JP2000357363A - オーディオ信号の記録装置およびダビング装置 - Google Patents

オーディオ信号の記録装置およびダビング装置

Info

Publication number
JP2000357363A
JP2000357363A JP11166718A JP16671899A JP2000357363A JP 2000357363 A JP2000357363 A JP 2000357363A JP 11166718 A JP11166718 A JP 11166718A JP 16671899 A JP16671899 A JP 16671899A JP 2000357363 A JP2000357363 A JP 2000357363A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
voltage
detection circuit
dubbing
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11166718A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Kuroiwa
仁 黒岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP11166718A priority Critical patent/JP2000357363A/ja
Publication of JP2000357363A publication Critical patent/JP2000357363A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 CDからMDへのダビング中にイグニション
キーを停止位置に戻しても、ダビングが中断されないよ
うにする。 【解決手段】 カーバッテリ81の電圧VBATTが規定値
以上であるかどうかを検出する検出回路46を設ける。
イグニションキーに連動するスイッチ82の出力電圧V
ACC が規定値以上であるかどうかを検出する検出回路4
7を設ける。CDプレーヤ10の再生したオーディオ信
号DLRをMD記録再生部30により記録している場合
に、検出回路46の検出出力が、カーバッテリ81の電
圧VBATTが規定値以上であることを示し、かつ、検出回
路47の検出出力が、スイッチ82の出力電圧VACC が
規定値未満を示したとき、現在記録中の曲が終了するま
で、その記録を続行するが、この現在記録中の曲が終了
したとき、その記録を終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、オーディオ信号
の記録装置およびダビング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載して使用するオーディオ機
器、つまり、カーオーディオ機器として、FMチューナ
装置、カセットプレーヤ、CDプレーヤ(CDチェンジ
ャを含む)、MD記録再生装置などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両に搭載
したCDプレーヤおよびMD記録再生装置を使用してC
DからMDへのダビングを行うことがある。しかし、ダ
ビングを行っている場合、以下に述べる理由により、曲
の最後まで正常にダビングをできないことがある。
【0004】すなわち、図4は、車両の電源系を一般的
に示すもので、符号81はカーバッテリ、符号82はイ
グニションキーに連動してオン・オフされるスイッチで
ある。そして、カーバッテリ81から直流電圧VBATTが
取り出され、この電圧VBATTがスイッチ82を通じて車
両の電装系などに供給される。なお、以下、このスイッ
チ82を通じて取り出される直流電圧を、アクセサリ電
圧VACC と呼ぶ。
【0005】また、符号90はCDプレーヤなどのカー
オーディオ機器を示し、符号95はその内部の電源回路
である。そして、バッテリ81からの直流電圧VBATTが
機器90の電源回路95に入力電圧として供給されると
ともに、アクセサリ電圧VACC が電源回路95に制御電
圧として供給される。そして、アクセサリ電圧VACCが
電源回路95に供給されるときのみ、電源回路95から
安定化された直流電圧が出力され、その出力電圧が機器
90の各部に動作電圧として供給される。
【0006】すると、スイッチ82のオン・オフに対応
してアクセサリ電圧VACC がオン・オフされるので、機
器90に供給される動作電圧もスイッチ82のオン・オ
フに対応してオン・オフされることになる。したがっ
て、機器90の電源は、イグニションキーによりオン・
オフできる、あるいはオン・オフされることになる。
【0007】一方、図5は、イグニションキーを操作し
たときのバッテリ電圧VBATTおよびアクセサリ電圧VAC
C の様子を示す。そして、イグニションキーが停止位置
(オフ位置)にある期間t0 〜t1 には、バッテリ電圧
VBATTは正常値、例えば13V程度であり、アクセサリ電
圧VACC は0Vである。
【0008】しかし、時点t1 にイグニションキーをア
クセサリ位置にすると、バッテリ電圧VBATTはそのまま
であるが、スイッチ82がオンになるので、アクセサリ
電圧VACC がバッテリ電圧VBATTまで上昇する。
【0009】そして、時点t2 にイグニションキーをエ
ンジンの始動位置にしてエンジンをかけると、いわゆる
クランキング状態となって電圧VBATT、VACC が多少低
下、例えば1〜2V程度低下する。
【0010】しかし、エンジンがかかったので、時点t
3 にイグニションキーを走行位置(オン位置)に戻す
と、クランキング状態から開放され、電圧VBATT、VAC
C は正常値に復帰する(あるいは発電機の発電により正
常値よりもやや高くなる)。なお、期間t2 〜t3 は、
一般に2〜3秒程度である。
【0011】そして、時点t4 にイグニションキーを停
止位置に戻すと、バッテリ電圧VBATTは正常値のままで
あるが、アクセサリ電圧VACC は0Vに低下する。
【0012】以上が、車両およびオーディオ機器の電源
系、バッテリ電圧VBATTおよびアクセサリ電圧VACC の
一般的な構成あるいは状態である。
【0013】したがって、CDからMDへのダビング中
に、イグニションキーを停止位置に戻すと、時点t4 の
ように、アクセサリ電圧VACC が0Vになるので、バッ
テリ電圧VBATTが正常値であっても、CDプレーヤおよ
びMD記録再生装置は電源がオフとなり、ダビングは中
断されてしまう。
【0014】また、エンジンをかけたとき、時点t2 に
示すように、アクセサリ電圧VACCが低下するが、電源
回路95が、このエンジン始動時t2 におけるアクセサ
リ電圧VACC の低下を、時点t4 におけるアクセサリ電
圧VACC の低下と区別できないことがあり、結果として
ダビングが中断されてしまうこともある。
【0015】そして、ダビングの中断は、曲の途中とな
るのが普通であるが、曲の途中からダビングを再開する
には、CDの再生およびMDの記録を、その中断点から
正確に再開しなければならない。しかし、これは実現が
困難である。
【0016】したがって、時点t4 や時点t2 にダビン
グが中断されたときには、結果として、記録の中断され
た曲をその冒頭から再びダビングする必要がある。しか
し、これでは、使い勝手が悪い。
【0017】この発明は、このような問題点を解決しよ
うとするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明においては、カ
ーバッテリの電圧が規定値以上であるかどうかを検出す
る第1の検出回路と、イグニションキーに連動するスイ
ッチの出力電圧が規定値以上であるかどうかを検出する
第2の検出回路とを有し、オーディオ信号を記録してい
る場合に、上記第1の検出回路の検出出力が、上記カー
バッテリの電圧が規定値以上であることを示し、かつ、
上記第2の検出回路の検出出力が、上記スイッチの出力
電圧が規定値未満を示したとき、現在記録中の曲が終了
するまで、その記録を続行するが、この現在記録中の曲
が終了したとき、その記録を終了するようにしたオーデ
ィオ信号の記録装置とするものである。したがって、オ
ーディオ信号の記録中に、イグニションキーを停止位置
に戻したときには、そのときの曲が終了したとき、電源
がオフにされる。
【0019】
【発明の実施の形態】ところで、CDはTOC情報を有
し、記録内容は曲(トラック)を単位として管理されて
いるので、曲の頭出しが容易である。また、MDも曲は
UTOC情報により同様に管理されているので、やはり
曲の先頭や末尾の位置出しが容易である。
【0020】また、図5によれば、イグニションキーを
切った時点t4 には、アクセサリ電圧VACC が0Vまで
低下するが、バッテリ電圧VBATTそのものは時点t4 以
降も正常である。
【0021】この発明は、以上のような点に着目し、ダ
ビングの途中でイグニションキーを切ったような場合で
も、そのときダビング中の曲が終了するまでは、ダビン
グが中断されないようにするものである。
【0022】以下、この発明の一形態について、図1に
より説明する。なお、図1においては、カーオーディオ
システム全体の制御部がMD記録再生機に設けられてい
る場合である。
【0023】図1において、符号10はCDプレーヤ、
符号20はMD記録再生機を示す。また、カーバッテリ
81およびスイッチ82については、上記のとおりであ
る。
【0024】そして、CDプレーヤ10は、CD11の
ドライブ機構(メカデッキ)12、再生回路13、制御
回路14および電源回路15を有する。この場合、ドラ
イブ機構12は、スピンドルモータや光学ヘッドなどを
有し、CD11を一定の線速度で回転させるとともに、
そのトラックのうち、指定されたトラックからデジタル
信号を再生し、そのデジタル信号を再生回路13に供給
するものである。
【0025】また、再生回路13は、CD11から再生
されたデジタル信号に対してEFM復調を行い、その復
調されたデジタルオーディオデータに対してエラー訂正
を行ったデジタルオーディオデータDLRを出力するとと
もに、そのエラー訂正されたデータDLRをD/A変換し
てアナログオーディオ信号L、Rを出力するものであ
る。
【0026】なお、この場合、再生回路13には、ショ
ックプルーフ用のメモリ13Mが接続され、振動により
ドライブ機構12の光学ヘッドがトラッキングエラーを
起こしてCD11から信号を正常に再生できないときで
も、デジタルオーディオデータDLRからアナログオーデ
ィオ信号L、Rを連続してD/A変換できるように、そ
のデジタルオーディオデータDLRがメモリ13Mにいっ
たんバッファされる。
【0027】さらに、制御回路14は、マイクロコンピ
ュータにより構成され、後述するシステム制御部40か
らのコマンド(およびデータ)にしたがってドライブ機
構12および再生回路13を制御し、この制御によりC
Dプレーヤ10の動作モードやCD11に対する再生ト
ラックなどを決定するものである。また、再生回路13
から制御回路14にサブコードなどの情報が供給され
る。
【0028】また、電源回路15は、カーバッテリ81
の出力電圧VBATTを所定の直流電圧に安定化し、その安
定化した直流電圧をCDプレーヤ10の各部に動作電圧
として供給するものである。ただし、図1の電源回路1
5の場合には、これにアクセサリ電圧VACC が供給され
ると、上記の直流電圧を出力し、制御回路14から制御
信号が供給されると、その直流電圧の出力を停止するも
のとする。したがって、CDプレーヤ10は、スイッチ
82をオンにすると、電源がオンになり、制御回路14
から制御信号が供給されると、電源がオフになる。
【0029】一方、MD記録再生機20は、MD記録再
生部30と、システム制御部40とから構成される。そ
して、MD記録再生部30は、MD31のドライブ機構
32、記録再生回路33、制御回路34および電源回路
35を有する。
【0030】この場合、ドライブ機構32は、スピンド
ルモータ、記録用磁気ヘッドおよび光学ヘッドなどを有
する。そして、ドライブ機構32は、MD31を一定の
線速度で回転させ、記録時には、記録再生回路33から
の記録信号を磁界変調オーバーライト方式によりMD3
1の指定されたトラックに記録し、再生時には、MD3
1のトラックのうち、指定されたトラックからデジタル
信号を再生し、そのデジタル信号を記録再生回路33に
供給するものである。
【0031】また、記録再生回路33は、記録時には、
入力されたデジタルオーディオデータDLRをデータ圧縮
し、その圧縮されたデータにエラー訂正用のエンコード
処理を実行してからEFM変調を実行してドライブ機構
32の記録用磁気ヘッドに供給するものである。
【0032】さらに、記録再生回路33は、再生時に
は、MD31から再生されたデジタル信号に対してEF
M復調およびエラー訂正を実行し、そのエラー訂正され
たデジタル信号をもとのデジタルオーディオデータにデ
ータ伸張してからD/A変換してアナログオーディオ信
号L、Rを出力するものである。
【0033】また、記録再生回路33には、ショックプ
ルーフ用のメモリ33Mが接続され、振動によりドライ
ブ機構32の光学ヘッドがトラッキングエラーを起こし
てMD31に対して信号を正常に記録あるいは再生でき
ないとき、正常に記録あるいは再生できるようになるま
で、デジタルオーディオデータDLRをメモリ33Mにバ
ッファするようにされている。
【0034】そして、制御回路34は、マイクロコンピ
ュータにより構成され、システム制御部40からのコマ
ンド(およびデータ)にしたがってドライブ機構32お
よび記録再生回路33を制御し、この制御によりMD記
録再生部30の動作モード、MD31に対する記録トラ
ックおよび再生トラックなどを決定するものである。ま
た、記録再生回路33から制御回路34にTOC情報お
よびUTOC情報などが供給される。
【0035】また、電源回路35は、カーバッテリ81
の出力電圧VBATTを所定の直流電圧に安定化し、その安
定化した直流電圧をMD記録再生機20の各部に動作電
圧として供給するものである。そして、この電源回路3
5も電源回路15と同様、これにアクセサリ電圧VACC
が供給されると、直流電圧を出力し、制御回路34から
制御信号が供給されると、その直流電圧の出力を停止す
るものとする。したがって、MD記録再生機20は、ス
イッチ82をオンにすると、電源がオンになり、制御回
路34から制御信号が供給されると、電源がオフにな
る。
【0036】さらに、制御部40は、セレクタ回路41
およびアンプ42を有する。そして、CDプレーヤ10
において再生されたアナログオーディオ信号L、Rがセ
レクタ回路41に供給されるとともに、MD記録再生部
30から出力されるアナログオーディオ信号L、Rがセ
レクタ回路41に供給される。そして、セレクタ回路4
1において、これに供給されたアナログオーディオ信号
が選択され、その選択された信号L、Rが、アンプ42
を通じて左および右チャンネルのスピーカ51L、51
Rに供給される。
【0037】また、システム制御部40は、システム制
御用のマイクロコンピュータ43と、各種の操作キー4
4と、表示素子45とを有する。この場合、マイクロコ
ンピュータ43は、操作キー44の操作にしたがってC
Dプレーヤ10およびMD記録再生機20を制御した
り、それらの状態をモニタするものである。
【0038】このため、マイクロコンピュータ43と、
CDプレーヤ10の制御回路14と、MD記録再生部3
0の制御回路34との間が、通信ラインを通じて接続さ
れる。そして、マイクロコンピュータ43から制御回路
14、34にコマンドが送信されてCDプレーヤ10あ
るいはMD記録再生部30がそのコマンドに対応した状
態に制御され、マイクロコンピュータ43は制御回路1
4、34から必要なデータを受信する。
【0039】さらに、マイクロコンピュータ43のRO
Mには、そのCPUが実行するプログラムの一部とし
て、例えば図2および図3に示すルーチン100、20
0が用意される。なお、このルーチン100、200の
詳細については、後述するが、これらルーチン100、
200は、装置の電源がオンのときに、所定の周期で繰
り返し実行される。
【0040】また、図1において、操作キー44は、例
えばノンロックタイプのプッシュスイッチにより構成さ
れている。さらに、表示素子45は、例えばLCDによ
り構成されてマイクロコンピュータ43に接続され、C
Dプレーヤ10やMD記録再生機20の動作状態などに
関する情報を表示するようにされている。
【0041】さらに、システム制御部40には、検出回
路46、47が設けられ、これら検出回路46によりバ
ッテリ電圧VBATTおよびアクセサリ電圧VACC の大きさ
がそれぞれ検出され、その検出出力がマイクロコンピュ
ータ43に供給される。
【0042】このような構成において、図5の期間t0
〜t1 (および時点t4 以降)には、イグニションキー
が停止位置(オフ位置)にあるので、アクセサリ電圧V
ACCは0Vである。したがって、電源回路15、35か
ら各部に供給されるはずの動作電圧は出力されず、装置
全体は電源オフの状態にある。
【0043】そして、時点t1 にイグニションキーをア
クセサリ位置にすると、アクセサリ電圧VACC がバッテ
リ電圧VBATTの値まで上昇するので、電源回路15、3
5から各部に動作電圧が供給されるようになり、したが
って、装置全体が電源オンの状態となる。
【0044】そこで、キー44を操作すると、マイクロ
コンピュータ43から制御回路14あるいは制御回路3
4に所定のコマンドが供給され、CDプレーヤ10ある
いはMD記録再生部30は、そのキー操作に対応した動
作状態となる。さらに、そのキー操作に対応して、マイ
クロコンピュータ43により、セレクタ回路41が切り
換え制御される。
【0045】したがって、CD10あるいはMD31を
再生することができる。なお、このとき、キー44の操
作に対応してマイクロコンピュータ43によりアンプ4
2の利得が制御されて再生音量が制御される。
【0046】また、CD11の曲をMD31にダビング
する場合には、その指示をキー44により入力する。す
ると、マイクロコンピュータ43から制御回路14、3
4に所定のコマンドが供給されてCDプレーヤ10は再
生モードとされ、MD記録再生部30は記録モードとさ
れる。
【0047】そして、さらに、再生回路13からCD1
1のデジタルオーディオデータDLRが出力され、このデ
ジタルオーディオデータDLRが記録再生回路33に供給
されてMD31に記録される。したがって、CD11の
曲がMD31にダビングされることになる。
【0048】一方、装置の電源がオンにされると、ルー
チン100が以下のように実行される。すなわち、マイ
クロコンピュータ43のCPUの処理がルーチン100
のステップ101からスタートし、次にステップ102
において、検出回路47の検出出力をチェックすること
により、アクセサリ電圧VACC が規定値以上であるかど
うかが判別される。
【0049】そして、電圧VACC が規定値以上のときに
は(期間t1 〜t2 および期間t3〜t4 )、処理はス
テップ102からステップ111に進み、このステップ
111において、記録フラグRFLGが“1”にセットされ
る。
【0050】ここで、記録フラグRFLGは、装置全体の動
作を規定するためのフラグであり、後述するように、記
録フラグRFLGをチェックした結果、 RFLG=“0”であれば、現在ダビング中の曲が終了した
とき、さらに、ダビングすべき曲があっても、ダビング
を終了する。 RFLG=“1”であれば、現在の状態を継続する。 のように、装置全体の動作が制御されるものである。
【0051】そして、ステップ111に続くステップ1
12によりルーチン100を終了する。したがって、期
間t1 〜t2 および期間t3 〜t4 には、RFLG=“1”
である。
【0052】さらに、ステップ102において、アクセ
サリ電圧VACC が規定値に達しないときには(期間t2
〜t3 、時点t4 )、処理はステップ102からステッ
プ103に進み、このステップ103において、検出回
路46の検出出力をチェックすることにより、バッテリ
電圧VBATTが規定値以上であるかどうかが判別される。
【0053】そして、電圧VBATTが規定値以上のときに
は(時点t4 )、処理はステップ103からステップ1
04に進み、このステップ104において、ダビング中
であるかどうかが判別される。
【0054】そして、ダビング中のときには、処理はス
テップ104からステップ121に進み、このステップ
121において、記録フラグRFLGが“0”にセットさ
れ、その後、ステップ122によりルーチン100を終
了する。したがって、時点t4になったとき、すなわ
ち、イグニションキーを停止位置に戻したとき、ダビン
グ中であれば、RFLG=“0”になる。
【0055】さらに、ステップ104において、ダビン
グ中ではないときには、処理はステップ104からステ
ップ131に進み、このステップ131において、この
ときのCDプレーヤ10およびMD記録再生部30の動
作モードやセレクタ回路41の切り換え位置などがマイ
クロコンピュータ43のメモリ(図示せず)に保存され
る。
【0056】そして、次にステップ132において、装
置全体が停止モードとされるとともに、制御回路14、
34からの制御信号により電源回路15、35の出力電
圧がオフとされ、その後、ステップ133によりルーチ
ン100を終了する。したがって、時点t4 になったと
き、すなわち、イグニションキーを停止位置に戻したと
き、ダビング中でなければ、装置全体が電源オフの状態
となる。
【0057】さらに、ステップ103において、バッテ
リ電圧VBATTが規定値に達しないときには(時点t2 に
なったとき)、処理はステップ103からステップ14
1に進み、このステップ141において、CDプレーヤ
10およびMD記録再生部30がポーズ状態とされる。
【0058】また、このとき、時点t2 におけるCD1
1の再生位置を示すデータおよび時点t2 におけるMD
31の記録位置を示すデータが、マイクロコンピュータ
43のメモリに記憶される。さらに、プレーヤ10にお
いては、CD11から読み出されたデジタルオーディオ
データがメモリ13Mに格納されたまま保持されるとと
もに、MD記録再生部30においては、MD31に書き
込まれるはずのデジタルオーディオデータがメモリ33
Mに格納されたまま保持される。
【0059】そして、その後、処理はステップ142に
進み、ルーチン100を終了する。こうして、時点t2
にエンジンをかけることによりバッテリ電圧VBATTが低
下すると、そのときのデジタルオーディオデータが保存
されるとともに、CD11からMD31へのダビングが
一時的にポーズ状態とされる。なお、このポーズ状態を
期間t3 〜t4 に解除すれば、そのポーズ状態になった
部分からダビングが再開されることになる。
【0060】一方、ルーチン200は、装置全体の電源
がオンにされると、以下のように実行される。すなわ
ち、マイクロコンピュータ43のCPUの処理がルーチ
ン200のステップ201からスタートし、次にステッ
プ202において、記録フラグRFLGが判別される。
【0061】そして、記録フラグRFLGが“0”のときに
は、処理はステップ202からステップ211に進み、
このステップ211において、CDプレーヤ10および
MD記録再生部30が、現在ダビング中の曲だけをダビ
ングするモード、すなわち、現在ダビング中の曲が終了
するまではダビングを続行し、その曲が終了したら、ダ
ビングを終了するモードに設定され、その後、ステップ
212によりルーチン200を終了する。
【0062】また、ステップ202において、記録フラ
グRFLGが“1”のときには、処理はステップ202から
ステップ212に進み、ルーチン200を終了する。
【0063】こうして、ルーチン100、200によれ
ば、時点t4 にイグニションキーを停止位置に戻して
も、ステップ121によりRFLG=“0”とされて、ステ
ップ211により現在ダビング中の曲だけをダビングす
るモードに設定される。したがって、現在ダビング中の
曲が終了するまではダビングを続行され、そのダビング
中の曲が終了したら、制御回路14、34により電源回
路15、35からの直流電圧が出力されなくなり、装置
全体の電源がオフとなる。
【0064】すなわち、時点t4 にイグニションキーを
停止位置に戻しても、ダビング中の曲が終了するまで
は、そのダビングが続行され、ダビング中の曲が終了し
たとき、電源がオフとなり、このとき、ダビングが中止
される。
【0065】そして、曲が終了したときにダビングが中
止されるのであれば、ダビングすべき曲が残っていて
も、CD11のTOC情報およびMD31のUTOC情
報は曲を曲単位で管理しているので、必要とする曲から
容易にダビングを再開することができる。
【0066】こうして、図1の装置によれば、イグニシ
ョンキーを停止位置に戻しても、曲の途中でダビングが
中止されることがないので、使い勝手が向上する。
【0067】なお、上述においては、バッテリ電圧VBA
TTおよびアクセサリ電圧VACC が同時に低下するのは、
エンジンをかけたためとしているが、バッテリ81が上
がったときも、同様に電圧VBATT、VACC が低下するの
で、タイマで時間を計測し、例えば15秒間経過しても、
電圧BATT、VACC が回復しないときには、異常状態とみ
なし、すべての動作を停止させるようにすることもでき
る。
【0068】また、ルーチン100、200の処理を有
効にするか無効にするかをユーザが選択できるようにす
ることもできる。さらに、MD記録再生部30と、シス
テム制御部40とを別体とすることもできる。また、時
点t4 からダビングの終了するまのでの期間は、イグニ
ションキーが停止位置に戻されたが、ダビングを続行し
ていることを、LCD45や別に設けたLEDなどにに
より表示することもできる。
【0069】さらに、上述においては、CDからMDへ
ダビングを行う場合であるが、FM放送などをMDに記
録する場合についても、同様に処理することができ、そ
の場合には、曲の終了を曲間の無音期間により判別する
ことができる。
【0070】
【発明の効果】この発明によれば、ディスクに曲を記録
している場合に、イグニションキーを停止位置に戻して
も、曲の途中で記録が中断されることがなく、使い勝手
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一形態を示す系統図である。
【図2】この発明の一形態を示すフローチャートであ
る。
【図3】この発明の一形態を示すフローチャートであ
る。
【図4】この発明を説明するための接続図である。
【図5】この発明を説明するための波形図である。
【符号の説明】
10…CDプレーヤ、11…CD、12…ドライブ機
構、13…再生回路、13M…ショックプルーフ用メモ
リ、14…制御回路、15…電源回路、20…MD記録
再生機、30…MD記録再生部、31…MD、32…ド
ライブ機構、33…記録再生回路、33M…ショックプ
ルーフ用メモリ、34…制御回路、35…電源回路、4
1…セレクタ回路、42…アンプ、43…マイクロコン
ピュータ、44…操作キー、45…LCD、46および
47…検出回路、51Lおよび51R…スピーカ、81
…カーバッテリ、82…スイッチ、100および200
…ルーチン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カーバッテリの電圧が規定値以上であるか
    どうかを検出する第1の検出回路と、 イグニションキーに連動するスイッチの出力電圧が規定
    値以上であるかどうかを検出する第2の検出回路とを有
    し、 オーディオ信号を記録している場合に、上記第1の検出
    回路の検出出力が、上記カーバッテリの電圧が規定値以
    上であることを示し、かつ、上記第2の検出回路の検出
    出力が、上記スイッチの出力電圧が規定値未満を示した
    とき、現在記録中の曲が終了するまで、その記録を続行
    するが、この現在記録中の曲が終了したとき、その記録
    を終了するようにしたオーディオ信号の記録装置。
  2. 【請求項2】オーディオ信号の再生装置と、 オーディオ信号の記録装置と、 カーバッテリの電圧が規定値以上であるかどうかを検出
    する第1の検出回路と、 イグニションキーに連動するスイッチの出力電圧が規定
    値以上であるかどうかを検出する第2の検出回路とを有
    し、 上記再生装置の再生したオーディオ信号を上記記録装置
    により記録している場合に、上記第1の検出回路の検出
    出力が、上記カーバッテリの電圧が規定値以上であるこ
    とを示し、かつ、上記第2の検出回路の検出出力が、上
    記スイッチの出力電圧が規定値未満を示したとき、現在
    記録中の曲が終了するまで、その記録を続行するが、こ
    の現在記録中の曲が終了したとき、その記録を終了する
    ようにしたオーディオ信号のダビング装置。
JP11166718A 1999-06-14 1999-06-14 オーディオ信号の記録装置およびダビング装置 Pending JP2000357363A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11166718A JP2000357363A (ja) 1999-06-14 1999-06-14 オーディオ信号の記録装置およびダビング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11166718A JP2000357363A (ja) 1999-06-14 1999-06-14 オーディオ信号の記録装置およびダビング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000357363A true JP2000357363A (ja) 2000-12-26

Family

ID=15836477

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11166718A Pending JP2000357363A (ja) 1999-06-14 1999-06-14 オーディオ信号の記録装置およびダビング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000357363A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7664368B2 (en) 2005-03-31 2010-02-16 Hitachi, Ltd. Information recording/play-backing apparatus
JP2019130931A (ja) * 2018-01-29 2019-08-08 アルパイン株式会社 電源制御システム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7664368B2 (en) 2005-03-31 2010-02-16 Hitachi, Ltd. Information recording/play-backing apparatus
US8478102B2 (en) 2005-03-31 2013-07-02 Hitachi, Ltd. Information recording/play-backing apparatus
US9407894B2 (en) 2005-03-31 2016-08-02 Hitachi Maxell, Ltd. Information recording/play-backing apparatus
JP2019130931A (ja) * 2018-01-29 2019-08-08 アルパイン株式会社 電源制御システム
JP7086459B2 (ja) 2018-01-29 2022-06-20 アルパイン株式会社 電源制御システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4264610B2 (ja) 車載用オーディオ機器
KR910001209B1 (ko) 동기기록회로
JP2000357363A (ja) オーディオ信号の記録装置およびダビング装置
KR950007139B1 (ko) 곡소개방법
US6667938B2 (en) Information recording and reproducing apparatus
JP2000182364A (ja) オーディオ再生装置
JP3814848B2 (ja) 音声信号処理装置
JP4766082B2 (ja) 車載用オーディオ機器
JP2001035063A (ja) リジューム機能付きの再生装置
JP2805828B2 (ja) 記録システム
JP3563551B2 (ja) ディスク記録再生装置
JP2504241Y2 (ja) 車載用オ―ディオ装置
JPH038190A (ja) 車載用ステレオ装置
JPH0648582Y2 (ja) 磁気記録再生装置
JP2525435Y2 (ja) 録音システム
JP2001307466A (ja) 車載用信号記録再生装置
JP2000348422A (ja) オーディオ信号のダビング装置
KR19990018507A (ko) 오디오 카세트 레코더의 탐색 데이타 기록방법
KR19980073582A (ko) 무신호 재생 제어처리 브이시알 시스템
KR970071597A (ko) 브이.씨.알과 비디오 씨.디 플레이어의 복합 시스템에서의 편집 녹화 장치 및 방법
JPS61295774A (ja) 磁気記録再生装置
JPH07201158A (ja) 録音再生装置
JPH1166729A (ja) 記録装置
JPS6376171A (ja) 同期録音装置
JPH06103578B2 (ja) コンパクトデイスクプレ−ヤの電源制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060531

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060703

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060726

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060822

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060927