JP2006092045A - 通信端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】出勤時の出勤登録及び退勤時の退勤登録を簡単且つ迅速に行うことができる、勤怠管理機能を備えた通信端末装置を提供することを課題とする。
【解決手段】外部空間にあるRFタグ5からID情報を含む無線信号を受信する受信手段8と、受信手段8で受信したID情報を識別する識別手段11と、ID情報と出退勤状態とを関連付けて記憶するための記憶手段12と、受信手段8でID情報を受信した場合、受信したID情報に関連付けて記憶手段12に記憶されている出退勤状態を確認し、必要に応じて記憶手段12内の出退勤状態を出勤状態と退勤状態との間で移行させる移行手段13と、を備えたファクシミリ装置1等の通信端末装置を構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、出退勤を管理する勤怠管理機能を備えた通信端末装置に関する。
近年、ファクシミリ装置等の通信端末装置は広く普及しており、会社やオフィス、研究所等には必ずといっていいほど設置されている。
特許文献1では、このファクシミリ装置を利用してタイムレコーダと通信接続したタイムレコーダシステムが開示されており、このタイムレコーダシステムは、勤務者がタイムカードを通すことで出退勤を記録するタイムレコーダにファクシミリ装置に画像データを送信する機能を持たせて、従来はタイムレコーダに付設される専用のプリンタでプリントアウトを行っていたのを、ファクシミリ装置でプリントアウトするように構成されている。
その後、ファクシミリ装置自体に、勤務者の勤怠を管理する勤怠管理機能を持たせたものが発明され、この技術は特許文献2に開示されている。このファクシミリ装置は、同文献の段落0047に記載されているように、勤務者がファクシミリ装置を用いて出勤の入力を行おうとして、所定の動作を行った場合、ファクシミリ装置の第一認証アプリによりタッチパネル上に、同文献の図2で示すような画面が表示される。そして、第一認証アプリによって、タッチパネル上に同文献の図7で示すような画面が表示されると、勤務者は、ログイン名と、パスワードとを所定の入力エリアに入力して、「OK」ボタンを押す。これにより第一認証アプリは、勤務者が入力したログイン名とパスワードとの組み合わせを取得して、出勤登録を行うように構成されている。
なお、第一認証アプリは、ユーザによって入力されたログイン名の認証を、パスワードを用いて行った結果、ログイン名及び/又はパスワードが不当なものであった場合、同文献の図4で示すようなエラー画面がタッチパネル上に表示される。
以上のような構成で、勤務者は一人ずつファクシミリ装置の前に立って、ログイン名とパスワードとを入力して出勤登録を行うように構成されている。
特開平7−297988号公報 特開2004−133631号公報
しかしながら、特許文献2に開示されているファクシミリ装置では、出勤登録を完了するまでに手間隙が掛かり、出勤の度に、ログイン名とパスワードを入力するのは中々面倒臭いものである。殊に、朝は、勤務者は略同じ時間帯に集中して出勤してくるため、このように勤務者が一人ずつログイン名とパスワードとを入力していては、ファクシミリ装置の前に長蛇の列ができ、並んでいる人は苛立ちを感じるものである。
また、出勤登録を行っている人は、後ろに多くの人が並んでいると急かされ、焦ってログイン名とパスワードとを入力すると、入力ミスを起こす可能性も高く、入力ミスを起こして一からログイン名とパスワードとを入力し直すようなことになると、後ろに並んでいる人はさらに苛立ちを感じてくる。
そこで、本発明では、このような点を鑑み、出勤時の出勤登録及び退勤時の退勤登録を簡単且つ迅速に行うことができる、勤怠管理機能を備えた通信端末装置を提供することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上のとおりであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
まず、請求項1に記載のように、外部空間にあるRFタグからID情報を含む無線信号を受信する受信手段と、受信手段で受信したID情報を識別する識別手段と、ID情報と出退勤状態とを関連付けて記憶するための記憶手段と、受信手段でID情報を受信した場合、受信したID情報に関連付けて記憶手段に記憶されている出退勤状態を確認し、必要に応じて記憶手段内の出退勤状態を出勤状態と退勤状態との間で移行させる移行手段と、を備えた通信端末装置とする。
また、請求項2に記載のように、前記移行手段による出退勤状態の移行に伴って、出退勤状態が移行した旨を通知する通知手段を備えた構成とする。
そして、請求項3に記載のように、前記移行手段は、前記受信手段でID情報を受信した場合において、受信したID情報に関連付けて記憶手段に記憶されている出退勤状態が退勤状態であるとき、記憶手段内の出退勤状態を退勤状態から出勤状態へと移行させる。
さらに、請求項4に記載のように、前記記憶手段内の出退勤状態を退勤状態から出勤状態へと移行させるか否かの時間的な判断基準を記憶する第1基準記憶手段を備え、前記移行手段は、前記受信手段でID情報を受信した場合において、受信したID情報に関連付けて記憶手段に記憶されている出退勤状態が退勤状態であるとき、第1基準記憶手段に記憶されている判断基準に基づいて前記記憶手段内の出退勤状態を退勤状態から出勤状態へと移行させるか否かを判断する。
また、請求項5に記載のように、前記受信手段でID情報を受信した場合において、受信したID情報に関連付けて記憶手段に記憶されている出退勤状態が退勤状態であるとき、出退勤状態を退勤状態から出勤状態に移行させるか否かの入力を受け付ける出勤確認動作を実行する確認手段を備え、前記移行手段は、出勤確認動作に対して出退勤状態を退勤状態から出勤状態に移行させる旨が入力された場合、記憶手段内の出退勤状態を退勤状態から出勤状態へと移行させる。
そして、請求項6に記載のように、前記出勤確認動作を実行するか否かの時間的な判断基準を記憶する第2基準記憶手段を備え、前記確認手段は、前記受信手段でID情報を受信した場合において、受信したID情報に関連付けて記憶手段に記憶されている出退勤状態が退勤状態であるとき、第2基準記憶手段に記憶されている判断基準に基づいて前記出勤確認動作を実行するか否かを判断する。
さらに、請求項7に記載のように、前記記憶手段内の出退勤状態を出勤状態から退勤状態へと移行させるか否かの時間的な判断基準を記憶する第3基準記憶手段を備え、前記移行手段は、前記受信手段でID情報を受信した場合において、受信したID情報に関連付けて記憶手段に記憶されている出退勤状態が出勤状態であるとき、第3基準記憶手段に記憶されている判断基準に基づいて前記記憶手段内の出退勤状態を出勤状態から退勤状態へと移行させるか否かを判断する。
また、請求項8に記載のように、前記受信手段でID情報を受信した場合において、受信したID情報に関連付けて記憶手段に記憶されている出退勤状態が出勤状態であるとき、出退勤状態を出勤状態から退勤状態に移行させるか否かの入力を受け付ける退勤確認動作を実行する確認手段を備え、前記移行手段は、退勤確認動作に対して出退勤状態を出勤状態から退勤状態に移行させる旨が入力された場合、記憶手段内の出退勤状態を出勤状態から退勤状態へと移行させる。
そして、請求項9に記載のように、前記退勤確認動作を実行するか否かの時間的な判断基準を記憶する第4基準記憶手段を備え、前記確認手段は、前記受信手段でID情報を受信した場合において、受信したID情報に関連付けて記憶手段に記憶されている出退勤状態が出勤状態であるとき、第4基準記憶手段に記憶されている判断基準に基づいて前記退勤確認勤作を実行するか否かを判断する。
さらに、請求項10に記載のように、前記受信手段で複数のID情報を受信した場合において、受信した複数のID情報に関連付けて記憶手段に記憶されている出退勤状態が出勤状態であるとき、出退勤状態を出勤状態から退勤状態に移行させるか否かの入力をID情報毎個別に受け付ける退勤確認動作を実行する確認手段を備え、前記移行手段は、退勤確認動作に対して出退勤状態を出勤状態から退勤状態に移行させる旨が入力された場合、移行させる旨が入力されたID情報について記憶手段内の出退勤状態を出勤状態から退勤状態へと移行させる。
また、請求項11に記載のように、前記受信手段で複数のID情報を受信した場合において、受信した複数のID情報に関連付けて記憶手段に記憶されている出退勤状態が出勤状態であるとき、複数のID情報の出退勤状態を出勤状態から退勤状態に一括して移行させるか否かの入力を受け付ける退勤確認動作を実行する確認手段を備え、前記移行手段は、退勤確認動作に対して出退勤状態を出勤状態から退勤状態に一括して移行させる旨が入力された場合、記憶手段における複数のID情報の出退勤状態を一括して出勤状態から退勤状態へと移行させる。
そして、請求項12に記載のように、前記退勤確認動作を実行するか否かの時間的な判断基準を記憶する第5基準記憶手段を備え、前記確認手段は、前記受信手段で複数のID情報を受信した場合において、受信した複数のID情報に関連付けて記憶手段に記憶されている出退勤状態が出勤状態であるとき、第5基準記憶手段に記憶されている判断基準に基づいて前記退勤確認勤作を実行するか否かを判断する。
さらに、請求項13に記載のように、前記確認手段は、前記受信手段でID情報を受信した場合において、受信したID情報に関連付けて記憶手段に記憶されている出退勤状態が出勤状態であり、そのID情報を第1の所定時間継続して受信したとき、及び/又は、第2の所定時間内に通信端末装置に対するユーザアクションが無いとき、前記退勤確認動作を実行する。
本発明は、以上のように構成したことにより、次のような効果を奏する。
まず、請求項1に記載の発明では、ログイン名やパスワードの入力を行うことなく、受信手段で勤務者が携帯するRFタグのID情報を受信してその識別を瞬時に行うことで、退勤状態から出勤状態への移行又は出勤状態から退勤状態への移行を迅速に行うことができ、利便性が向上する。
また、請求項2に記載の発明では、通知手段による通知によって、勤務者は退勤状態から出勤状態への移行又は出勤状態から退勤状態への移行が行われたことを確実に知ることができ、利便性が向上する。
そして、請求項3に記載の発明では、勤務者による操作入力が不要で簡単且つ迅速に出勤登録を行うことができ、勤務者がただ単に通信端末装置の前を通過するだけ、あるいは、通信端末装置の前に立つだけで、受信手段で勤務者が携帯するRFタグのID情報を受信して記憶手段内の出退勤状態を自動的に退勤状態から出勤状態へ移行させることができ、利便性が向上する。
さらに、請求項4に記載の発明では、出退勤状態を退勤状態から出勤状態へと移行させる時間的な判断基準が満たされていない場合に(例えば、出退勤状態を退勤状態から出勤状態へと移行させる時間帯が朝の出勤時間帯に設定されていて、その出勤時間帯以外の時間の場合に)、勤務者が通信端末装置の前を通過しただけ、あるいは、出勤登録の目的以外で通信端末装置の前に立っただけで、受信手段で勤務者が携帯するRFタグのID情報を受信して、記憶手段内の出退勤状態が自動的に退勤状態から出勤状態へ移行されるのを防止することができ、利便性が向上する。
また、請求項5に記載の発明では、受信手段で勤務者が携帯するRFタグのID情報を受信して、勤務者が確認手段による出勤確認動作に対して出退勤状態を退勤状態から出勤状態に移行させる旨を入力した場合に、記憶手段内の出退勤状態が退勤状態から出勤状態へ移行されて、勤務者が通信端末装置の前を通過しただけ、あるいは、出勤登録の目的以外で通信端末装置の前に立っただけで、勤務者が意図しないのに記憶手段内の出退勤状態が退勤状態から出勤状態へ移行されるのを防止することができ、利便性が向上する。
そして、請求項6に記載の発明では、出勤確認動作を実行する時間的な判断基準が満たされていない場合には(例えば、出勤確認動作を実行する時間帯が朝の出勤時間帯に設定されていて、その出勤時間帯以外の時間の場合には)、勤務者が通信端末装置の前を通過しただけ、あるいは、退勤登録の目的以外で通信端末装置の前に立っただけで、受信手段で勤務者が携帯するRFタグのID情報を受信しても、確認手段による出勤確認動作が実行されず、通信端末装置の前を通過しただけ、あるいは、退勤登録の目的以外で通信端末装置の前に立っただけの勤務者にとって、確認手段による出勤確認動作に応対する操作が省かれて、利便性が向上する。
さらに、請求項7に記載の発明では、出退勤状態を出勤状態から退勤状態へと移行させる時間的な判断基準が満たされていない場合に(例えば、出退勤状態を出勤状態から退勤状態へと移行させる時間帯が夕方の退勤時間帯に設定されていて、その退勤時間帯以外の時間の場合に)、勤務者が通信端末装置の前を通過しただけ、あるいは、退勤登録の目的以外で通信端末装置の前に立っただけで、受信手段で勤務者が携帯するRFタグのID情報を受信して、記憶手段内の出退勤状態が自動的に出勤状態から退勤状態へ移行されるのを防止することができ、利便性が向上する。
また、請求項8に記載の発明では、受信手段で勤務者が携帯するRFタグのID情報を受信して、勤務者が確認手段による退勤確認動作に対して出退勤状態を出勤状態から退勤状態に移行させる旨を入力した場合に、記憶手段内の出退勤状態が出勤状態から退勤状態へ移行されて、勤務者が通信端末装置の前を通過しただけ、あるいは、退勤登録の目的以外で通信端末装置の前に立っただけで、勤務者が意図しないのに記憶手段内の出退勤状態が出勤状態から退勤状態へ移行されるのを防止することができ、利便性が向上する。
そして、請求項9に記載の発明では、退勤確認動作を実行する時間的な判断基準が満たされていない場合には(例えば、退勤確認動作を実行する時間帯が夕方の退勤時間帯に設定されていて、その退勤時間帯以外の時間の場合には)、勤務者が通信端末装置の前を通過しただけ、あるいは、退勤登録の目的以外で通信端末装置の前に立っただけで、受信手段で勤務者が携帯するRFタグのID情報を受信しても、確認手段による退勤確認動作が実行されず、通信端末装置の前を通過しただけ、あるいは、退勤登録の目的以外で通信端末装置の前に立っただけの勤務者にとって、確認手段による退勤確認動作に応対する操作が省かれて、利便性が向上する。
さらに、請求項10に記載の発明では、受信手段で複数のID情報を受信した場合、この複数のID情報の登録者である勤務者が一人ずつ順番に退勤登録を行わなくとも、この複数のID情報の登録者である勤務者の中から一人代表者が出て、今回退勤する人の出退勤状態を退勤状態へ移行させることができ、スムーズに退勤登録を行うことができるとともに、この複数の勤務者の中にたまたま通信端末装置の前を通り過ぎるなどして退勤する意図のない勤務者が含まれているときはその勤務者を除いて今回退勤する勤務者だけを確実に退勤登録することができて、利便性が向上する。
また、請求項11に記載の発明では、受信手段で複数のID情報を受信した場合、この複数のID情報の登録者である勤務者が一人ずつ順番に退勤登録を行わなくとも、この複数のID情報の登録者である勤務者の中から一人代表者が出て、この複数の勤務者の出退勤状態を退勤状態へ一括して移行させることができ、迅速且つスムーズに退勤登録を行うことができて、利便性が向上する。
そして、請求項12に記載の発明では、退勤確認動作を実行する時間的な判断基準が満たされていない場合には(例えば、退勤確認動作を実行する時間帯が夕方の退勤時間帯に設定されていて、その退勤時間帯以外の時間の場合には)、勤務者が通信端末装置の前を通過しただけ、あるいは、退勤登録の目的以外で通信端末装置の前に立っただけで、受信手段で勤務者が携帯するRFタグのID情報を受信しても、確認手段による退勤確認動作が実行されず、通信端末装置の前を通過しただけ、あるいは、退勤登録の目的以外で通信端末装置の前に立っただけの勤務者にとって、確認手段による退勤確認動作に応対する操作が省かれて、利便性が向上する。
さらに、請求項13に記載の発明では、受信手段で勤務者が携帯するRFタグのID情報を第1の所定時間継続して受信したときに退勤確認動作が実行されるように構成することで、ただ単に通信端末装置の前を通り過ぎただけの勤務者に対して退勤確認動作が実行されるが防止され、第2の所定時間内に通信端末装置に対するユーザアクション(例えば、操作部に対する操作入力や、カバー開閉動作、消耗品補給動作など)が無いときに退勤確認動作が実行されるように構成することで、退勤登録の目的以外で通信端末装置の前に立つ勤務者に対して退勤確認動作が実行されないようにして、利便性の向上が図られている。
次に、図面を参照しながら本発明の実施の一形態を説明する。
以下では、勤務者の勤怠を管理する勤怠管理機能を備えた通信端末装置の一例としてファクシミリ装置1を参照しながら説明する。
本実施の形態では、各勤務者はRFタグ5を携帯していて、電磁波を用いた無線方式認識(RFID;Radio Frequency Identification)を用いて、このRFタグ5に記憶されているID情報が勤怠管理機能を備えたファクシミリ装置1本体で受信されて瞬時にその認識が行われ、これにより出勤登録又は退勤登録が行われるように構成されている。
この無線方式認識に用いられる電磁波は主に電波であるが、電波に限らず赤外線等であってもよく、無線方式認識に用いられる無線信号は特に限定はしない。
RFタグ5はICカードやICタグ等の総称で、非接触読取型のデータキャリアであり、記憶用のICチップと通信用のアンテナとを内蔵している。RFタグ5は、その通信方式(利用する通信周波数等)によって、主に4種類のものに分類され、この分類は、各勤務者が携帯するRFタグ5とファクシミリ装置1本体側に設けられた送信手段3又は受信手段4との通信距離に応じて名付けられており、通信距離が短い順に、密着型、近接型、近傍型、マイクロ波型と呼ばれている。密着型は短波の静電誘導を利用したもので、その通信距離は数mmであり、近接型は短波の電磁誘導を利用したもので、その通信距離は1cmから30cmくらいであり、近傍型は長波の電磁誘導を利用したもので、その通信距離は30cmから70cmくらいである。また、マイクロ波型は文字どおりマイクロ波の電磁誘導を利用したもので、通信距離は3mから10mくらいである。
マイクロ波型のRFタグ5は電源として電池を利用する場合が多いが、他の3つの型のRFタグ5はファクシミリ装置1本体側の送信手段3からの電磁誘導等により電源を得る無電池のものが普通である。
以上のような構成で、このRFタグ5のID情報の読み取りは、RFタグ5を鞄や財布等の中からいちいち出さなくとも、その中にしまったまま無線通信により読み取ることがで、利便性が向上する。
図1に示すように、ファクシミリ装置1は、自動原稿搬送装置(ADF)にセットされた原稿又は読取載置台のプラテンガラス上にセットされた原稿の画像を読み取る読取手段3と、他のファクシミリ装置等からモデムを介して受信した画像情報又は読取手段3で読み取られた原稿の画像情報を記録紙上に記録する画像記録手段4と、ファクシミリ装置1を操作する操作手段6と、ファクシミリ装置1の動作状態等の各種情報を表示する表示手段60と、外部空間に対して無線信号を出力する送信手段7と、外部空間にあるRFタグ5からID情報を含む無線信号を受信する受信手段8と、ファクシミリ装置1を制御する制御手段10と、を備えており、操作手段6と表示手段60とはファクシミリ装置1本体の手前側(操作者の立ち位置側)に設けられた操作パネル上に配置されている。
前記制御手段10は、受信手段4で受信したID情報を識別する識別手段11と、ID情報と出退勤状態とを関連付けて記憶するための記憶手段12と、受信手段4でID情報を受信した場合、受信したID情報に関連付けて記憶手段12に記憶されている出退勤状態を確認し、必要に応じて記憶手段12内の出退勤状態を出勤状態と退勤状態との間で移行させる移行手段13と、移行手段13による出退勤状態の移行に伴って、出退勤状態が移行した旨を通知する通知手段14と、を備え、通知手段14による通知は前記表示手段60上でメッセージ表示されるように構成されている。
なお、この通知手段14による通知はこの構成に限らず、ファクシミリ装置1のスピーカーから音声メッセージを出力する構成や、ファクシミリ装置やパソコン等の所定の宛先にネットワークを介してファクシミリ通信や電子メール等でデータを送信する構成などでもよく、また、これらの構成のうち幾つか又は全部を併用してもよい。
ネットワークを介してデータを送信する構成について説明すると、この送信は有線による送信に限らず、無線による送信も含み、また、移行処理の内容に応じて送信すべき宛先を変更できるように構成してもよい。この構成の場合、移行処理毎に当て宛先を設定(登録)しておき、例えば、出勤登録時には会社内の所定の宛先(メールアドレス)に通知し、退勤登録時には上司等が携帯する所定の携帯電話の宛先(メールアドレス)に通知するようなこともでき、出退勤の移行処理の内容に応じて、最適な通知宛先を設定することができ、通知を要求するところに迅速且つ確実に通知することができる。
なお、電源を有しない密着型、近接型、又は近傍型のRFタグ5では、ファクシミリ装置1本体の送信手段3から受信した無線信号によって、RFタグ5がID情報を無線送信するための電力を生成し、一方、電源として電池を用いたマイクロ波型のRFタグ5では、内部電力である電池を用いてID情報を無線送信し、この場合はファクシミリ装置1本体に送信手段3は不要となる。
次に、この勤怠管理機能を備えたファクシミリ装置1による出退勤管理の基本構成について説明する。
図2に示すように、各勤務者はRFタグ5を鞄や財布等に入れて持ち歩いており、あるいは、名札として首に懸けたり胸等に付けて持ち歩いていて、このRFタグ5を携帯した勤務者が、ファクシミリ装置1の前に立つだけ、あるいは、ファクシミリ装置1の前を通り過ぎるだけで、ファクシミリ装置1の受信手段8でその勤務者のRFタグ5のID情報を受信する(ステップS1)。そして、この受信したID情報は識別手段11で識別されて(ステップS2)、該ID情報に関連付けて記憶手段12に記憶されているその勤務者の出退勤状態が出勤状態か退勤状態かが確認される(ステップS3)。この勤務者の出退勤状態が退勤状態である場合(ステップS4)、出勤登録に係る条件が満たされれば(又は無条件で)(ステップS5)、移行手段13によって記憶手段12内のその勤務者の出退勤状態が退勤状態から出勤状態へ移行されるとともに(ステップS6)、出勤時刻が記憶される(ステップS7)。一方、前記ステップS4で、勤務者の出退勤状態が退勤状態でなく出勤状態である場合は、退勤登録に係る条件が満たされれば(ステップS8)、移行手段13によって記憶手段12内のその勤務者の出退勤状態が出勤状態から退勤状態へ移行されるとともに(ステップS9)、退勤時刻が記憶される(ステップS10)。
以上のような流れで、勤務者の出退勤登録が行われて、図3に示すように、記憶手段12に記憶されている勤怠管理テーブルに出勤状態又は退勤状態への移行が行われる度に、その出勤状態又は退勤状態への移行が行われたID情報とその登録者とその出勤時刻又は退勤時刻とが書き込まれるように構成されている。
この構成によれば、勤務者は勤怠管理機能を備えたファクシミリ装置1にログイン名やパスワードの入力を行うことなく、RFタグ5を携帯した勤務者が、ファクシミリ装置1の前に立つだけ、あるいは、ファクシミリ装置1の前を通り過ぎるだけで、ファクシミリ装置1の受信手段8で勤務者が携帯するRFタグ5のID情報が受信されてその識別が瞬時に行われることで、退勤状態から出勤状態への移行又は出勤状態から退勤状態への移行が迅速に行われ、利便性が向上する。
次に、前記出勤登録に係る条件についての実施例を幾つか説明する。
まず、前記出勤登録に係る条件の第1実施例について説明する。
この出勤登録に係る条件の第1実施例では、前記制御手段10に、前記記憶手段12内の出退勤状態を退勤状態から出勤状態へと移行させるか否かの時間的な判断基準を記憶する第1基準記憶手段21が設けられており、前記移行手段13は、前記受信手段8で勤務者が携帯するRFタグ5のID情報を受信した場合において、受信したID情報に関連付けて記憶手段12に記憶されている出退勤状態が退勤状態であるとき、この第1基準記憶手段21に記憶されている時間的な判断基準に基づいて前記記憶手段12内の出退勤状態を退勤状態から出勤状態へと移行させるか否かを判断するように構成されている。
この時間的な判断基準は、例えば、時間帯や退勤時刻からの経過時間等として第1基準記憶手段21に設定されており、この時間的な判断基準が時間帯の場合を例に挙げて説明すると、第1基準記憶手段21に出退勤状態を退勤状態から出勤状態へと移行させる時間帯が午前8時から午前9時までの出勤時間帯に設定されていて、この出勤時間帯に、勤務者がファクシミリ装置1の前を通過したとき、あるいは、ファクシミリ装置1の前に立ったときに、受信手段8で勤務者が携帯するRFタグ5のID情報を受信して、記憶手段12内の出退勤状態を自動的に退勤状態から出勤状態へ移行させる。一方、この出勤時間帯以外の時間に、勤務者がファクシミリ装置1の前を通過したとき、あるいは、ファクシミリ装置1の前に立ったときには、受信手段8で勤務者が携帯するRFタグ5のID情報を受信しても、記憶手段12内の出退勤状態が退勤状態から出勤状態へ移行させないように構成されている。
以上のような構成で、出退勤状態を退勤状態から出勤状態へと移行させる時間的な判断基準が満たされていない場合に、勤務者がファクシミリ装置1の前を通過しただけ、あるいは、退勤登録の目的以外でファクシミリ装置1の前に立っただけで、受信手段8で勤務者が携帯するRFタグ5のID情報を受信して、記憶手段12内の出退勤状態が自動的に退勤状態から出勤状態へ移行されるのが防止されて、利便性の向上が図られている。
なお、この第1基準記憶手段21に設定記憶している時間的な判断基準は、昼勤・夜勤のある勤務先等では、勤務者が携帯するRFタグ5のID情報に関連付けて勤務者毎に設定することもできる。
次に、前記出勤登録に係る条件の第2実施例について説明する。
この出勤登録に係る条件の第2実施例では、前記制御手段10に、前記受信手段8で勤務者が携帯するRFタグ5のID情報を受信した場合において、受信したID情報に関連付けて記憶手段12に記憶されている出退勤状態が退勤状態であるとき、出退勤状態を退勤状態から出勤状態に移行させるか否かの入力を受け付ける出勤確認動作を実行する確認手段が設けられており、前記移行手段13は、勤務者によって操作手段6に設けられた所定の操作キーが操作されて出勤確認動作に対して出退勤状態を退勤状態から出勤状態に移行させる旨が入力された場合、記憶手段12内の出退勤状態を退勤状態から出勤状態へと移行させるように構成されている。
前記出退勤状態を退勤状態から出勤状態に移行させるか否かの入力を受け付ける出勤確認動作を実行する確認手段は、例えば、前記表示手段60で出退勤状態を退勤状態から出勤状態に移行させるか否かの問い合わせメッセージが表示されたり、ファクシミリ装置1のスピーカーから音声で出退勤状態を退勤状態から出勤状態に移行させるか否かの問い合わせメッセージが報知されるように構成されて、この報知手段としての表示手段60やファクシミリ装置1のスピーカーからの問い合わせメッセージに対して、勤務者が操作手段6上の所定の操作キーを操作して出退勤状態を退勤状態から出勤状態に移行させる旨を入力すると、記憶手段12内の出退勤状態が退勤状態から出勤状態へ移行されるように構成されている。
この構成によれば、ただ単に勤務者がファクシミリ装置1の前を通過しただけ、あるいは、出勤登録の目的以外でファクシミリ装置1の前に立っただけでは、記憶手段12内の出退勤状態が退勤状態から出勤状態へ移行されず、このときに勤務者が操作手段6上の所定の操作キーを操作することで、はじめて記憶手段12内の出退勤状態が退勤状態から出勤状態へと移行される。
以上のような構成で、ただ単に勤務者がファクシミリ装置1の前を通過しただけ、あるいは、出勤登録の目的以外でファクシミリ装置1の前に立っただけで、勤務者が意図しないのに記憶手段12内の出退勤状態が退勤状態から出勤状態へ勝手に移行されるのが防止されており、利便性の向上が図られている。
次に、前記出勤登録に係る条件の第3実施例について説明する。
この出勤登録に係る条件の第3実施例では、前記制御手段10に、前記受信手段8で勤務者が携帯するRFタグ5のID情報を受信した場合において、受信したID情報に関連付けて記憶手段12に記憶されている出退勤状態が退勤状態であるとき、出退勤状態を退勤状態から出勤状態に移行させるか否かの入力を受け付ける出勤確認動作を実行する確認手段と、前記確認手段による出勤確認動作を実行するか否かの時間的な判断基準を記憶する第2基準記憶手段22と、が設けられており、前記確認手段は、前記受信手段8で勤務者が携帯するRFタグ5のID情報を受信した場合において、受信したID情報に関連付けて記憶手段12に記憶されている出退勤状態が退勤状態であるとき、第2基準記憶手段22に記憶されている判断基準に基づいて前記出勤確認動作を実行するか否かを判断するように構成されている。
前記出退勤状態を退勤状態から出勤状態に移行させるか否かの入力を受け付ける出勤確認動作を実行する確認手段は、例えば、前記表示手段60で出退勤状態を退勤状態から出勤状態に移行させるか否かの問い合わせメッセージが表示されたり、ファクシミリ装置1のスピーカーから音声で出退勤状態を退勤状態から出勤状態に移行させるか否かの問い合わせメッセージが報知されるように構成されている。
この構成によれば、第2基準記憶手段22に記憶設定された時間的な判断基準が満たされていない場合には、例えば、出勤確認動作を実行する時間帯が朝の出勤時間帯に設定されていて、その出勤時間帯以外の時間の場合には、勤務者がファクシミリ装置1の前を通過しただけ、あるいは、出勤登録の目的以外でファクシミリ装置1の前に立っただけで、受信手段8で勤務者が携帯するRFタグ5のID情報を受信しても、確認手段による出勤確認動作が実行されず、ファクシミリ装置1の前を通過しただけ、あるいは、出勤登録の目的以外でファクシミリ装置1の前に立っただけの勤務者にとって、いちいち確認手段による出勤確認動作に応対する操作が省かれて、利便性が向上する。
なお、この第2基準記憶手段22に設定記憶している時間的な判断基準は、昼勤・夜勤のある勤務先等では、勤務者が携帯するRFタグ5のID情報に関連付けて勤務者毎に設定することもできる。
次に、前記退勤登録に係る条件についての実施例を幾つか説明する。
まず、前記退勤登録に係る条件の第1実施例について説明する。
この退勤登録に係る条件の第1実施例では、前記制御手段10に、前記記憶手段12内の出退勤状態を出勤状態から退勤状態へと移行させるか否かの時間的な判断基準を記憶する第3基準記憶手段23が設けられており、前記移行手段13は、前記受信手段8で勤務者が携帯するRFタグ5のID情報を受信した場合において、受信したID情報に関連付けて記憶手段12に記憶されている出退勤状態が出勤状態であるとき、この第3基準記憶手段23に記憶されている判断基準に基づいて前記記憶手段12内の出退勤状態を出勤状態から退勤状態へと移行させるか否かを判断するように構成されている。
この時間的な判断基準は、例えば、時間帯や出勤時刻からの経過時間等として第3基準記憶手段23に設定されており、この時間的な判断基準が時間帯の場合を例に挙げて説明すると、第3基準記憶手段23に出退勤状態を出勤状態から退勤状態へと移行させる時間帯が午後5時から午前0時までの退勤時間帯に設定されていて、この退勤時間帯に、勤務者がファクシミリ装置1の前を通過したとき、あるいは、ファクシミリ装置1の前に立ったときに、受信手段8で勤務者が携帯するRFタグ5のID情報を受信して、記憶手段12内の出退勤状態を自動的に出勤状態から退勤状態へ移行させる。一方、この退勤時間帯以外の時間に、勤務者がファクシミリ装置1の前を通過したとき、あるいは、ファクシミリ装置1の前に立ったときには、受信手段8で勤務者が携帯するRFタグ5のID情報を受信しても、記憶手段12内の出退勤状態が出勤状態から退勤状態へ移行させないように構成されている。
以上のような構成で、出退勤状態を出勤状態から退勤状態へと移行させる時間的な判断基準が満たされていない場合に、勤務者がファクシミリ装置1の前を通過しただけ、あるいは、退勤登録の目的以外でファクシミリ装置1の前に立っただけで、受信手段8で勤務者が携帯するRFタグ5のID情報を受信して、記憶手段12内の出退勤状態が自動的に出勤状態から退勤状態へ移行されるのが防止されて、利便性の向上が図られている。
なお、この第3基準記憶手段23に設定記憶している時間的な判断基準は、昼勤・夜勤のある勤務先等では、勤務者が携帯するRFタグ5のID情報に関連付けて勤務者毎に設定することもできる。
次に、前記退勤登録に係る条件の第2実施例について説明する。
この退勤登録に係る条件の第2実施例では、前記制御手段10に、前記受信手段8で勤務者が携帯するRFタグ5のID情報を受信した場合において、受信したID情報に関連付けて記憶手段12に記憶されている出退勤状態が出勤状態であるとき、出退勤状態を出勤状態から退勤状態に移行させるか否かの入力を受け付ける退勤確認動作を実行する確認手段が設けられており、前記移行手段13は、勤務者によって操作手段6に設けられた所定の操作キーが操作されて退勤確認動作に対して出退勤状態を出勤状態から退勤状態に移行させる旨が入力された場合、記憶手段12内の出退勤状態を出勤状態から退勤状態へと移行させるように構成されている。
前記出退勤状態を出勤状態から退勤状態に移行させるか否かの入力を受け付ける退勤確認動作を実行する確認手段は、例えば、前記表示手段60で出退勤状態を出勤状態から退勤状態に移行させるか否かの問い合わせメッセージが表示されたり、ファクシミリ装置1のスピーカーから音声で出退勤状態を出勤状態から退勤状態に移行させるか否かの問い合わせメッセージが報知されるように構成されて、この報知手段としての表示手段60やファクシミリ装置1のスピーカーからの問い合わせメッセージに対して、勤務者が操作手段6上の所定の操作キーを操作して出退勤状態を出勤状態から退勤状態に移行させる旨を入力すると、記憶手段12内の出退勤状態が出勤状態から退勤状態へ移行されるように構成されている。
この構成によれば、ただ単に勤務者がファクシミリ装置1の前を通過しただけ、あるいは、退勤登録の目的以外でファクシミリ装置1の前に立っただけでは、記憶手段12内の出退勤状態が出勤状態から退勤状態へ移行されず、このときに勤務者が操作手段6上の所定の操作キーを操作することで、はじめて記憶手段12内の出退勤状態が出勤状態から退勤状態へと移行される。
以上のような構成で、ただ単に勤務者がファクシミリ装置1の前を通過しただけ、あるいは、退勤登録の目的以外でファクシミリ装置1の前に立っただけで、勤務者が意図しないのに記憶手段12内の出退勤状態が出勤状態から退勤状態へ勝手に移行されるのが防止されており、利便性の向上が図られている。
次に、前記退勤登録に係る条件の第3実施例について説明する。
この退勤登録に係る条件の第3実施例では、前記制御手段10に、前記受信手段8で勤務者が携帯するRFタグ5のID情報を受信した場合において、受信したID情報に関連付けて記憶手段12に記憶されている出退勤状態が出勤状態であるとき、出退勤状態を出勤状態から退勤状態に移行させるか否かの入力を受け付ける退勤確認動作を実行する確認手段と、前記確認手段による退勤確認動作を実行するか否かの時間的な判断基準を記憶する第4基準記憶手段24と、が設けられており、前記確認手段は、前記受信手段8で勤務者が携帯するRFタグ5のID情報を受信した場合において、受信したID情報に関連付けて記憶手段12に記憶されている出退勤状態が出勤状態であるとき、第4基準記憶手段24に記憶されている判断基準に基づいて前記退勤確認動作を実行するか否かを判断するように構成されている。
前記出退勤状態を出勤状態から退勤状態に移行させるか否かの入力を受け付ける退勤確認動作を実行する確認手段は、例えば、前記表示手段60で出退勤状態を出勤状態から退勤状態に移行させるか否かの問い合わせメッセージが表示されたり、ファクシミリ装置1のスピーカーから音声で出退勤状態を出勤状態から退勤状態に移行させるか否かの問い合わせメッセージが報知されるように構成されている。
この構成によれば、第4基準記憶手段24に記憶設定された時間的な判断基準が満たされていない場合には、例えば、退勤確認動作を実行する時間帯が夕方から夜にかけての退勤時間帯に設定されていて、その退勤時間帯以外の時間の場合には、勤務者がファクシミリ装置1の前を通過しただけ、あるいは、退勤登録の目的以外でファクシミリ装置1の前に立っただけで、受信手段8で勤務者が携帯するRFタグ5のID情報を受信しても、確認手段による退勤確認動作が実行されず、ファクシミリ装置1の前を通過しただけ、あるいは、出勤登録の目的以外でファクシミリ装置1の前に立っただけの勤務者にとって、いちいち確認手段による退勤確認動作に応対する操作が省かれて、利便性が向上する。
なお、この第4基準記憶手段24に設定記憶している時間的な判断基準は、昼勤・夜勤のある勤務先等では、勤務者が携帯するRFタグ5のID情報に関連付けて勤務者毎に設定することもできる。
次に、退勤登録を行おうとする複数の勤務者がファクシミリ装置1本体に接近した場合について2つの実施例を説明する。
まず、退勤登録を行おうとする複数の勤務者がファクシミリ装置1本体に接近した場合に、この複数の勤務者の退勤登録を個別に行う実施例から説明する。
この実施例では、前記制御手段10に、前記受信手段8で複数のID情報を受信した場合において、受信した複数のID情報に関連付けて記憶手段12に記憶されている出退勤状態が出勤状態であるとき、出退勤状態を出勤状態から退勤状態に移行させるか否かの入力をID情報毎個別に受け付ける退勤確認動作を実行する確認手段が設けられており、前記移行手段13は、退勤確認動作に対して出退勤状態を出勤状態から退勤状態に移行させる旨が入力された場合、移行させる旨が入力されたID情報について記憶手段12内の出退勤状態を出勤状態から退勤状態へと移行させるように構成されている。
前記受信手段8で複数のID情報を受信した場合には、受信手段8で複数のID情報を同時又は略同時に受信した場合のほか、受信手段8で最初のID情報を受信したときから確認手段により退勤確認動作が実行(操作手段6上の所定の操作キーが操作)されるまでの時間内に受信手段8で複数のID情報を受信した場合を含むものとする。
なお、厳密に言えば、受信アンテナ等で構成される受信手段8が複数ある場合は、同時に複数の勤務者(ただし、受信手段8の配設数以下の人数とする)がファクシミリ装置1に接近したときに、この複数の受信手段8で同時に複数の勤務者のID情報を受信することはできるが、受信アンテナ等で構成される受信手段8が一つしかない場合は、同時に複数の勤務者がファクシミリ装置1に接近したときに、一つの受信手段8では複数の勤務者のID情報を同時に受信することはできず、極微小時間内(略同時)に受信することとなる。
前記出退勤状態を出勤状態から退勤状態に移行させるか否かの入力をID情報毎個別に受け付ける退勤確認動作を実行する確認手段は、例えば、図4に示すように、前記表示手段60上に前記受信手段8で受信した複数のID情報とそのID情報の登録者(勤務者)の出退勤状態が表示されて、表示手段60上にこの各勤務者の出退勤状態を出勤状態から退勤状態に移行させるか否かの問い合わせメッセージが表示されたり、ファクシミリ装置1のスピーカーから音声でこの各勤務者の出退勤状態を出勤状態から退勤状態に移行させるか否かの問い合わせメッセージが報知されるように構成され、この報知手段としての表示手段60やファクシミリ装置1のスピーカーからの問い合わせメッセージに対して、勤務者(ID情報)毎個別に出退勤状態の退勤状態への移行が受け付けられる。
そして、この表示手段60上に表示されている複数の勤務者の中からその代表者が操作手段6上の所定の操作キーを操作して表示手段60上の複数の勤務者の中にたまたまファクシミリ装置1の前を通り過ぎるなどして退勤する意図のない勤務者が含まれているときはその勤務者を除いて今回退勤する勤務者のみ、一人一人その出退勤状態を出勤状態から退勤状態へ移行させていく。
このような構成で、ファクシミリ装置1の受信手段8で複数のID情報を受信した場合、この複数のID情報の登録者である勤務者が一人ずつ順番に退勤登録を行わなくとも、この複数のID情報の登録者である勤務者の中から一人代表者が出て、今回退勤する人の出退勤状態を退勤状態へ移行させることができ、スムーズに退勤登録を行うことができるとともに、この複数の勤務者の中にたまたまファクシミリ装置1の前を通り過ぎるなどして退勤する意図のない勤務者が含まれているときはその勤務者を除いて今回退勤する勤務者だけを確実に退勤登録することができる。
次に、退勤登録を行おうとする複数の勤務者がファクシミリ装置1本体に接近した場合に、この複数の勤務者の退勤登録を一括して行う実施例について説明する。
この実施例では、前記制御手段10に、前記受信手段8で複数のID情報を受信した場合において、受信した複数のID情報に関連付けて記憶手段12に記憶されている出退勤状態が出勤状態であるとき、複数のID情報の出退勤状態を出勤状態から退勤状態に一括して移行させるか否かの入力を受け付ける退勤確認動作を実行する確認手段が設けられており、前記移行手段13は、退勤確認動作に対して出退勤状態を出勤状態から退勤状態に一括して移行させる旨が入力された場合、記憶手段12における複数のID情報の出退勤状態を一括して出勤状態から退勤状態へと移行させるように構成されている。
前記受信手段8で複数のID情報を受信した場合については、前記実施例と同様であり、受信手段8で複数のID情報を同時又は略同時に受信した場合のほか、受信手段8で最初のID情報を受信したときから確認手段により退勤確認動作が実行(操作手段6上の所定の操作キーが操作)されるまでの時間内に受信手段8で複数のID情報を受信した場合を含むものとする。
前記複数のID情報の出退勤状態を出勤状態から退勤状態に一括して移行させるか否かの入力を受け付ける退勤確認動作を実行する確認手段は、例えば、図4に示すように、前記表示手段60上に前記受信手段8で受信した複数のID情報とそのID情報の登録者(勤務者)の出退勤状態が表示されて、表示手段60上にこの複数の勤務者の出退勤状態を出勤状態から退勤状態に一括して移行させるか否かの問い合わせメッセージが表示されたり、ファクシミリ装置1のスピーカーから音声でこの複数の勤務者の出退勤状態を出勤状態から退勤状態に一括して移行させるか否かの問い合わせメッセージが報知されるように構成され、この報知手段としての表示手段60やファクシミリ装置1のスピーカーからの問い合わせメッセージに対して、この複数の勤務者の出退勤状態の退勤状態への一括しての移行が受け付けられる。
そして、この表示手段60上に表示されている複数の勤務者の中からその代表者が操作手段6上の所定の操作キーを操作して表示手段60上の複数の勤務者の出退勤状態を出勤状態から退勤状態へ一括して移行させる。
このような構成で、ファクシミリ装置1の受信手段8で複数のID情報を受信した場合、この複数のID情報の登録者である勤務者が一人ずつ順番に退勤登録を行わなくとも、この複数のID情報の登録者である勤務者の中から一人代表者が出て、この複数の勤務者の出退勤状態を退勤状態へ一括して移行させることができ、迅速且つスムーズに退勤登録を行うことができる。
以上、退勤登録を行おうとする複数の勤務者がファクシミリ装置1本体に接近した場合についての2つの実施例を説明したが、これらの実施例には次のように時間的な動作制限を付設することもできる。
この構成の場合、前記制御手段10に、前記退勤確認動作を実行するか否かの時間的な判断基準を記憶する第5基準記憶手段25が設けられ、前記確認手段は、前記受信手段8で複数のID情報を受信した場合において、受信した複数のID情報に関連付けて記憶手段12に記憶されている出退勤状態が出勤状態であるとき、第5基準記憶手段25に記憶されている判断基準に基づいて前記退勤確認勤作を実行するか否かを判断するように構成される。
この構成によれば、第5基準記憶手段25に記憶設定された時間的な判断基準が満たされていない場合には、例えば、退勤確認動作を実行する時間帯が夕方から夜にかけての退勤時間帯に設定されていて、その退勤時間帯以外の時間の場合には、勤務者がファクシミリ装置1の前を通過しただけ、あるいは、退勤登録の目的以外でファクシミリ装置1の前に立っただけで、受信手段8で勤務者が携帯するRFタグ5のID情報を受信しても、確認手段による退勤確認動作が実行されず、ファクシミリ装置1の前を通過しただけ、あるいは、出勤登録の目的以外でファクシミリ装置1の前に立っただけの勤務者にとって、いちいち確認手段による退勤確認動作に応対する操作が省かれて、利便性が向上する。
なお、この第5基準記憶手段25に設定記憶している時間的な判断基準は、昼勤・夜勤のある勤務先等では、勤務者が携帯するRFタグ5のID情報に関連付けて勤務者毎に設定することもできる。
さらに、前記退勤確認動作を実行する確認手段を備えたファクシミリ装置1においては、次のように構成することもできる。
この構成では、前記確認手段は、前記受信手段8でID情報を受信した場合において、受信したID情報に関連付けて記憶手段12に記憶されている出退勤状態が出勤状態であり、そのID情報を第1の所定時間継続して受信するという第1の条件と、第2の所定時間内にファクシミリ装置1に対する勤務者のアクションが無いという第2の条件の両方の条件が満たされた場合、あるいは、何れか一方の条件が満たされた場合に、前記退勤確認動作を実行するように構成される。
なお、この第1の所定時間、第2の所定時間は、制御手段10に内蔵されているタイマーで計測されており、この第1の所定時間と第2の所定時間とは同じ時間でも異なる時間でもよく、第1の条件と第2の条件の両方の条件が満たされた場合に退勤確認動作が実行されるように構成する場合には、第1の所定時間と第2の所定時間とは同じ時間に設定される。
第1の条件について説明すると、この第1の条件では、ただ単にファクシミリ装置1の前を通り過ぎるなどの勤務者に対しては、退勤確認動作が実行されず、RFタグ5を携帯する勤務者がファクシミリ装置1に近づいて、ファクシミリ装置1の受信手段8でRFタグ5のID情報を受信したときから継続して第1の所定時間が経過した後に、退勤確認動作が実行されるように構成されている。
また、ファクシミリ装置1の前に立つ人は、退勤登録の目的以外に、ファクシミリ装置1を操作する人や、メンテナンスを行う人などもいることから、前記第2の条件では、RFタグ5を携帯する勤務者がファクシミリ装置1に接近して、ファクシミリ装置1の受信手段8でRFタグ5のID情報を受信したときから第2の所定時間が計測されて、この第2の所定時間内に、操作手段6に対する操作入力などファクシミリ装置1に対する勤務者のアクションが無いときに、退勤確認動作が実行されるように構成されている。
この勤務者のアクションは、例えば、操作手段6に対する操作入力、ジャムアクセスカバー等のカバー開閉動作、ファクシミリ装置1本体に着脱自在な給紙カセットの開閉動作、SDF又は読取載置台のプラテンガラス上への原稿のセット動作、トナーカートリッジ等の消耗品の交換動作や、給紙カセットへの用紙の補給動作等であり、勤務者がこれらのアクションを目的にファクシミリ装置1に近づいた場合に、いきなり退勤確認動作が実行されず、第2の所定時間が経過した後も、これらのアクションがない場合に、退勤確認動作が実行されるように構成されている。
以上のような構成で、第1の条件によりファクシミリ装置1の受信手段8で勤務者が携帯するRFタグ5のID情報を第1の所定時間継続して受信したときに退勤確認動作が実行されるように構成することで、ただ単にファクシミリ装置1の前を通り過ぎただけの勤務者に対して退勤確認動作が実行されるが防止され、第2の条件により第2の所定時間内に通信端末装置に対する勤務者のアクションが無いときに退勤確認動作が実行されるように構成することで、退勤登録の目的以外でファクシミリ装置1の前に立つ勤務者に対して退勤確認動作が実行されないようにして、利便性の向上が図られている。
以上、出勤登録に係る条件と退勤登録に係る条件について幾つかの実施例を説明したが、このファクシミリ装置1は、万が一、勤務者がRFタグ5を忘れたり紛失するなどして携帯していない場合にも、手動操作により出勤登録又は退勤登録を行うことができるようにも構成されて、利便性の向上が図られている。
この場合、操作手段6の所定の操作キーを操作して、表示手段60上に出勤登録画面(又は退勤登録画面)を呼び出し、操作手段6のテンキーなどの操作によって自身の持つID情報を入力し、自身の持つID情報を覚えていない場合は、ID情報に関連付けて登録された自身の名前を入力する。この入力されたID情報又は名前が記憶手段12内にあれば、表示手段60上に出勤登録(又は退勤登録)を確認するメッセージが表示されて(あるいはファクシミリ装置1のスピーカーにより音声メッセージで報知されて)、操作手段6の所定の操作キーを操作することで、出勤登録(又は退勤登録)が確定される。
次に、ファクシミリ装置1による勤務実績管理について説明する。
ファクシミリ装置1の制御手段10は、ID情報毎に出退勤状態の履歴情報を記憶する履歴記憶手段16と、出力要求を受け付ける受付手段17と、受付手段17で出力要求を受け付けた場合、履歴記憶手段16から履歴情報を読み出して勤務実績情報を生成し、該勤務実績情報を出力する出力手段18と、を備えて、次のように構成されている。
前記受付手段17では、操作手段6への操作入力、又は、パソコンなどの装置での遠隔操作によりネットワークを介しての外部からの入力によって出力要求が受け付けられ、あるいは、制御手段10に内蔵されている時計機能により予め設定された日時等が計測されたときに自動的に出力要求が受け付けられるように構成されている。
前記勤務実績情報は所定期間内(例えば、1ヶ月間)のもので、前記出力手段18は、履歴記憶手段16から読み出された履歴情報に基づいてID情報毎の時間内労働時間及び/又は時間外労働時間(残業時間)を算出し、ID情報毎に時間内労働時間及び/又は時間外労働時間を示す勤務実績情報を生成する。
また、前記出力手段18による勤務実績情報の出力は、画像記録手段4への出力のほか、ファクシミリ装置1の表示手段60又はファクシミリ装置1と通信接続されるパソコンのディスプレイ等の表示手段への出力、ネットワークを介しての外部装置への出力(例えば、パソコン等の外部装置へのメール送信)を含むものとする。
出力手段18により勤務実績情報が画像記録手段4へ出力された場合は、該勤務実績情報は画像記録手段4で記録紙に記録されて、プリントアウト出力される。
以上のような構成で、勤務実績情報が作成されて、この勤務実績情報は画像記録手段4で記録紙上に記録してプリント出力したり、パソコンのディスプレイ等の表示手段上に表示させるなどして、勤務者を管理する管理者は、この勤務実績情報に基づき、勤務者の勤務実績を簡単に把握することができ、利便性が向上する。
勤怠管理機能を備えたファクシミリ装置1の制御構成を示すブロック図。 出退勤登録までの流れを示すフローチャート。 記憶手段12にID情報に関連付けて記憶された勤務者の出退勤状態を示す図。 表示手段60上で複数の勤務者の出退勤状態が表示された状態を示す図。
符号の説明
1 ファクシミリ装置
5 RFタグ
7 送信手段
8 受信手段
10 制御手段
11 識別手段
12 記憶手段
13 移行手段
14 通知手段
21 第1基準記憶手段
22 第2基準記憶手段
23 第3基準記憶手段
24 第4基準記憶手段
25 第5基準記憶手段

Claims (13)

  1. 外部空間にあるRFタグからID情報を含む無線信号を受信する受信手段と、
    受信手段で受信したID情報を識別する識別手段と、
    ID情報と出退勤状態とを関連付けて記憶するための記憶手段と、
    受信手段でID情報を受信した場合、受信したID情報に関連付けて記憶手段に記憶されている出退勤状態を確認し、必要に応じて記憶手段内の出退勤状態を出勤状態と退勤状態との間で移行させる移行手段と、
    を備えたことを特徴とする通信端末装置。
  2. 前記移行手段による出退勤状態の移行に伴って、出退勤状態が移行した旨を通知する通知手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
  3. 前記移行手段は、前記受信手段でID情報を受信した場合において、受信したID情報に関連付けて記憶手段に記憶されている出退勤状態が退勤状態であるとき、記憶手段内の出退勤状態を退勤状態から出勤状態へと移行させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の通信端末装置。
  4. 前記記憶手段内の出退勤状態を退勤状態から出勤状態へと移行させるか否かの時間的な判断基準を記憶する第1基準記憶手段を備え、
    前記移行手段は、前記受信手段でID情報を受信した場合において、受信したID情報に関連付けて記憶手段に記憶されている出退勤状態が退勤状態であるとき、第1基準記憶手段に記憶されている判断基準に基づいて前記記憶手段内の出退勤状態を退勤状態から出勤状態へと移行させるか否かを判断することを特徴とする請求項3に記載の通信端末装置。
  5. 前記受信手段でID情報を受信した場合において、受信したID情報に関連付けて記憶手段に記憶されている出退勤状態が退勤状態であるとき、出退勤状態を退勤状態から出勤状態に移行させるか否かの入力を受け付ける出勤確認動作を実行する確認手段を備え、
    前記移行手段は、出勤確認動作に対して出退勤状態を退勤状態から出勤状態に移行させる旨が入力された場合、記憶手段内の出退勤状態を退勤状態から出勤状態へと移行させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の通信端末装置。
  6. 前記出勤確認動作を実行するか否かの時間的な判断基準を記憶する第2基準記憶手段を備え、
    前記確認手段は、前記受信手段でID情報を受信した場合において、受信したID情報に関連付けて記憶手段に記憶されている出退勤状態が退勤状態であるとき、第2基準記憶手段に記憶されている判断基準に基づいて前記出勤確認動作を実行するか否かを判断することを特徴とする請求項5に記載の通信端末装置。
  7. 前記記憶手段内の出退勤状態を出勤状態から退勤状態へと移行させるか否かの時間的な判断基準を記憶する第3基準記憶手段を備え、
    前記移行手段は、前記受信手段でID情報を受信した場合において、受信したID情報に関連付けて記憶手段に記憶されている出退勤状態が出勤状態であるとき、第3基準記憶手段に記憶されている判断基準に基づいて前記記憶手段内の出退勤状態を出勤状態から退勤状態へと移行させるか否かを判断することを特徴とする請求項1から請求項6のうち何れか一項に記載の通信端末装置。
  8. 前記受信手段でID情報を受信した場合において、受信したID情報に関連付けて記憶手段に記憶されている出退勤状態が出勤状態であるとき、出退勤状態を出勤状態から退勤状態に移行させるか否かの入力を受け付ける退勤確認動作を実行する確認手段を備え、
    前記移行手段は、退勤確認動作に対して出退勤状態を出勤状態から退勤状態に移行させる旨が入力された場合、記憶手段内の出退勤状態を出勤状態から退勤状態へと移行させることを特徴とする請求項1から請求項6のうち何れか一項に記載の通信端末装置。
  9. 前記退勤確認動作を実行するか否かの時間的な判断基準を記憶する第4基準記憶手段を備え、
    前記確認手段は、前記受信手段でID情報を受信した場合において、受信したID情報に関連付けて記憶手段に記憶されている出退勤状態が出勤状態であるとき、第4基準記憶手段に記憶されている判断基準に基づいて前記退勤確認勤作を実行するか否かを判断することを特徴とする請求項8に記載の通信端末装置。
  10. 前記受信手段で複数のID情報を受信した場合において、受信した複数のID情報に関連付けて記憶手段に記憶されている出退勤状態が出勤状態であるとき、出退勤状態を出勤状態から退勤状態に移行させるか否かの入力をID情報毎個別に受け付ける退勤確認動作を実行する確認手段を備え、
    前記移行手段は、退勤確認動作に対して出退勤状態を出勤状態から退勤状態に移行させる旨が入力された場合、移行させる旨が入力されたID情報について記憶手段内の出退勤状態を出勤状態から退勤状態へと移行させることを特徴とする請求項8に記載の通信端末装置。
  11. 前記受信手段で複数のID情報を受信した場合において、受信した複数のID情報に関連付けて記憶手段に記憶されている出退勤状態が出勤状態であるとき、複数のID情報の出退勤状態を出勤状態から退勤状態に一括して移行させるか否かの入力を受け付ける退勤確認動作を実行する確認手段を備え、
    前記移行手段は、退勤確認動作に対して出退勤状態を出勤状態から退勤状態に一括して移行させる旨が入力された場合、記憶手段における複数のID情報の出退勤状態を一括して出勤状態から退勤状態へと移行させることを特徴とする請求項10に記載の通信端末装置。
  12. 前記退勤確認動作を実行するか否かの時間的な判断基準を記憶する第5基準記憶手段を備え、
    前記確認手段は、前記受信手段で複数のID情報を受信した場合において、受信した複数のID情報に関連付けて記憶手段に記憶されている出退勤状態が出勤状態であるとき、第5基準記憶手段に記憶されている判断基準に基づいて前記退勤確認勤作を実行するか否かを判断することを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の通信端末装置。
  13. 前記確認手段は、前記受信手段でID情報を受信した場合において、受信したID情報に関連付けて記憶手段に記憶されている出退勤状態が出勤状態であり、そのID情報を第1の所定時間継続して受信したとき、及び/又は、第2の所定時間内に通信端末装置に対するユーザアクションが無いとき、前記退勤確認動作を実行することを特徴とする請求項8から請求項12のうち何れか一項に記載の通信端末装置。
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