JPH0963188A - データ再生装置とデータ記録装置 - Google Patents

データ再生装置とデータ記録装置

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JPH0963188A
JPH0963188A JP21331095A JP21331095A JPH0963188A JP H0963188 A JPH0963188 A JP H0963188A JP 21331095 A JP21331095 A JP 21331095A JP 21331095 A JP21331095 A JP 21331095A JP H0963188 A JPH0963188 A JP H0963188A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力の低減と、耐震性能の両立を可能に
する。 【解決手段】 ショック・プルーフ・メモリ40のデータ
備蓄量が所定の値以上になったとき、復調部10の訂正メ
モリ21へのアクセスを禁止し、誤り訂正/符号化部20、
デコーダ・エンコーダ部30の訂正メモリ21へのアクセス
を含む処理を停止し、ショック・プルーフ・メモリ40の
データ備蓄量が所定の値以下になったとき復調部10の訂
正メモリ21へのアクセスを開始し、誤り訂正/符号化部
20とデコーダ・エンコーダ部30の訂正メモリ21へのアク
セスを含む処理を開始するように構成し、ショック・プ
ルーフ・メモリ40のデータ備蓄量が満杯に近い状態にあ
る間、復調部10、誤り訂正/符号化部20、デコーダ・エ
ンコーダ部30の訂正メモリ21へのアクセスを停止するこ
とによって、電源遮断スイッチ等の電力ロスの大きい素
子を用いることなく消費電力を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、PCMデータ記録再生
装置、例えばミニディスク等に適用される、データ再生
装置とデータ記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明のデータ再生装置の従来例につい
てミニディスクシステムを例に説明する。
【0003】ミニディスクシステムでは、音声データが
記録された光ディスクからデータを間欠的に、かつ高速
に再生し、バッファメモリに十分データが蓄積されてい
る状態では、振動などによって一時的に再生不能になっ
ても、バッファメモリに蓄積されたデータを用いて、と
ぎれなく音声を再生することができるので携帯用再生機
に適している。
【0004】携帯用再生機の場合、電池で駆動されるの
で、再生機を構成する部品の消費部品の消費電力を低減
し、電池寿命を長くすることが重要である。
【0005】ミニディスクシステムの消費電力を低減す
る技術については特開平5−342585号公報「情報再生装
置」に記載された技術がある。
【0006】この従来例によれば、バッファメモリのデ
ータ備蓄量が所定の値以上になったとき、ピックアッ
プ、RFアンプ、信号処理回路、サーボ回路、ドライバ
回路等の電源を遮断することによって、消費電力を低減
する技術が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、各ブロックへの電源の供給を開始してから、
実際に有効なデータをバッファメモリに格納できるまで
にモータ起動、サーボのロック等に時間がかかるため、
細かい単位でデータの再生を行うことができず、バッフ
ァメモリに蓄積されるデータを定期的に大幅に減少し、
バッファメモリによる耐震性能が低下するという問題点
を有していた。
【0008】そのため、上記従来例ではパワーセーブモ
ードと耐震性能優先モードの二つのモードを持つように
している。
【0009】また上記従来例では、消費電力を低減する
ために電源供給を遮断しているため、電源経路にスイッ
チが必要になり、リレー等を用いると実装面積が大きく
なり、トランジスタ等の半導体スイッチを用いると、ス
イッチ自体の電力ロスが発生するという問題点を有して
いた。
【0010】本発明は上記の問題点を解決するもので、
消費電力の低減と、耐震性能の両立が可能なデータ再生
装置とデータ記録装置を提供することをその課題とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決達成す
るために、本発明のデータ再生装置は、記録媒体から再
生された再生信号を復調し、復調されたデータを第1の
メモリに書き込む復調部と、上記第1のメモリからデー
タを読み出して第2のメモリに転送する第1のデータ読
み出し部と、上記第2のメモリからデータを読み出す第
2のデータ読み出し部と、上記第2のメモリに蓄えられ
たデータの量を判定するデータ量判定部と、上記データ
量判定部の判定結果に基づいて、上記第2のメモリに蓄
えられたデータが第1の所定の値以上になったとき、上
記復調部から上記第1のメモリへのデータの書き込みを
禁止し、上記第2のメモリに蓄えられたデータ量が、第
1の所定の値よりも低く設定された第2の所定の値以下
になったとき、上記復調部からの上記第1のメモリへの
データの書き込みを許可するシステム制御部とを備えた
ことを特徴とする。
【0012】また、記録媒体から再生された再生信号を
復調し、復調されたデータを第1のメモリに書き込む復
調部と、上記第1のメモリに書き込まれたデータの誤り
訂正を行う誤り訂正部と、上記第1のメモリからデータ
を読み出して第2のメモリに転送する第1のデータ読み
出し部と、上記第2のメモリからデータを読み出す第2
のデータ読み出し部と、上記第2のメモリに蓄えられた
データの量を判定するデータ量判定部と、上記データ量
判定部の判定結果に基づいて、上記第2のメモリに蓄え
られたデータが第1の所定の値以上になったとき、上記
復調部から上記第1のメモリへのデータの書き込みを禁
止し、上記誤り訂正部と上記第1のデータ読み出し部の
第1のメモリのアクセスを含む処理を停止し、上記第2
のメモリに蓄えられたデータ量が、第1の所定の値より
も低く設定された第2の所定の値以下になった後、上記
復調部からの上記第1のメモリへのデータの書き込みを
許可し、上記誤り訂正部と上記第1のデータ読み出し部
のメモリへのアクセスを含む処理を開始させるシステム
制御部とを備えたことを特徴とする。
【0013】また、記録媒体から再生された再生信号を
復調し、復調されたデータを第1のメモリに書き込む復
調部と、上記第1のメモリに書き込まれたデータの誤り
訂正を行う誤り訂正部と、上記第1のメモリからデータ
を読み出して第2のメモリに転送する第1のデータ読み
出し部と、上記第2のメモリからデータを読み出す第2
のデータ読み出し部と、上記第2のメモリに蓄えられた
データの量を判定するデータ量判定部と、上記データ量
判定部の判定結果に基づいて、上記第2のメモリに蓄え
られたデータが第1の所定の値以上になったとき、上記
誤り訂正部と上記第1のデータ読み出し部へのクロック
の供給を停止し、上記第2のメモリに蓄えられたデータ
量が、第1の所定の値よりも低く設定された第2の所定
の値以下になった後、上記誤り訂正部と上記第1のデー
タ読み出し部へのクロック供給を開始するクロック生成
部とを備えたことを特徴とする。
【0014】また、記録媒体から再生された再生信号を
復調し、復調されたデータを第1のメモリに書き込む復
調部と、上記第1のメモリに書き込まれたデータの誤り
訂正を行う誤り訂正部と、上記第1のメモリからデータ
を読み出して第2のメモリに転送する第1のデータ読み
出し部と、上記第2のメモリからデータを読み出す第2
のデータ読み出し部と、上記第2のメモリに蓄えられた
データの量を判定するデータ量判定部と、上記データ量
判定部の判定結果に基づいて、上記第2のメモリに蓄え
られたデータが第1の所定の値以上になったとき、上記
復調部と上記誤り訂正部と上記第1のデータ読み出し部
の上記第1のメモリへのアクセスを禁止し、上記第2の
メモリに蓄えられたデータ量が、第1の所定の値よりも
低く設定された第2の所定の値以下になった後、上記復
調部の上記第1のメモリへのアクセスを許可し、その
後、上記誤り訂正部の上記第1のメモリへアクセスを含
む処理を開始させ、その後、一定時間後、上記第1のデ
ータ読み出し部の上記第1のメモリへアクセスを含む処
理を開始させるシステム制御部とを備えたことを特徴と
する。
【0015】また、記録媒体から再生された再生信号を
復調し、復調されたデータを第1のメモリに書き込む復
調部と、上記第1のメモリに書き込まれたデータの誤り
訂正を行う誤り訂正部と、上記第1のメモリからデータ
を読み出して第2のメモリに転送する第1のデータ読み
出し部と、上記第2のメモリからデータを読み出す第2
のデータ読み出し部と、上記第2のメモリに蓄えられた
データの量を判定するデータ量判定部と、上記データ量
判定部の判定結果に基づいて、上記第2のメモリに蓄え
られたデータが第1の所定の値以上になったとき、上記
誤り訂正部と上記第1のデータ読み出し部へのクロック
の供給を停止し、上記第2のメモリに蓄えられたデータ
量が、第1の所定の値よりも低く設定された第2の所定
の値以下になったとき、上記誤り訂正部へのクロックの
供給を開始し、その後、一定時間後、上記第1のデータ
読み出し部へのクロックの供給を開始するクロック生成
部とを備えたことを特徴とする。
【0016】また、上記クロック生成部がクロックの供
給を停止したブロックの上記第1のメモリへのアクセス
を禁止するシステム制御部を備えたことを特徴とする。
【0017】また、本発明のデータ記録装置は、第1の
メモリにデータを書き込む第1のデータ書き込み部と、
上記第1のメモリからデータを読み出して、第2のメモ
リに書き込む第2の書き込み部と、上記第2のメモリに
書き込まれたデータに誤り訂正符号を付加する誤り訂正
符号化部と、第2のメモリに格納された誤り訂正符号が
付加されたデータを読み出して変調し、記録信号を生成
する変調部と、上記第1のメモリに蓄えられたデータの
量を判定するデータ量判定部と、上記データ量判定部の
判定結果に基づいて、上記第1のメモリに蓄えられたデ
ータが第1の所定の値以上になったとき、上記変調部の
上記第2のメモリからのデータの読み出しを許可し、上
記誤り訂正符号化部から読み出しと書き込みとを許可
し、上記第2のデータ書き込み部から第2のメモリへの
書き込みを許可し、上記第1のメモリに蓄えられたデー
タ量が、第2の所定の値以下になったとき、上記変調部
の上記第2のメモリからのデータの読み出しを禁止し、
上記誤り訂正符号化部からの読み出しと書き込みを禁止
し、上記第2のデータ書き込み部から第2のメモリへの
書き込みを禁止するシステム制御部とを備えたことを特
徴とする。
【0018】
【作用】上記構成により、ショック・プルーフ・メモリ
のデータ備蓄量が満杯に近い状態にある間、復調部、誤
り訂正部、データ読み出し部の訂正用メモリへのアクセ
スを停止することができるので、電源遮断スイッチ等の
電力ロスの大きい素子を用いることなく消費電力を低減
することができる。またメモリアクセスのオン/オフ処
理により消費電力を低減するため、切り替え時のオーバ
ーヘッドが少ないので、頻繁にオン/オフを切り替える
ことができ、ショック・プルーフ・メモリのデータ備蓄
量を常に満杯に近い状態に保つことができるので、耐震
性能を低下させることがない。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。
【0020】図1は本発明のデータ再生装置の第1実施
例を備えたミニディスクシステムを示すブロック図であ
り、1は光磁気ディスクまたは光ディスクであるディス
ク、2はスピンドルモータ、3はドライバ、4はスピン
ドルサーボ部、5は光学ヘッド、6はドライバ、7は光
学サーボ部、8は再生アンプ、10は復調部、20は誤り訂
正/符号化部、21は訂正メモリ、30はデコーダ・エンコー
ダ部、40はショック・プルーフ・メモリ、42はデータ量
判定部、50はシステム制御部、60は圧縮伸張部、61はA
DC、62はDAC、70は変調部、71はドライバ、72は磁
気ヘッドを示す。
【0021】スピンドルモータ2は、ドライバ3を介し
て、スピンドルサーボ部4によって駆動される。ディス
ク1に記録された信号は光学ヘッド5によって読み出さ
れる。光学ヘッド5は、ドライバ6を介して光学サーボ
部7によって駆動される。再生アンプ8は光学ヘッド5
で再生された再生信号を電流−電圧変換し、波形等化し
て復調部10に供給する。また、再生アンプ8は、光学ヘ
ッド5で再生された(アドレスインプリグルーブ)信号を
電流−電圧変換して復調部10に供給する。なお、ミニデ
ィスクシステムの構成および光学ヘッドから再生信号と
ADIP信号を分離する方法については、日系エレクト
ロニクス誌No.535,1991.9.2号127頁〜141頁に掲載
されている。
【0022】復調部10は、システム制御部50が復調を指
示したとき、再生アンプ8から供給される再生信号から
クロックを抽出し、抽出したクロックによってデータを
検出し、EFM(8−14変調)されたデータを復調する。
クロックの抽出はPLL(Phase Locked Loop)回路によ
って実現する。その後、復調部10は、フレーム同期信号
を検出し、復調データを訂正メモリ21に書き込む。
【0023】また復調部10は、復調の際に検出されたフ
レームクロック(約7.35kHz)をスピンドルサーボ部4に
供給する。フレームクロックは再生されたフレームと同
一の周波数を持つクロックであり、フレーム同期信号を
もとに復調部10で生成される。
【0024】また、復調部10は、光磁気ディスクに記録
されているADIP信号を復調し、ビットクロックを生
成し、スピンドルサーボ部4に供給するとともに、AD
IPに記録されているアドレス信号を検出し、システム
制御部50に送出する。スピンドルサーボ部4は、光ディ
スク再生時には復調部10から供給されるフレームクロッ
クによってディスクの回転数を制御する。
【0025】また、スピンドルサーボ部4は、光磁気デ
ィスクの再生時、または記録時には復調部で生成された
ADIP信号のビットクロックによってディスクの回転
数を制御する。
【0026】誤り訂正/符号化部20はシステム制御部50
が誤りを指示したとき、訂正メモリ21に格納されたデー
タを読み出して、誤りを検出し、訂正して、訂正メモリ
21に書き戻す。
【0027】また、誤り訂正/符号化部20は、システム
制御部50が誤り訂正符号化を指示したとき、訂正メモリ
21に格納されたデータを読み出して、誤り訂正符号を生
成し、訂正メモリ21に書き込む。
【0028】誤り訂正/符号化部20はマイクロプロセッ
サで構成される。
【0029】デコーダ・エンコーダ部30(第2データ読
み出し部)は、システム制御部50がデコードを指示した
とき、訂正メモリ21に格納されているデータから同期信
号を検出し、スクランブルを解き、ショック・プルーフ
・メモリ40に転送する。またデコーダ・エンコーダ部30
は、同期信号の後に記録されているアドレスデータを再
生し、システム制御部50に送出する。
【0030】また、デコーダ・エンコーダ部30は、シス
テム制御部50がエンコードを指示したとき、ショック・
プルーフ・メモリ40からデータを読み出してスクランブ
ルをかけて同期信号を付加し、訂正メモリ21に書き込
む。ショック・プルーフ・メモリ40は、ファーストイン
ファーストアウトメモリで構成され、現在格納されてい
るデータ量を出力する。
【0031】データ量判定部42は、ショック・プルーフ
・メモリ40に格納されているデータ量に基づいて、デー
タ量が、メモリ容量の上限に達したときメモリ・フル・
フラグMFを立て、データ量が、(メモリ容量の上限−
4セクタ)以下になったときメモリ・フル・フラグMF
を解除する。
【0032】また、データ量判定部42は、ショック・プ
ルーフ・メモリ40から送出されるデータ量情報を基に、
データ量が0に達したときにメモリ・エンプティ・フラ
グMEを立て、データ量が、4セクタ以上になったとき
にメモリ・エンプティ・フラグMEを解除する。
【0033】システム制御部50は、システムモード(記
録モード、または再生モード)に応じてデータ量判定部4
2から供給されるメモリ・フル・フラグMFと、メモリ
・エンプティ・フラグMEに基づいて、光学サーボ部
7、スピンドルサーボ部4、復調部10、変調部70、誤り
訂正/符号化部20、デコーダ・エンコーダ部30、圧縮伸
張部60の制御を行う。
【0034】圧縮伸張部60(第2データ読み出し部/デ
ータ書き込み部)は、システム制御部50が再生モードを
指示したとき、ショック・プルーフ・メモリ40から一定
レートでデータを読み出して、圧縮された音声データを
伸張する。この結果、2チャンネル分の16ビットデータ
が各チャンネル44.1kHzのレートで出力される。このデ
ータはDAC(ディジタル−アナログ変換器)62を介し
て、2チャンネル分の音声出力信号として出力される。
【0035】ADC(アナログ−ディジタル変換器)61は
入力された音声入力信号をアナログ−ディジタル変換す
る。その結果、2チャンネル分の16ビットデータが各チ
ャンネル44.1kHzのレートで、圧縮伸張部60に供給され
る。圧縮伸張部60は、システム制御部50が、記録モード
を指示したとき、ADC61から供給された音声データを
ATRAC(Advanced Transform Coding)を用いて圧縮
する。圧縮伸張部60で圧縮されたデータは一定のレート
で、ショック・プルーフ・メモリ40に書き込まれる。
【0036】変調部70は、システム制御部50が変調を指
示したとき、訂正メモリ21に格納されたデータを読み出
し、8−14変調し、フレームSYNCを付加して記録信
号を生成し、ドライバ71に供給する。
【0037】磁気ヘッド72は、システム制御部50が記録
を指示したとき、ドライバ71によってドライブされる。
【0038】次に本発明のデータ再生装置の第1実施例
の動作について説明する。
【0039】図2に本発明のデータ再生装置の第1実施
例の再生モード時の動作を示す。
【0040】図2において、MSはショック・プルーフ
・メモリ40のデータの蓄積状態を示し、縦軸のフルはシ
ョック・プルーフ・メモリ40が一杯になった状態、(フ
ル−M)は、ショック・プルーフ・メモリ40の空き容量
がM(M=4)セクタであるときの状態、(エンプティ+
N)はショック・プルーフ・メモリ40にN(N=4)セク
タ分のデータが蓄えられている状態を示す。エンプティ
はショック・プルーフ・メモリ40が空の状態を示す。
【0041】MFはデータ量判定部42が送出するメモリ
・フル・フラグである。データ量判定部42はショック・
プルーフ・メモリ40に蓄積されているデータ量がフルに
なったときメモリ・フル・フラグMFを立て、ショック
・プルーフ・メモリ40の空き容量が、M(M=4)セクタ
になったとき、メモリ・フル・フラグMFをクリアす
る。なお、横軸は時間経過を示す。
【0042】時間Aでショック・プルーフ・メモリ40が
空の状態から一定のレートXで再生を開始すると、時間
Bにショック・プルーフ・メモリ40はフルになる。この
間システム制御部50は、復調部10の訂正メモリ21へのア
クセスを許可するフラグDEMAEN,誤り訂正/符号化部20
の訂正メモリ21へのアクセスを許可するフラグECCAEN,
デコーダ・エンコーダ部30の訂正メモリ21へのアクセス
を許可するフラグCDRAENをオンにしている。システム制
御部50は、時間Bでメモリ・フル・フラグMFがオンに
なると、復調部10、誤り訂正/符号化部20、デコーダ・
エンコーダ部30の訂正メモリ21へのアクセスを禁止す
る。すなわちフラグDEMAEN,ECCAEN,CDRAENをオフにす
る。
【0043】システム制御部50は時間B、復調部10から
訂正メモリ21へのアクセスを禁止した後、光学サーボ部
7に次のセクタへのトラックジャンプを指示する。通常
は、時間Bまでに訂正メモリ21に取り込まれたセクタの
次のセクタのアクセスを指示する。アクセスが完了する
と光学サーボ部7からシステム制御部50に供給されるト
ラッキング信号TRONがオンになる。
【0044】その後、時間Cまでに間は、ショック・プ
ルーフ・メモリ40へのデータの書き込みは行われない。
圧縮伸張部60はX/5のレートで、ショック・プルーフ
・メモリ40からデータを読み出す。
【0045】次に時間Cで、ショック・プルーフ・メモ
リ40のデータ量が(フル−M)になると、システム制御部
50は、フラグDEMAEN,ECCAEN,CDRAENをオフにする。
【0046】次にシステム制御部50は、復調部10から送
出されるADIPアドレスとデコーダ・エンコーダ部30
から送出されるアドレスデータが、次に取り込むセクタ
のひとつ前のセクタを示すアドレスであることを確認し
た後、時間Dでデコーダ・エンコーダ部30にデータ転送
命令(SPMWEN)を発効し、ショック・プルーフ・メモリ40
へのデータの転送を指示する。
【0047】次に時間Eでメモリ・フル・フラグMFが
オンになると、復調部10、誤り訂正/符号化部20、デコ
ーダ・エンコーダ部30の訂正メモリ21へのアクセスを禁
止する。
【0048】この後、システム制御部50は時間B〜時間
Eまでと同様の処理を繰り返す。
【0049】本実施例では、時間C〜時間Eまでの間、
復調部10、誤り訂正/符号化部20、デコーダ・エンコー
ダ部30の訂正メモリ21へのアクセスを禁止するようにし
たが、この間、誤り訂正/符号化部20、デコーダ・エン
コーダ部30に関しては、訂正メモリ21へのアクセスを禁
止するだけではなく処理を停止させるようにしても良
い。
【0050】また、マイクロプロセッサで構成させる誤
り訂正/符号化部20は、例えばプログラムカウンタを停
止させることによって処理を停止させることができる。
さらに、デコーダ・エンコーダ部30は同期信号の検出、
スクランブル処理等のタイミングを管理するシーケンサ
を停止させることによって、処理を停止させることがで
きる。
【0051】なお、復調部10については、復調の際に検
出されたフレームクロックまたはADIPのビットクロ
ックを、スピンドルサーボ部4に供給する必要があるの
で、全面的に動作を停止させるとスピンドルサーボ部4
の動作が不安定になるため訂正メモリ21へのアクセスを
禁止するに留める。ただし光学サーボ部7による新たな
セクタのアクセスが完了した後であれば、一時的に動作
を停止させることは可能である。この場合は、データの
読み込みが必要になった際にすぐにトラッキングがかか
るように、スピンドルサーボをホールドしておくなどの
対策が必要になる。
【0052】以上のようにショック・プルーフ・メモリ
40に蓄積されたデータ量に応じて、復調部10、誤り訂正
/符号化部20、デコーダ・エンコーダ部30の訂正メモリ
21へのアクセスを禁止することによって、図2における
時間B〜時間Cの間の訂正メモリ21へのアクセスによっ
て発生する電力消費をなくすことができる。
【0053】特に訂正メモリ21が、復調部10、誤り訂正
/符号化部20、デコーダ・エンコーダ部30と異なるIC
(集積回路)で構成される場合、集積回路内のメモリのア
クセスに比べて消費電力が大きくなるため、訂正メモリ
21へのアクセスのレートを下げることは、消費電力低減
に大きな効果がある(一般に異なる集積回路間の信号の
伝送は、信号経路が長いこともあって、大きな電流を流
す必要がある)。
【0054】なお本発明の第1実施例では訂正メモリ21
とショック・プルーフ・メモリ40を別のメモリとして扱
っているが、これらのふたつのメモリを同一のメモリ上
の二つの領域を用いて時分割でアクセスするようにして
もよい。
【0055】次に、本発明のデータ再生装置の第2実施
例について、図面を参照しながら説明する。
【0056】本発明の第2実施例のデータ再生装置の構
成について説明する。
【0057】本発明の第2実施例の特徴は以下の2点で
ある。
【0058】(1) ショック・プルーフ・メモリ40が満杯状
態のとき、誤り訂正/符号化部20、デコーダ・エンコー
ダ部30に供給するマスタークロックを停止させることに
よって、この部分での消費電力を削減する。
【0059】(2) クロック停止の際に訂正メモリ21に対
して余計なアクセスが発生しないようにアクセスを禁止
する。
【0060】図3は本発明のデータ再生装置の第2実施
例の構成を示すブロック図であり、51はクロック生成部
を示し、それ以外は本発明の第1実施例の構成を示す図
1と同様なので説明を省略する。
【0061】図3において、クロック生成部51はシステ
ム制御部50がクロック・オン・フラグCKONを有効にした
とき、誤り訂正/符号化部20とデコーダ・エンコーダ部
30にクロックを供給し、CKONが無効のとき同クロックを
停止する。システム制御部50は、データ量判定部42の出
力するデータ量情報をもとに復調部10、誤り訂正/符号
化部20の訂正メモリ21へのアクセスを制御するととも
に、クロック生成部51にクロック・オン・フラグCKONを
供給する。
【0062】図4は誤り訂正/符号化部20の構成を示す
ブロック図である。
【0063】図4において、80は、クロック生成部51か
ら供給するマスタークロックECCMCKをともに誤り訂正処
理、または誤り訂正/符号化処理を実行する誤り訂正/
符号化回路である。81は、誤り訂正/符号化回路80から
送出される訂正メモリアクセス要求信号を、システム制
御部50から供給される誤り訂正符号化部アクセス許可信
号ECCAENでゲートするアンドゲート89(AND)である。
ECCAENがオフのとき訂正メモリ21のアクセスが禁止され
る。従ってマスタークロックECCMCKが停止してもECCAEN
がオフであれば訂正メモリ21へのアクセスは強制的に禁
止される。
【0064】次に本発明のデータ再生装置の第2実施例
の動作について説明する。
【0065】図5に本発明のデータ再生装置の第2実施
例の再生モード時の動作を示す。
【0066】図5において、クロック・オン・フラグCK
ON以外は本発明の第1実施例の動作を示す図2と同様な
ので、説明を省略する。図5においてクロック・オン・
フラグCKONによりシステム制御部50がクロック生成部51
に送出する。クロック・オン・フラグCKONがオンのと
き、クロック生成部51は誤り訂正/符号化部20とデコー
ダ・エンコーダ部30にクロックを供給し、クロック・オ
ン・フラグCKONがオフのとき、クロック生成部51は誤り
訂正/符号化部20とデコーダ・エンコーダ部30へのクロ
ックの供給を停止する。システム制御部50は、ECCAENと
CDRAENがオンのときクロック・オン・フラグCKONをオンに
する。従って、クロック・オン・フラグCKONは、メモリ・
フル・フラグMFがオフのとき、すなわちショック・プ
ルーフ・メモリ40が満杯状態でないときは(時間Aから
時間Bまでの期間と時間Cから時間Eまでの期間)オン
になり、メモリ・フル・フラグMFがオンのとき、すな
わちショック・プルーフ・メモリ40が満杯状態のときは
(時間Bから時間Cまでの期間)オフになる。この後、シ
ステム制御部50は時間B〜時間Eまでと同様の処理を繰
り返す。
【0067】以上のように本発明の第2実施例により、
ショック・プルーフ・メモリ40が満杯状態のとき、誤り
訂正/符号化部20とデコーダ・エンコーダ部30へのクロ
ックの供給を停止し、かつ訂正メモリ21へのアクセスを
停止することができるので消費電力を大幅に削減するこ
とができる。
【0068】次に本発明のデータ再生装置の第3実施例
について、図面を参照しながら説明する。
【0069】本発明のデータ再生装置の第3実施例の構
成について説明する。本発明の第3実施例の特徴は以下
の通りである。
【0070】ショック・プルーフ・メモリ40が満杯状態
のとき、復調部10、誤り訂正/符号化部20、デコーダ・
エンコーダ部30の訂正メモリ21へのアクセスを禁止し、
ショック・プルーフ・メモリ40のデータ量が(フル−4
セクタ)になったとき、まず復調部10の訂正メモリ21へ
のアクセスを許可し、その後、誤り訂正処理が可能なだ
けのデータ(約1.1セクタ)が蓄えられてから、誤り訂正
/符号化部20、デコーダ・エンコーダ部30の訂正メモリ
21へのアクセスを許可する。
【0071】図6は本発明の第3実施例の構成を示すブ
ロック図であり、52は遅延回路を示す。図6において遅
延回路52以外は本発明の第1実施例の構成を示す図1と
同様なので説明を省略する。
【0072】図6において、遅延回路52はシステム制御
部50から供給される復調部10のメモリアクセス許可信号
DEMAENの立ち上がりエッジを一定時間遅延させ、立ち下
がりエッジは変化させない。
【0073】図7に本発明のデータ再生装置の第3実施
例の再生モード時の動作を示す。
【0074】図7において、誤り訂正/符号化部20の訂
正メモリ21へのアクセスを許可するフラグECCAEN、デコ
ーダ・エンコーダ部30の訂正メモリ21へのアクセスを許
可するフラグCDRAEN以外は本発明のデータ再生装置の第
1実施例の動作を示す図2と同様なので、説明を省略す
る。図7においてECCAENとCDRAENは、復調部10の訂正メ
モリ21へのアクセスを許可するフラグDEMAENを遅延回路
52によって立ち上がりエッジのみを遅延した信号であ
る。C点でDEMAENが立ち上がると、ECCAENとCDRAENは、
一定時間遅延してL点で立ち上がる。時間Cから時間L
間に訂正メモリ21には、約1.1セクタ分のデータが蓄え
られ、時間Lでは誤り訂正処理が可能なだけのデータが
準備される。時間L以降のECCAENとCDRAENが立ち上がる
ので、誤り訂正、デコード処理が実施される。なお、ミ
ニディスクの誤り訂正符号は、誤り訂正符号が最大108
フレーム(約1.1セクタ。1セクタは98フレーム)で完結
するので108フレーム分のデータをあらかじめ蓄えない
と誤り訂正処理を開始できない。この後、システム制御
部50は時間B〜時間Eまでと同様の処理を繰り返す。
【0075】以上のように本発明のデータ再生装置の第
3実施例によれば、ショック・プルーフ・メモリ40に蓄
積されたデータ量に応じて、訂正メモリ21に誤り訂正に
必要なデータが蓄積されてから誤り訂正/符号化部20、
訂正メモリ21へのアクセスを開始するようにすることに
よって誤り訂正/符号化部20とデコーダ・エンコーダ部
30の訂正メモリ21へのアクセスを最大限に禁止すること
ができ、訂正メモリ21へのアクセスによって発生する電
力消費を大幅に削減することができる。
【0076】なお訂正メモリ21に誤り訂正に必要なデー
タが蓄積されてから、誤り訂正/符号化部20、訂正メモ
リ21へのアクセスを開始する方法は、前述した第2実施
例のように誤り訂正/符号化部20とデコーダ・エンコー
ダ部30のマスタークロックを停止することによって消費
電力を低減する際にも同様に応用することができる。
【0077】次に本発明のデータ記録装置の一実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。なお、本発明の
データ記録装置の第1実施例の構成は、本発明のデータ
再生装置の第1の実施例と同じく図1で示されるので構
成についての説明は省略する。
【0078】本発明のデータ記録装置の第1実施例の特
徴は、ショック・プルーフ・メモリ40に一定以上のデー
タが格納されたとき、デコーダ・エンコーダ部30、誤り
訂正/符号化部20、変調部70の訂正メモリへのアクセス
を禁止することによって消費電力を削減するという点に
ある。
【0079】図8はデータ記録装置の第1実施例の動作
を示すタイミングチャートであり、MSはショック・プ
ルーフ・メモリ40のデータの蓄積状態を示し、縦軸のフ
ルはショック・プルーフ・メモリ40が一杯になった状
態、(フル−M)は、ショック・プルーフ・メモリ40の空
き容量がM(M=4)セクタの状態、(エンプティ+N)は
ショック・プルーフ・メモリ40にN(N=4)セクタ分の
データが蓄えられている状態を示す。エンプティはショ
ック・プルーフ・メモリ40が空の状態を示す。
【0080】また、MEはデータ量判定部42が送出する
メモリ・エンプティ・フラグである。データ量判定部42
はショック・プルーフ・メモリ40に蓄積されているデー
タ量が0になったときメモリ・エンプティ・フラグME
を立て、ショック・プルーフ・メモリ40のデータ蓄積量
がN(N=4)セクタになったとき、メモリ・エンプティ
・フラグMEをクリアする。横軸は時間経過を示す。
【0081】システム制御部50は、時間Dでメモリ・エ
ンプティ・フラグMEがオンになると、変調部70、誤り
訂正/符号化部20、デコーダ・エンコーダ部30の訂正メ
モリ21へのアクセスを禁止する。すなわちフラグDEMAE
N,ECCAEN,CDRAENをオフにする。
【0082】システム制御部50は時間Dで、復調部10の
訂正メモリ21へのアクセスを禁止した後、光学サーボ部
7に次のセクタへのトラックジャンプを指示する。通常
は、時間E以前に訂正メモリ21から読み出されたセクタ
のアクセスを指示する。アクセスが完了すると光学サー
ボ部7からシステム制御部に供給されるトラッキング信
号TRONがオンになる。
【0083】圧縮伸張部60は常に約X/5レートで、
(Xは変調部70がデータを読み出すときの転送レート)シ
ョック・プルーフ・メモリ40へデータを書き込む。
【0084】次に時間Eで、ショック・プルーフ・メモ
リ40のデータ量が(エンプティ+N(N=4))になると、
システム制御部50は、DEMAEN,ECCAEN,CDRAENをオンにす
る。
【0085】次に時間Fでメモリ・エンプティ・フラグ
MEがオンになると、変調部70、誤り訂正/符号化部2
0、デコーダ・エンコーダ部30の訂正メモリ21へのアク
セスを禁止する。
【0086】この後、システム制御部50は時間D〜時間
Fまでと同様の処理を繰り返す。
【0087】本実施例では、時間D〜時間Eまでの間、
変調部70、誤り訂正/符号化部20、デコーダ・エンコー
ダ部30の訂正メモリ21へのアクセスを禁止するようにし
たが、この間訂正メモリ21へのアクセスを禁止するだけ
ではなく処理を停止させるようにしても良い。マイクロ
プロセッサで構成される誤り訂正/符号化部20は、例え
ばプログラムカウンタを停止させることによって処理を
停止させることができる。デコーダ・エンコーダ部30は
同期信号の検出、スクランブル処理等のタイミングを管
理するシーケンサを停止させることによって、処理を停
止させることができる。変調部70は変調処理を管理する
シーケンサを停止させることによって、処理を停止させ
ることができる。また本発明のデータ再生装置の第2実
施例のように変調部70、誤り訂正/符号化部20、デコー
ダ・エンコーダ部30に供給するマスタークロックを停止
させるようにしても良い。
【0088】以上のように本発明のデータ記録装置の第
1実施例によれば、データ記録時に、ショック・プルー
フ・メモリ40に蓄積されたデータ量に応じて、変調部7
0、誤り訂正/符号化部20、デコーダ・エンコーダ部30
の訂正メモリ21へのアクセスを禁止することによって、
図8における時間D〜時間Eに相当する期間の訂正メモ
リ21へのアクセスによって発生する電力消費をなくすこ
とができる。
【0089】
【発明の効果】以上のように本発明のデータ再生装置
は、第2のメモリのデータ備蓄量が所定の値以上になっ
たとき、復調部の訂正メモリへのアクセスを禁止し、誤
り訂正部、データ読み出し部の第1のメモリへのアクセ
スを含む処理を停止し、第2のメモリのデータ備蓄量が
所定の値以下になったとき復調部の第1のメモリアクセ
スを開始し、誤り訂正部とデータ読み出し部の第1のメ
モリアクセスを含む処理を開始するように構成すること
によって、第2のメモリのデータ備蓄量が満杯に近い状
態にある間、復調部、誤り訂正部、データ読み出し部の
訂正用メモリへのアクセスを停止することができるの
で、電源遮断スイッチ等の電力ロスの大きい素子を用い
ることなく消費電力を削減することができる。また、メ
モリアクセスのオン/オフ処理により消費電力を低減す
るため、切り替え時のオーバーヘッドが少ないので、頻
繁にオン/オフを切り替えることができ、第2のメモリ
のデータ備蓄量を常に満杯に近い状態に保つことができ
るので、耐震性能を保ったまま、消費電力を低減するこ
とができる。
【0090】また、本発明のデータ再生装置は、第2の
メモリのデータ備蓄量が所定の値以上になったとき、復
調部の第1のメモリへのアクセスを禁止し、誤り訂正
部、データ読み出し部の第1のメモリへのアクセスを停
止するとともに、動作クロックの供給を停止し、第2の
メモリのデータ備蓄量が所定の値以下になったとき復調
部の第1のメモリアクセスを開始し、誤り訂正部とデー
タ読み出し部の動作クロックの供給を開始し、第1のメ
モリアクセスを含む処理を開始するように構成すること
によって、耐震性能を保ったまま、さらに消費電力を削
減することができる。
【0091】さらに本発明のデータ再生装置は、第2の
メモリに蓄積されたデータ量に応じて、第1のメモリに
誤り訂正に必要なデータが蓄積されてから、誤り訂正/
符号化部、第1のメモリへのアクセスを開始するように
することによって誤り訂正符号化部とデコーダ・エンコ
ーダ部の第1のメモリへのアクセスを最大限に禁止する
ことができ、第1のメモリへのアクセスによって発生す
る電力消費を大幅に削減することができる。
【0092】また、本発明のデータ記録装置は、データ
記録時に、第2のメモリに蓄積されたデータ量に応じ
て、変調部、誤り訂正/符号化部、デコーダ・エンコー
ダ部の第1のメモリへのアクセスを禁止することによっ
て、図8における時間D〜時間Eに相当する期間の第1
のメモリへのアクセスによって発生する電力消費を低減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ再生装置の第1実施例の構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明のデータ再生装置の第1実施例の動作を
示すタイミングチャートである。
【図3】本発明のデータ再生装置の第1実施例の構成を
示すブロック図である。
【図4】本発明の第2実施例における誤り訂正符号化部
の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明のデータ再生装置の第2実施例の動作を
示すタイミングチャートである。
【図6】本発明のデータ再生装置の第3実施例の構成を
示すブロック図である。
【図7】本発明のデータ再生装置の第3実施例の動作を
示すタイミングチャートである。
【図8】本発明のデータ記録装置の第1実施例の動作を
示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1…ディスク、 20…誤り訂正/符号化部、 21…訂正
メモリ、 30…デコーダ・エンコーダ部、 40…ショッ
ク・プルーフ・メモリ、 42…データ量判定部、50…シ
ステム制御部、 51…クロック生成部、 52…遅延回
路、 60…圧縮伸張部、 70…変調部、 80…誤り訂正
符号化回路、 81…アンドゲート(AND)。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体から再生された再生信号を復調
    し、復調されたデータを第1のメモリに書き込む復調部
    と、 上記第1のメモリからデータを読み出して第2のメモリ
    に転送する第1のデータ読み出し部と、 上記第2のメモリからデータを読み出す第2のデータ読
    み出し部と、 上記第2のメモリに蓄えられたデータの量を判定するデ
    ータ量判定部と、 上記データ量判定部の判定結果に基づいて、上記第2の
    メモリに蓄えられたデータが第1の所定の値以上になっ
    たとき、上記復調部から上記第1のメモリへのデータの
    書き込みを禁止し、上記第2のメモリに蓄えられたデー
    タ量が、第1の所定の値よりも低く設定された第2の所
    定の値以下になったとき、上記復調部からの上記第1の
    メモリへのデータの書き込みを許可するシステム制御部
    とを備えたことを特徴とするデータ再生装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体から再生された再生信号を復調
    し、復調されたデータを第1のメモリに書き込む復調部
    と、 上記第1のメモリに書き込まれたデータの誤り訂正を行
    う誤り訂正部と、 上記第1のメモリからデータを読み出して第2のメモリ
    に転送する第1のデータ読み出し部と、 上記第2のメモリからデータを読み出す第2のデータ読
    み出し部と、 上記第2のメモリに蓄えられたデータの量を判定するデ
    ータ量判定部と、 上記データ量判定部の判定結果に基づいて、上記第2の
    メモリに蓄えられたデータが第1の所定の値以上になっ
    たとき、上記復調部から上記第1のメモリへのデータの
    書き込みを禁止し、上記誤り訂正部と上記第1のデータ
    読み出し部の第1のメモリのアクセスを含む処理を停止
    し、上記第2のメモリに蓄えられたデータ量が、第1の
    所定の値よりも低く設定された第2の所定の値以下にな
    った後、上記復調部からの上記第1のメモリへのデータ
    の書き込みを許可し、上記誤り訂正部と上記第1のデー
    タ読み出し部のメモリへのアクセスを含む処理を開始さ
    せるシステム制御部とを備えたことを特徴とするデータ
    再生装置。
  3. 【請求項3】 記録媒体から再生された再生信号を復調
    し、復調されたデータを第1のメモリに書き込む復調部
    と、 上記第1のメモリに書き込まれたデータの誤り訂正を行
    う誤り訂正部と、 上記第1のメモリからデータを読み出して第2のメモリ
    に転送する第1のデータ読み出し部と、 上記第2のメモリからデータを読み出す第2のデータ読
    み出し部と、 上記第2のメモリに蓄えられたデータの量を判定するデ
    ータ量判定部と、 上記データ量判定部の判定結果に基づいて、上記第2の
    メモリに蓄えられたデータが第1の所定の値以上になっ
    たとき、上記誤り訂正部と上記第1のデータ読み出し部
    へのクロックの供給を停止し、上記第2のメモリに蓄え
    られたデータ量が、第1の所定の値よりも低く設定され
    た第2の所定の値以下になった後、上記誤り訂正部と上
    記第1のデータ読み出し部へのクロック供給を開始する
    クロック生成部とを備えたことを特徴とするデータ再生
    装置。
  4. 【請求項4】 記録媒体から再生された再生信号を復調
    し、復調されたデータを第1のメモリに書き込む復調部
    と、 上記第1のメモリに書き込まれたデータの誤り訂正を行
    う誤り訂正部と、 上記第1のメモリからデータを読み出して第2のメモリ
    に転送する第1のデータ読み出し部と、 上記第2のメモリからデータを読み出す第2のデータ読
    み出し部と、 上記第2のメモリに蓄えられたデータの量を判定するデ
    ータ量判定部と、 上記データ量判定部の判定結果に基づいて、上記第2の
    メモリに蓄えられたデータが第1の所定の値以上になっ
    たとき、上記復調部と上記誤り訂正部と上記第1のデー
    タ読み出し部の上記第1のメモリへのアクセスを禁止
    し、上記第2のメモリに蓄えられたデータ量が、第1の
    所定の値よりも低く設定された第2の所定の値以下にな
    った後、上記復調部の上記第1のメモリへのアクセスを
    許可し、その後、上記誤り訂正部の上記第1のメモリへ
    アクセスを含む処理を開始させ、その後、一定時間後、
    上記第1のデータ読み出し部の上記第1のメモリへアク
    セスを含む処理を開始させるシステム制御部とを備えた
    ことを特徴とするデータ再生装置。
  5. 【請求項5】 記録媒体から再生された再生信号を復調
    し、復調されたデータを第1のメモリに書き込む復調部
    と、 上記第1のメモリに書き込まれたデータの誤り訂正を行
    う誤り訂正部と、 上記第1のメモリからデータを読み出して第2のメモリ
    に転送する第1のデータ読み出し部と、 上記第2のメモリからデータを読み出す第2のデータ読
    み出し部と、 上記第2のメモリに蓄えられたデータの量を判定するデ
    ータ量判定部と、 上記データ量判定部の判定結果に基づいて、上記第2の
    メモリに蓄えられたデータが第1の所定の値以上になっ
    たとき、上記誤り訂正部と上記第1のデータ読み出し部
    へのクロックの供給を停止し、上記第2のメモリに蓄え
    られたデータ量が、第1の所定の値よりも低く設定され
    た第2の所定の値以下になったとき、上記誤り訂正部へ
    のクロックの供給を開始し、その後、一定時間後、上記
    第1のデータ読み出し部へのクロックの供給を開始する
    クロック生成部とを備えたことを特徴とするデータ再生
    装置。
  6. 【請求項6】 上記クロック生成部がクロックの供給を
    停止したブロックの上記第1のメモリへのアクセスを禁
    止するシステム制御部を備えたことを特徴とする請求項
    3または5記載のデータ再生装置。
  7. 【請求項7】 第1のメモリにデータを書き込む第1の
    データ書き込み部と、 上記第1のメモリからデータを読み出して、第2のメモ
    リに書き込む第2の書き込み部と、 上記第2のメモリに書き込まれたデータに誤り訂正符号
    を付加する誤り訂正符号を付加する誤り訂正符号化部
    と、 第2のメモリに格納された誤り訂正符号が付加されたデ
    ータを読み出して変調し、記録信号を生成する変調部
    と、 上記第1のメモリに蓄えられたデータの量を判定するデ
    ータ量判定部と、 上記データ量判定部の判定結果に基づいて、上記第1の
    メモリに蓄えられたデータが第1の所定の値以上になっ
    たとき、上記変調部の上記第2のメモリからのデータの
    読み出しを許可し、上記誤り訂正符号化部から読み出し
    と書き込みとを許可し、上記第2のデータ書き込み部か
    ら第2のメモリへの書き込みを許可し、上記第1のメモ
    リに蓄えられたデータ量が、第2の所定の値以下になっ
    たとき、上記変調部の上記第2のメモリからのデータの
    読み出しを禁止し、上記誤り訂正符号化部からの読み出
    しと書き込みを禁止し、上記第2のデータ書き込み部か
    ら第2のメモリへの書き込みを禁止するシステム制御部
    とを備えたことを特徴とするデータ記録装置。
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