを抑制して、ロール状物品の入出庫を良好に行うことができるロール状物品用の収納設備を得ることができる。
本発明の第4特徴は、本発明の第2又は第3特徴において、前記支持棒挿脱装置は、前記支持棒の一端部を把持自在でかつ把持状態と把持解除状態とに切換え自在な把持部を備え且つ前記物品載置部に隣接する隣接位置と前記物品載置部から離間した離間位置とに亘って往復移動して前記支持棒をスライド操作する移動体と、前記物品載置部に隣接する位置に設置されて、前記移動体にてスライド操作される前記支持棒を受け止め支持する支持棒受け部とを備えて、前記離間位置から前記隣接位置への前記移動体の移動により、前記把持部に把持した前記支持棒を前記物品載置部に載置されたロール状物品に挿入し、かつ、前記隣接位置から前記離間位置への前記移動体の移動により、前記物品載置部に載置されたロール状物品に挿入されている前記支持棒を前記把持部に把持して離脱させるように構成され、前記移動体を前記離間位置に位置させ、且つ、前記把持部を把持解除状態に切換えた状態において、前記把持部及び前記支持棒受け部を移載箇所として、前記物品搬送装置により前記支持棒の移載が行われるように構成されている点にある。
本発明の第4特徴によると、本発明の第2又は第3特徴と同様の作用を備えており、これに加えて以下のような作用を備えている。
本発明の第4特徴によると、支持棒の一端部を把持した把持部が、前記隣接位置と前記離間位置との間を移動する移動体と一体移動することで、支持棒をロール状物品に挿入又は離脱させる。したがって、例えば、ロール状物品の入庫と出庫が交互に行われるような場合等、支持棒を挿入するために行った離間位置から隣接位置への移動の復帰動作としての移動により支持棒を離脱させることが可能となる場合もあり、支持棒の挿入及び離脱を効率よく行うことができ、作業効率が向上する。また、物品搬送装置による支持棒の移載は、移動体が離間位置に位置する状態で行うので、移動体に対して支持棒を移載するときに、移動体を支持棒の挿入及び離脱の作業に必要となる移動範囲外に移動させる必要がない。
したがって、移動体の走行位置に関する制御が複雑となることが回避され、支持棒挿脱装置の動作の信頼性が向上する。また、入庫処理が連続する場合又は出庫処理が連続する場合等、支持棒の移載が行われる時に移動体の不必要な移動を要しないので作業効率が向上する。
以上のように、本発明の第4特徴によると、支持棒の挿入及び抜き取りを良好に行える支持棒挿脱装置を備えさせることにより、ロール状物品の入出庫の一層の効率化を図ることができるロール状物品用の収納設備を得ることができる。
以下、本発明の収納設備の実施の形態を図面に基づいて説明する。本収納設備は、図1に示すように、物品出し入れ方向が互いに対向するように間隔を隔てて設置した第1物品収納棚1L及び第2物品収納棚1Rと、これらの物品収納棚1R及び1Lの間に形成した走行通路2を自動走行する物品搬送車としてのスタッカークレーン3とを設けて構成されている。以下の説明では、走行通路2の図1で左側に位置する側をHP(ホームポジション)側といい、右側に位置する側をOP(オポジットポジション)側という。
第1物品収納棚1L及び第2物品収納棚1Rは、図1、図2及び図3に示すように、前後一対の支柱1aが左右方向に間隔を隔てて複数立設され、前後一対の支柱1aの夫々には、前後の支柱を水平状態で連結する矩形状の腕木1bが水平面内で左右方向に張り出す状態で、上下方向に間隔を隔てて複数配設されている。そして、各腕木1bの前後方向中央位置付近には、支持棒載置部材1cが設けられている。このように、左右に隣接する前後一対の支柱1a、それら一対の支柱1aのそれぞれに設けられた腕木1b、及び、各腕木1bに設けられた支持棒載置部材1cにより一つの収納部4が形成され、この収納部4が縦横に複数並べて設けられている。
本収納設備に収納される物品は、例えば、オフセット輪転印刷機などに使用する巻き取り状態に仕上げられた印刷用原紙等の、ロール状物品9である。その構造は、図4に示すような円柱形状になっており、中心部に位置する中空状の紙管9aに原紙9bが巻き付けられ、外装用の防湿シート等により包装されたものとなっている。
収納部4に収納されるロール状物品9は、図2及び図3に示すように、紙管9a内を貫通する支持棒20の両端部が、左右に隣接する支持棒載置部材1cのそれぞれに係支された状態で収納されるようになっている。このように、支持棒20及び紙管9aを介してロール状物品9の重量を支持することにより、保管中に自重が原紙9b等に直接作用しないようにして変形変質等の品質劣化を防止できるようになっている。
このように、本収納設備は、ロール状物品9に両端が突出する状態で挿入された支持棒20の両端部を支持してロール状物品9を収納する複数の収納部4が設けられている。
また、ロール状物品9が収納されていない空き状態の収納部4には、図1〜図3に示すように、支持棒20だけが載置されており、新たに収納すべきロール状物品9が搬入された際には、当該物品の入庫予定先である収納部4に載置されている支持棒20が、スタッカークレーン3により搬出され、後述する支持棒挿脱装置21により、外部から搬入されたロール状物品9に挿入される。
前記スタッカークレーン3は、図7に示すように、物品収納棚1の長手方向に沿って設置された走行レール5に沿って走行自在な走行台車10と、その走行台車10に立設された走行方向の前後一対の昇降マスト13に沿って昇降自在な昇降台12とを備えて構成されている。そして、一対の昇降マスト13の上端部が、ガイドレール6に沿って案内される上部フレーム15にて連結されている。
前記昇降台12には物品移載装置としてのフォーク装置11が設けられている。図3に示すように、フォーク装置11は、支持棒20の端部が載置される係支部33が設けられたプライマリフォーク11a、セカンダリフォーク11b及びフォーク基台11cからなる三段式フォークにて構成されており、フォーク用モータM7の正逆の回転駆動力により、図3において実線にて示された退入姿勢をとった状態から第1物品収納棚1L側(図3の紙面左側)及び第2物品収納棚1R側(図3の紙面右側)の双方向に出退作動可能に構成されている。
そして、第1物品収納棚1Lに位置する収納部4に対して、支持棒20が挿入されたロール状物品9或いは支持棒20単体を移載する場合には、係支部33に支持棒20を係支させた状態で、第1物品収納棚1L側へフォーク装置11が出退駆動される。同様に、第2物品収納棚1Rに位置する収納部4に対して、支持棒20が挿入されたロール状物品9或いは支持棒20単体を移載する場合には、係支部33に支持棒20を係支させた状態で、第2物品収納棚1R側へフォーク装置11が出退駆動される。
図7に示すように、前記昇降台12は、昇降台12の長手方向の両端部に連結された2本の昇降用チェーン14にて吊り下げ支持され、昇降用チェーン14が、上方側従動プーリ16、走行台車側従動プーリ17、昇降台側従動プーリ18、及び、駆動プーリ19に巻き掛けられている。そして、上方側従動プーリ16は、上部フレーム15の前後に設けられ、走行台車側従動従動プーリ17は、走行台車10の一端部及び中央部に設けられ、昇降台側従動プーリ18は、昇降台12の中央下面部に設けられ、駆動プーリ19は、走行台車10の一端部に設けられている。
また、駆動プーリ19を駆動回転させる昇降駆動手段としての昇降用モータM8が設けられ、その昇降用電動モータM8にて駆動プーリ19を正逆に駆動させることにより、昇降用チェーン14をその長手方向に移動操作して、昇降台12を昇降させるように構成されている。
図7には示されていないが、昇降台12に、昇降経路上の昇降位置を検出する昇降台側ロータリエンコーダS1が設けられている。この昇降台側ロータリエンコーダS1は、昇降経路の下端部に設定された基準位置からの昇降台12の昇降距離を検出することにより昇降位置を検出するように構成されている。また、昇降台12には、フォーク装置11が第1物品収納棚1L側の突出位置まで突出作動したことを検出する第1突出検出リミットスイッチSF1、第2物品収納棚1R側の突出位置まで突出作動したことを検出する第2突出検出リミットスイッチSF2、及び、フォーク装置11が中立位置まで退入作動して退入姿勢となったことを検出する中立検出リミットスイッチSNが備えられている。
図7に示すように、前記走行台車10には、走行レール5上を走行自在な前後二つの走行輪35a、35bが設けられ、それら二つの走行輪35a、35bのうちの車体前後方向の一端側の車輪35aが、インバータ式のモータである走行用駆動手段としての走行用モータM9にて駆動される推進用の駆動走行輪として構成され、車体前後方向の他端側の車輪35bが、遊転自在な従動走行輪として構成されている。
また、走行台車10に、走行経路2上の走行位置を検出する車体側ロータリエンコーダS2が設けられている。この車体側ロータリエンコーダS2は、走行台車10の走行によりその回転軸が連動回転すると、回転軸の回転量に比例した数のパルス信号を出力するものである。これにより、後述するクレーン側制御装置CCのフォーク制御部が、走行経路2の一端部に設定された基準位置からの走行台車10の走行位置を認識できるようになっている。
走行台車10、昇降台12及びフォーク装置11の作動は、スタッカークレーン3に設けられたクレーン側制御装置CCにより制御される。図8に示すように、クレーン側制御装置CCは、走行制御部C1、昇降制御部C2、フォーク制御部C3を備えており、前述の昇降台側ロータリエンコーダS1、車体側ロータリエンコーダS2、第1突出検出リミットスイッチSF1、第2突出検出SF2、中立検出SNが接続されており、これらのスイッチ類の情報に基づいて、昇降用モータM8、走行用モータM9、フォーク用モータM7の駆動が制御される。そして、クレーン側制御装置CCの制御動作は、走行通路2のHP側端部に設置された運転制御手段としての地上側コントローラ7により双方向光通信を介して管理されている。
そして、スタッカークレーン3の走行範囲のHP側端部付近には、図1に示すように、第1物品載置部8aが設置された第1入出庫口41aと、第2物品載置部8bが設置された第2入出庫口41bとが走行レール5を挟んで設けられている。
したがって、本収納設備は、走行台車10の走行作動、昇降台12の昇降作動、及び、フォーク装置11の出退作動により、第1入出庫口41a及び第2入出庫口41bと収納部4との間でロール状物品9等を移載可能なスタッカークレーン3を備えており、第1入出庫口41a及び第2入出庫口41bには、ロール状物品9の外部からの搬出入及びロール状物品のスタッカークレーン3による移載が可能な入出庫兼用の第1物品載置部8a及び第2物品載置部8bが設けられている。
第1入出庫口41aの周辺設備と第2入出庫口41bの周辺設備とは、走行レール5を中心に対称な構成となっているので、以下第1入出庫口41aを例にして、入出庫口の周辺設備の構成について説明する。
図1に示すように、第1物品載置部8aの第1物品収納棚1Lと反対側には、第1入出庫口41aと外部との間でロール状物品9を搬送する入出庫コンベヤ22が、その搬送端部を第1物品載置部8aに近接させた状態で設置されている。入出庫コンベヤ22は、ローラコンベヤ式の搬送装置であり、入出庫コンベヤ用モータM13の回転駆動力により載置具としての専用パレット40に載置された状態のロール状物品9を搬送する。
なお、専用パレット40は、図4に示すような一対の突起部40aが設けられており、転動を抑制した状態でロール状物品9の外周部を載置支持するようになっている。つまり、本収納設備は、ロール状物品9が、転動を抑制した状態でその外周部を載置支持する専用パレット40にて載置された状態で搬出入されるように構成されている。
第1物品載置部8aは、図6及び図9に示すような、リンク式昇降台27と搬送部28からなる昇降機能付きのローラコンベヤ式搬送装置で構成されている。リンク式昇降台27には、リンク昇降駆動手段としてのリンク昇降モータM3と、このリンク昇降モータM3の回転作動量を計測する昇降リンク用ロータリエンコーダS3が設けられており、搬送部28は、リンク式昇降台27の昇降作動により、搬出入用昇降高さH1と支持棒挿脱用昇降高さH2とに亘って高さが変更される(図21、図22参照)。
また、搬送部28は、専用パレット40を図1中の矢印Aで示す方向(以下、主搬送方向Aという。)に搬送する複数の主搬送ローラ25を備えており、主搬送モータM1の回転駆動力により連動回転駆動されるように構成されているとともに、主搬送方向と直交する図1中の矢印Bで示す方向(以下、補助搬送方向Bという。)に専用パレット40を搬送する一対の補助搬送装置26が備えられている。
搬出入用昇降高さH1では、搬送部28は後述する入出庫コンベヤ22と搬送高さが一致する(図21参照)ので、主搬送方向Aの搬送動作により入出庫コンベヤ22との間で専用パレット40に載置されたロール状物品9の受け渡しを行うことができる。また、スタッカークレーン3によるロール状物品9の移載処理は、第1物品載置部8aの搬送部28が、搬出入用昇降高さH1に位置する状態で行われる。
一方、支持棒挿脱用昇降高さH2では、搬送部28は後述する保管用コンベヤ23と搬送高さが一致するので、補助搬送方向Bの搬送動作により保管用コンベヤ23との間で専用パレット40の受け渡しを行うことができる。
第1物品載置部8aの入出庫コンベヤ22側の側部には、搬送部28の上昇移動によりロール状物品9の上端部分が所定高さに位置するに伴って、オフ状態からオン状態に変化して、ロール状物品9の上端部分が所定の高さ位置に位置したことを検出する上端検出光センサS4が設けられている。上記所定高さ位置としては、後述する支持棒挿脱装置21により水平方向に挿入操作される支持棒20の水平移動高さが設定されている。
また、上端検出光センサS4と第1物品載置部8aを挟んで反対側に位置する箇所には支持棒検出リミットスイッチS5が設けられている。支持棒検出リミットスイッチS5は、スタッカークレーン3により収納部4から第1物品載置部8a上に準備されている専用パレット40に移載されたロール状物品9の紙管9aに挿入された支持棒20が、搬送部28の上昇移動により所定高さに位置するのに伴って、支持棒20の一方端部が接触することでオフ状態からオン状態に経て再びオフ状態に変化して、ロール状物品9に挿入された支持棒20が所定の高さ位置を通過したことを検出することができる。
なお、入庫処理では、搬送部28の上昇移動に伴って上端検出光センサS4がオン状態となってから、ロール状物品9の半径長さ分だけ上昇した状態で搬送部28の上昇移動が停止され、支持棒挿脱装置21による支持棒20の挿入が行われる。つまり、入庫処理での支持棒挿脱用高さH2は、上端検出光センサS4がオン状態となってから、ロール状物品9の半径長さ分だけ上昇した状態で停止する搬送部28の高さとなっている。
また、出庫処理では、搬送部28の上昇移動に伴って支持棒検出リミットスイッチS5がオン状態からオフ状態に戻ってから、設定量だけ上昇した状態で搬送部28の上昇移動が停止され、支持棒挿脱装置21による支持棒20の離脱が行われる。つまり、出庫処理での支持棒挿脱用高さH2は、支持棒検出リミットスイッチS5がオン状態からオフ状態に戻ってから、設定量だけ上昇した状態で停止する搬送部28の高さとなっている。
第1物品載置部8aと保管用コンベヤ23との間で行われる専用パレット40の受け渡しについて説明する。補助搬送装置26は、補助搬送方向に間隔を隔てて設置された駆動スプロケットと従動スプロケットに亘って、コンベヤチェーンが巻回されたチェーン式の搬送装置であり、主搬送ローラ25の隙間で昇降位置と下降位置とに亘って上下昇降操作する昇降機構を備えている。そして、駆動スプロケットを回転駆動させる補助搬送モータM2aと昇降機構を作動させるコンベヤチェーン昇降モータM2bが設けられている。
補助搬送装置26を上昇位置に位置させると、コンベヤチェーンの搬送面が、主搬送ローラ25の隙間から突出した状態となるので、第1物品載置部8aに載置された専用パレット40或いは後述する保管用コンベヤ23から搬送される専用パレット40の底面は、コンベヤチェーンの搬送面に当接し、専用パレット40は、主搬送ローラ25の搬送面から浮き上がった状態で補助搬送装置26により支持された状態となる。したがって、コンベヤチェーン昇降モータM2bを所定量作動させて補助搬送装置26を上昇位置に位置させて、駆動スプロケットを補助搬送モータM2aにより正逆転駆動させることにより、専用パレット40を第1物品載置部8aから排出する排出方向及び専用パレット40を第1物品載置部8aへ引き込む引込方向に搬送することができる。
つまり、第1物品載置部8aから保管用コンベヤ23に向って専用パレット40を搬送する場合には、専用パレット40を補助搬送方向Bに沿って排出するようにして保管用コンベヤ23に受け渡し、第1物品載置部8a上から専用パレット40が取り除かれた状態(パレットクリア状態Pclr)にすることができ、また、保管用コンベヤ23から第1物品載置部8aに向って専用パレット40を搬送する場合には、専用パレット40を第1物品載置部8a側に補助搬送方向Bに沿って引き込むようにして、第1物品載置部8a上に専用パレット40を貰い受け、第1物品載置部8a上に専用パレット40が載置された状態(パレットセット状態Pset)にすることができる。
なお、第1物品載置部8aには、第1物品載置部8aに専用パレット40が載置されているかどうか検出するパレット検出センサS6が設けられており、後述する載置部制御装置CWにより、第1物品載置部8aがパレットクリア状態Pclrであるかパレットセット状態Psetであるかを判別することができるようになっている。
図1に示すように、第1物品載置部8aの走行レール5の反対側には、専用パレット40を保管する載置具保管箇所としてのバッファ装置24が設けられている。このバッファ装置24は、図5の(イ)、(ロ)及び図6に示すように、昇降手段としての昇降台29と、昇降台29により上下昇降操作されるキャリア枠体30とを備え、キャリア枠体30内部には、その左右側壁の内側に奥行き方向に沿って設けられた複数対のパレット支持用フランジ33により複数の格納棚31が上下方向に形成され、各格納棚31の出入口側、つまり、保管用コンベヤ23側に格納排出操作手段としての回転駆動ローラ32が設けられている。昇降台29は、バッファ昇降用モータM4の回転駆動力により昇降駆動され、各回転駆動ローラ32は、夫々に対応して設けられたバッファリング用モータM5a、M5b、M5c、M5dの回転駆動力により、専用パレット40をバッファ装置24内部側へ搬送する格納方向及びバッファ装置24の外部側へ搬送する排出方向に回転駆動される。
図6に示すように、バッファ装置24に専用パレット40を格納する場合は、最下段の格納棚31から順次格納され、逆に、バッファ装置24から専用パレット40を排出する場合は、格納された専用パレット40のうち最上段に格納されているものから順次排出される。格納及び排出の際には、対象となる格納棚31が、保管用コンベヤ23の搬送高さに対応した昇降高さとなるように、キャリア枠体30の昇降位置が調整されて、対象となる格納棚31の回転駆動ローラ32が駆動操作されて専用パレット40の格納及び排出操作が行われるようになっている。図5(イ)はバッファ装置24の全ての格納棚31が空である場合の昇降状態を示し、図5(ロ)は全ての格納棚31に専用パレット40が格納された場合の昇降状態を示している。
図1に示すように、バッファ装置24と第1物品載置部8aとの間には、専用パレット40を搬送する保管用搬送装置としての保管用コンベヤ23が設置されている。保管用コンベヤ23は、入出庫コンベヤ22と同じローラコンベヤ式の搬送装置であるが、搬送面の高さが支持棒挿脱用昇降高さH2に合わせられており、前述した通り、昇降位置が支持棒挿脱用昇降高さH2となっている状態の第1物品載置部8aとバッファ装置24とに亘って空の専用パレット40を搬送する。保管用コンベヤ23は、保管コンベヤ用モータM6の回転駆動力により、専用パレット40をバッファ装置24側へ搬送する排出方向及び専用パレット40を第1載置部8a側に搬送する供給方向に駆動される。
図1に示すように、第1物品載置部8aを挟んで入出庫コンベヤ22と反対側には、支持棒挿脱装置21が設置されている。つまり、本収納設備は、第1物品載置部8aに載置されたロール状物品9に対して支持棒20の挿入及び離脱を行う支持棒挿脱装置21が設けられている。
支持棒挿脱装置21は、図9に示すように、支持棒20の一端部を把持自在でかつ把持状態CLと把持解除状態OPとに切換え自在な把持部36を備え且つ第1物品載置部8aに隣接する隣接位置Nと第1物品載置部8aから離間した離間位置Fとに亘って往復移動して支持棒20をスライド操作する移動体37と、第1物品載置部8aに隣接する位置に設置されて、移動体37にてスライド操作される支持棒20を受け止め支持する支持棒受け部38とを備えている。
移動体37は、隣接位置Nと離間位置Fとを案内レール39に沿って移動するように内部に実装された移動体制御部CVにより移動用モータM10の作動が制御される。具体的には、案内レール39の側方に、隣接位置Nと離間位置Fに対応する夫々の位置に隣接位置用マーク部材MNと離間位置用マーク部材MFとが敷設されており、移動体37の下面に設けられたマーク部材検出手段42が、移動走行中に上記マーク部材MN及びMFを検出するようになっている。
そして、移動体制御部CVは、地上側コントローラ7が指令する挿入指令に基づいて移動体37が離間位置Fから隣接位置Nに移動するように、移動用モータM10の駆動を開始するとともに、マーク部材検出手段42隣接位置用マーク部材MNを検出すると出力される検出情報に基づいて移動用モータM10の駆動を停止するように、また、地上側コントローラ7が指令する離脱指令に基づいて移動体37が隣接位置Nから離間位置Fに移動するように、移動用モータM10の駆動を開始するとともに、マーク部材検出手段42が離間位置用マーク部材MFを検出すると出力される検出情報に基づいて移動用モータM10の駆動を停止するように移動用モータM10の作動を制御する。
また、移動体制御部CVは、上記の移動走行制御のほか、把持部36の開閉作動を制御する。具体的には、地上側コントローラ7が指令する把持指令に基づいて把持部36を把持状態CLとなるように把持部用モータM11の作動を制御し、把持解除指令に基づいて把持部36を把持解除状態OPとなるように把持部用モータM11の作動を制御する。
支持棒受け部38は、図11(イ)に示すように、コの字状の基台フレーム44と、この水平部分44hに設置された可倒式の受け部本体43とで構成されている。受け部本体43は、スライド移動する支持棒20が接触した状態で転動するフリーコンベヤ46と、フリーコンベヤ46の転動軸芯を両端で支持する一対の揺動アーム45とで構成されている。一対の揺動アーム45は、基台フレーム44との取付部分を揺動支点として姿勢変更自在に構成されており、これにより、図11(ロ)に示すように、受け部本体43は、起立姿勢P1と倒伏姿勢P2とに姿勢変更可能となっている。
受け部本体43の姿勢変更は、移動体37の位置に基づいて、アーム用モータM12の作動を制御する支持棒受け部制御装置CAにより行われる。説明を加えると、移動体37が離間位置Fに位置するときは、受け部本体43は起立姿勢P1となっており、移動体37が隣接位置Nに位置するときは、受け部本体43は倒伏姿勢P2となっている。そして、起立姿勢P1と倒伏姿勢P2とに姿勢変更は、移動体37が離間位置Fから所定距離隔てた図9に示す姿勢変更位置Cに位置すると移動体制御部CVが出力する検出情報に基づいて支持棒受け部制御装置CAにより行われる。なお、移動体制御部CVによる姿勢変更位置Cの検出は、離間位置F及び隣接位置Nの検出と同様に、マーク部材検出手段42が姿勢変更位置用マーク部材MCを検出したときに出力する検出情報に基づいて行われる。
このように、支持棒挿脱装置21は、把持部36を有する移動体37と支持棒受け部38とを備えて、離間位置Fから隣接位置Nへの移動体37の移動により、把持部36にて把持した状態で支持棒20を第1物品載置部8aに載置されたロール状物品9に挿入し、かつ、隣接位置Nから離間位置Fへの移動体37の移動により、第1物品載置部8aに載置されたロール状物品9に挿入されている支持棒20を把持部36にて把持した状態で離脱させるように構成されている。
なお、図9等に示すように支持棒20の両端部のうち、把持部36に把持される端部とは反対側の端部には半球形状の樹脂製キャップ47が取り付けられており、紙管9aへの挿入が容易に行えるようになっている。
図10に示すように、地上側コントローラ7には、上述した移動体制御装置CV及び支持棒受け部制御装置CAの他、入手庫コンベヤ制御装置CG,載置部制御装置CW,保管用コンベヤ制御装置CS,バッファ制御装置CBが接続されており、地上側コントローラ7がこれらの制御装置に制御指令を指令して、入出庫コンベヤ22,第1物品載置部8a,支持棒受け部38,移動体37,保管用コンベヤ23,バッファ装置24の作動を制御するように構成されている。
地上側コントローラ7は、連続して支持棒20の離脱が行われる場合、つまり、ロール状物品9の出庫処理が連続する場合は、後続のロール状物品9を第1物品載置部8aに移載する前に、第1物品載置部8a、バッファ装置24及び保管用コンベヤ23を作動させて第1載置部8aをパレットセット状態Psetとするようになっている。
そして、直前の出庫対象のロール状物品9から抜き取られて支持棒挿脱装置21に存在している支持棒20を、当該ロール状物品9が収納されていた収納部4にスタッカークレーン3により移載して、支持棒挿脱装置21の移動体37及び支持棒受け部38に支持棒がセットされていない状態(支持棒クリア状態Lclr)にしてから、後続の出庫対象のロール状物品9を、第1物品載置部8aに移載し、支持棒挿脱装置21による支持棒20の離脱を行う。
一方、連続して支持棒20の挿入が行われる場合、つまり、ロール状物品9の入庫処理が連続する場合は、地上側コントローラ7は、後続するロール状物品9を第1物品載置部8aに搬入する前に、第1物品載置部8a、バッファ装置24及び保管用コンベヤ23を作動させて第1載置部8aをパレットクリア状態Pclrとするようになっている。
そして、入庫対象のロール状物品9を収納しようとする収納部4に収納されている支持棒20をスタッカークレーン3により支持棒挿脱装置21まで移載して、支持棒挿脱装置21の移動体37及び支持棒受け部38に支持棒がセットされた状態(支持棒セット状態Lset)にしてから、後続のロール状物品9に対して上述した支持棒挿脱装置21による支持棒20の挿入が行われる。
なお、支持棒セット状態Lsetであるか支持棒クリア状態Lclrであるかは、把持部36に設けられた支持棒検出センサS7の検出情報に基づいて移動体制御部CVにより判別され、その判別結果は、地上側コントローラ7に送信されるようになっている。
つまり、本収納設備は、地上側コントローラ7が、支持棒挿脱装置21にて外部に搬出するロール状物品9から離脱された支持棒20を収納部4に収納し、且つ、外部から搬入されたロール状物品9に挿入する支持棒20を収納部4から搬送して支持棒挿脱装置21に供給するように、スタッカークレーン3の運転を制御するように構成されている。さらに、本収納設備は、移動体37を離間位置Fに位置させ、且つ、把持部36を把持解除状態OPに切換えた状態において、把持部36及び支持棒受け部38を移載箇所として、スタッカークレーン3により支持棒20の移載が行われるように構成されている。
また、本収納設備は、地上側コントローラ7が、ロール状物品9の搬入の後にロール状物品9を搬出するときには、第1物品載置部8aにある専用パレット40に搬出するロール状物品9を移載し、ロール状物品9の搬入の後に続いてロール状物品9を搬入するときには、第1物品載置部8aにある専用パレット40をバッファ装置24に搬送し、ロール状物品9の搬出の後に続いてロール状物品9を搬出するときには、バッファ装置24に保管されている専用パレット40を第1物品載置部8aに搬送して、その専用パレット40にロール状物品9を移載するように、スタッカークレーン3及び保管用コンベヤ23の運転を制御するように構成されている。
以下に、本収納設備にロール状物品9を入庫する入庫処理及び本収納設備からロール状物品9を出庫する出庫処理における地上側コントローラ7の制御動作について図12〜図20のフローチャート及び図21〜図24に基づいて説明する。なお、以下に説明する制御動作は、クレーン側制御装置CC,移動体制御装置CV、支持棒受け部制御装置CA、入手庫コンベヤ制御装置CG,載置部制御装置CW,保管用コンベヤ制御装置CS,バッファ制御装置CBのそれぞれが、地上側コントローラ7の制御指令に基づいて処理することになる。
まず、入庫処理について説明する。図12に示すように、ステップ#1〜ステップ#2において、パレット検出センサS6の検出情報に基づいて第1物品載置部8aがパレットクリア状態Pclrであるかどうかをチェックし、専用パレット40が第1物品載置部8aに残存している状態、つまり、パレットセット状態Psetであれば後述するパレットクリア処理を実行する。ステップ#3〜ステップ#4において第1物品載置部8aの搬送部28の昇降位置が搬出入用昇降高さH1であるかどうかをチェックし、搬出入用昇降高さH1でなければ後述する第1物品載置部下限処理を実行する。ステップ#5〜ステップ#6において、支持棒検出センサS7の検出情報に基づいて支持棒挿脱装置21が支持棒セット状態Lsetであるかどうかをチェックし、支持棒挿脱装置21に支持棒20がセットされていない状態、つまり、支持棒クリア状態Lclrであれば後述する支持棒セット処理を実行する。
ステップ#1〜ステップ#6の処理により第1入出庫口41aは図21に示す状態となっており、入庫の準備ができた状態になっているので、入出庫コンベヤ用モータM13、主搬送モータM1を搬入方向へ駆動させて専用パレット40に載置された状態のロール状物品9を第1物品載置部8aへ搬入する(ステップ#7)。そして、後述する支持棒挿入処理を実行し、ロール状物品9に支持棒20を挿入する(ステップ#8)。ステップ#9において、支持棒20が挿入された状態のロール状物品9を、スタッカークレーン3により目標とする収納部4へ搬送して入庫処理を完了させる。
パレットクリア処理について図14に示すフローチャートに基づいて説明する。ステップ#1〜ステップ#3の処理により第1物品載置部8aの搬送部28を支持棒挿脱用昇降高さH2に位置させるとともにステップ#4の処理により補助搬送装置26を上昇位置に位置させる。ステップ#5で、バッファ装置24に設けられたバッファ昇降用モータM4を駆動させ、バッファ装置24の格納棚31のうちで空いているもののうち最下方にあるものが支持棒挿脱用昇降高さH2に位置するようにキャリア枠体30を適正な昇降位置に位置させる。ステップ#1〜ステップ#5の処理により、第1物品載置部8aに残存する専用パレット40をバッファ装置24へ格納する準備が整った状態になるので、ステップ#6〜ステップ#8の処理により、専用パレット40を第1物品載置部8aから保管用コンベヤ23を介してバッファ装置24へ格納する。
そして、専用パレット40が取り除かれた状態の第1物品載置部8aを、専用パレット40に載置された状態で入出庫コンベヤ22により新たに搬入されるロール状物品9を載置させることができるように、ステップ#9で補助搬送装置26を下降位置に退避させ、ステップ#10で後述の第1物品載置部下限処理を実行してリンク式昇降台27を搬出入用昇降高さH1に位置させる。パレットクリア処理が完了すると図12の入庫処理に復帰する。
第1物品載置部下限処理について図15に示すフローチャートに基づいて説明する。ステップ#1でリンク昇降モータM3を下降側に駆動開始させ、ステップ#2で昇降リンク用ロータリエンコーダS3の出力値に基づいて第1物品載置部8aの搬送部28の昇降位置が搬出入用昇降高さH1となることが検出されるまで、リンク昇降モータM3の駆動を継続させ、第1物品載置部8aの搬送部28の昇降位置が搬出入用昇降高さH1となると、リンク昇降モータM3の駆動が停止させる。こうして、第1物品載置部8aが下限位置である搬出入用昇降高さH1に位置して第1物品載置部下限処理が完了すると分岐元の処理に復帰する。
支持棒セット処理について図16に示すフローチャートに基づいて説明する。支持棒セット処理は、ロール状物品9の入庫を行うに当たって、支持棒20が支持棒挿脱装置21にセットされていない場合、つまり、支持棒挿脱装置21が支持棒クリア状態Lclrである場合に実行されるので、結果的に入庫処理が連続する場合に実行されることになる。したがって、支持棒セット処理が実行されるときの把持部36は直前の入庫処理における後述の支持棒挿入処理が完了した後の状態となっているから、後述するように、把持部36は把持解除状態OPとなっている。
ステップ#1で、当該入庫処理によりロール状物品9を収納する収納部4として指定された収納部4(以下、目標収納部という)にスタッカークレーン3を移動させ、ステップ#2で目標収納部に収納されている支持棒20を掬う移載処理を実行する。支持棒20を掬った後、ステップ#3でスタッカークレーン3を支持棒挿脱装置21へ移動させ、ステップ#4で、把持部36が把持解除状態OPとなっている支持棒挿脱装置21へ支持棒20を卸す移載処理を実行する。ステップ#5で、支持棒20が移載された支持棒挿脱装置21の把持部36を把持状態CLに切換えると、支持棒セット処理が完了し、図12の入庫処理に復帰する。
支持棒挿入処理について図17に示すフローチャートに基づいて説明する。ステップ#1でリンク昇降モータM3を上昇側に駆動開始させ、第1物品載置部8aの上昇作動を開始する。第1物品載置部8aの上昇作動に伴って、第1物品載置部8a上の専用パレット40に載置された状態のロール状物品9が上昇し、ロール状物品9の上端部が上端検出光センサS4の取り付け高さを通過すると、上端検出光センサS4がオンする。上端検出光センサS4がオンした時の昇降リンク用ロータリエンコーダS3の出力値を基準値D1としてメモリー等の記憶手段に記憶させ(ステップ#3)、昇降リンク用ロータリエンコーダS3の出力値がこの基準値D1より所定量αだけ大きな値になるまで、ロール状物品9が載置された第1物品載置部8aの上昇作動が継続される。その後、昇降リンク用ロータリエンコーダS3の出力値が基準値D1より所定量αだけ大きな値になると、リンク昇降モータM3の駆動が停止される(ステップ#5)。ここで、所定量αはロール状物品9の半径分の長さに設定されており、上昇変化する紙管9aの中心の高さ位置が支持棒受け部38の支持高さ位置に略一致した時点で第1物品載置部8aの上昇作動が停止するようになっている。
ステップ#1〜ステップ#5の処理により、ロール状物品9の紙管9aは、支持棒挿脱装置21に保持されている支持棒20の水平高さと略同じ高さに位置しており、第1入出庫口41aは、図9に示すような状態になっている。この状態において、ステップ#6で移動用モータM10を前進方向に駆動開始させる。これにより移動体37の前進移動が開始され、支持棒20が、移動体37の進行方向に関して後側の端部を把持部36に把持されかつ移動体37の進行方向前側の中間部分を支持棒受け部38に支持された状態で(図22参照)略水平の姿勢を維持しながら、移動体37の進行方向前側の先端がロール状物品9の紙管9aに突入するように移動を開始する。支持棒20の先端がロール状物品9の紙管9aに突入してからも移動体37が移動を継続して、姿勢変更位置Cに到達する(ステップ#7)。マーク部材検出手段42が姿勢変更位置用マーク部材MCを検出して移動体37が姿勢変更位置Cに移動したことが検出されると、ステップ#8でアーム用モータM12を駆動させて支持棒受け部38を倒伏姿勢P2に切換える。その後、把持部36側の端部で片持ち状態となった支持棒20は、自重により挿入方向先端側の端部が垂れ下がった状態で、移動体37の前進移動が継続し、支持棒20の挿入が進行する。なお、支持棒受け部38が倒伏姿勢P2に切換わった後は、垂れ下がった支持棒20の先端が紙管9aの内壁の下側部分に支持される状態となる場合も考えられるが、支持棒20の挿入作業に影響はない。
移動体37の前進移動が継続して移動体37が隣接位置Nに位置すると、移動用モータM10の駆動が停止され(ステップ#9〜ステップ#10)移動体37が停止する。そして、ステップ#11で把持部用モータM11が駆動されて把持部36が把持解除状態OPに切換えられる。この状態で、リンク昇降モータM3を所定量だけ駆動させ、第1物品載置部8aの搬送部28を所定量だけ上昇させる(ステップ#12)と、支持棒20の全荷重が紙管9aの内壁下部に掛かった状態となり、把持解除状態OPの把持部36に載置支持されていた側の支持棒20の端部が把持部36から上方向に完全に離間した状態となる。そして、ステップ#13で移動用モータM10を後進側へ駆動開始させ、図23に示す状態を経て、移動体37が姿勢変更位置Cまで後退移動するとアーム用モータM12を駆動させて支持棒受け部38を起立姿勢P1に切換える(ステップ#14,ステップ#15)。
移動体37の後退移動が更に継続して移動体37が離間位置Fまで移動すると、移動用モータM10の駆動を停止させる(ステップ#16,ステップ#17)。この状態で、第1物品載置部8a下限処理を実行する(ステップ#18)と、第1物品載置部8aの搬送部28の昇降位置が搬出入用昇降高さH1となって、第1入出庫口41aは、図24に示すような状態となり、スタッカークレーン3によるロール状物品9の移載ができる状態となる。支持棒挿入処理が終了すると図12の入庫処理に復帰する。なお、図24では、スタッカークレーン3によるロール状物品9の入庫処理の一部が進行した時点の状態が示されている。
次に、出庫処理について説明する。図13に示すように、ステップ#1〜ステップ#2において、パレット検出センサS6の検出情報に基づいて第1物品載置部8aがパレットセット状態Psetであるかどうかをチェックし、専用パレット40が第1物品載置部8aに存在しない状態、つまり、パレットクリア状態Pclrであれば後述するパレットセット処理を実行する。ステップ#3〜ステップ#4において第1物品載置部8aの搬送部28の昇降位置が搬出入用昇降高さH1であるかどうかをチェックし、搬出入用昇降高さH1でなければ上述した第1物品載置部下限処理を実行する。ステップ#5〜ステップ#6において、支持棒検出センサS7の検出情報に基づいて支持棒挿脱装置21が支持棒クリア状態Lclrであるかどうかをチェックし、支持棒挿脱装置21に支持棒20がセットされている状態、つまり、支持棒セット状態Lsetであれば後述する支持棒クリア処理を実行する。
ステップ#1〜ステップ#6の処理により第1入出庫口41aは、ロール状物品9の存在を除いて、図24に示す状態となっており、出庫の準備ができた状態になっているので、ステップ#7では、支持棒20が挿入された状態で収納部4に収納されているロール状物品9を、スタッカークレーン3により第1入出庫口41aへ搬送し、第1物品載置部8aに用意された専用パレット40に載置する。そして、後述する支持棒離脱処理を実行し、ロール状物品9から支持棒20を離脱する(ステップ#8)。ロール状物品9から支持棒20を離脱した後は、ステップ#9で主搬送モータM1,入出庫コンベヤ用モータM13を搬出方向へ駆動させて専用パレット40に載置された状態の第1物品載置部8a上のロール状物品9を外部へ搬出して出庫処理を完了させる。
パレットセット処理について図18に示すフローチャートに基づいて説明する。ステップ#1〜ステップ#3の処理により第1物品載置部8aの搬送部28を支持棒挿脱用昇降高さH2に位置させるとともにステップ#4の処理により補助搬送装置26を上昇位置に位置させる。ステップ#5で、バッファ装置24に設けられたバッファ昇降用モータM4を駆動させ、排出対象の専用パレット40が格納されている格納棚31(具体的には、格納されている専用パレット40のうち最上段に位置する専用パレット40が格納されている格納棚31)が適正な昇降位置となるようにキャリア枠体30の昇降位置を調整し、バッファリング用モータM5a〜M5dのうち、排出対象の専用パレット40が格納されている格納棚31に対応するものを駆動させて、専用パレット40をバッファ装置24から排出する。そして、ステップ#6で、第1物品載置部8aに対して専用パレット40を供給する搬送方向となるように保管コンベヤ用モータM6を駆動させ、ステップ#7で第1物品載置部8aの補助搬送モータM2aを引込方向で駆動させる。これにより、専用パレット40をバッファ装置24から保管用コンベヤ23を介して第1物品載置部8aへ供給することができる。
専用パレット40が第1物品載置部8aに完全に引き込まれると、コンベヤチェーン昇降モータM2bが所定量駆動されて補助搬送装置26を下降位置へ下降操作する(ステップ#8)。そして、支持棒20が挿入された状態でスタッカークレーン3により収納棚1から新たに出庫されるロール状物品9を、第1物品載置部8aにセットされた専用パレット40に載置させることができるように、ステップ#9で前述の第1物品載置部下限処理を実行してリンク式昇降台27を搬出入用昇降高さH1に位置させ、パレットセット処理を完了させる。パレットセット処理が完了すると図13の出庫処理に復帰する。
支持棒クリア処理について図19に示すフローチャートに基づいて説明する。支持棒クリ処理は、ロール状物品9の出庫を行うに当たって、支持棒20が支持棒挿脱装置21にセットされている場合、つまり、支持棒挿脱装置21が支持棒セット状態Lsetである場合に実行されるので、結果的に出庫処理が連続する場合に実行されることになる。したがって、支持棒クリア処理が実行されるときの把持部36は直前の出庫処理における後述の支持棒離脱処理が完了した後の状態となっているから、後述するように、把持部36は把持状態CLとなっている。
ステップ#1で、スタッカークレーン3を支持棒挿脱装置21へ移動させる。ステップ#2で把持部用モータM11を駆動させて、把持状態CLの把持部36を把持解除状態OPに切換える。ステップ#3で、支持棒挿脱装置21に載置支持されている支持棒20を掬う移載処理を実行する。ステップ#4で、スタッカークレーン3を、直前の出庫処理で出庫したロール状物品9が収納されていた収納部4(この時点で空き状態となっている。)に移動させる。ステップ#5で、支持棒20を収納部4へ卸す移載処理を実行する。支持棒クリア処理が完了すると図13の出庫処理に復帰する。
支持棒離脱処理について図20に示すフローチャートに基づいて説明する。ステップ#1でリンク昇降モータM3を上昇側に駆動開始させ、第1物品載置部8aの上昇作動を開始する。第1物品載置部8aの上昇作動に伴って、第1物品載置部8a上の専用パレット40に載置された状態のロール状物品9が上昇し、ロール状物品9に挿入されている支持棒20の一方側の端部が支持棒検出リミットスイッチS5の取り付け高さを通過すると、支持棒検出リミットスイッチS5に一時的に接触し、オフ状態の支持棒検出リミットスイッチS5がオン状態を経てオフ状態に戻るという変化をする。支持棒検出リミットスイッチS5がオフした時の昇降リンク用ロータリエンコーダS3の出力値を基準値D2としてメモリー等の記憶手段に記憶させ(ステップ#3)、昇降リンク用ロータリエンコーダS3の出力値がこの基準値D2より所定量βだけ大きな値になるまで、ロール状物品9が載置された第1物品載置部8aの上昇作動が継続される。その後、昇降リンク用ロータリエンコーダS3の出力値が基準値D2より所定量βだけ大きな値になると、リンク昇降モータM3の駆動が停止される(ステップ#5)。ここで、所定量βは支持棒検出リミットスイッチS5の取り付け高さ位置と移動体37が有する把持部36の高さ位置との差に相当する距離に設定されており、第1物品載置部8aの上昇に伴って上昇変化するロール状物品9に挿入されている支持棒20の高さ位置が、把持部36の高さ位置に略一致した時点で第1物品載置部8aの上昇作動が停止するようになっている。
ステップ#1〜ステップ#5の処理により、ロール状物品9に挿入されている支持棒20は、移動体37が有する把持部36の水平高さ位置と略同じ高さに位置している。この状態において、ステップ#6で移動用モータM10を前進方向に駆動開始させる。これにより移動体37の前進移動が開始され、移動体37が移動を継続して、姿勢変更位置Cに到達する(ステップ#7)。マーク部材検出手段42が姿勢変更位置用マーク部材MCを検出して移動体37が姿勢変更位置Cに移動したことが検出されると、ステップ#8でアーム用モータM12を駆動させて支持棒受け部38を倒伏姿勢P2に切換える。
移動体37の前進移動が継続して図23に示す状態を経て移動体37が隣接位置Nに位置すると、移動用モータM10の駆動が停止され(ステップ#9〜ステップ#10)移動体37が停止する。そして、ステップ#11で把持部用モータM11が駆動されて把持部36が把持状態CLに切換えられ、支持棒20の端部を把持した状態となる。この状態で、ステップ#12で移動用モータM10を後進側へ駆動開始させると、移動体37が後退移動を開始し、支持棒20の先端側が紙管9aの内壁の下側部分に支持された状態で、移動体37の後退移動が継続し、支持棒20の離脱が進行する。移動体37が姿勢変更位置Cまで後退移動するとアーム用モータM12を駆動させて支持棒受け部38を起立姿勢P1に切換える(ステップ#13,ステップ#14)。これにより、図22に示すように、支持棒20が、移動体37の後退移動方向側の端部を把持部36に把持されかつ移動体37の後退移動方向反対側の端部を支持棒受け部38に支持された状態で略水平の姿勢を維持しながら、移動体37の移動方向反対側の先端がロール状物品9の紙管9aから離脱するように移動を継続する。
移動体37の後退移動が更に継続して移動体37が離間位置Fまで移動すると、移動用モータM10の駆動を停止させる(ステップ#15,ステップ#16)。この状態で、第1物品載置部下限処理を実行する(ステップ#17)と、第1物品載置部8aの搬送部28の昇降位置が搬出入用昇降高さH1となって、第1入出庫口41aは、ロール状物品9の位置を除いて図21に示すような状態となり、第1物品載置部8a及び入出庫コンベヤ22によるロール状物品9の搬出ができる状態となる。支持棒離脱処理が終了すると図13の出庫処理に復帰する。
以上のように、ロール状物品9の入出庫作業における支持棒20の挿脱作業や、それに付随する支持棒20及び専用パレット40の供給や排出等の作業が、支持棒挿脱装置21や周辺の装置により自動的に行われる。
〔別実施形態〕
以下、別実施形態を列記する。
(1)上記実施形態では、保管用コンベヤ23及びバッファ装置24を設けた構成を例示したが、入庫処理が連続する場合や出庫処理が連続する場合には人為的作業により第1物品載置部8a上の専用パレットの過不足に対処するとして、保管用コンベヤ23及びバッファ装置24を設けない構成であってもよい。
(2)上記実施形態では、地上側コントローラ7がパレット検出センサS6の検出情報に基づいて、第1物品載置部8aがパレットセット状態Psetであるかパレットクリア状態Pclrであるかの判別をするように構成されたもの例示したが、これに代えて、地上側コントローラ7が過去の入出庫に関する作業履歴を記憶手段に記憶する記憶処理を実行するように構成し、この記憶処理により記憶された作業履歴情報に基づいて、直前の処理が入庫処理であれば第1物品載置部8aはパレットセット状態Psetであると判別し、直前の処理が出庫処理であれば第1物品載置部8aはパレットクリア状態Pclrであると判別するように構成してもよい。
(3)上記実施形態では、地上側コントローラ7が支持棒検出センサS7の検出情報に基づいて、第1物品載置部8aが支持棒セット状態Lsetであるか支持棒クリア状態Lclrであるかの判別をするように構成されたもの例示したが、これに代えて、地上側コントローラ7が過去の入出庫に関する作業履歴を記憶手段に記憶する記憶処理を実行するように構成し、この記憶処理により記憶された作業履歴情報に基づいて、直前の処理が入庫処理であれば第1物品載置部8aは支持棒クリア状態Lclrであると判別し、直前の処理が出庫処理であれば第1物品載置部8aは支持棒セット状態Lsetであると判別するように構成してもよい。
(4)上記実施形態では、第1物品載置部8a上の空の専用パレット40を、保管用搬送装置としての保管用コンベヤ23により載置具保管箇所としてのバッファ装置24に格納するように構成されたものを例示したが、バッファ装置24を設けずに保管用コンベヤ23の搬送経路上に空の専用パレット40を保管するように構成して、保管用コンベヤ23を保管用搬送装置及び載置具保管箇所として兼用する形態で構成してもよい。
(5)上記実施形態では、入出庫コンベヤ22の搬送経路方向Aに関してスタッカークレーン3のガイドレール5の反対側に、第1物品収納設備1L及び第2物品収納設備1Rに対応して一対のバッファ装置24が設けられているが、このような構成に代えて、図25に示すように、入出庫コンベヤ22の搬送経路方向Aに関してスタッカークレーン3のガイドレール5と同じ側に、第1物品収納設備1L及び第2物品収納設備1Rについて兼用される一つのバッファ装置24が設けられたものでもよい。
この場合、第1物品載置部8aに設けられた補助搬送装置26と同様に、入出庫コンベヤ22のバッファ装置24が位置する箇所に、搬送面が入出庫コンベヤ22の搬送面より高くなる作用姿勢と、搬送面が入出庫コンベヤ22の搬送面より低くなる待機姿勢とに昇降自在に構成されたコンベヤチェーン等で構成されたバッファリング用搬送装置34を設けて、入出庫コンベヤ22とバッファ装置24との間で専用パレット40の搬送を行うように構成する。
収納設備の全体平面図 収納棚の正面図 収納棚の側面図 専用パレットとそれに載置されるロール状物品の斜視図 バッファ装置の正面図 入出庫口の一部縦断側面図 スタッカークレーンの正面図 クレーン側制御装置の制御ブロック図 入出庫口の正面図 地上側コントローラの制御ブロック図 (イ)支持棒受け部単体側面図(ロ)支持棒受け部の姿勢変更及び物品載置部との位置関係を示す図 入庫処理のフローチャート 出庫処理のフローチャート パレットクリア処理のフローチャート 第1物品載置部下限処理のフローチャート 支持棒セット処理のフローチャート 支持棒挿入処理のフローチャート パレット処理のフローチャート 支持棒クリア処理のフローチャート 支持棒離脱処理のフローチャート 入出庫口の状態を示す正面図 入出庫口の状態を示す正面図 入出庫口の状態を示す正面図 入出庫口の状態を示す正面図 別実施形態(5)による収納設備の全体平面図
符号の説明
N 隣接位置
F 離間位置
3 物品搬送装置
4 収納部
8a、8b 物品載置部
9 ロール状物品
20 支持棒
21 支持棒挿脱装置
23 保管用搬送装置
24 載置具保管箇所
36 把持部
37 移動体
38 支持棒受け部
40 載置具
41a、41b 入出庫口

Claims (4)

  1. ロール状物品に両端が突出する状態で挿入された支持棒の両端部を支持してロール状物品を収納する複数の収納部と、
    前記支持棒の両端部を支持してロール状物品を前記収納部と入出庫口とに搬送する物品搬送装置とが設けられたロール状物品用の収納設備であって、
    前記入出庫口に、ロール状物品の外部からの搬出入及びロール状物品の前記物品搬送装置による移載が可能な入出庫兼用の物品載置部が設けられ、
    その物品載置部に載置されたロール状物品に対して前記支持棒の挿入及び離脱を行う支持棒挿脱装置が設けられているロール状物品用の収納設備。
  2. 運転制御手段が、前記支持棒挿脱装置にて外部に搬出するロール状物品から離脱された前記支持棒を前記収納部に収納し、且つ、外部から搬入されたロール状物品に挿入する支持棒を前記収納部から搬送して前記支持棒挿脱装置に供給するように、前記物品搬送装置の運転を制御するように構成されている請求項1記載のロール状物品用の収納設備。
  3. 前記ロール状物品が、転動を抑制した状態でその外周部を載置支持する載置具にて載置された状態で搬出入されるように構成され、
    前記物品載置部と載置具保管箇所との間で前記載置具を搬送する保管用搬送装置が設けられ、
    前記運転制御手段が、ロール状物品の搬入の後にロール状物品を搬出するときには、前記物品載置部にある前記載置具に搬出するロール状物品を移載し、ロール状物品の搬入の後に続いてロール状物品を搬入するときには、前記物品載置部にある前記載置具を前記載置具保管箇所に搬送し、ロール状物品の搬出の後に続いてロール状物品を搬出するときには、前記載置具保管箇所に保管されている前記載置具を前記物品載置部に搬送して、その載置具に前記ロール状物品を移載するように、前記物品搬送装置及び前記保管用搬送装置の運転を制御するように構成されている請求項2記載のロール状物品用の収納設備。
  4. 前記支持棒挿脱装置は、前記支持棒の一端部を把持自在でかつ把持状態と把持解除状態とに切換え自在な把持部を備え且つ前記物品載置部に隣接する隣接位置と前記物品載置部から離間した離間位置とに亘って往復移動して前記支持棒をスライド操作する移動体と、前記物品載置部に隣接する位置に設置されて、前記移動体にてスライド操作される前記支持棒を受け止め支持する支持棒受け部とを備えて、前記離間位置から前記隣接位置への前記移動体の移動により、前記把持部に把持した前記支持棒を前記物品載置部に載置されたロール状物品に挿入し、かつ、前記隣接位置から前記離間位置への前記移動体の移動により、前記物品載置部に載置されたロール状物品に挿入されている前記支持棒を前記把持部に把持して離脱させるように構成され、
    前記移動体を前記離間位置に位置させ、且つ、前記把持部を把持解除状態に切換えた状態において、前記把持部及び前記支持棒受け部を移載箇所として、前記物品搬送装置により前記支持棒の移載が行われるように構成されている請求項2又は3に記載のロール状物品用の収納設備。
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