JP2006094677A - 電気機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電気機器がオーディオやビデオの記録/再生装置である場合には再生又は記録の音質や画質に劣化を生じさせない。
【解決手段】 電気機器1は、機器に固有の所定の電気回路動作を行う回路動作部2と、回路動作部2へ充電による電力を供給する電源供給部3と、回路動作部2がノイズを受けても所定の電気回路動作に影響を与えない期間を検出する検出部4と、検出部4の検出結果に基づいて電源供給部3の動作を切り換え制御する電源切り換え部5とを備える。また、電気機器1は、使用者からの手動操作を受け付ける操作部8をさらに備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 電気機器1は、機器に固有の所定の電気回路動作を行う回路動作部2と、回路動作部2へ充電による電力を供給する電源供給部3と、回路動作部2がノイズを受けても所定の電気回路動作に影響を与えない期間を検出する検出部4と、検出部4の検出結果に基づいて電源供給部3の動作を切り換え制御する電源切り換え部5とを備える。また、電気機器1は、使用者からの手動操作を受け付ける操作部8をさらに備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、商用電源から供給される電力を被充電媒体に充電する充電手段を有する電気機器に関する。
従来、家庭内などにおいて商用電源に、ビデオやオーディオの記録再生装置、電話器、ファクシミリ、コンピュータ、照明器等、多くの電気機器がつながれ、同時に動作した場合に、例えば電気機器A、と電気機器Bが同時に動作したとすると、一方の電気機器Aが発生したノイズが他方の電気機器Bに影響を与えてしまい、他方の電気機器Bが誤動作するなどの可能性があった。
またこれらの問題の対策としてフィルタを用いてノイズを除去することが考えられるが、完全には除去できなかった。このため、例えば電気機器がオーディオやビデオの記録/再生装置である場合には再生又は記録の音質や画質に劣化が見られた。また、電気機器が測定装置の場合には、正確な値が測定出来なかった。また、電気機器が通信装置の場合には、送信又は受信にミスが生じたり、通信品質が劣化する等の問題があった。
また商用電源を用いた電力線通信(Power line communication:PLC)などでは、電力線に通信用電波を流すので、商用電源に接続している電気機器の動作によってノイズが混入されると、通信の妨げになってしまう。
もちろん、家庭内等にあるすべての電気機器がバッテリなどの被充電媒体からなる充電電源により電源を供給されればこれらの問題は発生しないことになるが、実際には電気機器中に巨大な被充電媒体及び充電手段を設ける必要があり、現実的ではない。
また、従来、通信装置の分野で、充電台の代わりにスイッチングレギュレータを用いて充電する場合に、スイッチングレギュレータの発生するノイズが送受信に与える悪影響を阻止するために、着信待機中には、交流電源から充電を行い、受信状態に至った時には、充電を停止して、内部電池により動作をさせるようにした技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、同じく通信装置の分野で、電磁誘導を利用した非接触型の充電器を用いる場合、電磁誘導により発生する強い磁界が通信動作に影響を与えるのを阻止するために、通信動作タイミングを表す信号に応じて充電動作をON/OFF制御する技術が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
また、商用電源からの電力によって充電される二次電池を各々備える複数の電気機器にあって、複数の電気機器による商用電源からの電力の消費を平準化するために、各電気機器の電池の充電を、有線あるいは無線により個別に制御するシステムが開示されている(例えば、特許文献3参照。)。
ところで、上記特許文献1、特許文献2に記載された技術は、いずれも受信状態に至った時から充電を停止し、内部電池によって通話の送受信動作を行うものであり、一旦通話動作に入ってしまうと充電は行われないので、通話が長くなればなるほど内部電池の充電残量は減り、長時間の通話によりやがては充電残量は0になってしまう。
また、上記特許文献3に記載された技術は、電力消費を平準化することを目的としたものであり、また複数の電気機器の他に、各機器の電力消費を制御する全体制御装置を必要とする構成である。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、電気機器がオーディオやビデオの記録/再生装置である場合には再生又は記録の音質や画質に劣化を生じさせず、また、電気機器が測定装置の場合には、正確な値を測定でき、また、電気機器が通信装置の場合には、送信又は受信にミスを生じさせず、通信品質を劣化させないことを目的としている。また、電気機器が例えば再生又は記録中であっても、充電電源を使用し続けることなく、適切に充電を行うことができることを目的とする。
また、本発明は、複数の電気機器のみで、全体の制御装置を不要としながらも、充電のための要求、調停などを行い、充電中の電気機器から、例えば再生/記録中の他の電気機器にノイズが混入しないようにすることを目的とする。
本発明に係る電気機器は、上記課題を解決するために、所定の電気回路動作を行う回路動作手段と、商用電源から供給される電力を被充電媒体に充電する充電手段を有し、充電手段によって充電された被充電媒体から上記回路動作手段に電力を供給する電源供給手段と、上記回路動作手段がノイズを受けても上記所定の電気回路動作に影響を与えない期間を検出する検出手段と、上記検出手段の検出結果に基づいて商用電源を上記電源供給手段に接続するか否かを切り換える切り換え手段とを備える。
上記回路動作手段は、ノイズの影響を受ける第1の回路動作手段と、ノイズの影響を受けない第2の回路動作手段からなり、上記検出手段は、第1の回路動作手段による電気回路動作に影響を与えない期間を検出する検出手段であることが好ましい。
また、商用電源からの交流電源を直流電源に変換する交流直流変換部を含み、上記切り換え手段は、上記第1の回路動作手段と上記交流直流変換部の間に、それぞれ設けられることが好ましい。また、上記切り換え手段は、交流直流変換部と、交流電源供給部の間に設けられてもよい。
本発明に係る電気機器は、電気機器がオーディオやビデオの記録/再生装置である場合には再生又は記録の音質や画質に劣化を生じさせず、また、電気機器が測定装置の場合には、正確な値を測定でき、また、電気機器が通信装置の場合には、送信又は受信にミスを生じさせず、通信品質の劣化を防ぐことができる。また、電気機器が例えば再生又は記録中であっても、充電電源を使用し続けることなく、適切に充電を行うことができる。
以下、本発明を実施するためのいくつかの最良の形態を説明する。第1の実施の形態は、商用電源から供給される電力を被充電媒体に充電する充電手段を有する電気機器である。図1に構成を示すように、第1の実施の形態となる電気機器1は、機器に固有の所定の電気回路動作を行う回路動作部2と、回路動作部2へ充電による電力を供給する電源供給部3と、回路動作部2がノイズを受けても所定の電気回路動作に影響を与えない期間を検出する検出部4と、検出部4の検出結果に基づいて電源供給部3の動作を切り換え制御する電源切り換え部5とを備える。また、電気機器1は、使用者からの手動操作を受け付ける操作部8をさらに備える。
回路動作部2は、例えばオーディオ光ディスク再生、テープ又は光ディスクへのビデオ記録、等の所定の電気回路動作を行う。
電源供給部3は、図2に示すように、商用電源から供給される交流電力を直流に変換し、かつ整流してから被充電媒体である、電気二重層コンデンサ6に充電する充電回路7を有し、充電回路7によって充電された電気二重層コンデンサ6から回路動作部2に電力を供給する。
電気二重層コンデンサ6は、分極性電極と電解液の界面に生じる電気二重層に電荷を蓄積するコンデンサである。小型で大きな静電容量が得られると共に過充電や過放電に強く、環境性に優れており、低電圧で優れた充電特性を示す。短時間、例えば2,3秒以内で電気機器に上記所定の動作を行わせるに十分な充電を行うことができる。
図3には電気二重層コンデンサの具体例を示す。電気二重層コンデンサ6は、有底円筒状の金属よりなる外装ケース61と、この外装ケース61内に収納される蓄電本体であるコンデンサ本体62等を備えて構成されている。コンデンサ本体62は、金属箔もしくは導電性高分子からなる集電体上に活性炭と結着剤と導電剤の混合物を設けた一対の分極性電極を有し、この分極性電極間にセパレータを介在させて巻き回しすることにより構成されている。コンデンサ本体62には、電解液が含浸され、その状態で外装ケース61内に収納されている。外装ケース61の開口部61aには、シール部材であるゴム状弾性体からなるガスケット64が嵌合されている。このガスケット64には、一対の分極性電極に接続されたリード線63がそれぞれ貫通し、各リード線63の先端部が外部に突出されている。
検出部4は、回路動作部2がノイズを受けても所定の電気回路動作に影響を与えない期間を検出する。所定の電気回路動作に影響を与えない期間とは、例えばオーディオ光ディスクを再生する装置にあっては、1曲目と2曲目の間、トラックとトラックの間の無音部分である。また、ディスクを再生装置にセットし、再生ボタンを押してから初めの曲が音を出すまでの間である。これらは、検出部4がTOCを読むことによって時間長さ、いつの時間に発生するか、等を検出することができる。
また、ビデオテープレコーダにあっては、コマーシャルが流れている期間である。よって、検出部4はコマーシャル検出手段として機能してもよい。また、検出部4はデジタル放送を受信するような装置にあっては、EPGから上記期間を検出してもよい。
電源切り換え部5は、回路動作部2がノイズを受けても上記所定の電気回路動作に影響を与えない期間を検出部4が検出したときには上記商用電源からの電力を電源供給部3の充電回路7に供給させるようにオンする。このため、充電回路7は、上記商用電源の電力を電気二重層コンデンサ6に充電する。
電源切り換え部5は、回路動作部2がノイズを受けても上記所定の電気回路動作に影響を与えない期間を検出部4が検出していないときには上記商用電源からの電力を電源供給部3の充電回路7に供給させないようにオフする。すると、電源供給部3は、電気二重層コンデンサ6からの充電電力を回路動作部2に供給する。
このように、電気機器1では、検出部4が回路動作部2にノイズを受けても上記所定の電気回路動作に影響を与えない期間を検出したときには上記商用電源からの電力を電源供給部3の充電回路7に供給させ、検出部4が上記ノイズを受けても上記所定の電気回路動作に影響を与えない期間を検出していないときには電気二重層コンデンサ6から回路動作部2に充電電力を供給させる。
したがって、電気機器の使用上非常に重要なタイミングでは商用電源につながることはなくなり、電源を経由した電源ノイズからの影響を除去できることになる。
以下、電気機器1の具体例として、光ディスク再生装置、ビデオ記録装置を挙げて説明する。
図4は、光ディスク再生装置の具体例を示す図である。図4には、図1に示した電気機器1の回路動作部2の詳細な構成を示している。つまりサーボコントローラ12、スピンドルモータ13、光ピックアップユニット14、RFアンプ15、復調回路16、エラー訂正復号化回路17、バッファメモリ手段18、サブコードデコーダ19が回路動作部2に相当し、ディスク10を再生する回路動作を行う。また、キー操作部11は図1の操作部8に相当し、制御部20は検出部4に相当する。
制御部20は、回路動作部2がノイズを受けても所定の電気回路動作に影響を与えない期間をサブコードデコーダ19でデコードされた例えばQデータから検出する。電源切り換え部5は、制御部20の検出結果に基づいて電源供給部3の動作を切り換え制御する。
以下、光ディスク再生装置の再生動作について説明する。使用者が、キー操作部(リモコンでもよい)11を操作して、再生モードを選択する。サーボコントローラ12により各種サーボがコントロールされて、スピンドルモータ13によりディスク10が回転され、光ピックアップユニット14によってディスク10から記録データが読み出される。読み出されたデータはRFアンプ15を経て復調回路16に供給されて、EFM復調つまり(8−14)復調された後、エラー訂正復号化回路17に供給されてエラー訂正および復号化処理が行われる。
エラー訂正処理としては、周知のCIRC(Cross Interleave Reed-SolomonCode)によるエラー訂正符号化処理(二重エラー訂正処理)が適用される。なお、実施の形態としては図示しないが、書き込み可能な記録媒体の一種であるDVDディスクなどでは、RS−PC(Reed-Solomon Product Code)を使用したエラー訂正および符号化処理が行われる。
エラー訂正および復号化処理されたコンテンツデータは、バッファメモリ手段18に供給される。バッファメモリ手段18はRAMなどの半導体メモリを使用することができる。以下バッファメモリと言う。この例ではディスク10よりのデータ読み出し速度でバッファメモリ18への書き込み処理が行われる。そして、バッファメモリ18の後段には再生アンプ系が接続されるので、通常の読み出し速度(データ再生用の転送速度(等速))で読み出されることになる。コンテンツが音楽であれば、音楽を通常速度で再生し、映像であれば等速で映像を再現できる速度である。
復調回路16で復調された復調出力の一部がさらにサブコードデコーダ19に供給されてサブコードの復号処理が実行され、そのデコード出力はCPUを搭載した制御部20に供給されて、TOCデータが判別される。制御部20は、検出部として動作し、TOCデータを判別する他、サーボコントローラ12等を制御する。
TOCデータは、ディスク10の内周側のリードインエリアに記録されている。図5は、TOCデータとして、例えばQチャンネルの構成を示す。図5において、フレームの先頭には同期パターンS0,S1(2ビット)が付加され、その後にコントロールビット(4ビット)、アドレスビット(4ビット)が続く。
その後に続く領域がデータ領域であって、ディスク10に記録された楽章の番号TNO、ポイントPOINTに続いて分(MIN)、秒(SEC)およびフレーム番号(FRAME)が、楽章内の経過時間(時間情報)を示すデータとして挿入される。そのあとゼロデータを挿入したのち、ポイントの内容の絶対時間(分、秒およびフレーム番号であって、アドレス情報として機能する)が挿入される。そして最後に、エラー訂正符号であるCRC符号(16ビット)が付加されて1フレームが構成されることになる。楽章番号以降は全て8ビット単位で構成される。
制御部20は、サブコードデコーダ19が復号したサブコードの例えばQチャンネルから、楽章内の経過時間情報や、絶対時間を参照し、例えば図6に示すようなトラック1とトラック2間、トラック2とトラック3間の無音のインターバルINT1、INT2を検出する。もちろん、スタートからトラック1の再生が開始するまでのアクセス中のインターバルINT0を検出してもよい。
また、制御部20は、図示しないミュート回路が起動するタイミングを検出してもよい。この光ディスク再生装置は、曲間で無音の場合やアクセス中などで無音になる場合、無音を検出すると図示しないミュート回路を起動する。よって、ミュート回路が起動するインターバルINTは、音楽再生時間ではなく、ノイズを受けても光ディスクの再生動作に影響を与えない期間である。よって、電源切り換え部5は、制御部20が上記ミュートのタイミングを検出すると、オンして電源供給部3に商用電源を供給し、電気二重層コンデンサ6を充電させる。
逆に、制御部20が、上記ノイズを受けても光ディスクの再生動作に影響を与えない期間を検出していない間、つまりトラック1、トラック2、トラック3の音楽再生期間は、商用電源に乗った他の電気機器からのノイズの影響を受けたくないので、これらの期間は、電源供給部3の上記電気二重層コンデンサ6からの充電電力によって動作するように電源切り換え部5がオフする。
このような構成にすることで、光ディスク再生装置は、リピートなどで永遠に再生を繰り返されたとしても、アクセス中に充電を行うことで、音切れもせず、また充電も可能となる。なお、アクセス中だけで不足する場合、アクセス後に充電可能な分だけ充電を行ってから、再生することで、再生中に電源が不足してしまうことは無い。
また無音部が短い際には、無音が伸びても特に問題は大きくないので、多少伸ばすなどの処理を行っても良い。
また音量が規定以上になった場合、人間の耳の特徴から、小さい音がマスキングされてしまうのでそのタイミングで充電を行う。これは直接デジタルデータからの検出などで検出することが出来る。
図7は、光ディスク再生装置の制御部20が、ミュート検出により充電を行う場合、或いは音量が大きいことを示す音量フラグを検出したときの処理手順を示すフローチャートである。電源切り換え部5がステップS1でオンになり商用電源にAC接続する。そして待機状態に入る(ステップS2)。
使用者がステップS11にてキー操作部11を操作し電源ONにする。先ず、TOC情報を取得しにいくが、TOC情報取得中は音が出ないので、少なくともこの間に一旦電源を商用電源に接続し、充電を行う。また、トレイの開け閉めなどの間も再生のように音楽データが無く、電源からのノイズで音楽信号を汚す心配が無いので、その間を使って充電を行う。
光ディスク再生装置は電源切り換え部5がON状態であるのでそのまま充電を開始する(ステップS12)。そして、ステップS13にて充電終了としステップS3にて電源切り換え部5はACを切断する。その後、ステップS14にてTOC情報を取得する。そして、ステップS15にて再生を開始する。
制御部16は、電源供給部3の充電の残量をステップS16にて検出している。ステップS17にてミュート検出回路がONしているのを検出すると、ステップS18にて充電を開始する。ステップS19にてミュートが終了すると、ステップS20にて再生を終了する。そして、ステップS24にて電源をOFFする。
また、ステップS21にて音量フラグを検出すると、ステップS22にて充電を開始する。音量フラグがOKとなると(ステップS23)、ステップS24にて電源をOFFする。
このように、光ディスク再生装置では、再生動作のような重要なタイミングでの商用電源への接続がなくなり機器の動作品質の向上が可能となる。また、リピートなどで永遠に再生を繰り返されたとしても、アクセス中に充電を行うことで、音切れもせず、また充電も可能となる。
図8は、テレビジョン放送記録装置の具体例を示す図である。図8には、図1に示した電気機器1の回路動作部2の詳細な構成を示している。つまりチューナ22、遅延回路30、変調回路31、書き込み装置33、切り換えスイッチ32、記録媒体34が回路動作部2に相当する。コマーシャル検出回路23は、図1の検出部4に相当する。コマーシャル検出回路23は、留守録にてコマーシャルを検出し、電源切り換え部5と、電源供給部3からなる構成にて、コマーシャル期間に充電を行いながらビデオを記録する。
このテレビジョン放送記録装置にあって、RF入力端子であるアンテナ21より入力されたRF信号はチューナ22により復調され、音声信号SA,音声多重信号SSA,映像信号SVに分離された後、それぞれコマーシャル検出回路23に入力される。
コマーシャル検出回路23ではチューナ22より入力された音声信号SA、映像信号SV、及び音声多重モード信号SSAを用いてコマーシャル検出を行い、コマーシャル判定信号を出力する。
このコマーシャル検出回路4での信号の流れと処理を以下に説明する。チューナ22より入力された音声信号SAはA/D変換回路24により、所定のサンプリング周波数での離散化、及び所定の量子化レベルでの量子化、つまりA/D変換処理が施される。
A/D変換器24でディジタル化された音声データはメインプロセッサ26内の無音声部検出回路27に入力する。このメインプロセッサ26はコンピュータで構成され、無音声部検出回路27、シーンチェンジ検出回路28、コマーシャル区間検出回路29はいずれもソフトウェアで実現している。
無音声部検出回路27では毎フレームの平均音声レベルを計算により求め、その平均レベルが所定のしきい値より小さいか否かで無音声区間を検出している。
一方、チューナ22から出力される映像信号SVは、コマーシャル検出回路23に入力され、遅延回路25、遅延回路30及びシーンチェンジ検出回路28に入力される。
遅延回路25は例えば1フレームという所定のフレーム数のフレームメモリで構成される。この遅延回路25からは所定のフレーム数に対応する時間だけ遅延された映像信号がシーンチェンジ検出回路28に入力される。
シーンチェンジ検出回路28では無音声部検出回路27からの出力と遅延された映像信号と、チューナ22から遅延なしに直接供給されたスルーの映像信号とを入力とし、無音声区間でのシーンチェンジ検出を行う。
シーンチェンジ検出回路28の出力とチューナ22からの音声多重モード信号SSAは、コマーシャル区間検出回路29に入力される。コマーシャル区間検出回路29はシーンチェンジ検出回路28からの出力とチューナ22からの音声多重モード信号を所定の時間分だけ記憶しておくメモリ領域を持っている。一般的にテレビジョン放送におけるコマーシャルは最長でも1分以内であることが多く、1分のメモリつまり、120(秒)×30
(フレーム)×2(データ)×1(ビット)の容量を持つRAMを用意している。
(フレーム)×2(データ)×1(ビット)の容量を持つRAMを用意している。
そして、このRAM内では、シーンチェンジ検出回路28からの出力がコマーシャルの始点・終点の候補点であるならば、Scene_Change[Frame]に“1”を、候補点でないならば“0”を記憶しておく。
同様に、チューナ22からの音声多重モード信号がステレオならばAudio_Multi[Frame]に“1”を、ステレオ以外つまりモノラル及びバイリンガルであった場合は“0”を書き込む。RAM内のScene_Change[Frame]は現在のフレームから1分前のフレームまでの領域を持っている。
コマーシャル区間検出回路29は1分前のフレームをコマーシャル区間と判定した場合には“1”を出力し、コマーシャル区間でないと判別した場合には“0”を出力する。
一方、チューナ22より出力される音声信号SA、及び映像信号SBはそれぞれ遅延回路30にも入力されている。音声及び映像を変調後、記録媒体に記録する際、コマーシャル区間検出回路29より出力されるコマーシャル検出信号と同期している必要があるため、この遅延回路30で同期をとる。ここでは、コマーシャル検出のために、コマーシャル区間検出区間で1分間のバッファ(メモリ)を持っているため、1分間の遅延処理を遅延回路30で施す必要がある。これはメモリで実現することも可能であるが、このテレビジョン放送記録装置では容量の関係によりハードディスクドライブ゛を用いて実現している。
この遅延回路30の出力は変調回路31に入力される。ここでは、音声及び映像信号を記録媒体に書き込むための信号形態に例えばEFM変調といった変調をかける。MPEGやJPEGといったデータ圧縮の処理などもここに含まれる。
変調回路31の出力は書き込み許可スイッチ32の状態により、書き込み許可ならば書き込み装置33に供給され、記録媒体34に記録される。書き込み許可スイッチ32はコマーシャル区間検出回路29からのコマーシャル検出信号が“1”であったときに閉じられ、変調された音声及び映像信号が書き込み装置33に伝えられる。
書き込み装置33は書き込み許可スイッチ32を経て入力された変調後の音声及び映像信号を電気的、又は磁気的、又は光学的、又は物理的、又は以上の組み合わせにより記録媒体34に記録する機能を持つ。
記録媒体34は例えば書き込み可能な光ディスク、光磁気ディスク、ハードディスクなどのデータを記録・蓄積することができる媒体である。
このようにテレビジョン放送記録装置は、正確なコマーシャル検出を行うコマーシャル検出回路23を備えるため、コマーシャルを除去した本編番組のみを記録媒体34に記録することができる。
このようにテレビジョン放送記録装置は、コマーシャル検出回路23によって正確に、コマーシャル区間を検出する。コマーシャル区間は回路動作部がノイズを受けても所定の電気回路動作に影響を与えない期間である。
このテレビジョン放送記録装置にあって、電源切り換え部5は、コマーシャル検出部23が上記コマーシャル区間を検出すると、オンして電源供給部3に商用電源を供給し、電気二重層コンデンサ6を充電させる。
逆に、コマーシャル検出部23が、上記ノイズを受けてもテレビジョン放送の記録動作に影響を与えない期間を検出していない間、商用電源に乗った他の電気機器からのノイズの影響を受けたくないので、これらの期間は、電源供給部3の上記電気二重層コンデンサ6からの充電電力によって動作するように電源切り換え部5がオフする。
図9は、テレビジョン放送記録装置がコマーシャル区間を検出し、そのコマーシャル区間に充電を行う処理手順を示すフローチャートである。
電源切り換え部5がステップS31でオンになり商用電源にAC接続する。そして待機状態に入る(ステップS32)。
使用者がセットした予約録画時間よりも早く、ステップS41にて電源を予めONし、ステップS42にて充電を開始する。ステップS43にて充電を終了する。これに伴い電源切り換え部5はステップS33にてACを切断する。
次に、ステップS44にてコマーシャルがある放送であるか否かをチェックする。コマーシャルのある放送であれば、ステップS45にて予約録画時間にしたがって録画を開始する。ステップS46にて上記コマーシャル検出部23によりコマーシャル区間を検出すると、ステップS34にて電源切り換え部5がONとなりAC接続し、ステップS47にて充電を開始する。そして、ステップS48にて充電を終了すると、電源切り換え部5はステップS35にてACを切断する。
ステップS44にてCMが無い放送であると判断すると、ステップS49に進み、録画を開始する。もし、ステップS50にて番組が変わったと判断すると、ステップS51にて充電を開始し、ステップS52にて充電を終了する。以上の処理を録画終了(ステップS53)まで繰り返す。
このようにテレビジョン放送記録装置は、予約された時間よりも前に電源を予め入れ、少なくとも予約の期間持つように充電を行う。ただし連続して何本かの番組をとる場合、電源の余裕度から内部に保持する充電部のみでは、供給し切れない可能性がある。その場合を考えて、コマーシャルなどの自動検出などの機能を合わせて番組録画中に画質を気にしないコマーシャルの部分や、番組のオープニングなどを用いて充電を行う。また、EPG(電子番組情報)のデータから番組の切れ目などを検出して、充電を行うようにしてもよい。
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態も、商用電源から供給される電力を被充電媒体に充電する充電手段を有する電気機器であるが、回路動作手段として、ノイズの影響を受ける第1の回路動作手段と、ノイズの影響を受けない第2の回路動作手段とを備え、検出手段は、第1の回路動作手段による電気回路動作に影響を与えない期間を検出する。特に、この第2の実施の形態の電気機器は、商用電源からの交流電源を直流電源に変換する交流直流変換部を含み、切り換え手段は、第1の回路動作手段と交流直流変換部の間に、それぞれ設けられる。
図10は、第2の実施の形態の電気機器70の構成を示す図である。ノイズの影響を受ける第1の回路動作手段に相当する回路動作部74,回路動作部78及び回路動作部82を備える。また、ノイズの影響を受けない、つまりノイズが乗っても問題が無い第2の回路動作手段に相当する回路動作部84及び回路動作部85を備える。
各回路動作部74,78,82,84及び85には、商用電源である交流電源供給部100からの交流電源を交流直流変換部71が変換した直流電源が供給されるが、第1の回路動作手段に相当する回路動作部74,回路動作部78及び回路動作部82と、交流直流変換部71との間には、それぞれ電源切り換え部72,電源切り換え部76及び電源切り換え部80が設けられる。
また、電源切り換え部72、電源切り換え部76及び電源切り換え部80と回路動作部74,回路動作部78及び回路動作部82の間には、後述する電源供給部73,電源供給部77及び電源供給部81が設けられる。
また、回路動作部74,回路動作部78及び回路動作部82による電気回路動作に影響を与えない期間は、検出部75,検出部79及び検出部83によって検出される。検出部75,検出部79及び検出部83は、検出結果に基づいて、電源切り換え部72,電源切り換え部76及び電源切り換え部80の電源切り換え動作を制御する。
ノイズの影響を受けない第2の回路動作手段に相当する回路動作部84及び回路動作部85には、交流直流変換部71から直接、直流電源が供給される。
図11には回路動作部74に電源を供給する電源供給部73の構成を示す。他の電源供給部77及び電源供給部81も同様の構成である。電源供給部73は、交流直流変換部71が交流電源から変換した直流電源を整流してから被充電媒体である、電気二重層コンデンサ112を充電する充電・整流回路110と、充電・整流回路110と並列に接続される電気二重層コンデンサ112と、充電・整流回路110と電気二重層コンデンサ112との間に設けられる電源供給部内切り換えスイッチ111とを備えてなる。
図11にあって、検出部75は回路動作部74による電気回路動作に影響を与えない期間を検出すると、切り換えスイッチ72及び電源供給部内切り換えスイッチ111をオン制御し、充電・整流回路110で整流された直流電源で電気二重層コンデンサ112を充電させる。また、検出部75は回路動作部74による電気回路動作に影響を与えない期間を検出しないときには、切り換えスイッチ72及び電源供給部内切り換えスイッチ111をオフ制御し、電気二重層コンデンサ112からの充電電力を回路動作部74に供給させる。
ノイズの影響を受ける第1の回路動作手段に相当する回路動作部74,回路動作部78及び回路動作部82は、例えば、上述した光ディスク再生装置にあっては、サーボコントローラ12、光ピックアップユニット14、RFアンプ15、復調回路16、エラー訂正復号化回路17、バッファメモリ手段18、サブコードデコーダ19等に相当する。また、ノイズの影響を受けない、つまりノイズが乗っても問題が無い第2の回路動作手段に相当する回路動作部84及び回路動作部85は、例えば、時計部、タイマー部、LCD表示部のように、直接、その電気機器の目的とする電気回路動作とは異なる補助的な動作を行う。
以上に説明した電気機器70によれば、例えば回路動作部82にてノイズが発生した場合でも、検出部75及び検出部79が、回路動作部74及び回路動作部78による電気回路動作に影響を与えない期間を検出しないときには、切り換え部72、76及び電源供給部内切り換えスイッチ111をオフ制御し、電気二重層コンデンサ112、112からの充電電力を回路動作部74及び回路動作部78に供給させているので、ノイズを除去できる。もちろん、ノイズの影響も防ぐことができる。
図10にあって、電気機器(B)90も電気機器(A)70と同様の構成である。よって、電気機器(A)から交流電源側にノイズが発生しても、各検出部が上記第1の回路動作手段に相当する各回路動作部の回路動作に影響を与えない期間を検出しないときには、各切り換え部及び電源供給部内切り換えスイッチをオフ制御し、各電気二重層コンデンサからの充電電力を各回路動作部に供給させているので、ノイズを除去できる。もちろん、ノイズの影響も防ぐことができる。
また、電気機器70では、回路動作部74、78及び82と、交流直流変換部71との間に、それぞれ電源供給部73、77及び81を設け、電気二重層コンデンサ112をそれぞれ内蔵させているので、電気機器70全体に充電電力を供給するような大容量の電気二重層コンデンサを不要とし、合計して上記大容量に相当する少容量の電気二重層コンデンサを複数使用することができる。
次に、第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態も、商用電源から供給される電力を被充電媒体に充電する充電手段を有する電気機器であり、回路動作手段として、ノイズの影響を受ける第1の回路動作手段と、ノイズの影響を受けない第2の回路動作手段とを備え、検出手段は、第1の回路動作手段による電気回路動作に影響を与えない期間を検出する。特に、この第3の実施の形態の電気機器は、商用電源からの交流電源を直流電源に変換する交流直流変換部を含み、切り換え手段は、交流直流変換部と交流電源供給部の間に一つだけ設けられる。
図12は、第3の実施の形態の電気機器70の構成を示す図である。ノイズの影響を受ける第1の回路動作手段に相当する回路動作部124,回路動作部125及び回路動作部126を備える。また、ノイズの影響を受けない、つまりノイズが乗っても問題が無い第2の回路動作手段に相当する回路動作部128及び回路動作部129を備える。
各回路動作部124,125,126,128及び129には、商用電源である交流電源供給部100からの交流電源を交流直流変換部122が変換した直流電源が供給される。第1の回路動作手段に相当する回路動作部124,回路動作部125及び回路動作部126のうち、回路動作部125は、検出部130により、電気回路動作に影響を与えない期間が検出される。また、回路動作部126は、検出部127により、電気回路動作に影響を与えない期間が検出される。検出部127による検出結果は、検出部130に送られる。
また、交流直流変換部122と各回路動作部124,125,126,128及び129の間には、上記図11に示した電源供給部73に相当する電源供給部123を備える。ただし、電源供給部123は、各回路動作部124,125,126,128及び129に充電電力を供給できるほどの容量の電気二重層コンデンサを有する。
検出部130は回路動作部125による電気回路動作に影響を与えない期間を検出すると、電源切り換えスイッチ121及び電源供給部内切り換えスイッチ111をオン制御する。このため、充電・整流回路110は、整流した直流電源を電気二重層コンデンサに充電する。また、検出部130は回路動作部125による電気回路動作に影響を与えない期間を検出しないときには、切り換えスイッチ121及び電源供給部内切り換えスイッチをオフ制御し、電気二重層コンデンサからの充電電力を回路動作部125に供給させる。
また、検出部130は、検出部127を経由して、回路動作部126による電気回路動作に影響を与えない期間を検出すると、電源切り換えスイッチ121及び電源供給部内切り換えスイッチ111をオン制御する。また、検出部130は、回路動作部126による電気回路動作に影響を与えない期間を検出しないときには、切り換えスイッチ121及び電源供給部内切り換えスイッチをオフ制御し、電気二重層コンデンサからの充電電力を回路動作部126に供給させる。
ノイズの影響を受ける第1の回路動作手段に相当する回路動作部124,回路動作部125及び回路動作部126は、例えば、上述した光ディスク再生装置にあっては、サーボコントローラ12、スピンドルモータ13、光ピックアップユニット14、RFアンプ15、復調回路16、エラー訂正復号化回路17、バッファメモリ手段18、サブコードデコーダ19等に相当する。また、ノイズの影響を受けない、つまりノイズが乗っても問題が無い第2の回路動作手段に相当する回路動作部127及び回路動作部128は、例えば、時計部、タイマー部、LCD表示部のように、直接、その電気機器の目的とする電気回路動作とは異なる補助的な動作を行う。
以上に説明した電気機器120によれば、例えば回路動作部126にてノイズが発生した場合でも、検出部130が、回路動作部125及び回路動作部126による電気回路動作に影響を与えない期間を検出しないときには、電源切り換え部121及び電源供給部内切り換えスイッチをオフ制御し、電気二重層コンデンサからの充電電力を回路動作部124、回路動作部125及び回路動作部126に供給させている。このため、回路動作部124及び回路動作部125は、回路動作部126が発生したノイズの影響を受けることがない。つまり、ノイズを除去できる。また、回路動作部126も、自身の発生したノイズの影響から、ノイズ発生時以降の動作を守ることができる。また、検出部130が回路動作部125及び回路動作部126による電気回路動作に影響を与えない期間を検出しないときには、回路動作部128及び回路動作部129も、電気二重層コンデンサからの充電電力を受けることになる。
また、例えば、交流直流変換部122でノイズが発生してしまった場合にも、検出部130は、回路動作部125及び回路動作部126による電気回路動作に影響を与えない期間を検出しないときには、電源切り換え部121及び電源供給部内切り換えスイッチをオフ制御し、電気二重層コンデンサからの充電電力を回路動作部124、回路動作部125及び回路動作部126に供給させている。
また、電源切り換え部121は、交流電源の入力側に設けられているので、他の電気機器(B)130へノイズを送るのを防ぐことができる。図12にあって、電気機器(B)140も電気機器(A)120と同様の構成である。
以上に説明したように、電気機器120は、電源切り換え部121を、交流直流変換部122と交流電源供給部100との間に設け、また検出部130が回路動作部125,126による電気回路動作に影響を与えない期間を検出しているので、他の機器140に対してノイズを送らず、自己のすべての回路をノイズから守ることができる。
このように、電気機器120は、自身のノイズを守りつつ、電気二重層コンデンサを複数使用することなく、つまり、電気二重層コンデンサの容量をトータルで下げ、かつ他の機器にノイズを発生させることを少なくしている。
次に、本発明の電源共有システムの実施形態について図13及び図14を参照して説明する。この実施形態は、商用電源を共有する二つの電気機器40、50からなる電源供給システムである。
電気機器40及び50は、それぞれ固有の所定電気回路動作を行う回路動作部41及び51と、回路動作部41及び51へ充電による電力を供給する電源供給部42及び52と、後述の通信手段による通信に基づいて商用電源からの電力を電源供給部42及び52の充電手段に供給するか、あるいは被充電媒体から回路動作部41及び51に充電電力を供給するかを制御する制御部43及び53を備える。
また、電気機器40及び50は、制御部43及び53の制御結果に基づいて電源供給部42及び43の動作を切り換え制御する電源切り換え部44及び54とを備える。また、使用者からの手動操作を受け付ける操作部45及び55をさらに備える。
この電源共有システムは、電気機器40と電気機器50との間で、通信を行う通信線80を有する。よって、電気機器40及び50は、それぞれ図示しない通信手段を有する。
電源供給部42及び52は、上記図2に示した電源供給部3と同様の構成である。制御部43及び53は、通信手段により、上記商用電源からの電力を充電回路7によって電気二重層コンデンサ6に充電したい旨の要求を他の電気機器に出し、他の電気機器から了解の返答を受けると、充電を実行する。もちろん、他の電気機器は、上記了解の返答を出した後には充電を行わない。
制御部43及び53は、上記通信手段によって上記要求を出した後、他の電気機器の制御手段との間の通信により、相互の充電残量、優先順位を確認してから充電の実行又は不実行を決定する。
このように、電源共有システムは、電気二重層コンデンサ6を備えた電源供給部42及52を有し、そのぞれの充電時間を互いに重ならないように通信を行ってコントロールすることで、同時に商用電源につながらないようにした。
図14には電気機器40(機器A)と電気機器50(機器B)とが連係していない場合の、充電タイミングチャートを示す。動作が始まると、機器A及び機器Bは通信線80により通信を開始する。機器Aもしくは機器Bのどちらかが充電を始めようとする際に、相手の機器に対してこれから充電開始を行う旨通信し、許可された場合、相手の機器はその間商用電源からの充電を禁止する。図14に示すように、これにより同時に商用電源につながることはなくなり、電源を経由した電源ノイズからの影響を除去できることになる。
通信線80による通信の方法は光などが電気的結合を伴わないためもっとも望ましい。例えば光ケーブルを用いた方法や、LEDの照明を通信に用いたものなども考えることが出来るが、もちろん電気的結合を伴ったものでも良い。またこれらの機器がつながれたグループを更に外部から来るノイズから守るために、グループを外部のノイズから遮断する交流安定化電源装置などから同時に供給することで、より安定し高品位な動作が行えるようになる。
また、この電源共有システムにあって、一方の電気機器40と他方の電気機器50が連係して動作するときには、充電の期間を同じにする。
なお、電源共有システムは、充電要求がかさなったりした場合には、各電気機器が持つ制御部により、充電残量、連係の有無、優先順位等に基づいて充電タイミングを通信に基づいて判断する。
例えば、機器Aが充電要求を出したタイミングで、実は機器Bもすぐに充電しないといけない状況があり得る。この場合は、機器Bが始めに短期間の充電を行ってから、その後、機器Aが充電を行う。機器Aと機器Bとで調整を行って、時間を分けながら充電する。
このように、電源供給システムは、複数の電気機器のみで、全体の制御装置を不要としながらも、充電のための要求、調停などを行い、充電中の電気機器から、例えば再生/記録中の他の電気機器にノイズが混入しないようにすることができる。
また、商用電源に接続されている全ての電気機器を非充電状態とすることで電力線通信をノイズの混入無く実行できる。
ところで、以上に例として挙げた電気機器は、所定の電気回路動作を行う回路動作部2を商用電源からの電力を直接受けない構成として説明した。しかし、電気機器によっては、例えば、時計部、タイマー部、LCD表示部のように、直接、その電気機器の目的とする電気回路動作とは異なる補助的な動作を行う回路が設けられ、これらの回路は上記商用電源に常時接続していることが多い。このような回路を第1回路部とし、上記目的とする電気回路動作を行う回路を第2回路部とする。
図15には、回路動作部2として、上記第1回路部2aと第2回路部2bを用いた構成の電気機器1を示す。第1回路部2aは、常時商用電源に接続し、その電力により、例えば時計部、タイマー部、LCD表示部を動作させている。第2回路部2bは、検出部4の検出結果に基づいて、第1回路部2aから切り離され、電源供給部3内の電気二重層コンデンサ6からの充電電力によって動作される。
なお、本実施の形態では、上記被充電媒体として、電気二重層コンデンサを用いた。共用される充電時間が長いシステムにあっては、リチウム電池などの二次電池でもよい。また、電気二重層コンデンサと、二次電池とを組み合わせた構成のものでもよい。
1 電気機器、2 回路動作部、3 電源供給部、4 検出部、5 電源切り換え部、6 電気二重層コンデンサ、7 充電回路、8 操作部
Claims (4)
- 所定の電気回路動作を行う回路動作手段と、
商用電源から供給される電力を被充電媒体に充電する充電手段を有し、充電手段によって充電された被充電媒体から上記回路動作手段に電力を供給する電源供給手段と、
上記回路動作手段がノイズを受けても上記所定の電気回路動作に影響を与えない期間を検出する検出手段と、
上記検出手段の検出結果に基づいて商用電源を上記電源供給手段に接続するか否かを切り換える切り換え手段と
を備えることを特徴とする電気機器。 - 上記回路動作手段は、ノイズの影響を受ける第1の回路動作手段と、ノイズの影響を受けない第2の回路動作手段からなり、
上記検出手段は、第1の回路動作手段による電気回路動作に影響を与えない期間を検出する検出手段であることを特徴とする請求項1記載の電気機器。 - 商用電源からの交流電源を直流電源に変換する交流直流変換部を含み、
上記切り換え手段は、上記第1の回路動作手段と上記交流直流変換部の間に、それぞれ設けられることを特徴とする請求項2記載の電気機器。 - 上記切り換え手段は、交流直流変換部と、交流電源供給部の間に設けられることを特徴とする請求項1記載の電気機器。
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2004
- 2004-09-27 JP JP2004280114A patent/JP2006094677A/ja not_active Withdrawn
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